JP2503934Y2 - 車輛用ポケット装置 - Google Patents
車輛用ポケット装置Info
- Publication number
- JP2503934Y2 JP2503934Y2 JP1990039978U JP3997890U JP2503934Y2 JP 2503934 Y2 JP2503934 Y2 JP 2503934Y2 JP 1990039978 U JP1990039978 U JP 1990039978U JP 3997890 U JP3997890 U JP 3997890U JP 2503934 Y2 JP2503934 Y2 JP 2503934Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recess
- width plate
- cover material
- substrate
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は主として自動車のシートバックの背板やドア
内板に設けられる車輛用ポケット装置に関するものであ
る。
内板に設けられる車輛用ポケット装置に関するものであ
る。
(従来の技術) 基板に形成したポケット用凹部の開口を上端にポケッ
ト口を残してカバー材で覆った車輛用ポケット装置は、
実開昭60-175729号公報に記載されているように主とし
て自動車のシートバックの背板などに既に採用されてい
るところであるが、従来のこの種車輛用ポケット装置で
はカバー材の伸縮範囲でしか収納量を増大できないの
で、肉厚の物品をポケット内に収納できないという問題
があった。
ト口を残してカバー材で覆った車輛用ポケット装置は、
実開昭60-175729号公報に記載されているように主とし
て自動車のシートバックの背板などに既に採用されてい
るところであるが、従来のこの種車輛用ポケット装置で
はカバー材の伸縮範囲でしか収納量を増大できないの
で、肉厚の物品をポケット内に収納できないという問題
があった。
(考案が解決しようとする課題) 本考案が解決しようとするところは前記のような課題
を解決して必要に応じて収納量を簡単に増大できる安価
な体裁のよい車輛用ポケット装置を提供しようとするこ
とにある。
を解決して必要に応じて収納量を簡単に増大できる安価
な体裁のよい車輛用ポケット装置を提供しようとするこ
とにある。
(課題を解決するための手段) 前記のような課題を解決しようとする本考案の車輛用
ポケット装置は、基板(2)に形成したポケット用凹部
の下端部前縁間に幅板を介装してその下端両側をポケッ
ト用凹部に枢動自在に連結するとともに、該幅板の上縁
にはポケット口を上端に残してポケット用凹部の開口を
覆うカバー材を枢動自在に続かせて該カバー材の両側縁
とポケット用凹部の内部両側とを一側縁がポケット用凹
部の両側部に対して若干の上下動可能な襞折状の襠材に
より連結したことを特徴とするものである。
ポケット装置は、基板(2)に形成したポケット用凹部
の下端部前縁間に幅板を介装してその下端両側をポケッ
ト用凹部に枢動自在に連結するとともに、該幅板の上縁
にはポケット口を上端に残してポケット用凹部の開口を
覆うカバー材を枢動自在に続かせて該カバー材の両側縁
とポケット用凹部の内部両側とを一側縁がポケット用凹
部の両側部に対して若干の上下動可能な襞折状の襠材に
より連結したことを特徴とするものである。
(実施例) 次に、本考案を図示の実施例について詳細に説明す
る。
る。
(1)は自動車のシートバックであって、該シートバ
ック(1)の基板(2)となる背板にはポケット用凹部
(3)が形成されている。(4)はポケット用凹部
(3)の下端部前縁間に介装された幅板であって、該幅
板(4)はその下端両側に張出させたピン(5)、
(5)によりポケット用凹部(3)に枢動自在に連結さ
れており、また、この幅板(4)の上端両側には軸受片
(6)、(6)が植設されていて該軸受片(6)、
(6)には前記ポケット用凹部(3)の開口を上端のみ
にポケット口(7)を残して覆うカバー材(8)の下端
両側より張出したピン(8a)、(8a)を軸支させて幅板
(4)にカバー材(8)を枢動自在に続かせ、さらに、
該カバー材(8)の両側縁は第1図〜第3図に示される
ようにポケット用凹部(3)に対してそれぞれ襞折状に
折り畳まれてこれに挿通されるゴム紐(11)などで牽引
されるか復帰ばねを組み込むか或いは第4図に示す他の
実施例のように自身を弾性帯材で形成されている周知の
襠材(9)、(9)により連結してある。なお、図中
(10)は幅板(4)を常時はポケット用凹部(3)の開
口側に付勢するばねである。また、カバー材(8)はそ
の枢動時に該カバー材(8)と基板(2)との連結部分
で若干上下動できるようにしておく必要があり、そのた
めには、例えば、図示するように基板(2)に上下方向
に設けられた連結ピン案内用のスリット(12)に連結ピ
ンを利用するなどして連結しておく。さらにまた、カバ
