JP2502544Y2 - 押ボタンスイッチ - Google Patents

押ボタンスイッチ

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JP2502544Y2
JP2502544Y2 JP1991038882U JP3888291U JP2502544Y2 JP 2502544 Y2 JP2502544 Y2 JP 2502544Y2 JP 1991038882 U JP1991038882 U JP 1991038882U JP 3888291 U JP3888291 U JP 3888291U JP 2502544 Y2 JP2502544 Y2 JP 2502544Y2
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敦久 山田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、接点のワイピング機
能を有する押ボタンスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】実開平2−59526号には、可動接点
自体の表面を斜面とし、これを固定接点へ押し当てるこ
とにより、接触位置をずらしてワイピングするものが示
されている。また、実開昭60−53144号には固定
接点側を斜面にした同様の構造が示されている。実開平
1−152426号及び特開平3−30212号には、
曲面に形成された可動接点が固定接点と接触するとき、
回動して接触点を変化させることによりワイピングする
ものが示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、一般に接点
を開閉使用することにより、接点はかなりの速度で摩耗
変形したり表面が荒れてしまう。このため、実開平2−
59526号や実開昭60−53144号のように、可
動接点又は固定接点自体の表面を斜面にすると、当初は
ワイピングを期侍できても、比較的短時間で可動接点又
は固定接点が期待通りに滑らなくなり、ワイピング不良
又は不能になりやすい。
【0004】また、実開平1−152426号及び特開
平3−30212号も同様であって、接点の表面が荒れ
ると期待通りに接触点をずらすことができなくなる。な
お、実開平1−152426号は可動接点を設けた板バ
ネの中間部をコイルスプリングの弾力で弾性変形させる
ことによってもワイピングさせようとするものである
が、この程度の弾性変形では確実性のあるワイピングを
期待できない。そこで、本願考案は、より正確にかつ簡
単な構造でワイピングさせることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案に係る押ボタンスイッチは、押しボタンの操
作により軸方向へ移動するとともに一端側を揺動自在に
支持され他端を摺動ガイド部としたたシャフトと、この
周囲に遊嵌されシャフトの前記他端側で抜け止めされる
可動接点板と、この可動接点板を前記他端側へ押し付け
るように付勢するバネと、可動接点板が接離する固定接
点と、シャフトの軸方向に沿って移動する摺動ガイド部
の移動範囲内に設けられ、可動接点板が固定接点と接触
した位置からさらにシャフトを押し込んだとき、摺動ガ
イド部をシャフトの軸直交方向へ押すことによりシャフ
トを揺動させて可動接点板と固定接点との接触位置を横
ずれさせるためのガイド部材とを備えたことを特徴とす
る。
【0006】なお、横ずれとは、可動接点板が固定接点
に接触したときシャフトを揺動させて可動接点板と固定
接点との接触位置を、中立時におけるシャフトの軸線方
向と交差する方向へずらすことをいう。
【0007】
【作用】押しボタンを押し込んでシャフトを軸方向へ移
動させると、まずシャフトに遊嵌した可動接点板が固定
接点に接触する。そこでさらにシャフトを移動させる
と、摺動ガイド部がガイド部材によってシャフトの軸直
交方向へ向かう力を受ける。
【0008】これにより、シャフトが揺動自在に支持さ
れている一端側を中心に揺動し、その結果、シャフトと
共に可動接点板が横ずれして固定接点に対する接触位置
をずらし、強制的にワイピングする。このとき、可動接
点板は板状をなすので、接点摩耗や荒れが生じにくくな
り、かつシャフトの揺動により強制移動されるから、確
実にワイピングする。
【0009】
【実施例】図1乃至図5に第1実施例を示す。図2は本
実施例に係る押ボタンスイッチの縦断面であり、図1は
そのA−A線に沿う断面であり、スイッチオフの中立状
態を示す。
【0010】これらの図において、ケース1内にはホル
ダ2が上下方向へ移動自在に設けられ、ホルダ2と一体
の押しボタン3がケース1の上部へ突出している。押し
ボタン3はケース1に対して押込み自在であり、押しボ
タン3を押し下げると、ホルダ2がリターンスプリング
4に抗して下方へ移動可能である。
【0011】ホルダ2の側部には側方へ延出する張出部
5が一体に形成され、これにシャフト6の上部に形成さ
れた細首部7が遊嵌されている。
【0012】シャフト6は細首部7の頂部8でカシメ止
めされて張出部5に対し若干角度揺動可能に支持され、
ケース1の上下方向すなわちホルダ2の移動方向へ延
び、その先端部は大径の摺動ガイド部9をなしている。
【0013】摺動ガイド部9の下端部は面取り状のテー
パー部9aになっており、ここにシャフト6を遊嵌する
ディスク状の可動接点板10の下方が支持され、摺動ガ
イド部9が可動接点板10の抜け止めになっている。
【0014】可動接点板10は接点スプリング11によ
り下方の摺動ガイド部9へ押し付けられるよう付勢され
ている。接点スプリング11は張出部5と可動接点板1
0の間でシャフト6の周囲に取付けられている。
【0015】可動接点板10の下方にはケース1の下端
部に取付けられたベース12へ突出する第1固定接点1
3及び第2固定接点14が設けられている。
【0016】第1固定接点13はベース12の上方へ第
2固定接点14よりも長く突出し、接点高さはhだけ第
2固定接点14よりも高くなっている(図1)。
【0017】また、各第1固定接点13、第2固定接点
14にはベース12を貫いて外部へ突出するターミナル
