JP2503722B2 - 携帯用液体容器 - Google Patents

携帯用液体容器

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JP2503722B2
JP2503722B2 JP2111946A JP11194690A JP2503722B2 JP 2503722 B2 JP2503722 B2 JP 2503722B2 JP 2111946 A JP2111946 A JP 2111946A JP 11194690 A JP11194690 A JP 11194690A JP 2503722 B2 JP2503722 B2 JP 2503722B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は携帯用液体容器に関し、特に内蓋の外側を覆
う外蓋の着脱を容易にした携帯用液体の容器に関するも
のである。
(従来の技術) 携帯用液体容器として、例えば液体を収容する真空二
重容器から成る容器の開口を内蓋にて開閉可能に密閉
し、さらに容器の開口部の外側にコップとして兼用可能
な外蓋を被せたものが知られている。
このような携帯用液体容器において、その外蓋は通常
容器の開口部の外周面に螺合させて装着するように構成
されている。
(発明が解決しようとする課題) ところが、上記のように外蓋を螺合する方式ではその
着脱時に外蓋を何回も回す必要があって操作が面倒であ
るという問題があり、一方周方向に適当間隔おきに複数
の短寸のねじ条を形成して螺合範囲を短くした場合に
は、操作は簡単になるが、携帯して持ち運んでいる間に
振動によってねじが緩み易く、外蓋が知らない間に外れ
てしまう恐れがあるという問題があった。
そこで本発明はこのような問題を解消し、外蓋の着脱
操作が簡単でかつ不測に外れる恐れのない携帯用液体容
器を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は前記のような課題を達成するため、液体を収
容する容器とその開口を開閉する内壁とその外側を覆う
外蓋を備えた携帯用液体容器において、 容器の開口部の外周面とこれに嵌合する外蓋の内周面
とに、これらの軸まわりの周方向左右どちら側への相対
移動によっても互いに係合して、軸方向に引っ掛かり合
い外蓋の容器の開口部からの軸方向の抜けを阻止する係
合部を設け、前記容器の開口部と外蓋とが前記係合部ど
うしが係合するように相対移動したとき、容器の開口部
と外蓋とを前記周方向左右どちらの向きにも係止してこ
れらのどの方向の相対移動も阻止する係止手段を設けた
ことを第1の特徴とする。
これに代って、容器の開口部の外周面とこれに嵌合す
る外蓋の内周面とに、容器の開口部に外蓋を軸線方向に
相対移動させて嵌合させることによって弾性変位して軸
線方向に係止し、容器の開口部と外蓋との周方向への相
対移動によって前記の係合を解除する係合部を設け、こ
の係合部の係合状態で容器と外蓋の周方向の相対移動を
阻止するように係止する係止手段を設け、かつ係止手段
を係止解除位置に変位させる手段を設けてもよく、これ
を第2の特徴としている。
さらに代わって、容器の開口部の外周面とこれを嵌合
する外蓋の内周面とに、容器の開口部と外蓋との軸線ま
わりか、軸線方向かの相対移動により、一方の係合部が
他方の係合部に係合して外蓋を容器の開口部からの軸線
方向か軸線まわりの周方向かに外れ止めする係合手段
と、この係合手段の係合位置にて容器の外面の突部に連
続するように外蓋の外面に形成された把手と、この把手
に設けられて前記係合手段の係合を解除する係合解除手
段を備えたものとすることもでき、これを第3の特徴と
している。
(作用) 本発明の第1の特徴の上記構成では、外蓋を容器の開
口部に被せて軸まわりの周方向左右のどちらかに相対移
