JP2504792Y2 - カ―トリッジ磁気テ―プ駆動装置 - Google Patents

カ―トリッジ磁気テ―プ駆動装置

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JP2504792Y2
JP2504792Y2 JP1990031893U JP3189390U JP2504792Y2 JP 2504792 Y2 JP2504792 Y2 JP 2504792Y2 JP 1990031893 U JP1990031893 U JP 1990031893U JP 3189390 U JP3189390 U JP 3189390U JP 2504792 Y2 JP2504792 Y2 JP 2504792Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、挿入されたカートリッジを駆動力によって
排出するようにしたカートリッジ磁気テープ駆動装置で
あり、特に停電時等に備えて手動でもカートリッジを取
出せるようにしたものである。
〔従来の技術〕
アメリカ合衆国規格(ANSI)では、コンピュータのデ
ータ記憶媒体として1/4インチのカートリッジ磁気テー
プ(以下、カートリッジと呼ぶ。)が定められている。
第26図はこのようなカートリッジを示す図であり、同図
に示すようにカートリッジ1の本体である箱形のケース
内には、一対のリール2a,2bが回動自在に設けられてい
る。これら一対のリール2a,2b間には、1/4インチ幅の磁
気テープ3が巻回されており、各リール2a,2bはキャプ
スタン4と一対のテンションリール5a,5b間に張設され
た駆動ベルト6にて回転させられる。すなわち、カート
リッジ1のケースに穿設された切欠窓7を介して、駆動
装置の図示しない駆動キャプスタンが該キャプスタン4
を一定速度で回転駆動すると、磁気テープ3が一定速度
でリール2a,2b間を搬送される。そして、磁気テープ3
を外界から保護するためにヒンジ8を中心に図中矢印方
向へ回動するアクセスドア9が設けられている。このア
クセスドア9は通常ヒンジ8に巻回されたコイルバネに
て反時計方向に付勢されている。そして、このアクセス
ドア9を開放するためには、ヒンジ8の反対側端9aを時
計方向に付勢すればよい。
なお、第27図に示すように、カートリッジ1のケース
の一部を構成している基板10の両短辺側には、切欠部10
a,10bがそれぞれ形成されている。
このような構成のカートリッジ1が装着される従来の
カートリッジ磁気テープ駆動装置のなかには、カートリ
ッジの自動装着及び取出し機能を備えたものがある。即
ち、このような機能を備えた装置によれば、カートリッ
ジを挿入口から挿入すると駆動力によって該カートリッ
ジは装置奥の規定位置まで自動的に引込まれる。そして
カートリッジを装置から取出す場合にも、装置内のカー
トリッジは駆動力によって装置外に自動的に送り出され
るようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
カートリッジの自動装着及び取出し機構を備えた上記
カートリッジ磁気テープ駆動装置によれば、カートリッ
ジ装着中等に停電等の事故が起きて駆動力が得られなく
なると、カートリッジを装置内から取出すことができな
くなってしまうという問題があった。
本考案は、このような問題に鑑みてなされたものであ
り、少くともカートリッジの自動取出し機構を備えた駆
動装置において、手動でカートリッジの取出しを行なえ
るようにすることを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係るカートリッジ磁気テープ駆動装置は、駆
動源の駆動力をドロワユニットに伝達し、内部に挿入さ
れたカートリッジ磁気テープを外部へ送り出すために該
ドロワユニットに所定の運動を行わせるカートリッジ磁
気テープ駆動装置において、前端が閉止されたフレーム
と、前記フレームの内部に設けられた減速機構と、前記
フレームの前端に形成されて前記減速機構の一部を前記
フレームの前端側に露出させる切欠き部と、前記カート
リッジ磁気テープの挿入口を有し、前記フレームの前端
に開閉自在に設けられた前面パネルとを具備することを
特徴とする。
