JP2503424Y2 - フイルム包装装置の搬入コンベヤ構造 - Google Patents
フイルム包装装置の搬入コンベヤ構造Info
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- JP2503424Y2 JP2503424Y2 JP1988060073U JP6007388U JP2503424Y2 JP 2503424 Y2 JP2503424 Y2 JP 2503424Y2 JP 1988060073 U JP1988060073 U JP 1988060073U JP 6007388 U JP6007388 U JP 6007388U JP 2503424 Y2 JP2503424 Y2 JP 2503424Y2
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- conveyor
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Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 開示技術は、スーパーマーケットのバックヤード等
で、りんご、きゅうり等の被包装品の商品を所定サイズ
のフイルムにより密封式に包装する装置の構造の技術分
野に属する。
で、りんご、きゅうり等の被包装品の商品を所定サイズ
のフイルムにより密封式に包装する装置の構造の技術分
野に属する。
〈要旨の概要〉 而して、この出願の考案はりんご、きゅうり、、みか
ん等のブロック状の商品を収納した発泡スチロール製の
トレー等の被包装品を搬入し、所定部位にてリフタに転
移して該リフタにより上昇させ、予めフイルムロールか
ら送給されて上側の展延装置により展延されているフイ
ルムの下側から該フイルムに当接して押し上げ、その
後、押し上げられたフイルムに対し被包装品の裏面で縦
横の折り込みを行い、次いで、折り込み部を熱溶着シー
ルして箱詰等の工程へと搬出されるようにしたフイルム
包装装置の下側に設けられた被包装品の紐コンベヤの搬
入コンベヤの構造に関する考案であり、特に、搬入コン
ベヤをリフタへの被包装品搬出位置から装置フレーム外
の退出位置まで進退可能にする構造に係る考案である。
ん等のブロック状の商品を収納した発泡スチロール製の
トレー等の被包装品を搬入し、所定部位にてリフタに転
移して該リフタにより上昇させ、予めフイルムロールか
ら送給されて上側の展延装置により展延されているフイ
ルムの下側から該フイルムに当接して押し上げ、その
後、押し上げられたフイルムに対し被包装品の裏面で縦
横の折り込みを行い、次いで、折り込み部を熱溶着シー
ルして箱詰等の工程へと搬出されるようにしたフイルム
包装装置の下側に設けられた被包装品の紐コンベヤの搬
入コンベヤの構造に関する考案であり、特に、搬入コン
ベヤをリフタへの被包装品搬出位置から装置フレーム外
の退出位置まで進退可能にする構造に係る考案である。
〈従来の技術〉 周知の如く、市民生活が著しく向上してくると、消費
生活も盛んになり、したがって、流通市場に於ける商品
取り引きも活発化し、そのため、スーパーマーケット等
の当該流通市場に於いて取り扱われる多種多様の大量、
小量の商品に対しては、正確な重量、個数等の量目計測
や確実な包装の管理が極めて重要になってきている。
生活も盛んになり、したがって、流通市場に於ける商品
取り引きも活発化し、そのため、スーパーマーケット等
の当該流通市場に於いて取り扱われる多種多様の大量、
小量の商品に対しては、正確な重量、個数等の量目計測
や確実な包装の管理が極めて重要になってきている。
而して、所定量目に計量された商品は発泡スチロール
製の所謂トレー等の容器に収納され、該商品をポリエチ
レン製の方形状のフイルム等により、全体的に密封状に
包装したパック態様が鮮度や衛生状態の保持や外観的見
栄えの良好さの点から広く利用されている。
製の所謂トレー等の容器に収納され、該商品をポリエチ
レン製の方形状のフイルム等により、全体的に密封状に
包装したパック態様が鮮度や衛生状態の保持や外観的見
栄えの良好さの点から広く利用されている。
而して、かかるフイルム包装技術については、例え
ば、特公昭50-15192号公報発明等に開示されるように、
かなり高度のレベルにまで開発され、一部実用化されて
いる。
ば、特公昭50-15192号公報発明等に開示されるように、
かなり高度のレベルにまで開発され、一部実用化されて
いる。
そして、該種在来態様のフイルム包装技術において
は、フイルム包装装置に搬入される商品の被包装品とこ
れを包装するべく送給されるフイルムの展延状態での取
り合いの関係から、被包装品に対する搬入装置は相対的
に下側に、そして、これに対しフイルムロールから送給
されるフイルムを所定にしわのない状態で展延するのは
相対的に上側に於いてなされ、搬入された被包装品を展
延状態で待機する上側のフイルムに対し、下側からリフ
タを介して上昇させてフイルムに当接させて更に押し上
げし、上側から該フイルムで当該被包装品を包み込むよ
うにし、被包装品の裏面に於いて縦方向、及び、横方向
のフイルムの折り込みを行った後折り込み部を熱溶着シ
ールして包装を終え、次段の箱詰工程等へと搬出するよ
うにしていた。
は、フイルム包装装置に搬入される商品の被包装品とこ
れを包装するべく送給されるフイルムの展延状態での取
り合いの関係から、被包装品に対する搬入装置は相対的
に下側に、そして、これに対しフイルムロールから送給
されるフイルムを所定にしわのない状態で展延するのは
相対的に上側に於いてなされ、搬入された被包装品を展
延状態で待機する上側のフイルムに対し、下側からリフ
タを介して上昇させてフイルムに当接させて更に押し上
げし、上側から該フイルムで当該被包装品を包み込むよ
うにし、被包装品の裏面に於いて縦方向、及び、横方向
のフイルムの折り込みを行った後折り込み部を熱溶着シ
ールして包装を終え、次段の箱詰工程等へと搬出するよ
うにしていた。
したがって、搬入される被包装品は相対的に上方で展
延して待機するフイルムに対する上昇押し上げプロセス
をとることから、リフタ機構部等により所定の高さサイ
ズに装置が形成されるのは勿論であるが、第14図に示す
様に、フイルム包装装置1の略立方体状のフレーム2内
に於いては平面視で所定の量目計量済の商品を収納した
