JP2584948Y2 - ストレッチ包装機 - Google Patents

ストレッチ包装機

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JP2584948Y2
JP2584948Y2 JP1993028827U JP2882793U JP2584948Y2 JP 2584948 Y2 JP2584948 Y2 JP 2584948Y2 JP 1993028827 U JP1993028827 U JP 1993028827U JP 2882793 U JP2882793 U JP 2882793U JP 2584948 Y2 JP2584948 Y2 JP 2584948Y2
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待夫 森岡
史郎 世安
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Teraoka Seiko Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ストレッチ包装機に係
り、詳しくはフィルムが水平に張られている包装部の下
方から被包装物を上昇突き上げて該被包装物の上面をフ
ィルムで覆った後、フィルムの端部を被包装物の底部に
折り込むストレッチ包装機、特に被包装物に折り込まれ
たフィルム端部の端部処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術背景及びその問題点】従来から、この種の
ストレッチ包装機としては、種々構成のものが知られて
いる。例えば特開平4−57712 号公報に開示されている
包装機が知られている。斯る包装機は、包装部からの被
包装物の搬出路として互いに相反する方向に延びる搬出
コンベヤーを夫々配設し、その一方向搬出コンベヤーに
テープ貼着器を設け、他方向搬出コンベヤーにはヒータ
ーを設けて、トレイを使用せずに包装するノートレイ被
包装物の場合には一方向搬出コンベヤー側へと搬出し、
そして被包装物をトレイ上に載せて包装するトレイ被包
装物の場合には他方向搬出コンベヤー側へと搬出せしめ
る様に構成していた。すなわち、ノートレイ被包装物に
あっては底部側に折り込まれたフィルム端部をテープに
より貼着することにより該端部が剥れない様にし、そし
てトレイ被包装物にあっては底部側に折り込まれたフィ
ルム端部をヒーターによりヒートシール(熱溶着)する
ことにより該端部が底部から剥れない様に端部処理して
いた。従って、従来の包装機ではフィルム端部を処理す
るためのヒーターとテープ貼着器とを夫々備えた排出コ
ンベヤーを包装部に隣接して配設する必要があることか
ら、構造が複雑になると共に大型化を招き、同時に部品
点数が多いことからコスト高になる等、の問題を有して
いた。
【0003】そこで、本願出願人はこの様な従来包装機
の問題を解決するストレッチ包装機を先に提案した(特
開平5−55699 号)。斯る包装機はフィルムの端部を被
包装物の底部に折り込む折込み板の折込み縁に線状のヒ
ーターを設け、折込み板により被包装物の底部に折り込
まれて互いに突き合わせられるフィルム端部を前記ヒー
ターでヒートシールすることで包装部においてヒートシ
ールを可能にし、包装完了後の被包装物を包装部から作
業者が取り出す際、被包装物の底部に垂れ下がった状態
で残るフィルム端部の余り部分をフィルム自体の自己粘
着性を利用して被包装物の底部に粘着(密着)させるが
如く、該包装部の底部(フィルム端部)を折込み板の上
面(表面)に擦り付けることで、前記排出コンベアを不
要なものとしたものである。しかしながら、フィルムの
自己粘着性を利用しただけでは被包装物の保管環境によ
ってはフィルム端部の余り部分を被包装物の底部に仕上
がりの良い状態で密着させて置くことができなく、剥が
れる場合があった。例えばスーパー等の陳列ケース内
や、或いは水分の多い場所等の様にフィルムの粘着性が
