JP2505684Y2 - 薄板材の吸着搬送装置 - Google Patents

薄板材の吸着搬送装置

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JP2505684Y2
JP2505684Y2 JP7320191U JP7320191U JP2505684Y2 JP 2505684 Y2 JP2505684 Y2 JP 2505684Y2 JP 7320191 U JP7320191 U JP 7320191U JP 7320191 U JP7320191 U JP 7320191U JP 2505684 Y2 JP2505684 Y2 JP 2505684Y2
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克彦 鈴木
靖弘 小野
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、積層状態にある複数枚
の薄板材の上方で水平移動可能に配設される機体に、ガ
イドロッドが昇降可能に配設され、機体の下方でガイド
ロッドに固定された可動部材には最上方位置にある薄板
材の上面に吸着可能な吸着部材が設けられる薄板材の吸
着搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる装置は、たとえば実開昭6
2−105954号公報等により公知である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】かかる装置では、積層
状態にある複数枚の薄板材のうち最上方の薄板材上面に
吸盤を吸着させることにより、薄板材を1枚ずつ搬送す
るものであるが、最上方の薄板材と、最上方から2枚目
の薄板材とが、それらの薄板材上面に付着したオイルに
よる貼り付きや、薄板材に設けられているフランジ部の
相互噛み込み等により重なり合ったまま吸着されること
があり、上記従来のものでは、機体に設けた叩き落とし
用シリンダにより振動を与えて、上記2枚目の薄板材を
叩き落とすようにしている。
【0004】しかるに、上記従来のものでは、薄板材が
何枚吸着されているかにかかわらず、叩き落とし用シリ
ンダを常時作動させておく必要があり、無駄なエネルギ
を消費する。
【0005】本考案は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、薄板材が1枚ずつ吸着されているかどうかを
確実に検出し得るようにした薄板材の吸着搬送装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案によれば、機体よりも上方位置でガイドロッ
ドには被検出部が設けられ、機体には、被検出部の下面
に当接して重量を測定する検出位置と、ガイドロッドの
昇降作動時に被検出部への当接を回避する非検出位置と
の間で移動可能にして重量検出器が配設される。
【0007】
【実施例】以下、図面により本考案の一実施例について
説明する。
【0008】先ず図1および図2において、載置台1上
には、たとえば車両のボンネットスキン等の薄板材W…
がたとえば裏面を上面として複数枚積層して載置されて
おり、積層状態にある複数枚の薄板材W…のうち最上方
の薄板材Wが、本考案に従う吸着搬送装置3により1枚
ずつ吸着搬送される。
【0009】吸着搬送装置3は、載置台1の上方位置で
水平方向に移動可能な機体4と、薄板材Wの上面に吸着
すべく昇降可能にして機体4に支承される複数たとえば
4つの吸着部材としての吸盤6,6…と、各吸盤6,6
…で吸着された薄板材Wの重量を測定すべく機体4に配
設される重量検出器としてのロードセル7と、2枚以上
の薄板材W,Wが吸着されたときに各薄板材W,Wに振
動を与えて2枚目以下の薄板材Wを落下せしめるための
2つの振動手段8,8とを備える。
【0010】載置台1の側方位置に立設された支柱9上
には薄板材Wを搬送すべき方向に沿って水平方向に延び
るガイド部材10が固定されており、該ガイド部材10
の上面および一側面にはガイドレール11,12がそれ
ぞれ固着される。機体4は、それらのガイドレール1
1,12で案内されて水平方向に移動するものであり、
機体4に配設された減速機付モータ13の出力軸に固定
されるピニオン14が、ガイド部材10の他側面に固着
されたラック15に噛合される。
【0011】載置台1の上方位置において、機体4には
上下に延びる4つのガイド筒16,16…が仮想四角形
の各頂角位置に対応するようにして設けられており、そ
れらのガイド筒16,16…にはガイドロッド17,1
7…が摺動可能に嵌合される。而して機体4の下方位置
において、各ガイドロッド17,17…の下端には矩形
状に形成された可動部材18が固着されている。また機
体4には、上下に延びる一対の昇降シリンダ19,19
が固定的に支持されており、各昇降シリンダ19,19
のピストンロッド19aは機体4を上下移動自在に貫通
して可動部材18に連結される。したがって両昇降シリ
ンダ19,19を同期して伸縮作動せしめることによ
り、可動部材18が昇降作動することになる。
【0012】また可動部材18には上下に延びる4本の