発泡スチロール製のトレー3に対する搬入用の紐コンベ
ヤ4が縦方向に基部から装置内半ばにかけて設置され、
これに対し、上方で展延されて待機するフイルム5はフ
イルムロール6から該フイルム5の両側縁部を挟んで引
き出す展延装置6′により横方向に、即ち、コンベヤ4
とは直角に交叉する方向に展延されるようにされてお
り、そのうえ、紐コンベヤ4と展延装置6′の作動方向
が前方向送り出しである動作の関係から大動力の駆動源
のモータ7を1つ所定部位に設け、図示しないリフタや
展延装置6′等に対する変換減速装置8等を設けてい
た。
延して待機するフイルムに対する上昇押し上げプロセス
をとることから、リフタ機構部等により所定の高さサイ
ズに装置が形成されるのは勿論であるが、第14図に示す
様に、フイルム包装装置1の略立方体状のフレーム2内
に於いては平面視で所定の量目計量済の商品を収納した
発泡スチロール製のトレー3に対する搬入用の紐コンベ
ヤ4が縦方向に基部から装置内半ばにかけて設置され、
これに対し、上方で展延されて待機するフイルム5はフ
イルムロール6から該フイルム5の両側縁部を挟んで引
き出す展延装置6′により横方向に、即ち、コンベヤ4
とは直角に交叉する方向に展延されるようにされてお
り、そのうえ、紐コンベヤ4と展延装置6′の作動方向
が前方向送り出しである動作の関係から大動力の駆動源
のモータ7を1つ所定部位に設け、図示しないリフタや
展延装置6′等に対する変換減速装置8等を設けてい
た。
〈考案が解決しようとする課題〉 したがって、当該第14図に示す平面視に於いて、搬入
紐コンベヤ4の縦方向配設とフイルムロール6からの送
給されたフイルム5に対する展延装置6′による横方向
のフイルム5の展延が90°直交するために、フレーム
2、即ち、フイルム包装装置1は所謂「縦かける横」の
形状サイズを採ることから縦方向サイズ、及び、横方向
サイズが共にかなり大きくなり、更に、大型の駆動源の
モータ7、及び、その変換減速装置8等の取り合いにお
いて、平面面積が大きくなり、上述リフタの高さ、サイ
ズと共にその占有空間が極めて大きくなり、又、駆動源
のモータ7や変換減速装置8が1つの駆動源系で製作、
組み付けが行われるために、極めて堅牢、且つ、大型の
大重量の装置類を設置することとなってフイルム包装装
置1は嵩高で大重量となり、当然のことながら、イニシ
ャル、及び、ランニングコストも高くつくという難点も
あった。
紐コンベヤ4の縦方向配設とフイルムロール6からの送
給されたフイルム5に対する展延装置6′による横方向
のフイルム5の展延が90°直交するために、フレーム
2、即ち、フイルム包装装置1は所謂「縦かける横」の
形状サイズを採ることから縦方向サイズ、及び、横方向
サイズが共にかなり大きくなり、更に、大型の駆動源の
モータ7、及び、その変換減速装置8等の取り合いにお
いて、平面面積が大きくなり、上述リフタの高さ、サイ
ズと共にその占有空間が極めて大きくなり、又、駆動源
のモータ7や変換減速装置8が1つの駆動源系で製作、
組み付けが行われるために、極めて堅牢、且つ、大型の
大重量の装置類を設置することとなってフイルム包装装
置1は嵩高で大重量となり、当然のことながら、イニシ
ャル、及び、ランニングコストも高くつくという難点も
あった。
而して、該種在来態様においては、上方で横方向に展
延されて待機するフイルム5に対し、下側からリフタに
より搬入された被包装品が上昇して押し上げされる前に
展延された該フイルム5を図示しないカッター等の切断
装置により切断するようにされており、したがって、展
延されて待機するフイルム5は包装前に既に所定サイズ
に切断されていることから、下側から押し上げされる被
包装品に対し包装の充分な自由度を持つためには切断す
る展延状態のフイルムサイズをかなりの余裕を持たせて
おかねばならず、その点からも横送りされて展延される
フイルム5の横長さが充分の長さである必要があり、こ
のことからもフイルム包装装置1の平面サイズは広くな
り、嵩高、大重量となる原因ともなっているデメリット
があった。
延されて待機するフイルム5に対し、下側からリフタに
より搬入された被包装品が上昇して押し上げされる前に
展延された該フイルム5を図示しないカッター等の切断
装置により切断するようにされており、したがって、展
延されて待機するフイルム5は包装前に既に所定サイズ
に切断されていることから、下側から押し上げされる被
包装品に対し包装の充分な自由度を持つためには切断す
る展延状態のフイルムサイズをかなりの余裕を持たせて
おかねばならず、その点からも横送りされて展延される
フイルム5の横長さが充分の長さである必要があり、こ
のことからもフイルム包装装置1の平面サイズは広くな
り、嵩高、大重量となる原因ともなっているデメリット
があった。
したがって、当該第14図に示す様に、フイルム包装装
置1に於いてはフイルム5の幅方向の伸長長さ、及び、
搬入用の紐コンベヤ4の縦方向の送り出しのために形状
的に平面視の上で広い面積を要し、初期設置において、
上述した如く周辺機器との取り合いが難しく、デッドス
ペースを多く要する不都合さがあり、又、保守点検、整
備交換等のメンテナンスや周辺機器の移動整備等に際し
ても干渉性をもたらす不具合があった。
置1に於いてはフイルム5の幅方向の伸長長さ、及び、
搬入用の紐コンベヤ4の縦方向の送り出しのために形状
的に平面視の上で広い面積を要し、初期設置において、
上述した如く周辺機器との取り合いが難しく、デッドス
ペースを多く要する不都合さがあり、又、保守点検、整
備交換等のメンテナンスや周辺機器の移動整備等に際し
ても干渉性をもたらす不具合があった。
そして、被包装品3が大サイズの場合はともかく、小
サイズの場合にあっても紐コンベヤ4の前後方向の長さ
を充分に長く取らざるを得ず、上述トラブルを執拗に生
じていた。また、上記したように、デッドスペースが多
いに割に、搬入コンベヤからリフタへ被包装品を搬送す
る際、いったん被包装品が両者の隙間に落下すると、清
掃取り出し作業も困難なものになっていた。かかるフイ
ルム包装装置で包装される被包装品としては、食品等が
多いため、衛生状態を保持するための清掃作業は頻繁に
行う必要があり、かかる清掃作業を容易に行えるように
する要望も高かった。
サイズの場合にあっても紐コンベヤ4の前後方向の長さ
を充分に長く取らざるを得ず、上述トラブルを執拗に生
じていた。また、上記したように、デッドスペースが多
