JP2505016B2 - ステップモ―タの制御方法 - Google Patents

ステップモ―タの制御方法

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JP2505016B2 JP63008797A JP879788A JP2505016B2 JP 2505016 B2 JP2505016 B2 JP 2505016B2 JP 63008797 A JP63008797 A JP 63008797A JP 879788 A JP879788 A JP 879788A JP 2505016 B2 JP2505016 B2 JP 2505016B2
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  • Control Of Stepping Motors (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔目次〕 概要 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(第1図) 作用 実施例 (a)一実施例の構成の説明(第2図) (b)ステップモータの駆動の説明(第3図、第4図) (c)一実施例制御方法の説明(第5図、第6図、第7
図) (d)他の実施例の説明 発明の効果 〔概要〕 ステップモータを所定のステップレートで所望ステッ
プ数オープンループ制御で駆動するステップモータの制
御方法に関し、 高速駆動を可能とし且つミスステップを防止すること
を目的とし、 ステップモータを制御部が所定のステップレートで励
磁相切換制御して、該ステップモータを所望ステップ数
駆動するステップモータの制御方法において、該制御部
は、該駆動後の該ステップモータの現在位置を検出し、
該検出した現在位置に基づいて該ステップモータのミス
ステップの有無を判定し、該ミスステップの有無の判定
に応じて該ステップレートを変化するようにした。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、ステップモータを所定のステップレートで
所望ステップ数オープンループ制御で駆動するステップ
モータの制御方法に関する。
ステップモータは、ステップ動作を行うため、各種の
移動機構に広く用いられている。
このようなステップモータにおいては、高速駆動と、
ミスステップ(脱調)の防止という相反する問題を解決
できる技術が求められている。
〔従来の技術〕
ステップモータの制御方法として、従来からクローズ
ドループ制御と、オープンループ制御が知られている。
クローズドループ制御は、ステップモータにエンコー
ダ等の位置検出器を設け、ステップモータ1のステップ
駆動毎に位置検出器の出力から1ステップ動いたことを
確認し、次のステップ駆動を行うものである。
このようなクローズドループ制御では、負荷の変動が
あっても、ステップモータをミスステップなしに駆動で
きるため、動作が確実であるが、高速駆動が困難で且つ
構成が複雑化する。
このため、オープンループ制御が広く利用されてい
る。
オープンループ制御は、所定のステップレートで励磁
相切換を行って、ステップモータを所望ステップ数駆動
するものであり、駆動中はステップモータの動作確認を
一切行わない。
従って、構成が単純化でき、しかも高速駆動が可能で
ある。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、オープンループ制御においては、ステップ
レート(steps/second)はステップモータの速度に一致
する。
従って、ステップモータを高速駆動するには、ステッ
プレートを高くすればよい。
しかしながら、従来の制御方法では、ステップレート
は1種類固定のため、高速のステップレートを採用する
と、移動機構のメカニズムのバラツキや、電源及び温度
変動によって、必要とするトルクが発生し、しばしばミ
スステップ(脱調)が発生し、装置性能が低下する。
このため、従来は、最悪の条件でもミスステップしな
いようにステップレートを決定せざるをえず、駆動の高
速化が困難であるという問題があった。