動させるだけの簡単な操作で、双方の係合部どうしを係
合させて外蓋を軸方向に外れ止めするのと同時に、係止
手段が外蓋と容器の開口部とを前記周方向に係止してこ
の周方向での相対移動を阻止するので、外蓋を閉じ状態
に安定させることができるし、前記係止手段による係止
を解くことにより、外蓋を容器の開口部に対し軸まわり
の周方向左右のどちらかに相対移動させるだけで双方の
係合部どうしの係合を解き外蓋を簡単に取り外すことが
できる。
本発明の第2の特徴の上記構成では、外蓋を容器の開
口部に被せるように軸方向に相対移動させるだけの簡単
な操作で、係合部が弾性的に変位して外蓋と容器の開口
部間で係合し、双方を軸方向に外れ止めするのと同時
に、係止手段が前記係合部の係合が外れる外蓋と容器の
開口部との軸まわりの周方向の相対移動を阻止するの
で、外蓋を閉じ状態に安定させることができるし、係止
手段の係止を解くことにより外蓋を容器の開口部との軸
まわりに相対移動させるだけで、双方間での係合部の係
合を解除し外蓋を簡単に取り外すことができる。
本発明の第3の特徴の上記構成では、外蓋と容器の開
口部との軸方向か、軸まわりの周方向かに相対移動させ
るだけの簡単な操作で、係合部が係合して外蓋を軸方向
に外れ止めするのと同時に、係止手段が前記係合部の係
合が外れる外蓋と容器の開口部とを軸方向か、軸まわり
の周方向かの相対移動を阻止するように係止するので、
外蓋を閉じた状態に安定させることができるし、外蓋外
面に設けられた把手が容器の外面に設けられた突部と軸
方向に対向して連続する状態になるので外蓋と容器外面
の把手および突部が、外蓋および容器によって形成する
携帯用液体容器による共通した外面に統一した形状的な
特徴を与えて、把手だけが外面に突出するような不体裁
をなくすことができる。また、停止手段による係止を係
止解除手段を操作して解くと、外蓋を前記とは逆向きに
軸方向か軸まわりの周方向かに相対移動させるだけで、
双方の係合部の係合が外れて外蓋の抜け防止が解除さ
れ、外蓋を簡単に取り外すことができる上、係止解除手
段が外蓋の把手に設けられているので、把手を把持する
のと同時に、把持するその手によって操作して前記係止
の解除を行い、係止解除と同時に把持している把手によ
ってそのまま外蓋を容器の開口部から取り外すことがで
き、片手操作で対応できる使用に便利なものとなる。
(実施例) 以下、本発明の各実施例を図面を参照しながら説明す
る。
第1図から第4図に示す本発明の第1実施例におい
て、1は携帯用液体容器であって、ステンレス製の真空
二重容器3と、その底部に固着された底部材4と、真空
二重容器3の開口部外周に固着された肩部材5にて容器
2が構成され、肩部材5の開口部に螺合された図示しな
い内蓋にて真空二重容器3の開口を開閉可能に密閉する
ように構成されている。この内蓋の外側を覆うコップ状
の外蓋6が後述のように肩部材5に装着されている。
又、肩部材5と外蓋6の間にはコップ7が収容されてい
る。底部材4と肩部材5には把手8の両端がピン9にて
枢支されている。把手8は、図示の如く容器2の外面に
沿った状態から容器2の外面との間に手が入るように引
き出した状態との間で弾性的に変位可能に構成されてい
る。又、底部材4と肩部材5には吊りベルト10の取付具
11が固着されている。
外蓋6は、その開口部内周面が肩部材5における中間
部外周面5aに嵌合され、かつそれらの周面に軸まわりの
周方向に適当間隔おきに、周方向に係脱し係合状態では
軸方向に引っ掛かり合って、外蓋6を容器2の開口部か
ら軸方向に抜け止めするねじ状12a、12bよりなる係合部
13が形成されている。外蓋6の側面には、コップとして
使用する際に把手となる突部14が設けられ、肩部材5に
は係合部13において係合状態となる所定位置に外蓋6が
位置したときに突部14軸方向に対向して連続した状態と
