JP2505326B2 - マグネシウムジアルコキシドの製造方法 - Google Patents

マグネシウムジアルコキシドの製造方法

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JP2505326B2
JP2505326B2 JP3173024A JP17302491A JP2505326B2 JP 2505326 B2 JP2505326 B2 JP 2505326B2 JP 3173024 A JP3173024 A JP 3173024A JP 17302491 A JP17302491 A JP 17302491A JP 2505326 B2 JP2505326 B2 JP 2505326B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乾燥剤等として好適に
使用されるマグネシウムジアルコキシドの製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】粒状の
マグネシウムジアルコキシドは、乾燥剤等として種々の
工業分野で利用されている。この場合、上記マグネシウ
ム化合物は金属マグネシウムにアルコールを反応させる
ことによって製造されているが、従来の製法では、得ら
れるマグネシウムジアルコキシドは、原料である金属マ
グネシウムの性状を反映した粒径、粒径分布や形態を有
するものとなるか、または不定形な微粉となるかのいず
れかであった。このため、所望の粒径のものを得るため
には、原料金属マグネシウムの粒径を制御したり、得ら
れたマグネシウム化合物を粉砕して分級することが必要
であった。
【0003】しかし、金属マグネシウムの粒径を制御す
る方法は、安全上の点で金属マグネシウムを小粒径化す
ることが難しく、かつ得られる化合物の形態が不定形に
なる。また、得られたマグネシウム化合物を粉砕,分級
する方法は、やはりマグネシウム化合物が不定形になる
とともに、粒径分布を狭くしようとすると歩留まりが低
下する。このため、粉砕、分級等の煩雑な操作を行なわ
ずにマグネシウムジアルコキシドの粒径、粒径分布や形
態を制御する方法が望まれている。
【0004】かかる現状に鑑み、本発明者らは、球状で
粒径及び粒径分布の制御されたマグネシウムジアルコキ
シドを一段階の反応で製造することについて鋭意検討を
行なった結果、金属マグネシウムとアルコールと特定量
のハロゲン及び/又はハロゲン含有化合物とを反応させ
た場合、粒径分布が狭く、粉砕,分級等の粒径調整処理
を施さなくてもそのまま使用することができる固体生成
物(マグネシウムジアルコキシド)が得られると共に、
金属マグネシウムとアルコールとハロゲン及び/又はハ
ロゲン含有化合物との反応条件を適宜選択すれば、固体
生成物の粒径制御も自由に行なうことができることを見
出し、本発明をなすに至った。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】すなわち、本発
明は、金属マグネシウムと、アルコールと、上記金属マ
グネシウム1グラム原子に対し0.0001グラム原子
以上の量のハロゲン又は上記金属マグネシウム1グラム
原子に対し0.0001グラム原子以上の量のハロゲン
を含む塩化マグネシウム(MgCl 2 )、臭化マグネシ
ウム(MgBr 2 )、ヨウ化マグネシウム(MgI
2 )、エトキシマグネシウムモノクロリド(Mg(OE
t)Cl)、エトキシマグネシウムモノイオディド(M
g(OEt)I)、塩化カルシウム(CaCl 2 )、塩
化ナトリウム(NaCl)、および臭化カリウム(KB
r)からなる群から選ばれる一以上のハロゲン含有化合
物とを攪拌下に還流下で反応させることを特徴とする
グネシウムジアルコキシドの製造方法を提供する。ま
た、本発明は、上記金属マグネシウムとアルコールとハ
ロゲン及び/又はハロゲン含有化合物との反応を良好に
行なわせることができるマグネシウムジアルコキシド
製造方法を提供する
【0006】従来より金属マグネシウムとアルコールを
反応させる際には少量のヨウ素やオルトギ酸エチル等を
投入することが知られている(特公昭46−7093号
