JP2501916Y2 - デュエットカラオケ用マイクロホン付テ―ププレ―ヤ― - Google Patents

デュエットカラオケ用マイクロホン付テ―ププレ―ヤ―

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JP2501916Y2
JP2501916Y2 JP1990120671U JP12067190U JP2501916Y2 JP 2501916 Y2 JP2501916 Y2 JP 2501916Y2 JP 1990120671 U JP1990120671 U JP 1990120671U JP 12067190 U JP12067190 U JP 12067190U JP 2501916 Y2 JP2501916 Y2 JP 2501916Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は携帯型のデュエットカラオケ用マイクロホン
付テーププレーヤーに関する。
[従来の技術] 従来この種のものとして実開昭62-129898号公報およ
び実開平1-181199号公報には、記録再生装置(カセット
プレーヤ)を備えたカセットテープの収納部をケース本
体に設け、このケース本体に、握り用のハンドルと1箇
のマイクロホンと、前記磁気ヘッドおよび,又は前記マ
イクロホンで検出された音を拡大再生するスピーカとを
一体化するとともに、前記マイクロホンと前記スピーカ
がハウリングを生じない距離を隔てて配置されたメガホ
ンやカラオケ用の携帯型記録再生装置が提案されてい
る。
[考案が解決しようとする課題] 前記従来技術においては、ケース本体に1箇のマイク
ロホンが設けられているものであったため、デュエット
をする場合にはハンドルを二人が交互に持ち変えたり、
また一方の人が他方の人の口元側にマイクロホンを突き
出してマイクを向けなければならず、デュエットの際二
人が自由な振り付けなどをして歌うことができないとい
う問題点があった。
そこで、デュエットをやりやすくするために、2箇の
マイクロホンを設けることが考えられ、その場合、実開
昭49-15924号公報に記載されているように、一対のマイ
クロホンを開閉する構成とすれば、収納時のコンパクト
性なども確保できてよい。しかしながら、開閉する一対
のマイクロホンを設けると、全体のコンパクト性や重量
的な安定性が損なわれるおそれもあり、特に携帯型のカ
ラオケ用マイクロホン付テーププレーヤーとしては、コ
ンパクト性や重量的な安定性などが課題となる。
また前記実開平1-181199号公報に記載のカセットプレ
ーヤでは、ハウリングを防止するためにマイクロホンと
スピーカとの距離を大きくしているが、このような場合
にはデザイン上の規制が多くなり、デザインの自由度が
少ないという問題点があった。
しかも前述のように一対のマイクロホン相互を隣設し
た場合ハウリングが生じ易くなる。また一対のマイクロ
ホンを用いて一人がカラオケで歌う場合には、一対のマ
イクロホンにより検出される音が相乗的となりハウリン
グが一層生じやすいという問題点が生じる。
本考案は、このような課題を解決しようとするもの
で、携帯型のカラオケ用マイクロホン付テーププレーヤ
ーにおいて、2つのマイクロホンを設けることによりデ
ュエットをやりやすくするとともに、デュエットに際し
て二人の歌手がさらに自由な振り付けを行えるように
し、しかも、コンパクトな構成にするとともに、使用時
の重量的な安定性を高め、使い勝手などもよくし、さら
にデザインの自由を損うことなくハウリングを防止する
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案のデュエットカラオケ用マイクロホン付テープ
プレーヤーは、前記目的を達成するために、ケース本体
1と、このケース本体1の後部に設けられたハンドル4
と、前記ケース本体1の下部に設けられた磁気テープの
検出用磁気ヘッド20を備えたカセットテープの収納部6
と、前記ケース本体1の上部に設けられた回転軸に左右
に開閉可能に設けられた左右一対の支柱33,34と、これ
ら一対の支柱33,34の上部後側に設けられた一対のマイ
クロホン7,8と、前記ケース本体1の上部前側に一体に
設けられ前記磁気ヘッド20および前記一対のマイクロホ
ン7,8で検出された音を拡大再生する1つのスピーカ5
とを備え、前記左右一対の支柱33,34は、一方の支柱34
を、前記マイクロホン8が設けられた取付体36と前記ケ