なる突部15が形成されている。
突部14内には軸方向と平行な軸心回りに回転可能に係
合部材17が設けられ、その下端の偏平な係止部18が突部
14の下面から突出するとともにこの係止部18の姿勢が外
蓋6の周方向に対して傾斜した姿勢となるように樹脂バ
ネ19にて弾性的にその姿勢が保持されている。樹脂バネ
19の先端は突部14の内側面に当接されている。又、樹脂
バネ19の中間部から突部14の側壁を貫通するように解除
操作片20が突設され、この解除操作片20を第3図のa方
向に押圧することによって係止部材17が樹脂バネ19の付
勢に抗してb方向に回転して係止部18が周方向に沿った
姿勢となるように構成されている。一方、肩部材5の突
部15の上面には、係止部18がそのままの姿勢で嵌り込む
ことによって外蓋6の周方向の移動を阻止する係止凹部
21が形成され、かつその一側に係止部18が周方向に沿っ
た姿勢の時にのみ通過を許す幅の切欠22が形成されてい
る。
以上の構成の携帯用液体容器1において、外蓋6を装
着する時には、係合部13のねじ条12a、12b同士が軸方向
に重ならない位置で肩部材5に外蓋6を被せた後、外蓋
6の突部14と肩部材5の突部15が軸方向に重なる位置ま
で外蓋6を周方向に移動させる。すると、係合部13にお
いてねじ条12a、12b同士が係合して外蓋6が軸方向に固
定される。また、係止部18が第4図の矢印c方向に移動
し、係止部18が二点鎖線及び一点鎖線で示すように突部
15に向かって移動した後、切欠22の側縁に係合し、破線
で示すように樹脂バネ19の付勢力に抗して周方向に沿っ
た姿勢となってこの切欠22を通過し、係止凹部21内に嵌
入すると元の傾斜姿勢に戻ってこの係止凹部21と係合し
て外蓋6の周方向の移動が阻止される。かくして、係合
部13の係合状態が保持され、外蓋6の固定状態が確保さ
れ、不測に外れるようなことはない。
又、外蓋6を取り外すときには、解除操作片20を押圧
すると係止凹部21内の係止部18が周方向に沿った姿勢に
なり、その状態で外蓋6を周方向に移動させることによ
って係合部13での軸方向の係合が解除され、外蓋6を取
ることができる。
しかも、外蓋6外面に設けられた把手である突部14が
容器2の外面に設けられた突部15と軸方向に対向して連
続する状態になることにより、外蓋6を容器2外面の突
部14および15が、外蓋6および容器2によって形成する
携帯用液体容器による共通した外面に統一した形状的な
特徴を与えて、把手をなす突部14だけが外面に突出する
ような不体裁をなくすことができる。また、係止部18に
よる係止を解く係止解除手段としての解除操作片20が、
外蓋6と突部14に設けられているので、突部14を把手と
して把持するのと同時に、把持するその手によって操作
して前記係止の解除を行い、係止解除と同時に把持して
いる突部14によってそのまま外蓋6を容器2の開口部か
ら取り外すことができ、片手操作で対応できる使用に便
利なものとなる。
なお、本実施例では、係合部13がねじ条12a、12bにて
形成されて、外蓋6と容器2の開口部との周方向の相対
移動にて係脱するのが、左右一方での相対移動に限定さ
れることに対応して、係止凹部21への係止部18の出退方
向が、突部15における外蓋6の周方向左右の一方側から
に限られる構成としたが、ねじ条12a、12bに代えて、図
12に示すような突起に周方向での傾斜を持たないいわゆ
るバヨネットタイプのものとしたきは、これに限られる
ことははなく、係止部18が係止凹部21に突部15の周方向
左右のどちら側からでも係脱できるようにすることがで
きる。
上記第1実施例では、軸方向と平行な軸心回りに回転
可能な係止部材17を用いた例を示したが、第5図〜第7
図に示す第2実施例のように、突部14に上下に弾性的に
変位可能な楔状の係止部24を有する係止部材23を設ける