公報、米国特許第4,412,132号明細書)。しか
し、これらの反応においてはヨウ素等は単に反応開始剤
として用いられているにすぎず、量的にもごく微量であ
る。それに比べ、本発明において用いるハロゲンの量は
反応開始剤として用いるよりはるかに多量である。
【0007】以下、本発明を更に詳しく説明する。本発
明の製造方法において、金属マグネシウムの形状等は特
に限定されない。従って、任意の粒径の金属マグネシウ
ム、例えば顆粒状、リボン状、粉末状等の金属マグネシ
ウムを用いることができる。また、金属マグネシウムの
表面状態も特に限定されないが、表面に酸化マグネシウ
ム等の被膜が生成されていないものが好ましい。
【0008】また、アルコールとしては任意のものを用
いることができるが、炭素原子数1〜6の低級アルコー
ルを用いることが好ましい。特に、エタノールを用いる
と、触媒性能の発現を著しく向上させるマグネシウム化
合物が得られるので好ましい。アルコールの純度及び含
水量も限られないが、含水量の多いアルコールを用いる
と金属マグネシウム表面に水酸化マグネシウム[Mg
(OH)2]が生成されるので、含水量が1%以下、特
に2000ppm以下のアルコールを用いることが好ま
しい。更に、より良好なモルフォロジーを有するマグネ
シウム化合物を得るためには、水分は少なければ少ない
ほど好ましく、一般的には200ppm以下が望まし
い。
【0009】ハロゲンの種類については特に制限されな
いが、塩素、臭素又はヨウ素、特にヨウ素が好適に使用
される。また、ハロゲン含有化合物としては、塩化マグ
ネシウム(MgCl 2 )、臭化マグネシウム(MgBr
2 )、ヨウ化マグネシウム(MgI 2 )、エトキシマグ
ネシウムモノクロリド(Mg(OEt)Cl)、エトキ
シマグネシウムモノイオディド(Mg(OEt)I)、
塩化カルシウム(CaCl 2 )、塩化ナトリウム(Na
Cl)、および臭化カリウム(KBr)等からなる群か
ら選ばれる一以上のものを挙げることができる。これら
の中では、特にMgCl2,MgI2が好ましい。これら
の状態、形状、粒度等は特に限定されず、任意のもので
よく、例えばアルコール系溶媒(例えば、エタノール)
中の溶液の形で用いることができる。
【0010】アルコールの量については問わないが、金
属マグネシウム1モルに対して好ましくは2〜100モ
ル、特に好ましくは5〜50モルである。アルコール量
が多すぎる場合、モルフォロジーの良好なマグネシウム
化合物の収率が低下するおそれがあり、少なすぎる場合
は、反応槽での攪拌がスムーズに行なわれなくなるおそ
れがある。しかし、そのモル比に限定されるものではな
い。
【0011】ハロゲンの使用量は、金属マグネシウム1
グラム原子に対して、0.0001グラム原子以上、好
ましくは0.0005グラム原子以上、更に好ましくは
0.001グラム原子以上である。また、ハロゲン含有
化合物は、金属マグネシウム1グラム原子に対して、ハ
ロゲン含有化合物中のハロゲン原子が0.0001グラ
ム原子以上、好ましくは0.0005グラム原子以上、
更に好ましくは0.001グラム原子以上となるように
使用する。0.0001グラム原子未満の場合、ハロゲ
ンを反応開始剤として用いる量と大差なく、所望の粒径
のものを得るためには固体生成物の粉砕分級処理が不可
欠なものとなる。
【0012】本発明においては、ハロゲン及びハロゲン
含有化合物はそれぞれ1種を単独で用いてもよく、2種
以上を併用してもよい。また、ハロゲンとハロゲン含有
化合物とを併用してもよい。このようにハロゲンとハロ
ゲン含有化合物とを併用する場合、全ハロゲン原子の量
を金属マグネシウム1グラム原子に対して、0.000
1グラム原子以上、好ましくは0.0005グラム原子
以上、更に好ましくは0.001グラム原子以上とす
る。ハロゲン及び/又はハロゲン含有化合物の使用量の
上限について特に定めはなく、目的とする固体生成物が
得られる範囲で適宜選択すればよいが、一般的には全ハ
ロゲン原子の量を金属マグネシウム1グラム原子に対し
て0.06グラム原子未満とすることが好ましい。本発
明製造方法においては、ハロゲン及び/又はハロゲン含