端子15、16が接続している。
【0018】さらに、図1に明らかなように、第1固定
接点13と第2固定接点14の中間部のベース12には
第1の凹部17、ガイド斜面18及び第2の凹部19が
設けられる。第1の凹部17は可動接点板10が第1固
定接点13及び第2固定接点14と接触するまで摺動ガ
イド部9と干渉しないように形成される。
【0019】ガイド斜面18は本考案におけるガイド部
材の一具体例であり、テーパー部9aと同程度の傾斜で
シャフト6の軸方向と斜交するよう第1の凹部17の下
部と連続して形成され、シャフト6の軸方向に沿って移
動する摺動ガイド部9の移動範囲内へ突出し、シャフト
6を押込んだときテーパー部9aを斜め下方へ案内する
ことにより、シャフト6の軸直交方向へ摺動ガイド部9
を押す分力を発生させる。
【0020】第2の凹部19はガイド斜面18の下部と
連続し、中立状態にあるシャフト6の軸心よりも側方へ
ずれた位置に形成され、最も押込まれた状態の摺動ガイ
ド部9を収容可能な深さになっている。
【0021】次に、本実施例の作用を説明する。図3乃
至図5はシャフト6を押込んだときの変化を段階的に示
した図である。
【0022】まず、図1のスイッチオフ状態において、
押しボタン3(図1)を押込むと、ホルダ2がリターン
スプリング4に抗して下方へ移動し、これと一体にシャ
フト6も押込まれるので、可動接点板10は下方へ移動
し、まず第1固定接点13と接触する(図3)。
【0023】この段階では第2固定接点14とは未接触
であり、かつ摺動ガイド部9は第1の凹部17内にあっ
て、まだシャフト6の軸方向へ移動可能である。
【0024】さらにシャフト6を押込むと、接点スプリ
ング11が圧縮され、可動接点板10は第1固定接点1
3との接触部を支点としてシャフト6に対して傾き、第
2固定接点14とも接触する(図4)。
【0025】これにより、可動接点板10は第1固定接
点13と第2固定接点14を導通し、スイッチオンとな
る。このとき、摺動ガイド部9の先端に形成されたテー
パー部9aはガイド斜面18上へ接触する。
【0026】そこでさらにシャフト6を押込むと、摺動
ガイド部9のテーパー部9aはガイド斜面18に案内さ
れ、シャフト6の中立状態における軸方向に対して直交
方向へ力を受けるので、シャフト6は張出部5に対して
若干の揺動角度θ(例えば約1°)分揺動する(図
5)。
【0027】このため、可動接点板10も揺動するシャ
フト6と一体に横ずれすることになり、可動接点板10
と第1固定接点13及び第2固定接点14との各接触点
がずれ、このときワイピングが行われる。
【0028】したがって、可動接点板10と第1固定接
点13及び第2固定接点14の間に不導体が挟まったよ
うな場合、可動接点板10の横ずれの間に除去できるよ
うになり良好な導通が確保される。
【0029】したがって、可動接点板10がワイピング
するために横ずれする移動量をシャフト6の揺動で得る
ことができる。そのうえ、可動接点板10はシャフト6
の揺動により強制移動されるから強制的にワイピングで
きる。
【0030】しかも、可動接点板10は板状をなすの
で、接点摩耗や荒れが生じにくくなり、可動接点の変形
や表面の荒れによるワイピング不良若しくは不能を招か
ないようにできる。
【0031】また、第1固定接点13と第2固定接点1
4の間に高低差を設けたので、接点の寿命を長くするこ
とができる。但し、本考案の場合は必ずしもこのような
固定接点間の高低差を設ける必要はない。
【0032】図6は第2実施例に係る図1相当部位を示
す図である。なお、前実施例と共通する部分については
同一符号を用いる。
【0033】この図において、張出部5、シャフト6、
可動接点板10、接点スプリング11等は全く同様に構
成されるが、ベース12側の構成が異なる。
【0034】すなわち、本実施例では第1固定接点13
と第2固定接点14は同じ高さであり、両接点間にスイ
ッチオン時の摺動ガイド部9と干渉可能なボール20を
転動自在に支持する突起部21が設けられている。
【0035】このため、シャフト6を押込んだとき可動
接点板10が第1固定接点13及び第2固定接点14と
接触するとともに、摺動ガイド部9がボール20に接触
してシャフト6を軸方向側方へ揺動させ、これにより前
実施例同様に可動接点板10が横ずれしてワイピングを
行う。
【0036】本実施例はボール20及び突起部21が本
考案のガイド部材であり、シャフト6の摺動ガイド部9
をボール20の転動で案内するので、シャフト6の揺動
をよりスムーズにできる。
【0037】なお、第1固定接点13と第2固定接点1
4に高低差を設けることは任意である。
【0038】
【考案の効果】この考案に係る押ボタンスイッチは、シ
ャフトの一端側を揺動自在に支持し、かつ他端側に可動
接点板を遊嵌するとともに、可動接点板が固定接点に接
触したとき、シャフトの他端部に設けた摺動ガイド部を
ガイド部材でシャフトの軸直交方向へ押すことにより、
シャフトを揺動させ、固定接点と接触状態にある可動接
点板を固定接点に対して横ずれさせて強制的にワイピン
グするようにした。
【0039】したがって、可動接点板がワイピングする
ために横ずれする移動量をシャフトの揺動で得ることが
できる。そのうえ、可動接点板はシャフトの揺動により
強制移動されるから強制的にワイピングできる。
【0040】しかも、可動接点板は板状をなすので、接
点摩耗や荒れが生じにくくなり、可動接点の変形や表面
の荒れによるワイピング不良若しくは不能を招かないよ
うにできる。
【0041】ゆえに、常時確実にワイピングできるため
良好な導通を確保でき、しかも、これを比較的簡単な構
造で実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のA−A線断面図
【図2】第1実施例の縦断面図
【図3】第1実施例の作用説明図
【図4】第1実施例の作用説明図
【図5】第1実施例の作用説明図
【図6】第2実施例の図1相当図
【符号の説明】
1 ケース 2 ホルダ 3 ノブ 5 張出部 6 シャフト 9 大径部 10 可動接点 11 接点スプリング 12 ベース 13 第1固定接点 14 第2固定接点 18 ガイド斜面 21 ボール