支持筒32,32…が固定されており、それらの支持筒
32,32…には上下に延びる円筒体20,20…が摺
動可能にそれぞれ嵌合され、円筒体20,20…の上端
には支持筒32,32…の上面に当接して円筒体20,
20…の可動部材18に対する最下限位置を規制するた
めの規制鍔33,33…が設けられる。しかも各円筒体
20,20…の下端には吸盤6,6…がそれぞれ設けら
れる。また各円筒体20,20…の上端には、吸引源3
4が接続されており、各吸盤6,6…を薄板材Wの上面
に当接させた状態で吸引源34により吸盤6,6…およ
び薄板材W間の空間を減圧することにより、吸盤6,6
…に薄板材Wが吸着されることになる。
【0013】図3を併せて参照して、両振動手段8,8
は、可動部材18の一側に並列して配置されるものであ
り、上下に延びる軸線を有するとともに上下移動可能に
して可動部材18に支承されるフリーロッド21と、両
端を閉塞した円筒状に形成されるとともにフリーロッド
21の下端に同軸に固定されるシリンダ体22と、シリ
ンダ体22内を上部室23および下部室24に区画する
ようにしてシリンダ体22内に摺動可能に嵌合されるピ
ストン25と、シリンダ体22の下部閉塞端を流体密に
かつ移動自在に貫通してピストン25に同軸に一体化さ
れるピストンロッド26の下端に固定される円板状の弾
性部材27とをそれぞれ備える。
【0014】可動部材18には、各フリーロッド21,
21の上部を摺動可能に嵌合させる支持筒28,28が
固着されており、フリーロッド21,21の上端には、
支持筒28,28の上面に当接してフリーロッド21,
21の最下限位置を規制するための規制鍔29,29が
設けられる。またシリンダ体22には、上部室23に通
じるポート30と、下部室24に通じるポート31とが
設けられる。而してポート30から上部室23に加圧空
気等の加圧流体を供給し、下部室24に通じるポート3
1を開放すると、ピストン25および弾性部材27はシ
リンダ体22に対して下方に移動し、振動手段8は全体
として縮小した状態となり、ポート31から下部室2に
加圧流体を供給し、上部室23に通じるポート30を開
放すると、ピストン25および弾性部材27はシリンダ
体22に対して上方に移動し、振動手段8は全体として
伸長した状態となる。しかもフリーロッド21を可動部
材18に対して最下限位置とした状態で、振動手段8を
縮小させたときには可動部材18に対して最下限位置に
ある吸盤6に吸着されている薄板材Wよりも弾性部材2
7が上方位置に在り、その状態で振動手段8を伸長させ
たときには弾性部材27が前記薄板材Wの上面に当接す
るように、振動手段8におけるフリーロッド21、シリ
ンダ体22およびピストンロッド26等の長さが設定さ
れる。
【0015】ところで、4つのガイドロッド17,17
…の上端は、一対ずつ組をなして略U字状の連結部材3
5,35でそれぞれ連結されており、それらの連結部材
35,35には、相互に近接、対向する被検出部36,
36が設けられる。
【0016】図4および図5を併せて参照して、ロード
セル7は、両被検出部36,36の下面に当接して重量
を測定する検出位置(図4および図5の位置)と、各ガ
イドロッド17,17…の昇降作動時に被検出部36,
36への当接を回避する非検出位置(図1および図2の
位置)との間で移動可能にして機体4上に配設されるも
のであり、機体4の上面にはロードセル7の移動を案内
する一対のガイドレール38,38が固定される。また
機体4上には、両ガイドレール38,38の長手方向に
沿う軸線を有する移動用シリンダ39が固定的に配設さ
れており、該移動用シリンダ39のピストンロッド39
aがロードセル7に連結される。
【0017】次にこの実施例の作用について図6を参照
しながら説明すると、載置台1上に積載されている複数
枚の薄板材W,W…のうち最上方の薄板材Wを吸着搬送
するにあたっては、図6(A)で示すように、ロードセ
ル7を非検出位置に移動させるとともに可動部材18を
上限位置まで上昇させた状態で機体4を薄板材Wの直上
位置にもたらし、次いで図6(B)で示すように可動部
材18を一定量だけ降下させる。この際、両振動手段
8,8においては、シリンダ体22内の下部室24に圧
力流体が供給されており、両振動手段8,8は縮小状態
に在る。前記可動部材18の降下に応じて、各吸盤6,
6…が薄板材Wの上面に接触するが、円筒体20,20
が上下に相対移動可能にして可動部材18に支承されて
いるので、薄板材Wに無理な荷重がかかることはない。
また両振動手段8,8における弾性部材27,27も薄
板材Wの上面に接触するが、フリーロッド21,21が
可動部材18に対して上下に移動可能であるので、弾性
部材27,27が薄板材Wを各吸盤6,6…から離反さ
せる方向に押圧することもない。このように、可動部材
18を一定量降下させて各吸盤6,6…を薄板材Wの上
面に接触させた状態で、吸引源34により真空吸引する
ことにより、薄板材Wが各吸盤6,6…に吸着されるこ
とになる。
【0018】その後、図6(C)で示すように、可動部
材18を上昇させると、各円筒体20,20…が可動部
材18に対する下限位置となったときに、両振動手段
8,8における弾性部材27,27が薄板材Wから離反