ー材(8)の上端は常時は襠材(9)、(9)の復帰力
あるいはポケット用凹部(3)の開口縁に対するカバー
材(8)の係合などにより常時はシートバック(1)の
基板(2)に対して幅板(4)とカバー材(8)とが水
平乃至これに近い状態に保持されるようにしてある。
ック(1)の基板(2)となる背板にはポケット用凹部
(3)が形成されている。(4)はポケット用凹部
(3)の下端部前縁間に介装された幅板であって、該幅
板(4)はその下端両側に張出させたピン(5)、
(5)によりポケット用凹部(3)に枢動自在に連結さ
れており、また、この幅板(4)の上端両側には軸受片
(6)、(6)が植設されていて該軸受片(6)、
(6)には前記ポケット用凹部(3)の開口を上端のみ
にポケット口(7)を残して覆うカバー材(8)の下端
両側より張出したピン(8a)、(8a)を軸支させて幅板
(4)にカバー材(8)を枢動自在に続かせ、さらに、
該カバー材(8)の両側縁は第1図〜第3図に示される
ようにポケット用凹部(3)に対してそれぞれ襞折状に
折り畳まれてこれに挿通されるゴム紐(11)などで牽引
されるか復帰ばねを組み込むか或いは第4図に示す他の
実施例のように自身を弾性帯材で形成されている周知の
襠材(9)、(9)により連結してある。なお、図中
(10)は幅板(4)を常時はポケット用凹部(3)の開
口側に付勢するばねである。また、カバー材(8)はそ
の枢動時に該カバー材(8)と基板(2)との連結部分
で若干上下動できるようにしておく必要があり、そのた
めには、例えば、図示するように基板(2)に上下方向
に設けられた連結ピン案内用のスリット(12)に連結ピ
ンを利用するなどして連結しておく。さらにまた、カバ
ー材(8)の上端は常時は襠材(9)、(9)の復帰力
あるいはポケット用凹部(3)の開口縁に対するカバー
材(8)の係合などにより常時はシートバック(1)の
基板(2)に対して幅板(4)とカバー材(8)とが水
平乃至これに近い状態に保持されるようにしてある。
(作用) このように構成されたものは、常時はシートバック
(1)の基板(2)に対して幅板(4)とカバー材
(8)とが水平乃至これに近い状態に保持されるので、
室内がポケットの突出により邪魔されることがないもの
であり、また、使用時には幅板(4)とカバー材(8)
とにより開口が覆われたポケット用凹部(3)に上端の
ポケット口(7)より小物類を出し入れすれば、幅板
(4)とカバー材(8)とが水平乃至これに近い状態に
保持されている第1図や第2図に実線で示されている状
態のまま或いは第3図、第4図に示されているようにカ
バー材(8)のみがピン(8a)、(8a)を支点として襠
材(9)、(9)の伸縮範囲において外側に枢動されて
いる状態で使用できるものであるが、大量または肉厚の
物品をポケット内に収納したいときには、幅板(4)は
ポケット用凹部(3)の下端部前縁間に下端両側をもっ
て枢動自在に連結されているうえに幅板(4)の上端に
続かせたカバー材(8)も幅板(4)に対して枢動自在
としてあり、しかも、カバー材(8)はその枢動時に該
カバー材(8)と基板(2)との連結部分で若干上下動
できるようにしてあるので、幅板(4)の上端を引くな
どするだけで第2図に2点鎖線で示されるように幅板
(4)がピン(5)、(5)を支点として基板に対して
略直角に続くとともに該幅板(4)に対してカバー材
(8)がピン(8a)、(8a)を支点として略直角に続か
せたものとなり、従って、幅板(4)を底板としてカバ
ー材(8)および襠材(9)、(9)で前部および両側
部を覆った枠箱がポケット用凹部(3)の前に突設され
ることとなって簡単にポケット部が拡大され、大量の物
品や肉厚の物品でもポケット内に収納できることとな
る。
(1)の基板(2)に対して幅板(4)とカバー材
(8)とが水平乃至これに近い状態に保持されるので、
室内がポケットの突出により邪魔されることがないもの
であり、また、使用時には幅板(4)とカバー材(8)
とにより開口が覆われたポケット用凹部(3)に上端の
ポケット口(7)より小物類を出し入れすれば、幅板
(4)とカバー材(8)とが水平乃至これに近い状態に
保持されている第1図や第2図に実線で示されている状
態のまま或いは第3図、第4図に示されているようにカ
バー材(8)のみがピン(8a)、(8a)を支点として襠
材(9)、(9)の伸縮範囲において外側に枢動されて
いる状態で使用できるものであるが、大量または肉厚の
物品をポケット内に収納したいときには、幅板(4)は
ポケット用凹部(3)の下端部前縁間に下端両側をもっ
て枢動自在に連結されているうえに幅板(4)の上端に
続かせたカバー材(8)も幅板(4)に対して枢動自在
としてあり、しかも、カバー材(8)はその枢動時に該
カバー材(8)と基板(2)との連結部分で若干上下動
できるようにしてあるので、幅板(4)の上端を引くな
どするだけで第2図に2点鎖線で示されるように幅板
(4)がピン(5)、(5)を支点として基板に対して
略直角に続くとともに該幅板(4)に対してカバー材
