JP2552102Y2 - 溝蓋用グレーチング - Google Patents
溝蓋用グレーチングInfo
- Publication number
- JP2552102Y2 JP2552102Y2 JP1993044654U JP4465493U JP2552102Y2 JP 2552102 Y2 JP2552102 Y2 JP 2552102Y2 JP 1993044654 U JP1993044654 U JP 1993044654U JP 4465493 U JP4465493 U JP 4465493U JP 2552102 Y2 JP2552102 Y2 JP 2552102Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grating
- crosspieces
- bar
- filler
- flat plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Sewage (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は道路や駐車場、公園、広
場などさまざまな場所で使用される溝蓋用グレーチング
に関する。
場などさまざまな場所で使用される溝蓋用グレーチング
に関する。
【0002】
【従来の技術】溝蓋用グレーチングは、従来、例えば図
3に示すように、鋼板1,2同士を溶接により接合して
なる側枠3の内部に、間隔をおいて複数の薄鋼板4,…
を並行に配置し、その上に、補強用棒材20,…を溶接
し、格子状に形成した鋼板製のものが広く用いられてい
る。
3に示すように、鋼板1,2同士を溶接により接合して
なる側枠3の内部に、間隔をおいて複数の薄鋼板4,…
を並行に配置し、その上に、補強用棒材20,…を溶接
し、格子状に形成した鋼板製のものが広く用いられてい
る。
【0003】一方、鋳物製のグレーチングもあるが、上
述した鋼板製のグレーチングの方が鋳物製よりも軽量で
あり持ち運びに有利で、かつ、製造工程で金型が不要で
あり種々の大きさに容易に対処できるため、製造コスト
が低いという利点もある。
述した鋼板製のグレーチングの方が鋳物製よりも軽量で
あり持ち運びに有利で、かつ、製造工程で金型が不要で
あり種々の大きさに容易に対処できるため、製造コスト
が低いという利点もある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述したようなグレー
チングは、亜鉛メッキ等を施して敷設されているが、市
街地における公園や歩道のカラー舗装化と景観がマッチ
しないという問題があり、着色塗装することが試みられ
ているが、すぐに塗膜がはがれてしまうという難点があ
った。
チングは、亜鉛メッキ等を施して敷設されているが、市
街地における公園や歩道のカラー舗装化と景観がマッチ
しないという問題があり、着色塗装することが試みられ
ているが、すぐに塗膜がはがれてしまうという難点があ
った。
【0005】また、歩行者が通る個所に敷設するグレー
チングは、ハイヒールの踵が桟材の間から落ちないよう
に桟材間の間隔を狭くしている。そのため、多くの桟材
を要してコスト高になり、また、重量が大となり、運搬
や敷設作業がしにくくなるという難点もあった。
チングは、ハイヒールの踵が桟材の間から落ちないよう
に桟材間の間隔を狭くしている。そのため、多くの桟材
を要してコスト高になり、また、重量が大となり、運搬
や敷設作業がしにくくなるという難点もあった。
【0006】本考案はこのような実情に鑑みてなされ、
着色がとれにくく、コスト安なグレーチングを提供する
ことを目的としている。
着色がとれにくく、コスト安なグレーチングを提供する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、上述の課題を
解決するための手段を以下のように構成している。すな
わち、縦板材で形成された周囲の側枠の内部に、縦板材
よりなる複数の桟材が広幅間隔と狭幅間隔が交互になる
ように間隔をおいて並設され、その桟材の上面より下側
の位置に、その桟材の側面に直交して補強桟材が固着さ
れ、前記隣り合う広幅に設定された桟材間における補強
桟材の上に平板が上載支持され、その平板上の両桟材間
に形成される凹状部内に硬質の着色充填剤が前記桟材の
上縁まで埋設されてなることを特徴としている。
