JP2774177B2 - カートリッジ磁気テープ駆動装置 - Google Patents

カートリッジ磁気テープ駆動装置

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JP2774177B2
JP2774177B2 JP2078748A JP7874890A JP2774177B2 JP 2774177 B2 JP2774177 B2 JP 2774177B2 JP 2078748 A JP2078748 A JP 2078748A JP 7874890 A JP7874890 A JP 7874890A JP 2774177 B2 JP2774177 B2 JP 2774177B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、装置の挿入口から挿入されたカートリッジ
磁気テープを、装置奥の規定位置まで自動的に引込む自
動装着(オートローディング)機能を備えたカートリッ
ジ磁気テープ駆動装置に関するものである。
〔従来の技術〕
アメリカ合衆国規格(ANSI)では、コンピュータのデ
ータ記憶媒体として1/4インチのカートリッジ磁気テー
プ(以下、カートリッジと呼ぶ。)が定められている。
第26図はこのようなカートリッジを示す図であり、同図
に示すようにカートリッジ1の本体である箱形のケース
内には、一対のリール2a,2bが回動自在に設けられてい
る。これら一対のリール2a,2b間には、1/4インチ幅の磁
気テープ3が巻回されており、各リール2a,2bはキャプ
スタン4と一対のテンションリール5a,5b間に張設され
た駆動ベルト6にて回転させられる。すなわち、カート
リッジ1のケースに穿設された切欠窓7を介して、駆動
装置の図示しない駆動キャプスタンが該キャプスタン4
を一定速度で回転駆動すると、磁気テープ3が一定速度
でリール2a,2b間を搬送される。そして、磁気テープ3
を外界から保護するためにヒンジ8を中心に図中矢印方
向へ回動するアクセスドア9が設けられている。このア
クセスドア9は通常ヒンジ8に巻回されたコイルバネに
て反時計方向に付勢されている。そして、このアクセス
ドア9を開放するためには、ヒンジ8の反対側端9aを時
計方向に付勢すればよい。
なお、第27図に示すように、カートリッジ1のケース
の一部を構成している基板10の両短辺側には、切欠部10
a,10bがそれぞれ形成されている。
このような構成のカートリッジ1が装着される従来の
カートリッジ磁気テープ駆動装置においては、カートリ
ッジ1をケースの長手方向と直交する図中矢印A方向に
挿入するための機構を有していた。しかし、カートリッ
ジ1を矢印A方向に挿入するためには、この磁気テープ
駆動装置をコンピュータシステムの操作パネルに組込も
うとすると、アクセスドア9や切欠窓7が形成されたカ
ートリッジ1の長辺側の側面1aをそのまま挿入できるだ
けの大きさの挿入口を前記操作パネルに形成する必要が
有るので、装置全体の横幅が大きくなってしまう。その
ため、5.25インチのフロッピーディスク装置や5.75イン
チのウィンチェスタ型ディスク装置における装置横幅と
一致せず、コンピュータシステムにおける装置相互間の
交換を容易に行なえない問題が生じる。
このような不都合を解消するために、カートリッジ1
を図中矢印Bで示すケースの長手方向に沿って挿入する
磁気テープ駆動装置が提唱されている(特願昭61−2537
39号)。
このように、カートリッジ1が端面1bを先頭にケース
の長手方向に沿って挿入される構成とすれば、操作パネ
ル上に露出する挿入口を小さくでき、装置横幅は5.75イ
ンチのウィンチェスタ型ディスク装置のそれとほぼ等し
くなり、装置高さを同じにすることにより、操作パネル
上における各装置をほぼ同じ大きさにできる。また、奥
行もディスク装置のそれと同じ寸法とすることにより、
各装置はほぼ同じ大きさになり、装置相互間の交換を容
易にできる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記提案によるカートリッジ磁気テープ駆動