有化合物の使用量を適宜選択することにより、固体生成
物の粒径を自由にコントロールすることが可能である。
【0013】金属マグネシウムとアルコールとハロゲン
及び/又はハロゲン含有化合物との反応それ自体は、公
知の方法と同様に実施することができる。例えば、金属
マグネシウムとアルコールとハロゲン及び/又はハロゲ
ン含有化合物とを、攪拌下に還流下(約79℃)で、水
素ガスの発生が認められなくなるまで(通常、約20〜
30時間)反応させて、固体生成物を得る方法である。
具体的には、例えばハロゲンとしてヨウ素を用いる場
合、金属マグネシウム、アルコール中に固体状のヨウ素
を投入し、しかる後に加熱し還流する方法、金属マグネ
シウム、アルコール中にヨウ素のアルコール溶液を滴下
投入後加熱し還流する方法、金属マグネシウム、アルコ
ール溶液を加熱しつつヨウ素のアルコール溶液を滴下す
る方法などが挙げられる。いずれの方法も、不活性ガス
(例えば、窒素ガス、アルゴンガス)雰囲気下で、場合
により不活性有機溶媒(例えば、n−ヘキサン等の飽和
炭化水素)を用いて行なうことが好ましい。
【0014】金属マグネシウム、アルコール、ハロゲン
及び/又はハロゲン含有化合物の投入については、最初
から各々全量を反応槽に投入しておく必要はなく、分割
して投入してもよい。特に好ましい形態は、アルコール
を最初から全量投入しておき、金属マグネシウムを数回
に分割して投入する方法である。このようにした場合、
水素ガスの一時的な大量発生を防ぐことができ、安全面
から非常に望ましい。また、反応槽も小型化することが
可能となる。更には、水素ガスの一時的な大量発生によ
り引き起こされるアルコールやハロゲン及び/又はハロ
ゲン含有化合物の飛沫同伴を防ぐことも可能となる。分
割する回数は、反応槽の規模を勘案して決めればよく、
特に問わないが、操作の煩雑さを考えると通常5〜10
回が好適である。また、反応自体は、バッチ式、連続式
のいずれでもよいことは言うまでもない。さらには、変
法として、最初から全量投入したアルコール中に金属マ
グネシウムを先ず少量投入し、反応により生成した生成
物を別の槽に分離して除去した後、再び金属マグネシウ
ムを少量投入するという操作を繰り返すということも可
能である。
【0015】さらに、大容量のスケールで反応を実施す
る際には、攪拌槽を用いることができる。この場合、攪
拌槽の攪拌翼としては、攪拌槽中心部に設けられた攪拌
軸に配設される翼が好ましく、例えば図1に示すマック
スブレンド翼(住友重機械社製)のような格子翼や図2
に示すフルゾーン翼(神鋼パンテック社製)のような多
段翼が特に好ましい。上記攪拌翼は、攪拌槽10の中心
部に設けられた攪拌軸1に配設され、かつ槽低部11近
くに位置するボトムパドル翼部とそれより上部に位置す
る上部翼部とで構成されている。この場合、反応の際の
液レベルをL、槽低部11から上部翼部の最上部までの
高さをHとした場合に、H/L>0.5となり、しかも
ボトムパドル翼部の最上部が液レベル面より低くなるよ
うにして用いることが好ましい。
【0016】攪拌翼は、例えば次の(1)〜(5)のよ
うにすることもできる。 (1)回転軸1に取り付けたボトムパドル翼部2と、槽
底部11のクリアランスは、粒子を十分に浮遊させるた
めになるべく小さい方がよい。また、ボトムパドル翼部
2は1枚でなくてもよく、例えばタービン翼のように何
枚かを連ねたものでもよい。さらに、ボトムパドル翼部
2は後退翼でもよい。 (2)上部翼部3は、ボトムパドル翼部2で吐き出され
た粒子を十分に混合させるためのものであり、ボトムパ
ドル翼部2と一体のものでもよく、多段のものでもよ
い。また、ボトムパドル翼部2と角度がずれていてもよ
いが、格子状の形状のものが望ましい。 (3)槽底部11から上部翼部3の最上部までの高さH
と液面高さLの比が0.5以下であると、上部で滞留部
が生じ、凝集物が生成し粗粉量が増大する。この凝集物
生成を回避するためには攪拌翼の回転数を増大させる方
法があるが、微粉量が増大し粒径分布が拡大する。従っ
て、H/Lは0.7以上1以下が特に望ましい。 (4)翼径dと槽径Dとの比はとくに問わないが、好ま
しくは0.3<d/D<0.8、さらに好ましくは0.
