JPH082218Y2 - グレーチング溝蓋 - Google Patents
グレーチング溝蓋Info
- Publication number
- JPH082218Y2 JPH082218Y2 JP1989039082U JP3908289U JPH082218Y2 JP H082218 Y2 JPH082218 Y2 JP H082218Y2 JP 1989039082 U JP1989039082 U JP 1989039082U JP 3908289 U JP3908289 U JP 3908289U JP H082218 Y2 JPH082218 Y2 JP H082218Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polymer layer
- groove
- lattice
- gap
- grating groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Sewage (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、道路側溝等を覆うグレーチング(gratin
g)溝蓋に関するものである。
g)溝蓋に関するものである。
〈従来の技術〉 従来の道路側溝等両縁に形成した段部等に嵌め込み、
側溝等を覆うグレーチング溝蓋は、外形を両縁段部に嵌
み込み可能な幅を持つ長方形に形成した金属製の格子よ
りなり、通常鋳造によつて一体的に製作している。上記
従来のグレーチング溝蓋は、それ自体堅牢且つ安価であ
ること、周辺に降った雨水等を格子の隙間を通して、側
溝等へ排水する能力が大きいこと、及び比較的軽量であ
つて、側溝等の清掃の際脱着が容易であることから、広
範に普及している。
側溝等を覆うグレーチング溝蓋は、外形を両縁段部に嵌
み込み可能な幅を持つ長方形に形成した金属製の格子よ
りなり、通常鋳造によつて一体的に製作している。上記
従来のグレーチング溝蓋は、それ自体堅牢且つ安価であ
ること、周辺に降った雨水等を格子の隙間を通して、側
溝等へ排水する能力が大きいこと、及び比較的軽量であ
つて、側溝等の清掃の際脱着が容易であることから、広
範に普及している。
しかしながら、上記従来のグレーチング溝蓋は、格子
の間隙(隙間)が大きいこと、自転車・乳母車・車椅子
等の車輪やハイヒールの靴底が隙間に嵌り込んで、転倒
したり、抜けなくなつたりすることがある。その他格子
が水に濡れると滑り易くなり、その上を歩いたり、走つ
たりしていて、滑つて転倒することがある。またグレー
チング溝蓋の上を人が踏んだり、車が通過すると振動し
て騒音を発生し、近隣住民に不快感を与える。裸の金属
製格子は色彩等美観に欠けている等の問題点がある。
の間隙(隙間)が大きいこと、自転車・乳母車・車椅子
等の車輪やハイヒールの靴底が隙間に嵌り込んで、転倒
したり、抜けなくなつたりすることがある。その他格子
が水に濡れると滑り易くなり、その上を歩いたり、走つ
たりしていて、滑つて転倒することがある。またグレー
チング溝蓋の上を人が踏んだり、車が通過すると振動し
て騒音を発生し、近隣住民に不快感を与える。裸の金属
製格子は色彩等美観に欠けている等の問題点がある。
〈考案が解決しようとする課題〉 従来のグレーチング溝蓋は、上記のように種々の問題
点があることから、自転車等の小車両・ハイヒールの靴
底が嵌り込まない、濡れていても歩行者等が滑らない、
人・車が踏んでも騒音の少ない溝蓋の出現が強く求めら
れている。
点があることから、自転車等の小車両・ハイヒールの靴
底が嵌り込まない、濡れていても歩行者等が滑らない、
人・車が踏んでも騒音の少ない溝蓋の出現が強く求めら
れている。
本考案は、上記課題を解決したグレーチング溝蓋を提
供することを目的としている。
供することを目的としている。
〈課題を解決するための手段〉 図面を参考いに説明する。上記目的を達成するため
に、第1の本考案に係るグレーチング溝蓋2は、外形を
側溝等の溝1の両縁段部1a,1aに嵌み込み可能な幅を持
つ長方形に形成した金属製の格子2aよりなり、金属製格
子2aの表面及び格子隙間2bの上部のみに液状ポリマーを
注入、硬化させ、厚み2〜10mm、硬度70〜98シヨアAの
ポリマー層3を形成すると共に、そのポリマー層3に局
所的に水抜き穴6を設けたものである。
に、第1の本考案に係るグレーチング溝蓋2は、外形を
側溝等の溝1の両縁段部1a,1aに嵌み込み可能な幅を持
つ長方形に形成した金属製の格子2aよりなり、金属製格
子2aの表面及び格子隙間2bの上部のみに液状ポリマーを
注入、硬化させ、厚み2〜10mm、硬度70〜98シヨアAの
ポリマー層3を形成すると共に、そのポリマー層3に局
所的に水抜き穴6を設けたものである。
第2の本考案に係るグレーチング溝蓋2は、外形を側
溝等の溝1の両縁段部1a,1aに嵌み込み可能な幅を持つ
長方形に形成した金属製の格子2aよりなり、金属製の格
子の表面及び格子隙間2bの上部に非常に透明度の高い液
状ポリマーを注入,硬化させ、厚み2〜10mm、硬度70〜
98シヨアAのポリマー層4を形成すると共に、格子を裏
返した状態で着色蛍光塗料入り液状ポリマーを格子隙間
2b内に所定の厚みに注入,硬化させて着色蛍光塗料入り
液状ポリマー層5を形成させ、且つ両ポリマー層4,5を
貫いて局所的に水抜き孔6をあけたものである。
溝等の溝1の両縁段部1a,1aに嵌み込み可能な幅を持つ