装置においても、まだ解消すべき次のような課題があっ
た。すなわち、上記磁気テープ駆動装置においては、該
装置のケース前面に形成されて操作パネルの前面に露出
しているカートリッジ1の挿入口は開閉自在のドアによ
って閉止されているが、まずこのドアをマニアル操作で
開放し、カートリッジを挿入口から挿入する。その後、
ドアをマニアル操作で回動させたのちカートリッジをさ
らに奥まで挿入する。このように3段階のマニアル操作
でもって、カートリッジ1をケース内の予め定められた
規定位置へ位置させるようにしていた。
その結果、カートリッジ1の磁気テープ駆動装置に対
する装着操作が非常に煩雑になり、操作性が大幅に低下
する。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであ
り、カートリッジを長手方向に挿入口へ挿入すると自動
的にカートリッジをケース奥の規定位置まで確実に引込
むことのできる信頼性の高い自動装着(オートローディ
グ)機能を備え、カートリッジ装着の操作性を大幅に向
上させることができるカートリッジ磁気テープ駆動装置
を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のカートリッジ磁気テープ駆動装置は、カート
リッジの長手方向の側面側に開閉自在に設けられたアク
セスドアを開放してカートリッジ内の磁気テープに磁気
ヘッドを当接させ、前記磁気テープにデータの書込み・
読取をするカートリッジ磁気テープ駆動装置において、
カートリッジが長手方向に挿入される挿入口を備えたフ
レームと、前記カートリッジの挿入方向に沿って移動自
在となるように前記フレーム上に設けられ、挿入された
前記カートリッジを載置して移動させるドロワユニット
と、前記ドロワユニットに設けられ、カートリッジの挿
入に連動してカートリッジのアクセスドアを開放すると
ともにカートリッジの後端側を押えるラッチ機構と、前
記フレーム上に移動自在に設けられ、所定位置において
前記ドロワユニット上のカートリッジの磁気テープに当
接する前記磁気ヘッドと該磁気テープを駆動する駆動手
段とを備えたR/Wユニットと、前記R/Wユニットに設けら
れ、R/Wユニットの移動に連動して前記所定位置でカー
トリッジを固定するカートリッジの固定機構と、前記フ
レームに設けられ、前記ドロワユニットと前記R/Wユニ
ットを所定のタイミングで連動させる駆動カムとを具備
することを特徴としている。
〔作用〕
カートリッジを長手方向に沿って挿入口から挿入し、
ドロワユニットに設定する。これによって、ドロワユニ
ットに設けられたラッチ機構が作動して前記カートリッ
ジのアクセスドアが開放され、該カートリッジの後端側
が押えられる。駆動カムの駆動により、前記ドロワユニ
ットがカートリッジを引込むと、この動作に連動してR/
Wユニットが移動する。このR/Wユニットの移動に連動し
て固定機構が作動し、所定位置においてカートリッジが
前記R/Wユニットに固定される。そして同位置においてR
/Wユニットの磁気ヘッドと駆動手段がカートリッジに設
定され、該カートリッジが駆動される。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図〜第25図によって説明す
る。
まず第1図によって、本実施例のカートリッジ磁気テ
ープ駆動装置11(以下、装置11と略称する。)の全体構
成を簡単に説明する。本装置11は前面パネル12を有する
フレーム13を基体としている。この前面パネル12には、
カートリッジ1を長手方向に沿って挿入するための挿入
口14が形成されており、該挿入口14には開閉自在なドア
15が取付けられている。そして、前記フレーム13の上面
には、挿入口14から挿入されたカートリッジ1を載置し
て装置11内に引込むためのドロワユニット16が移動自在
に設けられている。また、前記フレーム13と前記ドロワ
ユニット16の間には、カートリッジ1を所定位置で固定
するとともに、カートリッジ1の磁気テープ3に設定さ
れる磁気ヘッド17及び駆動手段としてのキャプスタンモ