4<d/D<0.6とする。 (5)攪拌槽10の壁側面に、軸方向に沿う複数本の邪
魔板(バッフル)12を配設しても良い。なお、図中1
3はジャケットを示す。
【0017】本発明において、攪拌槽を用いて反応を行
なう場合、攪拌翼として攪拌槽中心部に設けられた攪拌
軸に配設されたものを用い、攪拌翼の径をd(m)、回転
数をn(rpm)としたときに、4.3×103<n32
4.0×106の条件下で行なうことが好ましい。ま
た、より好ましくは9.8×103<n32<3.6×
105の条件下、さらに好ましくは6.5×104<n3
2<7.8×104の条件下で行なう。この場合におい
て、攪拌翼としては、前記マックスブレンド翼、フルゾ
ーン翼の他、パドル(平羽根)翼、傾斜羽根翼、タービ
ン翼、アンカー翼などのスラリー混合攪拌に使用し得る
ものであればいずれのものでもよい。また、一段の形で
使用してもよく、多段の形で使用してもよい。なお、攪
拌槽の壁側面には軸方向に沿う複数本の邪魔板(バッフ
ル)を配設してもよい。回転数の範囲に関しては、n3
2の値が、4.3×103以下ではスラリー中の粒体の
混合が極めて悪くなり、反応に際して凝集物が生成す
る。一方、4.0×106以上では粒子は破砕され、微
粉の増大、粒径分布の拡大が生じ、かつ粒子形状の悪化
(球形でなくなる)が起こる。この場合、平均粒径は回
転数の増加とともに小さくなり、上記回転数の範囲内で
は粒径分布を変えることなく平均粒径を自由にコントロ
ールすることができる。 なお、翼径に関し、翼径dと
槽径Dとの比はとくに規定はないが、好ましくは0.3
<d/D<0.8、さらに好ましくは0.4<d/D<
0.6に設定する。
【0018】こうして得られたマグネシウムジアルコキ
シドは、必要により洗浄、乾燥を行なって製品とするこ
とができる。いずれにしても、得られたマグネシウム
アルコキシドは、粉砕あるいは粒度分布をそろえるため
の分級操作をすることなく用いることができる。
【0019】本発明の製造方法により得られるマグネシ
ウムジアルコキシドは、球状に近く、しかも粒径分布が
シャープである。さらには、粒子一つ一つをとってみて
も、球形度のばらつきは非常に小さい。この場合、該
グネシウムジアルコキシドは、平均粒径が1〜300μ
mで、かつ下記式(1)で示される粒径分布指数(P)
がP<5.0である。P=D90/D10
・・・(1) (D90は累積重量分率が90%に対応する粒子径、D
10は累積重量分率が10%に対応する粒子径を示
す。)ここで、D90とは重量累積分率が0〜90%に
対応する平均粒子径をいう。即ち、D90であらわされ
る粒子径より小さい粒子群の重量和が全粒子総重量和の
90%であることを示している。D10も同様である。
【0020】また、該マグネシウムジアルコキシドは、
下記式(2)で示される球形度(S)がS<1.60で
あることが好ましい。 S=(E1/E2)2 ・・・(2) (E1は粒子の投影の輪郭長、E2は粒子の投影面積に
等しい円の周長を示す。)
【0021】さらに、該マグネシウムジアルコキシド