低下する環境下に長時間放置されたりすると、剥がれる
虞れがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案はこの様な従来
事情に鑑みてなされたもので、構造の簡素化とその小型
化を図ることは勿論、フィルム端部の確実な処理と、該
処理を包装部の回りにおいて行ない得る様に更に改良を
加えたストレッチ包装機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を達成するための手段】上記目的を達成するため
に本考案が講じた技術的手段は、所定の長さに切断され
たフィルムが繰出し張架されている包装部の下方から被
包装物を上昇突き上げて該被包装物の上面をフィルムで
覆った後、フィルムの端部が包装部の前後左右に配設さ
れた折り込み板で被包装物の底部に折り込まれ、その折
り込まれたフィルムの端部の余りが包装完了後、被包装
物の底部に垂れ下がった状態として残っており、その
装完了後の被包装物の取り出しを作業者が手作業で行う
ストレッチ包装機において、前記包装部回りの適宜の位
置に面ヒーターを設け、作業者が包装完了後の被包装物
を包装部から手で取り出すと共に、この被包装物の底部
を前記面ヒーターに押し当て、折り込まれたフィルムの
端部の垂れ下がった部分を該被包装物の底部に面状にヒ
ートシールすることを特徴とする。又、上記折込み板の
折込み縁に、被包装物の底部に折り込まれ互いに突き合
わせられたフィルム端部の突合わせ部を線状にヒートシ
ールする線ヒーターを設けたことを特徴とする。更に、
上記面ヒーターを包装完了後の被包装物を取り出す作業
動線上に設けたことを特徴とする。そして更に、所定の
長さに切断されたフィルムが繰出し張架されている包装
部の下方から被包装物を上昇突き上げて該被包装物の上
面をフィルムで覆った後、フィルムの端部が包装部の前
後左右に配設された折り込み板で被包装物の底部に折り
込まれ、その折り込まれたフィルムの端部の余りが包装
完了後、被包装物の底部に垂れ下がった状態として残っ
ており、その包装完了後の被包装物の取り出しを作業者
手作業で行うストレッチ包装機において、前記包装部
回りの適宜の位置に、接着テープ及び該テープ用のカッ
ターを設け、作業者が包装完了後の被包装物を包装部か
ら手で取り出すと共に、取り出す過程で前記折り込まれ
たフィルムの端部の垂れ下がった部分を該被包装物の底
部に接着テープで貼着することを特徴とする。
【0006】
【作 用】而して、上記した本考案の技術的手段によれ
ば、包装が完了した被包装物を作業者が包装部から取出
す際、フィルム端部の折込み部を包装部回りに設けた面
ヒーターに押し当てることで、該折込み部を被包装物の
底部に剥がれる虞れのない状態でしっかりとヒートシー
ルすることができると共に、そのヒートシールを包装部
から被包装物を取り出す作業動線上にて行なうことがで
きる。又、包装が完了した被包装物を作業者が包装物か
ら取出す際、フィルム端部の折込み部を包装部回りに設
けた接着テープにより被包装物の底部に貼着せしめるこ
とで、該折込み部を被包装物の底部に剥がれる虞れのな
い状態でしっかり密着されることができる。
【0007】
【実施例】本考案の実施の一例を図面に基づいて以下説
明すると、図1は本実施例のストレッチ包装機の全体を
示した側面図で、作業者により被包装物1(以下、商品
と称す)を搬入載置する搬入部Aを機枠3の前面側に配
設する一方、商品1を包装するフィルム2が所定位置に
水平に引き出されて張架保持される包装部Bを機枠3の
上面に配設し、且つ前記搬入部Aから受け取った商品1
を包装部Bに搬送する搬送台Cを駆動機構Dに支持させ
て機枠3内に水平方向並びに垂直方向に移動自在に配備
して、前記搬送台Cを駆動機構Dの後述する水平動作部
D-1 により商品1が搬入載せられた搬入部Aへと水平移
動せしめた後、該搬入部Aにおいて駆動機構Dの後述す
る垂直動作部D-2 により垂直移動せしめられて該搬入部
Aから商品1をその上面に受け取る。そして、商品1を