ース本体1側に設けられた支柱基部34Aとに2分割し、
前記取付体36は前記支柱基部34Aに対して着脱自在と
し、前記一対のマイクロホン7,8の一方8を位相反転回
路59およびミキシング回路61を介して前記スピーカ5に
接続し、前記一対のマイクロホン7,8の他方7は位相反
転回路59を介さず前記ミキシング回路61を介して前記ス
ピーカ5に接続したものである。
[作用] 本考案のデュエットカラオケ用マイクロホン付テープ
プレーヤーは、ケース本体1の後部のハンドル4を持
ち、カセットテープを演奏しながら、ケース本体1の上
方に突出したマイクロホン7,8に向かって歌う。カセッ
トテープ用の磁気ヘッド20およびマイクロホン7,8で検
出された音は、ケース本体1のスピーカ5により拡大再
生される。このとき一方のマイクロホン8からの信号は
位相反転回路59により位相が反転され、この位相の反転
された信号と他方のマイクロホン7からの信号とが合成
されてスピーカ5から出力される。またマイクロホン7,
8は開閉可能な左右一対の支柱33,34の上部にそれぞれあ
り、デュエットする場合、両支柱33,34を開いて両マイ
クロホン7,8を離し、二人がそれぞれ別のマイクロホン
7,8に向かって楽に歌える。しかも、マイクロホン7,8が
支柱33,34の上部に後向きに付いているから、マイクロ
ホン7,8を歌手の口元に近付けやすく、歌いやすいとと
もに、集音が確実になされる。手による支持に関して
は、ケース本体1の下部にカセットテープの収納部6が
あり、上部にスピーカ5があり、また、前記左右一対の
両支柱33,34が左右に開閉することから、重量的な安定
性がよい。音響面では、スピーカ5がケース本体1の上
部にあることにより、歌手が自分の歌声を聞きやすく、
また、スピーカ5が前側にあるのに対して、マイクロホ
ン7,8が後向きに付いていることから、大きな声で歌っ
てもハウリングが出にくい。それに加えて、前述のよう
に一方のマイクロホン8の信号は位相反転回路59により
位相が反転され、スピーカ5からマイクロホン7,8への
正帰還が打ち消されることによりハウリングが防止され
る。特に両マイクロホン7,8を閉じて一人で使うような
場合、両マイクロホン7,8に直接入力される歌手の音声
の信号も相互に打ち消しあうことにより、両マイクロホ
ン7,8の合成信号が過度に強くならず、ハウリングの発
生がより抑えられる。さらに、収納時などには、両支柱
33,34を閉じると、カセットテープの収納部6、スピー
カ5および両支柱33,34が直線的に並び、コンパクトに
なる。さらに、デュエットするとき、必要に応じ一方の
マイクロホン8を外して使え、これにより、自由な振り
付けなども可能になる。前記マイクロホン8の着脱は、
2分割してあるる支柱34において、ケース本体1側の支
柱基部34Aに対して、マイクロホン8のある取付体36を
着脱することによる。
[実施例] 次に本考案の一実施例を添付図面を参照して説明す
る。
縦長なケース本体1はケース前部2とケース後部3と
を一体化したものであり、前記ケース本体1の後側には
ハンドル4が縦設され、またケース本体1の上部前側に
はスピーカ5が設けられるとともに下部にはカセットテ
ープの収納部(カセットプレーヤー)6が設けられてい
る。また前記ケース本体1の上部には一対の第1および
第2のマイクロホン7,8が左右に開閉機構を介して設け
られている。
さらに前記ハンドル4等について詳述する。前記ハン
ドル4はコ字形をなして前記ケース後部3と一体に設け
られており、その縦部の内側に電極片9を有する電池収
納部10が形成されるとともに、この電池収納部10の下部
には電池蓋11が着脱自在に設けられている。また前記ハ
ンドル4の上部には後述するカセットプレーヤー6の磁
気ヘッド20および前記第1および第2のマイクロホン7,
8で検出された音を拡大再生するカラオケ機能と、前記
第1および第2のマイクロホン7,8のみで検出された音
を拡大するスピーチ機能とを切替える切替スイッチ13、
磁気ヘッドで検出されて拡大再生する音量と前記第1お
よび第2のマイクロホン7,8で検出されて拡大する音量
のバランスを調節するテープ・マイク調整ダイヤル14お
よび音量を調整する音量調整ダイヤル15が設けられてい
る。前記ケース本体1の上部前面に設けられるスピーカ
5はテープレコーダ等に使用されている同様な強力な磁
石とボイスコイルにより空気を振動させる振動板17が設
