JP2507854B2 - クレ―ンのブ―ム及びその組付方法 - Google Patents
クレ―ンのブ―ム及びその組付方法Info
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- JP2507854B2 JP2507854B2 JP29723292A JP29723292A JP2507854B2 JP 2507854 B2 JP2507854 B2 JP 2507854B2 JP 29723292 A JP29723292 A JP 29723292A JP 29723292 A JP29723292 A JP 29723292A JP 2507854 B2 JP2507854 B2 JP 2507854B2
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- hose
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- crane
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラフテレクレーン等の
クレーンに設けられる伸縮可能な多段式ブーム及びこの
ブームを上記クレーンに組付ける方法に関するものであ
る。
クレーンに設けられる伸縮可能な多段式ブーム及びこの
ブームを上記クレーンに組付ける方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、クレーンに装備される多段式のブ
ームにおいては、その伸縮駆動に油圧等の流体圧伸縮シ
リンダが用いられることがある。図5,6は、上記のよ
うな伸縮シリンダを備えたブームの取付構造の一例を示
したものである。
ームにおいては、その伸縮駆動に油圧等の流体圧伸縮シ
リンダが用いられることがある。図5,6は、上記のよ
うな伸縮シリンダを備えたブームの取付構造の一例を示
したものである。
【0003】図示のブームBは、その基端側から順に6
段のブーム部材B1,B2,B3,B4,B5,B6を
有し、基端部から数えて1段目のブーム部材(この明細
書では以下、基端部から数えてn段目のブーム部材を単
にn段目ブーム部材と称する)B1がクレーン側の旋回
フレーム80に起伏可能に結合されている。具体的に
は、1段目ブーム部材B1の基端部に水平方向(図6左
右方向)のピン挿入筒81が設けられ、このピン挿入筒
81内に図略のブームピンが挿通されるようになってお
り、このブームピンを中心として1段目ブーム部材B1
が旋回フレーム80に回動可能に結合されている。
段のブーム部材B1,B2,B3,B4,B5,B6を
有し、基端部から数えて1段目のブーム部材(この明細
書では以下、基端部から数えてn段目のブーム部材を単
にn段目ブーム部材と称する)B1がクレーン側の旋回
フレーム80に起伏可能に結合されている。具体的に
は、1段目ブーム部材B1の基端部に水平方向(図6左
右方向)のピン挿入筒81が設けられ、このピン挿入筒
81内に図略のブームピンが挿通されるようになってお
り、このブームピンを中心として1段目ブーム部材B1
が旋回フレーム80に回動可能に結合されている。
【0004】ブームB内には2本の油圧式伸縮シリンダ
82,83が収容されている。伸縮シリンダ82は、軸
部82Aを介して1段目ブーム部材B1に連結されると
ともに軸部82Bを介して2段目ブーム部材B2に連結
され、伸縮シリンダ83は、軸部83Aを介して3段目
ブーム部材B3に連結されるとともに軸部83Bを介し
て4段目ブーム部材B4に連結されている。そして、伸
縮シリンダ82の伸縮により1段目ブーム部材B1に対
する2段目ブーム部材B2の伸縮駆動が直接行われ、伸
縮シリンダ83の伸縮により3段目ブーム部材B3に対
する4段目ブーム部材B4の伸縮駆動が直接行われると
ともに、これと連動し、図略のシーブの作用によって、
2段目ブーム部材B2に対する3段目ブーム部材B3の
伸縮駆動、4段目ブーム部材B4に対する5段目ブーム
部材B5の伸縮駆動、及び5段目ブーム部材B5に対す
る6段目ブーム部材B6の伸縮駆動が行われるようにな
っている。
82,83が収容されている。伸縮シリンダ82は、軸
