JP2506930B2 - 流体軸受装置 - Google Patents

流体軸受装置

Info

Publication number
JP2506930B2
JP2506930B2 JP63106430A JP10643088A JP2506930B2 JP 2506930 B2 JP2506930 B2 JP 2506930B2 JP 63106430 A JP63106430 A JP 63106430A JP 10643088 A JP10643088 A JP 10643088A JP 2506930 B2 JP2506930 B2 JP 2506930B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
oil
radial inner
herringbone
oil sump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63106430A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01279109A (ja
Inventor
雅史 尾村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP63106430A priority Critical patent/JP2506930B2/ja
Publication of JPH01279109A publication Critical patent/JPH01279109A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2506930B2 publication Critical patent/JP2506930B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sliding-Contact Bearings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、オイル洩れ防止等に優れ、音警機器,家電
機器、およびコンピュータ関連機器等に使用して有効な
流体軸受装置に関するものである。
従来の技術 近年、流体軸受装置はビデオテープレコーダーのDDシ
リンダーの主軸,レコードプレーヤーの主軸等、家電機
器,音響機器の駆動モータ軸受として使用されている。
以下、図面を参照しながら上述した従来の流体軸受装
置について説明する。
第2図は従来の流体軸受装置の断面を示すもので、1
は軸受ハウジング部材、2,3は前記軸受ハウジング部材
1に軸方向に適当な距離を隔てて二ケ所に設けた円筒状
のラジアル内面である。4,5は前記ラジアル内面2,3に設
けたヘリングボーン状の溝である。6は主軸であり、7
は前記軸受ハウジング部材1のスラスト方向の荷重を前
記主軸6の端面で支えるヘリングボーン状の溝を有する
スラスト軸受部材である。8は前記主軸6を支持する支
持部材である。9,10は回転駆動部であり、9は前記軸受
ハウジング部材1に固定されたモーターマグネット、10
は前記支持部材8に固定されたモーターステータであ
り、前記モーターマグネット9と対向して固定されてい
る。11,12,13,14は前記ラジアル内面2,3のそれぞれ両側
に設けた面取り部であり、そのうち、ラジアル内面2、
3の内側につながって設けた面取り部12、13はラジアル
内面2、3より大なる内径を有する軸受外部21へとつな
がっている。これらの面取り部11〜14と軸受外部21は軸
受としては作用しない箇所である。15,16は前記ラジア
ル内面2,3と前記主軸6との軸受クリアランスであり、
オイルを含有している。
以上のように構成された従来の流体軸受装置について
動作を以下に説明する。
まず、回転駆動部9,10により、軸受ハウジング部材1
が回転すると、ヘリングボーン状の溝4,5のポンピング
作用により、軸受クリアランス15,16にラジアル方向の
圧力が発生する。また同様に、主軸6の端面とスラスト
軸受部材7との間にスラスト方向の圧力が発生し、軸受
ハウジング部材1およびスラスト軸部材7は主軸6と非
接触にて回転する。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような構成ではラジアル内面の
オイルのうち、回転時軸受として必要最低分がラジアル
内面の軸受クリアランスに残留し、余剰オイルは、外部
からのラジアル方向の測圧、ラジアル内面2,3の円筒度
精度等により、面取り部11,12,13,14を経て、軸受外部2
1に押し出される。一度軸受外部21へ流出したオイル
は、軸受クリアランス15,16に戻ってこないという問題
点を有していた。
本発明は上記問題点に鑑み、オイル洩れ防止に優れて
流体軸受装置を提供するものである。
課題を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の流体軸受装置は
ラジアル内面のヘリングボーン状の溝のそれぞれの両側
につながって設けたリング状のオイルだまり段部を配置
したものである。
作用 本発明は上記した構成により、ラジアル方向の外部か
らの測圧、ラジアル内面の内径精度等により軸受クリア
ランスに含まれているオイルは上,下方向にはみだされ
る。しかし、オイルはオイルだまり段部に表面張力によ
り保持され、回転が停止するとオイルは軸受クリアラン
スに毛細管現象により流れ込み、再び充填することがで
き、オイル洩れを防止することができる。
実施例 以下、本発明の実施例の流体軸受装置について、図面
を参照しながら説明する。
第1図は本発明の一実施例を示すもので、従来のもの
と同一の部材については同じ番号を付して説明を省略す
る。第1図で17,18,19,20はオイルだまり段部であり、
ラジアル内面2,3のヘイングボーン状の溝4,5の両側につ
ながってリング状に設けられている。このオイルだまり
段部17,18,19,20の深さは、ヘリングボーン状の溝4,5の
深さと同程度以上であり、すなわち動圧がほぼ0とな
り、かつ主軸6と表面張力を維持することができる距離
として、12ミクロン程度に設定している。
また、オイルだまり段部17,18,19,20の長手方向の長
さはそれぞれの軸受クリアランス15,16に含有できるオ
イル量と同等分程度以上含有できるような長さに設定し
ている。
以上のように構成された流体軸受装置についての動作
を説明する。軸受ハウジング部材1が回転中のとき、ラ
ジアル方向の測圧が、軸受ハウジング部材1にかかった
場合、または、ラジアル内面2,3の内径精度が悪い場合
などのとき、軸受クリアランス15,16内のオイルは、軸
受内面2,3より上下方向に移動し、オイルだまり段部17,
18,19,20内にオイルがたまる。オイルだまり断部17,18,
19,20は動圧がほぼ0であり、表面張力を維持している
ためオイルだまり段部17,18,19,20へ流入したオイル
は、ここで保持され、面取り部や軸受外部21には流れ出
さない。軸受ハウジング部材1の回転が停止した時たま
ったオイルは毛細管現象により、再度、軸受クリアラン
ス15,16内に戻るという動作を行う。
以上のように、本実施例によればヘリングボーン状の
溝4,5の両側にオイルだまり段17,18,19,20を設けること
により、オイル洩れの防止をすることができる。
発明の効果 以上のように本発明によれば、リング状のオイルだま
り段部を設けたことによりオイル洩れがなく、長寿命の
信頼性の高い流体軸受装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の流体軸受装置の一実施例の断面図、第
2図は従来の流体軸受装置の断面図である。 17,18,19,20……オイルだまり段部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸方向に距離を隔てて、二ヶ所に設けた円
    筒状のラジアル内面と、前記ラジアル内面に設けたヘリ
    ングボーン状の溝と、前記ラジアル内面のヘリングボー
    ン状の溝のそれぞれの両側につながって設けたリング状
    のオイルだまり段部と、二ヶ所の前記ラジアル内面の内
    側につがなる前記オイルだまり段部の間につがなって設
    けられ前記オイルだまり段部の内径より大なる内径であ
    る軸受外部とを備えた軸受ハウジング部材を有し、前記
    オイルだまり段部は、前記軸受ハウジング部材または軸
    部材が回転することにより発生する動圧は0に近いもの
    であり、前記ヘリングボーン状の溝と同等以上の深さを
    有し、軸受として作用せず、かつ表面張力にてオイルを
    保持できる最小ギャップをもつことを特徴とする流体軸
    受装置。
JP63106430A 1988-04-28 1988-04-28 流体軸受装置 Expired - Lifetime JP2506930B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63106430A JP2506930B2 (ja) 1988-04-28 1988-04-28 流体軸受装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63106430A JP2506930B2 (ja) 1988-04-28 1988-04-28 流体軸受装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01279109A JPH01279109A (ja) 1989-11-09
JP2506930B2 true JP2506930B2 (ja) 1996-06-12

