JP2600987Y2 - 洗浄機における洗浄液分離装置 - Google Patents

洗浄機における洗浄液分離装置

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JP2600987Y2
JP2600987Y2 JP1993021915U JP2191593U JP2600987Y2 JP 2600987 Y2 JP2600987 Y2 JP 2600987Y2 JP 1993021915 U JP1993021915 U JP 1993021915U JP 2191593 U JP2191593 U JP 2191593U JP 2600987 Y2 JP2600987 Y2 JP 2600987Y2
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康行 水沢
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Kitamura Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、洗浄機における使用済
みの洗浄液を分離する洗浄液分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光学レンズ、シリコンウエハー、
各種精密機械部品などを洗浄する洗浄機として、例え
ば、特開平4−110083号公報には、純水を用いて
主洗浄を行った被洗浄物を、イソプロピルアルコールな
どの水置換剤に浸漬させて被洗浄物に付着する洗浄液を
除去し、この後、完全フッ素化液体を加熱することによ
って発生する蒸気雰囲気中で水置換剤を除去するように
構成したアルコールを用いた洗浄方法およびその装置が
提案されている。しかし、このような洗浄装置では、被
洗浄物を単に、被洗浄物を純水で洗い流すことから、精
密洗浄には不向きな面があるため、その被洗浄物の洗浄
度を高めるために、まず、被洗浄物を例えば、イソパラ
フィン系炭化水素を主成分とする非水系洗浄液を用いて
主洗浄を行い、純水によってその非水系洗浄液を濯ぎ洗
浄し、この濯ぎ工程で被洗浄物に付着する純水を水置換
剤によって除去するように構成した多槽型洗浄機も広く
知られている。そして、このように、多槽型洗浄機の代
表的なものとしては、洗浄機の内部に先に説明した非水
系洗浄液、純水、水置換剤を収容する洗浄槽を設け、こ
れら洗浄槽内の被洗浄物を順次、浸漬させて被洗浄物を
洗浄する浸漬型洗浄機と、被洗浄物に洗浄液を高圧噴射
させるスプレー式の洗浄機とに大別されるが、次工程へ
の洗浄液の混入を防止し、より精密な洗浄を行うには、
後者のスプレー式の洗浄機の方が有利である。そして、
一般的に、この種のスプレー式の洗浄機では、被洗浄物
に噴射して使用済みとなった非水系洗浄液、純水、水置
換剤を1つの分離タンクに流入させ、これら非水系洗浄
液、純水、水置換剤の比重差を利用して分離させ、特
に、高価な非水系洗浄液を再利用するように構成してい
る。すなわち、純水とこの純水と置換する水置換剤は混
じり合って、分離タンクの下部に沈殿し、一方、純水よ
り比重の少ない炭化水素系の非水系洗浄液は純水と水置
換剤の溶液から分離する。そして、その分離タンクの上
層部分で遊離して分離する非水系洗浄液を回収し、これ
を再利用している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、分離タンク
の上層部分で遊離する非水系洗浄液だけを効果的に取り
出して回収するには、純水中に水置換剤を溶け込ませ
て、分離タンクに沈殿させることが重要であるが、前記
従来例では、純水中の水置換剤が飽和状態となり、純水
に溶け切れなかった水置換剤が非水系洗浄液と混じって
しまい、このような、水置換剤の混入により、非水系洗
浄液の成分が変化し、結果的に、非水系洗浄液を再利用
して被洗浄物を洗浄する場合、洗浄度が低下するといっ
た不具合があった。
【0004】本考案は、このような問題点を解決しよう
とするもので、分離タンクから回収する非水系洗浄液の
汚濁を防止し、洗浄度を高めることのできる洗浄機にお
ける洗浄液分離装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記目的を達
成するために、被洗浄物を洗浄する少なくとも、水より
比重の小さい非水系洗浄液と、この洗浄液を濯ぐ純水