とともに、肩部材5側の突部15の上面に楔状の係止凹部
25を形成してもよい。係止部材23は係止部24と切欠26a
にて剛性を低下させた可撓連結部26と解除操作部27とを
連設して構成されており、係止部24が突部14の下面から
突出しかつ突部14内に形成された傾斜面24aに沿って退
入し得るように、また解除操作部27が突部14の側面から
突出するように突部14内に配置され、かつ解除操作部27
を突出付勢するバネ28が設けられ、バネ28の付勢力に抗
して解除操作部27を押圧すると、第6図に仮想線で示す
ように係止部24が傾斜面24aに沿って移動して突部14の
下面から退入し、係止凹部25との係止が解除されるよう
に構成されている。
この実施例の構成においても、外蓋6を肩部材5に被
せ、突部14が突部15と対向するように周方向に移動させ
ると、係合部13で軸方向に係合するとともに係止部24が
上方に弾性変位した後係止凹部25内に嵌入して係止され
ることによって周方向の移動が阻止され、外蓋6が外れ
ないように装着される。また、解除操作部27を第5図の
破線矢印のように押圧すると、係止部24が退入して周方
向の係止が解除され、外蓋6を周方向に移動させて係合
部13での係合を解除することができる。
尚、係止部材23としては、第8図に示すように板材に
て係止部24を形成し、この板材に形成したスリット29に
て剛性を弱めて可撓連結部26としてもよい。
次に、第9図及び第10図に示す第3実施例について説
明する。この実施例では、ねじ状12a、12bよりなる係合
部13に対応して、肩部材5側の突部15の上面に樹脂ばね
31にて弾性的に突出する係止突部30が設けられ、外蓋6
側の突部14の下面にこの係止突部30が嵌入可能な係止穴
32が形成されている。又、突部14内に係止穴32内に侵入
可能な解除操作軸が突部14の上面を貫通して設けられ、
その上端に押圧操作部33aが設けられている。この解除
操作軸33はバネ34に上方に突出付勢されている。
この実施例の構成においても、外蓋6を肩部材5に被
せ、突部14が突部15と対向するように周方向に移動させ
ると、係合部13で軸方向に係合するとともに、係止突部
30が突部14の下面に係合して樹脂バネ31に抗して退入し
た後係合穴32内に嵌入して係止されることによって周方
向の移動が阻止され、外蓋6が外れないように装着され
る。又、解除操作軸33を押し下げると、係止突部30が退
入して周方向の係止が解除されるため、外蓋6を周方向
に移動させて係合部13での係合を解除することができ
る。
尚、係止突部30を弾性的に突出させる手段としては樹
脂バネ31に限らず、第11図に示すようにコイルバネ35等
の弾性体を用いることもできる。
次に、第12図及び第13図により第4実施例を説明す
る。この実施例は、水平軸36回りに径方向に揺動変位可
能な係止部材37を突部14に設けたものであり、この係止
部材37の下端に突部14の下面から突出する係止部38が設
けられている。一方、肩部材5側の突部15の上面には係
止部38が通過可能な周方向の溝39が形成されるとともに
その径方向内側の側面に係止部38が嵌入して周方向に係
止する係止凹部40が形成されている。又、溝39の径方向
内側の側面の両端部には係止部38を溝39内に案内する湾
曲部39aが形成されている。係止部材37は水平軸36より
上方に延出されて解除操作部41が設けられ、突部14に形
成された開口42から外部に臨んでいる。また、この解除
操作部41と突部14の内面との間に係止部38を径方向内側
に付勢するバネ43が介装されている。
この実施例においても、外蓋6を肩部材5に被せ、突
部14が突部15と対向するように周方向に移動させると、
係合部13で軸方向に係合するとともに、係止部38が溝39
内に侵入した後係止凹部40に嵌入して係止されることに