本発明は、高速駆動が可能で且つミスステップを防止
することのできるステップモータの制御方法を提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は本発明の原理説明図である。
図中、1はステップモータであり、回転型、リニア型
のいずれでもよく、励磁相切換によってステップ駆動す
るもの、8は制御部であり、ステップモータ1を所定の
ステップレートで励磁相切換制御して、ステップモータ
1を所望ステップ数駆動するものである。
本発明では、制御部8が、駆動後、ステップモータ1
の現在位置を確認し、現在位置に基づいてミスステップ
の有無を判定し、判定によってステップレートを変化す
るようにしている。
〔作用〕
本発明では、負荷の変動が装置個々のものの他に、温
度によるガイドレールの滑り具合(主に油粘度の変化に
よる)等の使用環境によっても変化するため、ステップ
レートを可変としている。
そして、第1図(B)のようにあるステップレートR1
でステップモータ1を駆動したところ、ミスステップが
検出されれば、ステップレートをR2のように低く変化さ
せる。
ステップレートをR2のように低くすれば、加速度が小
さくなり、トルクが増大するので、次の駆動ではミスス
テップが生じない。
ミスステップの検出は、ステップモータの駆動後の現
在位置を検出して行うことによって、制御したステップ
数だけステップ駆動したか、即ちミスステップしていな
いかを検出できる。
〔実施例〕
(a)一実施例の構成の説明 第2図は本発明のための一実施例ブロック図であり、
光ディスク装置を示しており、ステップモータ1は光学
ヘッドの移動位置決めに用いられる。
図中、第1図で説明したものと同一のものは同一の記
号で示してあり、2は光ディスクであり、スピンドルモ
ータ2aにより回転され、1〜2ミクロンの間隔で情報ト
ラックが渦巻き状に設けられているもの、3は光学ヘッ
ドであり、ステップモータ1の回転によりスチールベル
ト等の回転−直線変換機構1aを介し光ディスク2の半径
方向に直進移動位置決めされ、光ビームを光ディスク2
に照射し、反射光を受光するものである。
4a、4bは各々ステップモータ駆動回路であり、ステッ
プモータ1にA相励磁電流ia、B相励磁電流ibを流して
駆動するもの、5は制御レジスタであり、A相、B相駆
動回路4a、4bにA相、B相駆動パターン信号を与えるも
のであり、後述する制御部からのA相位相信号Pa、A相
電流制御信号la1、la2、B相位相信号Pb、B相電流制御
信号lb1、lb2がセットされ、A相位相信号Pa、A相電流
制御信号la1、la2をA相駆動パターン信号としてA相駆
動回路4aに、B相位相信号Pb、B相電流制御信号lb1、l
b2をB相駆動パターン信号としてB相駆動回路4bに出力
する。
6はトラックサーボ制御回路であり、光学ヘッド3の
受光信号からトラックエラー信号を作成し、トラックサ
ーボ信号TSVを発生して、光学ヘッド3の光ビームをト
ラック追従制御するもの、7はRF発生回路であり、光学
ヘッド3の受光信号からRF(再生)信号を作成するもの
である。
8は前述の制御部であり、マイクロプロセッサで構成
され、ステップモータ1を指令ステップ数Aだけ励磁相
切換制御して駆動するとともに、トラックサーボ制御部
6等の動作制御を行うものであり、タイマ8aとメモリ8b
を含んでいる。
メモリ8bには、ステップ数A、ステップレートテーブ
ルのポインタB、現ステッパ相Y、ステップレートダウ
ン数Sの他に、第4図(C)にて後述する各ステッパ相
の駆動パターンS(Y)を格納した駆動パターンテーブ
ルS(Y)と、第4図(B)て後述する可減速制御のた
めの励磁相切換時間(待ち時間)を格納したステップレ
ートテーブルT(B)と、ステップレートテーブルT
(B)のテーブル数N、ステップモータ1のステッパ相
数M及びステップテーブルの1ダウン時間tを格納して
ある。
9は電力増幅器であり、制御部(以下MPUと称す)8
の指示により光学ヘッド3の後述する半導体レーザの光
量を制御するもの、10はスピンドルサーボ回路であり、
MPU8の指示により光ディスク2を回転するスピンドルモ
ータ2aをサーボ制御するものである。
光学ヘッド3は、光源である半導体レーザ30の発光光