(8)がピン(8a)、(8a)を支点として略直角に続か
せたものとなり、従って、幅板(4)を底板としてカバ
ー材(8)および襠材(9)、(9)で前部および両側
部を覆った枠箱がポケット用凹部(3)の前に突設され
ることとなって簡単にポケット部が拡大され、大量の物
品や肉厚の物品でもポケット内に収納できることとな
る。
(考案の効果) 本考案は前記説明から明らかなように、常時は基板か
ら殆ど突出することがなくて体裁のよいものであるが、
肉厚の物品や大量の物品を収納したときには簡単な操作
でポケットを拡大できるもので、構造が簡単なため安価
に提供できるうえに長期間使用しても故障が生じること
がない利点と相俟ち、従来のこの種車輛用ポケット装置
の欠点を解決したものとして実用的価値極めて大なもの
である。
ら殆ど突出することがなくて体裁のよいものであるが、
肉厚の物品や大量の物品を収納したときには簡単な操作
でポケットを拡大できるもので、構造が簡単なため安価
に提供できるうえに長期間使用しても故障が生じること
がない利点と相俟ち、従来のこの種車輛用ポケット装置
の欠点を解決したものとして実用的価値極めて大なもの
である。
第1図は本考案の実施例を示す一部切欠斜視図、第2図
は同じく要部の一部切欠側面図、第3図は態様を異にし
て示す要部の一部切欠斜視図、第4図は本考案の他の実
施例を示す要部の一部切欠斜視図である。 (1):シートバック、(2):基板、(3):ポケッ
ト用凹部、(4):幅板、(7):ポケット口、
(8):カバー材、(9):襠材。
は同じく要部の一部切欠側面図、第3図は態様を異にし
て示す要部の一部切欠斜視図、第4図は本考案の他の実
施例を示す要部の一部切欠斜視図である。 (1):シートバック、(2):基板、(3):ポケッ
ト用凹部、(4):幅板、(7):ポケット口、
(8):カバー材、(9):襠材。
Claims (2)
- 【請求項1】基板(2)に形成したポケット用凹部
(3)の下端部前縁間に幅板(4)を介装してその下端
両側をポケット用凹部(3)に枢動自在に連結するとと
もに、該幅板(4)の上縁にはポケット口(7)を上端
に残してポケット用凹部(3)の開口を覆うカバー材
(8)を枢動自在に続かせて該カバー材(8)の両側縁
とポケット用凹部(3)の内部両側とを一側縁がポケッ
ト用凹部(3)の両側部に対して若干の上下動可能な襞
折状の襠材(9)、(9)により連結したことを特徴と
する車輛用ポケット装置。 - 【請求項2】基板(2)をシートバック(1)の背板と
した請求項1に記載の車輛用ポケット装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990039978U JP2503934Y2 (ja) | 1990-04-13 | 1990-04-13 | 車輛用ポケット装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990039978U JP2503934Y2 (ja) | 1990-04-13 | 1990-04-13 | 車輛用ポケット装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03129540U JPH03129540U (ja) | 1991-12-26 |
JP2503934Y2 true JP2503934Y2 (ja) | 1996-07-03 |
Family
ID=31549364
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990039978U Expired - Lifetime JP2503934Y2 (ja) | 1990-04-13 | 1990-04-13 | 車輛用ポケット装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2503934Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5369671B2 (ja) * | 2008-12-24 | 2013-12-18 | トヨタ紡織株式会社 | 車両の収納装置 |
JP2017226256A (ja) * | 2016-06-20 | 2017-12-28 | 本田技研工業株式会社 | シートの物品保持構造 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57187248U (ja) * | 1981-05-26 | 1982-11-27 |
-
1990
- 1990-04-13 JP JP1990039978U patent/JP2503934Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03129540U (ja) | 1991-12-26 |
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