よって周方向の移動が阻止され、外蓋6が外れないよう
に装着される。又、解除操作部41を押圧すると、係止部
38が溝39に戻って周方向の係止が解除されるため、外蓋
6を周方向に移動させて係合部13での係合を解除するこ
とができる。
第9、10図に示す実施例、第11図に示す実施例、第1
2、13図に示す実施例の係止突部30と係止孔32、および
係止部38と係止溝39のそれぞれは、ねじ状12a、12bより
なる係合部13に対応して設けてあるが、外蓋6の周方向
左右どちらの側からでも係脱できるバヨネットタイプの
突条を採用した係合部13の場合の、周方向左右どちらか
らの係合にも対応することができる。
次に、第14図〜第16図により第5実施例を説明する。
この実施例では、肩部材5と外蓋6の軸方向の相対移動
によって係合する係合部13が、第16図に示すように、肩
部材5の外周面に樹脂バネ44にて弾性的に突出された係
合片45と外蓋6の内周面に形成された係合溝46にて構成
されている。また、外蓋6の突部14にその下端面から弾
性的に突出する係止軸47が設けられ、肩部材5側の突部
15の上面には係止軸47の下端部が嵌入する係止穴48が形
成されている。係止軸47は山形の樹脂バネ49の中央部か
ら下方に延出され、樹脂バネ49の両端には突部14の両側
面に形成された窓から外部に突出する解除操作部50が設
けられている。
なお、係合片45に代えて、第17図に示すように、肩部
材5の外周面に径方向外方に突出するように形成した舌
片51を設けてもよい。
この実施例においては、突部14と15が対向するように
周方向に位置合わせした状態で外蓋6を肩部材5に被せ
て外蓋6を押し込むと、係合部13において係合片45が樹
脂バネ44に抗して一旦退入した後係合溝46内に突出し、
軸方向に係合する。又、係止軸47が係止穴48内に嵌入し
て係止されることによって周方向の移動が阻止され、外
壁6が外れないように装着される。又、解除操作部50を
押圧すると、係止軸47が引き上げられて周方向の係止が
解除されるため、外蓋6を周方向左右のどちらかに移動
させることによって係合片45が係合溝46から抜け出すと
ともに外蓋6の内周面にて樹脂バネ44に抗して退入さ
れ、係合部13での係合が解除され、外蓋6を取り外すこ
とができる。
次に、第18図〜第20図により第6実施例を説明する。
この実施例では肩部材5と外蓋6の嵌合部の直径方向の
一側部に軸方向に互いに係合する係合突部52a、52bが設
けられて第1の係合部53が構成され、嵌合部の直径方向
の他側部においては、肩部材5側の突部15の上面に係合
突部54が形成されるとともに、外蓋6の突部15に対向す
る部分に、係合突部54に対する係合位置と径方向外方に
退避した位置との間で上端部の軸57回りに揺動可能でか
つ係合位置に向かって図示しない付勢手段にて弾性的に
付勢された係合部材55が設けられ、この係合突部54と係
合部材55にて第2の係合部56が構成されている。又、係
合部材55は横断面形状がコ字状で係合突部54に周方向の
両側から係合し、外蓋6の周方向の移動を阻止する係止
手段としても機能している。
この実施例では肩部材5上に外蓋6を被せ、外蓋6の
一側部の第1の係合部53を係合させた状態で他側部を押
し込むだけで、第2の係合部56において係合部材55が弾
性変位して係合突部54に軸方向並びに周方向に係合して
軸方向の抜け出し及び周方向の移動が阻止されるため、
外蓋6は外れる恐れなく装着される。また係合部材55を
第20図に仮想線で示すように径方向外方に引いて係合を
解除することによって外蓋6を簡単に取り外すことがで
きる。
上記第6実施例では外蓋6の把手として機能する突部
14に代えて係合部材55を設けた例を示したが、第21図〜
第23図に示す第7実施例においては、突部14に軸59回り
