JP2558198Y2 - 攪拌型洗浄装置 - Google Patents

攪拌型洗浄装置

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JP2558198Y2
JP2558198Y2 JP1990031817U JP3181790U JP2558198Y2 JP 2558198 Y2 JP2558198 Y2 JP 2558198Y2 JP 1990031817 U JP1990031817 U JP 1990031817U JP 3181790 U JP3181790 U JP 3181790U JP 2558198 Y2 JP2558198 Y2 JP 2558198Y2
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cleaning
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washing
sludge
liquid
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俊夫 高橋
猛 鈴木
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Mitsubishi Kakoki Kaisha Ltd
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Mitsubishi Kakoki Kaisha Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は撹拌型洗浄装置に関する。
〔従来の技術〕
方形の洗浄槽の両端壁に撹拌翼を対向して設け、機械
部品等を被洗浄物を洗浄槽に装入して、高流速の洗浄液
により、被洗浄物に付着している塵埃、油脂類を除去す
る洗浄装置はよく知られている。この型式の洗浄装置の
代表例としては、特公昭55-22155号で開示されるものを
挙げることができる。この洗浄装置においては、洗浄槽
の両端壁に対向して取り付けられるプロペラ型の撹拌翼
を自動的にその回転方向を変えることにより、洗浄槽内
の洗浄液のフローパターンを時間的に種々の形に変更
し、槽内の洗浄液の流れの死角を惹起することなく、複
雑な形状の被洗浄物でもその表面を均一に洗浄できる利
点があるため、適宜な洗浄剤を選定使用することによっ
て、車輌部品、航空機部品及び産業機械等多くの機械部
品の洗浄に用いられてきている。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記の従来の撹拌型の部品洗浄装置には、しかしなが
ら次のような問題がある。すなわち、被洗浄物の表面か
ら洗浄作用により除去された塵埃はスラッジ状になって
洗浄液中に浮遊しているが、もしこのままで洗浄作業を
継続した場合には、折角除去した塵埃が再度被洗浄物に
付着したり、あるいは次回作業の被洗浄物に付着したり
して悪い影響を与えるため何等かの方法で除去すること
が肝要である。この点に関して、特公昭55-22155号で提
供している方法は、洗浄槽の一方の端壁にカートリッジ
を着脱自在に鉛直方向に付設し、このカートリッジ内に
洗浄槽内の流れを利用して洗浄液の一部を導入し、重力
沈降によりスラッジの分離除去を計っている。しかしな
がらこの方法では粗粒子は除去できても微粒子のスラッ
ジ迄は除去できず洗浄液中に懸濁した状態になってい
る。また、第二の問題としては機械部品には潤滑油、切
削油等の油脂分が付着していることが多いが、この油脂
分は洗浄作用により、機械部品より除去され洗浄液中に
溶存しているが、一部は洗浄液の液面に薄膜状になって
浮上していることがある。もしこの浮上している油脂分
を除去することができれば、洗浄液の使用回数を多くで
きるとともに洗浄効果も高めることができる効果が期待
できる。本考案は以上の従来技術の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、洗浄液中の微粒子状のスラッジを効
率よく捕集できるとともに、液面に浮上している薄膜状
の油脂分も除去し、洗浄効果を高めて且つ洗浄剤の消費
量も節減できる撹拌型洗浄槽を提供することを課題とす
るものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の要旨は、方形の洗浄槽の左右両端壁に対向し
