JPH1078782A - カラオケ装置 - Google Patents

カラオケ装置

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Publication number
JPH1078782A
JPH1078782A JP8233193A JP23319396A JPH1078782A JP H1078782 A JPH1078782 A JP H1078782A JP 8233193 A JP8233193 A JP 8233193A JP 23319396 A JP23319396 A JP 23319396A JP H1078782 A JPH1078782 A JP H1078782A
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JP
Japan
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karaoke
data
sound
singer
display
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Pending
Application number
JP8233193A
Other languages
English (en)
Inventor
Toyosaku Matsumoto
豊作 松本
Hiroyuki Fujita
博之 藤田
Minoru Inoue
実 井上
Shoichi Enda
彰一 圓田
Yasuo Takasu
安夫 高須
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Daiichikosho Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Corp
Daiichi Kosho Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1078782A publication Critical patent/JPH1078782A/ja
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  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】歌いやすく且つ上手く聞こえるようにしたカラ
オケ装置を提供する。 【解決手段】聴衆に向けて設置されるメインスピーカ4
とカラオケ歌唱者に向けて設置されるモニタスピーカ2
3を設け、メインスピーカ4からはカラオケ伴奏音とカ
ラオケ歌唱音声信号とを出力し、モニタスピーカ23か
らは、上記カラオケ伴奏音、カラオケ歌唱音声信号に加
えてガイドメロディ音を出力する。これにより、カラオ
ケ歌唱をしやすくなるとともに、聴衆にはガイドメロデ
ィ音が聞こえないためカラオケ歌唱が上手く聞こえる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カラオケ装置の
ガイドメロディ音の出力方式の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】カラオケ装置には、伴奏音に加えてガイ
ドメロディ音を発音・出力できるようにしたものがあ
る。ガイドメロディ音とは、歌唱者が歌唱すべきメロデ
ィと同じメロディを演奏した楽器音であり、メロディや
リズムをよく覚えていない不慣れな歌唱者を補助するた
めのものである。不慣れな歌唱者はこのガイドメロディ
音を聞きながら歌唱すれば、メロディやリズムを正しく
保つことができ、伴奏音とよくあった歌唱ができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
にガイドメロディ音は歌唱者が歌う旋律と同じものであ
るため、歌唱音声がガイドメロディ音にカバーされてし
まって歌が上手く聞こえないという問題点があった。ま
た、歌唱に慣れてくると、リズムやテンポを少しずらし
た歌いまわしをする場合があるが、ガイドメロディは機
械的に正確なリズムやテンポで進行しているため、歌い
まわしによって歌唱音声とガイドメロディ音にズレが生
じ、このズレのために歌唱が上手く聞こえないという問
題点があった。
【0004】しかし、その一方で慣れた歌唱者であって
も、ガイドメロディがあったほうが歌いやすく、ガイド
メロディ音によって歌い出しなどのタイミングをつかん
でいる歌唱者も多いのが現実である。
【0005】この発明は、歌唱者のみにガイドメロディ
音を聴かせることにより、歌いやすく且つ上手く聞こえ
るようにしたカラオケ装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、カラオケ演
奏データに基づいて伴奏音,ガイドメロディ音を含む楽
音を発生するカラオケ演奏手段と、カラオケ歌唱者の歌
唱音声信号を入力する歌唱入力手段と、聴衆に向けて設
置されるメインスピーカおよびカラオケ歌唱者に向けて
設置されるモニタスピーカと、前記伴奏音および前記歌
唱音声信号をメインスピーカから出力し、前記伴奏音,
ガイドメロディ音および歌唱音声信号を前記モニタスピ
ーカから出力するミキシング手段とを備えたことを特徴
とする。
【0007】この発明では、聴取に向けてメインスピー
カを設置し、カラオケ歌唱者に向けてモニタスピーカを
設置する。そして、メインスピーカからは伴奏音および
カラオケ歌唱者の歌唱音声信号を出力し、モニタスピー
カからは伴奏音、ガイドメロディ音および歌唱音声信号
を出力する。モニタスピーカからはガイドメロディ音が