長方形に形成した金属製の格子2aよりなり、金属製の格
子の表面及び格子隙間2bの上部に非常に透明度の高い液
状ポリマーを注入,硬化させ、厚み2〜10mm、硬度70〜
98シヨアAのポリマー層4を形成すると共に、格子を裏
返した状態で着色蛍光塗料入り液状ポリマーを格子隙間
2b内に所定の厚みに注入,硬化させて着色蛍光塗料入り
液状ポリマー層5を形成させ、且つ両ポリマー層4,5を
貫いて局所的に水抜き孔6をあけたものである。
〈作用〉 本考案は、以上のように構成されているため、自転車
等の小車両の車輪・ハイヒールの靴底がはまり込むこと
はない。ポリマー層表面に適当な凹凸を形成可能であ
り、水に濡れても滑り易くなることはない。さらにポリ
マー層に制振作用があり、人が踏んだり、車が走行して
も、騒音を発生しない。
等の小車両の車輪・ハイヒールの靴底がはまり込むこと
はない。ポリマー層表面に適当な凹凸を形成可能であ
り、水に濡れても滑り易くなることはない。さらにポリ
マー層に制振作用があり、人が踏んだり、車が走行して
も、騒音を発生しない。
更に第2の考案においては、透明ポリマー層4が老化
しても表面に着色していないため色調変化が少ない。ま
た透明ポリマー層4が摩耗した場合でも雨天時には鮮明
な色が表われる。更に夜間には街灯により鮮やかに光
り、歩行者が一層安全に歩行することが出来る。
しても表面に着色していないため色調変化が少ない。ま
た透明ポリマー層4が摩耗した場合でも雨天時には鮮明
な色が表われる。更に夜間には街灯により鮮やかに光
り、歩行者が一層安全に歩行することが出来る。
〈実施例〉 第1図乃至第3図を参考にして第1の考案を説明する
と、1は側溝等の溝、1a,1aはその両縁部、2はグレー
チング溝蓋であつて、外形を側溝等の溝1の両縁段部1
a,1aに嵌め込み可能な幅を持つ長方形に形成した金属製
の格子2aよりなる。2bはその格子2aの隙間、3はポリマ
ー層であつて、格子2aの表面及び隙間2bの上部のみに液
状ポリマーを注入,硬化させて、厚み2〜10mm、硬度70
〜98シヨアAにしてある。6はそのポリマー層3に局所
的にあけた水抜き孔である。なお、ポリマー層3は環境
に適合し、美観を高める色あるいは特定の狙いを表示す
る色に着色したり、表面に適当な模様・凹凸を形成し、
水に濡れても滑り易くならないようにしてある。
と、1は側溝等の溝、1a,1aはその両縁部、2はグレー
チング溝蓋であつて、外形を側溝等の溝1の両縁段部1
a,1aに嵌め込み可能な幅を持つ長方形に形成した金属製
の格子2aよりなる。2bはその格子2aの隙間、3はポリマ
ー層であつて、格子2aの表面及び隙間2bの上部のみに液
状ポリマーを注入,硬化させて、厚み2〜10mm、硬度70
〜98シヨアAにしてある。6はそのポリマー層3に局所
的にあけた水抜き孔である。なお、ポリマー層3は環境
に適合し、美観を高める色あるいは特定の狙いを表示す
る色に着色したり、表面に適当な模様・凹凸を形成し、
水に濡れても滑り易くならないようにしてある。
第2図乃至第4図を参考にして第2の考案を説明する
と、4は透明なポリマー層であつて、格子2aの表面及び
隙間2aの上部に非常に透明度の高い液状ポリマーを注
入,硬化させて、厚み2〜10mm、硬度70〜98シヨアAに
してある。5は着色蛍光塗料入り液状ポリマー層で、格
子2を裏返した状態で着色蛍光ポリマー液を格子隙間2b
内に所定の厚みに注入硬化させて形成してある。
と、4は透明なポリマー層であつて、格子2aの表面及び
隙間2aの上部に非常に透明度の高い液状ポリマーを注
入,硬化させて、厚み2〜10mm、硬度70〜98シヨアAに
してある。5は着色蛍光塗料入り液状ポリマー層で、格
子2を裏返した状態で着色蛍光ポリマー液を格子隙間2b
内に所定の厚みに注入硬化させて形成してある。
次に作用について説明する。上記グレーチング溝蓋2
は、前記特長を損なうことなく、次に示す効果を発揮す
る。すなわち、ポリマー層3に水抜き穴3aをあけてある
他、ほぼ全面ポリマー層3によつて覆われており、自転
車等の小車両の車輪・ハイヒールの靴底がはまり込むこ
とはない。またポリマー層3表面に適当な凹凸を形成可
能であり、水に濡れても滑り易くなることはない。さら
にポリマー層には制振作用があり、人が踏んだり、車が
走行しても、騒音の発生は少ない。
は、前記特長を損なうことなく、次に示す効果を発揮す
る。すなわち、ポリマー層3に水抜き穴3aをあけてある
他、ほぼ全面ポリマー層3によつて覆われており、自転
車等の小車両の車輪・ハイヒールの靴底がはまり込むこ
とはない。またポリマー層3表面に適当な凹凸を形成可
能であり、水に濡れても滑り易くなることはない。さら
にポリマー層には制振作用があり、人が踏んだり、車が
走行しても、騒音の発生は少ない。
その他、ポリマー層3は、走行・走行者の足に与える
衝撃が弱く、疲労・損傷等足に与える負担を軽減する。
衝撃が弱く、疲労・損傷等足に与える負担を軽減する。
第2の考案においては、透明ポリマー層4が老化して
も表面に着色していないため色調変化が少ない。また透
明ポリマー層4が摩耗した場合でも雨天時には鮮明な色
が表われる。更に夜間には街灯により鮮やかに光り、歩
行者が一層安全に歩行することが出来る。
も表面に着色していないため色調変化が少ない。また透
明ポリマー層4が摩耗した場合でも雨天時には鮮明な色
が表われる。更に夜間には街灯により鮮やかに光り、歩