ータ18を備えたR/Wユニット19が移動自在に設けられて
いる。これらドロワユニット16とR/Wユニット19の本体
はそれぞれ板状の部材からなり、モータ20によって駆動
される円形の駆動カム21によって、互いに平行な平面内
において所定のタイミングで駆動されるようになってい
る。
次に、本装置11の構成を、主要構成部分ごとに分けて
詳述する。
(1)フレーム13 第2図及び第3図に示すように、フレーム13の前端に
は中心軸22によって中心で軸支された円形の駆動カム21
と装置11の駆動源であるモータ20とが設置されており、
両者は駆動ベルト23及び2段式の減速ギア機構24で連動
連結されている。駆動カム21は光を反射しにくい黒色の
材質で構成されている。減速ギア機構24の一部は、フレ
ーム13の前端に設けられた切欠き部25から外に覗いてお
り、指で触れることができるようになっている。また、
第4図及び第5図に示すように、カートリッジ1の挿入
口14及びドア15を有する前面パネル12は、フレーム13の
前端に対してヒンジ部をもって揺動自在に取付けられて
いる。従って、該前面パネル12を手前側に倒せば、第5
図に示すようにフレーム13の前端面は装置11の外部に露
出され、指で前記減速ギア機構24を操作することができ
るので、停電等によって装置11の駆動ができなくなった
時に手動でカートリッジ1の取出しをすることができ
る。また、第5図において27は設定スイッチであり、装
置11の内部状態を任意に設定できる。例えば、同一種類
の本装置を多数同時に用いる場合等に、各装置ごとの番
号をこの設定スイッチ27で設定することができる。
次に、フレーム13の平面図である第2図において、28
は枠29内に設けられた孔部であり、30はドロワユニット
16が設定される第1の取付け面、31は該取付け面30より
も低い第2の取付け面でR/Wユニット19が設定される。
そして、前記駆動カム21の上面には、ドロワユニット16
に所定の運動をさせるための溝32が形成されており、ド
ロワユニット16の一部に設けられたカムフォロア33が係
合するようになっている。また、駆動カム21の下面に
は、R/Wユニット19に所定の運動をさせるための溝34が
形成されており、R/Wユニット19の一部に設けられたカ
ムフォロア35が係合するようになっている。
次に、第2図、第6図及び第7図に示すように、フレ
ーム13の第1の取付け面30には、リンク板36の基端部が
軸37を中心に揺動自在となるように取付けられている。
このリンク板36に形成された長孔38にはフレーム13側の
突部39が係合しており、リンク板36の揺動角度範囲を規
制している。また、前記駆動カム21の上面には突部40が
設けられており、駆動カム21の回転に伴うドロワユニッ
ト16及びR/Wユニット19の運動に合せて、該突部40がリ
ンク板36を揺動操作するようになっている。
第2図、第6図及び第7図に示すように、前記フレー
ム13の前端面近傍の側面側には、軸41を中心として回動
自在となるように、操作板42が設けられている。この操
作板42はアーム43の先端に操作ピン44を有している。ま
た、この操作板42はばね45を介してフレーム13に連結さ
れており、前面パネル12の側へ付勢されるようになって
いる。そして、前記リンク板36の先端部と前記操作板42
はばね46及びロッド47を介して連動連結されている。
前述したように、フレーム13の前端には、ヒンジ部を
中心として前面パネル12が開閉自在となるように設けら
れている。該前面パネル12には、カートリッジ1を長手
方向に沿って挿入するための挿入口14が形成されてい
る。この挿入口14には、ドア15が軸を中心にして回動自
在となるように取付けられている。ドア15の端部にはフ
ォーク状の操作部15aが設けられており、この操作部15a
に前記操作板42のピン44が係合している。即ち、駆動カ
ム21が回動してリンク板36が揺動すれば、操作板42がこ
れに連動してドア15を開閉するようになっている。
また、前面パネル12の内面側には、前面パネル12を外
