JP2516882Y2 - ディジタルオーディオテープカートリッジ - Google Patents

ディジタルオーディオテープカートリッジ

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JP2516882Y2
JP2516882Y2 JP1990128000U JP12800090U JP2516882Y2 JP 2516882 Y2 JP2516882 Y2 JP 2516882Y2 JP 1990128000 U JP1990128000 U JP 1990128000U JP 12800090 U JP12800090 U JP 12800090U JP 2516882 Y2 JP2516882 Y2 JP 2516882Y2
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ユ・ス・ソン
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株式会社エス・ケー・シー
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ディジタルオーディオテープカートリッジ
に関し、特に、そのテープリールのハブロッカー解除装
置に関する。
[従来の技術] 一般に、公知になっている磁気テープ用カートリッジ
は、外部の塵がテープにつかないような構成とされてお
り、また、不使用時にテープが自然に解けて損傷を受け
るのを防止するため、テープリールのロック手段が設け
られている。
ディジタル信号を用いるオーディオ用テープも同様で
ある。即ち、テープが外部の塵等に敏感で傷つきやすい
ため、ディジタルオーディオテープカートリッジも、外
部の塵等の進入を防止するためリッド及びその開閉手段
を備え、また、ほつれによる損傷を防ぐためリッド開閉
手段と連動するテープリールのロック手段が設けられて
いる。
このロック手段として、テープリールのハブ上に形成
された歯状部に進入又はこれより離脱することによって
テープリールをロック又はロック解除する、上部ケース
の内側にばねを介して取り付けられた所定形状のハブロ
ッカーが設けられている。
また、上記ハブロッカーの両側端部には、リッドが開
く時に移動可能とされた翼部が延設されており、カート
リッジのオーディオ機器へのセット時に開くリッドの両
側壁によってハブロッカーの翼部がカートリッジの前側
方向に引張られ、もってロック状態が解除されるような
っている。
このような従来のハブロッカーのロック解除装置に
は、第3図の如くリッド(50)の両側壁(51)後端の底
部に内方突起(52)を突設してあり、この突起(52)
が、第4A図および第4B図に示されるように、リッド(5
0)の開き動作時にハブロッカーの翼部(53)の係止突
起(54)と係合しながらハブロッカーの翼部(53)をカ
ートリッジの開口方向に引張るため、ハブロッカーが前
進移動してテープリールのロック状態が解除されるよう
なっている。
[考案が解決しようとする課題] 従来のハブロッカーのロック解除構造においても、リ
ッド側壁上の単純形状の突起がハブロッカーの翼部の係
止突起と係合しながらばねを介してハブロッカーを引張
るようになっているが、該突起と翼部の係止突起とが確
実に係止されない状態でハブロッカーが引張られること
があり、合成樹脂材からなるハブロッカーの翼部が弾性
変形により曲り、リッド側の突起が翼部の係止突起から
離脱してしまい、ハブロッカーの翼部を確実に引張るこ
とができず、テープリールのロック解除がなされないと
いう問題点があった。
本考案は、従来のハブロッカーの翼部をそのまま利用
しつつ、ディジタルオーディオテープカートリッジのリ
ッドの開放動作の際、ハブロッカーが確実に引張られる
ようになし、もってテープリールのロック解除が確実に
行なわれるディジタルオーディオテープカートリッジの
ハブロッカーのロック解除装置を提供することを目的と
する。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、リッドの両側壁に、リッド
側壁の内外面を貫通し、ハブロッカーの先端部に設けら
れた係止突起と係止する方向に開口する係止溝を形成し
た。この結果、リッドの開放動作時にリッドの係止溝に
ハブロッカーの係止突起が係止された状態で引張られ、
もって上記目的は達成される。
[作用] 上記のごとく構成された本考案によるディジタルオー
ディオテープカートリッジをテープデッキに装填する
と、デッキ上に形成された公知の開閉自在なカートリッ
ジ挿入口にカートリッジを挿入するに伴い、カートリッ
ジのリッドが開かれるが、このようなリッドの開放動作
の際、リッドが回動しながらその両側壁に形成された係
止溝にハブロッカーの翼部先端に形成された係止突起が
係合してこの係止状態でハブロッカーが引張られて前側
に移動し、もってテープリールのロックが解除される。
このように、本考案によれば、従来のようにリッドの
両側壁に突起を形成することに代え、その部位に係止溝
を形成し、ハブロッカーの翼部に形成された係止突起と
堅固、かつ確実に係止せしめるので、ハブロッカーの翼
部が弾性変形により曲ったり、遊動することなく引張る
ことができ、従ってテープリールのロック解除は確実に
行なわれる。
[実施例] 添付図面を参照して本考案を詳細に説明する。ディジ
タルオーディオテープカートリッジのハブロッカーのロ
ック解除装置は、テープリールのハブ上に形成された歯
状部に進入又はこれより退去することによってテープリ
ールをロック又はロック解除するものである。上部ケー
ス(11)の両側端部には、前端部に係止突起(12)を有
する翼部(13)を備え、ばねを介して前方へ移動自在に
上部ケース(11)の内側に取り付けられたハブロッカー
が設けられている。該ハブロッカーは、リッド(14)の
開放動作時にリッド(14)の両側壁(15)によって引張
られてテープリールをロック状態から解放するように構
成されている。該リッド(14)の両側壁(15)の後部下
端には、該リッド側壁(15)の内外面を貫通し、前記ロ
ッカーの翼部(13)先端に形成された係止突起(12)と
係止する方向に開口を有する切り欠き状の係止溝(16)
を形成し、この係止溝(16)にリッド(14)の開放時に
係止突起(12)が嵌合するようになっている。
[考案の効果] 上記のように、本考案により、ディジタルオーディオ
テープカートリッジのリッド両側壁に係止溝を形成する
ことにより、テープリールのロック解除が確実に行なわ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案を含むテープカートリッジの分解斜視
図、第2A図および第2B図は、本考案によるハブロッカー
の詳細説明図、第3図は、従来のテープカートリッジの
分解斜視図、そして、第4A図および第4B図は、第3図に
示されたカートリッジのハブロッカーの詳細説明図であ
る。 10…ディジタルオーディオテープカートリッジ、11…上
部ケース、12…係止突起、13…翼部、14…リッド、15…
側壁、16…係止溝、

