JP2504129Y2 - 噴流半田付け装置 - Google Patents

噴流半田付け装置

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JP2504129Y2
JP2504129Y2 JP1990096582U JP9658290U JP2504129Y2 JP 2504129 Y2 JP2504129 Y2 JP 2504129Y2 JP 1990096582 U JP1990096582 U JP 1990096582U JP 9658290 U JP9658290 U JP 9658290U JP 2504129 Y2 JP2504129 Y2 JP 2504129Y2
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登 神崎
隆司 服部
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大阪アサヒ化学株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は噴流半田付け装置に関し、特に設備がコンパ
クトで、半田付け不良が起こらない噴流半田付け装置に
係るものである。
(従来の技術) 従来より工場におけるプリント基板の半田付け方式に
は、大きく別けて平面デイツプ方式と噴流方式があり、
いずれの方式もプリント基板のパターン面にフラツクス
を塗布してから半田付けを行つている。これらの半田付
け装置のうちで平面デツプ方式は半田の使用量は比較的
少なくてすむが、半田槽表面にフラツクスや半田の酸化
物等の半田滓が可成り多く浮遊するため、半田付け不良
がしばしば発生する。
一方、噴流半田付け方式では半田槽の中にノズルをは
じめダクトやポンプ等を設置しているので半田槽が複雑
となり、大きさも非常に大きくなる。
また、該方式でも半田槽に発生した半田滓によつて起
こる半田付け不良は大きな問題となつており、これまで
に種々の提案がなされている。例えば平面デイツプ方式
と噴流方式を組合わせた半田槽、すなわち噴流付平面デ
イツプ槽を使用するものがある(実開昭59-16766)。
また、従来もつともよく行われている方法としては、
半田付け加工を一定枚数行つてからか或は目視で半田滓
の浮遊量を検知してから、手に金網製の柄杓を持ち、溶
融半田の表面をかいて、半田滓を除去するものがある。
さらに設備的に対策をした方法として、溶融半田の表面
にロールまたはスクレーパー(へら部材)を接触さし、
一定速度でロールを回転さすか或いはスクレーパーを水
平方向に移動させて半田滓を除去する方法が提案されて
いる(実開昭61-12568)。
一方、半田槽を加熱するための熱量を減少さす方法と
しては半田槽の壁を厚くしたり、壁に保温材を入れて、
保温性を良くする方法がとられている。
(考案が解決しようとする課題) 従来よりプリント基板の半田付けに使用されている平
面デイツプ方式は半田滓が半田槽表面に浮遊し、ほとん
ど移動しないので、大きいかたまりになり、これが半田
付けの際に基板表面に付着して、半田付け不良を起こし
やすい。またこの問題点を改良するために提案された、
いわゆる噴流半田付け装置は噴流の影響で半田滓の移動
速度がはやいために、半田滓の大きなかたまりがややで
きにくく、前記の平面デイツプ方式よりも半田付け不良
の発生は少なくなる傾向にあるが、該方式でも噴流のな
い静置された半田槽の部分では半田滓は大きなかたまり
に成長し、これがプリント基板の表面に付着して半田付
け不良を起こす場合がある。さらに噴流方式では平面デ
イツプ方式よりも溶融半田の空気中への暴露面積が大き
くなり、半田滓の発生は多くなる上に該装置ではポンプ
のシヤフトが溶融半田の上に出ていて、これが回転する
ことによつてその回りに半田滓が多発する。
しかしこのように多く発生した半田滓も噴流によつて
激しく移動し、その影響で大きなかたまりの半田滓がで
きにくく、従つて半田付け不良の発生は可成り減少す
る。しかし以上の方法はいずれも半田付け不良の発生が
満足できる水準には至らず、最近、半田槽の表面に浮遊