上面に載せた搬送台Cを、水平動作部D-1 によりフィル
ム2が所定位置に引き出し張架されている包装部Bの下
方へと水平移動せしめて該下方に商品1を搬送せしめ、
次に垂直動作部D-2 により包装部Bのフィルム2に向け
て垂直移動せしめるこれらの動作により、搬送台Cを搬
入部Aから包装部Bへと水平並びに垂直移動させて該搬
送台Cのみにて商品1を、前記搬入部Aから包装部Bま
で搬送せしめて該包装部Bのフィルム2に向けて突き上
げてその上面をフィルム2で覆った後に、フィルム2の
前後端部と左右両側端部とを商品1の底部に折り込むこ
とで包装を完了する様に構成されている。
【0008】上記搬入部Aは、複数本の載置杆4を適宜
の間隔をおいてそれらの一端を連結支持させた他端側解
放の平面櫛刃状に形成して、搬送台Bの後述する受け部
34が載置杆4間を通過することにより、該載置杆4間上
に載せられた商品1を受け取ることができる様にしてあ
る。そして、この搬入部Aは機枠3の前面におけるその
高さ方向中央部位に配設したロードセル内蔵の計量器5
より突出する両側の支持杆6に固着支持させて該計量器
5の上方に配設せしめて(図1乃至図2参照)、載置杆
4上に載せられた商品1の重量が検出されて包装部B脇
の機枠3上面に配設されているラベル印字部Lによりそ
の重量や値段等のデータが印字されたラベルが発行され
る様になっている。尚、この搬入部Aへの商品1の搬入
は作業者が行なう手動式、或いは供給コンベヤー等によ
る自動式等どちらでも良い。
【0009】包装部Bは、フィルム2の前縁を掴持して
該フィルム2をフィルム供給装置Eから所定の長さ引き
出すフィルム引出し装置Fを機枠3の前面の搬入部A側
上方に前後水平動自在に配設すると共に、機枠3内上部
に引き出されたフィルム2の後縁を掴持する後クランプ
装置Gをフィルム引出し装置Fと対面する方向の機枠3
後面側に前後水平動自在に配設し(図1参照)、且つ同
フィルム2の左右両側縁を掴持する左右クランプ装置H
(図3参照)をフィルム2が引き出される引出し方向に
対して直交する機枠3の両側に配設して、フィルム供給
装置Eから引き出したフィルム2の端部四側縁をこれら
各装置F,G,Hにより掴持せしめると共に包装部Bの
所定位置において該フィルム2を所定量伸張(プリスト
レッチ)せしめた状態で張架保持する様に構成してあ
る。
【0010】前記フィルム引出し装置Fと後クランプ装
置Gは、固定クランプ板7,8と不図示のシリンダーに
より固定クランプ板7,8に対して開閉動作する可動ク
ランプ板9,10とから構成され、機枠3の両側外面に前
後方向に亘り夫々巻回配備された独自のモーター11,12
により前後方向に回転するタイミングベルト13,14に個
々に固着支持されて夫々のモーター11,12により前進、
後退移動する様になっている(図2参照)。そして、前
記各装置F,G,Hが配設されたその上には搬送台Cに
より商品1がフィルム2に向けて上昇突き上げられて供
給された後に、フィルム2の前後縁と左右両側縁とを商
品1の底部側に折り込む前後、左右の折込み装置I、J
を配設して、搬送台Cにより包装部Bに突き上げ供給さ
れた商品1の上面がフィルム2により覆われた後、最初
に左右の折込み装置Jを作動させてフィルム2の左右両
側端部を商品1の底部に折り込むと共に、その折込み動
作中又は折込みが終了した時点で前後の折込み装置Iを
動作させてフィルム2の前後端部を商品1の底部に折り
込む様にしてある。
【0011】前後折込み装置Iは、機枠3の幅方向に亘
る長さに形成した平面矩形状の折込み板15を、前記フィ
ルム引出し装置F側と後クランプ装置G側に夫々前後水
平動自在に配設すると共に、機枠3の両側外部に前後方
向に亘り巻回配備したモーター16により同調回転する両
側のチェーン17にその両端を連結腕18にて夫々固着連結
せしめられ、同調した移動速度にて互いの間隔を接近せ
しめることによって、フィルム2の前端部と後端部を商
品1の底部に同時に折り込むものである。そして、前後
折込み板15のいずれか一方、図示例では前折込み板15の