と、この純水を置換する水置換溶剤とを回収する分離タ
ンクを設け、この分離タンクの上部寄り設けた給水孔か
ら前記使用済みの洗浄液、純水および水置換溶剤とは別
に純水を流入させ、その純水並び前記濯ぎ液としての純
水と水置換溶剤の溶液を分離タンクの下部に沈殿させ、
その溶液と前記非水系洗浄液とを分離するとともに、前
記溶液を前記給水孔より低い位置で上端を開口し、か
つ、下端を前記分離タンクの内側底部に開口する排出パ
イプでタンク外に排水し、前記非水系洗浄液は前記排出
パイプの上端開口部の上方に開口するオーバーフローパ
イプから排水させて前記被洗浄物の洗浄液として循環さ
せるものである。
【0006】
【作用】本考案の洗浄機における洗浄液分離装置では、
洗浄工程後に排水される非水系洗浄液、純水、水置換剤
が分離タンク内に流入すると、純水に水置換剤が溶出す
るが、これら洗浄工程後の排水とは別に、分離タンク内
に純水が流入し、分離タンク中の純水の流入量が増大す
るため、純水中における水置換剤の濃度を下がり、純水
に水置換剤が確実に溶出する。そして、純水と水置換剤
の溶液は非水系洗浄液との比重差によって、分離タンク
下部に沈殿し、一方、非水系洗浄液は、純水と水置換剤
の溶液と分離して溶液から浮遊する。このため、非水系
洗浄液への水置換剤の混入を抑制し、非水系洗浄液の汚
濁を防止できるとともに、その清浄な非水系洗浄液を再
利用して精密洗浄が可能となる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を添付図面を参照して
説明する。
【0008】図1および図2は本考案の一実施例を示
し、被洗浄物1は洗浄機の内部に併設された洗浄槽2、
濯ぎ槽3、仕上げ槽4に順次搬送され、まず、洗浄槽2
内で炭化水素を主成分とする非水系洗浄液W1で主洗浄
を行った後、濯ぎ槽3で被洗浄物1に付着する非水系洗
浄液W1を純水W2で洗い流す。さらに、仕上げ槽4で
濯ぎ工程で被洗浄物1に付着する純水W2をイソプロピ
ルアルコールから成る水置換剤W3で置換させて純水W
2を除去する。そして、このようにして、被洗浄物1の
洗浄工程で排出された非水系洗浄液W1、純水W2、水
置換剤W3は、ポンプ5によって分離タンク6に回収さ
れる。分離タンク6は、図2に示すように、相対向する
複数の障壁7が分離タンク6の底部から離して立設され
ており、分離タンク6の上端部寄りには、第1給水孔8
と第2給水孔8Aが設けられており、第1給水孔8から
洗浄工程で排出された使用済みの非水系洗浄液W1、純
水W2、水置換剤W3を分離タンク6内に流入し、第2
給水孔8Aからイオン交換された純水W4が分離タンク
6内に流入し、このように、分離タンク6内に流入した
非水系洗浄液W1、純水W2、水置換剤W3およびはこ
れら使用済みの洗浄液とは別に分離タンク6内に流入し
た純水W4は障壁7に衝突し、その衝突による乱流作用
によって撹拌され、イソプロピルアルコールから成る水
置換剤W3は純水W2、W4に溶出して分離タンク6の
下部に沈殿し、一方、水より比重の小さいイソパラフィ
ン系炭化水素を主成分とする非水系洗浄液W1は純水W
2、W4と水置換剤W3の溶液から分離して浮遊する。
また、分離タンク6の一側には分離タンク6の下部に沈
殿する純水W2、W4と水置換剤W3の溶液を排水する
略L字状の排出パイプ9と上層部分で分離する非水系洗
浄液W1を前記洗浄槽2へと循環させるオーバーフロー
パイプ10が取り付けられている。なお、前記排出パイプ
9は前記第1給水孔8と第2給水孔8Aより低い位置で
上端を開口し、下端は前記分離タンク6の内側底部に臨
ませて開口するように形成され、一方、オーバーフロー
パイプ10の流入孔10Aは前記排出パイプ9の上端開口部
9Aより高い位置で開口する。そして、分離タンク6内
に流入する非水系洗浄液W1、純水W2、W4,水置換
剤W3の勢いで分離タンク6の下部に沈殿する純水W
2、W4,水置換剤W3の溶液を排出パイプ9の下端開
口部9Bから取り込んでその排出パイプ9の上端開口部
9Aから分離タンク6外に排水して廃棄、若しくはイオ
ン交換器などで瀘渦して再利用する。一方、純水W2、
W4,水置換剤W3の溶液から分離する非水系洗浄液W
1をオーバーフローパイプ10から回収し、ポンプ5Aに
よって洗浄槽2へと循環させて再利用している。
【0009】以上のように、本考案は、分離タンク6内