方に倒した際に前記操作板42を上方へ持上げる操作ピン
48が設けられている。即ち第5図に示すように、前面パ
ネル12を開いて手動で減速ギア機構24を回してカートリ
ッジ1を取出す際、外へ引出したカートリッジ1が前記
操作ピン44に引掛かからないようにするため、前面パネ
ル12の開放に連動して操作板42の操作ピン44が上方へ逃
げるように構成されている。
(2)ドロワユニット16 第1図及び第8図(A),(B)に示すように、前記
フレーム13の第1の取付け面30の上方には、間にリンク
板36を介在させた状態で、板状のドロワユニット16が移
動自在に設けられている。このドロワユニット16は、前
記挿入口14から長手方向に沿って挿入されたカートリッ
ジ1が設定される部材であり、その左右両縁には載置さ
れたカートリッジ1の上面を係止する係止縁50が突設さ
れている。また、このドロワユニット16には光を反射し
ないような黒色の塗装が施してある。
前記ドロワユニット16には3つの案内溝51が互いにほ
ぼ平行に形成されており、ドロワユニット16の下面側
(フレーム13側)には、フレーム13とドロワユニット16
の間に間隙ができるように案内溝51を囲んでスペーサ52
がそれぞれ設けられている。フレーム上に回動自在に固
設された2個の案内ローラ53,53がドロワユニット16の
後端側の2本の案内溝51,51にそれぞれ係合し、前記駆
動カム21の中心軸22に設けられた1個の案内ローラ54が
ドロワユニット16の前端側の1本の案内溝51に係合して
いる。ドロワユニット16の下面の所定位置にはカムフォ
ロア33が設けられており、このカムフォロア33が前記駆
動カム21の上面に形成された溝32に係合している。即
ち、モータ20を駆動して駆動カム21を回動すれば、ドロ
ワユニット16はカートリッジ1の挿入方向とほぼ平行に
案内溝51に沿ってフレーム13上で移動することができ
る。
(3)ラッチ機構60 次に、前記ドロワユニット16の下面側には、ドロワユ
ニット16上に設定されたカートリッジ1の後端側を押え
るとともに該カートリッジ1のアクセスドア9を開放さ
せる機能も備えたラッチ機構60が設けられている。
まず、ドロワユニット16の下面にはラッチ板61が取付
けられている。即ち、ドロワユニット16の後端側にはカ
ートリッジ1の挿入方向に沿って案内溝62が形成されて
おり、ラッチ板61の後端に設けられたガイド63がこの案
内溝62にスライド自在に係合している。ラッチ板61の後
端は、この案内溝62を介してドロワユニット16の上面側
に突出しており、この突出した部分が、挿入されたカー
トリッジ1の先端を受止める当接板64とされている。ま
た、ラッチ板61の前端側には屈曲部65を有する案内溝66
が形成されており、この案内溝66はドロワユニット16に
設けられた案内軸67にスライド自在に係合している。フ
レーム13側にあるこの案内軸67の端部には光を反射しに
くい黒塗りの円板68が取付けられている。
ドロワユニット16の前端側の側方には、押え部材70が
設けられている。この押え部材70は、カートリッジ1の
アクセスドア9を押し開くとともにカートリッジ1の後
端側を押える作動部71と、該作動部71と一体になった操
作部72とを有しており、両部71,72の間の位置でドロワ
ユニット16に対して回動自在に軸支されている。そし
て、前記ラッチ板61の前端と該押え部材の操作部72は、
両端が回動自在とされたロッド73を介して連結され、さ
らに前記ラッチ板61の後端と操作部72の端部とはロッド
74及びばね75を介して連結されている。
即ち、第8図に示す状態において、カートリッジ1が
挿入されて当接板64を奥へ移動させると、ラッチ板61も
奥へ移動する。そして第9図(A),(B)に示すよう
に、ラッチ板61の案内溝66の屈曲部65が案内軸67に係合
し、これによってロッド73が揺動して押え部材70を回動
させる。第10図及び第11図に示すように、回動した押え
部材70の作動部71はカートリッジ1のアクセスドア9を
開放し、カートリッジ1の後端側に係止する。
(4)センサ 次に、前記ドロワユニット16によるカートリッジ1の
引込み動作を制御するセンサについて説明する。図示し
ないが、ドロワユニット16の下面側には本装置11を制御
するためのプリント基板があり、このプリント基板に反
射形のセンサが3個取付けられている。
第1センサは前述したラッチ機構60が作動しているか
否かを確認するセンサであり、第8図において黒塗りの
円板68がある位置をターゲットとしている。即ち、手動
でカートリッジ1を装置11内に挿入してラッチ機構60を
作動させると、該カートリッジ1は押え部材70によって
係止される。この時、第8図(B)において黒塗りの円
板68に対していたためにOFFであった第1センサは、第
9図(B)に示すように光を反射する押え部材70の操作
部72を検出してONとなる。この信号によって、前記モー
タ20が引込み側に駆動を始め、ドロワユニット16上のカ
ートリッジ1を装置11内に引込む、即ちロードを開始す
るように構成されている。
第8図及び第9図に示すように、ドロワユニット16の
略中央部には第2センサの光ターゲット80が設けられて
いる。この光ターゲット80は、ドロワユニット16の黒色
と異って光を反射する部材である。第12図に示すよう
に、第2センサはカートリッジ1のロード開始時からON
信号を出力し、途中で光ターゲット80から外れてOFFと
なる。
第8図及び第9図に示すように、前記駆動カム21の下
面側の所定位置には、図示しない第3センサの光ターゲ
ット81が設けられている。この光ターゲット81は、黒色
の駆動カムと異って光を反射する部材である。第12図に
示すように、第3センサはカートリッジ1がロードされ
た状態とアンロードされた状態の時にON信号を出し、そ
れ以外の引込み又は排出動作中にはOFFとなっている。
第12図に示すように、本実施例では、第1センサによ
ってカートリッジ1のラッチを確認してロードを開始さ
せ、第2センサ及び第3センサの出力信号の組合せでロ
ードとアンロードを区別している。即ち、第2・第3両
センサともにONの時はアンロード状態と判断されるが、
ロードを開始した後、両センサとも順次OFFになり、そ
の後第3センサが再びONになった時にロード状態である
と判断されてモータ20の駆動が停止されるようになって
いる。
(5)R/Wユニット19及びカートリッジの固定機構 第1図、第13図及び第14図に示すように、前記フレー
ム13と前記ドロワユニット16の間にはR/Wユニット19が
移動自在に設けられている。R/Wユニット19は、カート
リッジ1の磁気テープ3に当接する磁気ヘッド17と、該
磁気テープ3の駆動手段であるキャプスタンモータ18を
有している。
このR/Wユニット19は、後述するようにフレーム13に
対して3箇所で連結されており、R/Wユニット19の所定
位置に設けられたカムフォロア35は前記駆動カム21の溝
34に係合している。即ち、前記モータ20を駆動すること
により、R/Wユニット19は第13図に示す後退位置から第1
4図に示す前進位置に移動し、磁気ヘッド17を磁気テー
プ3に当接させ、キャプスタンモータ18の駆動キャプス
タンをカートリッジ1のキャプスタン4に当接させるよ
うに構成されている。
第13図、第15図及び第16図に示すように、まずR/Wユ
ニット19の前端部とフレーム13は、相対的に移動できる
ように連結アーム90を介してピン91,91で連結されてい
る。この連結アーム90に近いR/Wユニット19の前端部に
は、カートリッジ1の第1の固定機構として、R/Wユニ
ット19と垂直な面内で揺動自在となるように係合爪92が
設けられ、該係合爪92と相対する位置にはストッパ部93
が固設されている。係合爪92の上端は、ばね94によって
連結アーム90のフレーム13側の端部に連結されている。
また、第13図及び第15図に示すように、R/Wユニット19
の後退位置において、該係合爪92は、前記連結アーム90
に設けられた押圧部95に上端部を押され、その爪先を下
げるようになっている。ここでR/Wユニット19が後退位
置から前進位置に移動すると、第16図に示すように、押
