JP2503017Y2 - 高架橋橋梁間の間隙閉鎖材 - Google Patents

高架橋橋梁間の間隙閉鎖材

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JP2503017Y2
JP2503017Y2 JP8253590U JP8253590U JP2503017Y2 JP 2503017 Y2 JP2503017 Y2 JP 2503017Y2 JP 8253590 U JP8253590 U JP 8253590U JP 8253590 U JP8253590 U JP 8253590U JP 2503017 Y2 JP2503017 Y2 JP 2503017Y2
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路夫 松浦
小五郎 藤林
幸則 丹後
武男 稲葉
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Nippon Shokubai Co Ltd
Tokuyama Corp
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Tokuyama Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は高架橋間の間隙閉鎖材に関し、さらに詳しく
は、高速道路,一般道路,鉄道等の高架橋橋梁間の間隙
部から下方に通り抜けるエンジン音,走行音,雨,風等
を遮断可能な間隙閉鎖材に関する。
(従来の技術) 従来の高架橋橋梁間の架装材としては、ワイヤーネッ
ト、菱形金網等が知られている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、前記した架装材では、高架橋上からの落下
物(空缶等)を阻止できる程度で、騒音や雨、風に対し
ては全く無力である。
一方、高架橋下の空地は、土地の値上り等の理由によ
る土地不足という問題もあって、児童公園,テニスコー
ト,ゲートボール場,駐車場等の施設に有効利用されて
おり、年々増加の一途にある。
そして、このような施設では、高架橋橋梁間の間隙部
から降ってくる雨、吹き込む風、特に交通量の増大にと
もなう騒音に対して全く無力であり、利用者および施設
の保護はほとんど考慮されていないのが現状である。
本考案はこのような事情を考慮して開発されたもの
で、その目的とするところは、高架橋橋梁間の間隙部を
構造的に強固に閉鎖することにより、騒音,雨,風等を
恒久的に遮断可能な間隙閉鎖材を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案高架橋橋梁間の間隙閉鎖材では、覆体を正面略
ドーム状に形成すると共に左右両側縁にフランジ状取付
け部を延設し、且つ覆体および取付け部の後縁に沿い段
差が覆体とパッキング両者分の厚さ相当の段部を形成
し、この段部と覆体前縁近くとにリブ状の掛合部を夫々
設け、この両掛合部を若干の隙間を残して相互に適合可
能な凹凸状に形成してなる構成としたことを特徴とす
る。
又、本考案におけるパッキングは覆体および左右の取
付け部に亘り接着する等して一体的に沿着しておき、施
工し易くする。
又、前後の凹凸状の掛合部はその凸部および凹部が相
互に噛合状に適合可能な態様に形成した場合、各間隙閉
鎖材同士の接続状態が一層強固になって、耐風圧性が向
上する。
又、材質にポリカーボネイト樹脂等のエンジニアプラ
スチック、耐熱ガラス等の透光性のものを選択すれば、
正面略ドーム形状であることと相俟って、光が拡散して
透過し、暗くなりがちな高架橋下を明るくすることが可
能である。
又、軽量部材(合成樹脂材等)を選択すれば、取扱い
容易となって高所での取付け作業が簡便になる。
又、覆体のドーム形状は、半円形状,三角形状,台形
状,その他これらに類する断面形状から適宜選択され
る。
(作用) 高架橋間の間隙部に跨がり間隙閉鎖材を、前後の閉鎖
材の掛合部を掛け合わせると共に前縁内面と段部面とを