に洗浄工程で排水される炭化水素を主成分とする非水系
洗浄液W1と、その非水系洗浄液W1を濯ぐ純水W2
と、その純水W2と置換するイソプロピルアルコールか
ら成る水置換剤W3を流入させるとともに、これら洗浄
工程後の排水と共に、純水W4を分離タンク6内に流入
させることによって、分離タンク6中における純水W
1、W4の流入量を増大させ、純水W1、W4と置換す
る水置換剤W3を効果的に純水W1、W4に溶出させる
ことによって、純水W1、W4と水置換剤W3の溶液と
非水系洗浄液W1とを確実に分離させて、この溶液から
遊離する非水系洗浄液W1中への水置換剤W3の混入を
抑制することができる。したがって、オーバーフローパ
イプ10から回収する非水系洗浄液W1の成分変化もな
く、これを洗浄槽2へと循環させて洗浄したとしても、
洗浄度の低下を引き起こすことはなく、精密洗浄を行う
ことができる。
【0010】このように、本考案は、洗浄工程後の排液
と共に、分離タンク6の内部に純水W4を流入させると
いった極めて簡単な手段によって、高価な非水系洗浄液
W1の汚濁を防止して、清浄な非水系洗浄液W1を洗浄
液として再利用することができ、ランニングコストを低
く抑えることができるとともに、被洗浄物1の精密洗浄
を行うことができる。
【0011】なお、本考案は、前記実施例に限定される
ものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、
洗浄機の配置レイアウトやその構造などは適宜設定すれ
ばよく、また、非水系洗浄液や水置換剤の成分なども適
宜設定すればよい。
【0012】
【考案の効果】本考案によれば、被洗浄物を洗浄する少
なくとも、水より比重の小さい非水系洗浄液と、この洗
浄液を濯ぐ純水と、この純水を置換する水置換溶剤とを
回収する分離タンクを設け、この分離タンクの上部寄り
設けた給水孔から前記使用済みの洗浄液、純水および水
置換溶剤とは別に純水を流入させ、その純水並び前記濯
ぎ液としての純水と水置換溶剤の溶液を分離タンクの下
部に沈殿させ、その溶液と前記非水系洗浄液とを分離す
るとともに、前記溶液を前記給水孔より低い位置で上端
を開口し、かつ、下端を前記分離タンクの内側底部に開
口する排出パイプでタンク外に排水し、前記非水系洗浄
液は前記排出パイプの上端開口部の上方に開口するオー
バーフローパイプから排水させて前記被洗浄物の洗浄液
として循環させることによって、分離タンクから回収す
る非水系洗浄液の汚濁を防止し、洗浄度を高めることの
できる洗浄機における洗浄液分離装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す概略説明図である。
【図2】同、分離タンクの断面図である。
【符号の説明】
1 被洗浄物 6 分離タンク 8 第1給水孔 8A 第2給水孔 9 排水パイプ 9A 上端開口部 9B 下端開口部 10 フローパイプ W1 非水系洗浄液 W2 純水 W3 水置換剤 W4 純水
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C02F 1/26 B01D 12/00 B08B 3/00 - 3/14 H01L 21/304 341

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被洗浄物を洗浄する少なくとも、水より
    比重の小さい非水系洗浄液と、この洗浄液を濯ぐ純水
    と、この純水を置換する水置換溶剤とを回収する分離タ
    ンクを設け、この分離タンクの上部寄り設けた給水孔か
    ら前記使用済みの洗浄液、純水および水置換溶剤とは別
    に純水を流入させ、その純水並び前記濯ぎ液としての純
    水と水置換溶剤の溶液を分離タンクの下部に沈殿させ、
    その溶液と前記非水系洗浄液とを分離するとともに、前
    記溶液を前記給水孔より低い位置で上端を開口し、か
    つ、下端を前記分離タンクの内側底部に開口する排出パ
    イプでタンク外に排水し、前記非水系洗浄液は前記排出
    パイプの上端開口部の上方に開口するオーバーフローパ
    イプから排水させて前記被洗浄物の洗浄液として循環し
    て成ることを特徴とする洗浄機における洗浄液分離装
    置。
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