〔作用〕
前面パネルを開放すると、装置の本体であるフレーム
の前端が見える。ここには、駆動力の伝達機構が露出し
ているので、これを指で操作すれば、装置内に挿入され
たカートリッジを手動で外部に送り出すことができる。
〔実施例〕 本発明の一実施例を第1図〜第25図によって説明す
る。
まず第1図によって、本実施例のカートリッジ磁気テ
ープ駆動装置11(以下、装置11と略称する。)の全体構
成を簡単に説明する。本装置11は前面パネル12を有する
フレーム13を基体としている。この前面パネル12には、
カートリッジ1を長手方向に沿って挿入するための挿入
口14が形成されており、該挿入口14には開閉自在なドア
15が取付けられている。そして、前記フレーム13の上面
には、挿入口14から挿入されたカートリッジ1を載置し
て装置11内に引込み、あるいは装置11内の所定位置にあ
るカートリッジ1を外部へ送り出すためのドロワユニッ
ト16が移動自在に設けられている。また、前記フレーム
13と前記ドロワユニット16の間には、カートリッジ1を
所定位置で固定するとともに、カートリッジ1の磁気テ
ープ3に設定される磁気ヘッド17及び駆動手段としての
キャプスタンモータ18を備えたR/Wユニット19が移動自
在に設けられている。これらドロワユニット16とR/Wユ
ニット19の本体はそれぞれ板状の部材からなり、装置11
の駆動源であるモータ20によって駆動される円形の駆動
カム21によって、互いに平行な平面内において所定のタ
イミングで駆動されるようになっている。
次に、本装置11の構成を、主要構成部分ごとに分けて
詳述する。
(1) フレーム13 第2図及び第3図に示すように、フレーム13の前端に
は中心軸22によって中心で軸支された円形の駆動カム21
と装置11の駆動源であるモータ20とが設置されており、
両者は駆動力の伝達機構である駆動ベルト23及び2段式
の減速ギア機構24で連動連結されている。駆動カム21は
光を反射しにくい黒色の材質で構成されている。減速ギ
ア機構24の一部は、フレーム13の前端に設けられた切欠
き部25から外に覗いており、指で触れることができるよ
うになっている。また、第4図及び第5図に示すよう
に、カートリッジ1の挿入口14及びドア15を有する前面
パネル12は、フレーム13の前端に対してヒンジ部をもっ
て揺動自在に取付けられている。従って、該前面パネル
12を手前側に倒せば、第5図に示すようにフレーム13の
前端面は装置11の外部に露出され、指で前記減速ギア機
構24を操作することができるので、停電等によって装置
11の駆動ができなくなった時に手動でカートリッジ1の
取出しをすることができる。また、第5図において27は
設定スイッチであり、装置11の内部状態を任意に設定で
きる。例えば、同一種類の本装置を多数同時に用いる場
合等に、各装置ごとの番号をこの設定スイッチ27で設定
することができる。
次に、フレーム13の平面図である第2図において、28
は枠29内に設けられた孔部であり、30はドロワユニット
16が設定される第1の取付け面、31は該取付け面30より
も低い第2の取付け面でR/Wユニット19が設定される。
そして、前記駆動カム21の上面には、ドロワユニット16
に所定の運動をさせるための溝32が形成されており、ド
ロワユニット16の一部に設けられたカムフォロア33が係
合するようになっている。また、駆動カム21の下面に
は、R/Wユニット19に所定の運動をさせるための溝34が
形成されており、R/Wユニット19の一部に設けられたカ
ムフォロア35が係合するようになっている。
次に、第2図、第6図及び第7図に示すように、フレ
ーム13の第1の取付け面30には、リンク板36の基端部が
軸37を中心に揺動自在となるように取付けられている。
このリンク板36に形成された長孔38にはフレーム13側の
突部39が係合しており、リンク板36の揺動角度範囲を規
制している。また、前記駆動カム21の上面には突部40が
設けられており、駆動カム21の回転に伴うドロワユニッ
ト16及びR/Wユニツト19の運動に合せて、該突部40がリ
ンク板36を揺動操作するようになっている。
第2図、第6図及び第7図に示すように、前記フレー
ム13の前端面近傍の側面側には、軸41を中心として回動
自在となるように、操作板42が設けられている。この操
作板42はアーム43の先端に操作ピン44を有している。ま
た、この操作板42はばね45を介してフレーム13に連結さ
れており、前面パネル12の側へ付勢されるようになって
いる。そして、前記リンク板36の先端部と前記操作板42
はばね46及びロッド47を介して連動連結されている。
前述したように、フレーム13の前端には、ヒンジ部を
中心として前面パネル12が開閉自在となるように設けら
れている。該前面パネル12には、カートリッジ1を長手
方向に沿って挿入するための挿入口14が形成されてい
る。この挿入口14には、ドア15が軸を中心にして回動自
在となるように取付けられている。ドア15の端部にはフ
ォーク状の操作部15aが設けられており、この操作部15a
に前記操作板42のピン44が係合している。即ち、駆動カ
ム21が回動してリンク板36が揺動すれば、操作板42がこ
れに連動してドア15を開閉するようになっている。
また、前面パネル12の内面側には、前面パネル12を外
方に倒した際に前記操作板42を上方へ持上げる操作ピン
48が設けられている。即ち第5図に示すように、前面パ
ネル12を開いて手動で減速ギア機構24を回してカートリ
ッジ1を取出す際、外へ引出したカートリッジ1が前記
操作ピン44に引掛かからないようにするため、前面パネ
ル12の開放に連動して操作板42の操作ピン44が上方へ逃
げるように構成されている。
(2) ドロワユニット16 第1図及び第8図(A),(B)に示すように、前記
フレーム13の第1の取付け面30の上方には、間にリンク
板36を介在させた状態で、板状のドロワユニット16が移
動自在に設けられている。このドロワユニット16は、前
記挿入口14から長手方向に沿って挿入されたカートリッ
ジ1が設定される部材であり、その左右両縁には載置さ
れたカートリッジ1の上面を係止する係止縁50が突設さ
れている。また、このドロワユニット16には光を反射し
ないような黒色の塗装が施してある。
前記ドロワユニット16には3つの案内溝51が互いにほ
ぼ平行に形成されており、ドロワユニット16の下面側
(フレーム13側)には、フレーム13とドロワユニット16
の間に間隙ができるように案内溝51を囲んでスペーサ52
がそれぞれ設けられている。フレーム上に回動自在に固
設された2個の案内ローラ53,53がドロワユニット16の
後端側の2本の案内溝51,51にそれぞれ係合し、前記駆
動カム21の中心軸22に設けられた1個の案内ローラ54が
ドロワユニット16の前端側の1本の案内溝51に係合して
いる。ドロワユニット16の下面の所定位置にはカムフォ
ロア33が設けられており、このカムフォロア33が前記駆
動カム21の上面に形成された溝32に係合している。即
ち、モータ20を駆動して駆動カム21を回動すれば、ドロ
ワユニット16はカートリッジ1の挿入方向とほぼ平行に
案内溝51に沿ってフレーム13上で移動することができ
る。
(3) ラッチ機構60 次に、前記ドロワユニット16の下面側には、ドロワユ
ニット16上に設定されたカートリッジ1の後端側を押え
るとともに該カートリッジ1のアクセスドア9を開放さ
せる機能も備えたラッチ機構60が設けられている。
まず、ドロワユニット16の下面にはラッチ板61が取付
けられている。即ち、ドロワユニット16の後端側にはカ
ートリッジ1の挿入方向に沿って案内溝62が形成されて
おり、ラッチ板61の後端に設けられたガイド63がこの案
内溝62にスライド自在に係合している。ラッチ板61の後
端は、この案内溝62を介してドロワユニット16の上面側
に突出しており、この突出した部分が、挿入されたカー
トリッジ1の先端を受止める当接板64とされている。ま
た、ラッチ板61の前端側には屈曲部65を有する案内溝66
が形成されており、この案内溝66はドロワユニット16に
設けられた案内軸67にスライド自在に係合している。フ
レーム13側にあるこの案内軸67の端部には光を反射しに
くい黒塗りの円板68が取付けられている。
ドロワユニット16の前端側の側方には、押え部材70が
設けられている。この押え部材70は、カートリッジ1の
アクセスドア9を押し開くとともにカートリッジ1の後
