JP3145820B2 - スピンドルモータ - Google Patents

スピンドルモータ

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JP3145820B2 JP35042592A JP35042592A JP3145820B2 JP 3145820 B2 JP3145820 B2 JP 3145820B2 JP 35042592 A JP35042592 A JP 35042592A JP 35042592 A JP35042592 A JP 35042592A JP 3145820 B2 JP3145820 B2 JP 3145820B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軸体に対しスリーブ体
が、潤滑剤を介して自在に相対回転し得るように外嵌さ
れたスピンドルモータに関する。
【0002】
【従来の技術及び解決しようとする課題】パーソナルコ
ンピュータ等の機器の一層の小形化、高容量化により、
それらに組み込まれる記録媒体(例えばハードディス
ク)駆動用のスピンドルモータについても、一層の小形
化、高精度化が要請されている。そしてそれに伴い、ス
ピンドルモータの軸受についても一層の小形化、高精度
化が要求されている。
【0003】従来、スピンドルモータに用いる軸受とし
ては、玉軸受が多く採用されている。ところが、スピン
ドルモータの小形化、特に小外径化が進行すると、それ
に見合う小外径の玉軸受を用いたのでは、モータ組立時
に内外輪の変形が生じ易いこと等により、十分な回転精
度を実現することが実際上困難なものとなりがちであ
る。また騒音や振動の問題も起こり易い。
【0004】記録媒体駆動用のスピンドルモータの場
合、小外径化に伴い高速回転が要求されるので、これら
の問題が一層助長される。さらに、外径の大小にかかわ
らず、玉軸受の精度には限界があり、要求仕様を満足し
ない場合が考えられる。
【0005】そのため、主として小形のスピンドルモー
タとして、ロータハブ部の基部の内周側に回転スリーブ
部を有し、その回転スリーブ部が固定支柱部に外嵌され
て回転自在に支持されることにより動圧ラジアル軸受が
構成されているスピンドルモータが提案されている。
【0006】ところが、回転駆動される記録媒体面上に
磁気ヘッド等をミクロン或はサブミクロンオーダで浮上
させて読み/書きを行うためのスピンドルモータの場合
などにおいては、ロータの軸線方向の変位も十分に小さ
く抑えられなければならず、また、軸受の潤滑剤が飛散
して記録媒体面等を汚損するおそれが効果的に防がれな
ければならない。
【0007】本発明は、従来技術に存した上記のような
問題点に鑑み行われたものであって、その目的とすると
ころは、軸体とスリーブ体の相対回転中における径方向
変位及び軸線方向変位を、動圧軸受部によりそれぞれ十
分に小さく抑えることができると共に、潤滑剤が漏出し
てモータ外部の空間を汚染することが、モータの小形化
を損なわずに効果的に防止され得るスピンドルモータを
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のスピンドルモータは、略円筒面形状外周部
と、径方向外方に張り出し、軸線方向の両環状面が前記
略円筒面形状外周部に対し垂直状をなす環状突部とを有
してなる軸体と、略円筒面形状外周部に外嵌された略円
筒面形状内周部と、環状突部に嵌合し、軸線方向の両環
状面が前記環状突部の両環状面と平行状をなす径方向内
方開口の環状凹部とを有するスリーブ体とを備えてな
り、軸体に対しスリーブ体が、潤滑剤を介して自在に相
対回転し得るように外嵌されたスピンドルモータであっ
て、略円筒面形状外周部に有するラジアル受部と略円筒
面形状内周部に有するラジアル滑部とによりラジアル動
圧軸受部が構成され、環状突部の両環状面にそれぞれ有
するアキシャル受部と環状凹部の両環状面にそれぞれ有
するアキシャル滑部とにより、それぞれアキシャル動圧