圧部95が係合爪92の上端部から離れるので、該係合爪92
の上端部はばね94に引張られる。従って、前進位置にお
いて、係合爪92の爪先はドロワユニット16上にあるカー
トリッジ1を持上げ、これをストッパ部93との間に挟持
固定することになる。
次に、第13図、第17図及び第18図に示すように、R/W
ユニット19の後端部とフレーム13は、相対的に移動でき
るように連結アーム100を介してピン101,101で連結され
ている。この連結アーム100に近いR/Wユニット19の後端
部には、カートリッジ1の第2の固定機構として、R/W
ユニット19と垂直な面内で揺動自在となるように係合爪
102が設けられ、該係合爪102と相対する位置にはストッ
パ部103が設けられている。係合爪102の上端は、ばね10
4によって連結アーム100のフレーム13側の端部に連結さ
れている。また、第13図及び第17図に示すように、R/W
ユニット19の後退位置において、係合爪102と一体に形
成された操作部105は、連結アーム100に設けられた押圧
部106に上端を押圧され、係合爪102の爪先を下げるよう
になっている。ここでR/Wユニット19が後退位置から前
進位置に移動すると、第18図に示すように、押圧部106
は操作部105から離れる方向に動いていくので、操作部1
05と一体になった係合爪102の上端部はばね104に引張ら
れる。従って、前進位置において、係合爪102の爪先は
カートリッジ1の切欠部10aを介して該切欠部の近傍を
持上げ、ドロワユニット16上にあるカートリッジ1をス
トッパ部103との間に挟持固定することになる。
次に、第13図、第19図及び第20図に示すように、R/W
ユニット19の後端部にはピン110を介して連結アーム111
が回動自在に取付けられている。この連結アーム111の
自由端側はフォーク状の係合部になっており、フレーム
13上に立設されたピン112に対して滑動自在に係合して
いる。R/Wユニット19の連結アーム111に近い部分には孔
113が設けられており、この孔113の内側にはカートリッ
ジ1の第3の固定機構として板ばね114が取付けられて
いる。この板ばね114の自由端側にはカートリッジ1を
ばね力で押上げるための舌片115が突設されている。ま
た、この舌片115と対向するように、R/Wユニット19には
ストッパ部116が設けられており、板ばね114で持上げら
れたカートリッジ1が下から係止されるようになってい
る。前記板ばね114の舌片115の近傍には凸部117が設け
られている。また、前記連結アーム111には、該凸部117
に接触して板ばね114を押下げるための操作板118が一体
に設けられている。即ち、第13図及び第19図に示すよう
に、R/Wユニット19が後退位置にある時は、操作板118が
凸部117を押下げている。これに対してR/Wゥニット19が
前進位置にくると、第14図及び第20図に示すように、操
作板118が凸部117から外れるので板ばね114が上方に持
上り、ドロワユニット16上のカートリッジ1を持上げて
ストッパ部116との間に挟持することになる。
次に、以上の構成における作用を、主として第12図及
び第21図〜第25図を参照して説明する。
第21図は本装置11のアンロード状態を示している。ド
ロワユニット16は挿入口14に近接した手前位置にあり、
R/Wユニット19は後退位置にある。カートリッジ1は挿
入されておらず、ラッチ機構60及びカートリッジ1の固
定機構である係合爪92,102及び板ばね114は働いていな
い。第1センサは、ラッチ機構60の円板68によってOFF
となっており、第2センサ及び第3センサはそれぞれ光
ターゲット80,81によってONとなっている。
次に、第22図に示すように、第21図のようなアンロー
ド状態において、挿入口14からカートリッジ1を長手方
向に沿って装置11内に挿入する。第9図にも示すよう
に、カートリッジ1の先端はラッチ板61の当接板64に突
当り、これを奥の方へ移動させる。すると、該ラッチ板
61に連動して押え部材70が揺動し、該押え部材70はカー
