JP2506365Y2 - エンジンの燃料供給装置 - Google Patents

エンジンの燃料供給装置

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JP2506365Y2
JP2506365Y2 JP6981890U JP6981890U JP2506365Y2 JP 2506365 Y2 JP2506365 Y2 JP 2506365Y2 JP 6981890 U JP6981890 U JP 6981890U JP 6981890 U JP6981890 U JP 6981890U JP 2506365 Y2 JP2506365 Y2 JP 2506365Y2
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fuel
engine
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hose
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真次 清家
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Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はエンジンの燃料供給装置に係り、特に燃料ホ
ースの固定構造の改良に関する。
(従来の技術) 例えば実開平1−148062号公報に記載されているよう
に、エンジンの燃料供給装置は、通常、車体のリヤ側に
設置された燃料タンクにメイン側およびリターン側の燃
料供給管が接続され、これらの各燃料供給管は車体のサ
イドフレームに沿ってフロント側のエンジンルーム内ま
で延設され、該エンジンルーム内のサスタワー周辺部に
おいて上方に持ち上げられてエンジン側の燃料供給管と
接続されるような構造を採っている。ところで、このよ
うな燃料供給装置において、サスタワー周辺部の車体フ
レームとエンジンとを接続する燃料供給管(燃料ホー
ス)は、エンジンの振動による移動を吸収できるよう
に、例えばゴムなどの可撓性の材料によって作製されて
いるのが普通である。
(考案が解決しようとする課題) 車体フレームとエンジン間を接続する可撓性材料製の
燃料ホースは、上記のようにエンジンの振動を吸収する
ことが必要とされるほか、車両の衝突時のエンジンの後
方への移動分を見込んで、その分だけ長くしておくこと
が必要となる。ところが、このように燃料ホースを長く
すると、通常時において、該燃料ホースの経路が定まら
なかったり、また、エンジンルーム内の他の部品と干渉
を起こしてしまうという不都合を生じる。
そこで、このような不都合を解消するために、燃料ホ
ースの一部をクリップ等によって車体フレームに固定す
るようにしたものが提案されている。しかしながら、こ
のように燃料ホースを車体フレームに固定した場合、車
両の衝突時等においてエンジンが移動したときに、その
固定部から燃料ホースが外れず、例えば該燃料ホースと
エンジン側あるいは車体側の各燃料供給管との接続部が
抜け易くなって、エンジンへの燃料供給に支障を来して
しまうという問題があった。
本考案は上記問題点に鑑みてなされたものであって、
エンジンの位置が移動した場合に燃料ホースが車体との
固定部から容易に外れることによりエンジンへの燃料供
給に支障を来すことのないエンジンの燃料供給装置を得
ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案に係るエンジンの燃料供給装置は、一端がエン
ジン側の燃料供給管に接続され、他端が燃料タンク側の
燃料供給管に接続される燃料ホースと、該燃料ホースと
上記各燃料供給管の接続を保持する保持部材と、車体に
取り付けられ、かつ上記燃料ホースの一部を車体側に固
定する固定部材とを備えたエンジンの燃料供給装置にお
いて、上記燃料ホースの一部を車体側に固定する固定部
材の固定力を上記燃料ホースと上記各燃料供給管の接続
を保持する保持部材の保持力よりも弱く設定したことを
特徴とする。
(作用) 本考案に係るエンジンの燃料供給装置においては、燃
料ホースの両端部がそれぞれエンジン側および車体側の
各燃料供給管と保持部材により接続され、一方、該燃料
ホースの車体側の部分が固定部材により車体に対して固
定される。こうすることで、燃料ホースが不用意に移動
したり、エンジンルーム内の他の部品と干渉したりする
のを防止することができる。
また、上記固定部材の固定力を上記保持部材の保持力
よりも弱く設定することにより、例えば衝突等によって
エンジンの位置が移動した場合でも、固定部が外れるこ
とによってエンジンへの燃料供給に支障を来すことがな
い。
(実施例) 以下、実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例の平面図、第2図は同実施
例の正面図である。
この実施例において、エンジン1は、左側のバンク2
および右側のバンク3にそれぞれ三つの気筒を有するV
型6気筒であり、左右バンク2,3の上方には、エアクリ
ーナー(図示せず)から吸入される空気を左右バンク2,
3の各気筒に供給するインテークマニホールド4が配設
されている。また、このインテークマニホールド4の上
流側端部にはスロットルボディ5が設けられている。イ
ンテークマニホールド4は、左側のバンク2の左端上方
にサージタンク6を有し、このサージタンク6から左右
バンク2,3の各気筒への独立吸気通路を構成する分岐管
7,8が延設されている。また、各気筒の分岐管7,8に設け
られたインジェクタ取付孔には燃料噴射用のインジェク
タ9が配設されている。
左右バンク2,3の各インジェクタ9列の上方には、そ
れぞれ、各インジェクタ9に燃料を供給する燃料ギャラ
リー10,11が設けられている。そして、右側の燃料ギャ
ラリー11の始端部にはパルセーションダンパー12が、ま
た、左側の燃料ギャラリー10の終端部にはプレッシャー
レギュレーター13がそれぞれ設けられている。また、こ
れらパルセーションダンパー12およびプレッシャーレギ
ュレーター13にはそれぞれ鉄製の燃料送り管14および燃
料戻り管15が接続され、これら燃料送り管14および燃料
戻り管15はスロットルボディ5の略下方位置まで延設さ
れて、それぞれゴム製のメイン側燃料ホース16およびリ
ターン側燃料ホース17に接続されている。
上記燃料送り管14,燃料戻り管15と燃料ホース16,17と
のそれぞれの接続は、第3図(a)に示すように、燃料
ホース16,17内に燃料送り管14もしくは燃料戻り管15を
挿嵌し、その挿嵌部の周囲を保持輪18で締め付けるよう
にしてなされている。ここで、保持輪18は、同図(b)
(c)に示すように、一端部に穴18aを形成するととも
に他端部に該穴18aを貫通する細幅部18bを形成し、か
つ、両端部に外側へ向かう折曲部18c,18dを形成してな
るリング状の鉄板よりなり、各折曲部18c,18dをつまん
でリング径を広げた状態で該保持輪18を燃料送り管14も
しくは燃料送り管15と燃料ホース16,17との接続部に挿
入した後、各折曲部18c,18dを離すことにより、該保持
輪18の復元力によって上記接続部が締め付けられるもの
である。
一方、上記燃料ホース16,17の反エンジン側の端部
は、サスタワー19の近傍において、サイドフレーム20に
沿って車体リヤ側に設けられた燃料タンクの方向へ延設
された2本の燃料供給管21の端部にそれぞれ接続されて
おり、その接続部にも上記保持輪18が設けられている。
上記燃料ホース16,17は、衝突によるエンジンの後方
への移動距離を見込んで余裕を持った長さにされるとと
もに、通常時に該燃料ホース16,17が不用意に移動しな
いように、その長さ方向の略中央部が樹脂製のクリップ
22によって車体側に固定されている。このクリップ22
は、第4図に拡大して示すように、車体のリヤ側に向け
て開口した略Ω状の2個の保持部材23を、サスタワー19
の一側部に張り出したブラケット24にボルト・ナットに
より固着されてなり、これら2個の保持部材23の開口部
側からそれぞれ燃料ホース16,17を挿入することにより
該燃料ホース16,17が固定されるようになっている。
ここで、クリップ22による燃料ホース16,17の車体に
対する固定力は、上記燃料送り管14もしくは燃料戻り管
15と燃料ホース16,17との各接続部,および上記2本の
燃料供給管21と燃料ホース16,17との各接続部において
両者を保持する保持輪18の保持力よりも弱く設定されて
いる。
以上のような構成からなる燃料供給装置において、燃
料は、車体のリヤ側に設置された燃料タンクから燃料送
り用の燃料供給管21によってフロント側のエンジンルー
ム内に供給され、メイン側の燃料ホース16を通って燃料
送り管14からパルセーションダンパー12に至り、右側の
燃料ギャラリー11および左側の燃料ギャラリー10に供給
されて各インジェクタ9から各気筒に噴射される。そし
て、その際、噴射燃料の燃圧は、左側の燃料ギャラリー
10の終端部に設けられたプレッシャーレギュレーター13
によって調整され、リターン燃料は、プレッシャーレギ
ュレーター13の下流側の燃料戻り管15、リターン側の燃
料ホース17および燃料供給管21を通って燃料タンクに戻
される。
本実施例においては、クリップ22による燃料ホース1
6,17の車体に対する保持力が、エンジン側の燃料送り管
14もしくは燃料戻り管15と燃料ホース16,17との接続
部,および車体側の燃料供給管21と燃料ホース16,17と
の接続部において両者を保持する保持輪18の保持力より
も弱く設定されていることによって、例えば衝突等によ
ってエンジンの位置が移動した場合においても、上記ク
リップ22の部分が容易に外れることになり、エンジンへ
の燃料供給に支障が生じない。
(考案の効果) 本考案は以上のように構成されているので、衝突等に
よってエンジンの位置が移動した場合でも、燃料ホース
が車体との固定部から容易に外れることにより、燃料ホ
ースがエンジン側または車体側の各接続部から外れるの
を防いで、エンジンへの燃料供給を維持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の平面図、第2図は同実施例
の正面図、第3図(a)は燃料送り管もしくは燃料戻り
管と燃料ホースとの接続部の拡大平面図、第3図(b)
(c)はそれぞれ同接続部に取付けられる保持輪の斜視
図および側面図、第4図は燃料ホースの車体への固定部
の拡大平面図である。 1:エンジン、14:燃料送り管、15:燃料戻り管、16,17:燃
料ホース、18:保持輪(保持部材)、21:燃料供給管、2
2:クリップ(固定部材)。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端がエンジン側の燃料供給管に接続さ
    れ、他端が燃料タンク側の燃料供給管に接続される燃料
    ホースと、該燃料ホースと上記各燃料供給管の接続を保
    持する保持部材と、車体に取り付けられ、かつ上記燃料
    ホースの一部を車体側に固定する固定部材とを備えたエ
    ンジンの燃料供給装置において、上記燃料ホースの一部
    を車体側に固定する固定部材の固定力を上記燃料ホース
    と上記各燃料供給管の接続を保持する保持部材の保持力
    よりも弱く設定したことを特徴とするエンジンの燃料供
    給装置。
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JP5477634B2 (ja) * 2010-02-12 2014-04-23 スズキ株式会社 車両用エンジンのガス燃料供給装置
JP5870850B2 (ja) * 2012-05-29 2016-03-01 スズキ株式会社 車両の配管構造
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