部82Aを介して1段目ブーム部材B1に連結されると
ともに軸部82Bを介して2段目ブーム部材B2に連結
され、伸縮シリンダ83は、軸部83Aを介して3段目
ブーム部材B3に連結されるとともに軸部83Bを介し
て4段目ブーム部材B4に連結されている。そして、伸
縮シリンダ82の伸縮により1段目ブーム部材B1に対
する2段目ブーム部材B2の伸縮駆動が直接行われ、伸
縮シリンダ83の伸縮により3段目ブーム部材B3に対
する4段目ブーム部材B4の伸縮駆動が直接行われると
ともに、これと連動し、図略のシーブの作用によって、
2段目ブーム部材B2に対する3段目ブーム部材B3の
伸縮駆動、4段目ブーム部材B4に対する5段目ブーム
部材B5の伸縮駆動、及び5段目ブーム部材B5に対す
る6段目ブーム部材B6の伸縮駆動が行われるようにな
っている。
【0005】上記伸縮シリンダ82,83には、それぞ
れ、油圧供給用のホース84,85の一端が接続されて
いる。ここで、上記伸縮シリンダ82は、ブームBが伸
縮しても軸方向に移動する必要がないので、上記ホース
84の他端が旋回フレーム80に設置された図略の油圧
源にそのまま接続されているが、上記伸縮シリンダ83
はブームBの伸長に伴ってブームB先端側へ移動する必
要があるので、上記ホース85を適宜繰り出し、巻取る
ための機構が設けられている。具体的には、1段目ブー
ム部材B1の基端部にブラケット88を介してコロ86
が取付けられ、旋回フレーム80にブラケット89(図
6)を介してコロ87が取付けられるとともに、同じく
旋回フレーム80にブラケット91を介して軸92回り
に回転可能にホースリール90が取付けられており、上
記ホース85が上記コロ86,87に掛けられ、かつホ
ースリール90に巻回された状態で図略の油圧源に接続
されている。
れ、油圧供給用のホース84,85の一端が接続されて
いる。ここで、上記伸縮シリンダ82は、ブームBが伸
縮しても軸方向に移動する必要がないので、上記ホース
84の他端が旋回フレーム80に設置された図略の油圧
源にそのまま接続されているが、上記伸縮シリンダ83
はブームBの伸長に伴ってブームB先端側へ移動する必
要があるので、上記ホース85を適宜繰り出し、巻取る
ための機構が設けられている。具体的には、1段目ブー
ム部材B1の基端部にブラケット88を介してコロ86
が取付けられ、旋回フレーム80にブラケット89(図
6)を介してコロ87が取付けられるとともに、同じく
旋回フレーム80にブラケット91を介して軸92回り
に回転可能にホースリール90が取付けられており、上
記ホース85が上記コロ86,87に掛けられ、かつホ
ースリール90に巻回された状態で図略の油圧源に接続
されている。
【0006】このような機構の設置に伴い、旋回フレー
ム80の背板に配管作業用及び点検用の貫通穴80Rが
設けられ、内板にホース85通し用の穴80Iが設けら
れるとともに、旋回フレーム80の底板にホースリール
取付作業用及び点検用の穴80Bが設けられている。
ム80の背板に配管作業用及び点検用の貫通穴80Rが
設けられ、内板にホース85通し用の穴80Iが設けら
れるとともに、旋回フレーム80の底板にホースリール
取付作業用及び点検用の穴80Bが設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構造には次の
ような解決すべき課題がある。
ような解決すべき課題がある。
【0008】A)上記構造において配管を行うには、ま
ずブームBを旋回フレーム80に装着し、その後に旋回
フレーム80内でホース85をとり回し、ホースリール
90に巻回するといった作業を要する。このように狭い
旋回フレーム80内でホース85のとり回し及びホース
リール90への巻回を行う作業や、旋回フレーム80内
にホースリール90を取付ける作業は容易でなく、コス
ト削減の大きな妨げとなる。また、上記配管やホースリ
ール90の保守・点検・交換作業等も複雑となり、その
改善が望まれる。
ずブームBを旋回フレーム80に装着し、その後に旋回
フレーム80内でホース85をとり回し、ホースリール
90に巻回するといった作業を要する。このように狭い
旋回フレーム80内でホース85のとり回し及びホース
