JP3417191B2 - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JP3417191B2 JP03998696A JP3998696A JP3417191B2 JP 3417191 B2 JP3417191 B2 JP 3417191B2 JP 03998696 A JP03998696 A JP 03998696A JP 3998696 A JP3998696 A JP 3998696A JP 3417191 B2 JP3417191 B2 JP 3417191B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1つのカセット挿
入口に対して大きさの異なる2種類以上のテープカセッ
トが使用可能なVCR装置(ビデオ・カセット・レコー
ダ装置)等に適用されて好適な記録再生装置に関し、特
にカセット挿入口に重複してカセットが挿入されるのを
防止するためのカセット扉ストッパ機構に係わるもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、1つのカセット挿入口から大きさ
の異なる大小のテープカセットをカセットホルダに装填
し、記録再生動作を行うことのできるいわゆるコンパチ
ブル方式のVCR装置は本発明の出願人が特願平7−3
0898号明細書の記録再生装置において提案してい
る。この記録再生装置では例えば、装置内にテープカセ
ットが装填されている状態においてカセット挿入口から
誤って別のテープカセットを重複して挿入されることを
防止する機構はなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した記録再生装置
のカセット装填機構を図8を参照して説明すると、符号
70はカセットコンパートメント(以下、カセコンとい
う)のフレームであり、その一端部に大小2種類のカセ
ットが挿入可能なカセット挿入口71と、このカセット
挿入口71にその上部に支持した支持軸72でカセット
扉73が開閉可能にされている。74は図示しないロー
ディング機構等のメカデッキが搭載されるメカシャーシ
である。カセコン内にはテープカセットをローディング
位置とエジェクト位置とに搬送するカセットホルダ75
が配置され、このカセットホルダ75はエジェクト位置
ではカセット挿入口71に隣接した位置にある。
【0004】ここで、図8の動作は小カセット76がカ
セットホルダ75に保持されてローディング位置に装填
された状態である。すなわち、小カセット76がローデ
ィング位置に装填された状態では、小カセット76の後
端部とカセット挿入口71との間に広い空間が生じる。
このため、カセコン内にカセットが装填されているにも
関わらずカセット挿入口71から誤って別の小カセット
76aを重複して挿入すると上述した空間内に容易に挿
入されてしまい、最悪の場合には空間の隙間からメカデ
ッキ上に落下する場合もある。このようになると先に装
填したカセットのエジェクト動作が困難となり、カセッ
トが取り出せなくなることがあった。
【0005】尚、単一のテープカセットが適用される通
常の記録再生装置にあっては、装置内にテープカセット
が装填状態にあるとき、誤って別のテープカセットが重
複して挿入できないようにストッパ機構を備えたものは
あるが、カセットが装填されたあと、カセット扉を指等
で閉じないようにすると、ストッパ機構は機能しなくな
る。従って、このような状態ではカセット挿入口から別
のカセットを挿入すると入ることができてしまい、カセ
ットの重複防止の目的が達せられない場合がある。
【0006】本発明は、上述したような課題を解消する
ためになされたもので、カセットが装填されたあとカセ
ット扉が開放しないようにして重複するカセットの挿入
を防止するようにしたカセット扉ストッパ機構を備えた
記録再生装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明による記録再生装置は、カセット挿入口から
挿入したカセットが待機状態のカセットホルダに装填さ
れたのちローディング位置に移動する動作と、カセット
が待機状態であるエジェクト位置に移動する動作とが行
える記録再生装置において、カセットのローディング動
作に連動してカセット挿入口のカセット扉を開放不能に
するためのカセット扉ストッパ機構を備え、カセット扉
ストッパ機構は、支点部を中心として回動するブレーム
部材の一端側にカセットのローディング動作に連動して
押し下げられる操作片と、フレーム部材の他端側にカセ
ット挿入口内に突出するストッパ片と、カセットのエジ
ェクト動作に連動してストッパ片を強制的に後退させる
解除レバーを備えたものである
【0008】このように構成したことで、カセットがロ
ーディング動作されると、これに連動してカセット扉が