レンズ31、偏光ビームスプリッタ32、1/4入波長板33、
対物レンズ34を介して光ディスク2へ照射することによ
って記録/再生を行うとともに、光ディスク2からの反
射光を対物レンズ34、1/4入波長板33、偏光ビームスプ
リッタ32を介して、集光レンズ35より4分割光検出器36
で受光するように構成されているものである。
そして、対物レンズ34には、図の左右方向のトラック
方向に移動するトラックアクチュエータ34aが設けら
れ、対物レンズ34をトラック方向に移動して光ビームを
トラック追従させる。
この光ディスク装置においては、MPU8が、上位からシ
ーク命令を受けると、ステップモータ1を駆動し、光学
ヘッド3を目標トラックへ移動させる。
光学ヘッド3が目標トラックへ位置決めされ、コアー
ス制御完了となると、MPU8はトラックサーボ制御回路6
をオンとし、4分割受光器36からの受光信号より作成し
たトラックエラー信号TESによりトラックアクチュエー
タ34aを駆動制御して、光ビームをトラックに追従さ
せ、ファイン制御(レンズシーク制御)を行う。
そして、シーク完了でMPU8は上位からのリード/ライ
トコマンドの到来を待つ。
このような光ディスク装置では、光学ヘッド3の慣性
が大きく、アクセス速度がステップレートに依存してい
るため、得に有効である。
(b)ステップモータの駆動の説明 第3図はステップモータ駆動回路の構成図、第4図は
ステップモータ駆動用テーブル説明図である。
第3図は1相分の駆動回路を示しており、第2図で
は、ステップモータを2相モータとしているので、第3
図のものかA相、B相用に一対設けられる。
図中、40は出力回路部であり、4つのトランジスタTR
1、TR2、TR3、TR4がH型ブリッジを構成した、いわゆる
バイポーラ駆動用の励磁回路であり、各トランジスタTR
1〜TR4に並列にスパイク抑制用のダイオードD1〜D4が設
けられ、トランジスタTR1、TR2のベースにはインバータ
11、12が、トランジスタTR3、TR4のベースには3入力の
NOR(NOT OR)回路N1、N2が設けられている。
又、トランジスタTR1、TR2のコレクタ側には駆動電圧
Vmが供給され、トランジスタTR3、TR4のエミッタは電流
検出抵抗rdに接続されている。
41はロジック入力部であり、MPU8(制御レジスタ5)
より入力される位相信号Pa(Pb)のノイズ除去のための
シュミットトリガ回路STと、出力回路部40のトランジス
タTR1〜TR4が相切換の際ショート状態となることを防ぐ
ための遅延回路DLと、遅延回路DLの一方の出力を反転
し、出力回路部40のインバータ11及びNOR回路N2へ与え
るインバータ15が設けられており、遅延回路DLの他方の
出力は出力回路部40のインバータ12及びNOR回路N1に入
力している。
又、MPU8からの電流制御信号la1(lb1)、la2(lb2
に応じて電流レベル信号を発する4つのアンドゲートA1
〜A4が設けられている。
アンドゲートA1は電流制御信号la1、la2の反転した信
号の論理積をとり、大電流レベル信号HSを発し、アンド
ゲートA2は電流制御信号la1の反転信号と電流制御信号l
a2との論理積をとり中電流レベル信号MSを発し、アンド
ゲートA3は電流制御信号la1と電流制御信号la2の反転信
号との論理積をとり、小電流レベル信号LSを発し、アン
ドゲートA4は電流制御信号la1、la2の論理積をとり零電
流レベル信号ZSを出力回路部40のNOR回路N1、N2に与え
るものである。
42は電流検出部であり、基準電圧VRを分圧する4つ
の分圧抵抗r1、r2、r3、r4と各分圧抵抗の分圧電圧V
r1、Vr2、Vr3(Vr1>Vr2>Vr3)を基準電圧として側
に入力し、且つ電流検出抵抗rdの検出電位Vsを側入力
とする3つのコンパレータC1、C2、C3で構成され、各コ
ンパレータC1、C2、C3はアンドゲートA1、A2、A3の大、
中、小電流レベル信号HS、MS、LSによって動作する。
43は、単一パルス発生部であり、電流検出部42の3つ
のうちいずれかのコンパレータC1、C2、C3の出力の立上
りでトリガーされ、単一パルスを発生してNOR回路N1、N