いに割に、搬入コンベヤからリフタへ被包装品を搬送す
る際、いったん被包装品が両者の隙間に落下すると、清
掃取り出し作業も困難なものになっていた。かかるフイ
ルム包装装置で包装される被包装品としては、食品等が
多いため、衛生状態を保持するための清掃作業は頻繁に
行う必要があり、かかる清掃作業を容易に行えるように
する要望も高かった。
〈考案の目的〉 この出願の考案の目的は上述従来技術に基づく平面視
で大サイズを採り、周辺機器の取り合いに干渉性を及ぼ
し、又、装置自体の保守点検整備等に支障をきたすとと
もに、被包装品の種類によっては衛生上の管理保守にも
支障をきたす構造上の問題点を解決すべき技術的課題と
し、単に稼動中に被包装品の搬入のみを行う紐コンベヤ
等の搬入コンベヤを稼動時においては必要最小限の縦方
向長さにし、周辺機器との取り合いに支障がある場合に
は適宜に伸縮し得るようにし、実質的な稼動機能を何ら
損わず、周囲との調和も充分にとれるようにして流通産
業における商品処理技術利用分野に益する優れたフイル
ム包装装置の搬入コンベヤ構造を提供せんとするもので
ある。
で大サイズを採り、周辺機器の取り合いに干渉性を及ぼ
し、又、装置自体の保守点検整備等に支障をきたすとと
もに、被包装品の種類によっては衛生上の管理保守にも
支障をきたす構造上の問題点を解決すべき技術的課題と
し、単に稼動中に被包装品の搬入のみを行う紐コンベヤ
等の搬入コンベヤを稼動時においては必要最小限の縦方
向長さにし、周辺機器との取り合いに支障がある場合に
は適宜に伸縮し得るようにし、実質的な稼動機能を何ら
損わず、周囲との調和も充分にとれるようにして流通産
業における商品処理技術利用分野に益する優れたフイル
ム包装装置の搬入コンベヤ構造を提供せんとするもので
ある。
〈課題を解決するための手段・作用〉 上記課題を解決するために、本願考案は次のような構
成を採用した。すなわち、装置フレーム内の上部に設置
された展延装置により包装位置にフイルムを展延し、包
装位置下方に設置されたリフタにより被包装品を押し上
げて該フイルムに当接させ、該フイルムの周辺を被包装
品の底部側へ折り込んで被包装品をフイルムで包装する
フイルム包装装置において、前記リフタの被包装品押し
上げ部材の押し上げ軌道に干渉しないように該押し上げ
部材の間隙部に配置されたプーリと、前記リフタから離
反した位置に配置された駆動ローラとの間に張設された
紐コンベヤによって、被包装品をフイルム包装装置内へ
搬入して前記リフタへ搬出するように構成された搬入コ
ンベヤの構造を、該搬入コンベヤを前記装置フレームと
は別設のコンベヤフレームで支持するとともに、該コン
ベヤフレームを前記装置フレームの内部から外方へ延設
されたガイドレール部材に対して摺動自在に支持し、搬
入コンベヤを前記リフタへの被包装品搬出位置から装置
フレーム外の退出位置まで進退可能にする構造としたこ
とを特徴としている。
成を採用した。すなわち、装置フレーム内の上部に設置
された展延装置により包装位置にフイルムを展延し、包
装位置下方に設置されたリフタにより被包装品を押し上
げて該フイルムに当接させ、該フイルムの周辺を被包装
品の底部側へ折り込んで被包装品をフイルムで包装する
フイルム包装装置において、前記リフタの被包装品押し
上げ部材の押し上げ軌道に干渉しないように該押し上げ
部材の間隙部に配置されたプーリと、前記リフタから離
反した位置に配置された駆動ローラとの間に張設された
紐コンベヤによって、被包装品をフイルム包装装置内へ
搬入して前記リフタへ搬出するように構成された搬入コ
ンベヤの構造を、該搬入コンベヤを前記装置フレームと
は別設のコンベヤフレームで支持するとともに、該コン
ベヤフレームを前記装置フレームの内部から外方へ延設
されたガイドレール部材に対して摺動自在に支持し、搬
入コンベヤを前記リフタへの被包装品搬出位置から装置
フレーム外の退出位置まで進退可能にする構造としたこ
とを特徴としている。
したがって、搬入コンベヤをリフタへの被包装品搬出
位置に配置しているときは、装置全体をコンパクトにし
た状態が維持できるとともに、装置フレームの内部から
外方へ延設されたガイドレール部材に対してコンベヤフ
レームを摺動して搬入コンベヤ自体を装置フレーム外の
退出位置まで退出させれば、装置フレーム内部に搬入コ
ンベヤを配置していたスペース分だけ余裕ができること
になり、メンテナンス作業や清掃作業を容易に行うこと
ができる。また、搬入コンベヤがリフタへの被包装品搬
出位置から装置フレーム外の退出位置まで進退可能なた
め、被包装品のサイズに応じて搬入コンベヤの配置位置
を微調整することができ、かかる微調整の実施により被
包装品の搬入をより確実に行うことができる。
位置に配置しているときは、装置全体をコンパクトにし
た状態が維持できるとともに、装置フレームの内部から
外方へ延設されたガイドレール部材に対してコンベヤフ
レームを摺動して搬入コンベヤ自体を装置フレーム外の
退出位置まで退出させれば、装置フレーム内部に搬入コ
ンベヤを配置していたスペース分だけ余裕ができること
になり、メンテナンス作業や清掃作業を容易に行うこと
ができる。また、搬入コンベヤがリフタへの被包装品搬
出位置から装置フレーム外の退出位置まで進退可能なた
め、被包装品のサイズに応じて搬入コンベヤの配置位置
を微調整することができ、かかる微調整の実施により被
包装品の搬入をより確実に行うことができる。
〈実施例〉 次に、この出願の考案の一実施例を第1〜13図に基づ
いて説明すれば以下の通りである。尚、第14図と同一態
様部分は同一符号を用いて説明するものとする。
いて説明すれば以下の通りである。尚、第14図と同一態
様部分は同一符号を用いて説明するものとする。
1′はフイルム包装装置であり、その略立方体形状の
フレーム2′は、第1、5図に示す様に、第14図に示す
在来態様のフイルム包装装置1に比しその平面視方形の
サイズも小さく、又、高さも可及的に低くされており、
その基部の外側から内側中途にかけては、発泡スチロー
ル製等のトレーに所定の重量計量済の商品を収納された
被包装品3をして搬入する紐コンベヤの搬入コンベヤ
4″が後述する如く縦方向に設けられており、その各コ
ンベヤ紐4′の間の空間部には搬入される被包装品3の
搬入を検出するリミットスイッチ9が設けられて、所定
の制御装置8′に電気的に接続されている。
フレーム2′は、第1、5図に示す様に、第14図に示す