端側を押える作動部71と、該作動部71と一体になった操
作部72とを有しており、両部71,72の間の位置でドロワ
ユニット16に対して回動自在に軸支されている。そし
て、前記ラッチ板61の前端と該押え部材の操作部72は、
両端が回動自在とされたロッド73を介して連結され、さ
らに前記ラッチ板61の後端と操作部72の端部とはロッド
74及びばね75を介して連結されている。
即ち、第8図に示す状態において、カートリッジ1が
挿入されて当接板64を奥へ移動させると、ラッチ板61も
奥へ移動する。そして第9図(A),(B)に示すよう
に、ラッチ板61の案内溝66の屈曲部65が案内軸67に係合
し、これによってロッド73が揺動して押え部材70を回動
させる。第10図及び第11図に示すように、回動した押え
部材70の作動部71はカートリッジ1のアクセスドア9を
開放し、カートリッジ1の後端側に係止する。
(4) センサ 次に、前記ドロワユニット16によるカートリッジ1の
引込み動作を制御するセンサについて説明する。図示し
ないが、ドロワユニット16の下面側には本装置11を制御
するためのプリント基板があり、このプリント基板に反
射形のセンサが3個取付けられている。
第1センサは前述したラッチ機構60が作動しているか
否かを確認するセンサであり、第8図において黒塗りの
円板68がある位置をターゲットとしている。即ち、手動
でカートリッジ1を装置11内に挿入してラッチ機構60を
作動させると、該カートリッジ1は押え部材70によって
係止される。この時、第8図(B)において黒塗りの円
板68に対していたためにOFFであった第1センサは、第
9図(B)に示すように光を反射する押え部材70の操作
部72を検出してONとなる。この信号によって、前記モー
タ20が引込み側に駆動を始め、ドロワユニット16上のカ
ートリッジ1を装置11内に引込む、即ちロードを開始す
るように構成されている。
第8図及び第9図に示すように、ドロワユニット16の
略中央部には第2センサの光ターゲット80が設けられて
いる。この光ターゲット80は、ドロワユニット16の黒色
と異って光を反射する部材である。第12図に示すよう
に、第2センサはカートリッジ1のロード開始時からON
信号を出力し、途中で光ターゲット80から外れてOFFと
なる。
第8図及び第9図に示すように、前記駆動カム21の下
面側の所定位置には、図示しない第3センサの光ターゲ
ット81が設けられている。この光ターゲット81は、黒色
の駆動カムと異って光を反射する部材である。第12図に
示すように、第3センサはカートリッジ1がロードされ
た状態とアンロードされた状態の時にON信号を出し、そ
れ以外の引込み又は排出動作中にはOFFとなっている。
第12図に示すように、本実施例では、第1センサによ
ってカートリッジ1のラッチを確認してロードを開始さ
せ、第2センサ及び第3センサの出力信号の組合せでロ
ードとアンロードを区別している。即ち、第2・第3両
センサともにONの時はアンロード状態と判断されるが、
ロードを開始した後、両センサとも順次OFFになり、そ
の後第3センサが再びONになった時にロード状態である
と判断されてモータ20の駆動が停止されるようになって
いる。
(5) R/Wユニット19及びカートリッジの固定機構 第1図、第13図及び第14図に示すように、前記フレー
ム13と前記ドロワユニット16の間にはR/Wユニット19が
移動自在に設けられている。R/Wユニット19は、カート
リッジ1の磁気テープ3に当接する磁気ヘッド17と、該
磁気テープ3の駆動手段であるキャプスタンモータ18を
有している。
このR/Wユニット19は、後述するようにフレーム13に
対して3箇所で連結されており、R/Wユニット19の所定
位置に設けられたカムフォロア35は前記駆動カム21の溝
34に係合している。即ち、前記モータ20を駆動すること
により、R/Wユニット19は第13図に示す後退位置から第1
4図に示す前進位置に移動し、磁気ヘッド17を磁気テー
プ3に当接させ、キャプスタンモータ18の駆動キャプス
タンをカートリッジ1のキャプスタン4に当接させるよ
うに構成されている。
第13図、第15図及び第16図に示すように、まずR/Wユ
ニット19の前端部とフレーム13は、相対的に移動できる
ように連結アーム90を介してピン91,91で連結されてい
る。この連結アーム90に近いR/Wユニット19の前端部に
は、カートリッジ1の第1の固定機構として、R/Wユニ
ット19と垂直な面内で揺動自在となるように係合爪92が
設けられ、該係合爪92と相対する位置にはストッパ部93
が固設されている。係合爪92の上端は、ばね94によって
連結アーム90のフレーム13側の端部に連結されている。
また、第13図及び第15図に示すように、R/Wユニット19
の後退位置において、該係合爪92は、前記連結アーム90
に設けられた押圧部95に上端部を押され、その爪先を下
げるようになっている。ここでR/Wユニット19が後退位
置から前進位置に移動すると、第16図に示すように、押
圧部95が係合爪92の上端部から離れるので、該係合爪92
の上端部はばね94に引張られる。従って、前進位置にお
いて、係合爪92の爪先はドロワユニット16上にあるカー
トリッジ1を持上げ、これをストッパ部93との間に挟持
固定することになる。
次に、第13図、第17図及び第18図に示すように、R/W
ユニット19の後端部とフレーム13は、相対的に移動でき
るように連結アーム100を介してピン101,101で連結され
ている。この連結アーム100に近いR/Wユニット19の後端
部には、カートリッジ1の第2の固定機構として、R/W
ユニット19と垂直な面内で揺動自在となるように係合爪
102が設けられ、該係合爪102と相対する位置にはストッ
パ部103が設けられている。係合爪102の上端は、ばね10
4によって連結アーム100のフレーム13側の端部に連結さ
れている。また、第13図及び第17図に示すように、R/W
ユニッ卜19の後退位置において、係合爪102と一体に形
成された操作部105は、連結アーム100に設けられた押圧
部106に上端を押圧され、係合爪102の爪先を下げるよう
になっている。ここでR/Wユニット19が後退位置から前
進位置に移動すると、第18図に示すように、押圧部106
は操作部105から離れる方向に動いていくので、操作部1
05と一体になった係合爪102の上端部はばね104に引張ら
れる。従って、前進位置において、係合爪102の爪先は
カートリッジ1の切欠部10aを介して該切欠部の近傍を
持上げ、ドロワユニット16上にあるカートリッジ1をス
トッパ部103との間に挟持固定することになる。
次に、第13図、第19図及び第20図に示すように、R/W
ユニット19の後端部にはピン110を介して連結アーム111
が回動自在に取付けられている。この連結アーム111の
自由端側はフォーク状の係合部になっており、フレーム
13上に立設されたピン112に対して滑動自在に係合して
いる。R/Wユニット19の連結アーム111に近い部分には孔
113が設けられており、この孔113の内側にはカートリッ
ジ1の第3の固定機構として板ばね114が取付けられて
いる。この板ばね114の自由端側にはカートリッジ1を
ばね力で押上げるための舌片115が突設されている。ま
た、この舌片115と対向するように、R/Wユニット19には
ストッパ部116が設けられており、板ばね114で持上げら
れたカートリッジ1が下から係止されるようになってい
る。前記板ばね114の舌片115の近傍には凸部117が設け
られている。また、前記連結アーム111には、該凸部117
に接触して板ばね114を押下げるための操作板118が一体
に設けられている。即ち、第13図及び第19図に示すよう
に、R/Wユニット19が後退位置にある時は、操作板118が
凸部117を押下げている。これに対してR/Wユニット19が
前進位置にくると、第14図及び第20図に示すように、操
作板118が凸部117から外れるので板ばね114が上方に持
上り、ドロワユニット16上のカートリッジ1を持上げて
ストッパ部116との間に挟持することになる。
次に、以上の構成における作用を、主として第12図及
び第21図〜第25図を参照して説明する。
第21図は本装置11のアンロード状態を示している。ド
ロワユニット16は挿入口14に近接した手前位置にあり、
R/Wユニット19は後退位置にある。カートリッジ1は挿
入されておらず、ラッチ機構60及びカートリッジ1の固
定機構である係合爪92,102及び板ばね114は働いていな
い。第1センサは、ラッチ機構60の円板68によってOFF
となっており、第2センサ及び第3センサはそれぞれ光
ターゲット80,81によってONとなっている。
次に、第22図に示すように、第21図のようなアンロー
ド状態において、挿入口14からカートリッジ1を長手方
向に沿って装置11内に挿入する。第9図にも示すよう
に、カートリッジ1の先端はラッチ板61の当接板64に突
当り、これを奥の方へ移動させる。すると、該ラッチ板
61に連動して押え部材70が揺動し、該押え部材70はカー
トリッジ1の後端側に係止してアクセスドア9を開放し
はじめる。この時、それまで黒塗りの円板68によってOF
Fであった第1センサは、押え部材70の操作部72を検知
してONとなる。このON信号によって、第12図に示すよう
にモータ20が駆動を始め、カートリッジ1のロードが開
始される。ロードが開始され、駆動カム21が回り始める
と、駆動カム21上の光ターゲット81が移動するので第3
センサは直ちにOFFとなる。
次に、第23図に示すように、カートリッジ1はドロワ
ユニット16上に載置された状態で装置11の奥の方へ引込
まれていく。この時、ドロワユニット16上において、カ
ートリッジ1の後端側は押え部材70によって押えられて
いるので、カートリッジ1がドロワユニット16の移動に
取り残されてしまう恐れはなく、該カートリッジ1はド
ロワユニット16と共に引込まれ、確実にロードされてい
く。そして、第23図に示すように、ドロワユニット16及
びカートリッジ1が装置11の一番奥に入ったところで、
カートリッジ1のアクセスドア9が最大に開放される。
なお、上記引込み動作の途中で、光ターゲット80の移動
によって第2センサもOFFとなる。
次に、第24図に示すように、R/Wユニット19が作動し
て前進位置に進み、この時前述の通りアクセスドア9は
開放されているので磁気ヘッド17が磁気テープ3に設定
されるとともに駆動キャプスタン18aがカートリッジ1
側のキャプスタン4に当接する。
次に、第25図に示すように、カートリッジ1を載せた
ドロワユニット16及び該カートリッジ1に対して設定さ
れたR/Wユニット19が、装置11の挿入口14側に少し戻
る。本実施例の構造においては、R/Wユニット19に設け
られた3つの固定機構(係合爪92,102及び板ばね114)
がこの動作によって働き、ドロワユニット19上のカート
リッジ1を持上げて所定位置に固定することになる。即
ち、第16図にも示すように、一方の係合爪92はカートリ
ッジ1の一端側を持上げてストッパ部93との間に挟持固
定する。また第18図にも示すように、他方の係合爪102
はカートリッジ1の他端側を持上げてストッパ部103と
の間に挟持固定する。そしてさらに、第20図にも示すよ
うに、板ばね114はカートリッジ1の他端側を持上げて
ストッパ部116との間に挟持固定する。
このようにして、カートリッジ1は、ドロワユニット
16のラッチ機構60によって出入れ方向の位置が決めら
れ、さらに前述した3つの固定機構によって上下方向の
所定位置に確実に固定される。このロード状態におい
て、カートリッジ1に対する磁気ヘッド17及び駆動キャ
プスタン18aの位置が正確に定まる。そして、第12図に
示すようにロード状態に入ったところで、駆動カム21の
光ターゲット81がロード開始時と同じ位置に戻り、第3
センサは再びONになる。第2センサがOFFで第3センサ
がONの時、図示しない制御部はロードが完了したと判断
し、モータ20の駆動を停止する。
そして、前記磁気ヘッド17及びキャプスタンモータ18
等を駆動して、カートリッジ1の磁気テープ3に情報を
書込み、又は磁気テープ3から情報を読み出す等の操作
を行う。カートリッジ1を排出する際の動作は、前述し
たのと逆である。即ち、第9図(A)に示すように駆動
カム21が時計回り方向に回転し、カートリッジ1を載せ
たドロワユニット16及びR/Wユニット19は駆動カム21に
連動してアンロード状態に向う。そして駆動カム21の突
部40がリンク板36を揺動させ、これに連動するドア15が
開放される。さらにラッチ板61の案内溝66の屈曲部65と
案内軸67の係合が解除され、カートリッジ1を押えてい