解決するための手段を以下のように構成している。すな
わち、縦板材で形成された周囲の側枠の内部に、縦板材
よりなる複数の桟材が広幅間隔と狭幅間隔が交互になる
ように間隔をおいて並設され、その桟材の上面より下側
の位置に、その桟材の側面に直交して補強桟材が固着さ
れ、前記隣り合う広幅に設定された桟材間における補強
桟材の上に平板が上載支持され、その平板上の両桟材間
に形成される凹状部内に硬質の着色充填剤が前記桟材の
上縁まで埋設されてなることを特徴としている。
【0008】
【作用】桟材間の補強桟材の上に上載支持させた平板の
上に硬質の着色充填剤を埋設したことにより、塗装膜に
比べて耐摩耗性があるので着色充填剤がとれにくく、ま
た、着色充填剤は桟材間の補強桟材の上方に形成される
わずかの凹状部内に埋設すればよいので、着色充填剤が
少量でよく、さらに製作も容易である。
上に硬質の着色充填剤を埋設したことにより、塗装膜に
比べて耐摩耗性があるので着色充填剤がとれにくく、ま
た、着色充填剤は桟材間の補強桟材の上方に形成される
わずかの凹状部内に埋設すればよいので、着色充填剤が
少量でよく、さらに製作も容易である。
【0009】
【実施例】以下に本考案の溝蓋用グレーチングの実施例
を図面に基づいて詳細に説明する。図1は溝蓋用グレー
チングGの一実施例を示す斜視図で、符号1,2は鋼板
よりなる縦板材で、その縦板材1,2同士を溶接により
接合して矩形状の側枠3が形成され、その側枠3の内部
に薄鋼板よりなる複数の桟材(縦板材)4,…が広幅間
隔と狭幅間隔が交互になるように間隔をおいて並設さ
れ、その桟材4に開設された開孔4aに補強桟材5が、
その桟材4と直交するように貫通固定されている。
を図面に基づいて詳細に説明する。図1は溝蓋用グレー
チングGの一実施例を示す斜視図で、符号1,2は鋼板
よりなる縦板材で、その縦板材1,2同士を溶接により
接合して矩形状の側枠3が形成され、その側枠3の内部
に薄鋼板よりなる複数の桟材(縦板材)4,…が広幅間
隔と狭幅間隔が交互になるように間隔をおいて並設さ
れ、その桟材4に開設された開孔4aに補強桟材5が、
その桟材4と直交するように貫通固定されている。
【0010】そして、その隣り合う広幅に設定された桟
材4,4間における補強桟材5の上には、平板6が溶接
されて上載支持され、その平板6と両桟材4,4間で形
成される凹状部6aに、着色充填剤7が埋設されてい
る。
材4,4間における補強桟材5の上には、平板6が溶接
されて上載支持され、その平板6と両桟材4,4間で形
成される凹状部6aに、着色充填剤7が埋設されてい
る。
【0011】着色充填剤7は不透水性が好ましくかつ耐
摩耗性のある硬質のものであって、例えば着色顔料入り
セメント、セメントに塗料を浸透させたもの、アスファ
ルト、砂利やレジン粒やセラミック粒を接着剤等で固め
たものを用いることができる。
摩耗性のある硬質のものであって、例えば着色顔料入り
セメント、セメントに塗料を浸透させたもの、アスファ
ルト、砂利やレジン粒やセラミック粒を接着剤等で固め
たものを用いることができる。
【0012】図2は溝蓋用グレーチングGを溝8の上に
敷設した状態を示し、9は溝8の上周縁に埋設されたア
ングル材よりなる受枠、10は受枠9の外側面に下方に
向けて固定されて地質11中に打ち込まれたアンカーで
ある。
敷設した状態を示し、9は溝8の上周縁に埋設されたア
ングル材よりなる受枠、10は受枠9の外側面に下方に
向けて固定されて地質11中に打ち込まれたアンカーで
ある。
【0013】上述のように、平板6の上の凹状部6a内
に埋設された着色充填剤7は耐摩耗性を有しており、塗
装膜のように剥がれてしまうことがなく、とれにくく、
たとえその上を車両等が通過する場合にも充分な耐久性
が発揮される。また、風雨によって剥がれることもな
く、耐候性も良好である。
に埋設された着色充填剤7は耐摩耗性を有しており、塗
装膜のように剥がれてしまうことがなく、とれにくく、
たとえその上を車両等が通過する場合にも充分な耐久性
が発揮される。また、風雨によって剥がれることもな
く、耐候性も良好である。
【0014】そして、その着色充填剤7の上面を山状に
凹状部6aより上に盛り上げて形成しておくことによっ
て、水の溜まりやゴミ等の異物の堆積を防ぐことができ
る。
凹状部6aより上に盛り上げて形成しておくことによっ
て、水の溜まりやゴミ等の異物の堆積を防ぐことができ
る。