在来態様のフイルム包装装置1に比しその平面視方形の
サイズも小さく、又、高さも可及的に低くされており、
その基部の外側から内側中途にかけては、発泡スチロー
ル製等のトレーに所定の重量計量済の商品を収納された
被包装品3をして搬入する紐コンベヤの搬入コンベヤ
4″が後述する如く縦方向に設けられており、その各コ
ンベヤ紐4′の間の空間部には搬入される被包装品3の
搬入を検出するリミットスイッチ9が設けられて、所定
の制御装置8′に電気的に接続されている。
又、搬入コンベヤ4″の先端部、即ち、フレーム2′
の下側中央部にはリフタ10が設けられて、側面視T型の
リフタフレーム11には搬入コンベヤ4″のコンベヤ紐
4′の間にて下側から上方に介装されている所定数の各
コイルスプリング12、12…の上端に合成樹脂製の押し上
げブロック13が設けられて、搬入コンベヤ4″により搬
入されて来る被包装品3を転移されて上昇用の専用の駆
動源としてのモータ7′により、タイミングプーリ、タ
イミングベルトを介して正逆回動するタイミングベルト
式のリフタベルト14によりリフタフレーム11が昇降し、
所定部位中途に設けられたリミットスイッチ15により制
御装置8′を介して被包装品3の上方に於いて次述する
如く、フイルムロール6から繰り出されるフイルムシー
ト5の下側へ上昇されて、第10〜12図に示す様に、該フ
イルムシート5に当接して更にこれを下側から押し上げ
して被包装品3を上側からフイルムシート5が被覆する
ようにされている。
の下側中央部にはリフタ10が設けられて、側面視T型の
リフタフレーム11には搬入コンベヤ4″のコンベヤ紐
4′の間にて下側から上方に介装されている所定数の各
コイルスプリング12、12…の上端に合成樹脂製の押し上
げブロック13が設けられて、搬入コンベヤ4″により搬
入されて来る被包装品3を転移されて上昇用の専用の駆
動源としてのモータ7′により、タイミングプーリ、タ
イミングベルトを介して正逆回動するタイミングベルト
式のリフタベルト14によりリフタフレーム11が昇降し、
所定部位中途に設けられたリミットスイッチ15により制
御装置8′を介して被包装品3の上方に於いて次述する
如く、フイルムロール6から繰り出されるフイルムシー
ト5の下側へ上昇されて、第10〜12図に示す様に、該フ
イルムシート5に当接して更にこれを下側から押し上げ
して被包装品3を上側からフイルムシート5が被覆する
ようにされている。
而して、6″は展延装置としてのクランプロールであ
り、フイルムロール6から繰り出されてテンションロー
ル17′を介して送り出されるフイルムシート5の先端部
を下側のクランププレート17とによりクランプし、搬入
コンベヤ4″と逆方向の縦方向前方へ引き出し、先端部
のキャッチャーのクリップ20、20…に受け渡し、ソレノ
イド21、21…によりバトンタッチ的にクランプして縦方
向の前後方向に沿ってフイルムシート5を展延するよう
にされている。
り、フイルムロール6から繰り出されてテンションロー
ル17′を介して送り出されるフイルムシート5の先端部
を下側のクランププレート17とによりクランプし、搬入
コンベヤ4″と逆方向の縦方向前方へ引き出し、先端部
のキャッチャーのクリップ20、20…に受け渡し、ソレノ
イド21、21…によりバトンタッチ的にクランプして縦方
向の前後方向に沿ってフイルムシート5を展延するよう
にされている。
尚、該展延装置のクランプロール6″は送給展延用の
専用の駆動源としてのモータ7″を介しチエン8″によ
りクリップ20、20…との間に往復動するようにされ、外
側部に設けられた適宜のワンウエイクラッチ16により前
進時は不回動裡にフイルムシート5を挟持前送し、復帰
時には該ワンウエイクラッチ16が切れて逆回転自在であ
るようにされており、その一端側から他方端側にかけて
その表面の左右方向には中央部より互いに逆ピッチ状態
でのスパイラル凸条18が形成されて、フイルムシート5
の前縁部を保持するソリ状のガイドプレート19と共にク
ランププレート17によりフイルムシート5の前端縁部を
クランプし、キャッチャーのクリップ20、20…にバトン
タッチして復動時には逆回転し、不測にして形成される
第7図に示すフイルムシート5の前後方向に沿う波状の
しわ5′を当該フイルムシート5のスパイラル状の凸条
18による左右方向への強制引き延ばし作用によりテンシ
ョンを付与して、当該第7図白矢印に示す様に左右に広
げてクリップ20、20…による縦方向前後のテンションと
左右方向への凸条18、18の展延作用により、平面的にし
わなしの滑らかな展延状態のフイルムシート5にして被
包装品3に対する包装作用を見栄え良く、しかも、確実
に行うようにされている。
専用の駆動源としてのモータ7″を介しチエン8″によ
りクリップ20、20…との間に往復動するようにされ、外
側部に設けられた適宜のワンウエイクラッチ16により前
進時は不回動裡にフイルムシート5を挟持前送し、復帰
時には該ワンウエイクラッチ16が切れて逆回転自在であ
るようにされており、その一端側から他方端側にかけて
その表面の左右方向には中央部より互いに逆ピッチ状態
でのスパイラル凸条18が形成されて、フイルムシート5
の前縁部を保持するソリ状のガイドプレート19と共にク
ランププレート17によりフイルムシート5の前端縁部を
クランプし、キャッチャーのクリップ20、20…にバトン
タッチして復動時には逆回転し、不測にして形成される
第7図に示すフイルムシート5の前後方向に沿う波状の
しわ5′を当該フイルムシート5のスパイラル状の凸条
18による左右方向への強制引き延ばし作用によりテンシ
ョンを付与して、当該第7図白矢印に示す様に左右に広
げてクリップ20、20…による縦方向前後のテンションと
左右方向への凸条18、18の展延作用により、平面的にし
わなしの滑らかな展延状態のフイルムシート5にして被
包装品3に対する包装作用を見栄え良く、しかも、確実
に行うようにされている。
したがって、展延装置6″の搬入コンベヤ4″と同方
向の縦方向の動作により、前述した如く、横方向動作が
ないために、フレーム2′、即ち、フイルム包装装置
1′の平面面積は最小限度にされてコンパクト化が図れ
るようにされている。
向の縦方向の動作により、前述した如く、横方向動作が
ないために、フレーム2′、即ち、フイルム包装装置
1′の平面面積は最小限度にされてコンパクト化が図れ
