JP2504732Y2 - 車両用灯具のコ―ドクランプ - Google Patents

車両用灯具のコ―ドクランプ

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JP2504732Y2
JP2504732Y2 JP7046492U JP7046492U JP2504732Y2 JP 2504732 Y2 JP2504732 Y2 JP 2504732Y2 JP 7046492 U JP7046492 U JP 7046492U JP 7046492 U JP7046492 U JP 7046492U JP 2504732 Y2 JP2504732 Y2 JP 2504732Y2
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JP
Japan
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cord
ribs
clamp
housing
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JP7046492U
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JPH0628920U (ja
Inventor
徹 梅田
真樹 高瀬
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Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)
  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車両用灯具に関するもの
であり、詳細には前記車両用灯具に給電するためのコー
ドに設けられたゆとり部分をハウジングの背面に保持さ
せておくコードクランプの構成に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のコードクランプ90の構
成の例を示すものが図2であり、ハウジング80の背面
に、このハウジング80の成型時を利用して、二本の押
え棒91、92が交差する形状として形成されるもので
あり、夫々の押え棒91、92はハウジング80を成型
するための金型に型抜き方向に対して傾斜して彫込みが
行われ、例えば太さ或いは断面形状を適宜なものとする
ことでハウジング80が形成される樹脂部材の可撓性を
利用して無理抜き状態として成型されるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら前記した
従来の構成のコードクランプ90においては、コード7
0を保持させようとしたときには双方の押え棒91、9
2を傾斜しているのと反対側に変形湾曲させて両者を開
口させ、この状態でコード70を挿着するものとなり、
第一には二本の押え棒91、92に同時に変形を与える
必要を生じてクランプ作業が煩雑化する問題点を生じ、
第二には交差しているものを開口させることから押え棒
91、92に与える変形量が大きくなりがちであり、例
えば作業者の熟練度不足などの場合には一方のみを変形
させるなど過剰な変形を与えて弾性限界を越えるなどし
てヘタリ或いは折損などを生じ易いものとなる問題点を
生じ、これらの点の解決が課題とされるものとなってい
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は前記した従来の
課題を解決するための具体的手段として、ハウジングの
背面の所定位置にコードを着脱自在な状態として保持す
ることを目的として設けられる車両用灯具のコードクラ
ンプにおいて、前記コードクランプは、前記コードに対
して前記ハウジングの型抜き方向に沿う板厚面で一方向
から適宜な間隔を有して接触するように設けられた非可
撓性の一対のリブと、前記コードの前記リブが接触して
いる位置と反対側に設けられ先端部を前記一対のリブ間
に割り込み且つ先端が前記リブ間から突出する長さの傾
斜する棒状とされた可撓性の押え棒とで成ることを特徴
とする車両用灯具のコードクランプを提供することで、
クランプ作業を簡素化すると共に、折損なども生じない
ものとして課題を解決するものである。
【0005】
【実施例】つぎに、本考案を図に示す一実施例に基づい
て詳細に説明する。図1に符号1で示すものは本考案に
係るコードクランプであり、このコードクランプ1は例
えば車両用灯具の車体への取付時或いは補修時などに備
えてゆとりを持たせたコード20のゆとり部分を保持す
る目的で、前記車両用灯具のハウジング10の背面に設
けられるものである点は従来例のものと同様であるが、
本考案により一対のリブ2、3と押え棒4とで構成され
るものとされている。
【0006】以下に本考案の構成について更に詳細に説
明を行えば、先ず、前記リブ2、3は前記ハウジング1
0を成型するときの型抜き方向Xに沿う板状として形成
されるものであり、その設けられる位置は、保持が行わ
れる位置としたコード20の外形に一方向から板厚面2
