JP2512636Y2 - 剣道面の装着用具 - Google Patents

剣道面の装着用具

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JP2512636Y2
JP2512636Y2 JP7366891U JP7366891U JP2512636Y2 JP 2512636 Y2 JP2512636 Y2 JP 2512636Y2 JP 7366891 U JP7366891 U JP 7366891U JP 7366891 U JP7366891 U JP 7366891U JP 2512636 Y2 JP2512636 Y2 JP 2512636Y2
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増好 杉中
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、面に取付けて剣道を行
う際に、面を装着するのに便利な装着用具に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】剣道に使用される面は、図11に示すよ
うに前面に面金1と、後方にこれに連続する面ぶとん2
と、下方に鉛直状に突垂を備えている。上記の面金1
は、環状枠(図示せず)の前方に中央縦方向に、縦桟4
と、この側面を貫通して横方向に数本の横桟5とからな
っている。そして、該面金1は環状枠の後方に、下端部
を除くその周縁に、前記面ぶとん2の端縁を連結して、
その上面を縁革で被覆している。
【0003】面紐3は左右2本あり、それぞれの一端を
面金1の上端部位置に、各連結している。面の装着に際
しては、面を後方より顔面及び頭部に嵌着して、面紐3
で面ぶとん2の上面部を結びつける。面紐3を結びつけ
るには、左右一対の面紐3を、面金1の上端部に連結し
た一端を起点として、それぞれを左右に引張り、後方に
まわして後頭部で交又させた後、前方へまわして面金1
の下端部で、更に後方ヘまわして再び前回の後頭部で、
又前方ヘまわして上端部で各交又させ、次いで後方へま
わして後頭部で結える。
【0004】この作業のうち、再度面金1の上端部で交
又させた面紐3は、このままの状態では剣道稽古中の竹
刀による打撃や接触で、ずれをおこし解けることがしば
しばある。そこでこのずれを防止するための通常手段と
して、面金1の最上段の縦桟4の裏側に、面紐3の先端
を通してくぐらせてから、後方へまわし結えるようにし
ている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記のように、面紐3
による面の装着結びつけは手数がかかり、特に最上段の
縦桟4の裏側をくぐらせる作業は、片手で面を支えなが
ら他手で行わなければならないので、誠に厄介であり、
その上締付けに可成りの力が必要で、初心者や少年たち
にとっては多くの時間を費やし、正しい面の装着は困難
で難題の一つである。
【0006】本出願人は先に考案の名称「剣道面の装着
用具」として、実用新案登録出願(実願平2−4886
7号参照)をしたが、その構成上面紐および締付体等に
尚改良を必要とする点があった。
【0007】本考案は、従来の面の装着におけるこれら
の問題点を解決するものである。即ちその目的とすると
ころは、面の装着に際して、前述の如き面紐3による結
びつけの多くの煩わしさがなく、従来の面に簡単に取付
けができ、面の装着が容易にして、確実にできる装着用
具を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、各々の先端部
に、面金1の上部および下部に取付けるための取付具7
を備えた二股状の、一対の面帯6を設けて、面帯6の各
後部に取付けた締付体9によって締付け固定するように
構成した剣道面の装着用具である。
【0009】上記構成における面帯6は図1に示すよう
にやや幅広の帯状のもので、左右対称形で、各前方は二
股状になり、その先端部に取付具7を備えて、面金1の
上部および下部の横桟5に連結するようになっている。
取付具7とは、図3に示すように帯状の端部を二つに折
り重ねした端縁部7aに、横桟5が嵌入するための丸孔
と割溝部とからなる嵌着孔7bを穿設したものである。
図中の8は掛止ピンである。
【0010】締付体9は、図2、図4、図5に示すよう
