JPH0722833Y2 - キルスイッチ - Google Patents

キルスイッチ

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JPH0722833Y2
JPH0722833Y2 JP1988087614U JP8761488U JPH0722833Y2 JP H0722833 Y2 JPH0722833 Y2 JP H0722833Y2 JP 1988087614 U JP1988087614 U JP 1988087614U JP 8761488 U JP8761488 U JP 8761488U JP H0722833 Y2 JPH0722833 Y2 JP H0722833Y2
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JP
Japan
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contact
movable contact
fixed contact
shaft
movable
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JP1988087614U
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JPH028831U (ja
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徹 村松
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Toyo Denso Co Ltd
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Toyo Denso Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、スノーモビル、バギー車等の車両やモータ
ーボートなどのエンジンを停止させるために用いられる
キルスイッチに係り、特に接点接触状態を良好に維持で
きるものに関する。
[従来の技術] ハウジングの空間内へ移動可能に収容された可動接点
と、この可動接点が接離する板状の固定接点とを備えた
キルスイッチは公知である。
類似構造を有するスイッチの一例として実開昭59−9301
8号には、ハウジング内へ進退自在なシャフトを設け、
その周囲に第1の可動接点を、また先端に円板状の第2
の可動接点を取付け、かつこの第2の可動接点を挟んで
シャフトと平行する一対の板状をなす固定接点を設け、
この固定接点の先端をテーパー状にシャフト方向へ屈曲
させて第1の可動接点と摺動可能とし、さらに中間部に
設けた屈曲部を第2の可動接点と押し当て可能にしたも
のが示されている。
また、特開昭52−138681号には2又状で先端が拡開する
板バネの可動接点を、一対の板状部材で互いの先端がハ
字状に屈曲する固定接点の間を摺動させるものが示され
ている。
[考案が解決しようとする課題] ところで、キルスイッチは長期間接点接続がない場合が
あるので、可動接点が固定接点と接触するとき、両者の
接触部でワイピングすることにより接点接触状態を良好
にすることが望まれる。
さらに、実開昭59−93018号のものは、第1及び第2の
可動接点の接点接続タイミングをずらしてアークを発生
させないことにより接点不良を防止するものであり、摺
動側可動接点の移動時における接圧は一定であって、強
力かつ確実にワイピングするものではない。
また、特開昭52−138681号も同様であって、摺動接点は
固定接点のテーパー形状に合せて拡開しながら摺動する
ので、接圧が一定であり、強力かつ確実なワイピングを
期待できない。
そこで本考案の目的は、容易にワイピングできるキルス
イッチの提供にある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本考案に係るキルスイッチ
は、ハウジングと、この内部へ進退自在に収容されるシ
ャフトを先端に取付けられた円板状の可動接点と、この
可動接点が接離するためシャフトの長さ方向へ配設され
た板状の固定接点とを備え、シャフトの移動により可動
接点を固定接点へ摺動させて導通するキルスイッチにお
いて、固定接点の一端側を、導通時における可動接点の
移動方向に対して斜めに交わるテーパー部とし、その一
部を可動接点の外周部よりも内側へ入り込む自由端にし
たことを特徴とする。
[考案の作用] 本考案に係るキルスイッチは、シャフトと共に可動接点
が移動すると、その移動方向に対して固定接点のテーパ
ー部が斜めに交わり、かつその一部が可動接点の外周部
よりも内側(シャフト側)へ入り込む自由端となってい
るので、可動接点は固定接点のテーパー部へ摺接し、か
つこれを押し広げながら移動する。このとき固定接点の
反発弾性により可動接点の接圧が高くなるので、この高
まった接圧により、摺動部が互いに強く押し付けられ、
強力かつ確実にワイピングが行われる。