リール90への巻回を行う作業や、旋回フレーム80内
にホースリール90を取付ける作業は容易でなく、コス
ト削減の大きな妨げとなる。また、上記配管やホースリ
ール90の保守・点検・交換作業等も複雑となり、その
改善が望まれる。
【0009】B)上記構造では、ホースリール90の取
付・交換やホース85のとり回しのために旋回フレーム
80に穴80Bや穴80Iを貫設しなければならず、こ
れにより旋回フレーム80の剛性が著しく低下する。従
って、旋回フレーム80の十分な剛性を確保するにはフ
レーム肉厚を大幅に増大させなければならず、軽量化の
妨げとなる。
付・交換やホース85のとり回しのために旋回フレーム
80に穴80Bや穴80Iを貫設しなければならず、こ
れにより旋回フレーム80の剛性が著しく低下する。従
って、旋回フレーム80の十分な剛性を確保するにはフ
レーム肉厚を大幅に増大させなければならず、軽量化の
妨げとなる。
【0010】本発明は、上記課題を解決することができ
るクレーンのブームを提供することを目的とする。
るクレーンのブームを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数段のブー
ム部材からなり、特定のブーム部材とこのブーム部材と
異なるブーム部材とに連結される流体圧伸縮シリンダを
収容し、クレーンの旋回フレームに起伏可能に結合され
るブームにおいて、上記伸縮シリンダに流体圧供給用の
ホースを接続するとともに、ブーム基端部のブーム部材
の上面に上記ホースが巻回されるホースリールを取付け
たものである(請求項1)。
ム部材からなり、特定のブーム部材とこのブーム部材と
異なるブーム部材とに連結される流体圧伸縮シリンダを
収容し、クレーンの旋回フレームに起伏可能に結合され
るブームにおいて、上記伸縮シリンダに流体圧供給用の
ホースを接続するとともに、ブーム基端部のブーム部材
の上面に上記ホースが巻回されるホースリールを取付け
たものである(請求項1)。
【0012】また本発明は、上記ブームをクレーンに組
付ける方法であって、上記流体圧伸縮シリンダに流体圧
供給用のホースを接続するとともにこのホースが巻回さ
れるホースリールを上記ブーム基端部のブーム部材の上
面に取付け、その後にブーム基端部を上記クレーンの旋
回フレームに起伏可能に結合するものである(請求項
2)。
付ける方法であって、上記流体圧伸縮シリンダに流体圧
供給用のホースを接続するとともにこのホースが巻回さ
れるホースリールを上記ブーム基端部のブーム部材の上
面に取付け、その後にブーム基端部を上記クレーンの旋
回フレームに起伏可能に結合するものである(請求項
2)。
【0013】
【作用】上記構成では、ブームの基端部上面にホースリ
ールが配されるので、このホースリールの取付作業及び
このホースリールへのホースの巻回作業を、上記ブーム
がクレーンの旋回フレームに装着される前の時点で容易
に行うことができる。また、旋回フレームには上記ホー
スリールからのホースのとり回しのための穴やホースリ
ール自体の取付・点検・交換等のための穴を設ける必要
がなくなる。
ールが配されるので、このホースリールの取付作業及び
このホースリールへのホースの巻回作業を、上記ブーム
がクレーンの旋回フレームに装着される前の時点で容易
に行うことができる。また、旋回フレームには上記ホー
スリールからのホースのとり回しのための穴やホースリ
ール自体の取付・点検・交換等のための穴を設ける必要
がなくなる。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例を図1〜図4に基づいて説
明する。
明する。
【0015】図4に示すホイールクレーン10は、地盤
上を走行する下部走行体12を備え、この下部走行体1
2は、下部フレーム14や、これを支持するホイール1
6等を備えている。そして、上記下部フレーム14の略
中央位置にターンテーブル18を介して旋回可能に旋回
フレーム20が設置され、この旋回フレーム20に水平
方向のブームピン22を中心として回動可能に(すなわ
ち起伏可能に)ブームBが装着されている。
上を走行する下部走行体12を備え、この下部走行体1
2は、下部フレーム14や、これを支持するホイール1
