JP2502194Y2 - 樹脂バンパにおけるリインホ―スメントの取付構造 - Google Patents

樹脂バンパにおけるリインホ―スメントの取付構造

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JP2502194Y2
JP2502194Y2 JP1990058377U JP5837790U JP2502194Y2 JP 2502194 Y2 JP2502194 Y2 JP 2502194Y2 JP 1990058377 U JP1990058377 U JP 1990058377U JP 5837790 U JP5837790 U JP 5837790U JP 2502194 Y2 JP2502194 Y2 JP 2502194Y2
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雅之 中島
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は樹脂バンパにおけるリインホースメントの取
付構造に関する。
(従来技術) 一般にこの種のバンパは、縦壁部と該縦壁部の背面か
らほぼ水平方向に延びる横壁部とを備え、前記縦壁部の
背面に取付片を突設して、該取付片を車体静止部材に固
定ボルトを介して固定するようにしている。
ところで以上の樹脂製バンパにあっては、比較的柔ら
かくしかも車幅方向ほぼ全幅に延びる長いものであるの
で、前記縦壁部の上端側に位置する前記横壁部の遊端側
がともすると下方に垂れ下がる虞があるし、また軽衝突
時、前記横壁部が変形し易いものである。
そこで従来では、実開昭63−130356号公報に示されて
いるごとく、前記上壁の遊端部に沿ってほぼ全幅に延び
て、前記横壁部の遊端部が嵌合可能な嵌合溝を有するリ
インホースメントを別途形成して、該リインホースメン
トを前記嵌合溝を介して前記横壁部の遊端部に嵌着して
前記横壁部が下方に垂れ下がるのを防止すると同時に、
該横壁部の強度をアップさせるようにしている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、例えば前記嵌合溝の溝幅が前記横壁部の肉
厚よりも大きい場合には、前記嵌合溝に前記横壁部の遊
端部を確実に嵌着することが出来ないし、しかも例えば
バンパを軽く叩いた時に、前記リインホースメントが響
いて、比較的大きな打音が発生する。また一方、前記嵌
合溝の溝幅が前記横壁部の肉厚よりも小さい場合には、
前記横壁部を前記嵌合溝に嵌合させることが出来なくな
る。
そのため前記した構造のものでは、前記嵌合溝の溝幅
及び前記横壁部の肉厚の公差を精度よくする必要があ
り、それだけ前記リインホースメント及びバンパの製造
コストがアップすると云う不具合がある。
本考案は以上の実情に鑑みて開発したものであって、
目的とするところは、部品点数の増大を招かない極めて
簡単な構造で前記リインホースメントの嵌合溝の隙間及
びバンパの横壁の肉厚の公差を高めずとも前記リインホ
ースメントを前記バンパの横壁に確実に嵌着固定するこ
との出来る樹脂バンパにおけるリインホースメントの取
付構造を提供するにある。
(課題を解決するための手段) しかして本考案は、縦壁部(2)の背面からほぼ水平
方向に延びる横壁部(3)を備えた樹脂バンパ(1)の
前記横壁部(3)に、該横壁部(3)が嵌合可能な嵌合
溝(6)を備えたリインホースメント(4)を、前記横
壁部(3)の長さ方向に沿って取付ける取付構造であっ
て、前記横壁部(3)の遊端側に、該横壁部の長さ方向
に上下に波打つ変位部(7)を設けて、該変位部(7)
の最上面と最下面との間隔(1)を前記リインホース
メント(4)における嵌合溝(6)の溝幅(l2)より広
くし、前記変位部(7)の波打ちを解消する方向への弾
性変形により、該変位部(7)を前記嵌合溝(6)に嵌
合して、該変位部(6)を、その弾性復元力により、前
記嵌合溝(6)の上部内側面(6a)と下部内側面(6b)
とに圧接させていることを特徴とするものである。
(作用) 本考案によれば、上下に波打つ前記変位部を、波打ち
が解消する方向、換言すれば扁平状に弾性変形させて前
記リインホースメントの嵌合溝に嵌合させるだけの簡単
な作業で、該変位部を前記嵌合溝に強固に嵌着すること
が出来る。
(実施例) 以下、本考案にかかる樹脂バンパにおけるリインホー
スメントの取付構造の一実施例を図面に従って説明す
る。
図に示す樹脂バンパ(1)は、自動車のボディ(B)
の前部に組付けるフロントバンパを示したものであっ
て、縦壁部(2)と、該縦壁部(2)の上端からほぼ水
平方向に屈曲する上部横壁部(3)と、前記縦壁(2)
の下端からほぼ水平方向に屈曲する下部横壁部(4)と
を備え、前記縦壁部(2)に空気流通孔(20)を形成す
ると共に、該縦壁部(2)の上部と中間部と下部に水平
方向に延びる第1〜第3リブ(21)(22)(23)をそれ
ぞれ一体形成している。
また前記上部横壁部(3)の遊端部には、該横壁部
(3)の上方を覆うカバー壁部(31)を一体形成してい
る。
(4)は前記上部横壁部(3)の遊端部にほぼ車幅方
向全長にわたって組付けて、該上部横壁部(3)の遊端
部を補強するリインホースメントであって、前記第1リ
ブ(21)の遊端部にボルト(40)止めする固定片(5)
と、前記上部横壁部(3)の遊端部が嵌合可能な断面U
字状の嵌合溝(6)とを備え、前記嵌合溝(6)への前
記上部横壁部(3)の嵌着により、該上部横壁部(3)
を補強するようにしている。
しかして以上の構成において図に示す実施例では、第