に枠体部10と帯体部11とからなり、各後端部10
a、11aを前記面帯6の二股交合部の表面に取付けて
いる。枠体部10には、前端部に上下二個の金枠12を
付設している。帯体部11は、中央長手方向に細溝13
を穿設して、その上下の両側部14を上記の二個の金枠
12にそれぞれ挿通した状態で、折返して前後部を重ね
合わすようになっている。そして帯体部11の前後端部
の表面適所に雄雌の各ベルクロ(面接着ファスナー)1
5を付設している。
【0011】図中の16は帯体部11の先端部に突設し
た剥離防止用の折込片である。締付体9は必ずしも上記
の如く、二個の金枠12と、これに挿通する二条の帯体
部11に限るものではなく一個の金枠とこれに対する一
条の帯体部11であってもよい。
【0012】図8に示す締付体9は、左右一対の帯体部
11の各後端部11aを面帯6の後部に取付け、互いに
重合せできるようにし、そして各帯体部11の前部の表
面適所に雄雌のベルクロ15をそれぞれ付設している。
尚一方の帯体部11を長手方向中央部に切割を穿設して
二条の帯体としてもよい。
【0013】締付体9による締付けは面の後部で行わ
れ、その際帯体部11が後頭部の曲面に沿って無理なく
当接することが必要である。ところが図6に示すよう
に、後頭部Hが球面状であり、その突出曲面部の下方で
傾斜して当接するので、上部と下部との曲率半径に差が
生じる。そのため、枠体部10と帯体部11との取付け
が平行状態であると、当接部の下方に隙間ができ緩みが
生じて誠に不都合である。
【0014】そこでこれを解決する密接条件としては、
図7に示すように枠体部10と帯体部11との各取付け
を平行より下方をすぼみ状にして、しかも帯体部11が
枠体部10の金枠12に垂直状に挿通せしめるために、
帯体部11の長手方向の上下両側辺が、上記両者の傾斜
取付け線の延長交点0を中心とする円弧状でなければな
らないことである。本考案の締付体9における枠体部1
0および帯体部11は上記の密接条件を兼ね備えたもの
である。尚、帯体部11が後頭部Hに密接させるために
弾力材を用いることも効果的である。
【0015】
【作用】面帯6は図1に示すように、二股の各先端部に
設けた取付具7によって、面金1の上部および下部の横
桟5の側端部に取付ける。上記取付具7は、図3に示す
ように帯状の端縁部7aに穿設した嵌着孔7bの細溝部
を外方に押しひろげ、横桟5を挿通させて丸孔部に嵌着
させて後、面金1の裏面より端縁部7aの折重ね部の間
隙に掛止ピン8を挿入して取付ける。
【0016】面帯6の後端部における締付けは図4、図
5に示すように、各面帯6の後部に取付けた締付体9に
よって行われる。即ち、面の内部に顔面および頭部を押
し当てながら金枠12に挿通した状態の帯体部11の前
端部を引き出すと、面帯6は互いに内方に引き寄せられ
て、面ぶとん2の内面がしっかりと頭部、顔面に押圧さ
れる。
【0017】然る後帯体部11の引き出し部を折り返
し、付設した各ベルクロ15を互いに接着させて固定す
る。更に稽古中の打突や接触等でベルクロ15が剥離し
ないように、折込片16を後頭部と帯体部11との隙間
に上下方向から差込んで止着する。
【0018】本構成における締付体9の締付けは、枠体
部10の二個の金枠12と、それに挿通した二条の両側
部14を備えた帯体部11によって行われるので、細溝
13による上下両側部14の融通性で締付けに無理がな
く、その上前記後頭部の密接条件を兼ね備えているの
で、誠に有効的である。又、金枠12に挿通している帯
体部11の二条の上下両側部14が、その先端部で連続
しているので、面の着脱時に、帯体部11が金枠12よ
り離脱することがなく都合がよい。
【0019】図8に示す左右一対の帯体部11の重合せ
構成による締付体9は、面の装着の際には、面を顔面、
頭部に嵌着後、左右双方の帯体部11を互いに内方に引
張り、面帯6を引き寄せながら重ね合わせ、それぞれの
ベルクロ15で接着して固定する。尚一方の帯体部11
に切割を設けて二条の帯体にしたものは、各一条づつ交
互に繰り返して締付け接着ができる利点がある。
【0020】
【実施例】図9に示す掛止具17は、上記のものと異な
り、締付体9における枠体部10と帯体部11のベルク
ロ15の接着固定時の剥離防止具で、帯片17aの両端
部に雄雌のホック17bを設けて、中間部を帯体部11