する半田滓をテープで金網製の柄杓を持つて除去する方
法が行われている。該方法では肉眼で半田滓の量を検知
して作業を行うために、見誤りや見過ごしをすることが
多い。また該方法では手作業で半田滓の除去をするので
半田付け加工をいちいち停止する必要があつて、生産性
が低くなるに加え、溶融半田が手や顔等に飛び散る危険
性があるし、溶融半田の上に顔を近づけねばならないの
で、半田の蒸気を大量に吸入する等の安全衛生上も好ま
しくない問題がある。さらに溶融半田の表面にロール或
はスクレーパー(へら部材)を接触させて半田滓を除去
する方法は、噴流方式では溶融半田が噴流により常に激
しく動いているので、平面デイツプ方式のように溶融半
田の液面が一定しないのと半田滓が溶融半田の表面だけ
でなく、内部にまで入り込んでいて、半田滓が十分に除
去できない。また、該方法では除去しようとする半田滓
は、まずロール或はスクレーパーに付着さし、これを主
として手で削り落として処分するので、本作業に手間が
かかり、該ロール或はスクレーパーのメンテナンスが大
変であるという問題があつた。さらにこの従来の噴流半
田付け装置は半田槽が大きく設置に広い場所が必要であ
るに加え、半田の使用量が多いために半田の代金がかさ
むし、これを加熱するのに可成り多くの熱量が必要であ
つた。
(考案が解決するための手段) まず本考案ではノズルと半田槽が分離され、これらを
ダクトを連結していて、該半田槽側面には半田槽の溶融
半田をノズルに輸送・噴流させるためのポンプが付設さ
れている。ポンプを半田槽の側面に付設させたことによ
つて、そのシヤフトで溶融半田を回転・攪拌しても空気
と接触していないので半田滓は全く生じない。また半田
槽からノズルやポンプを分離することにより各部が単純
化したので設備全体を非常にコンパクトにすることがで
き、その結果使用する半田の量が著しく少なくなつた。
さらに本噴流半田付け装置では半田槽にヒーターを付設
するが、加熱に必要な熱量は従来のものより非常に少な
くてすむ。該ノズルの片側或は両側には溶融半田を流し
込む樋を付設し、該樋は半田槽に連結部によつて連結さ
れていて、該半田槽の連結を行う上部には半田滓を分離
・除去することができるフイルターが設置されている。
該樋は噴流により流れ込んだ溶融半田がスムースにフイ
ルターを通して半田槽に流れ落ちるように樋全体或はそ
の底部をやや傾斜させている。また該フイルターは着脱
自在に取り付けられていて、半田滓が適当量たまつた
ら、ワンタツチでフイルターだけをはずして捨てること
ができる。
(作用) 本考案の噴流半田付け装置は前記のように、従来のも
のよりも設備がコンパクトにできるため、設備費が安く
なるばかりか、ユーテイリテイも少なくてすむ。また半
田滓は常時、ほとんど完全に除去され、いつも清浄な溶
融半田で半田付け加工が行われるので半田付け不良は全
く起こらない。さらに本考案では半田滓の除去作業を従
来の人手にたよつていた時のようにいちいち半田付け加
工を中断しなくてもよくなつたし、やけどや半田蒸気の
吸入の危険性もなくなつた。従つて、本考案によつて仕
事の能率が飛躍的に向上し、且、安全衛生上も大きく改
善された。さらに本考案では従来の半田付け装置のよう
に半田滓をスクレーパー(へら部材)やロールで除去し
ないので、メンテナンスが非常に容易となつた。
(実施例) 以下、図面に示す実施例に基づき本考案を詳細に説明
する。
まず、第1図は本考案の噴流半田付け装置の一実施例
を示す簡略平面図である。図示したように本考案の噴流
半田付け装置は、半田加熱用のヒーター7を取り付けた
半田槽4の一側に、溶融した半田が上面から溢れ出る噴
流ノズル1を取り付けたものである。
第2図は、第1図のY−Y線断面図である。図示した
ように上記半田槽4と噴流ノズル1は、ダクト2を介し
て連結されており、このダクト2中には溶融半田を圧送
するポンプ3が設けられている。また噴流ノズル1の周
囲には、オーバーフローした半田を回収する樋6が設け
られ、この樋6の下端は連結部6′を介して上記半田槽
4の上部に連結されている。さらに、この半田槽4上部
の連結部6′が接続された個所には、溶融半田に混入し