トリッジ1の後端側に係止してアクセスドア9を開放し
はじめる。この時、それまで黒塗りの円板68によってOF
Fであった第1センサは、押え部材70の操作部72を検知
してONとなる。このON信号によって、第12図に示すよう
にモータ20が駆動を始め、カートリッジ1のロードが開
始される。ロードが開始され、駆動カム21が回り始める
と、駆動カム21上の光ターゲット81が移動するので第3
センサは直ちにOFFとなる。
次に、第23図に示すように、カートリッジ1はドロワ
ユニット16上に載置された状態で装置11の奥の方へ引込
まれていく。この時、ドロワユニット16上において、カ
ートリッジ1の後端側は押え部材70によって押えられて
いるので、カートリッジ1がドロワユニット16の移動に
取り残されてしまう恐れはなく、該カートリッジ1はド
ロワユニット16と共に引込まれ、確実にロードされてい
く。そして、第23図に示すように、ドロワユニット16及
びカートリッジ1が装置11の一番奥に入ったところで、
カートリッジ1のアクセスドア9が最大に開放される。
なお、上記引込み動作の途中で、光ターゲット80の移動
によって第2センサもOFFとなる。
次に、第24図に示すように、R/Wユニット19が作動し
て前進位置に進み、このとき前述の通りアクセスドア9
は開放されているので磁気ヘッド17が磁気テープ3に設
定されるとともに駆動キャプスタン18aがカートリッジ
1側のキャプスタン4に当接する。
次に、第25図に示すように、カートリッジ1を載せた
ドロワユニット16及び該カートリッジ1に対して設定さ
れたR/Wユニット19が、装置11の挿入口14側に少し戻
る。本実施例の構造においては、R/Wユニット19に設け
られた3つの固定機構(係合爪92,102及び板ばね114)
がこの動作によって働き、ドロワユニット19上のカート
リッジ1を持上げて所定位置に固定することになる。即
ち、第16図にも示すように、一方の係合爪92はカートリ
ッジ1の一端側を持上げてストッパ部93との間に挟持固
定する。また第18図にも示すように、他方の係合爪102
はカートリッジ1の他端側を持上げてストッパ部103と
の間に挟持固定する。そしてさらに、第20図にも示すよ
うに、板ばね114はカートリッジ1の他端側を持上げて
ストッパ部116との間に挟持固定する。
このようにして、カートリッジ1は、ドロワユニット
16のラッチ機構60によって出入れ方向の位置が決めら
れ、さらに前述した3つの固定機構によって上下方向の
所定位置に確実に固定される。このロード状態におい
て、カートリッジ1に対する磁気ヘッド17及び駆動キャ
プスタン18aの位置が正確に定まる。そして、第12図に
示すようにロード状態に入ったところで、駆動カム21の
光ターゲット81がロード開始時と同じ位置に戻り、第3
センサは再びONになる。第2センサがOFFで第3センサ
がONの時、図示しない制御部はロードが完了したと判断
し、モータ20の駆動を停止する。
そして、前記磁気ヘッド17及びキャプスタンモータ18
等を駆動して、カートリッジ1の磁気テープ3に情報を
書込み、又は磁気テープ3から情報を読み出す等の操作
を行う。カートリッジ1を排出する際の動作は、前述し
たのと逆である。即ち、第9図(A)に示すように駆動
カム21が時計回り方向に回転し、カートリッジ1を載せ
たドロワユニット16及びR/Wユニット19は駆動カム21に
連動してアンロード状態に向う。そして駆動カム21の突
部40がリンク板36を揺動させ、これに連動するドア15が
開放される。さらにラッチ板61の案内溝66の屈曲部65と
案内軸67の係合が解除され、カートリッジ1を押えてい
る押え部材70が外れてラッチ板61がばね力で戻る。これ
によってカートリッジ1は挿入口14から装置11の外に排
出される。
〔発明の効果〕
本発明のカートリッジ磁気テープ駆動装置によれば、
カートリッジを長手方向に沿って挿入口に挿入すると、
該カートリッジを装置奥の規定位置まで確実に引込んで
ロード状態に設定することができる。特にラッチ機構に