カセット扉ストッパ機構の一部に突き当たって開放でき
なくなり、これによって、別のカセットの挿入を防止す
ることができる。
【0009】また、カセット扉ストッパ機構は、支点部
を中心として回動するフレーム部材の一端側にカセット
のローディング動作に連動して押し下げられる操作片
と、フレーム部材の他端側にカセット挿入口内に突出す
るストッパ片を備え、このストッパ片にカセット扉が突
き当たって開放不能にしたことで、別のカセットをカセ
ット挿入口から挿入しようとしてもカセット扉が開放し
ないため重複する挿入を防止することができる。
【0010】また、カセット扉ストッパ機構にカセット
のエジェクト動作に連動してストッパ片を強制的に後退
させる解除レバーを備えたことで、カセット扉をストッ
パ片に強く圧接するような力を加えても、カセットが引
き上げられるエジェクト動作によって解除レバーを操作
しストッパ片をカセット挿入口から後退させることがで
きる。
【0011】また、テープカセットは、1つのカセット
挿入口から挿入される大きさの異なる2種類以上のテー
プカセットとしたことで、大きさの異なるテープカセッ
トを選択して使い分けることができる。
【0012】また、カセット扉を開放したときのカセッ
ト挿入口の開口高さがカセットの厚みに対応するように
設定され、カセット挿入口内にストッパ片が突出した状
態では当該カセット挿入口の開口高さが制限され、カセ
ットの挿入を不能にしたことで、カセットの重複した挿
入を防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明による記録再生装置
の実施例を大小2種類のテープカセットが使用可能なコ
ンパチブル方式の民生用のVCR装置に適用した例をと
って図面を参照して説明する。
【0014】図1は本例のVCR装置のカセコンの分解
斜視図を示し、まず、カセコンの構成について説明す
る。
【0015】カセコンの全体を符号1で示し、矢印方向
が図示しないテープカセットの挿入方向である。カセコ
ン1の両側部にはメカシャーシ2上においてカセコンフ
レーム3,3が立設され、カセコン1の入口側にカセッ
ト扉4の上端部に設けた支持軸4a,4aがカセコンフ
レーム3,3に形成した支承部3a,3aに揺動可能に
支持されている。また、カセット扉4の先端部の裏面側
に突起リブ4bを形成してある。そして、このカセット
扉4の前方にカセット挿入口5を有するフロントパネル
6が配置されている。
【0016】カセコン1内にはテープカセットをローデ
ィング位置及びエジェクト位置に搬送するためのカセッ
トホルダ7が配置されている。このカセットホルダ7の
一方側にはカセット引き込み/排出機構8が組み込まれ
ている。このカセット引き込み/排出機構8は本発明の
要部でないため構成の説明は省略し、機能的な動きにつ
いて説明する。
【0017】テープカセットがカセットホルダ7に挿入
されると、図示しない検出スイッチによってローディン
グモータが駆動され、カセット引き込み/排出機構8を
介してカセットホルダ7の上部に支持アーム9,9に支
持されて横断するローラ10が巻き込み方向に回転され
テープカセットをカセットホルダ7の最奥部のストッパ
7aに突き当たるまで深く引き込む動作が行われる。そ
の後、テープカセットはカセットホルダと共にローディ
ング位置へ搬送される。
【0018】また、カセットホルダと共にテープカセッ
トがエジェクト位置へ移動してくるとカセット引き込み
/排出機構8を介してローラ10が上述と反対方向へ回
転し、テープカセットの後端部をカセット挿入口5外へ
突出するように排出動作が行なわれる。
【0019】このように動作するカセット引き込み/排
出機構8にはホルダスライダ11,11を介して前後一
対ずつのガイド軸12a,12a、12b,12bを有
し、これらガイド軸が上述したカセコンフレーム3,3
に形成した水平部と垂直部とからなる一対のローディン
グ用ガイド溝13,14に係合される。各ガイド軸12
a,12a、12b,12bはローディング用ガイド溝
13,14を貫通し、カセコンフレーム3,3の外側面
に配置した駆動スライダ15,15に形成した一対のロ
ーディング用カム溝15a,15bに係合される。駆動
スライダ15の上縁にはラック16が形成されている。
【0020】駆動スライダ15,15のラック16,1
6にはカセコンフレーム3,3の上縁の軸受3b,3b
に支持される軸17の両端部のギア18,18が噛み合
い、一方のギア18に減速ギア19を介してモータ20
の回転駆動力が伝達される。
【0021】ところで、前述したフロントパネル6とカ
セットホルダ7との間には、図示しない大カセットと小
カセットとがカセットホルダ7の規定された位置に案内
し、あるいはカセットの誤挿入を防止するためのガイド
機構40が配置されている。