このため、長期間接点接続しないため、接点表面が導通
不良の状態になっていも、確実に導通させることができ
る。
さらに、可動接点を円板状に形成したので可動接点のい
ずれの場所においても確実に固定接点と接触できる。
[実施例] 第1図及び第3図に本考案の一実施例を示す。第1図は
キルスイッチの縦断面図であり、ハウジング1の内部に
は接点収容空間2が形成されている。この接点収容空間
2の一端部を塞ぐように、ベース3がハウジング1の一
端部1aに取付けられている。なお、一端部1aの内周面に
段部1bが形成され、ここでベース3を位置決めしてい
る。
ハウジング1に貫通形成されたシャフト穴内には、導体
からなるシャフト4が進退自在に支持されている。第1
図中の符号4a、4bはシールリング、4cはグリス溜り用の
溝である。
シャフト4の接点収容空間2内に収容されている端部に
は円板状をなす可動接点5が取付けられている。可動接
点5はシャフト4の先端部に遊嵌され、コンタクトスプ
リング6によって付勢され、接点圧を発生している。ま
た、可動接点5はシャフト4の先端側に取付けられたス
トッパ5aによって脱落しないようになっており、ストッ
パ5aに一端を当接したリターンスプリング7によって第
1図の上方へ付勢されている。また、シャフト4の他端
部はハウジング1外方へ突出し、ハンドル8に取付けら
れている。ハンドル8には紐9の一端部が取付けられ、
その他端部は図示しない乗員の体に取付けられている。
ハウジング1の首部1cに対するハンドル8の取付部8a
は、下向きに開口する筒状となっており首部1cの周囲に
外嵌され、図の上下方向へ摺動可能となっている。符号
1d及び8bはそれぞれ首部1c及び取付部8aの先端に膨出形
成されたストッパである。これにより、取付部8aと首部
1cは相対的に回動可能となるが、簡単には取付部8aが首
部1cから脱落しないようになっている。
さらに、ベース3には第1の固定接点10及び第2の固定
接点11がそれぞれ一対ずつ植設されている。これら第1
の固定接点10及び第2の固定接点11は同一の板状導体部
材からなり、そのの両端を高さに差を付けて同一方向へ
折り曲げることによって形成されており、その中間部は
ベース3にインサートされている。
第1の固定接点10はベース3から可動接点5へ向って延
び、その自由端は可動接点5のベース3に対面する側面
に接離可能となっている。
一方、第2の固定接点11は、ベース3からハウジング1
の内壁面に沿い、可動接点5を通り越して上方へ延出す
るとともに、その自由端はシャフト4方向へ向って先す
ぼまりに屈曲されたテーパー状になっている。この第2
の固定接点11はハウジング1の内壁面に形成されたテー
パー状壁面12(第2図参照)に沿って形成されている。
このテーパー状壁面12は、シャフト4の軸方向すなわ
ち、可動接点5の移動方向に向って傾斜しており、接点
収容空間2とシャフト穴との接続部に形成されている。
これら第1の固定接点10及び第2の固定接点11とシャフ
ト4とは、それぞれ図示しない閉回路中におけるキルス
イッチ端子となっている。
そこで、このシャフト4を例えば第1図の状態において
下方へ移動させると、可動接点5がリターンスプリング
7に抗して第1の固定接点10と接触し(第3図参照)、
キルスイッチオンとなり所定の回路を閉じる。なお第3
図は、可動接点5と第1及び第2の固定接点11との関係
を原理的に説明するための図である。
一方、ハンドル8によりシャフト4を上方へ引っ張る
と、シャフト4は第1のリターンスプリング6に抗して
上方へ移動し、可動接点5の周囲が第2の固定接点11の
先端部に形成されるテーパー部に摺接してスイッチオン
となる(第3図参照)。
したがって、このキルスイッチを用いれば、取付部8aを
手動によって押し下げることにより、また、乗員が所定
位置から大きく離れたとき、一端を乗員に取付けられた
紐9により取付部8aが首部1cから脱落することにより、
いずれもスイッチオンして図示しないエンジンを停止さ
せるようになっている。
しかも、第2の固定接点11がシャフト4方向へ先すぼま
り状に形成されているため、可動接点5と第2の固定接
点11との接触は第2の固定接点11の斜面で行われるか
ら、接触時にずれが生じ、このずれによって接点部をワ
イピングすることができるので、接点接続を確実にする
ことができる。
特に、第2の固定接点11側を長期間使用しない場合であ
っても、接点接続を確実に行うことができ、極めて有効
なものとなる。なお、第1図中の符号13はベース3をハ
ウジング1へ取付けた後にポッティングされる絶縁層で
ある。
次に、第2の固定接点11の形成方法を説明する。第2図
に示すように、まず、第1の固定接点10及び第2の固定
接点11とベース3とのインサート成形品Aを予め成形し
ておく。この段階では、当初、第2の固定接点11は第1
の固定接点10と平行にベース3からまっすぐ上方へ延出
する状態となっている。したがって、インサート成形も
比較的容易に行われる。
一方、ハウジング1も一端部1aがまだ開口しているの
で、この開口部側からはシャフト4を接点収容空間2内