2の出力する単安定マルチバイブレータMMBで構成されて
いる。
尚、ステップモータ1のモータ巻線1a(1b)はH型ブ
リッジを構成するトランジスタTR1〜TR4の接続点、即
ち、トランジスタTR1とTR3の接続点及びトランジスタTR
2とTR4の接続点に接続されている。
この回路の基本的動作は、巻線1a(1b)に流れる電流
の方向を位相信号Pa(Pb)によって選択し、流れる電流
の大きさは電流制御信号la1(lb1)、la2(lb2)によっ
て選択する。
即ち、ある最大駆動電流の範囲内において、大、中、
小、零の4つの電流値をとることができ、クォータース
テップ又はマイクロステップ駆動できる駆動回路であ
る。
例えば、位相信号Paが“1"(ハイレベル)であれば、
トランジスタTR1とTR4がオンとなり、巻線1aにはトラン
ジスタTR1からトランジスタTR4に向かう順方向電流が流
れる。
逆に、位相信号Paが“0"(ローレベル)であれば、ト
ランジスタTR2と、トランジスタTR3がオンとなり、巻線
1aにはトランジスタTR2からトランジスタTR3に向かう逆
方向電流が流れる。
一方、巻線に流れる電流の大きさは、電流制御信号la
1、la2の両方が“1"(ハイレベル)なら、アンドゲート
A4から零電流レベル信号ZSがNOR回路N1、N2に与えら
れ、トランジスタTR3、TR4がオフされ、位相信号Paにか
かわらず、電流が巻線1aに流れない。
又、電流制御信号la1が“1"(ハイレベル)、la2
“0"(ローレベル)なら、アンドゲートA3から小電流レ
ベル信号LSが発せられ、コンパレータC3が動作し、基準
電圧Vr3と検出電位Vsを比較し、Vs>Vr3となるとコンパ
レータC3から出力が発生し、単安定マルチバイブレータ
MMBをトリガーし、一定幅のパルスがNOR回路N1、N2に出
力される。
これによって、トランジスタTR3、TR4は位相信号Paに
かかわらず、一定時間オフされる。即ち、モータ巻線1a
を流れる電流を一定時間スイッチオフし、一定時間経過
後は再び位相信号PaによりトランジスタTR3又はTR4がオ
ンし、モータ巻線1aに電流が流れる。
従って、モータ巻線1aに流れる電流はスイッチング方
式のレギュレーション回路によって定電流に制御され、
この定電流はコンパレータC3の基準電圧Vr3によて定ま
るので、小電流で駆動されることになる。
同様に、電流制御信号la1が“0"(ローレベル)、la2
が“1"(ハイレベル)なら、コンパレータC2が動作し、
同様の動作でモータ巻線1aは中電流で駆動され、電流制
御信号la1、la2とも“0"(ローレベル)なら、コンパレ
ータC1が動作し、同様の動作でモータ巻線1aは大電流で
駆動される。
一方、ステップモータ1の分配動作は、MPU8が行い、
制御レジスタ5をメモリ8bのテーブルS(Y)、T
(B)を用いて切換タイミング毎に書替えることによっ
て行う。
例えば、1−2相励磁を例にとると、MPU8は第4図
(C)のように駆動パターンを変える。この例では、A
相電流制御信号la1、la2を同一のlaとし、B相電流制御
信号lb1、lb2を同一のlbとし、大電流と零電流を用い、
且つ位相信号Pa、Pbで電流極性を定める。
即ち、ステップSの如く、Pa=“1"、la=“1"とし、
Pb=“0"、lb=“0"とすると、A相電流iaは零、B相電
流ibは負となり、1相励磁される。
次にステップS2で、laを“1"から“0"に変化すると、
A相電流iaは正、B相電流ibは負のままで、2相励磁さ
れる。
以下同様にステップS8まで1−2相励磁を繰り返し、
ステップS8でステップS1へ戻る。
従って、1シーケンスは8ステップとなり、A相位相
信号Paを4ステップ毎に変化し、B相位相信号Pbを2ス
テップ遅らせて、4ステップ毎に変化し、同様にA相電
流制御信号la(la1、la2)を4ステップ毎に“1"とし、
B相電流制御信号lb(lb1、lb2)を2ステップ遅らせて
4ステップ毎に“1"とする。
MPU8は、メモリ8bに各ステップS1〜S8のパターンをテ
ーブルS(Y)に書込んでおき、励磁切換タイミング毎
に次のステップのパターンを読出して、制御レジスタ5
にセットする。
この励磁切換タイミングは、第4図(A)、(B)に