【0015】上述の凹状部6aは平板6とその両側の桟
材4,4で形成されるため、きわめて製作容易である。
また、その着色充填剤7を補強桟材5よりも上のところ
まで、少量埋設すれば足り、着色充填剤7が少量です
む。また、凹状部6aを広幅に設定しているため、桟材
4が少なくてよく、軽量化を図ることができる。
材4,4で形成されるため、きわめて製作容易である。
また、その着色充填剤7を補強桟材5よりも上のところ
まで、少量埋設すれば足り、着色充填剤7が少量です
む。また、凹状部6aを広幅に設定しているため、桟材
4が少なくてよく、軽量化を図ることができる。
【0016】その広幅に埋設された着色充填剤7によ
り、平面部が多くなっており、歩きやすく、また、その
着色充填剤7を埋設してある両桟材4,4と隣接する両
桟材4,4との間に間隙を設けてあるため、雨水は自然
に流れ落ち、ゴミ等の異物もその雨水とともに流れ落
ち、自然に浄化が図られる。尚、各桟材間の間隔は、等
間隔であってもよい。
り、平面部が多くなっており、歩きやすく、また、その
着色充填剤7を埋設してある両桟材4,4と隣接する両
桟材4,4との間に間隙を設けてあるため、雨水は自然
に流れ落ち、ゴミ等の異物もその雨水とともに流れ落
ち、自然に浄化が図られる。尚、各桟材間の間隔は、等
間隔であってもよい。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の溝蓋用グ
レーチングによれば、周囲の側枠の内部に、縦板材より
なる複数の桟材を広幅間隔と狭幅間隔が交互になるよう
に間隔をおいて並設し、その桟材の上面より下側の位置
に、その桟材の側面に直交して補強桟材を固着し、その
隣り合う広幅に設定された桟材間における補強桟材の上
に平板を上載支持させ、その平板上の両桟材間に形成さ
れる凹状部内に硬質の着色充填剤を前記桟材の上縁まで
埋設しているので、着色充填剤がとれにくく、かつ着色
充填剤が少量でよく、補強桟材で着色充填剤を支持させ
ることができ、きわめて製作容易でコスト安となる。ま
た、平面部分が多くなって歩きやすく、かつ水はけも良
好である。さらに、着色充填剤を山状にして凹状部より
上に盛り上げて埋設しておくと、より一層水はけが良好
となり、ゴミも溜まりにくい。
レーチングによれば、周囲の側枠の内部に、縦板材より
なる複数の桟材を広幅間隔と狭幅間隔が交互になるよう
に間隔をおいて並設し、その桟材の上面より下側の位置
に、その桟材の側面に直交して補強桟材を固着し、その
隣り合う広幅に設定された桟材間における補強桟材の上
に平板を上載支持させ、その平板上の両桟材間に形成さ
れる凹状部内に硬質の着色充填剤を前記桟材の上縁まで
埋設しているので、着色充填剤がとれにくく、かつ着色
充填剤が少量でよく、補強桟材で着色充填剤を支持させ
ることができ、きわめて製作容易でコスト安となる。ま
た、平面部分が多くなって歩きやすく、かつ水はけも良
好である。さらに、着色充填剤を山状にして凹状部より
上に盛り上げて埋設しておくと、より一層水はけが良好
となり、ゴミも溜まりにくい。
【図1】本考案の溝蓋用グレーチングの一実施例を示す
部分破断斜視図である。
部分破断斜視図である。
【図2】同敷設された状態を示す縦断面図である。
【図3】従来の溝蓋用グレーチングの一例を示す部分破
断斜視図である。
断斜視図である。
1,2…縦板材、3…側枠、4…桟材、5…補強桟材、
6…平板、6a…凹状部、7…着色充填剤。
6…平板、6a…凹状部、7…着色充填剤。
Claims (1)
- 【請求項1】 縦板材で形成された周囲の側枠の内部
に、縦板材よりなる複数の桟材が,広幅間隔と狭幅間隔
が交互になるように間隔をおいて並設され、その桟材の
上面より下側の位置に、その桟材の側面に直交して補強
桟材が固着され、前記隣り合う広幅に設定された桟材間
における補強桟材の上に平板が上載支持され、その平板
上の両桟材間に形成される凹状部内に硬質の着色充填剤
が前記桟材の上縁まで埋設されてなることを特徴とする
溝蓋用グレーチング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993044654U JP2552102Y2 (ja) | 1993-07-24 | 1993-07-24 | 溝蓋用グレーチング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993044654U JP2552102Y2 (ja) | 1993-07-24 | 1993-07-24 | 溝蓋用グレーチング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0712583U JPH0712583U (ja) | 1995-03-03 |
