JPH081229Y2 - 板体の取出装置 - Google Patents

板体の取出装置

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JPH081229Y2
JPH081229Y2 JP1989067869U JP6786989U JPH081229Y2 JP H081229 Y2 JPH081229 Y2 JP H081229Y2 JP 1989067869 U JP1989067869 U JP 1989067869U JP 6786989 U JP6786989 U JP 6786989U JP H081229 Y2 JPH081229 Y2 JP H081229Y2
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JP
Japan
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suction
plate
pressing
plate body
suction means
Prior art date
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JP1989067869U
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JPH037139U (ja
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茂 阿部
守男 大熊
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Sekisui House Ltd
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Sekisui House Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、積み重ねられた多数枚の板体を上側から一
枚ずつ取り出すための板体の取出装置に関するものであ
る。
(従来の技術) 従来、合板のような板体の規格品(例えば、1M×
M)の各種加工を行う場合は、多数枚の板体を載置台
上に積み重ねた後、複数個の吸盤付きシリンダを介して
上側から一枚ずつ吊り上げ、適宜の搬送手段によって次
の加工工程に送るようにしている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、載置台上に積み重ねられた多数枚の板体、
特に表面に合成樹脂製のシートもしくはフィルムを貼着
した板体は、表面が極めて平滑に形成されていることか
ら、広い面積にわたって互いに密着した状態となってい
る。したがって、板体を前述した吸盤付きシリンダを用
いて吊り上げる際、その下側の板体も一緒に吊り上げら
れることから、下側の板体との重ね目が開くまで、吸盤
付きシリンダの昇降動作で板体にゆさぶりを与えてい
る。それにもかかわらず、大形の規格品(例えば、4M
×6M)では、下側の板体との重ね目が開放しないこと
があり、この場合は、シリンダの昇降動作を一時停止
し、手作業で重ね目を開く必要がある。この結果、板体
の取出作業は、ロスタイムが増大し、作業性が低下する
という問題があった。
本考案は、このような従来の事情に鑑みて、載置台上
に積み重ねられた多数枚の板体を、上側から一枚ずつ確
実に取り出すことのできる板体の取出装置を提供するも
のである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、多数枚の板体を積み重ねて昇降可能な載置
台の上方に配置された前側吸着手段と後側吸着手段、お
よび押圧手段とから構成され、前記前側吸着手段および
後側吸着手段は、板体の搬送方向における前側端部の吸
着位置および後側端部の吸着位置にそれぞれ対向して昇
降可能な1個もしくは複数個の吸着盤を備え、また、前
記押圧手段は、板体の搬送方向における後側端部であっ
て、後側吸着手段の吸着位置外側の押圧位置に対向して
昇降可能な押圧部材を備えてなり、載置台を介して設定
高さ位置に持ち上げられた板体を、押圧部材が押圧位置
を押圧しつつ吸着盤が吸着位置を吸着して吊り上げるこ
とを特徴とするものである。
(作用) 押圧部材が板体の押圧位置を押圧しつつ吸着盤が板体
の吸着位置を吸着して吊り上げることから、板体は上側
と下側との重ね目が確実に開放され、上側の板体を下側
の板体から分離することができる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例につき図面を参照して説明す
る。
第1図および第2図には、本考案の板体の取出装置1
が示されており、この取出装置1は、載置台2上に多数
枚積み重ねられた合成樹脂合板などの板体3…を、上側
から一枚ずつ取り出すためのもので、前記載置台2の上
方に配置された前側吸着手段4aと後側吸着手段4b、およ
び押圧手段5とから構成されている。載置台2は、駆動
機構を備えた伸縮脚2aにより昇降可能であり、載置台2
の前方には載置台2から取り出した板体3を次工程に搬
送するための駆動ローラ6…が配置されている。
なお、板体3は、ベニヤ板の表面に合成樹脂(例え
ば、塩化ビニル樹脂)製のシートもしくはフィルムなど
を貼着したもので、その大きさは1M×2Mなどの規格寸
法に形成されている。
さらに、載置台2の上方に位置してフレーム7が設け
られ、このフレーム7に板体3の前側吸着手段4aと後側
吸着手段4b、および板体3の押圧手段5が取り付けられ
ている。
前側吸着手段4aと後側吸着手段4bは、板体3を真空圧
で吸着して吊り上げるもので、それぞれ前記フレーム7
に固定されたシリンダ8と、このシリンダ8のピストン
ロッド8aに連結された複数個の吸着盤9…とからなり、