示すようなステップレートテーブルT(B)によって制
御される。
即ち、第4図(A)に示すように、加減速制御カーブ
を設定すると、励磁時間は、最大のT(1)から最小の
T(N)までとなる。
従って、ポインタをBとして第4図(B)に示す如
く、T(1)〜T(N)のステップレートテーブルT
(B)をメモリ8bに用意しておけば、加速時はT(1)
からT(N)に向かって、減速時はT(1)に向かって
ポインタBを変化させて、テーブルT(B)を読み出せ
ば加減速制御できる。
換言すれば、加速時は第4図(B)のパターンの励磁
時間(励磁相切換間隔)が次第に短くなり、減速時は次
第に長くなり、定速時は同一とすればよい。
(c)一実施例制御方法の説明 第5図は本発明の一実施例トラックアクセス処理フロ
ー図、第6図は本発明の一実施例ステップモータ制御フ
ロー図、第7図は本発明の一実施例動作説明図である。
第5図を用いて、シーク命令を上位から受けた時のト
ラックアクセス動作を説明する。
MPU8は、光学ヘッド3の受光信号よりRF発生回路7
が出力するRF信号RFSよりIDを抽出し、光ビームの位置
するトラックアドレスを検出する。
そして、このトラックアドレス(現在アドレス)Pr
と、目標トラックアドレスPaとの差であるディファレン
ス△Pを計算する。
次に、MPU8はディスァレンス△Pが「0」かを調べ
る。
△P=0でなければ、光学ヘッド3のレンズ34のシ
ーク(トラック方向の移動)によって光ビームを目標ト
ラックへ位値付けられるかを調べる。
例べば、光ビームをトラックアクチュエータ34aの制
御で±64トラック程度移動しても、リード/ライトでき
るので、△Pがこの範囲内かを調べる。
△Pが、このレンズシーク範囲内なら、MPU8はトラッ
クサーボ制御回路6に△P分の移動量の制御信号を与え
て、トラックアクチュエータ34aを駆動し、レンズ34の
移動で光ビームを目標トラックへトラックジャンプ移動
させる。
そして、ステップに戻る。
一方、ステップで、ディファレンス△Pがレンズ
シーク範囲内でないと判定すると、MPU8は、ステップモ
ータ1の移動ステップ数Aを計算する。
例えば、1ステップ当たり20トラック移動とすると、
ディファレンス△Pを「20」で割れば、移動ステップ数
Aが得られる。
次に、MPU8は、上位からの1シーク命令に対してステ
ップモータ1がシーク動作を行った回数を示すステッパ
シークカウント値Cが「0」かを調べる。
C=0でなければ、1シーク命令に対して、既にステ
ップモータ1のシーク動作を実行しているので、移動ス
テップ数Aと、予じめ定めたミスステップとみなすステ
ップ数Kとを比較する。
MPU8は、A≦Kならミスステップとみなさず、ステッ
プレートの変更は行わない。
逆に、MPU8は、A>Kなら、ミスステップとみなし、
ステップレートダウン回数SをS+1に更新し、ステッ
プレートを1段階ダウンさせる。
ステップで、C=0又はA≦K又はダウン回数S
の更新後、MPU8はコアースシークを実行する。
先づ、MPU8はトラックサーボ回路6のトラックサーボ
をオフし、光ビームのトラック追従動作を停止する。
次に、MPU8は、第6図にて詳述するように、ステップ
レート可変でステップモータ1を駆動制御する。
その後、MPU8はトラックサーボ回路6のトラックサー
ボをオンし、光ビームのトラック追従動作を再開させ
る。
そして、ステッパシークカウント値CをC+1に更新
し、ステップに戻る。
このようにして、ステップでディファレンス△P
=0とMPU8が判定すると、光ビームは目標トラックに位
置付けられたので、トラックアクセス処理を終了する。
この時、ステッパシークカウント値Cは初期値「0」
にリセットし、ステップレートダウン回数Sは保存して
おく。
次に、第6図によってステップモータの制御について
説明する。
MPU8は、ステップモータの制御開始に当たって、テ
ーブルポインタBを「1」にセットする。
MPU8は、メモリ8bの現在のステッパ相Yと、ステッ
パ相数M(第4図の1−2相励磁ではM=8)とを比較
し、Y=Mなら、現ステッパ相Yを先頭の「1」にセッ
トし、Y=Mでなければ、現ステッパ相Yを次のY+1
に更新する。回転方向が反対方向ならカッコに示すよう