るようにされている。
而して、展延装置6″の縦方向の作動レベルの下側に
は、上昇ベルト14に近接して設けられたソレノイド22に
より昇降切断動作する切断装置のカッター23が設けられ
て、リフタ10のリフタフレーム11のリミットスイッチ15
に対して所定位置に上昇したストロークエンドで、即
ち、第11、12図に示す様に、搬入コンベヤ4″により転
移された被包装品3が展延状態で上部で待機しているフ
イルムシート5の下側から上昇されてこれに近接当接
し、更に押し上げされた状態で被包装品3が強制的にフ
イルムロール6からのフイルムシート5を所定量、即
ち、包装に充分必要な量だけ引き出した時点で、制御装
置8′を介してカッター23がソレノイド22により動作し
て第12図に示す様に切断することが出来るようにされて
いる。
は、上昇ベルト14に近接して設けられたソレノイド22に
より昇降切断動作する切断装置のカッター23が設けられ
て、リフタ10のリフタフレーム11のリミットスイッチ15
に対して所定位置に上昇したストロークエンドで、即
ち、第11、12図に示す様に、搬入コンベヤ4″により転
移された被包装品3が展延状態で上部で待機しているフ
イルムシート5の下側から上昇されてこれに近接当接
し、更に押し上げされた状態で被包装品3が強制的にフ
イルムロール6からのフイルムシート5を所定量、即
ち、包装に充分必要な量だけ引き出した時点で、制御装
置8′を介してカッター23がソレノイド22により動作し
て第12図に示す様に切断することが出来るようにされて
いる。
そして、待機姿勢の展延装置のクランプロール6″の
上部にはケージ型の折り込み兼押し出し装置24が設けら
れて、その下側には横方向の折り込み装置25が設けられ
て在来態様同様にカムピン、及び、カム溝作用により旋
回揺動自在にされて、被包装品3の裏面に於いてフイル
ムシート5を在来態様同様に左右から折り込みすること
が出来るようにされており、キャッチャーのクリップ2
0、20…の先部に於いては熱溶着シール装置26が設けら
れて、被包装品3の裏面に於いて前後左右から折り込み
されたフイルムシート5を熱溶着シールするようにされ
て矢印に示す様に、次段の箱詰装置等へのコンベヤに転
移送り出しすることが出来るようにされている。
上部にはケージ型の折り込み兼押し出し装置24が設けら
れて、その下側には横方向の折り込み装置25が設けられ
て在来態様同様にカムピン、及び、カム溝作用により旋
回揺動自在にされて、被包装品3の裏面に於いてフイル
ムシート5を在来態様同様に左右から折り込みすること
が出来るようにされており、キャッチャーのクリップ2
0、20…の先部に於いては熱溶着シール装置26が設けら
れて、被包装品3の裏面に於いて前後左右から折り込み
されたフイルムシート5を熱溶着シールするようにされ
て矢印に示す様に、次段の箱詰装置等へのコンベヤに転
移送り出しすることが出来るようにされている。
而して、この出願の考案においては搬入コンベヤ4″
は第1、2図に示す様に、そのコンベヤフレーム27が装
置フレーム2′から後延するアウタレール28に対して入
子式にインナレール29がスライド進退自在にされてお
り、搬入コンベヤ4″をリフタ10への被包装品3の搬出
位置から装置外の退出位置まで進退できるとともに、そ
の前後に図示しないベルト機構を介し駆動源に連係され
る駆動ロール30と従動ロール31が枢支されて両者間には
所定数のコンベヤ紐4′が対向して張設されており、該
従動ロール31からはコンベヤフレーム27より前延するサ
ブフレームの先端に設けられた各プーリ32にコンベヤ紐
4が各々張設されて、被包装品3を搬入コンベヤ4″
からリフタフレーム11の押し上げブロック13にバトンタ
ッチ的に搬入転移することが出来るようにされている。
は第1、2図に示す様に、そのコンベヤフレーム27が装
置フレーム2′から後延するアウタレール28に対して入
子式にインナレール29がスライド進退自在にされてお
り、搬入コンベヤ4″をリフタ10への被包装品3の搬出
位置から装置外の退出位置まで進退できるとともに、そ
の前後に図示しないベルト機構を介し駆動源に連係され
る駆動ロール30と従動ロール31が枢支されて両者間には
所定数のコンベヤ紐4′が対向して張設されており、該
従動ロール31からはコンベヤフレーム27より前延するサ
ブフレームの先端に設けられた各プーリ32にコンベヤ紐
4が各々張設されて、被包装品3を搬入コンベヤ4″
からリフタフレーム11の押し上げブロック13にバトンタ
ッチ的に搬入転移することが出来るようにされている。
尚、入子式のインナレール29は適宜のハンドルにより
アウタレール28にスライドさせて所定スパン手動により
進退自在にさせたり、或いは、設計により適宜にサーボ
モータによりチエンスプロケット方式、或いは、ピニオ
ンラック方式により自動式に進退スライド自在にするこ
とが出来る。
アウタレール28にスライドさせて所定スパン手動により
進退自在にさせたり、或いは、設計により適宜にサーボ
モータによりチエンスプロケット方式、或いは、ピニオ
ンラック方式により自動式に進退スライド自在にするこ
とが出来る。
そして、搬入コンベヤ4″に於いてはそのコンベヤフ
レーム27をして手動式のハンドルにより、或いは、自動
式のスイッチにより、そのインナレール29をして装置フ
レーム2′のアウタレール28に対し入子式に所定スパン
進退スライドさせて装置フレーム2′内の機構部の保守
点検整備等のメンテナンスの際に支障がないようにして
いる。
レーム27をして手動式のハンドルにより、或いは、自動
式のスイッチにより、そのインナレール29をして装置フ
レーム2′のアウタレール28に対し入子式に所定スパン
進退スライドさせて装置フレーム2′内の機構部の保守
点検整備等のメンテナンスの際に支障がないようにして
いる。
このようにすることにより、第3図に示す様に、装置
フレーム2′に対し搬入コンベヤ4″を最縮小姿勢の状
態にしたり、或いは、第4図に示す様に、最延長姿勢の
状態にすることが出来、保守点検整備や周囲の機器との
取り合いに干渉性をなくすようにすることが出来る。
フレーム2′に対し搬入コンベヤ4″を最縮小姿勢の状
態にしたり、或いは、第4図に示す様に、最延長姿勢の
状態にすることが出来、保守点検整備や周囲の機器との
取り合いに干渉性をなくすようにすることが出来る。
上述構成のフイルム包装装置1′において、搬入コン