は、CuKα線で測定したX線回折スペクトルにおいて
散乱角5〜20゜の範囲に強ピーク3本が出現し、しか
もこれらのピークを低散乱角側から順にピークa、ピー
クb及びピークcとした場合に、ピーク強度比b/cが
0.4以上であることが好ましい。
【0022】
【実施例】次に、実施例及び比較例により本発明を具体
的に示すが、本発明は下記実施例に限定されるものでは
ない。なお、以下の実施例、比較例においては、下記の
試薬を用いた。 金属マグネシウム:顆粒状(平均粒度350μm) エタノール:和光純薬(株)製、試薬特級 ヨウ素:和光純薬(株)製、試薬特級 塩化マグネシウム:和光純薬(株)製、試薬特級
【0023】また、平均粒径、粒径分布指数(P)及び
球形度(S)の測定並びにX線回折測定はそれぞれ以下
の通りに行なった。 平均粒径: 固体生成物を液状炭化水素中に懸濁した状態において、
光透過法により粒径を測定する。求めた粒径分布を対数
正規確率紙上にプロットし、50%粒子径を平均粒径と
する。 粒径分布指数(P): 固体生成物を液状炭化水素中に懸濁した状態において、
光透過法により粒径を測定する。求めた粒径分布を対数
正規確率紙上にプロットし、90%粒子径(D90)及
び10%粒子径(D10)を求めて前記(1)式で算出
した。
【0024】球形度(S): 乾燥後のマグネシウムジエトキシドのサンプルを、走査
型電子顕微鏡(日本電子(株)製JSM−25SIII)
にて、加速電圧5KV、150倍で撮影し、ネガを得
た。次に、このネガを透過法にて画像解析処理した。画
像解析処理は、画像解析装置(nexus社製)によ
り、20画素(1画素を1.389μ×1.389μと
した)以下の粒子をカットし、残りの粒子約2000個
について行なった。画像解析処理により、その輪郭長E
1及び粒子の投影面積に等しい円の周長E2を求め、前
記(2)式で算出した。
【0025】X線回折測定: マグネシウムジエトキシドを平均粒径10μmとなるよ
うに粉砕した。粉砕物を常温で真空乾燥し、得られた乾
燥粉体を不活性ガス雰囲気下でマイラーフィルム製セル
に充填した。マイラーフィルムの厚さは6μmであり、
マイラーフィルムと乾燥粉体とを合わせたセルの厚さは
1mmであった。このセルを、粉末X線回折装置[理学
電機工業(株)製]に取り付け、透過法によりX線回折
スペクトルを測定した。対陰極には銅(Cu)を用い、
電圧50kv、電流120mA、及び波長(λkα)
1.543オングストロームの条件を用いた。
【0026】実施例1 攪拌機付きのガラス製反応器(内容積0.5リットル)
をアルゴンガスで充分に置換し、金属マグネシウム8
g、エタノール121g及びヨウ素0.8gを投入し、
攪拌しながら還流条件下で系内から水素ガスの発生がな
くなるまで反応させ、固体状反応生成物を得た。この固
体状反応生成物を含む反応液を減圧乾燥させることによ
りマグネシウムジエトキシドを得た。得られたマグネシ
ウムジエトキシドの平均粒径は60μm、粒径分布指数
(P)は1.6、球形度(S)は1.21であった。ま
た、電子顕微鏡観察により球状であることが確認され