る押え部材70が外れてラッチ板61がばね力で戻る。これ
によってカートリッジ1は挿入口14から装置11の外に排
出される。
また、カートリッジ1が装置11の内部に装着されてい
る時に停電等の事故が発生すると、モータ20が駆動でき
なくなってしまう。このような場合に、カートリッジ1
を装置11から取出すためには、第5図に示すように前面
パネル12を手前側に引き倒してフレーム13の前端を外部
に露出させる。前面パネル12が設けられたフレーム13の
前端には減速ギア機構24の一部が切欠き部25を介して覗
いているので、このように前面パネル12を手前に開放す
れば、指でこの減速ギア機構24を操作することができ
る。即ち、手動で該減速ギア機構24を所定方向に回せ
ば、駆動カム21をカートリッジ1の取出し方向に回すこ
とができるので、モータ20が働かない場合にもカートリ
ッジ1を装置11内から取出すことができる。
〔考案の効果〕
本考案のカートリッジ磁気テープ駆動装置によれば、
駆動力の伝達機構の少くとも一部をフレームの前端から
手で操作できるようにし、該フレームの前端に設けられ
た前面パネルをフレームに対して開閉自在の構造にして
ある。
従って、駆動源が使用できなくなっても、指で上記伝
達機構を直接操作し、装置内にあるカートリツジを装置
外に取出すことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の全体斜視図、第2図は同実
施例におけるフレームの平面図、第3図は第2図のIII
−III切断線における一部断面図、第4図は同実施例に
おける前面パネルの斜視図、第5図は同前面パネルを開
放した状態を示す斜視図、第6図及び第7図は、それぞ
れ同実施例におけるドアの作動状態を示す断面図、第8
図(A)は同実施例のアンロード状態におけるフレーム
とドロワユニットの平面図、第8図(B)は同図(A)
のドロワユニットをフレーム側から見た図、第9図
(A)は同実施例のラッチ状態におけるフレームとドロ
ワユニットの平面図、第9図(B)は同図(A)のドロ
ワユニットをフレーム側から見た図、第10図及び第11図
は、それぞれラッチ機構によるアクセスドアの開放を示
す斜視図、第12図は同実施例における各センサの出力信
号のタイミングを示す図、第13図は後退位置にあるR/W
ユニットを示す本実施例の平面図、第14図は前進位置に
あるR/Wユニットを示す本実施例の平面図、第15図及び
第16図は、それぞれカートリッジの第1の固定機構とそ
の作用を示す斜視図、第17図及び第18図は、同じく第2
の固定機構とその作用を示す斜視図、第19図(A)及び
第19図(B)は、それぞれカートリッジの第3の固定機
構を示す平面図及び正面図であり、固定前の状態を示す
図、第20図(A)及び第20図(B)は、同じく第3の固
定機構の平面図及び正面図であり、固定状態を示す図、
第21図、第22図、第23図、第24図及び、第25図は、それ
ぞれ本装置の作用を示す平面図、第26図はカートリッジ
磁気テープを示す平面図、第27図は固定機構によって挟
持されるカートリッジ磁気テープの切欠部付近の拡大斜
視図である。 1……カートリッジ、11……カートリッジ磁気テープ駆
動装置(装置)、12……前面パネル、13……フレーム、
14……挿入口、20……駆動源としてのモータ、24……駆
動力の伝達機構としての減速ギア機構。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動源の駆動力をドロワユニットに伝達
    し、内部に挿入されたカートリッジ磁気テープを外部へ
    送り出すために該ドロワユニットに所定の運動を行わせ
    るカートリッジ磁気テープ駆動装置において、 前端が閉止されたフレームと、 前記フレームの内部に設けられた減速機構と、 前記フレームの前端に形成されて前記減速機構の一部を
    前記フレームの前端側に露出させる切欠き部と、 前記カートリッジ磁気テープの挿入口を有し、前記フレ
    ームの前端に開閉自在に設けられた前面パネルとを具備
    することを特徴とするカートリッジ磁気テープ駆動装
    置。
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