する。
【0019】可動部材18が上限位置まで上昇したとき
に、図6(D)で示すように、ロードセル7を検出位置
に移動させ、被検出部36の下方にロードセル7を位置
させるようにする。次いで、可動部材18を上昇させる
駆動力を発揮していた昇降シリンダ19に作用していた
流体圧力を解放すると、図6(E)で示すように、各ガ
イドロッド17,17…および可動部材18が降下し、
ロードセル7上に被検出部36が載ることになる。これ
により、各吸盤6,6…で吸着している薄板材Wが1枚
のみであるか、また相互に重合した2枚以上の薄板材
W,Wが吸着されているかを、検出することができる。
【0020】而して2枚以上の薄板材W…を一度に吸着
していることがわかったときには、振動手段8,8によ
り薄板材W…に振動を与えて、2枚目以下の薄板材Wを
落下させるようにする。
【0021】すなわち図7において、振動手段8は、そ
の振動開始前は図7(a)で示すように縮小状態にあっ
て、弾性部材27は薄板材Wの上面よりも上方位置に在
り、振動を与えるときには、図7(B)で示すようにポ
ート30に圧力流体を供給するたとともにポート31を
開放する。これにより振動手段8は伸長状態になり、弾
性部材27が薄板材Wの上面に当たる。しかるに振動手
段8におけるフリーロッド21は可動部材18に上下移
動可能に支承されるものであり、弾性部材27の薄板材
Wの上面への当接による反力で、図7(C)で示すよう
に、フリーロッド21の上端の規制鍔29を支持筒28
の上面から離反させるようにシリンダ体22が上動し、
各吸盤6,6…による吸着状態を解除する程大きな力が
弾性部材27から薄板材Wに作用することはなく、また
薄板材Wに歪みが生じる程大きな力が弾性部材27から
薄板材Wに作用することはない。
【0022】次いで図7(D)で示すように、ポート3
0を開放し、ポート31から圧力流体を下部室24に作
用させることにより、振動手段8は縮小状態となり、弾
性部材27が図7(E)で示すように薄板材Wの上面か
ら離反する。
【0023】このように、上部室23および下部室24
の圧力流体の供給、開放を交互に繰り返すことにより、
振動手段8は伸縮作動し、弾性部材27が薄板材Wの上
面への接触、離反を繰り返し、薄板材Wに振動が加わる
ことにより、最上方の薄板材Wの下面に、相互間に介在
するオイルや相互の重合により、薄板材Wが付着してい
ても、付着した薄板材Wを落下させることができ、積層
状態にある複数枚の薄板材W,W…のうち最上方の薄板
材W1枚のみを吸着搬送することが可能となる。
【0024】上記実施例では、吸着部材として吸盤を用
いたが電磁石を用いてもよく、また重量検出器としてロ
ードセル7以外のものを用いることも可能である。
【0025】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、機体より
も上方位置でガイドロッドには被検出部が設けられ、機
体には、被検出部の下面に当接して重量を測定する検出
位置と、ガイドロッドの昇降作動時に被検出部への当接
を回避する非検出位置との間で移動可能にして重量検出
器が配設されるので、薄板材が1枚ずつ吸着されている
かどうかを確実に検出することができ、2枚目以下の薄
板材を落下させるための手段を常時作動させておく必要
がなく、無駄なエネルギの消費を回避することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の側面図である。
【図2】図1の2矢視平面図である。
【図3】振動手段の要部拡大縦断面図である。
【図4】薄板材吸着時の図1に対応する側面図である。
【図5】図4の5矢視平面図である。
【図6】薄板材の吸着過程を順次示す図である。
【図7】振動手段の作用を順次説明するための図であ
る。
【符号の説明】
4 機体 6 吸着部材としての吸盤 7 重量検出器としてのロードセル 17 ガイドロッド 18 可動部材 36 被検出部 W 薄板材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層状態にある複数枚の薄板材(W)の
    上方で水平移動可能に配設される機体(4)に、ガイド
    ロッド(17)が昇降可能に配設され、機体(4)の下
    方でガイドロッド(17)に固定された可動部材(1
    8)には最上方位置にある薄板材(W)の上面に吸着可
    能な吸着部材(6)が設けられる薄板材の吸着搬送装置
    において、機体(4)よりも上方位置でガイドロッド
    (17)には被検出部(36)が設けられ、機体(4)
    には、被検出部(36)の下面に当接して重量を測定す
    る検出位置と、ガイドロッド(17)の昇降作動時に被
    検出部(36)への当接を回避する非検出位置との間で
    移動可能にして重量検出器(7)が配設されることを特
    徴とする薄板材の吸着搬送装置。
JP7320191U 1991-09-11 1991-09-11 薄板材の吸着搬送装置 Expired - Fee Related JP2505684Y2 (ja)

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