た。さらに、このマグネシウムジエトキシドについてC
uKα線を用いてX線回折分析を行なったところ、2θ
=5〜20゜の範囲に3本の回折ピークが現われた。こ
れらのピークを低角側から順にピークa、ピークb及び
ピークcとした場合に、ピーク強度比b/cは0.75
であった。
【0027】実施例2 攪拌機付きのSUS製反応器(内容積2.0リットル)
を窒素ガスで充分に置換し、金属マグネシウム53g、
エタノール800g及びヨウ素2.7gを投入し、攪拌
しながら還流条件下で系内から水素ガスの発生がなくな
るまで反応させ、固体状反応生成物を得た。この固体状
反応生成物を含む反応液を減圧乾燥させることによりマ
グネシウムジエトキシドを得た。得られたマグネシウム
ジエトキシドの平均粒径は16μm、粒径分布指数
(P)は1.7、球形度(S)は1.32であった。ま
た、電子顕微鏡観察により球状であることが確認され
た。
【0028】実施例3 攪拌機付きのガラス製反応器(内容積0.5リットル)
をアルゴンガスで充分に置換し、金属マグネシウム8
g、エタノール121g及び塩化マグネシウム(無水)
0.6gを投入し、攪拌しながら還流条件下で系内から
水素ガスの発生がなくなるまで反応させ、固体状反応生
成物を得た。この固体状反応生成物を含む反応液を減圧
乾燥させることによりマグネシウムジエトキシドを得
た。得られたマグネシウムジエトキシドの平均粒径は9
9μm、粒径分布指数(P)は1.6、球形度(S)は
1.23であった。また、電子顕微鏡観察により球状で
あることが確認された。
【0029】比較例1 攪拌機付きのガラス製反応器(内容積0.5リットル)
をアルゴンガスで充分に置換し、金属マグネシウム8g
及びエタノール121gを投入し、攪拌しながら還流条
件下で系内から水素ガスの発生がなくなるまで反応さ
せ、固体状反応生成物を得た。この固体状反応生成物を
含む反応液を減圧乾燥させることによりマグネシウム
エトキシドを得た。得られたマグネシウムジエトキシド
の平均粒径は520μm、粒径分布指数(P)は7.
5、球形度(S)は1.87であった。また、電子顕微
鏡観察により不定形であることが確認された。
【0030】比較例2 実施例1において、配合量を金属マグネシウム8g、エ
タノール121g、ヨウ素0.0021gとしたこと以
外は、実施例1と同様に行なった。得られたマグネシウ
ジエトキシドの平均粒径は62μm、粒径分布指数
(P)は6.4、球形度(S)は1.69であった。ま
た、電子顕微鏡観察により不定形であることが確認され
た。比較例3 実施例3において、塩化マグネシウム(無水)の使用量
を0.0015gとしたこと以外は、実施例3と同様に
行なった。得られたマグネシウムジエトキシドの平均粒
径は83μm、粒径分布指数(P)は7.5、球形度
(S)は1.82であった。また、電子顕微鏡観察によ
り不定形であることが確認された。
【0031】実施例4 攪拌機付きのSUS製反応器(形状は図1〜4に示すよ
うな4枚のバッフル付きの縦型で、内容積は80リット
ル)を窒素ガスで十分に置換し、金属マグネシウム2.