行者が一層安全に歩行することが出来る。
〈考案の効果〉 本考案は、以上説明したように構成されているため、
従来のものに比較して安全性が高く、外観もよく、騒音
を発生することも少なく、極めて有用である。
従来のものに比較して安全性が高く、外観もよく、騒音
を発生することも少なく、極めて有用である。
第1図は第1の考案の実施例を示す第2図A−A垂直切
断側面図、第2図は平面図、第3図は底面図である。第
4図は第2の考案の実施例を示す第2図A−A垂直切断
側面図である。 1……溝 1a……段部 2……グレーチング溝蓋 2a……格子 2b……隙間 3……ポリマー層 4……透明ポリマー層 5……着色蛍光塗料入りポリマー層 6……水抜き孔
断側面図、第2図は平面図、第3図は底面図である。第
4図は第2の考案の実施例を示す第2図A−A垂直切断
側面図である。 1……溝 1a……段部 2……グレーチング溝蓋 2a……格子 2b……隙間 3……ポリマー層 4……透明ポリマー層 5……着色蛍光塗料入りポリマー層 6……水抜き孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 高杉 雅信 広島県広島市西区三篠町2丁目2番8号 西川ゴム工業株式会社内 (72)考案者 豊田 達郎 広島県広島市西区三篠町2丁目2番8号 西川ゴム工業株式会社内 (72)考案者 伊藤 公二 広島県広島市西区井口2丁目5―9 (56)参考文献 実開 昭59−167880(JP,U) 実公 昭59−30080(JP,Y2)
Claims (2)
- 【請求項1】外形を側溝等の溝(1)の両縁段部(1a,1
a)に嵌み込み可能な幅を持つ長方形に形成した金属製
の格子(2a)よりなるグレーチング溝蓋(2)であつ
て、金属製の格子(2a)の表面及び格子隙間(2b)の上
部のみに液状ポリマーを注入,硬化させ、厚み2〜10m
m、硬度70〜98シヨアAのポリマー層(3)を形成する
と共に、そのポリマー層(3)に局所的に水抜き孔
(6)を設けてなるグレーチング溝蓋。 - 【請求項2】外形を側溝等の溝(1)の両縁段部(1a,1
a)に嵌み込み可能な幅を持つ長方形に形成した金属製
の格子(2a)よりなるグレーチング溝蓋(2)であつ
て、金属製の格子(2a)の表面及び格子隙間(2b)の上
部近傍に非常に透明度の高い液状ポリマーを注入、硬化
させ、厚み2〜10mm、硬度70〜98シヨアAのポリマー層
(4)を形成すると共に、格子を裏返した状態で着色蛍
光塗料入り液体ポリマーを格子隙間(2b)内に所定の厚
みに注入硬化させて着色蛍光塗料入りポリマー層(5)
を形成させ両ポリマー層(4,5)を貫いて局所的に水抜
き孔(6)を設けてなるグレーチング溝蓋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989039082U JPH082218Y2 (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | グレーチング溝蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989039082U JPH082218Y2 (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | グレーチング溝蓋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02129487U JPH02129487U (ja) | 1990-10-25 |
JPH082218Y2 true JPH082218Y2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=31547667
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989039082U Expired - Lifetime JPH082218Y2 (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | グレーチング溝蓋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH082218Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016142081A (ja) * | 2015-02-04 | 2016-08-08 | 株式会社宝機材 | 図柄部分を備えた側溝用設置部材の製造方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5930080U (ja) * | 1982-08-18 | 1984-02-24 | 株式会社加藤製作所 | クレ−ンのジブ装置 |
JPS59167880U (ja) * | 1983-04-23 | 1984-11-10 | 不二グレ−ト工業株式会社 | 消音型溝蓋 |
-
1989
- 1989-03-31 JP JP1989039082U patent/JPH082218Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02129487U (ja) | 1990-10-25 |
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