けられているものであって、ケース本体1の上部前面に
形成された窓孔18に臨んで設けられるとともに、この窓
孔18にスピーカネット19が設けられており、そしてこの
スピーカ5はカラオケとして、拡声器としてある程度広
い範囲に聞えるよう所定の大きさを有する。前記ケース
本体1の前面下部に凹設されるカセットテープの収納部
6はテープレコーダ等に使用されているようにカセット
メカデッキ21に再生用の磁気ヘッド20およびカセットテ
ープのテープリールに係合可能な回転軸22などが設けら
れており、この収納部6の前方には透明部23を有する開
閉蓋24がヒンジ25を介して開閉自在に設けられている。
尚、前記カセットテープの磁気テープは磁気微粒子コー
ティングする等し、磁気力により音楽等の情報を書き込
んだ周知のテープであり、また前記磁気ヘッド20は前記
磁気テープの繰り出しにより前記情報を検出する。さら
に前記ケース本体1における収納部6の一側には磁気テ
ープのスピードを調整するテープスピード調整ダイヤル
26,残響音を調整するエコー調整ダイヤル27および音声
多重磁気テープを使用した際、前記磁気ヘッド20による
音声の音量と演奏の音量とのバランスを調整する音量多
重調整ダイヤル28が設けられている。
尚、カラオケ用音声多重テープは歌手の声を消して演
奏に合わせてカラオケ練習ができるものであって、カセ
ットテープのA面,B面に対応して演奏と歌手の音声が各
々Lチャンネル、Rチャンネルあるいは逆に記録されて
いるものである。
さらに前記収納部6の他側に磁気テープの走行を止め
る停止釦29、早送り釦30、巻き戻し釦31および再生釦32
が設けられている。
前記ケース本体1の上部から上方に突出している左右
一対の第1および第2のマイクロホン7,8はカセットテ
ープレコーダー,マイク等に使用されるコンデンサマイ
クロホンと同様なものであって、振動板が振動し、その
振動を電気信号に変換することにより音声を入力するも
のであり、そして前記第1および第2のマイクロホン7,
8は各々第1および第2の支柱33,34の上部に後方に突出
して設けられるとともに、このマイクロホン7,8には多
孔質のカバー35が設けられている。そして前記第2の支
柱34は2分割されており、前記第2のマイクロホン8を
固設した角柱状の取付体36がケース本体1側の角筒状の
支柱基部34Aの先端側に着脱自在に嵌着できるようにな
っている。また前記第2のマイクロホン8は着脱可能な
ジャック37によりカールコード38を介して前記ケース本
体1に接続している。さらに前記ケース本体1の上部に
形成された窓孔39の内側に前後一対に設けられた第1お
よび第2の円弧板40,41の周面に前記第1および第2の
支柱33,34が立設している。すなわち前記第1および第
2の円弧板40,41の内側にはアーム42,43を介して第1お
よび第2の回動中心取付座44,45が設けられ、この第1
および第2の回動中心取付座44,45は重ね合され、さら
にケース後部3から内側へ突出したボス46に前記第1の
回動中心取付座44が重ね合されるとともに、回動中心取
付座44,45はビス47により回動可能に止着されている。
こうしてケース本体1の上部に構成された回転軸を中心
として、前記第1および第2の支柱33,34、ひいては第
1および第2のマイクロホン7,8が左右に対称的に回動
して開閉できるように構成されている。また前記第1の
円弧板40の他側には該第1の円弧板40を前面側からみて
時計廻り方向に付勢する第1のスプリング48が接続さ
れ、同様に第2の円弧板41には該第2の円弧板41を反時
計方向廻りに付勢する第2のスプリング49が接続されて
いる。さらに前記第1および第2の円弧板40,41に設け
られたアーム42,43間の中央上部にはストッパー50が前
方へ進退自在に設けられている。このストッパー50の先
端下部に後述する鉤部の係止部51が設けられているとと
もにこのストッパー50はスプリング52により常時後退す
るように付勢されており、ケース本体1の後部に突出し
たマイク開き用釦53を前記スプリング52に抗して押圧す
ることにより前方へ突出するようになっている。さらに
前記アーム42,43には前記ストッパー50の係止部51に係
止可能な鉤部54,55が片持ち状に突設しており、この鉤
部54,55にはテーパ部56,57が連設している。すなわち鉤
部54,55がストッパー50に係止されている状態において
は第1および第2のスプリング48,49が伸長状態であ