ベヤ4″に載置されて搬入される所定の被包装品3はコ
ンベヤ紐4′、4′間のリミットスイッチ9に接触し、
搬入コンベヤ4″の前端部で待機するリフタ10のリフタ
フレーム11に向けて搬入され、その終端位置でフレーム
2′に設けられた図示しないリミットスイッチにより被
包装品3が感知されて、制御装置8′を介しリフタ用モ
ータ7′が起動されて、被包装品3がリフタ10の各押し
上げブロック13、13、13…上に載置された状態で上昇
し、第10図に示す状態姿勢から第11図に示す状態に、即
ち、展延されて待機しているフイルムシート5の下側か
ら上昇する。
ベヤ4″に載置されて搬入される所定の被包装品3はコ
ンベヤ紐4′、4′間のリミットスイッチ9に接触し、
搬入コンベヤ4″の前端部で待機するリフタ10のリフタ
フレーム11に向けて搬入され、その終端位置でフレーム
2′に設けられた図示しないリミットスイッチにより被
包装品3が感知されて、制御装置8′を介しリフタ用モ
ータ7′が起動されて、被包装品3がリフタ10の各押し
上げブロック13、13、13…上に載置された状態で上昇
し、第10図に示す状態姿勢から第11図に示す状態に、即
ち、展延されて待機しているフイルムシート5の下側か
ら上昇する。
而して、搬入コンベヤ4″上に載置された被包装品3
がリミットスイッチ9により検出されると、制御装置
8′を介し展延用のモータ7″が作動してワンウエイク
ラッチ16を閉ざした状態で、即ち、展延装置のクランプ
ロール6″を非回転の状態で下側のクランププレート17
とでフイルムロール6から繰り出され、ガイドプレート
19と共に挟持してクランプしたフイルムシート5の先端
部を挟持状態のまま縦方向に前送し、キャッチャーのク
リップ20、20…に近接させていく。
がリミットスイッチ9により検出されると、制御装置
8′を介し展延用のモータ7″が作動してワンウエイク
ラッチ16を閉ざした状態で、即ち、展延装置のクランプ
ロール6″を非回転の状態で下側のクランププレート17
とでフイルムロール6から繰り出され、ガイドプレート
19と共に挟持してクランプしたフイルムシート5の先端
部を挟持状態のまま縦方向に前送し、キャッチャーのク
リップ20、20…に近接させていく。
そこで、ソレノイド21により開放姿勢で待機している
各クリップ20の中にフイルムシート5の先端部が差し込
まれた時点で、図示しないリミットスイッチを介し各ソ
レノイド21が作動して各クリップ20が閉ざしてフイルム
シート5の先端部をバトンタッチ的にクランプし、そこ
で、制御装置8′を介しモータ7″が逆転すると共にワ
ンウエイクラッチ16が開放されて、クランプロール6″
は回動自在な状態になって退行し始め、そこで、該クラ
ンプロール6″は逆回転するために、その表面左右に形
成されたスパイラル状の凸条18が第7図白矢印方向、即
ち、左右方向にフイルムシート5にストレッチ作用を付
与し、縦方向のしわ5′を左右方向に伸ばし、各クリッ
プ20にクランプされたフイルムシート5を全平面的に滑
らかなしわなし状態にストレッチし、クランプロール
6″は初期位置姿勢に復帰する。
各クリップ20の中にフイルムシート5の先端部が差し込
まれた時点で、図示しないリミットスイッチを介し各ソ
レノイド21が作動して各クリップ20が閉ざしてフイルム
シート5の先端部をバトンタッチ的にクランプし、そこ
で、制御装置8′を介しモータ7″が逆転すると共にワ
ンウエイクラッチ16が開放されて、クランプロール6″
は回動自在な状態になって退行し始め、そこで、該クラ
ンプロール6″は逆回転するために、その表面左右に形
成されたスパイラル状の凸条18が第7図白矢印方向、即
ち、左右方向にフイルムシート5にストレッチ作用を付
与し、縦方向のしわ5′を左右方向に伸ばし、各クリッ
プ20にクランプされたフイルムシート5を全平面的に滑
らかなしわなし状態にストレッチし、クランプロール
6″は初期位置姿勢に復帰する。
そして、復帰した姿勢の第10、11図に於いて、前述し
た如く、モータ7′の作動によりリフタ10のリフタフレ
ーム11が上昇して、その押し上げブロック13、13…に載
置された被包装品3が上方でクリップ20により滑らかな
展延状態で待機しているフイルムシート5に対しその下
側から近接し、ついには当接して所定量更に押し上げす
る。
た如く、モータ7′の作動によりリフタ10のリフタフレ
ーム11が上昇して、その押し上げブロック13、13…に載
置された被包装品3が上方でクリップ20により滑らかな
展延状態で待機しているフイルムシート5に対しその下
側から近接し、ついには当接して所定量更に押し上げす
る。
そこで、押し上げされる被包装品3により第11図に示
す様に展延装置のクランプロール6″とクランププレー
ト17と被包装品3との間に展延されているフイルムシー
ト5はより更にテンションがかけられて包装するに必要
充分な量がフイルムロール6から繰り出され、そして、
上昇のストロークエンドで制御装置8′によりソレノイ
ド22が作動して切断装置のカッター23が下方から上方に
向けて上昇し、その鋸刃状の刃先により切断される。
す様に展延装置のクランプロール6″とクランププレー
ト17と被包装品3との間に展延されているフイルムシー
ト5はより更にテンションがかけられて包装するに必要
充分な量がフイルムロール6から繰り出され、そして、
上昇のストロークエンドで制御装置8′によりソレノイ
ド22が作動して切断装置のカッター23が下方から上方に
向けて上昇し、その鋸刃状の刃先により切断される。
その後、切断装置23は下降して、第5図に示す折り込
み兼押し出し装置24が前進作動し、その前縁部が切断さ
れたフイルムシート5の後部を被包装品3の下側から前
送りして前方に折り込みし、又、左右の折り込み装置2
5、25が横方向から内向きに旋回して左右方向のフイル
ムシート5の折り込みを被包装品3の裏面にて行い、折
り込みの終了後、更に包装された被包装品3を前送して
熱溶着シール装置26へと転送する。
み兼押し出し装置24が前進作動し、その前縁部が切断さ
れたフイルムシート5の後部を被包装品3の下側から前
送りして前方に折り込みし、又、左右の折り込み装置2
5、25が横方向から内向きに旋回して左右方向のフイル
ムシート5の折り込みを被包装品3の裏面にて行い、折
り込みの終了後、更に包装された被包装品3を前送して
熱溶着シール装置26へと転送する。