Family

ID=14433442

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63106430A Expired - Lifetime JP2506930B2 (ja) 1988-04-28 1988-04-28 流体軸受装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2506930B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4600240B2 (ja) * 2005-10-11 2010-12-15 パナソニック株式会社 動圧軸受装置を搭載するモータ

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5963023A (ja) * 1982-09-30 1984-04-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 流体軸受シリンダ−装置
JPS6237511A (ja) * 1985-08-13 1987-02-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 動圧型流体軸受装置の製造方法
JPS6262018U (ja) * 1985-10-09 1987-04-17

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01279109A (ja) 1989-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2870057B2 (ja) 動圧軸受装置
US6219199B1 (en) Spindle device having a dynamic-pressure-fluid bearing
EP0702163A2 (en) Hydrodynamic bearing and seal
JP2006194400A (ja) スピンドルモータおよび回転装置
US7153028B2 (en) Hydrodynamic bearing system
US6949852B2 (en) Low profile thrust journal plate fluid dynamic bearing motor
JPH08331796A (ja) 流体軸受を備えたモータ
JP2506930B2 (ja) 流体軸受装置
JP2506931B2 (ja) 流体軸受装置
JPH0432468B2 (ja)
JPH06178492A (ja) スピンドルモータ
JP2502674B2 (ja) 流体軸受装置
JP3234030B2 (ja) スピンドルモータ
JPS624565B2 (ja)
JP3799176B2 (ja) 動圧型焼結含油軸受ユニット
JP3601081B2 (ja) スピンドルモータ
JP4202080B2 (ja) 動圧軸受装置及びこれを用いたスピンドルモータ
JPH10255389A (ja) 光学ディスク回転装置
JP3450451B2 (ja) スピンドルモータ
JP3551036B2 (ja) 動圧流体軸受を備えたスピンドル装置
JP3635541B2 (ja) スピンドルモータ
JP3013969B2 (ja) 動圧軸受装置
JP3145820B2 (ja) スピンドルモータ
JPH0547292Y2 (ja)
JPH0979254A (ja) 軸一体型複合軸受け及びブラシレスモータ

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080402

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090402

Year of fee payment: 13

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090402

Year of fee payment: 13