り、そしてマイク開き用釦53を押圧することにより、係
止部51が前方へ突出して、該係止部51と鉤部54,55との
係止状態がはずれると第1および第2のスプリング48,4
9の弾性力により前記第1および第2の円弧板40,41が相
互に反対方向へ、すなわち開き方向へ回動する。一方、
第1および第2の支柱33,34を各々閉じ方向へ回動する
と予め後退していたストッパー50に片持ち状の鉤部54,5
5がやや押し下げられながらテーパ部56,57が摺動してそ
して鉤部54,55が係止部51に係止されると片持ち状の鉤
部54,55は弾性力により復元する。この結果第1および
第2の支柱33,34は直立状態に、すなわち第1および第
2のマイクロホン7,8は閉じるように保持される。
第12図は電気回路のブロック図を示しており、第1の
マイクロホン7はマイク用増幅回路58に接続され、また
第2のマイクロホン8は位相反転回路59を介して前記マ
イク用増幅回路58に接続している。さらにマイク用増幅
回路58をエコー回路60を介してミキシング回路61に接続
され、このミキシング回路61は、スピーカ5を接続した
増幅回路62に接続されている。また前記磁気ヘッド20に
設けられたRチャンネル検出部63およびLチャンネル検
出部64は磁気ヘッド増幅回路65に接続され、この磁気ヘ
ッド用増幅回路65は前記ミキシング回路61に接続されて
いる。したがって、第1のマイクロホン7より信号Aが
検出され、一方位相反転回路59により第2のマイクロホ
ン8の信号Bは第1のマイクロホン7の信号と位相が反
転し信号Cとなり、この結果信号Dで示した信号AとC
の和がミキシング回路61へ送られることによりマイクロ
ホン7,8を閉じた状態で両方のマイクホン7,8に向って発
声した場合でもミキシング回路61へ過剰な音声信号が印
加されることがないためハウリングを防止できるように
なっいる。
次に前記構成につきその作用を説明する。
カラオケを歌うときには予め開閉蓋24を開いてカセッ
トテープを収納部6に収納し、また切替スイッチ13をカ
ラオケ位置に設定しておく。そしてハンドル4を持ち、
カセットテープを演奏しながら、マイクロホン7,8に向
かって歌う。その際、再生釦32を押圧すると磁気ヘッド
20により検出された信号が磁気ヘッド用増幅回路65、ミ
キシング回路61、増幅回路62を介してスピーカ5より拡
大再生され、また第1および第2のマイクロホン7,8に
より検出された音声がマイク用増幅回路58、エコー回路
60、ミキシング回路61、増幅回路62を介してスピーカ5
から拡大される。またデュエットで歌う場合には、一対
のマイクロホン7,8を開いて互いに離すとよい。このと
きマイク開き用釦53を押圧することにより、前記のよう
に鉤部54,55とストッパー50との係止状態が解除されて
第1および第2のスプリング48,49により第1および第
2の円弧板40,41が互いに反対方向へ回動してマイクロ
ホン7,8は二股状に開く。これにより、二人の歌手がそ
れぞれ別のマイクロホン7,8に向かって楽に歌える。さ
らにデュエットする二人がある程度離れて歌いたいよう
な場合には第2のマイクロホン8を固設した取付体36を
第2の支柱34の支柱基部34Aより抜き取り、これを持っ
て歌うことができる。
以上のように前記実施例においては、ケース本体1か
ら上方へ突出させて左右一対のマイクロホン7,8を開閉
可能に設けたことにより、デュエットカラオケの印象を
受ける形態であるとともに、デュエットをやりやすく、
デュエットを楽しむことができる。
また前記第1および第2のマイクロホン7,8は、スピ
ーカ5が前側にあるケース本体1の後部に設けた第1お
よび第2の回動円弧板40,41に第1および第2の支柱33,
34を介して左右に対称的に開閉するように設けたので、
全体をコンパクトな構成とできるとともに、持ったとき
の重量的な安定がよく、また使用後においては前記第1
および第2の支柱33,34を直立状態として並列状態に閉
じれば、カセットテープの収納部6、スピーカ5および
両支柱33,34が直線的に並び、コンパクトに収納でき
る。
さらに第2のマイクロホン8を着脱自在に設けたこと
により、デュエット時には一人がハンドル4を握るとと
もに第1のマイクロホン7に対向して歌い、一方もう一
人は抜き出した第2のマイクロホン8を握って各々が自
由な振り付けをしながら歌うことができる。しかも第2
のマイクロホン8の着脱のために、第2の支柱34を、第