そして、該熱溶着シール装置26にあってはその基端部
が被包装品3の裏面に於いてフイルムの前側が後向きに
折り込まれ前後左右の折り込みされた包装部分のフイル
ムが熱溶着シールされ、次段の箱詰工程等へのコンベヤ
に転移されていく。
が被包装品3の裏面に於いてフイルムの前側が後向きに
折り込まれ前後左右の折り込みされた包装部分のフイル
ムが熱溶着シールされ、次段の箱詰工程等へのコンベヤ
に転移されていく。
而して、上述プロセスでの作動において、被包装品3
の搬入コンベヤ4″の搬入作動とフイルムシート5の展
延作動が同じ縦方向作動であるために、前述した如く、
フイルム包装装置1′は著しくコンパクト化され、又、
リフタ用の駆動源のモータ7′と展延用のモータ7″は
専用的に最適位置に個別に配設されているために、小型
軽量化されることが出来、コンパクト化されるにもかか
わらず、各機構部は正確に作動し、他の装置機器との干
渉性もなくスムーズに行われ、したがって、初期組み付
けは勿論のこと、作業間における保守点検整備等の作業
もスムーズに行われ、作業員の装置1′に近接しての作
業もし易い。
の搬入コンベヤ4″の搬入作動とフイルムシート5の展
延作動が同じ縦方向作動であるために、前述した如く、
フイルム包装装置1′は著しくコンパクト化され、又、
リフタ用の駆動源のモータ7′と展延用のモータ7″は
専用的に最適位置に個別に配設されているために、小型
軽量化されることが出来、コンパクト化されるにもかか
わらず、各機構部は正確に作動し、他の装置機器との干
渉性もなくスムーズに行われ、したがって、初期組み付
けは勿論のこと、作業間における保守点検整備等の作業
もスムーズに行われ、作業員の装置1′に近接しての作
業もし易い。
而して、駆動源のモータ7′やリフタベルト14、或い
は、リフタフレーム11等の装置フレーム2′の下側部分
の機構部の保守点検整備や周辺機器との取り合いや保守
点検、整備等に際して搬入コンベヤ4″が装置フレーム
2′よりの延出長さが必ずしも適切でない場合には、そ
のコンベヤフレーム27のインナレール29をして適宜の手
動ハンドル、或いは、自動スライド機構のスイッチを入
れることにより、入子式にアウタレール28に対し所定に
スライドさせて前後進退動させ、その後端が第3、4図
に示す様な最適位置姿勢になるように進退スライドさせ
所定の作業を行う。
は、リフタフレーム11等の装置フレーム2′の下側部分
の機構部の保守点検整備や周辺機器との取り合いや保守
点検、整備等に際して搬入コンベヤ4″が装置フレーム
2′よりの延出長さが必ずしも適切でない場合には、そ
のコンベヤフレーム27のインナレール29をして適宜の手
動ハンドル、或いは、自動スライド機構のスイッチを入
れることにより、入子式にアウタレール28に対し所定に
スライドさせて前後進退動させ、その後端が第3、4図
に示す様な最適位置姿勢になるように進退スライドさせ
所定の作業を行う。
尚、この場合、第1図に示す様に、コンベヤフレーム
27の先端から延出された各プーリ32と従動ロール31の間
に張設されている各コンベヤ紐4は、リフタ10のコイ
ルスプリング12、及び、その上端の押し上げブロック13
には干渉せず、それらの間を進退して紐コンベヤ4″に
より搬入される被包装品3の各押し上げブロック13に対
する転移を何ら支障なく行うようにすることが出来る。
また、非使用時には、これらコイルスプリング12、押し
上げブロック13に干渉しないようにして搬入コンベヤを
押し込むことができるので、通常の使用時よりもさらに
デッドスペースをなくすことが出来る。
27の先端から延出された各プーリ32と従動ロール31の間
に張設されている各コンベヤ紐4は、リフタ10のコイ
ルスプリング12、及び、その上端の押し上げブロック13
には干渉せず、それらの間を進退して紐コンベヤ4″に
より搬入される被包装品3の各押し上げブロック13に対
する転移を何ら支障なく行うようにすることが出来る。
また、非使用時には、これらコイルスプリング12、押し
上げブロック13に干渉しないようにして搬入コンベヤを
押し込むことができるので、通常の使用時よりもさらに
デッドスペースをなくすことが出来る。
尚、この出願の考案の実施態様は上述実施例に限るも
のでないことは勿論であり、例えば、コンベヤフレーム
について所定長さスライドバックした状態で上方、或い
は、下方にフレームに対し設定角度旋回傾斜させて、よ
り周辺機器との取り合いの良さを促進するようにするこ
とが出来る等種々の態様が採用可能である。
のでないことは勿論であり、例えば、コンベヤフレーム
について所定長さスライドバックした状態で上方、或い
は、下方にフレームに対し設定角度旋回傾斜させて、よ
り周辺機器との取り合いの良さを促進するようにするこ
とが出来る等種々の態様が採用可能である。
〈考案の効果〉 以上、この考案にかかるフイルム包装装置の搬入コン
ベヤ構造によれば、搬入コンベヤをリフタへの被包装品
搬出装置に配置しているときは、装置全体をコンパクト
にした状態が維持できるとともに、装置フレームの内部
から外方へ延設されたガイドレール部材に対してコンベ
ヤフレームを摺動して搬入コンベヤ自体を装置フレーム
外の退出位置まで退出できるので、装置フレーム内部に
搬入コンベヤを配置していたスペース分だけ余裕ができ
ることになり、保守点検作業や清掃作業を容易に行うこ
とができる。また、搬入コンベヤがリフタへの被包装品
搬出位置から装置フレーム外の退出位置まで進退可能な
ため、被包装品のサイズに応じてリフタへの搬入コンベ
ヤの配置位置を微調整することができ、かかる微調整の
実施により被包装品の搬入をより確実に行うことができ
る。
ベヤ構造によれば、搬入コンベヤをリフタへの被包装品
搬出装置に配置しているときは、装置全体をコンパクト
にした状態が維持できるとともに、装置フレームの内部
から外方へ延設されたガイドレール部材に対してコンベ
ヤフレームを摺動して搬入コンベヤ自体を装置フレーム
外の退出位置まで退出できるので、装置フレーム内部に
搬入コンベヤを配置していたスペース分だけ余裕ができ
ることになり、保守点検作業や清掃作業を容易に行うこ
とができる。また、搬入コンベヤがリフタへの被包装品
搬出位置から装置フレーム外の退出位置まで進退可能な
ため、被包装品のサイズに応じてリフタへの搬入コンベ
ヤの配置位置を微調整することができ、かかる微調整の
実施により被包装品の搬入をより確実に行うことができ