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】押しボタンの操作により軸方向へ移動する
    とともに一端側を揺動自在に支持されかつ他端を摺動ガ
    イド部としたシャフトと、この周囲に遊嵌されシャフト
    前記他端側で抜け止めされる可動接点と、この可動
    接点板を前記他端側へ押し付けるように付勢するバネ
    と、可動接点板が接離する固定接点と、シャフトの軸方
    向に沿って移動する摺動ガイド部大径部の移動範囲内に
    設けられ、可動接点板が固定接点と接触した位置からさ
    らにシャフトを押し込んだとき、シャフトの前記他端部
    を軸直交方向へ押すことによりシャフトを揺動させて可
    動接点と固定接点との接触位置を横ずれさせるため
    ガイド部材とを備えたことを特徴とする押ボタンスイッ
    チ。
JP1991038882U 1991-04-27 1991-04-27 押ボタンスイッチ Expired - Fee Related JP2502544Y2 (ja)

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JP2528369Y2 (ja) * 1993-11-30 1997-03-12 株式会社サガミ電子工業 押釦スイッチ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6053144U (ja) * 1983-09-20 1985-04-15 三菱電機株式会社 開閉器の接点装置
JPH01152436U (ja) * 1988-04-11 1989-10-20
JPH0259526U (ja) * 1988-10-26 1990-05-01
JPH0330212A (ja) * 1989-06-27 1991-02-08 Matsushita Electric Works Ltd 接点開閉装置

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