2のマイクロホン8を固設した取付体36とケース本体1
側に設けられた支柱基部34Aとに2分割し、取付体36を
支柱基部34Aに着脱自在に嵌着したので、一対の支柱33,
34が開閉するものであるにもかかわらず、着脱のための
構成を簡単なものとできるとともに、着脱の操作性もよ
い。
また後部にハンドル4があるケース本体1の下部にカ
セットテープの収納部6を設けるとともに、上部にスピ
ーカ5を設けたので、持ったときの重量的な安定性がよ
いとともに、歌手が自分の声を聞きやすい。
さらにマイクロホン7,8は支柱33,34の上部に後向きに
設けたので、マイクロホン7,8を歌手の口元に近付けや
すく、歌いやすいとともに、集音も確実にできる。それ
に加えて、スピーカ5が反対に前側にあることから、大
きな声で歌ってもハウリングが出にくい。
また前記実施例においては、第2のマイクロホン8を
位相反転回路59を介してマイク用増幅回路58に接続した
ことにより、両方のマイクロホン7,8に同時に大きな声
がはいってもハウリングを防止できる。すなわちスピー
カ5および第1並びに第2のマイクロホン7,8はケース
本体1の上部に設けられて近接しているため、本体ケー
ス1をスピーカ5からの振動が伝わったり、空気中を音
が直接伝わってしまいハウリングが生じやすく、また一
人で歌うような場合第1および第2のマイクロホン7,8
は並列として使用されるが、このような場合には第1の
マイクロホン7と第2のマイクロホン8が各々個別に声
を検知するため該マイクロホン7,8による入力がマイク
用増幅回路58で2倍近くなりハウリングが生じやすい
が、前記のように位相反転回路59を設けたことにより、
スピーカ5から両マイクロホン7,8に入力した信号が互
いに相殺されるので、ハウリングを防止できる。しかも
スピーカ5が前側にあるケース本体1の上部を中心とし
て一対のマイクロホン7,8が左右に開閉するので、これ
らマイクロホン7,8を閉じた状態でも開いた状態でも、
両マイクロホン7,8がスピーカ5から等距離に位置し、
したがってスピーカ5からマイクロホン7,8への正帰還
を確実に打ち消せる。それに加えて両マイクロホン7,8
を閉じて一人で使うようなときには、両マイクロホン7,
8に直接入力される歌手の音声の信号も相互に打ち消し
あうことにより、両マイクロホン7,8の合成信号が過度
に強くならず、ハウリングの発生をより抑えられる。
また従来では単一指向性のコンデンサマイクロホンを
使用し、金属製の防振板を組込んでハウリングを防止し
ていたが、位相反転回路59によりハウリングを防止でき
るので、安価な無指向性のコンデンサマイクロホンを使
用することが可能になった。さらにハウリングが防止で
きるため、第1および第2のマイクロホン7,8相互を近
づけることができるなど従来のデザインやレイアウトに
とらわれることなくデザイン上の自由度を向上すること
ができ、優れたデザインで使いやすい製品を作ることが
できる。
なお第2のマイクロホン8を外して使う場合には、こ
のマイクロホン8がスピーカ5から離れて位置するた
め、もとよりハウジングの発生が少なくなる。
第13図は一般のミュージックテープをカラオケとして
用いる場合の電気回路の他の実施例を示しており、前記
第12図と同一部分についてはその詳細な説明を省略す
る。
第13図においては、磁気ヘッド20におけるRチャンネ
ル検出部63、Lチャンネル検出部64はR用磁気ヘッド用
増幅回路65A、L用磁気ヘッド用増幅回路65Bに各々接続
されており、さらに前記L用磁気ヘッド用増幅回路65B
は位相反転回路66を介してミキシング回路61に接続され
ている。
したがって、一般のミュージックテープを使用してカ
ラオケをする場合には、磁気テープに記憶されている歌
手の声はR,L両方のチャンネル検出部63,64により検出さ
れるがLチャンネル検出部64側の信号は位相反転回路66
を通してミキシングされるため歌手の音声はほぼ打ち消
され演奏の信号のみが第1および第2のマイクロホン7,
8から入力された信号とともに再生拡大される。
尚、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、
例えば2箇のマイクロホンをケース本体の上部両側より
回動かつ出没可能に設けたり、また、マイクロホンの音
を録音用磁気ヘッドにより磁気テープに記録するなど種
々の変形が可能である。また、第14図のようにマイク開
き用釦53を一対のマイクロホン7,8の後端側中央に突設