【0022】次に、ガイド機構40の構成について簡単
に説明すると、カセットホルダ7の収容部と同一平面上
をなすフレーム面41には左右一対の小カセットスロー
プ42,42と、この小カセットスロープ42,42の
外側に左右一対の大カセットスロープ43,43と、小
カセットスロープ42,42の後方側にカセットストッ
パ44,44とが図示しないリンク機構によりそれぞれ
上方へばね付勢されるようにして設けられている。
【0023】小カセットスロープ42,42及びカセッ
トストッパ44,44の間の間隔は小カセットの幅と対
応し、従って、カセット挿入口5から挿入された小カセ
ットは小カセットスロープ42,42及びカセットスト
ッパ44,44にガイドされカセットホルダ7に装填さ
れる。
【0024】また、大カセットスロープ43,43とカ
セットストッパ44,44はそれぞれ対角線にある同士
が連動可能であり、大カセットスロープ43,43の幅
全体が大カセットの幅と一致している。従って、カセッ
ト挿入口5から挿入された大カセットは両方の大カセッ
トスロープ43,43を押し込むことでカセットストッ
パ44,44も連動して押し込まれて通過しカセットホ
ルダ7に装填される。尚、例えば小カセットが規定され
た以外の位置から挿入されたとき、カセットストッパ4
4に突き当たってカセットの挿入は阻止される。
【0025】ここで、本発明の要部であるカセット扉ス
トッパ機構の構成を同じく図1について説明する。
【0026】カセット扉ストッパ機構は全体がコ字状に
成形されたフレーム部材50からなり、このフレーム部
材50は一方のサイドフレーム51端に設けた軸ピン5
1aが一方のカセコンフレーム3の軸孔3cに支持さ
れ、他方のサイドフレーム52に設けた軸孔52aが他
方のカセコンフレーム3の軸ピン3dに支持されてい
る。他方のサイドフレーム52は後方側に延長され、そ
の一部に上方へ突出する操作片53と、フレーム端から
折り曲げられ操作片53の上部に延出する解除レバー5
4を備えている。ここで、操作片53及び解除レバー5
4はローディング用ガイド溝13の縦溝13aの部分に
対応している。また、フレーム部材50の中央部に上方
へ突出するストッパ片55を設けている。
【0027】このように構成したカセット扉ストッパ機
構は、ストッパ片55が上述したガイド機構40のフレ
ーム面41に形成した開口孔41aから出没可能にさ
れ、ストッパ片55は通常、フレーム部材50が板ばね
56により下方へ付勢されて開口孔41aから後退して
いる。また、上述したストッパ片55は突出状態の先端
部とカセット扉4の支持軸4a間の空間が小カセット6
0Bの厚み高さより狭く構成されている。
【0028】次に、カセット扉ストッパ機構の動作を図
2〜図5について説明する。尚、各図においてカセット
引き込み/排出機構8、カセコンフレーム3の他方のロ
ーディング用ガイド溝14及びカセットのガイド機構4
0は省略してある。また、説明中、大カセットは符号6
0Aで示し、小カセットは符号60Bで示す。
【0029】図2はカセコン1内にカセットが挿入され
る前のカセットホルダ7のエジェクト位置の動作状態で
ある。従って、カセット扉ストッパ機構のフレーム部材
50は図示しない板ばね56により下方へ付勢されスト
ッパ片55がフレーム面41の開口孔41aから後退し
ている。
【0030】かくして、大カセット60Aがカセット扉
4を押してカセコン1内に入れると、大カセット60A
は図3のようにカセットホルダ7に挿入される。このあ
と、大カセット60Aはカセット引き込み/排出機構8
(図1参照)によりカセットホルダ7内に深く引き込ま
れストッパ片7aに突き当たると共に、カセットホルダ
7がガイド軸12aをローディング用ガイド溝13に沿
って水平にローディング動作する。
【0031】図4は大カセット60Aと共にカセットホ
ルダ7がカセコン1内に最も引き込まれた動作位置であ
り、ここからカセットホルダ7は下降しメカシャーシ2
上の図示しないローディング機構部にカセットが装填さ
れる。この動作状態が図5である。
【0032】すなわち、大カセット60Aと共にカセッ
トホルダ7が下降する動作は、カセットホルダ7のガイ
ド軸12aがローディング用ガイド溝13aに沿って移
動するので、カセットホルダ7がローディング位置へ着
地した動作に連動してガイド軸12aでカセット扉スト
ッパ機構の操作片53を押し下げる。このため、フレー
ム部材50は軸ピン3dを回動中心として回動し、スト
ッパ片55がフレーム面41の開口孔41aからカセッ
ト挿入口内へ突出する動作が行われる。
【0033】従って、カセットがローディング位置に装
填されている状態では、ユーザが誤って別のカセットを
重複してカセコン内へ挿入しようとしてもカセット扉4
がストッパ片55に突き当たって開放不能となり、カセ
ットの挿入を防止することができる。