出力されるため、カラオケ歌唱を上手く歌うことがで
き、メインスピーカからはガイドメロディ音が出力され
ないため、聴衆に対してカラオケ歌唱をより上手く聴か
せることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図面を参照してこの発明の実施形
態である可搬型通信カラオケ装置について説明する。図
1〜図6は同可搬型通信カラオケ装置の外観図である。
図1は正面図、図2は右側面図、図3は背面図、図4は
平面図である。また、図5は背面図でカバーを取り除い
た状態を示す図、図6は液晶ディスプレイを開いた状態
の平面図を示している。
【0009】この可搬型通信カラオケ装置は、シェル形
のボディ10の内部に装置本体(コントローラ)2,ア
ンプ3,スピーカ4をはじめカラオケ演奏に必要な全て
の機器を収納しているとともに、ボディ10上面のトッ
プパネルにディスプレイ5およびコントロールパネル6
を有している。ディスプレイ5は液晶マトリクスのカラ
ー表示器である。このように、このカラオケ装置は、カ
ラオケ演奏に必要な全ての機器を一体化した装置であ
る。
【0010】装置正面には、ステレオのメインスピーカ
4および曲番号などを表示するためのLED7セグメン
ト表示器19が設けられている。
【0011】装置底面には4個の大型キャスタ11が設
けられている。また、装置背面には把手12,フットス
テップ13が設けられており、把手12を引きまたは押
すことにより、あるいは、フットステップ13を足で押
すことによってこのカラオケ装置を移動させることがで
きる。また、装置背面にはポケット14が設けられてお
り、マイクや目次本を収納することができる。
【0012】コントロールパネル6には、キースイッチ
群20,調節ボリューム群21およびリモコン収納部2
2が形成されている。キースイッチ群20は、曲番号を
入力するテンキー,メモリセットスイッチ,演奏をスタ
ート/ストップするスタート/ストップスイッチ,キー
チェンジスイッチ,テンポチェンジスイッチなどを含ん
でいる。調節ボリューム群21は、モニタスピーカ23
の音量を調節するモニタ音量ボリューム,マイクから入
力される音声信号の音量を調節するマイク音量ボリュー
ム,エコーの調節するエコーコントロールボリュームな
どを含んでいる。これらキースイッチ群20,調節ボリ
ューム群21は内部に収納されている装置本体2,コン
トロールアンプ3に接続されている。また、リモコン収
納部14はリモコン53の形状をした凹部であり、図7
に示すリモコンが収納される。
【0013】ディスプレイ5にはLCDマトリクスのデ
ィスプレイ本体のほかモニタスピーカ23が設けられて
いる。このモニタスピーカ23は、メインスピーカ4が
装置正面に聴衆に向けて設けられているため、カラオケ
歌唱者にカラオケ演奏音を聴かせるために設置されたも
のである。なお、正面のメインスピーカ4からは伴奏音
と歌唱音声が出力され、モニタスピーカ23からは伴奏
音,カラオケ歌唱音声に加えてガイドメロディ音が出力
される。これにより、歌い手はガイドメロディによって
歌いやすくなり、聞き手にはガイドメロディがないため
カラオケ歌唱が上手く聞こえるというメリットがある。
【0014】ディスプレイ5はヒンジ部25によってコ
ントロールパネル6上で回動自在に支持されている。ヒ
ンジ部25は、図8に示すような構造になっており、コ
ントロールパネル側に一端を固定された横向きのコイル
スプリング60の他端Pがディスプレイ5の側面に形成
された長穴61に挿入されている。コイルスプリング6
0の他端Pは力が加わらない状態ではコイル上端部に停
止している。また、長穴61は回動軸を中心とする16
5度の円弧状に開設されており、ディスプレイ5の開角
が45度〜120度の範囲で前記コイルスプリング60
の他端Pが当接しない状態で挿入される。ディスプレイ
5を閉じると、コイルスプリング60が長穴61の後端
61aに当接して捩じられ開く方向に付勢力が発生す
る。これによって、ディスプレイ5の重量が相殺されて
軽く開くことができる。なお、ディスプレイ5の上端部
にはフック26が設けられており、完全に閉じた状態で
はこのフック26を外さなければ開かないようになって
いる。また、ディスプレイ5を120度以上に開くと、
コイルスプリング60が長穴61の前端61bに当接し
て捩じられ閉じる方向に付勢力が発生する。これによっ
て、ディスプレイ5が開きすぎることがなくなる。ま
た、図4に示すように、ディスプレイ5を閉じると、コ
ントロールパネル6の蓋の機能をしている。移動中はデ
ィスプレイ5を閉じることにより、LCDマトリクス表
示器本体のほかコントロールパネルのキースイッチ群2
0,調節ボリューム群21を保護することができ、さら
に、振動や転倒によるリモコン53の落下を防止するこ
とができる。
【0015】なお、このヒンジ機構は、この実施形態の
可搬型カラオケ装置のみならず、ノートパソコン,ワー
プロや液晶テレビなどにも用いることができる。
【0016】また、図9に示すように、このディスプレ
イ5およびコントロールパネル6を含むトップパネルは
水平に360度の範囲で回転可能になっている。すなわ
ち、図6に示す位置から時計回りに180度,反時計回
りに180度の範囲で回転可能である。これにより、歌
唱者は任意の位置にディスプレイ5を向けて歌うことが
できる。たとえば、ディスプレイ5を正面方向に向けて
聞き手と一緒に歌うこともできる。
【0017】把手12の左右両端部にはマイクホルダ1
5が取り付けられている。マイクホルダ15はマイク
(図示せず)の首元を係止する円弧状のホルダ部とこの
円弧の中心軸に並行でかつ円弧の外側に位置するリング