間にパッキングを介在させて重ね合わせた状態で、左右
のフランジ状取付け部を橋梁側縁に夫々取付けて備え
る。
それにより、前後の閉鎖材は段部と前縁がパッキング
を間に密接し、かつこの密接状態は前後の掛合部間の隙
間による締め代によって継続されるため、密閉状態が恒
久的に維持される。したがって、橋梁間の間隙部は強固
に閉鎖されて、騒音,雨,風が恒久的に遮られる。
そして、リブ状の掛合部がドーム形状を補強して、作
業者が乗っても安全なものになっている。
(実施例) 以下図面を参照して本考案の実施の一例を詳細に説明
する。
第1図乃至第4図は本考案の第1実施例の間隙閉鎖材
A1を例示し、第5図は第2実施例の間隙閉鎖材A2を、第
6図を第3実施例の間隙閉鎖材A3を夫々例示しており、
第7図および第8図は第1図に例示した間隙閉鎖材A1
用いて高架橋橋梁B,B間の間隙部B1を閉鎖した状態を示
している。
第1図乃至第4図に例示した間隙閉鎖材A1は透光性で
耐候性に富み且つ軽量であるポリカーボネイト樹脂等の
合成樹脂製のもので、成形金型により一体構造状にプレ
ス成形している。
間隙閉鎖材A1の覆体1は正面略半円形状のドーム形状
に成形しており、覆体1の左右側縁にはフランジ状の取
付け部2,2を夫々延設している。
そして、覆体1および左右の取付け部2,2の前縁1a,2a
内面にはパッキング3を沿着すると共に後側に凸状掛合
部4を垂設している。又、覆体1および左右の取付け部
2,2の後縁1b,2bには段部5を設け、この段部5に凹状掛
合部6を垂設している。
段部5の段差t2は覆体1の板厚tとパッキング3の厚
みt1を加えた値にしていて、前後の間隙閉鎖材A1,A1
おける両掛合部4,6を掛合させて接続した状態で、前側
の間隙閉鎖材A1における前縁1a,2aがパッキング3を間
にして段部5に密接状に重合して、同段部内に納まるよ
うにしていて、前後の覆体1および取付け部2,2外面が
面一になるようにしてある。
凸状掛合部4と凹状掛合部6は若干の隙間aを残して
相互に適合可能な態様に形成していて、前後の間隙閉鎖
材A1,A1における両掛合部4,6を掛合させて接続自在に
してある。又、両掛合部4,6は覆体1の左右端近くまで
に亘り設けていて、覆体1を補強するリブ7を兼ね、且
つ凸状掛合部4の外面側の窪みは樋8を兼ねるようにし
てある。
凸状掛合部4は断面台形状に、凹状掛合部6は凸状掛
合部4が若干の隙間aを残して掛合可能な比率関係の逆
台形状にしており、この隙間aを締め代として、、前縁
1a,2a内面と段部5面とがパッキング3を間にして隙間
なく密接した態様になるようにしている。
これにより、前後の間隙閉鎖材A1は面一に、且つ隙間
なく連なり、防水性,防音性が保たれる。又、接続が容
易であると共にプレス成型時における離型性が良い。
第5図に例示した間隙閉鎖材A2は前記した第1実施例
の間隙閉鎖材A1と基本的に同構成であり、重複する構造
の説明を省いて詳述する。
凸状掛合部4は断面略そろばん玉状に、凹状掛合部6
は凸状掛合部4が噛合状に掛合可能な相似形状にしてあ
る。
これにより、さらに、各間隙閉鎖材A2が前後に連結状
に掛合し、間隙閉鎖材A2同士の接続状態が強化される。
第6図に例示した間隙閉鎖材A3は前記第1実施例の間
隙閉鎖材A1と基本的に同構成であり、重複する構造の説
明を省いて詳述する。
掛合部4,6を外面側に立設状に反転させて形成した態
様にしてあり、前側の間隙閉鎖材A3の後縁1b,2bが後側
の間隙閉鎖材A3の覆体1および取付け部2,2に隙間なく
密接するようにしている。
これにより、前後の間隙閉鎖材A3の接続部にリブ7が
突出した態様になり、意匠的に前記各実施例のものとは
全く別の印象を有するものとなって、様々な意匠のもの
を供給可能である。
次に第7図および第8図に例示した使用状態について
説明する。
平行状の橋梁B,B側縁のアンカーボルト9,9に支持材1
0,10をナット11,11で夫々固定して、橋梁B,B側縁に沿い
支持材10,10を対向状に立設する。