た半田滓やフラックスなどの異物を除去するフィルター
5が着脱可能に取り付けられている。
なおこのフィルター5の材質としては、溶融半田の熱
に耐えられるものであれば何でも良いが、なかでも金属
あるいはセラミックが望ましく、特に網芽の細かい金網
籠が最適である。
本考案の噴流半田付け装置は、上記構成を有してお
り、次にその働きについて述べる。
まず半田槽4内の半田は、その内部に設けられたヒー
ター7により加熱され、溶融した状態で収容されてい
る。そしてこの溶融状態の半田は、半田槽4の一側に設
けられたポンプ3により、ダクト2を介して噴流ノズル
1方向に送りこまれ、ここで従来と同様にプリント配線
基板などの半田付け作業に利用されるものである。そし
て、この半田付けに用いられた噴流ノズル1上方の溶融
半田は、順次その下方から新しい溶融半田が送り込まれ
るので、その表面に浮遊した半田滓などの異物と共に噴
流ノズル1をオーバーフローし、その周囲に設けられた
樋6に流れ込む。そしてこの樋6に流れ込んだ溶融半田
は、樋6下方の連結部6′方向に流れ、半田槽4の上部
に設けられたフィルター5上に落下し、ここで混入した
異物が捕捉され、取り除かれるものである。
このようにして本考案の噴流半田付け装置では、噴流
ノズル1から溶融半田を半田滓などと共にオーバーフロ
ーさせ、このオーバーフローした溶融半田に混入した異
物をフィルター5で捕捉した後、再びこの溶融半田を噴
流ノズル1に送り込み、半田付けに再使用するものであ
る。従って、半田付けに用いられる溶融半田は、常に清
浄な状態に保たれ、異物混入に起因する半田付け不良は
殆ど生じなくなる。また半田滓などの溶融半田に混入し
た異物の回収も樋6の下方に着脱可能に設けられたフィ
ルター5を適宜取り替えたり、あるいはこのフィルター
5を取り外してその上部に溜まった異物を廃棄すること
により、極めて容易に行えるものである。
(考案の効果) 以上述べたように、本考案の噴流半田付け装置は工場
での自動半田付け機として十分使用可能であり、設備を
コンパクトにできるため、設備費やランニングコストを
安くできた。
また、該噴流半田付け装置では半田滓の除去を人手や
スクレーパー等によらず、自然な溶融半田の流れを利用
し、常時溶融半田の全体を過する方法で行うので、安
全衛生上全く問題がなくなつたし、半田付け不良の解
消、稼働率アップ、メンテナンスフリーが達成できた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の噴流半田付け装置の平面図、第2図は
該半田付け装置のY−Y線の断面図である。 1:ノズル、2:ダクト、3:ポンプ、4:半田槽、5:フイルタ
ー、6:樋、7:ヒーター

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶融半田を噴流ノズルから溢れ出させ、こ
    のノズル上を搬送されるプリント配線基板などに付着さ
    せることにより、その半田付けを行う噴流半田付け装置
    において、 溶融半田を貯留した半田槽の一側上方に、この半田槽と
    ダクトを介して連結され、供給された溶融半田を噴流さ
    せる噴流ノズルを設け、噴流ノズルの外側にはこの噴流
    ノズルからオーバーフローした溶融半田を回収して半田
    槽に落下させる樋を半田槽側を下方傾斜させて設け、樋
    の下端と半田槽との間には落下した溶融半田に混入した
    半田滓やフラックスなどの異物を除去するフィルターを
    設けてなる噴流半田付け装置。
  2. 【請求項2】フィルターが半田槽上に着脱自在に設置さ
    れた金網籠であることを特徴とする請求項1記載の噴流
    半田付け装置。
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US4530457A (en) * 1982-01-12 1985-07-23 Electrovert Ltd. Wave-soldering of printed circuit boards

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