6等を備えている。そして、上記下部フレーム14の略
中央位置にターンテーブル18を介して旋回可能に旋回
フレーム20が設置され、この旋回フレーム20に水平
方向のブームピン22を中心として回動可能に(すなわ
ち起伏可能に)ブームBが装着されている。
【0016】このブームBは、その基端側から順に6段
のブーム部材B1,B2,B3,B4,B5,B6を有
し、1段目ブーム部材B1の基端部上面に略三角形状の
ピン装着部21が設けられるとともに、その頂点付近に
上記ブームピンが挿通されるピン挿入筒23が設けられ
ている。
のブーム部材B1,B2,B3,B4,B5,B6を有
し、1段目ブーム部材B1の基端部上面に略三角形状の
ピン装着部21が設けられるとともに、その頂点付近に
上記ブームピンが挿通されるピン挿入筒23が設けられ
ている。
【0017】ブームB内には2本の油圧式伸縮シリンダ
24,26が収容されている。伸縮シリンダ24は、軸
部28を介して1段目ブーム部材B1に連結されるとと
もに軸部30を介して2段目ブーム部材B2に連結さ
れ、伸縮シリンダ26は、軸部32を介して3段目ブー
ム部材B3に連結されるとともに軸部34を介して4段
目ブーム部材B4に連結されている。そして、伸縮シリ
ンダ24の伸縮により1段目ブーム部材B1に対する2
段目ブーム部材B2の伸縮駆動が直接行われ、伸縮シリ
ンダ26の伸縮により3段目ブーム部材B3に対する4
段目ブーム部材B4の伸縮駆動が直接行われるととも
に、これと連動し、図略のシーブの作用によって2段目
ブーム部材B2に対する3段目ブーム部材B3の伸縮駆
動、4段目ブーム部材B4に対する5段目ブーム部材B
5の伸縮駆動、及び5段目ブーム部材B5に対する6段
目ブーム部材B5の伸縮駆動が行われるようになってい
る。
24,26が収容されている。伸縮シリンダ24は、軸
部28を介して1段目ブーム部材B1に連結されるとと
もに軸部30を介して2段目ブーム部材B2に連結さ
れ、伸縮シリンダ26は、軸部32を介して3段目ブー
ム部材B3に連結されるとともに軸部34を介して4段
目ブーム部材B4に連結されている。そして、伸縮シリ
ンダ24の伸縮により1段目ブーム部材B1に対する2
段目ブーム部材B2の伸縮駆動が直接行われ、伸縮シリ
ンダ26の伸縮により3段目ブーム部材B3に対する4
段目ブーム部材B4の伸縮駆動が直接行われるととも
に、これと連動し、図略のシーブの作用によって2段目
ブーム部材B2に対する3段目ブーム部材B3の伸縮駆
動、4段目ブーム部材B4に対する5段目ブーム部材B
5の伸縮駆動、及び5段目ブーム部材B5に対する6段
目ブーム部材B5の伸縮駆動が行われるようになってい
る。
【0018】上記伸縮シリンダ24,26の後部には、
それぞれ、油圧供給用のホース36,46の一端が接続
されている。ここで、上記伸縮シリンダ24は、ブーム
Bが伸縮しても軸方向に移動する必要がないので、この
伸縮シリンダ24に接続されたホース36の他端は旋回
フレーム80に設置された図略の油圧源にそのまま接続
されている。これに対し、上記伸縮シリンダ26はブー
ムBの伸長に伴ってブームB先端側へ移動する必要があ
るので、この伸縮シリンダ26に接続されるホース46
を適宜繰り出し、巻取るためのホースリール40が用い
られている。そして、この構造の特徴として、上記ホー
スリール40が上記ピン装着部21の上面に取付けられ
ている。
それぞれ、油圧供給用のホース36,46の一端が接続
されている。ここで、上記伸縮シリンダ24は、ブーム
Bが伸縮しても軸方向に移動する必要がないので、この
伸縮シリンダ24に接続されたホース36の他端は旋回
フレーム80に設置された図略の油圧源にそのまま接続
されている。これに対し、上記伸縮シリンダ26はブー
ムBの伸長に伴ってブームB先端側へ移動する必要があ
るので、この伸縮シリンダ26に接続されるホース46
を適宜繰り出し、巻取るためのホースリール40が用い
られている。そして、この構造の特徴として、上記ホー
スリール40が上記ピン装着部21の上面に取付けられ
ている。
【0019】より具体的に、上記ピン装着部21の上面
にはブラケット44が立設され、その上端に水平軸42