軸受部が構成され、軸体とスリーブ体との間隙のうちモ
ータ外部とアキシャル動圧軸受部またはラジアル動圧軸
受部との間の部分において、軸体の全周に亙って設けら
れた周方向の第1凹溝とスリーブ体の全周に亙って設け
られた周方向の第2凹溝とが、任意の横断面で、両凹溝
の両端縁の位置がそれぞれ食い違った状態で向かい合っ
潤滑剤シール部を形成しているものとしている。
【0009】
【作用】軸体の略円筒面形状外周部に有するラジアル受
部とスリーブ体の略円筒面形状内周部に有するラジアル
滑部とにより構成されるラジアル動圧軸受部によって、
軸体とスリーブ体の相対回転中における径方向変位が規
制され、軸体における環状突部の両環状面に有するアキ
シャル受部とスリーブ体における環状凹部の両環状面に
有するアキシャル滑部とによりそれぞれ構成される両ア
キシャル動圧軸受部によって、軸体とスリーブ体の相対
回転中における軸線方向変位が規制される。
【0010】アキシャル動圧軸受部またはラジアル動圧
軸受部における潤滑剤は、軸体とスリーブ体との間隙を
毛管現象等によりモータ外部側へ流動しようとする。軸
体とスリーブ体との間隙のうちモータ外部とアキシャル
動圧軸受部またはラジアル動圧軸受部との間の部分に、
周方向の第1凹溝と周方向の第2凹溝がそれぞれ全周に
亙って設けられており、両凹溝は、任意の横断面で、両
凹溝の両端縁の位置がそれぞれ食い違った状態で向かい
合っている。
【0011】そのため、アキシャル動圧軸受部またはラ
ジアル動圧軸受部の側から流動してきた潤滑剤の流動
は、最初に軸体とスリーブ体との間隙が広がる位置にお
いて、すなわち一方の凹溝における最初の端縁と他方の
凹溝における最初の端縁との間で、その潤滑剤の表面張
力により阻止され、これが1段目のシールとして作用す
る。この1段目のシールが損なわれて前記一方の凹溝内
に潤滑剤が充満するに至った場合、前記他方の凹溝にお
ける最初の端縁と前記他方の凹溝における他の端縁との
間で、その潤滑剤の表面張力により阻止され、これが2
段目のシールとして作用する。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を、図面を参照しつつ説明す
る。図1乃至図6は、本発明の1実施例としての軸固定
形のスピンドルモータについてのものであって、図1は
その半断面図である。
【0013】第1ブッシュ10の中央部に設けられた嵌
合孔12に、円柱状の固定支柱14の下端部が嵌合固定
された状態で、その固定支柱14が第1ブッシュ10に
対し垂設されている。第1ブッシュ10における嵌合孔
12の外周部には、上方に突起した環状突部16が設け
られており、その環状突部16の外周部に、ステータコ
イル18が捲回されたステータコア19が固定されてい
る。
【0014】固定支柱14の上部には、環状板状のスラ
スト板26が外嵌固定されている。更に、固定支柱14
の上端部には、略円筒状の第2ブッシュ30が外嵌固定
されている。第2ブッシュ30の下面はスラスト板26
の上面のやや上方に位置する。スラスト板26の上下面
は、固定支柱14の円筒面形状の外周面14cに対し垂
直状をなす。この実施例では、これらの固定支柱14、
スラスト板26及び第2ブッシュ30が、軸体を構成し
ている。
【0015】図2は、スリーブ部材及びロータハブの断
面図である。スリーブ部材38は、内周面38a1が略
円筒面形状をなす小径のスリーブ部38aと、そのスリ
ーブ部38aの上端部において径方向外方及び上方に張
り出した環状部38bと、環状部38bの外周部から上
方に延びた上方突部38cからなる。スリーブ部38a
は固定支柱14に外嵌され、上方突部38cには、スリ
ーブ部38aの上端面との間にスラスト板26を挟んだ
状態で、第2ブッシュ30との間に僅かな径方向空隙を
隔てて環状の第3ブッシュ40が内嵌固定されている。
従って、スリーブ部材38と第3ブッシュ40とにより
径方向内方開口の環状凹部43が形成され、その環状凹
部43内にスラスト板26の外周側が嵌合している。こ
の実施例では、これらのスリーブ部材38と第3ブッシ