に径方向に揺動可能な係合部材58を設けてある。そし
て、係合部材58の軸59よりも上方の部分が解除操作部60
としてあり、この解除操作部60を押すことによって係合
を解除し得るように構成されている。又、突部14の両側
壁が係合突部54に両側から係合して周方向の移動を阻止
しており、突部14が周方向の係止手段として機能してい
る。
又、第21図〜第23図の図示例では、係合部材58が突部
14の外面の一部を形成しているが、第24図に示すように
係合部材58を突部14内に内蔵させ、解除操作部60を突部
14の外面に形成した窓61から外部に臨ませるようにして
もよい。又、この第24図の例では突部15上面の係合突部
54の外側部に係合部材58の下端部が嵌入する凹部62が形
成され、係合部材58と凹部62が周方向に係合することに
よって外蓋6の周方向の移動を阻止している。
(発明の効果) 本発明の第1の特徴によれば、外蓋を容器の開口部に
被せて軸まわりの周方向左右のどちらかに相対移動させ
るだけの簡単な操作で、双方の係合部どうしを係合させ
て外蓋を軸方向に外れ止めするのと同時に、係止手段が
外蓋と容器の開口部とを前記周方向に係止してこの周方
向での相対移動を阻止するので、外蓋を閉じ状態に安定
させるとことができるし、前記係止手段による係止を解
くことにより、外蓋を容器の開口部に対し軸まわりの周
方向左右のどちらかに相対移動させるだけで双方の係合
部どうしの係合を解き外蓋を簡単に取り外すことができ
る。
本発明の第2の特徴によれば、外蓋を容器の開口部に
被せるように軸方向に相対移動させるだけの簡単な操作
で、係合部が弾性的に変位して外蓋と容器の開口部間で
係合し、双方を軸方向に外れ止めするのと同時に、係止
手段が前記係合部の係合が外れる外蓋と容器の開口部と
の軸まわりの周方向の相対移動を阻止するので、外蓋を
閉じ状態に安定させることができるし、係止手段の係止
を解くことにより外蓋を容器の開口部との軸まわりに相
対移動させるだけで、双方間での係合部の係合を解除
し、外蓋を簡単に取り外すことができる。
本発明の第3の特徴によれば、外蓋と容器の開口部と
の軸方向か、軸まわりの周方向かに相対移動させるだけ
の簡単な操作で、係合部が係合して外蓋を軸方向に外れ
止めするのと同時に、係止手段が前記係合部の係合が外
れる外蓋と容器の開口部とを軸方向か、軸まわりの周方
向かの相対移動を阻止するように係止するので、外蓋を
閉じ状態に安定させることができるし、外蓋外面に設け
られた把手が容器の外面に設けられた突部と軸方向に対
向して連続する状態になるので外蓋と容器外面の把手お
よび突部が、外蓋および容器によって形成する携帯用液
体容器による共通した外面に統一した形状的な特徴を与
えて、把手だけが外面に突出するような不体裁をなくす
ことができる。また、係止手段による係止を係止解除手
段を操作して解くと、外蓋を前記とは逆向きに軸方向か
軸まわりの周方向かに相対移動させるだけで、双方の係
合部の係合が外れて外蓋の抜け防止が解除され、外蓋を
簡単に取り外すことができる上、係止解除手段が外蓋の
把手に設けられているので、把手を把持するのと同時
に、把持するその手によって操作して前記係止の解除を
行い、係止解除と同時に把持している把手によってその
まま外蓋を容器の開口部から取り外すことができ、片手
操作で対応できる使用に便利なものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の第1実施例の携帯用液体容器
を示し、第1図は全体構成を示す部分断面正面図、第2
図は要部の斜視図、第3図は係止手段の斜視図、第4図
は係止手段の作用を説明する平面図、第5図〜第8図は
本発明の第2実施例を示し、第5図は要部の斜視図、第
6図は係止手段の断面図、第7図は係止手段の斜視図、
第8図は係止手段の変形例の斜視図、第9図〜第11図は