を中心として回転可能にホースリール40が装着されて
おり、このホースリール40に上記ホース46が巻回さ
れ、この状態で図略の油圧源に接続されている。
にはブラケット44が立設され、その上端に水平軸42
を中心として回転可能にホースリール40が装着されて
おり、このホースリール40に上記ホース46が巻回さ
れ、この状態で図略の油圧源に接続されている。
【0020】なお、図1において48はホースリール駆
動モータ、49はホースリールカバー、50は多数の案
内コロ52をもつホースガイドであり、このホースガイ
ド50は上記ピン装着部21の後面に沿って固定され、
ホース46を上記ホースリール40から伸縮シリンダ2
6の後端まで円滑に導くように構成されている。また、
旋回フレーム20の後カバー56には配管点検用の穴5
4が貫設されている。
動モータ、49はホースリールカバー、50は多数の案
内コロ52をもつホースガイドであり、このホースガイ
ド50は上記ピン装着部21の後面に沿って固定され、
ホース46を上記ホースリール40から伸縮シリンダ2
6の後端まで円滑に導くように構成されている。また、
旋回フレーム20の後カバー56には配管点検用の穴5
4が貫設されている。
【0021】このような構造によれば、次のような効果
を得ることができる。
を得ることができる。
【0022】A)ブームBを組付ける手順として、予め
ブームBの基端部上面にホースリール40を取付け、こ
のホースリール40にホース46を巻回しておき、その
後にブームBを旋回フレーム20に装着すればよいの
で、従来のように狭い旋回フレーム20内にホースリー
ル40を取付け、ブームBを旋回フレーム20に装着し
た後にホースリール40を旋回フレーム20内で上記ホ
ースリール40に巻回する場合に比べ、ホースリール取
付作業及びホースとり回し作業が極めて容易となる。ま
た装着後も、ホースリール40がブームBの基端部上面
にあるためにその保守・点検作業を楽に行うことができ
る。
ブームBの基端部上面にホースリール40を取付け、こ
のホースリール40にホース46を巻回しておき、その
後にブームBを旋回フレーム20に装着すればよいの
で、従来のように狭い旋回フレーム20内にホースリー
ル40を取付け、ブームBを旋回フレーム20に装着し
た後にホースリール40を旋回フレーム20内で上記ホ
ースリール40に巻回する場合に比べ、ホースリール取
付作業及びホースとり回し作業が極めて容易となる。ま
た装着後も、ホースリール40がブームBの基端部上面
にあるためにその保守・点検作業を楽に行うことができ
る。
【0023】B)上記のように旋回フレーム20内での
ホースリール40の取付・保守・点検作業並びにホース
46のとり回し作業が不要となったことに伴い、前記図
5に示したような穴80B,80Iを貫設する必要がな
くなる。このため、旋回フレーム20のフレーム肉厚を
薄くしながらその全体の剛性を十分に確保することが可
能になる。
ホースリール40の取付・保守・点検作業並びにホース
46のとり回し作業が不要となったことに伴い、前記図
5に示したような穴80B,80Iを貫設する必要がな
くなる。このため、旋回フレーム20のフレーム肉厚を
薄くしながらその全体の剛性を十分に確保することが可
能になる。
【0024】なお、本発明はこのような実施例に限定さ
れるものでなく、例として次のような態様をとることも
可能である。
れるものでなく、例として次のような態様をとることも
可能である。
【0025】(1) 本発明において、ブーム内に収容され
る伸縮シリンダの本数は問わず、そのうちの少なくとも
1本に接続されたホースの巻取り、繰り出しを要する場
合に本発明を有効に適用することができる。
る伸縮シリンダの本数は問わず、そのうちの少なくとも
1本に接続されたホースの巻取り、繰り出しを要する場
合に本発明を有効に適用することができる。
【0026】(2) 本発明において、各伸縮シリンダを作
動させるための流体は作動油に限らず、ブームBの伸縮
に十分な作動力を発生させることができる各種流体を適
用することが可能である。
動させるための流体は作動油に限らず、ブームBの伸縮
に十分な作動力を発生させることができる各種流体を適
用することが可能である。