に、Y=1と比較し、Y=1ならY=Mに、Y≠1なら
Y=Y−1に更新すればよい。
そして、MPU8は現ステッパ相Yをパラメータとし、メ
モリ8bの駆動パターンテーブルS(Y)を読み出し、駆
動パターン信号を制御レジスタ5にロードする。
これによって、A相、B相駆動回路4a、4bよりステッ
プモータ1に流れるA相、B相電流ia、ibが変化し、1
ステップ駆動される。
MPU8は、テーブルポインタBによってステップレー
トテーブルT(B)を索引し、対応する励磁時間T
(B)を読み出し、タイマ8aにその補数値をロードし
て、起動する。
タイマ8aが励磁時間T(B)をカウントアップする
と、MPU8はカウントアップ出力によって励磁時間経過と
判断する。
次に、MPU8は、メモリ8bのステップレートダウン回
数Sを読み出し、更にメモリ8bのステップレートの1ダ
ウン時間tを読み出し、ステップレート可変のための励
磁時間T(S)を、T(S)=t×sによって計算す
る。
そして、MPU8は、タイマ8aにその補数値をロードし
て、起動する。
タイマ8aは、励磁時間T(S)をカウントするカウン
トアップをMPU8に発する。
次に、MPU8は、加減速カーブに従った励磁時間T
(B)の選択のためステップ数A、ポインタBを更新す
る。
このため、MPU8は、残余のステップ数AとポインタB
を比較する。
A=Bであれば、減速開始又は減速中であり、A≠B
であれば、加速中又は定速中である。
MPU8は、A≠Bなら、次にポインタBとテーブルT
(B)のテーブル数Nとを比較する。
B=Nなら、ポインタBはテーブルT(B)の最終T
(N)まで到達し、最高周波数であるから、ポインタB
の更新はしない。
B≠Nなら、加速中のため、BをB+1に更新する。
次に、MPU8は、残余ステップ数AをA−1に更新す
る。
そして、ポインタBと残余ステップ数Aを比較する。
B>Aなら、ポインタBの値は残余ステップ数以上と
なってしまったため、減速のため、B=Aに更新し、B
≦Aなら、Bの更新はしない。
一方、ステップで、B=Aと判定すると、先づ残
余ステップ数AをA−1に更新し、ポインタBをAに更
新する。
従って、残余ステップ数Aの減少に伴い、ポインタB
が減り、テーブルT(B)の選択励磁時間はT(1)方
向、即ち減少方向に進む。
ステップ又はの終了後、MPU8はポインタBが
「0」かを調べ、B≠0なら、ステップに戻る。
一方、B=0なら、ステップ数分駆動したので、ステ
ップモータ1の制御を終了する。
このように、第6図でステップを追加し、第5図で
ステップのA>Kの時にS=S+1とする処理を追加
することによって、ミスステップがあると、励磁時間は
規定のT(B)にT(S)が付加され、ステップレート
がメモリ8bの最良の条件のものに対し低く設定される。
これを第7図によって示すと、S=0、即ち、テーブ
ルT(B)によるステップレートでは、第7図(A)の
如く、最良の条件(最高速)の励磁時間T(1)、T
(2)…T(N)で励磁相切換が行われる。
これに対し、S≠0でないと、即ちミスステップがあ
ると、T(S)=t×s分、第7図(B)の如く、励磁
時間がT(1)+T(S)、T(2)+T(S)…の如
く長くなり、ステップレートが低下させられる。
ミスステップがある度に、Sが増加するので、ステッ
プレートは段階的に落とされ、最適のステップレートで
駆動が行われる。
即ち、電源オン時は最高速のステップレートで駆動さ
れるが、ミスステップを検出すると、ステップレートが
落とされ、ミスステップがなくなるまでこれが行われる
ので、周囲の環境や装置のメカニズム特性に応じたミス
ステップの生じない最高速のステップレートが自動設定
される。
ステップレートダウン回数Sは、電源オン時にリセッ
トされ再びその後の状況に応じた最適ステップレートが
設定される。
このように、装置特性のバラツキを考慮することな
く、ステップレートを高速に設定でき、アクセス速度の
向上が計れる。
又、極端な条件下で連続的なミスステップの発生を防
止できる。
更に、この実施例では、ステップレートテーブルT
(B)を1種類で済ませ、ステップレートの変化のため
T(S)を計算で求めるようにしているので、メモリ8b
の容量を余分に用いなくてもよい。