折込み縁には前後折込み板15によって商品1の底部に折
り込まれて互いに突き合わせられるフィルム2前後端部
の突合わせ部2aを線状にヒートシールする線ヒーター19
を埋め込み装着してある(図3参照)。
【0012】一方、左右折込み装置Jは、開状態で待機
する前後の折込み板15間に亘る程度の長さに形成した帯
板状の折込み板20を、前記前後の折込み板15上に位置さ
せた状態で機枠3の左右両側に左右水平動自在に配設す
ると共に、その前後端側を前記チェーン17をスプロケッ
ト21を介して巻回保持する前後に架設されている回転軸
22にガイドブッシュ23にて支持連結せしめ、且つ左右折
込み板20の後端を前記後クランプ装置G側に巻回配設し
た後部のチェーン24にその両端を連結腕25にて夫々固着
連結せしめられ、モーター26により同調した移動速度に
て互いの間隔を接近せしめてフィルム2の左右両側端部
を商品1の底部側に同時に折り込むものである(図3参
照)。
【0013】尚、本実施例にあっては左右クランプ装置
Hを、開状態で待機する左右折込み板20の略下方に位置
させて起立状に夫々設置したエアシリンダー27のロッド
上端に連結支持させた昇降枠28に断面略L字状に形成し
た可動クランプ板29を、左右折込み板20の開動作方向に
移動可能にスプリング30を巻回装着したガイドピン31に
より取付け支持させて、この可動クランプ板29をシリン
ダー27により上昇させて左右折込み板20の下面に当接さ
せることによって、フィルム2の左右両側端部を掴持す
る様になっている。即ち、左右クランプ装置Hは左右折
込み板20を左右の固定クランプ板として利用している。
【0014】又、包装部Bの回り、図示例では作業者が
搬入部Aへの商品1の搬入や包装が完了した商品1を包
装部Bから取り出す等の作業を行なう機枠3前面側にお
ける包装部B前端の上方位置(商品1の取出し作業の動
線上)に、前記線ヒーター19により突合わせ部2aがヒー
トシールされて垂れ下がるフィルム2前後端部の折込み
部2bを商品1の底部に面状にヒートシールする面ヒータ
ー57を配設する。この面ヒーター57は、作業者が包装完
了後の商品1底部を押し当てることで、商品1底部の折
込み部2bを該底部にヒートシールする。即ち商品1の底
部に折り込まれたフィルム2部分に折込み部2bを剥がれ
る虞れのない状態にしっかりとヒートシール(熱溶着)
する働きをなすもので、包装部B前端に待機する前折込
み板15の上方位置に、包装完了後の商品1を包装部Bか
ら取り出す作業動線上に沿わせた適宜の傾斜角度を持た
せた状態で架橋状に取り付けた横架板58の上面に、熱伝
導性の良い金属部材を用いて商品1底部の折込み部2b全
体に均一に熱を与えて確実にヒートシールし得る程度の
大きさを有する平面横長の矩形形状に形成したセラミッ
クヒータ57a 内臓のヒーターパネル57b を取り付けて
(図4参照)、セラミックヒータ57a により発熱(加
熱)されるヒーターパネル57b の上面に包装完了後の商
品1の底部を押し当てることで、垂れ下がった状態で残
る折込み部2bを商品1底部に面状にヒートシールする様
に構成してある(図11乃至図12参照)。
【0015】尚、面ヒーター57の配設場所は上述した位
置に限定されるものではなく、包装部Bでの包装処理に
邪魔にならなく作業者の手が届く範囲の包装部B回りで
あれば何処でも良い。図4において、59はヒーターパネ
ル57b の上面を除く横架板58全体から搬入部Aの上方に
位置して待機するフィルム引出し装置Fを覆う様に機枠
3の上部前端に取り付けた化粧(保護)カバーであり、
このカバー59のフィルム引出し装置Fを覆う如く搬入部
Aの上方に位置する部分は透明部材により構成されお
り、この透明部分59a を通して当該機枠3前側で作業を
行なう作業者が前屈み姿勢をとることなく搬入部Aに商
品1が搬入されいるか否かの確認を行ない得る様に、そ
して搬入部Aに商品1を搬入する際、作業者が待機する
フィルム引出し装置Fに手を引っ掛けて怪我等をしない
様に、更に包装機自体の外観的美観の考慮して商品価値
を向上させる様にしてある。Mは機枠3の前面側から操
作可能な包装部Bの後側上方位置に配設した商品1の所
要なデータ等を入力する操作部であり、操作キーやタッ
チパネルから構成されている。
【0016】上記搬送台Cは、搬入部Aに搬入載せられ
て重量が計量された商品1を、該搬入部Aから受け取る
と同時に包装部Bの下方へと搬送せしめ且つ該下方から
包装部Bに引き出されて張架されているフィルム2に向
けて突き上げ供給する働きをなすもので、搬入部Aを構
成する櫛刃状に配設する各載置杆4間を通過させる間隔
にて起立部32を形成備えたヘッドベース33の各起立部32
上に商品1を受け取らせる受け部34を固着配設してな
り、駆動機構Dに支持部材35を介して支持させて該駆動
機構Dの動きにより機枠3内に水平方向並びに垂直方向
移動自在に配設する。
【0017】駆動機構Dは、機枠3内底部に設置されて
搬送台Cを搬入部Aから包装部Bへと移動せしめるため
のもので、支持部材35に支持された搬送台Cを搬入部A
と包装部Bとの間を水平方向に移動せしめる水平動作部
D-1 と、同搬送台Cを搬入部Aと包装部Bとの夫々の場
所において垂直方向に移動せしめる垂直動作部D-2 から
なる。支持部材35は、機枠3の両側底部に下端を固着せ
しめて立設した両側のガイド支柱36と、この両側ガイド
支柱36間に両側枠部を上下摺接動自在に支持させて機枠
3内に水平に配設した平面矩形形状に枠組み形成してな
る上下移動枠37と、この上下移動枠37の両側枠の内面に
設けたガイド溝38に両側辺部を嵌合係止せしめて該移動
枠37内に前後摺接動自在に支持内設せしめた前後移動板
39から構成し、この前後移動板39の上面前方に位置させ
て側面L字型に形成した支持脚40を介して搬送台Cのヘ
ッドベース33を固着支持させて、該支持脚40により支持
杆6の長さをあまり長くさせなくとも搬送台Cが搬入部
Aの下に入り込む様にしてある。(図5,図10参照)。
【0018】上記水平動作部D-1 は、機枠3の底部に歯
車機構、所謂減速機構が内蔵された減速ボックス41を介
して設置した主モーター42に連繋させたカム軸43に取り
付けたカムA44と、このカムA44に連結せしめて該カム
A44により後端軸支部45を支点として前端側即ち揺動端
を上下に揺動せしめる揺動アームA46と、側面略L字型
を呈しその角部位を機枠3底部に架設した回動軸47に取
り付けて配設せしめて前記揺動アームA46の揺動端を連
結アームA48を介して短辺側端部に軸支連結せしめた起
動アーム49と、前記支持部材35の前後移動板39の下面よ
り固着垂設せしめてその垂設せる略全長に亘り形成され
た連結長孔50に前記起動アーム49の長辺側端部を長孔50
に沿って摺接動自在に嵌合連結せしめた垂直アーム51と
からなり、前記主モーター42により回動するカムA44の
カムフロアに沿う揺動アームA46の上下揺動動作によっ
て、回動軸47を支点とする起動アーム49の長辺側に前後
方向の動きを起こさせて搬送台Cを前後移動板39を介し
て搬入部Aから包装部Bの下方へと移動させ(図6の状
態から図7の状態)、そして包装部Bの下方から搬入部
A下へと移動させる様に構成してなる(図9(a)の状
態から図10の状態)。
【0019】一方、垂直動作部D-2 は、前記カム軸43に
取り付けたカムB52と、このカムB52に連結せしめて該
カムB52により後端軸支部53を支点として前端側即ち揺
動端を上下に揺動せしめる揺動アームB54と、この揺動
アームB54の揺動端と前記支持部材35の上下移動枠37と
に亘り夫々端部を軸支連結せしめて取り付けた連結アー
ムB55とからなり、前記主モーター42により回動するカ
ムB52のカムフロアに沿う揺動アームB54揺動端の上下
揺動動作によって、搬送台Cを上下移動枠37を介して搬
入部Aと包装部Bの夫々場所において上下に移動させる
様に構成してなる。即ち搬入部Aにおいては図1の状態
から図6の状態へと上昇し、包装部Bにおいては図7の
状態から図8の状態へと上昇、そして図8の状態から図
9の状態へと下降する様に構成してなる。図中56は、揺
動アームB54の長さ方向途中から機枠3に亘り張架せし
めたバネであり、このバネ56は揺動アームB54を吊持せ
しめて、搬送台Cを上昇移動せしめる時に主モーター42
の負担を軽減する働きをなすものである。
【0020】次に、以上の如く構成した本実施例ストレ
ッチ包装機による商品1包装の一例を図5乃至図9を参
照しながら説明する。斯る包装機は上記した各装置及び
駆動がマイクロコンピューターからなる不図示の制御部
から出力されるデータに基づいて順次動作することによ
り商品1の包装が進行する様になっており、商品1を搬
入部Aに搬入載置して後、作動スイッチを入れると、搬
入部Aの下で待機している搬送台Cが垂直動作部D-2 に
より上昇せしめて該搬入部Aから商品1を受け取る(図
6の状態)と同時に搬送台Cはその高さが保たれた状態
で水平動作部D-1 により包装部Bの下方へと移動され、
該下方に商品1を搬送する(図7の状態)。この時、フ
ィルム2の前端部を掴持するフィルム引出し装置Fが略
同時のタイミングにてフィルム引出し動作を開始して所
定長さのフィルム2が包装部Bに引き出されると共にフ
ィルム2の引き出しが終了すると、後クランプ装置Gに
よりフィルム2の後端部が掴持される。その後、フィル
ム2はフィルム切断装置Kによりフィルム端部保持部N
と後クランプ装置Gとの間で切り離される(図6参照)
と共に、フィルム2が切り離されてから所定のタイミン
グにてフィルム引出し装置Fと後クランプ装置Gとが同
時且つ同調した速度にて移動せしめて包装部Bの所定位
置に対するセンターリングが行なわれ、フィルム2の左
右両側端部が左右クランプ装置Hと左右折込み板Jによ
り掴持されると同時に所定量左右に伸ばされることで、
包装部Bの所定位置に引き出されたフィルム2は所定量
伸張(プリストレッチ)された状態で張架保持される。
【0021】包装部Bの下方へと移動された搬送台Cは
垂直動作部D-2 により包装部Bのフィルム2に向けて上
昇突き上げられて該包装部Bに商品1を供給する(図8
の状態)。商品1がフィルム2に突き上げられるその過
程で左右折込み装置Jの左右折込み板20が折り込み方向
に移動せしめる(図9(b)参照)と共に、所定のタイ
ミングにてエアシリンダー27に支持された可動クランプ
板29が該左右折込み板20から離れてフィルム2の左右両
側縁を解放する。フィルム2の左右両側縁が解放される
と略同時に前後折込み板15が折り込み方向に移動を開始
すると共に、略同時にフィルム引出し装置Fと後クラン
プ装置Gとが互いに接近する前記折り込み方向に移動
し、前後折込み板15の折込み縁が衝合当接せしめること
により、前折込み板15の折込み縁に装着されている線ヒ
ーター19により商品1の底部に折り込まれたフィルム2
の前後端部の突合わせ部2aは線状にヒートシールされる
ことによって商品1の包装が完了となる(図10の状
態)。
【0022】そして、包装完了後の商品1を、折込み縁
間を若干開いた状態で待機する前後折込み板15上から取
り出す際(図11参照)、その取出し作業の動線上に配設
されている面ヒーター57のヒーターパネル57b の上面に
商品1底部を押し当てることで(図12参照)、商品1の
底部に垂れ下がるフィルム2端部の折込み部2bを同底部
に剥がれる虞れのない面状にしっかりと密着させた状態
でヒートシールせしめて美しく仕上げる端部処理を行な
うことができ(図13参照)、最後にラベル印字部Lのラ
ベル発行口60から発行されたラベルを貼付ける。これら
一連の包装動作が終了すると、搬送台C、フィルム引出
し装置F及び後クランプ装置Gは当初の待機位置に戻さ
れ、以後は上記した動作を繰り返して商品1の包装を進
行させるものである。尚、上記実施例では、前折込み板
の折込み縁に設けた縁ヒータによりフィルム2の突き合
せ部2aを線状にヒートシールした後、面ヒータ57でフィ
ルム2の端部を商品1の底部に面状にヒートシールして
いる。したがって、面ヒータ57としては、フィルム2の
端部が剥がれない程度のヒートシールが行えるだけの発
熱量でよいが、面ヒータ57によるヒートシールを充分行
なうようにすることで、上記線ヒータによるヒートシー
ルを省略することも可能である。
【0023】図14は他の実施例を示した要部斜視図で、
ラベル印字部L前端の開閉可能に設けた蓋体61を開ける
ことで、手前側に引出し自在に同印字部L内に設けたラ
ベル発行口60を備えたスライド枠62に、上記した面ヒー
ター57によるヒートシールに変えて包装完了後の商品1
底部の折込み部2aを同底部に貼着する接着テープ63を引
出し回転自在に装着する回転体64を備える一方、前記蓋
体61に設けた開口部65には接着テープ63を適宜の長さに
切断するカッター66を設けて、商品1底部のフィルム2
端部の折込み部2bを接着テープ63による貼着により面状
にしっかりと密着させる端部処理を行ない得る様に構成
したものである(図15参照)。この接着テープ63による
端部処理は熱による商品1の品質低下を考慮した包装に
有効である。例えばノートレイ商品の包装に有効であ
る。
【0024】尚、上記した面ヒーター57によるヒートシ
ールと接着テープ63による貼着とを併用して、フィルム
2端部の折込み部2bの端部処理を行なうも勿論自由であ
る。
【0025】
【考案の効果】本考案のストレッチ包装機は叙上の如く
構成してなるから、下記の作用効果を秦する。 .包装完了位置から被包装物を作業者が手で取り出す
包装機において、被包装物の包装を行なう包装部の回り
に、包装完了後の被包装物の底部に垂れ下がった状態で
残るフィルム端部の折込み部を被包装物に面状にヒート
シール(熱溶着)する面ヒーターを配設してなるから、
被包装物を包装部から取り出す際に、フィルム端部の折
込み部を被包装物の底部に剥がれる虞れのない状態でし
っかりと密着させたヒートシールを行なうことができ
る。したがって、従来の包装機の様にヒーターを備えた
搬送コンベヤー等の付属品が不要となり且つその設置ス
ペースを設ける必要がない。このため、従来の包装機に
比べて構成部品点数の大幅な削減と構造の簡素化を図り
得ることから、包装機自体の小型化とその製作コストの
コストダウンを図り得る。 .包装完了後の被包装物を包装部から取り出す作業動
線上に面ヒーターを配設してなることから、作業者は余
分(無駄)な動きをせずに包装完了後の被包装物を包装
部から取り出すその過程でフィルム端部の端部処理を行
なうことができ、作業者に対して負担は掛からない。 .被包装物の包装を行なう包装部の回りに、包装完了
後の被包装物の底部に垂れ下がった状態で残るフィルム
端部の折込み部を被包装物の底部に面状に貼着する接着
テープ及びそのカッターを配設してなるから、被包装物
を包装部から取り出す過程でフィルム端部の折込み部を
被包装物の底部に剥がれる虞れのない状態でしっかりと
貼着することができる。従って、従来の包装機の様にテ
ープ貼着器を備えた搬送コンベヤー等の付属品が不要と
なり且つその設置スペースを設ける必要がなくなり、上
記と同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案ストレッチ包装機の実施の一例を示し
た側面図。
【図2】 包装部におけるフィルム引出し装置と後クラ
ンプ装置を示した要部の斜視図。
【図3】 包装部における前後左右の折込み装置を示し
た要部の斜視図。
【図4】 面ヒーターの設置状態を示した要部の拡大断
面図
【図5】 搬送台及びその駆動機構を示した要部の斜視
図。
【図6】 搬送台が搬入部から被包装物を受け取った状
態を示した概略図。
【図7】 被包装物を載せた搬送台を包装部の下方まで
移動させた状態を示した概略図。
【図8】 搬送台をフィルムに向けて上昇突き上げて包
装部に被包装物を供給した状態を示した概略図。
【図9】 左右折込み装置による被包装物の包装過程を
示した概略図で、(a)はその側面図、(b)は同平面
図。
【図10】 前後折込み装置による被包装物の包装形態を
示した概略図。
【図11】 包装が完了した被包装物を包装部(前後折込
み板上)から取り出す状態を示した概略図
【図12】 取り出した被包装物の底部を面ヒータに押し
当てている状態を示した同概略図
【図13】 面ヒーターによる被包装物底部の折込み部の
処理状態を示した被包装物の底面図
【図14】 ストレッチ包装機の他の実施例を示した要部
の斜視図
【図15】 接着テープによる被包装物底部の折込み部の
処理状態を示した被包装物の底面図
【符号の説明】
1…商品(被包装物) 2…フィル
ム 2a…突合わせ部 2b…折込み
部 15,20…折込み板 19…線
ヒーター 57…面ヒーター 63…接着テ
ープ 66…カッター B…包装部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65B 11/00 - 11/58

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の長さに切断されたフィルムが繰出
    し張架されている包装部の下方から被包装物を上昇突き
    上げて該被包装物の上面をフィルムで覆った後、フィル
    ムの端部が包装部の前後左右に配設された折り込み板で
    被包装物の底部に折り込まれ、その折り込まれたフィル
    ムの端部の余りが包装完了後、被包装物の底部に垂れ下
    がった状態として残っており、その包装完了後の被包装
    物の取り出しを作業者が手作業で行うストレッチ包装機
    において、前記包装部回りの適宜の位置に面ヒーターを
    設け、作業者が包装完了後の被包装物を包装部から手で
    取り出すと共に、この被包装物の底部を前記面ヒーター
    に押し当て、折り込まれたフィルムの端部の垂れ下がっ
    た部分を該被包装物の底部に面状にヒートシールする
    とを特徴とするストレッチ包装機。
  2. 【請求項2】 上記折込み板の折込み縁に、被包装物の
    底部に折り込まれ互いに突き合わせられたフィルム端部
    の突合わせ部を線状にヒートシールする線ヒーターを設
    けたことを特徴とする請求項1に記載のストレッチ包装
    機。
  3. 【請求項3】 上記面ヒーターを包装完了後の被包装物
    を取り出す作業動線上に設けたことを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載のストレッチ包装機。
  4. 【請求項4】 所定の長さに切断されたフィルムが繰出
    し張架されている包装部の下方から被包装物を上昇突き
    上げて該被包装物の上面をフィルムで覆った後、フィル
    ムの端部が包装部の前後左右に配設された折り込み板で
    被包装物の底部に折り込まれ、その折り込まれたフィル
    ムの端部の余りが包装完了後、被包装物の底部に垂れ下
    がった状態として残っており、その包装完了後の被包装
    物の取り出しを作業者が手作業で行うストレッチ包装機
    において、前記包装部回りの適宜の位置に、接着テープ
    及び該テープ用のカッターを設け、作業者が包装完了後
    の被包装物を包装部から手で取り出すと共に、取り出す
    過程で前記折り込まれたフィルムの端部の垂れ下がった
    部分を該被包装物の底部に接着テープで貼着することを
    特徴とするストレッチ包装機。
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JPH03124511A (ja) * 1989-09-28 1991-05-28 Fuji Pack Syst Ltd 包装機における物品搬出制御方法及びその装置
JP2709181B2 (ja) * 1990-06-21 1998-02-04 株式会社フジキカイ 包装機における包装品搬出方向選択装置

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