る。
図面はこの出願の考案の1実施例の説明図であり、第1
図はコンベヤフレームの装置フレームに対する取り合い
部分斜視図、第2図は搬入コンベヤを最延長姿勢にした
同側面図、第3図は装置フレームに対するコンベヤフレ
ームの縮退姿勢平面図、第4図は同延長姿勢平面図、第
5図はフイルム包装装置の機構部の全体概略斜視図、第
6図は同側面図、第7図はフイルム展延機構の概略平面
図、第8図はフイルムのカッターによる切断プロセス側
面図、第9図は展延されたフイルムに対するキャッチャ
ーの機構側面図、第10〜12図はリフタによる被包装品の
フイルムに対する上昇プロセス側面図、第13図は搬入コ
ンベヤの他の機構部に対する取り合い要部平面図、第14
図は従来技術に基づくフイルム包装装置の搬入コンベヤ
の取り合い平面図である。 6……フイルムロール、5……フイルム、6″……フイ
ルム展延装置、3……被包装品、10……リフタ、4″…
…搬入コンベヤ、30……駆動ロール、31……従動ロー
ル、4′……紐コンベヤ、27……コンベヤフレーム、2
……装置フレーム、1′……フイルム包装装置、28……
アウタレール、29……インナレール
図はコンベヤフレームの装置フレームに対する取り合い
部分斜視図、第2図は搬入コンベヤを最延長姿勢にした
同側面図、第3図は装置フレームに対するコンベヤフレ
ームの縮退姿勢平面図、第4図は同延長姿勢平面図、第
5図はフイルム包装装置の機構部の全体概略斜視図、第
6図は同側面図、第7図はフイルム展延機構の概略平面
図、第8図はフイルムのカッターによる切断プロセス側
面図、第9図は展延されたフイルムに対するキャッチャ
ーの機構側面図、第10〜12図はリフタによる被包装品の
フイルムに対する上昇プロセス側面図、第13図は搬入コ
ンベヤの他の機構部に対する取り合い要部平面図、第14
図は従来技術に基づくフイルム包装装置の搬入コンベヤ
の取り合い平面図である。 6……フイルムロール、5……フイルム、6″……フイ
ルム展延装置、3……被包装品、10……リフタ、4″…
…搬入コンベヤ、30……駆動ロール、31……従動ロー
ル、4′……紐コンベヤ、27……コンベヤフレーム、2
……装置フレーム、1′……フイルム包装装置、28……
アウタレール、29……インナレール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 寺嶋 喜一 滋賀県栗太郡栗東町下鈎959番地の1 株式会社石田衡器製作所滋賀工場内 (72)考案者 溝渕 達章 滋賀県栗太郡栗東町下鈎959番地の1 株式会社石田衡器製作所滋賀工場内 (56)参考文献 特開 昭56−13308(JP,A) 実開 昭62−174006(JP,U) 特公 昭50−15192(JP,B1) 特公 昭61−54687(JP,B1) 特公 昭42−18095(JP,B1) 特公 昭61−54687(JP,B2) 特公 昭53−28837(JP,B2) 実公 昭46−3951(JP,Y1)
Claims (1)
- 【請求項1】装置フレーム内の上部に設置された展延装
置により包装位置にフイルムを展延し、包装位置下方に
設置されたリフタにより被包装品を押し上げて該フイル
ムに当接させ、該フイルムの周辺を被包装品の底部側へ
折り込んで被包装品をフイルムで包装するフイルム包装
装置において、 前記リフタの被包装品押し上げ部材の押し上げ軌道に干
渉しないように該押し上げ部材の間隙部に配置されたプ
ーリと、前記リフタから離反した位置に配置された駆動
ローラとの間に張設された紐コンベヤによって、被包装
品をフイルム包装装置内へ搬入して前記リフタへ搬出す
るように構成された搬入コンベヤの構造を、 該搬入コンベヤを前記装置フレームとは別設のコンベヤ
フレームで支持するとともに、該コンベヤフレームを前
記装置フレームの内部から外方へ延設されたガイドレー
ル部材に対して摺動自在に支持し、搬入コンベヤを前記
リフタへの被包装品搬出位置から装置フレーム外の退出
位置まで進退可能にする構造としたことを特徴とするフ
イルム包装装置の搬入コンベヤ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988060073U JP2503424Y2 (ja) | 1988-05-09 | 1988-05-09 | フイルム包装装置の搬入コンベヤ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988060073U JP2503424Y2 (ja) | 1988-05-09 | 1988-05-09 | フイルム包装装置の搬入コンベヤ構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01164104U JPH01164104U (ja) | 1989-11-16 |
JP2503424Y2 true JP2503424Y2 (ja) | 1996-07-03 |
Family
ID=31285795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988060073U Expired - Lifetime JP2503424Y2 (ja) | 1988-05-09 | 1988-05-09 | フイルム包装装置の搬入コンベヤ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2503424Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2323270A1 (de) * | 1973-05-09 | 1974-11-28 | Bosch Gmbh Robert | Schwingschleifer |
JPS6154687A (ja) * | 1984-08-24 | 1986-03-18 | Norito Suzuki | 反転磁界を用いた安定化レ−ザ−装置 |
-
1988
- 1988-05-09 JP JP1988060073U patent/JP2503424Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01164104U (ja) | 1989-11-16 |
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