(d)他の実施例の説明 上述の実施例では、ステッププレートを落とすことの
み説明したが、例えば、あるステップ数以上のコア−ス
シークが成功した回数をカウントし、且つミスステップ
の検出でカウント値をクリアし、カウント値が一定以上
となったことで、ステップレートを初期値に向かって一
段階づつ戻すことによって、条件に適したステップレー
トで常に駆動できる。
又、光ディスクの変換可能なものでは、ディスクカー
トリッジの交換時に、ステップレートダウン回数Sを初
期値に戻す又は(S−1)に更新するようにしてもよ
い。
更に、第6図のステップ、によってT(B)とT
(S)のカウントを別々にしているが、T(B)+T
(S)を求め、これをタイマ8aで計時させてもよい。
その上、本発明では次のような変形も可能である。
上述の実施例では、2相ステップモータの1−2相励
磁について説明したが、n相のステップモータであれば
よく、又励磁方法も1相励磁、2相励磁、クォータース
テップ駆動、マイクロステップ駆動等周知のものを用い
ることができる。
例えば、クォーターステップでは、A相電流制御信号
la1、la2、B相電流制御信号la1、la2の組合わせによ
り、中電流も選択できるようにすればよく、これによっ
て1−2相励磁の半分のステップの移動ができ、オーバ
ーシュートを小とできる。
又、ステップモータ駆動回路をバイポーラ駆動のもの
で説明したが、他の周知の例えばユニポーラ駆動のもの
であってもよく、光ディスクのトラックも渦巻状に限ら
ず同心円上であってもよく、光学ヘッド2も他の構成の
ものであっても適用でき、ステップモータも回転型に限
らずリニア型のものであってもよい。
更に、光ディスク装置を例に説明したが、光磁気ディ
スク装置等にも適用できる。
以上本発明を実施例により説明したが、本発明は本発
明の主旨に従い種々の変形が可能であり、本発明からこ
れらを排除するものではない。
〔発明の効果〕
以上説明した様に、本発明によれば、次の効果を奏す
る。
光学記憶装置のメカニズム特性や周囲環境に応じて最
高のステップレートでミスステップなしに駆動できるよ
う自動調整できる。
ステップモータを脱調(ミスステップ)なしに最高速
で駆動でき、シーク移動時間の短縮化が可能となる。
光学記憶媒体からの現在位置と目標位置との差からミ
スステップを検出するので、エンコーダやセンサ等を使
用せずにミスステップを検出でき、安価に正確にミスス
テップの検出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理説明図、 第2図は本発明のための一実施例ブロック図、 第3図は第2図構成のステップモータ駆動回路の構成
図、 第4図は第2図構成のステップモータ駆動用テーブル説
明図、 第5図は本発明の一実施例トラックアクセス処理フロー
図、 第6図は本発明の一実施例ステップモータ制御フロー
図、 第7図は本発明の一実施例動作説明図である。 図中、1……ステップモータ、2……光ディスク、 3……光学ヘッド、8……制御部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光学記憶媒体と、該光学記憶媒体に光を照
    射して情報を読み取る光学ヘッドと、該光学ヘッドを移
    動するステップモータと、該ステップモータを所定のス
    テップレートで励磁相切換制御して、所望ステップ数駆
    動する制御部とを有する光学記憶装置のためのステップ
    モータの制御方法において、 シーク命令に応じて、該ステップモータを所定のステッ
    プレートで駆動して、該光学ヘッドを目標位置に移動す
    るステップと、 該駆動後の該ステップモータの現在位置を、該光学ヘッ
    ドが該光学記憶媒体から読み取った情報により検出する
    ステップと、 該検出した現在位置と該目標位置との差に基づいて該ス
    テップモータ(1)のミスステップの有無を判定するス
    テップと、 該ミスステップの有の判定に応じて、以降の該ステップ
    レートを変化するステップとを有することを 特徴とするステップモータの制御方法。
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