ュ40により構成されるスリーブ体が、液状の潤滑剤
(図1では記載を省略している。)を介して前記軸体に
対し自在に回転し得るものとなっている。
【0016】図3及び図4は、第2ブッシュ30と第3
ブッシュ40とに亙る要部拡大断面図である。第2ブッ
シュ30の外周部には、径方向外方へ開口する断面半円
形状の周方向の第1凹溝41が、全周に亙って設けら
れ、第3ブッシュ40の内周部には、径方向内方へ開口
する断面半円形状の周方向の第2凹溝42が、全周に亙
って設けられている。任意の横断面において、第1凹溝
41の下端縁の軸線方向位置は、第2凹溝42のほぼ中
央部であり、第2凹溝42の上端縁の軸線方向位置は、
第1凹溝41のほぼ中央部であって、両凹溝41・42
の両端縁の位置がそれぞれ食い違った状態で向かい合っ
ている。
【0017】スリーブ部38aの内周面38a1(ラジ
アル滑部)と、固定支柱14の外周面14cのうち内周
面38a1に相対する部分(ラジアル受部)とによりラ
ジアル動圧軸受部R1が構成されている。スリーブ部3
8aの内周面38a1のうち上端部と下端部の全周に亙
って、スリーブ部材38の順方向回転(図における上か
ら見て反時計回り)によりスリーブ部38aと固定支柱
14の外周面14cとの間に介在する潤滑剤に高圧を発
生させるヘリングボーン溝46が設けられている。な
お、このようなヘリングボーン溝は、固定支柱14の外
周面14cに設けてもよい。またヘリングボーン溝以外
の溝を採用することも可能である。
【0018】スリーブ部38aの下部外周面は、環状突
部16の内周面と若干の径方向間隙を隔てて相対してお
り、スリーブ部38aの上部は、拡径され、その外周面
は、ステータコア19の内周面と若干の径方向間隙を隔
てて相対している。そして、スリーブ部38aと、それ
に相対する第1ブッシュ10及びステータコア19とに
より、ラビリンスシール状の効果が得られ、ラジアル動
圧軸受部R1からの潤滑剤がモータ外部へ飛散すること
が防止される。
【0019】図5はスラスト板26の正面図、図6は、
その平面図である。スラスト板26の上下環状面(アキ
シャル受部)と環状凹部43の上下環状面(アキシャル
滑部)とにより、それぞれアキシャル動圧軸受部A1・
A2が構成されている。スラスト板26の上下環状面と
環状凹部43の上下環状面はそれぞれ平行状に相対し、
それらの間は、それぞれ例えば12μm程度の僅かな軸
線方向ギャップを隔てている。スラスト板26の上下環
状面のうち外周側における全周に亙って、スリーブ部材
38及び第3ブッシュ40の順方向回転により環状凹部
43の上下環状面との間に介在する潤滑剤に高圧を発生
させるヘリングボーン状溝48・50が設けられてい
る。なお、このようなヘリングボーン状溝は、環状凹部
43の上下環状面に設けてもよい。またスパイラル溝以
外の溝を採用することも可能である。
【0020】環状部38bの上面部には、上方開口の環
状溝部52(この実施例では、断面略V字形状としてい
る。)が設けられている。この環状溝部52の内表面
は、用いられる潤滑剤との接触角が鈍角となるように、
所謂撥油処理が施されている。
【0021】ロータハブ56は、全体として筒状をな
し、周壁部56aの上端部内方に基部56bが位置し、
周壁部56bの下端外方に外方張出部56cが位置す
る。このロータハブ56は、基部56bにおいてスリー
ブ部材38の上方突部38c及び環状部38bに外嵌固
定されることにより、スリーブ部材38と同軸状をなし
ている。勿論、ロータハブ56とスリーブ部材38が一
体に形成されたものであっても差し支えない。周壁部5
6aの内周部には、円筒状のロータマグネット58を内
嵌保持した円筒状のロータヨーク60が内嵌固定され、
ステータコア19と径方向間隙を隔てて相対している。
基部56bには、周壁部56aに外嵌されたハードディ
スク等の記録媒体を外方張出部56cとの間に挟圧保持
するためのクランパ(図示を略す。)を螺子止するため
の螺子孔62が形成されている。
【0022】スリーブ部38aの上部が拡径され、強度
が高められているので、例えば図2に示されるような状
態で、チャック63によりその拡径部分を比較的強く保
持することができる。このように保持した状態で、ロー
タハブ56における周壁部56bの外周面、外方張出部
56cの上面及びスリーブ部38aの内周面の加工、並
びにスリーブ部38aの内周面にヘリングボーン溝46
等の溝を設ける加工(サイジング)を、チャック63に
よる保持位置を変更することなく連続的に行い得る。
【0023】ロータハブ56の下端内周部には、第4ブ
ッシュ64が内嵌固定されており、第1ブッシュ10の
外周部に外嵌固定された第5ブッシュ66と、径方向空
隙を隔てて相対している。
【0024】ラジアル動圧軸受部R1によって、スリー
ブ部材38の回転中における固定支柱14に対する径方
向変位を十分に小さく抑えることができ、アキシャル動
圧軸受部A1・A2によって、スリーブ部材38の回転
中における固定支柱14に対する軸線方向変位を十分に
小さく抑えることができる。
【0025】アキシャル動圧軸受部A1における潤滑剤
68は、第2ブッシュ30と第3ブッシュ40との間
隙、すなわち軸体とスリーブ体との間隙を、毛管現象等
により上方、すなわちモータ外部側へ流動しようとす
る。アキシャル動圧軸受部A1の側から流動してきた潤
滑剤68の流動は、図3に示されるように、最初に第2
ブッシュ30と第3ブッシュ40との間隙が広がる位置
において、すなわち第2凹溝42における下端縁と第1
凹溝41における下端縁との間で、その潤滑剤68の表
面張力により阻止され、これが1段目のシールとして作
用する。この1段目のシールが損なわれて第2凹溝42
内に潤滑剤68が充満するに至った場合、第1凹溝41
における下端縁と第2凹溝42における上端縁との間
で、その潤滑剤68の表面張力により阻止され、これが
2段目のシールとして作用する。
【0026】上下間隔を隔てて2段にシールを設けるよ
りも小さい所要長さでもって2段のシールとして機能さ
せることができるので、モータを小形化しつつモータ外
部空間への潤滑剤68の飛散を効果的に防止することが
できる。また第1凹溝と第2凹溝により、比較的大きな
潤滑剤貯留容量が得られるので、温度変化による潤滑剤
68の体積膨張等に対する対応力も比較的大きい。この
実施例では、第1凹溝41及び第2凹溝42の断面形状
を半円形状(湾曲状)としているので、断面方形状の場
合に比し、凹溝形成加工が容易であり、シール効果も優
れる。
【0027】また、環状部38bの上面部に、内表面に
撥油処理が施された環状溝部52が設けられているの
で、環状部38b及び上方突部38cと第3ブッシュ4
0との間から滲出しようとする潤滑剤68は、環状溝部
52内に、接触角が鈍角の状態で効果的に保持され、モ
ータ外部への滲出が防止される。
【0028】図7は、別の実施例についての要部拡大断
面図である。この実施例では、第2ブッシュ30mの外
周部に、径方向外方へ開口する断面方形状の周方向の第
1凹溝41mが、全周に亙って設けられ、第3ブッシュ
40mの内周部には、径方向内方へ開口する断面方形状
の周方向の第2凹溝42mが、全周に亙って設けられて
いる。任意の横断面において、第1凹溝41mの下端縁
の軸線方向位置は、第2凹溝42mの下端縁のやや上方
であり、第1凹溝41mの上端縁の軸線方向位置は、第
2凹溝42mの上端縁のやや下方であって、両凹溝41
m・42mの両端縁の位置がそれぞれ食い違った状態で
向かい合っている。また第3ブッシュ40mの内周部の
うち第2凹溝42mの下方には、順方向回転により潤滑
剤68mが下方へ流れるように、スパイラル溝等の溝部
70が設けられている。
【0029】第2ブッシュ30と第3ブッシュ40との
間隙を、上方へ流動する潤滑剤68mは、実線で示され
るように、第2凹溝42mにおける下端縁と第1凹溝4
1mにおける下端縁との間で、その潤滑剤68mの表面
張力により阻止され、これが1段目のシールとして作用
する。この1段目のシールが損なわれて第2凹溝42m
内に潤滑剤68mが充満するに至った場合、2点鎖線で
示されるように、第1凹溝41mにおける下端縁と第2
凹溝42mにおける上端縁との間で、その潤滑剤68m
の表面張力により阻止され、これが2段目のシールとし
て作用する。また、モータの順方向回転時には、溝部7
0により潤滑剤68mが下方へ流れようとするので、潤
滑剤68mの上方漏出、すなわちモータ外部への漏出が
より効果的に防止される。
【0030】なお、以上の各実施例についての記述にお
ける上下位置関係は、単に図に基づいた説明の便宜のた
めのものであって、実際の使用状態等を限定するもので
はない。
【0031】
【発明の効果】本発明のスピンドルモータでは、ラジア
ル動圧軸受部及び両アキシャル動圧軸受部によって、軸
体とスリーブ体の相対回転中における径方向変位及び軸
線方向変位をそれぞれ十分に小さく抑えることが可能で
ある。而も、両凹溝の両端縁の位置がそれぞれ食い違っ
た状態で第1凹溝と第2凹溝が向かい合っていることに
より、2段にシールを設けるよりも小さい所要長さでも
って2段のシールとして機能させることができるので、
モータを小形化しつつモータ外部空間への潤滑剤の飛散
を効果的に防止し、動圧軸受部の潤滑が損なわれてその
寿命が短くなることを防止する効果もある。また第1凹
溝と第2凹溝により、比較的大きな潤滑剤貯留容量が得
られるので、温度変化による潤滑剤の体積膨張等に対す
る対応力も比較的大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】スピンドルモータの半断面図である。
【図2】スリーブ部材及びロータハブの断面図である。
【図3】第2ブッシュと第3ブッシュとに亙る要部拡大
断面図である。
【図4】第2ブッシュと第3ブッシュとに亙る要部拡大
断面図である。
【図5】スラスト板の正面図である。
【図6】スラスト板の平面図である。
【図7】別のスピンドルモータについての要部拡大断面
図である。
【符合の説明】
14 固定支柱 14c 外周面 26 スラスト板 30 第2ブッシュ 38a スリーブ部 38a1 内周面 40 第3ブッシュ 41 第1凹溝 42 第2凹溝42 68 潤滑剤 A1 アキシャル動圧軸受部 A2 アキシャル動圧軸受部 R1 ラジアル動圧軸受部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 5/167 H02K 5/16 F16C 17/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略円筒面形状外周部と、径方向外方に張り
    出し、軸線方向の両環状面が前記略円筒面形状外周部に
    対し垂直状をなす環状突部とを有してなる軸体と、 略円筒面形状外周部に外嵌された略円筒面形状内周部
    と、環状突部に嵌合し、軸線方向の両環状面が前記環状
    突部の両環状面と平行状をなす径方向内方開口の環状凹
    部とを有するスリーブ体とを備えてなり、 軸体に対しスリーブ体が、潤滑剤を介して自在に相対回
    転し得るように外嵌されたスピンドルモータであって、 略円筒面形状外周部に有するラジアル受部と略円筒面形
    状内周部に有するラジアル滑部とによりラジアル動圧軸
    受部が構成され、 環状突部の両環状面にそれぞれ有するアキシャル受部と
    環状凹部の両環状面にそれぞれ有するアキシャル滑部と
    により、それぞれアキシャル動圧軸受部が構成され、 軸体とスリーブ体との間隙のうちモータ外部とアキシャ
    ル動圧軸受部またはラジアル動圧軸受部との間の部分に
    おいて、軸体の全周に亙って設けられた周方向の第1凹
    溝とスリーブ体の全周に亙って設けられた周方向の第2
    凹溝とが、任意の横断面で、両凹溝の両端縁の位置がそ
    れぞれ食い違った状態で向かい合って潤滑剤シール部を
    形成していることを特徴とするスピンドルモータ。
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