2図に示すごとく、前記上部横壁部(3)の遊端部を、
該上部横壁部の長さ方向に上下にゆるやかに波打たせ
て、該上部横壁部(3)の遊端側に、車幅方向全長にわ
たって上下に波打つ変位する変位部(7)を形成して、
該変位部(7)の最上面と最下面との間隔(1)を前
記リインホースメント(4)における前記嵌合溝(6)
の溝幅(l2)より広くして、前記変位部(7)の波打ち
を解消する方向への弾性変形により、前記嵌合溝(6)
に前記変位部(7)を嵌合して、該変位部(7)を、そ
の弾性復元力により、前記嵌合溝(6)の上部内側面
(6a)と下部内側面(6b)とに圧接させようにしたので
ある。
図に示す実施例では、前記リインホースメント(4)
及び樹脂バンパ(1)の製造公差を考慮して、前記嵌合
溝(6)の溝幅(l2)を、前記上部横壁部(3)の遊端
部の肉厚よりもわずかに広く形成すると共に、前記変位
部(7)の最上面と最下面との間隔(1)を前記嵌合
溝(6)の溝幅(l2)よりもわずかに広く形成している
のである。
以上のリインホースメント(4)を前記樹脂バンパ
(1)に組付けるには、まず前記変位部(7)を、該変
位部(7)が扁平となる方向、即ち波打ちを解消する方
向に弾性変形させながら該変位部(7)を前記嵌合溝
(6)に嵌合させて、該変位部(7)を、その弾性復元
力により、前記嵌合溝(6)の上部内側面(6a)と下部
内側面(6b)とに圧接させ、しかる後、前記固定片
(5)を前記第1リブ(21)にボルト(5)止めするの
である。
斯くして、前記変位部(7)の前記嵌合溝(6)への
嵌合により、該変位部(7)が前記嵌合溝(6)の上下
内側面(6a)(6b)に弾性的に圧接し、これに伴い、前
記リインホースメント(4)が前記上部横壁部(3)の
遊端部に確実且つ強固に嵌着するのであって、従って例
えば前記樹脂バンパを軽く叩いた場合でも、従来のよう
に前記リインホースメントが響いて大きな打音が発生す
るような虞はないのである。
以上の実施例では本考案をフロントバンパに適用した
が、リヤバンパにも適用することが出来る。
(考案の効果) 以上のごとく本考案は、縦壁部の背面からほぼ水平方
向に延びる横壁部を備えた樹脂バンパの前記横壁部に、
該横壁部が嵌合可能な嵌合溝を備えたリインホースメン
トを、前記横壁部の長さ方向に沿って取付ける取付構造
において、前記横壁部の遊端側に、該横壁部の長さ方向
に上下に波打つ変位部を設けて、該変位部の最上面と最
下面との間隔を前記リインホースメントにおける嵌合溝
の溝幅より広くし、前記変位部の波打ちを解消する方向
への弾性変形により、該変位部を前記嵌合溝に嵌合し
て、該変位部を、その弾性復元力により、前記嵌合溝の
上部内側面と下部内側面とに圧接させるようにしたの
で、何ら部品点数を増やすことなく、しかも前記嵌合溝
の溝間隔及び前記横壁部の遊端部の肉厚の公差に関係な
く、上下に波打つ前記変位部を、波打ちが解消する方
向、換言すれば扁平状に弾性変形させて前記リインホー
スメントの嵌合溝に嵌合させるだけの簡単な作業で、該
変位部を前記嵌合溝に確実且つ強固に嵌着することが出
来、従って例えば前記樹脂バンパを軽く叩いた場合で
も、従来のように前記リインホースメントが響いて大き
な打音が発生するような虞を確実に解消することが出来
るし、また前記嵌合溝の溝間隔及び前記横壁部の遊端部
の肉厚の公差を精度よくする必要がないので、前記樹脂
バンパ及びリインホースメントの製造コストもそれだけ
安くすることが出来るのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる樹脂バンパにおけるリインホー
スメントの取付構造の一実施例を示す要部の拡大断面
図、第2図は樹脂バンパの要部を示す一部切欠斜視図、
第3図はリインホースメントを組付けた樹脂バンパの断
面図である。 (1)……樹脂バンパ (2)……縦壁部 (3)……上部横壁部(横壁部) (4)……リインホースメント (6)……嵌合溝 (7)……変位部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦壁部(2)の背面からほぼ水平方向に延
    びる横壁部(3)を備えた樹脂バンパ(1)の前記横壁
    部(3)に、該横壁部(3)が嵌合可能な嵌合溝(6)
    を備えたリインホースメント(4)を、前記横壁部
    (3)の長さ方向に沿って取付ける取付構造であって、 前記横壁部(3)の遊端側に、該横壁部の長さ方向に上
    下に波打つ変位部(7)を設けて、該変位部(7)の最
    上面と最下面との間隔(1)を前記リインホースメン
    ト(4)における嵌合溝(6)の溝幅(l2)より広く
    し、前記変位部(7)の波打ちを解消する方向への弾性
    変形により、該変位部(7)を前記嵌合溝(6)に嵌合
    して、該変位部(7)を、その弾性復元力により、前記
    嵌合溝(6)の上部内側面(6a)と下部内側面(6b)と
    に圧接させていることを特徴とする樹脂バンパにおける
    リインホースメントの取付構造。
JP1990058377U 1990-05-31 1990-05-31 樹脂バンパにおけるリインホ―スメントの取付構造 Expired - Lifetime JP2502194Y2 (ja)

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JPS63130356U (ja) * 1987-02-19 1988-08-25

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