て設けられる撹拌翼を駆動して前記洗浄槽内に装入され
る被洗浄物を洗浄する撹拌型洗浄装置において、前記洗
浄槽の側壁に上下方向に適宜間隔を有して突設される複
数本のコックを有する短管に接続されて立設される抜き
出しヘッダと、前記抜き出しヘッダの下部に吸入側が接
続する循環ポンプと、前記循環ポンプの吐出側に入口ノ
ズルが接続し出口ノズルが洗浄槽に接続するエレメント
が着脱可能なフィルタとからなるスラッジ除去手段と、
前記洗浄槽の一方の端壁に水平に架設される空気吹き出
し管と、前記洗浄槽の他方の端壁に上下方向に調節可能
なよう付設される堰板とからなる油層抜き出し手段とを
具備し、スラッジ除去と油層の抜き出しを同時に行うこ
とを特徴とする攪拌型洗浄装置である。
〔作用〕
洗浄槽の側壁に沿って抜き出しヘッダを立設し、洗浄
槽の適宜高さ位置で両者を短管で接続する。この場合、
短管にコック等を付けて複数本にして上下方向に適宜間
隔で接続し、スラッジ濃度の最も高い位置から洗浄液を
抜き出すのも好適な方法である。フィルタとしては被洗
浄物の塵埃に適した適宜メッシュの金網製のものが最も
好適あるが、円筒型の金属製ノッチワイヤあるいは布
製等、液中のスラッジ粒子を捕集できるものであれば使
用可能である。前記の抜き出しヘッダを介して洗浄槽の
適宜高さより洗浄液の一部を循環ポンプにより抜き出し
フィルタに供給し液中のスラッジを捕集する。スラッジ
が除去された洗浄液は、洗浄槽に戻り洗浄作業に供され
る。スラッジ粒子を捕集して、洗浄液の流れが悪くなっ
たフィルタはエレメントを取り出し逆洗等によりスラッ
ジ粒子を除去してから再使用に供する。
一方、液面上に油層が発生した場合には、撹拌機を一旦
停止して静置してから洗浄槽の一方の端壁の液面近くに
水平に架設される空気吹き出し管の多数の穿孔より、液
面に平行に空気を吹き出して空気流を形成し、この空気
流により油層を洗浄槽の他方の端壁に付設される堰板方
向に移送する。堰板の取付高さは空気吹き出し管、その
他洗浄条件等を考慮して水平に調整してあるが、洗浄中
の撹拌による波立ちにより洗浄液は溢流して堰板の上端
より若干低くなっているので、空気吹きこみに先立って
堰板を下げるか又は洗浄液を適宜量補給して液面の高さ
を堰板の上端と同じにしておくことが必要である。空気
流により堰板側に押し流された油層は堰板上端より溢流
して回収される。
〔実施例〕
以下実施例に基いて本考案の内容をさらに説明する。
第1図は本考案に係る撹拌型洗浄装置の平面図、第2図
は第1図の一部縦断面を示す側面図、第3図は本考案に
用いられるフィルタの縦断面図、第4図は第2図のA−
A視の堰板の正面図である。
図において1は方形の洗浄槽本体であり、その左右両端
壁にはプロペラ型の撹拌翼2,2′が水平対向的に取り付
けられている。3は洗浄槽1の側壁に沿って立設される
抜き出しヘッダであり、複数本のコック11付きの短管4,
4′…を介して洗浄槽1と接続している。5は洗浄槽1
の側壁に沿って立設されるフィルタであり、前記抜き出
しヘッダに吸込み管が接続している循環ポンプ6の吐出
管が入口ノズル51に接続している。フィルタの出力ノズ
ル52は洗浄槽の側壁に接続している。
53は金網製円筒型のフィルタエレメントであり、上部の
開閉蓋54から着脱容易な構造になっている。
7は洗浄槽の一方の端壁に水平に架設される空気吹き出
し管であり、端壁に固着される左右一対のブラケット8,
8′上にUボルト(図示略)等で固定される。空気吹き
出し管7の下半部には複数の空気孔(図示略)が管軸方
向に一列に穿設されており、この空気孔から吹き出した
空気は液面に平行に流れる。9は空気吹き出し管7に対
向して他の端壁に水平に付設される長尺の堰板であり、
その左右両端部は端壁の外面に鉛直方向に装着されるガ
イド10,10′によって上下自在に調節可能なよう取り付
けられる。取り付け位置が調節された堰板9は、ガイド
10,10′に螺着されるネジによって液密に固定される。
以上の構成からなる実施例の作用について説明する。撹
拌翼2,2′の駆動により、洗浄液は高速流になり、洗浄
槽内に装入された機械部品から塵埃、油脂等を除去す
る。被洗浄物の形状、付着している塵埃の性状等によ
り、側壁の上下方向に沿って洗浄液中のスラッジ濃度に
分布が発生する場合もあるので、好適な短管4の弁を開
にして、その他は閉にする。循環ポンプ6により抜き出
された洗浄液はフィルタ5に入り、エレメント53により
過されて除塵された洗浄液は出口ノズル52を経由して