a、3aで接するものとされ、このときに前記リブ2と
リブ3との間には適宜な間隔が設けられるものとされ、
また、リブ2、リブ3の端末形状はコード20を挿入し
易くするために、傾斜付け或いは丸み付けなどが行われ
ている。
【0007】また、前記板厚面2a、3aも型抜き方向
Xに沿うものとして形成されると共に、前記板厚面2
a、3aの反対側となる端部は例えばコ字状となるよう
に接続が行われ、更に前記リブ2、3の肉厚が適宜に設
定されるなどして、外部応力が加えられたときにも容易
に変形を生じない、即ち、非可撓性のものとして形成さ
れている。
【0008】これに対して前記押え棒4は、前記ハウジ
ング10に接続する基部4aが、前記コード20に対し
前記リブ2、3の板厚面2a、3aが接している側と反
対側で且つリブ2、3の間隔の中間の位置に略棒状とし
て設けられるものであり、このときに先端側4bは前記
リブ2、3の方向に向かい傾斜させられて、前記板厚面
2a、3aの設けられた位置を越えてリブ2、3の間に
割り込む形態とされている。
【0009】尚、このときに前記押え棒4はハウジング
10の背面からの突出量を前記リブ2、3よりも長いも
のとされ、従って前記リブ2、3間から突出するものと
されている。また、前記押え棒4は上記の構成とされた
ことで当然にハウジング10の型抜き方向Xと一致せ
ず、無理抜き状態で形成されるものとなるので太さ或い
は断面形状が検討されて成型可能な状態とされている。
【0010】上記の構成としたことで、本考案のコード
クランプ1にコード20を保持させるときには、リブ
2、3の側から押え棒4に向けてコード20を圧接すれ
ば、押え棒4は変形し、その変形の量が板厚面2a、3
aとの間でコード20を通過させるに充分なものとなっ
た時点で、コード20は押え棒4に導かれて所定位置に
達し、その時点で押え棒4は弾性により復帰してクラン
プ作業は終了するものとなる。
【0011】尚、このクランプ作業に際してはリブ2、
3の側は非可撓性として形成されているので変形を生ず
ることはなく、従って前記リブ2、3の位置を基準とし
て行われる押え棒4の変形量も一定化され、これにより
押え棒4に折損などを生じさせる要因となる過大な変形
はないものとされる。
【0012】
【考案の効果】以上に説明したように本考案により、
ードクランプをコードに対してハウジングの型抜き方向
に沿う板厚面で一方向から適宜な間隔を有して接触する
ように設けられた一対の非可撓性のリブと、コードの前
記リブが接触している位置と反対側に設けられ、先端部
を前記一対のリブ間に割り込み且つ先端部がリブ間から
突出する長さの傾斜する棒状とされた可撓性の押え棒と
で成る構成としたことで、クランプ作業を行うときには
コードをリブ側から押え棒に圧接することでクランプが
行われるものとして、従来例の押え棒を別個に広げる工
程を不要とし、クランプ工程を単純化して生産性の向上
に極めて優れた効果を奏するものである。
【0013】また、前記コードの圧接で押え棒を変形さ
せるものとしたことで、変形の量がコードの太さに見合
うものとなったときには自動的にクランプ作業が行われ
るものとなり、押え棒に与える変形量の一定化を可能と
し、ヘタリ或いは折損なども生じないものとなり、品質
の安定化にも優れた効果を奏するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る車両用灯具のコードクランプの
一実施例を示す斜視図である。
【図2】 従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1……コードクランプ 2、3……リブ 2a、3a……板厚面 4……押え棒 4a……基部 4b……先端部 10……ハウジング 20……コード X……型抜き方向

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングの背面の所定位置にコードを
    着脱自在な状態として保持することを目的として設けら
    れる車両用灯具のコードクランプにおいて、前記コード
    クランプは、前記コードに対して前記ハウジングの型抜
    き方向に沿う板厚面で一方向から適宜な間隔を有して接
    触するように設けられた非可撓性の一対のリブと、前記
    コードの前記リブが接触している位置と反対側に設けら
    れ先端部を前記一対のリブ間に割り込み且つ先端が前記
    リブ間から突出する長さの傾斜する棒状とされた可撓性
    の押え棒とで成ることを特徴とする車両用灯具のコード
    クランプ。
JP7046492U 1992-09-14 1992-09-14 車両用灯具のコ―ドクランプ Expired - Lifetime JP2504732Y2 (ja)

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JPH0628920U JPH0628920U (ja) 1994-04-15
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