して配設してもよい。
[考案の効果] 本考案によれば、開閉可能な左右一対のマイクロホン
7,8を設けたので、デュエットカラオケの印象を受ける
形態であるとともに、両マイクロホン7,8を離して各マ
イクロホン7,8に向かって二人の歌手がそれぞれ歌うこ
とにより、デュエットをやりやすい。また、後部にハン
ドル4があるケース本体1の下部にカセットテープの収
納部6を設けるとともに、上部にスピーカ5を設けたの
で、持ったときの重量的な安定性がよいとともに、歌手
が自分の声を聞きやすい。また、左右一対のマイクロホ
ン7,8の支柱33,34は、スピーカ5のあるケース本体1の
上部を中心として左右に開閉するようにしたので、全体
をコンパクトな構成とすることができ、特に両支柱33,3
4を閉じたとき、カセットテープの収納部6、スピーカ
5および両支柱33,34が直線的に並び、コンパクトに収
納でき、また、持ったときの重量的に安定性がよい。さ
らに、マイクロホン7,8は、支柱33,34の上部に後向きに
設けたので、マイクロホン7,8を歌手の口元に近付けや
すく、歌いやすいとともに、集音が確実にでき、また、
スピーカ5は前側にあることから、大きな声で歌っても
ハウリングが出にくい。また、一対のマイクロホン7,8
の一方8に位置反転回路59を設けたので、デザイン上の
規制などを受けることなく、カラオケ用マイクロホン付
テーププレーヤーとしての各種使用形態において効果的
にハウリングを防止することができる。さらに、左右一
対の支柱33,34は、一方の支柱34を、マイクロホン8が
設けられた取付体36とケース本体1側に設けられた支柱
基部34Aとに2分割し、取付体36を支柱基部34Aに対して
着脱自在としたので、一方のマイクロホン8を取り外し
て使うことにより、歌手が二人でも、自由な振り付けな
どをしながらのデュエットができる。また、一対の支柱
33,34が開閉するものであるにもかかわらず、着脱のた
めの構成を簡単なものとすることができ、着脱の操作性
もよくできる。
【図面の簡単な説明】
第1図はマイクを開いた状態の正面図、第2図はマイク
を閉じた状態の斜視図、第3図はマイクを閉じた状態の
正面図、第4図は同背面図、第5図は同左側面図、第6
図は同右側面図、第7図は同平面図、第8図は同底面
図、第9図は第3図のIX-IX線断面図、第10図は要部の
正面図、第11図は同分解斜視図、第12図はブロック図、
第13図は他の実施例を示すブロック図、第14図は他の実
施例を示す断面図である。 1……ケース本体、4……ハンドル、5……スピーカ、
6……収納部、7,8……マイクロホン、20……磁気ヘッ
ド、33,34……支柱、34A……支柱基部、36……取付体、
59……位相反転回路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケース本体(1)と、このケース本体
    (1)の後部に設けられたハンドル(4)と、前記ケー
    ス本体(1)の下部に設けられた磁気テープの検出用磁
    気ヘッド(20)を備えたカセットテープの収納部(6)
    と、前記ケース本体(1)の上部に設けられた回転軸に
    左右に開閉可能に設けられた左右一対の支柱(33,34)
    と、これら一対の支柱(33,34)の上部後側に設けられ
    た一対のマイクロホン(7,8)と、前記ケース本体
    (1)の上部前側に一体に設けられ前記磁気ヘッド(2
    0)および前記一対のマイクロホン(7,8)で検出された
    音を拡大再生する1つのスピーカ(5)とを備え、前記
    左右一対の支柱(33,34)は、一方の支柱(34)を、前
    記マイクロホン(8)が設けられた取付体(36)と前記
    ケース本体(1)側に設けられた支柱基部(34A)とに
    2分割し、前記取付体(36)は前記支柱基部(34A)に
    対して着脱自在とし、前記一対のマイクロホン(7,8)
    の一方(8)を位相反転回路(59)およびミキシング回
    路(61)を介して前記スピーカ(5)に接続し、前記一
    対のマイクロホン(7,8)の他方(7)は位相反転回路
    (59)を介さず前記ミキシング回路(61)を介して前記
    スピーカ(5)に接続したことを特徴とするデュエット
    カラオケ用マイクロホン付テーププレーヤー。
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