JP2552102Y2 true JP2552102Y2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=12697440
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993044654U Expired - Fee Related JP2552102Y2 (ja) | 1993-07-24 | 1993-07-24 | 溝蓋用グレーチング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2552102Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019056257A (ja) * | 2017-09-22 | 2019-04-11 | 住化エンバイロメンタルサイエンス株式会社 | グレーチング |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0653686U (ja) * | 1992-12-18 | 1994-07-22 | 石田鉄工株式会社 | グレーチング |
-
1993
- 1993-07-24 JP JP1993044654U patent/JP2552102Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019056257A (ja) * | 2017-09-22 | 2019-04-11 | 住化エンバイロメンタルサイエンス株式会社 | グレーチング |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0712583U (ja) | 1995-03-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10030337B2 (en) | Multifunctional synthetic resin block for road | |
JP2552102Y2 (ja) | 溝蓋用グレーチング | |
JP3909112B2 (ja) | 道路構造 | |
JP2552101Y2 (ja) | 溝蓋用グレーチング | |
JP2504690B2 (ja) | 地下貯水槽 | |
KR200324301Y1 (ko) | 조립식 포장부재 블록 세트 | |
JP2001172906A (ja) | 道路舗装構造 | |
KR100528363B1 (ko) | 조립식 포장부재 블록 세트 | |
JP3475906B2 (ja) | 自由勾配型函渠側溝 | |
JPH09111853A (ja) | 構築部材 | |
JPH11107204A (ja) | 舗装ブロック材および舗装ブロック工 | |
JP3067453U (ja) | 縁石部を備えた排水溝ブロックの蓋 | |
JPH086367B2 (ja) | 排水溝ブロック | |
JP4308980B2 (ja) | コンクリート製側溝蓋 | |
JP3066227U (ja) | コンクリ―ト製排水溝ブロックの蓋 | |
JP3016532U (ja) | 舗道用ブロック | |
JP3022690U (ja) | 側溝ブロック | |
JP3190619B2 (ja) | コンクリート製排水溝ブロックの蓋 | |
JP2572050Y2 (ja) | グレーチング | |
JP3066226U (ja) | 排水溝ブロック | |
JP2585358Y2 (ja) | 側溝用蓋 | |
JP2510494Y2 (ja) | 透水性材料充填グレ―チング | |
JPH0657922B2 (ja) | 臨時駐車場用の舗装用部材 | |
JP3027407U (ja) | 側 溝 | |
KR19980020074A (ko) | 바닥포장 유니트, 그 제조방법 및 바닥포장 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |