JP2506156B2 - テ―プカセットの装填起動検出機構 - Google Patents

テ―プカセットの装填起動検出機構

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JP2506156B2
JP2506156B2 JP63203117A JP20311788A JP2506156B2 JP 2506156 B2 JP2506156 B2 JP 2506156B2 JP 63203117 A JP63203117 A JP 63203117A JP 20311788 A JP20311788 A JP 20311788A JP 2506156 B2 JP2506156 B2 JP 2506156B2
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cassette
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茂雄 中山
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はテープカセットの装填起動検出機構に係り、
特にテープカセットの装填に際し、挿入位置にある移送
台にテープカセットを挿入しスライドを確実に開放した
のち、人為的にテープカセットをさらに押圧移動させる
動作により装填起動を検出しその出力信号でテープカセ
ットの装填を開始するテープカセットの装填起動検出機
構に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種のテープカセットはカセット挿入位置か
ら装着位置に移送する場合、カセットを載置する移送台
を起動源(例えばモータ等)により移動させる駆動機構
はベルト、プーリの組合わせまたは複数の歯車の組合わ
せ、さらにはリンク機構等が使用され、また移送台上の
テープカセットの装填排出を行う各動作を専用の駆動源
により与えるよう構成され、この場合挿入位置にある移
送台にテープカセットを挿入すると、その位置が検出装
置で検出され装填動作が開始されるよう構成されてい
た。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来のテープカセットの装填起動検出
機構は、単に人為的な挿入動作でテープカセットを移送
台に挿入するだけで起動信号が出力されるため、テープ
カセットの確実な移送台への挿入確認を行わないまま装
填が開始されるため、テープカセットの姿勢がズレた状
態で装着されてしまい、誤動作またはテープカセットの
破損を招く要因となり、延いては装置を破損させる難点
を有していた。
そこで、本発明の目的は、同期駆動伝達手段の一部に
検出手段を設け、テープカセットを移送台へ挿入する人
為的な押圧力による移送台の僅かな移動により、同期駆
動伝達手段の検出手段を作動させ、この検出手段から出
力される信号でテープカセットの確実な挿入を確認して
装填動作の起動のできるテープカセットの装填起動検出
機構を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記の目的を達成するため、本発明に係るテープカセ
ットの装填起動検出機構は、テープカセットを載置して
所定の装着位置に装填移送する移送台を設け、この移送
台にテープカセットの人為的な挿入動作でカセットスラ
イダを開放するスライダ開放手段を設けると共に前記移
送台の両側に複数の支持軸を設け、これら支持軸をそれ
ぞれ案内する複数の案内路を設けた一対の案内板をベー
ス上に立設し、前記案内板のいずれか一方の側の近接位
置に単一の駆動源で往復移動するカム板を設け、前記一
対の案内板に回転可能に支持されかつ前記案内路の一部
より貫通突出した特定の支持軸と係合して前記移送台を
移送する一対の移送台移送手段を設け、この一対の移送
台移送手段を互いに同期駆動させる同期駆動伝達手段の
一部に検出手段を設けてなるテープカセットの装填起動
検出機構であって、 前記移送台は、コ字形に折曲形成したカセットホルダ
の両立上がり側板の内側上部に一端に爪を備えた支持部
材を揺動可能に設けて前記移送台がテープカセット挿入
口に位置するときのみ前記爪が固定部との係合により内
部への移動を禁止するよう構成すると共に、 前記移送台移送手段は、回転中心にボスを有する歯車
の外周より突設した突出部に貫通L字穴を形成すると共
に前記突出部近傍の側面にピンを突設した出力アーム
と、この出力アームのボスに枢動可能に挿嵌され側面に
スプリング係止部および係合ピンを設けてこの係合ピン
を前記カム板のカム溝に係合させると共に前記ボスを中
心として形成された円弧穴に前記出力アームのピンを挿
通係合した入力アームと、前記ボスに巻回され一端を前
記入力アームのスプリング係止部に係止すると共に他端
を前記入力アームの円弧穴より突出した前記出力アーム
のピンに係止して双方のアームが前記円弧穴の所定角度
内で枢動するよう付勢する捩じれコイルばねとで構成
し、 さらに前記検出手段は、前記移送台移送手段を歯車と
の噛合により同期駆動させる同期駆動伝達手段の特定の
歯車のボスに径方向に突設したドッグとテープカセット
を人為的に押圧挿入した際の移送台の移動で前記入力ア
ームに対し捩じれコイルばねの付勢力に抗して枢動する
前記出力アームの回動を前記ドッグを介して検出するリ
ーフスイッチとからなり、このリーフスイッチより出力
される出力信号によりテープカセットの装填動作を起動
するよう構成することを特徴とする。
〔作用〕
本発明に係るテープカセットの装着機構によれば、テ
ープカセット挿入位置にある移送台上にテープカセット
の人為的な挿入動作でカセットスライダを開放させると
共に、テープカセット挿入禁止の係合部が解除され、さ
らに僅かな押圧力を与えることによる移送台の移動で同
期駆動手段の一部に設けられた検出手段からの出力信号
によりカム板が直線移動を開始する。これにより移送台
は移送台移送手段によりその支持部を案内板の案内路に
案内されながら逆L字型の移動により所定の装着位置ま
で移動する。この場合のリッド部は移送台の一側面に設
けられたリッド開放手段により完全に開放された状態と
なり、移送台の下降動作によりテープカセットはその一
対の孔とベース上の位置決めピンとの係合で位置決めさ
れる。この場合、テープカセットの装填起動の際人為的
な押圧動作でテープカセットの挿入が感覚的に確認され
たのち装填の起動が開始されるのでテープカセットの姿
勢が確保され確実な装填が可能となる。
〔実施例〕
次に、本発明に係るテープカセットの装填起動検出機
構の実施例につき、添付図面を参照しながら以下詳細に
説明する。
第1図は本発明に係るテープカセットの装填機構の一
実施例を示すものであり、装填機構の分解組立斜視図で
ある。図において、10は移送台(以下カセットハウスと
称する)、12はカセットハウス10に載置される公知のテ
ープカセット、14は左右を1組とする一対の案内板、16
はこの案内板を支持するベース、18は一対の案内板14に
回転可能に支持された移送台移送手段であり、20は単一
の駆動源で直線移動するカム板の一部を示す。
また、第2図(1)、(2)は公知のテープカセット
をそれぞれ表裏から見た斜視図を示す。
図において、24はテープカセット12に矢印a方向に移
動可能に設けられたスライダ、26は支持軸28を中心に矢
印b方向に回動可能に支持されたリッド、30はリッドに
刻設されたノッチであり、32はスライダ24を開放したと
きに露出する一対の孔を示す。テープカセットのスライ
ダ24は一対のロック部34によりロックされスライダ24の
閉塞状態が保持されている。したがってスライダ24を開
放移動するには一対のロック部34を同時に押圧すること
によりロックを解除すれば開放可能な状態となるが、ス
ライダは常に閉塞する方向にスプリング(図示せず)に
より付勢されておりスプリングに打ち勝つ外力を作用さ
せなければ開放しないように構成されている。
次に第1図に示すテープカセットを載置し所定の装着
位置に装填位置決めするカセットハウス10につき説明す
る。
このカセットハウス10は鋼板をコ字形に折曲形成した
カセットホルダ36と、左右の立上がり側板37の内側上部
に一対のピン38を中心に支持部材(以下フックと称す
る)40が揺動可能に支持されている。このフック40の一
端上部には上向きの爪42が形成され、カセットハウス10
がテープカセット挿入位置にあるときのみ、図示しない
上部蓋板の一部と爪42が係合するようになっている。ま
たフック40の他端はそれぞれスプリング44で付勢され、
この付勢力によりフック40の係合保持力を得ている。ま
た、カセットハウス10にはスライダ開放手段が設けられ
ており、これはカセットハウス10の水平な底板46上面に
細長突起状に形成されたカセットスライダのロック解除
部48と、底板46端部にL字形に突設した一対の当接部50
とで構成され、テープカセット22を水平方向に人為的に
挿入したとき、その挿入動作で第2図に示す一対のロッ
ク部34と当接してまずロック部34を解除したのち、カセ
ットハウス10底板46の一対の当接部50がリッド26のノッ
チ部30を通過してスライダ24の端部に当接し、さらに挿
入することによりスライダ24は完全に開放した状態のま
まロック部34により係合保持され、これによりスライダ
の解放状態が得られる。この場合、一対のフック40はテ
ープカセット挿入の際フック40の爪42と反対側端部底面
がテープカセット12上面に当接する。この当接動作によ
り一対のフックはピン38を中心に揺動し、爪42を下降さ
せて係合が解除させる。
また、カセットハウス10はその両側板37の外側に複数
の支持軸が設けられ、これらの支持軸は一対の駆動軸54
と2組の支持軸52,54から成り、これによりカセットハ
ウス10が構成される。
次に、移送台移送手段につき第1図を参照しながら説
明する。すなわち、前記2組の支持軸52,54は一対の案
内板14に刻設され、互いに一部が交叉した逆L字形の2
組の案内路(以下案内溝と称する)58,60にその一端が
係止されると共に、一対の駆動軸56はやはり案内板14に
削成された前記案内溝58と同形の一対の貫通路62を貫通
し、その一端は前記案内板14より突設した軸64に回転可
能に支持された移送台移送手段18と係合している。
この移送台移送手段18は、鋼板からなる円盤の外周の
一部に歯を削成した歯車66を設けると共にこの歯車66に
出力アーム68が延設されている。またこの出力アーム68
の端部にはL字形の貫通穴70が形成されると共にさらに
この出力アーム68の一部にはピン71が突設している。
また、前記出力アーム68には、中央に穴73を穿設した
ボス72を介して出力アーム68と入力アーム74が互いに枢
支している。入力アーム74の一端には係合ピン76が突設
すると共に前記穴73を中心とする貫通円弧孔78が形成さ
れ、前記出力アーム68のピン71を挿通させ相互のアーム
の枢動範囲を所定角度内に制限している。また、前記ボ
スの一部外周には捩れコイルバネ80が捲回挿着されバネ
の一端を前記ピン71と係合すると共に、その他端を入力
アーム74の一端に形成された係止部82に係止し、さらに
バネの延長部は前記L字形貫通穴70に臨ませ、これによ
り移送台移送手段18が構成される。
次に、図示しない単一の駆動源(モータ)による回転
を歯車とラックギヤとの噛合で直線往復移動するカム板
14につき第3図、第4図を参照しながら説明する。
このカム板14には貫通した逆L字形のカム穴84と略山
形の貫通カム穴86が形成され、カム穴84には入力アーム
74の係合ピン76が係合している。
一方、カセット挿入口88には密閉手段であるドア90が
軸92を中心に揺動可能に支持され、このドア90の一部に
は軸92と平行に係止ピン94が突設している。この係止ピ
ン94は前記案内板14に形成された前記軸92を中心とする
円弧穴96と係合し、ドアの開き角度を制限している。
さらに前記案内板14に設けられた軸98には一端にカム
部102を形成すると共に他端に前記カム板14の山形カム
穴86と係合する係合部104を有する揺動アーム100が揺動
可能に支持されている。さらに、ドア90は捩れコイルバ
ネ106により挿入口88を密閉方向に付勢されており、前
記ドアの係合ピン94は揺動アーム100のカム部と摺接状
態となっている。図の状態はカム板14が後退位置にあり
前記ドア90は密閉閉塞状態となっているが、人為的に外
力を作用させればドアは開放ができる構成となってい
る。しかるに、カム板14が前または後に位置していると
きのみドア90は閉塞しているにもかかわらず外力を作用
させれば容易に開放することができる。また、カム板14
の移動で揺動アーム100の係合部104が山形カム穴86の頂
点にあるとき、ドア90は揺動アーム100のカム部102との
摺接により開放状態となり、ドア90は円弧穴96端部と当
接している係止ピン94が揺動アーム100のカム部102によ
り挾持され開放状態がこのカム穴86により保持される。
第3図に示すカム板14の後退位置とはテープカセット
が所定位置に装着された場合の位置を示し、この場合、
入力アーム74の係合ピン76とカム穴84とは第4図に示す
位置関係を保持している。
次に、左右一対の移送台移送手段を同期駆動する同期
駆動伝達手段につき第5図を参照しながら説明する。
一対の案内板14には同期軸110が挿通し、回転可能に
支持されている。この同期軸110の両端には歯車112が設
けられ、この歯車112は移送台移送手段18との中間に設
けられたアイドルギヤ114を介して前記移送台移送手段1
8の出力アーム68の歯車66と噛合している。
したがって、カム板14の直線移動による移送台移送手
段の回転駆動は前記一対の歯車112を介して反対側の移
送手段18にも伝達され同期回転駆動の伝達が達成され
る。
次に、テープカセットのリッド開放手段につき第6図
ないし第8図を参照しながら説明する。
すなわち、カセットハウス10の立上がり側板37のいず
れか一方、図では向って左側にリッド開放手段116が設
けられる。
このリッド開放手段116は、前記カセットハウス10の
立上がり側板37に軸118を中心にブラケット120が揺動可
能に支持され、このブラケット120の内側にはリッド26
と係合する係止ピン122が突設すると共に外側には対向
する案内板14の内側に刻設された案内溝124と係合する
係合ピン126が突設している。
すなわち、このリッド開放手段による開放動作につき
以下説明する。テープカセット12が人為的な挿入動作で
カセットハウス10内に挿入されるとスライダ24が移動し
て開放し、リッド26のアゴ部が露出状態となる。
この状態で、カム板の直線移動動作でカセットハウスは
内部に引込まれカセットの装填動作が開始される。
このカセットハウス10は前記逆L字形の案内溝58,60
に案内されて水平移動すると同時に前記ブラケット120
は上り傾斜の案内溝124に係合ピン126を介して案内され
ているため、移動が進行するにつれて係止ピン122も軸1
18を中心に揺動して上昇し、リッド26のアゴ部に位置し
ている係止ピン122はアゴ部との係合により徐々にリッ
ド26を開放し、カセットハウスの垂直移動によりリッド
は完全な開放状態を得る。
次に、テープカセットの装填起動検出機構につき第6
図を参照しながら説明する。
すなわち、カセットハウス10の装填および排出動作は
直線移動するカム板20によって与えられる一対の移送台
移送手段18によって与えられる。この移送台移送手段の
構成は前述した通りであり、カセットハウス10がテープ
カセット挿入位置に位置している状態では、出力アーム
68のL字形貫通穴70と挿通係合している駆動軸56は逆L
字形の貫通路62の水平部分の端部に停止している。
この場合、出力アーム68はこれと枢支している入力ア
ーム74の係合ピン76と前進端位置にあるカム板14のカム
穴84の垂直部分との係合により、出力アームを時計方向
に旋回した状態で駆動軸56を拘束状態としている。
一方、前記同期回転伝達手段を構成する左右一対の歯
車112の一方の歯車のボス部128にその中心部を貫通し径
方向に両端を突出して一対のドッグ130が植設されてい
る。さらに、この歯車112上部の案内板14側部には検出
部(以下リーフスイッチと称する)132が設けられ、こ
のリーフスイッチのアクチュエータ134によりドッグの
一端130aとの当接で、カセットハウス10のテープカセッ
ト挿入位置(カム板20の前進端位置)を検出している。
ここで、テープカセット12をカセットハウス10内に水
平方向から押圧挿入すると、テープカセットのスライダ
24はスライダ開放手段により開放状態となり、カセット
ハウス10内定位置に載置される。この状態ではまだリー
フスイッチは接点が開状態を保持している。さらにテー
プカセット12に押圧力を与えると、カセットハウス10の
駆動軸56と係合している出力アーム68は入力アーム74と
はピン71を介して円弧穴78の範囲内で枢動可能に枢支し
ているため、前記押圧力により出力アーム68は係合ピン
71を付勢している捩れコイルばね80に抗して揺動され
る。この揺動動作により歯車66は僅か回転し、この回転
は前記同期駆動伝達手段を介して反対側の検出部132側
の歯車112にも伝えられ、これにより、ドッグ130aは反
時計方向に回転し(第6図参照)、リーフスイッチ132
のアクチュエータ134を作動し、接点の閉成により填装
開始信号が出力される。この出力信号によりモータが起
動するとカム板20を直線後退動作させテープカセットの
装填が開始されることになる。なお、モータが駆動され
る前の出力アーム68は人為的な挿入動作で駆動するが、
これと枢支している入力アーム74に対しては円弧穴78の
範囲内で揺動するのみで、この場合入力アームはカム板
20との係合で定位置停止状態となっている。
次に、テープカセットが装着位置にある場合のテープ
カセット押圧固定手段につき第1図を参照しながら説明
する。
テープカセット12を載置したカセットハウス10は移送
台移送手段18により2組の逆L字形カム溝58,60に沿っ
て案内され、カム板20の直線後退移動により所定の装着
位置まで移動する。
この場合、ベース16上には一対の先端テーパ状の位置
決めピン136が立設し、この位置決めピン136はテープカ
セット12のスライダ24が開口したとき露出する一対の孔
32と対向するようになっている。
カセットハウス10は装着位置近傍まで逆L字形カム溝
58,60に案内移送され、駆動軸56と係合している出力ア
ーム68により、垂直下降動作に入る。この下降動作で、
テープカセットの一対の孔32は前記位置決めピン136と
係合するが、さらにカセットハウス10は出力アーム68の
反時計方向(第6図参照)の揺動により若干下降する。
従って、テープカセット12は前記位置決めピン136によ
り位置決め当接されており、下降不能となるためカセッ
トハウスの下降動作によりテープカセット12のみが押し
上げられる。しかしながら、この場合テープカセット12
は、押し上げ動作でカセットハウス10上部に設けられて
いる一対のフック40の底部に当接し、これによりカセッ
トハウス底板46との間で弾力挾持されテープカセット12
の上下が拘束される。
この場合、テープカセット12に対する押し付け力は出
力アーム68の揺動によって与えられ、出力アーム68は入
力アーム74を介して所定量移動するカム板20によりテー
プカセット当接位置より余分に揺動しようとする。この
余分な入力アーム74の揺動は一体的に反時計方向(第6
図参照)に出力アーム68も揺動するが、この出力アーム
68と係合している駆動軸は出力アームのL字形貫通穴70
の範囲内で揺動可能となっている。このため、テープカ
セット12の下降が拘束されてもなおカセットハウス10を
下降させる下降動作によりカセットハウスの駆動軸56を
付勢している捩れコイルばね80の付勢力を介して弾力的
にテープカセット12を挾持することができる。
〔発明の効果〕
前述した実施例から明らかなように本発明に係るテー
プカセットの装填起動検出機構によれば、テープカセッ
トを載置し所定の装着位置に装填移送する移送台にテー
プカセットの人為的な挿入動作でカセットスライダを開
放するスライダ開放手段を設けると共に移送台両側に複
数の支持軸を設け、これらの支持軸をそれぞれ案内する
複数の案内路を設けた一対の案内板をベース上に立設
し、前記案内板のいずれか一方の近接位置に単一の駆動
源で往復移動するカム板を設け、前記一対の案内板に回
転可能に支持されかつ前記案内路を貫通案内される一対
の特定の前記支持軸と係合する出力アームとこの出力ア
ームに枢支され少なくとも一方のみが前記カム板と係合
する入力アームとで構成された一対の移送台移送手段を
設け、この一対の移送台移送手段を互いに同期駆動させ
る同期駆動伝達手段を設け、さらにこの同期駆動伝達手
段の一部に検出手段を設け、前記移送台がテープカセッ
ト挿入口にあるとき固定部と係合して移送台の内部への
移動を禁止すべく前記移送台内側上面に係合部を設けて
なり、前記移送台移送手段は、一端を回転中心とする歯
車とこれに延設し一部にピンを突設したアームを設ける
と共にこのアーム端部には貫通L字穴を設けた出力アー
ムと、この出力アームにボスを介して枢支し前記カムを
係合する係合部およびスプリング係止部を設けると共に
前記ピンを挿通係合し前記歯車の回転中心を中心とする
円弧穴を設けた入力アームと、一端を前記入力アームの
スプリング係止部に係止すると共に他端を前記出力アー
ムのピンと係止し相方のアームの枢動を所定角度内に付
勢すべく前記ボスに挿着された捩れコイルばねとで構成
することにより、テープカセットの移送台への人為的な
押圧挿入による感覚でテープカセットの姿勢が確認され
たのち、押圧による移送台の移動を同期駆動伝達手段を
介して検出される出力信号で装填が開始されるため確実
な装填が可能となり、製品の信頼性の向上を図ることの
できる等の多くの利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るテープカセットの装填起動検出機
構を装填機構に組込んだ一実施例を示す分解組立斜視
図、第2図(1)は本発明の検出機構に使用される公知
のテープカセットの表面斜視図、第2図(2)は公知の
テープカセットの裏面斜視図、第3図は第1図のカム板
を除いた状態のA矢視図、第4図は第1図のA矢視図、
第5図は第1図の平面図、第6図は第1図のカム板を除
いた状態のB矢視図、第7図は第1図の案内板を除いた
状態の移送台のB矢視図、第8図は第6図の部分平面図
を示す。 10……カセットハウス(移送台) 12……テープカセット 14……案内板、16……ベース 18……移送台移送手段、20……カム板 24……スライダ、26……リッド 30……ノッチ、32……孔 34……ロック部、36……カセットホルダ 37……立上り板、38……ピン 40……フック(支持部材)、42……爪 44……スプリング、46……底板 48……ロック解除部、50……当接部 52,54……支持軸、56……駆動軸 58,60……案内路、62……貫通路 64……軸、66……歯車 68……出力アーム、70……貫通穴 71……ピン、72……ボス 73……穴、74……入力アーム 76……係合ピン、78……円弧穴 80……捩れコイルバネ、82……係止部 84……カム穴、86……貫通カム穴 88……カセット挿入口、90……ドア 92……軸、94……係止ピン 96……円弧穴、98……軸 100……揺動アーム、102……カム部 104……係合部、106……捩れコイルバネ 110……同期軸、112……歯車 114……アイドルギヤ、116……リッド開放手段 118……軸、120……ブラケット 122……係止ピン、124……案内溝 126……係合ピン、128……ボス部 130,130a,130b……ドッグ 132……リーフスイッチ(検出部) 134……アクチュエータ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープカセットを載置して所定の装着位置
    に装填移送する移送台を設け、この移送台にテープカセ
    ットの人為的な挿入動作でカセットスライダを開放する
    スライダ開放手段を設けると共に前記移送台の両側に複
    数の支持軸を設け、これら支持軸をそれぞれ案内する複
    数の案内路を設けた一対の案内板をベース上に立設し、
    前記案内板のいずれか一方の側の近接位置に単一の駆動
    源で往復移動するカム板を設け、前記一対の案内板に回
    転可能に支持されかつ前記案内路の一部より貫通突出し
    た特定の支持軸と係合して前記移送台を移送する一対の
    移送台移送手段を設け、この一対の移送台移送手段を互
    いに同期駆動させる同期駆動伝達手段の一部に検出手段
    を設けてなるテープカセットの装填起動検出機構であっ
    て、 前記移送台は、コ字形に折曲形成したカセットホルダの
    両立上がり側板の内側上部に一端に爪を備えた支持部材
    を揺動可能に設けて前記移送台がテープカセット挿入口
    に位置するときのみ前記爪が固定部との係合により内部
    への移動を禁止するよう構成すると共に、 前記移送台移送手段は、回転中心にボスを有する歯車の
    外周より突設した突出部に貫通L字穴を形成すると共に
    前記突出部近傍の側面にピンを突設した出力アームと、
    この出力アームのボスに枢動可能に挿嵌され側面にスプ
    リング係止部および係合ピンを設けてこの係合ピンを前
    記カム板のカム溝に係合させると共に前記ボスを中心と
    して形成された円弧穴に前記出力アームのピンを挿通係
    合した入力アームと、前記ボスに巻回され一端を前記入
    力アームのスプリング係止部に係止すると共に他端を前
    記入力アームの円弧穴より突出した前記出力アームのピ
    ンに係止して双方のアームが前記円弧穴の所定角度内で
    枢動するよう付勢する捩じれコイルばねとで構成し、 さらに前記検出手段は、前記移送台移送手段を歯車との
    噛合により同期駆動させる同期駆動伝達手段の特定の歯
    車のボスに径方向に突設したドッグとテープカセットを
    人為的に押圧挿入した際の移送台の移動で前記入力アー
    ムに対し捩じれコイルばねの付勢力に抗して枢動する前
    記出力アームの回動を前記ドッグを介して検出するリー
    フスイッチとからなり、このリーフスイッチより出力さ
    れる出力信号によりテープカセットの装填動作を起動す
    るよう構成することを特徴とするテープカセットの装填
    起動検出機構。
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