の前端部に直角状に取付けている。締付体9のベルクロ
15による固定後帯体部11の重ね合せ上面を帯片17
aで押え付けてホック17bで掛止めするものである。
【0021】また、締付体9の締付後の固定は、ベルク
ロ15の他に鉤具18によるものがある。即ち図10に
示すように、帯体部11を締付けた後、鉤具18を帯体
部11の上面に設けた被掛止部19に掛止して固定する
ものである。本構成による場合も、鉤具18の長さが調
整でき固定も比較的容易である。尚この他、固定の構成
としては、ホック方式、バンドの止金方式等種々のもの
が考えられる。
【0022】
【考案の効果】イ 本考案の装着用具は、構成が簡単で
あり、従来より使用されている面に取付けが容易にでき
る。従来の面に使用されている面紐を取り去り、本考案
の面帯を取付具で面の上部および下部の横桟に連結する
ことによって、容易に取付けができる。
【0023】ロ 面の装着が手早く容易にできる。面の
後方で面帯の下方より頭部を差し入れて面を顔に押し当
てながら、締付体で面帯を引き寄せ、ベルクロで固定す
ることによって装着が完了する。
【0024】ハ 面の装着が確実にできる。二股状の帯
体によって面ぶとんを上面より広い範囲で押圧して顔面
および頭部に密着させることができ、その上締付体によ
る締付けが確実であるので、稽古中の激しい動揺や衝撃
に対しても緩みを生じたり位置ずれを起こすことはな
い。
【0025】ニ 安全性にすぐれている。幅広の締付体
が後頭部に密着しているので、稽古中に隣接者の竹刀の
打突や、或いは転倒による後頭部の衝撃を緩和し、保護
することができる。
【0026】上記のように本考案の装着用具は、従来の
面に取付けが容易にでき、長い紐による装着時の多くの
手数や煩わしさがなく、面の装着が瞬時にして確実にで
きる。しかも安全性にすぐれているので一般剣道家にも
愛用され、特に紐の結び方に不得手な少年剣士や初心者
にとって誠に重宝なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】装着用具の実施例を取付けた剣道面の斜面図で
ある。
【図2】図1に示す剣道面を後方より見た斜面図であ
る。
【図3】取付具の実施例の取付状態を示す切欠き斜面図
である。
【図4】締付体の実施例の取付状態を示す切り欠き斜面
図である。
【図5】締付体の実施例の締付け固定時の斜面図であ
る。
【図6】締付体の後頭部に当接した状態の側面図であ
る。
【図7】図6で示す締付体の密着条件の説明図である。
【図8】一対の帯体部の重ね合せ構成による締付体の実
施例を取付けた状態の切欠き斜面図である。
【図9】掛止具の実施例の切欠き斜面図である。
【図10】鉤具と被掛止部で掛止する実施例の切欠き斜
面図である。
【図11】従来の剣道面の斜面図である。
【符号の説明】
1−面金 2−面ぶとん 5−横
桟 6−面帯 7−取付具 8−掛
止ピン 9−締付体 10−枠体部 11−帯
体部 12−金枠 13−細溝 14−
上下両側部 15−ベルクロ 16−折込片 17−
掛止具 18−鉤具 19−被掛止部

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】各先端部に、面金1の上部および下部に取
    付けるための取付具7を備えた二股状の、一対の面帯6
    を設けて、面帯6の各後部に取付けた締付体9によって
    締付け固定するように構成した剣道面の装着用具。
  2. 【請求項2】締付体9を前端部に金枠12を取付けた枠
    体部10と、帯体部11とで構成した請求項1に記載の
    剣道面の装着用具。
  3. 【請求項3】締付体9を、枠体部10と、その前端部に
    付設した二個の金枠12に、細溝13の上下両側部14
    を挿通した帯体部11とによって構成した請求項1に記
    載の剣道面の装着用具。
  4. 【請求項4】締付体9を、一対の重合可能な帯体部11
    によって構成した請求項1に記載の剣道面の装着用具。
  5. 【請求項5】締付体9を、帯体部11の前端部に鉤具1
    8を取付けて、帯体部11の上面に設けた被掛止部19
    に掛止して固定するように構成した請求項1に記載の剣
    道面の装着用具。
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