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハブ上に歯状部が形成されたテープリール
    を含み前端部に開口を有する上部ケース(11)と、前記
    上部ケース(11)に対して回動可能に連結された上記開
    口のリッド(14)とを備え、前記上部ケース(11)の少
    なくとも一側端部の前端部内側に、前記歯状部に進入し
    又はこれより離脱することによって前記テープリールを
    ロックし又はロック解除するようばねを介して前方へ移
    動自在に取り付けられるとともに、係止突起(12)を有
    する翼部(13)で形成されたハブロッカーが設けられて
    おり、該ハブロッカーは、前記リッド(14)の開放動作
    時に前記突起(12)が前記リッド(14)の側壁(15)に
    係止されて前記開口方向に引張られ、もって前記テープ
    リールのロックが解除されるようなされたディジタルオ
    ーディオテープカートリッジ(10)において、 前記リッド(14)の開放動作時に前記テープリールのロ
    ック解除を確実ならしめるべく、前記リッド側壁(15)
    に、当該リッド側壁(15)の内外面を貫通し、前記突起
    (12)と係止する方向に開口する係止溝(16)を設けた
    ことを特徴とするディジタルオーディオテープカートリ
    ッジ。
JP1990128000U 1989-12-21 1990-11-30 ディジタルオーディオテープカートリッジ Expired - Lifetime JP2516882Y2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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KR2019890000418U KR930005620Y1 (ko) 1989-12-21 1989-12-21 비디오 카세트의 릴 록킹장치
KR89-19448 1989-12-21

Publications (2)

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JPH0389578U JPH0389578U (ja) 1991-09-12
JP2516882Y2 true JP2516882Y2 (ja) 1996-11-13

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ID=19293598

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US (1) US5198953A (ja)
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GB (1) GB2239858B (ja)

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GB2239858A (en) 1991-07-17
GB9025467D0 (en) 1991-01-09
GB2239858B (en) 1994-02-16
KR930005620Y1 (ko) 1993-08-23
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