洗浄槽1に戻る。フィルタ5にスラッジが堆積し、洗浄
液の流れが少なくなれば循環ポンプ6の運転を停止しフ
ィルタ5の開閉蓋54を開けてエレメント53を取り出し通
常の方法で逆洗しスラッジを除去し、フィルタ内に再セ
ットして洗浄液の循環を再開する。
洗浄の進行にともない洗浄液の液面に油層が生成してく
れば、次の手順でこれを除去する。撹拌翼2の運転を停
止して、洗浄液を静置し油層を安定させる。撹拌時の波
立ちにより槽内の液面が堰板9の上端辺より若干下って
いるので、堰板の取付位置を下げて液面と堰板の上端辺
を一致させる。次に空気吹き出し管7より圧力空気を吹
き出し、液面と平行に空気流を流し液面上の油層を堰板
方向に押し流し堰板を溢流させて除去する。
〔効果〕
以上説明した構成と作用を有する本考案によれば、撹
拌型洗浄槽の洗浄液中の微粒子状のスラッジと液面上の
油層を同時に効率よく除去できるので、洗浄効果を上げ
ることができるとともに洗浄剤の消費量を節減できる効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る撹拌型洗浄装置の平面図、第2図
は第1図の一部縦断面を示す側面図、第3図は本考案に
用いられるフィルタの縦断面図、第4図は第2図のA−
A視の堰板の正面図である。 1;洗浄槽本体、2;撹拌翼、3;抜き出しヘッダ、4;短管、
5;フィルタ、6;循環ポンプ、7;空気吹き出し管、8;ブラ
ケット、9;堰板、10;ガイド、11;コック、51;入口ノズ
ル、52;出口ノズル、53;フィルタエレメント、54;開閉
蓋。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−143988(JP,A) 特開 昭58−14983(JP,A) 特開 平1−75084(JP,A) 特開 平3−249982(JP,A) 特開 昭49−114167(JP,A) 特開 昭50−115245(JP,A) 実開 昭62−4266(JP,U) 実開 平1−148785(JP,U) 実開 平2−91689(JP,U) 実開 昭63−164995(JP,U) 実開 昭58−105476(JP,U) 実開 昭61−111587(JP,U) 実開 昭52−162781(JP,U) 特公 昭55−22155(JP,B2) 実公 昭58−8398(JP,Y2) 実公 昭57−47101(JP,Y2) 実公 昭53−28142(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】方形の洗浄槽の左右両端壁に対向して設け
    られる攪拌翼を駆動して前記洗浄槽内に装入される被洗
    浄物を洗浄する攪拌型洗浄装置において、前記洗浄槽の
    側壁に上下方向に適宜間隔を有して突設される複数本の
    コックを有する短管に接続されて立設される抜き出しヘ
    ッダと、前記抜き出しヘッダの下部に吸入側が接続する
    循環ポンプと、前記循環ポンプの吐出側に入口ノズルが
    接続し出口ノズルが洗浄槽に接続するエレメントが着脱
    可能なフィルタとからなるスラッジ除去手段と、前記洗
    浄槽の一方の端壁に水平に架設される空気吹き出し管
    と、前記洗浄槽の他方の端壁に上下方向に調節可能なよ
    う付設される堰板とからなる油層抜き出し手段とを具備
    し、スラッジ除去と油層の抜き出しを同時に行うことを
    特徴とする攪拌型洗浄装置。
JP1990031817U 1990-03-29 1990-03-29 攪拌型洗浄装置 Expired - Lifetime JP2558198Y2 (ja)

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JPH03123586U JPH03123586U (ja) 1991-12-16
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JPS58105476U (ja) * 1982-01-08 1983-07-18 株式会社東芝 水洗槽
JPS61111587U (ja) * 1984-12-26 1986-07-15
JPS63143988A (ja) * 1986-12-08 1988-06-16 シャープ株式会社 超音波洗浄装置

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