よってカートリッジの後端側を押えているので引込み動
作が確実であり、ロード動作に連動する固定機構を備え
ているので前記規定位置におけるカートリッジの位置決
め及び固定が確実である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の全体斜視図、第2図は同実
施例におけるフレームの平面図、第3図は第2図のIII
−III切断線における一部断面図、第4図は同実施例に
おける前面パネルの斜視図、第5図は同前面パネルを開
放した状態を示す斜視図、第6図及び第7図は、それぞ
れ同実施例におけるドアの作動状態を示す断面図、第8
図(A)は同実施例のアンロード状態におけるフレーム
とドロワユニットの平面図、第8図(B)は同図(A)
のドロワユニットをフレーム側から見た図、第9図
(A)は同実施例のラッチ状態におけるフレームとドロ
ワユニットの平面図、第9図(B)は同図(A)のドロ
ワユニットをフレーム側から見た図、第10図及び第11図
は、それぞれラッチ機構によるアクセスドアの開放を示
す斜視図、第12図は同実施例における各センサの出力信
号のタイミングを示す図、第13図は後退位置にあるR/W
ユニットを示す本実施例の平面図、第14図は前進位置に
あるR/Wユニットを示す本実施例の平面図、第15図及び
第16図は、それぞれカートリッジの第1の固定機構とそ
の作用を示す斜視図、第17図及び第18図は、同じく第2
の固定機構とその作用を示す斜視図、第19図(A)及び
第19図(B)は、それぞれカートリッジの第3の固定機
構を示す平面図及び正面図であり、固定前の状態を示す
図、第20図(A)及び第20図(B)は、同じく第3の固
定機構の平面図及び正面図であり、固定状態を示す図、
第21図、第22図、第23図、第24図及び第25図は、それぞ
れ本装置の作用を示す平面図、第26図はカートリッジ磁
気テープを示す平面図、第27図は固定機構によって挟持
されるカートリッジ磁気テープの切欠部付近の拡大斜視
図である。 1……カートリッジ、3……磁気テープ、 9……アクセスドア、 11……カートリッジ磁気テープ駆動装置(装置)、 13……フレーム、14……挿入口、 16……ドロワユニット、17……磁気ヘッド、 18……駆動手段としてのキャプスタンモータ、 19……R/Wユニット、21……駆動カム、 60……ラッチ機構、 92……第1の固定機構としての係合爪、 102……第2の固定機構としての係合爪、 114……第3の固定機構としての板ばね。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カートリッジの長手方向の側面側に開閉自
    在に設けられたアクセスドアを開放してカートリッジ内
    の磁気テープに磁気ヘッドを当接させ、前記磁気テープ
    にデータの書込み・読取をするカートリッジ磁気テープ
    駆動装置において、 カートリッジが長手方向に挿入される挿入口を備えたフ
    レームと、 前記カートリッジの挿入方向に沿って移動自在となるよ
    うに前記フレーム上に設けられ、挿入された前記カート
    リッジを載置して移動させるドロワユニットと、 前記ドロワユニットに設けられ、カートリッジの挿入に
    連動してカートリッジのアクセスドアを開放するととも
    にカートリッジの後端側を押えるラッチ機構と、 前記フレーム上に移動自在に設けられ、所定位置におい
    て前記ドロワユニット上のカートリッジの磁気テープに
    当接する前記磁気ヘッドと該磁気テープを駆動する駆動
    手段とを備えたR/Wユニットと、 前記R/Wユニットに設けられ、R/Wユニットの移動に連動
    して前記所定位置でカートリッジを固定するカートリッ
    ジの固定機構と、 前記フレームに設けられ、前記ドロワユニットと前記R/
    Wユニットを所定のタイミングで連動させる駆動カムと
    を具備することを特徴とするカートリッジ磁気テープ駆
    動装置。
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