【0034】尚、図5の動作状態から大カセット60A
と共にカセットホルダ7がローディング位置から引き上
げらエジェクト動作に向かうと、ガイド軸12aによる
押し下げ力から操作片53が開放され板ばね56(図1
参照)によりフレーム部材50が上述とは逆に回動して
ストッパ片55は開口孔41a内に後退するが、カセッ
トホルダ7のエジェクト動作の直前にカセット扉4をス
トッパ片55に押し付けるような力を加えるようなこと
があっても、カセットホルダ7のガイド軸12aがアー
ム部材50の解除レバー54を押し上げる動作が行われ
るのでストッパ片55を強制的に後退させることがで
き、これによって、カセットホルダ7のエジェクト動作
を妨げることはない。
【0035】ここで、図6及び図7を参照してカセット
の重複する別の挿入防止について説明する。例えば、図
4に示すようにカセットと共にカセットホルダ7がロー
ディング動作の途中においてユーザが指等でカセット扉
4を抑えている状態でカセットホルダ7がローディング
位置に着地し、カセット扉ストッパ機構のストッパ片5
5が突出すると、図6に示すようにカセット扉4がスト
ッパ片55の裏側に引っ掛かった状態となる。この場合
カセット扉4は指等で開放することは可能である。
【0036】このような場合、図7に示すようにカセッ
ト挿入口から小カセット60Bを例えば水平状態で挿入
しようとしたときには、カセット扉4の支持軸4aとス
トッパ片55の先端部との間の開口部が小カセット60
Bの厚み高さより狭くなっているため挿入することはで
きない。
【0037】しかし、小カセット60Bを仮想線で示し
たように斜め上を向けて挿入しようとしたときにはカセ
ット扉4の支持軸4aとストッパ片55との間を通過可
能であるが、しかし、カセット扉4はその先端部の裏面
側に突起リブ4bを設けているため、カセット扉4が全
開した状態では突出リブ4bがカセコン1の天井面に突
き当たって開放角度が規制されていることによって、カ
セット扉4の奥側において小カセット60Bが突き当た
り挿入されるのを防止している。
【0038】このように本発明はカセット扉ストッパ機
構を備えたことによって、カセコン1内にカセットが装
填されている状態において、誤って別のカセットを重複
して挿入しようとしたり、あるいはカセットの姿勢を変
えて無理に挿入しようとしてもメカ的に挿入が不可能と
なり、これによって、カセコンの動作が不能となった
り、ローディング機構部を損傷するような問題を未然に
回避することができるといった利点がある。
【0039】尚、本発明は、上述しかつ図面に示した実
施例に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範
囲内で種々の変形実施が可能である。
【0040】例えば、カセット扉ストッパ機構は実施例
の構成に限定することなくカセットが挿入された直後に
カセット挿入口付近にストッパ部材が突出するような機
構であれば別の構成であってもよい。
【0041】また、本発明の実施例では大きさの異なる
大小2種類のテープカセットが使用可能ないわゆるコン
パチブル方式のVCR装置について説明したが、大きさ
が2種類以上の異なるテープカセットが使用可能な場合
でも適用可能であることは言うまでもなく、しかも、単
一のカセットが使用可能なVTR装置やオーディオ装置
等の記録再生装置のカセット扉ストッパ機構に広く適用
可能である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による記録
再生装置は、カセット挿入口から挿入したテープカセッ
トが待機状態のカセットホルダに装填されたのちローデ
ィング位置に移動する動作と、テープカセットが待機状
態であるエジェクト位置に移動する動作とが行える記録
再生装置において、テープカセットがローディング位置
に装填された動作に連動してカセット挿入口のカセット
扉を開放不能にするためのカセット扉ストッパ機構を備
えたことによって、カセット扉自体が開放されることが
なく、重複したカセットの挿入を完全に防止することが
でき、この結果、カセコンの動作が不能となったり、ロ
ーディング機構部を損傷するような問題を未然に回避す
ることができるといった利点がある。
【0043】また、カセット扉ストッパ機構は、支点部
を中心として回動するフレーム部材の一端側にカセット
のローディング動作に連動して押し下げられる操作片
と、フレーム部材の他端側にカセット挿入口内に突出す
るストッパ片を備え、このストッパ片にカセット扉が突
き当たって開放不能にしたことで、簡単な構成で重複す
るカセットの挿入を防止することができる。
【0044】また、カセット扉ストッパ機構にカセット
のエジェクト動作に連動してストッパ片を強制的に後退
させる解除レバーを備えたことで、カセット扉をストッ