へ入れ、インサート成形品Aを各第1の固定接点10及び
第2の固定接点11を先にして、シャフト4と同一方向か
らハウジング1の接点収容空間内へ押し込む。すると、
第2の固定接点11の自由端部はインサート成形品Aを押
し込むにしたがって、ハウジング1のテーパー面12に案
内されてシャフト4方向へ屈曲する。
なお、第2の固定接点11を構成する板状材料は、比較的
屈曲し易い程度のものとなるよう、予め板厚等を設定さ
れている。やがて、ベース3がハウジング1内周面の段
部1bに達すると位置決めされ、それ以上ベース3はハウ
ジング1内へ入らなくなる。このとき、第1の固定接点
10は開口部5のベース3側の面近くに所定の間隔をもっ
て位置するとともに、第2の固定接点11の自由端部は第
1図に示すように先すぼまり状に屈曲して、やはり所定
の間隔をもって開口部5の反対側の面より上方に位置す
る。
その後、ベース3の露出面に絶縁層13をポッティングす
るとともに、ハウジング1の首部1cにハンドル8を取付
け、シャフト4の端部と一体化すれば、第1図に示すキ
ルスイッチが形成される。なお、第2図に符号14で示す
板状導体部材における第1の固定接点10及び第2の固定
接点11との接続部をベース3のインサート成形後に切断
すると、たちどころに2回路式のキルスイッチが構成さ
れる。
第4図は、第1の固定接点10側を変形したものであり、
その先端部10aに可動接点5側へ拡開する屈曲部が形成
されている。したがって、第1の固定接点10側でも良好
にワイピングが行われる。
第5図は、第1の固定接点10側をさらに変形したもので
あり、その先端部10aが可動接点5側へ先すぼまり状の
屈曲部となっている。この場合も可動接点5によって先
端部10aが下方へ弾性変形されるので、ワイピングが行
われる。
第6図は、第2の固定接点11側を変形したものであり、
その先端部11aが可動接点5側へ先すぼまり状の屈曲部
となっている。これにより、可動接点5によって先端部
11aが上方へ弾性変形されるので、ワイピングが行われ
る。
なお、本考案の固定接点は、第1又は第2の固定接点10
又は11のいずれか一方だけによって構成されるものであ
ってもよい。
[考案の効果] 本考案に係るキルスイッチは、可動接点と、この可動接
点の移動方向に対して斜めに交わり、先端部が可動接点
の外周部よりも内側へ入り込む自由端をなすテーパー部
を設けた板状の固定接点を備えているので、可動接点が
移動するにつれて固定接点のテーパー部と接触しつつ押
し広げるので、固定接点の弾性変形による接圧の増大に
よってワイピングを行うことができ、長期間接点接続し
ない場合であっても、確実に導通させることができる。
また、可動接点を円板状に形成したので可動接点のいず
れの場所おいても確実に固定接点と接触できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例のキルスイッチの縦断面図、第2図は要
部の組立説明図、第3図は接点部の模式図、第4図乃至
第6図は他の実施例を示す接点部の模式図である。 (符号の説明) 1…ハウジング、2…接点収容空間、5…可動接点、10
…第1の固定接点、11…第2の固定接点、10a、11a…先
端部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジングと、この内部へ進退自在に収容
    されるシャフトを先端に取付けられた円板状の可動接点
    と、この可動接点が接離するためシャフトの長さ方向へ
    配設された板状の固定接点とを備え、シャフトの移動に
    より可動接点を固定接点へ摺動させて導通するキルスイ
    ッチにおいて、固定接点の一端側を、導通時における可
    動接点の移動方向に対して斜めに交わるテーパー部と
    し、その一部を可動接点の外周部よりも内側へ入り込む
    自由端にしたことを特徴とするキルスイッチ。
JP1988087614U 1988-06-30 1988-06-30 キルスイッチ Expired - Lifetime JPH0722833Y2 (ja)

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JPH028831U JPH028831U (ja) 1990-01-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52138681A (en) * 1976-05-14 1977-11-18 Tokyo Electric Co Ltd Push button switch
JPS5993018U (ja) * 1982-12-15 1984-06-23 株式会社東海理化電機製作所 スイツチ装置

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JPH028831U (ja) 1990-01-19

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