そして、最前部の両支持材10,10から間隙閉鎖材A1
その左右取付け部2,2を支持材10,10上縁に載乗させてボ
ルト12,ナット13で固定する。又、橋梁Bと支持材10、
および支持材10と取付け部2の間には夫々ウイルシール
(徳山曹達株式会社製の定型シーリング材)14を介在
させている。
然る後、後側に次の間隙閉鎖材A1を載乗し、両掛合部
4,6を掛合させると共に前縁1a,2aを段部5にパッキング
3を間に重合させた状態で、取付け部2,2を支持材10,10
上縁にボルト12,ナット13で固定する。
これを繰返して最後部の支持材10,10まで間隙閉鎖材A
1を架設する。
これにより、各間隙閉鎖材A1はパッキング3を媒体に
して密接状に接続し、その接続部分外面に段差がない面
一状に連続して、橋梁B,B間の間隙部B1を閉鎖する。
(考案の効果) したがって本考案によれば次の効果がある。
前後の間隙閉鎖材の接続状態を、パッキングを媒体
とする密接状の接続でき、しかも、その密接状態を両掛
合部の隙間を締め代として継続することができるから、
例えばパッキングの劣化に伴う密封性の低下をカバーし
て、恒久的に密封でき、耐候性に優れ耐久性が高い。
橋梁に取付け部を水平状に取付けられて施工容易で
ある。
高架橋橋梁間の間隙部を閉鎖することができて、騒
音,雨,風を遮断でき、高架橋下の有効利用を、間隙部
下まで含めて広く活用可能である。
覆体がドーム状で、しかも凹凸状の掛合部が覆体の
補強リブとして働いているので、強度的に優れ耐久性が
ある。
略ドーム形状であるから、空缶等の落下物を左右下
の取付け部側に誘導して集めることができ、ドーム面を
綺麗に保てると共に回収・掃除がしやすく、且つ落下物
が風圧で高架橋上に吹き上ることのないように防止でき
る。
又、ドーム形状であるから、埃等の汚れが雨等によ
って流れ落されやすくて、外観を比較的綺麗に維持でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の間隙閉鎖材の第1実施例を
例示しており、第1図は斜視図、第2図は第1図のII−
II線に沿える拡大縦断面図、第3図は凸状掛合部の部分
拡大断面図、第4図は凹状掛合部の部分拡大断面図。第
5図は第2実施例の間隙閉鎖材の部分拡大縦断面図。第
6図は第3実施例の間隙閉鎖材の部分拡大縦断面図。第
7図および第8図は第1実施例の間隙閉鎖材を用いて高
架橋橋梁間の間隙部を閉鎖した使用状態を例示し、第7
図は断面図、第8図は第7図のVIII−VIII線に沿える拡
大断面図である。 図中 1は覆体 1a,2aは前縁 1b,2bは後縁 2は取付け部 3はパッキング 4,6は掛合部 5は段部 aは隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 松浦 路夫 大阪府吹田市西御旅町5番8号 日本触 媒化学工業株式会社樹脂研究所内 (72)考案者 藤林 小五郎 山口県徳山市御影町1番1号 徳山曹達 株式会社内 (72)考案者 丹後 幸則 山口県徳山市御影町1番1号 徳山曹達 株式会社内 (72)考案者 稲葉 武男 神奈川県横浜市港北区鳥山町729―4 ジャパンコンステック株式会社内

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】覆体を正面略ドーム状に形成すると共に左
    右両側縁にフランジ状取付け部を延設し、且つ覆体およ
    び取付け部の後縁に沿い段差が覆体とパッキング両者分
    の厚さ相当の段部を形成し、この段部と覆体前縁近くと
    にリブ状の掛合部を夫々設け、この両掛合部を若干の隙
    間を残して相互に適合可能な凹凸状に形成してなる高架
    橋橋梁間の間隙閉鎖材。
JP8253590U 1990-08-02 1990-08-02 高架橋橋梁間の間隙閉鎖材 Expired - Lifetime JP2503017Y2 (ja)

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