この吸着盤9には真空パイプ(図示省略)が接続されて
いる。そして、吸着盤9は、板体3の搬送方向における
前側端部3a、後側端部3bの吸着位置Aa,Abに対向してお
り、シリンダ8を介して載置台2の上方位置と吸着位置
Aa,Abとの間を昇降することができる。
一方、押圧手段5は、板体3が前側吸着手段4aと後側
吸着手段4bとによって吊り上げられるとき、板体3の搬
送方向における後側端部3bを押圧して下側の板体3の浮
き上がりを規制するとともに、この後側端部3bを除く上
下の板体3,3の重ね目を開放するもので、前記フレーム
7に固定されたシリンダ10と、このシリンダ10のピスト
ンロッド10aに連結された球状の押圧部材11とからな
り、この押圧部材11は、前記吸着位置Abから板体3の搬
送方向における左右外側へ間隔をおいた押圧位置Bに対
向しており、シリンダ8を介して載置台2の上方位置と
押圧位置Bとの間を昇降することができる。
次に、上記実施例の作用について説明する。
まず、載置台2を伸縮脚2aの伸縮によって駆動ローラ
6,6への搬入に適した高さに上昇させる。
次に、前側吸着手段4aと後側吸着手段4bのシリンダ8,
8を、押圧手段5のシリンダ10と同時に伸長作動させ、
各吸着盤9,9をそれぞれ各吸着位置Aa,Abに密着させ、板
体3を吸着するとともに、押圧部材11をそれぞれ押圧位
置Bに当接させ、積み重ねられた板体3…の一つの側端
部(第2図において左側端部)を押圧する。
そして、前側吸着手段4aおよび後側吸着手段4bのシリ
ンダ8,8を縮小作動させると、上側の板体3は、上昇抵
抗のない反押圧側(第2図において右側)の重ね目が確
実に開放される。続いて、押圧手段5のシリンダ10を縮
小作動させて上側の板体3を下側の板体3から完全に分
離させた後、適宜の搬送手段(図示省略)によって駆動
ローラ6,6上に供給するとともに、前側吸着手段4aと後
側吸着手段4bおよび押圧手段5を原位置に復帰させる。
なお、上側の板体3を下側の板体3から分離させる
際、まず、前側吸着手段4aを作動させ、上側の板体3に
おける前側端部3aと下側の板体3における前側端部3aと
の重ね目を開放させ、次いで、後側吸着手段4bを作動さ
せて上側の板体3を下側の板体3から完全に分離せて、
続いて押圧手段5を上昇させて板体3を次工程へ搬送し
てもよい。
また、例えば、1M×2Mなど小形の板体3の場合は、
一個の押圧手段5を用いるだけで、重ね目を開放するこ
とができる。この場合は、後側吸着手段4bの吸着盤9の
吸着位置Ab,Ab間、例えば、板体3の搬送方向における
左右中央外側に押圧位置Bを設定し、この押圧位置Bに
対向するように押圧部材11を配設すればよい。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、多数枚の板体を積み重
ねて昇降可能な載置台の上方に配置された前側吸着手段
と後側吸着手段、および押圧手段とから構成され、前記
前側吸着手段および後側吸着手段は、板体の搬送方向に
おける前側端部の吸着位置および後側端部の吸着位置に
それぞれ対向して昇降可能な1個もしくは複数個の吸着
盤を備え、また、前記押圧手段は、板体の搬送方向にお
ける後側端部であって、後側吸着手段の吸着位置外側の
押圧位置に対向して昇降可能な押圧部材を備えてなり、
載置台を介して設定高さ位置に持ち上げられた板体を、
押圧部材が押圧位置を押圧しつつ吸着盤が吸着位置を吸
着して吊り上げることにより、次の板体との重ね目を確
実に開放することができ、載置台上に積み重ねられた多
数枚の板体を上側から一枚ずつ取り出す際に、下側の板
体から確実に分離することができる。したがって、板体
にゆさぶりを与えたり、手作業で重ね目を開けたりする
必要がなく、板体取り出しの作業性を大幅に向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は板体の
取出装置の主要部を示す正面図、第2図は第1図のII-I
I線から見た平面図である。 1……取出装置 2……載置台 3……板体 3a……前側端部 3b……後側端部 4a……前側吸着手段 4b……後側吸着手段 5……押圧手段 9……吸着盤 11……押圧部材 Aa,Ab……吸着位置 B……押圧位置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数枚の板体を積み重ねて昇降可能な載置
    台の上方に配置された前側吸着手段と後側吸着手段、お
    よび押圧手段とから構成され、前記前側吸着手段および
    後側吸着手段は、板体の搬送方向における前側端部の吸
    着位置および後側端部の吸着位置にそれぞれ対向して昇
    降可能な1個もしくは複数個の吸着盤を備え、また、前
    記押圧手段は、板体の搬送方向における後側端部であっ
    て、後側吸着手段の吸着位置外側の押圧位置に対向して
    昇降可能な押圧部材を備えてなり、載置台を介して設定
    高さ位置に持ち上げられた板体を、押圧部材が押圧位置
    を押圧しつつ吸着盤が吸着位置を吸着して吊り上げるこ
    とを特徴とする板体の取出装置。
JP1989067869U 1989-06-09 1989-06-09 板体の取出装置 Expired - Lifetime JPH081229Y2 (ja)

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JPH037139U JPH037139U (ja) 1991-01-23
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KR200491083Y1 (ko) * 2018-12-27 2020-02-17 배수원 풍량증폭이 가능한 부채

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