パ片に強く圧接するような力を加えても、ストッパ片を
カセット挿入口から確実に後退させることができる。
【0045】また、テープカセットは、1つのカセット
挿入口から挿入される大きさの異なる2種類以上のテー
プカセットとしたことで、大きさの異なるテープカセッ
トに関わらず重複したカセットの挿入を防止することが
できる。
【0046】また、カセット扉を開口したときのカセッ
ト挿入口の開口高さが大きなカセットの厚みに対応する
ように設定され、カセット挿入口内にストッパ片が突出
した状態では当該カセット挿入口の開口高さが制限さ
れ、小さなカセットの挿入を不能にしたことで、小さな
カセットの重複した挿入を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本例のカセット扉ストッパ機構を備えたカセコ
ンの分解斜視図である。
【図2】カセットホルダのエジェクト位置でカセットの
挿入前の動作図である。
【図3】カセットがカセットホルダに挿入された状態の
動作図である。
【図4】カセットのローディング途中の動作図である。
【図5】カセットのローディング位置でカセット扉が開
放不能にされた動作図である。
【図6】カセット扉がストッパ片の裏側引っ掛かった状
態の説明図である。
【図7】小カセットの重複した挿入不能状態の説明図で
ある。
【図8】従来のカセットの重複可能状態の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 カセコン、4 カセット扉、4a 支持軸、4b
突起リブ、5 カセット挿入口、7 カセットホルダ、
12a 軸ピン、13 ローディング用ガイド溝、41
a 開口孔、50 カセット扉ストッパ機構のフレーム
部材、53 操作片、54 解除レバー、55 ストッ
パ片、60A 大カセット、60B 小カセット
フロントページの続き (72)発明者 上竹 昭浩 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 池間 克明 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 鈴木 和良 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 高橋 克典 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 実開 昭64−12248(JP,U) 実開 昭64−8248(JP,U) 実開 昭63−6545(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 15/675

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセット挿入口から挿入したカセットが
    待機状態のカセットホルダに装填されたのちローディン
    グ位置に移動する動作と、上記カセットが上記待機状態
    であるエジェクト位置に移動する動作とが行える記録再
    生装置において、上記カセットのローディング動作に連動してカセット挿
    入口のカセット扉を開放不能にするためのカセット扉ス
    トッパ機構を備え、 上記カセット扉ストッパ機構は、支点部を中心として回
    動するブレーム部材の一端側に上記カセットのローディ
    ング動作に連動して押し下げられる操作片と、上記フレ
    ーム部材の他端側に上記カセット挿入口内に突出するス
    トッパ片と、上記カセットのエジェクト動作に連動して
    上記ストッパ片を強制的に後退させる解除レバーを備え
    ている ことを特徴とする記録再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の記録再生装置において、 上記カセットは、1つのカセット挿入口から挿入される
    大きさの異なる2種類以上のカセットであることを特徴
    とする記録再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の記録再生装置において、 上記カセット扉を開口したときの上記カセット挿入口の
    開口高さがカセットの厚みに対応するように設定され、
    上記カセット挿入口内に上記ストッパ片が突出した状態
    では当該カセット挿入口の開口高さが制限され、カセッ
    トの挿入を不能にしたことを特徴とする記録再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3 のいずれかに記載の記録再
    生装置において、 ビデオカセットレコーダに適用されることを特徴とする
    記録再生装置。
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