【0027】(3) 本発明では、クレーンの種類を問わ
ず、ラフテレクレーンをはじめとする各種クレーンに適
用することが可能である。
ず、ラフテレクレーンをはじめとする各種クレーンに適
用することが可能である。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明は、内部に伸縮シリ
ンダを収容し、この伸縮シリンダに流体圧供給用のホー
スが接続されるブームにおいて、その基端部上面に上記
ホースが巻回されるホースリールを巻回したものであ
り、また、このように予めブームにホースリールを装着
してこれにホースを巻回してからブーム全体をクレーン
の旋回フレームに結合するようにしたものであるので、
従来のように狭い旋回フレーム内にホースリールを取付
け、この旋回フレームにブームを結合させてから上記ホ
ースをホースリールに巻回するものに比べ、ホースリー
ルの取付作業やホースのとり回し作業を極めて容易にす
ることができ、また、ホースリールの点検作業等も楽に
行うことができる。さらに、旋回フレームへのホースリ
ール取付用穴やホースとり回し用の穴の形成を不要にす
ることにより、従来よりも旋回フレームのフレーム肉厚
を薄くしてその軽量化を図りながら十分なフレーム剛性
を確保することができる効果がある。
ンダを収容し、この伸縮シリンダに流体圧供給用のホー
スが接続されるブームにおいて、その基端部上面に上記
ホースが巻回されるホースリールを巻回したものであ
り、また、このように予めブームにホースリールを装着
してこれにホースを巻回してからブーム全体をクレーン
の旋回フレームに結合するようにしたものであるので、
従来のように狭い旋回フレーム内にホースリールを取付
け、この旋回フレームにブームを結合させてから上記ホ
ースをホースリールに巻回するものに比べ、ホースリー
ルの取付作業やホースのとり回し作業を極めて容易にす
ることができ、また、ホースリールの点検作業等も楽に
行うことができる。さらに、旋回フレームへのホースリ
ール取付用穴やホースとり回し用の穴の形成を不要にす
ることにより、従来よりも旋回フレームのフレーム肉厚
を薄くしてその軽量化を図りながら十分なフレーム剛性
を確保することができる効果がある。
【図1】図2のA−A線断面図に旋回フレームを描き加
えた断面側面図である。
えた断面側面図である。
【図2】本発明の一実施例におけるブームの平面図であ
る。
る。
【図3】上記ブームの背面図である。
【図4】上記旋回フレームを備えたホイールクレーンの
側面図である。
側面図である。
【図5】従来のブーム及びその取付構造を示す断面側面
図である。
図である。
【図6】上記構造を示す背面図である。
10 ホイールクレーン 20 旋回フレーム 22 ブームピン 26 伸縮シリンダ 40 ホースリール 46 ホース B ブーム B1〜B6 ブーム部材
Claims (2)
- 【請求項1】 複数段のブーム部材からなり、特定のブ
ーム部材とこのブーム部材と異なるブーム部材とに連結
される流体圧伸縮シリンダを収容し、クレーンの旋回フ
レームに起伏可能に結合されるブームにおいて、上記伸
縮シリンダに流体圧供給用のホースを接続するととも
に、ブーム基端部のブーム部材の上面に上記ホースが巻
回されるホースリールを取付けたことを特徴とするクレ
ーンのブーム。 - 【請求項2】 複数段のブーム部材からなり、特定のブ
ーム部材とこのブーム部材と異なるブーム部材とに連結
される流体圧伸縮シリンダを収容したブームをクレーン
に組付ける方法であって、上記流体圧伸縮シリンダに流
体圧供給用のホースを接続するとともにこのホースが巻
回されるホースリールを上記ブーム基端部のブーム部材
の上面に取付け、その後にブーム基端部を上記クレーン
の旋回フレームに起伏可能に結合することを特徴とする
クレーンのブームの組付方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29723292A JP2507854B2 (ja) | 1992-11-06 | 1992-11-06 | クレ―ンのブ―ム及びその組付方法 |
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