2Kg、エタノール31Kg及びヨウ素0.2Kgを投
入し、攪拌しながら還流条件下で系内から水素が発生し
なくなるまで反応させ、固体状反応生成物を得た。な
お、攪拌翼は図1に示すようなマックスブレンド翼(住
友重機械社製)を用い、攪拌回転数は130rpmとし
た。この固体状反応生成物を含む反応液を、減圧乾燥さ
せることによりマグネシウムジエトキシドを得た。
【0032】実施例5 反応翼をフルゾーン翼(神鋼パンテック社製)に変更
し、かつ攪拌翼回転数を110rpmに変えた以外は、
実施例4と同様に行なった。比較例4 H/Lを0.40に変えた以外は、実施例4と同様に行
なった。比較例5 攪拌翼を図3(a),(b)に示すパドル翼4に変更
し、かつ回転翼回転数を40rpmに変えた以外は、実
施例4と同様に行なった。
【0033】実施例6 攪拌翼を図4に示す径0.2mのファードラー翼5に変
更し、かつ回転翼回転数を450rpmに変えた以外
は、実施例4と同様に行なった。実施例7 回転翼回転数を50rpmに変えた以外は、実施例6と
同様に行なった。実施例8 攪拌翼を径0.2mのパドル翼に変更し、かつ回転翼回
転数を200rpmに変えた以外は、実施例6と同様に
行なった。比較例6 回転翼回転数を500rpmに変えた以外は、実施例6
と同様に行なった。比較例7 回転翼回転数を40rpmに変えた以外は、実施例8と
同様に行なった。以上の実施例4〜8、比較例5〜7の
攪拌条件及び結果を表1,表2に示す。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の製造方法
によれば、球状で粒径が制御され、かつ粒径分布が狭
く、粉砕,分級等の粒径調整処理を施さなくてもそのま
ま使用することができるマグネシウムジアルコキシド
一段階の反応で製造することができる。この場合、条件
設定により粒径制御を容易に行なうことができる。従っ
て、本発明で得られるマグネシウムジアルコキシドは、
触媒原料、化学的中間物質、乾燥剤等として有効に使用
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】マックスブレンド翼を設けた攪拌槽を示す概略
図である。
【図2】フルゾーン翼を設けた攪拌槽を示す概略図であ
る。
【図3】同図(a)はパドル翼を設けた攪拌槽を示す概
略図、同図(b)はパドル翼の平面図である。
【図4】ファードラー翼を設けた攪拌槽を示す概略図で
ある。
【符号の説明】
1…攪拌軸 2…ボトムパドル翼部 3…上部翼部 10…攪拌槽

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属マグネシウムと、アルコールと、上
    記金属マグネシウム1グラム原子に対し0.0001グ
    ラム原子以上の量のハロゲン又は上記金属マグネシウム
    1グラム原子に対し0.0001グラム原子以上の量の
    ハロゲンを含む塩化マグネシウム(MgCl 2 )、臭化
    マグネシウム(MgBr 2 )、ヨウ化マグネシウム(M
    gI 2 )、エトキシマグネシウムモノクロリド(Mg
    (OEt)Cl)、エトキシマグネシウムモノイオディ
    ド(Mg(OEt)I)、塩化カルシウム(CaCl
    2 )、塩化ナトリウム(NaCl)、および臭化カリウ
    ム(KBr)からなる群から選ばれる一以上のハロゲン
    含有化合物とを攪拌下に還流下で反応させることを特徴
    とするマグネシウムジアルコキシドの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の反応を攪拌槽を用いて行
    なうにあたり、攪拌翼として、攪拌槽中心部に設けられ
    た攪拌軸に配設され、かつ槽低部近くに位置するボトム
    パドル翼部とそれより上部に位置する上部翼部とから構
    成された攪拌翼であって、反応の際の液レベルをL、槽
    低部から上部翼部の最上部までの高さをHとしたとき
    に、H/L>0.5となり、かつボトムパドル翼部の最
    上部が液レベル面より低くなるような攪拌翼を用いるこ
    とを特徴とするマグネシウムジアルコキシドの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の反応を攪拌槽を用いて行
    なうにあたり、攪拌翼として攪拌槽中心部に設けられた
    攪拌軸に配設されたものを用い、かつ攪拌翼の径をd
    (m)、回転数をn(rpm)としたときに、4.3×103
    32 <4.0×106 の条件下に攪拌を行なうこと
    を特徴とするマグネシウムジアルコキシドの製造方法。
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