本発明の第3実施例を示し、第9図は要部の斜視図、第
10図は係止手段の断面図、第11図は係止手段の変形例の
断面図、第12図は第4実施例の要部の斜視図、第13図は
同係止手段の断面図、第14図〜第17図は本発明の第5実
施例を示し、第14図は要部の斜視図、第15図は係止手段
の断面図、第16図は係合部の断面図、第17図は係合部の
変形例の斜視図、第18図〜第20図は本発明の第6実施例
を示し、第18図は要部の斜視図、第19図は同部分断面正
面図、第20図は第2係合手段の断面図、第21図〜第24図
は本発明の第7実施例を示し、第21図は要部の斜視図、
第22図は同部分断面正面図、第23図は第2係合手段の断
面図、第24図は第2係合手段の変形例を示す断面図であ
る。 1……携帯用液体容器 2……容器 6……外蓋 13……係合部 17……係止部材 18……係止部 20……解除操作片 22……切欠 25……係止凹部 27……解除操作部 30……係止突部 32……係止穴 33……解除操作軸 37……係止部材 38……係止部 40……係止凹部 41……係止解除部 45……係合片 46……係合溝 47……係止軸 48……係止穴 50……解除操作軸 53……第1の係合部 54……係合突部 55……係合部材 56……第2の係合部 58……係合部材 60……解除操作部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体を収容する容器とその開口を開閉する
    内蓋とその外側を覆う外蓋とを備えた携帯用液体容器に
    おいて、容器の開口部の外周面とこれに嵌合する外蓋の
    内周面とに、これらの軸まわりの周方向左右どちら側へ
    の相対移動によっても互いに係合して、軸方向に引っ掛
    かり合い外蓋の容器の開口部からの軸方向の抜けを阻止
    する係合部を設け、前記容器の開口部と外蓋とが前記係
    合部どうしが係合するように相対移動したとき、容器の
    開口部と外蓋とを前記周方向左右どちらの向きにも係止
    してこれらどの方向の相対移動も阻止する係止手段を設
    けたことを特徴とする携帯用液体容器。
  2. 【請求項2】液体を収容する容器とその開口を開閉する
    内蓋とその外側を覆う外蓋とを備えた液体容器におい
    て、容器の開口部の外周面とこれに嵌合する外蓋の内周
    面とに、これらが軸方向に相対移動して嵌合されること
    によって弾性変位して軸方向に係合し、容器の開口部と
    外蓋との周方向への相対移動によって前記の係合を解除
    する係合部を設け、容器の開口部と外蓋とが前記係合部
    どうしが係合するように軸線方向に相対移動したとき、
    容器の開口部と外蓋とを周方向に係止してこの周方向の
    相対移動を阻止する係止手段を設け、かつ係止手段を係
    止解除位置に変位させる手段を設けたことを特徴とする
    携帯用液体容器。
  3. 【請求項3】液体を収容する容器とその開口を開閉する
    内蓋とその外側を覆う外蓋とを備えた液体容器におい
    て、容器の開口部の外周面とこれに嵌合する外蓋の内周
    面とに、容器の開口部と外蓋との軸まわりか、軸方向か
    の相対移動により、互いに係合して軸方向に引っ掛かり
    合い外蓋の容器の開口部からの軸方向の抜けを阻止する
    係合部を設け、これら係合部が係合するように容器の開
    口部と外蓋とが相対移動したとき容器の外面に設けられ
    ている突部と軸方向に対向して連続する状態となる把手
    を外蓋に設け、この把手に前記係合手段の係合を解除す
    る係合解除手段を設けたことを特徴とする携帯用液体容
    器。
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