部からなり、このリング部が把手12に嵌合し、図10
(A)に示すように、このリング部を中心として回転可
能にされている。カラオケ装置使用時には、マイクホル
ダ15を図6に示す位置に回転させてマイクを係止し、
移動時には、マイクホルダ15を180度回転させて、
円弧状のホルダ部を反転して、把手12の内側に入れた
状態で移動させる。これにより、このマイクホルダ15
が移動中の衝突や転倒によって壊れることがない。この
とき、マイクは反転したマイクホルダ15に係止してお
いてもよく、背面部のポケット14に収納しておいても
よい。また、マイクホルダ15は、図6および図10
(A)に示すもののほか、図10(B)に示すように縦
棒に取り付けられ、横回転するように構成してもよい。
【0018】図5は図3に示すカラオケ装置の背面から
カバー10a,10bを取り除いて内部の機器を露出さ
せた状態を示している。装置本体2,コントロールアン
プ3などの機器は、ボディ10内に設けられた木製のラ
ック65に収納されている。ラック65の機器の4隅が
当接する面には、図11に示すように、防振材66が固
定されている。防振材66は、不織布やナイロン布など
からなる表面材66aと発泡性シリコンなどのクッショ
ン材66bで構成されている。この防振材66は厚みの
5倍程度の距離の間隔でタッカーによってラック65に
固定され波形に整形されている。これにより、表面材6
6aの滑り性によって、機器の収納,取り出し時は滑ら
かに滑り、機器を収納・固定したのちは、波形に整形さ
れたクッション材66bのクッション性によって隙間が
できず、高い防振性を得ることができる。なお、カバー
10aにはマイク接続用のジャックを露出するための開
口部が形成されており、カバー10bには電話線接続用
のモジュラジャックを露出するための切欠部が形成され
ている。
【0019】また、シェル形のボディ10は複数の樹脂
板の組み合わせで構成され、各樹脂板は前記木製のラッ
ク65にネジ止め固定されている。各樹脂板は突き合わ
せ接合によって面一に接合されているが、図12に示す
ように、ネジ止め部を少なくするため、各樹脂板70,
71の端部の接合縁の裏側に他方へ張り出す補助樹脂板
70a,71aを接着または溶着し、これで2枚を組み
合わせたとき、係合して外れないようした。これによ
り、ネジ止め箇所が半分になり、作業性が良くなるとと
もに、ネジの露出が少なくなって外観が良くなる。ま
た、ネジ止めするためには、その位置に木部(ラック)
65がなければならないが、ネジ止め部が多いとそれだ
けボディ10の形状やパーツ(樹脂板)への切り分けに
制約が多くなる。この可搬型カラオケ装置では、上記の
ようにネジ止め箇所を少なくしたことにより、ボディ形
状やパーツへの切り分けの自由度が高くなる。
【0020】図13は同可搬型カラオケ装置の各機器の
接続を示すブロック図である。装置本体2において、装
置全体の動作を制御するCPU30には、バスを介して
ROM31,RAM32,ハードディスク記憶装置(H
DD)37,操作パネル34,操作インタフェース3
5,通信制御部36,音源装置38,音声データ処理部
39,インタフェース40,文字表示部45および表示
制御部46が接続されている。操作インタフェース35
には、コントロールパネル6およびリモコン受信部33
が接続され、インタフェース40には、コントロールア
ンプ3が接続されている。また、コントロールパネル6
はインタフェース3bを介してコントロールアンプ3に
も接続されている。
【0021】ROM31にはこの装置を起動するために
必要な起動プログラムなどが記憶されている。この装置
の動作を制御するシステムプログラム,アプリケーショ
ンプログラムなどはHDD37に記憶されており、装置
の電源がオンされると上記起動プログラムによってRA
M32に読み込まれる。RAM32には、該プログラム
記憶エリアのほかカラオケ演奏を実行する楽曲データを
読み込む実行データ記憶エリアなどが設けられている。
また、HDD37は、1GBの記憶容量を有し、300
0〜4000曲分の楽曲データおよび静止画データを記
憶している。通信制御部36はモデムを含み電話回線を
介したセンタとの交信を制御する。通信制御部36には
モジュラジャック36aが接続されている。
【0022】音源装置38は、楽曲データの楽音トラッ
クのデータに基づいて楽音信号を形成する。楽曲データ
はカラオケ演奏時にCPU10によって読み出される。
楽音トラックは図14に示すように演奏トラック,ガイ
ドメロディトラックを含む複数トラックで構成されてお
り、音源装置38はこのデータに基づいて複数パートの
伴奏音およびガイドメロディ音からなる楽音信号を並行
して形成する。音声データ処理部39は、楽曲データに
含まれる音声データに基づき、指定された長さ,指定さ
れた音高の音声信号を形成する。音声データは、バック
コーラスなどの音源装置38で電子的に発生しにくい信
号波形をそのままADPCMデータ化して記憶したもの
である。
【0023】音源装置38が形成した楽音信号および音
声データ処理部39が形成した音声信号はコントロール
アンプ3に入力される。コントロールアンプ3にはカラ
オケ歌唱用のマイク50,51が接続されており、これ
らマイク50,51からカラオケ歌唱の音声信号も入力
される。コントロールアンプ3はこれらの信号を指示さ
れたゲインで増幅するとともに各信号にリバーブやエコ
ーなどの効果を付与する。伴奏音,ガイドメロディ音,
マイク音および全体のゲイン(音量)はコントロールパ
ネル6の操作またはリモコン受信部33を介したリモコ
ン53の操作によって指示される。コントロールアンプ
3はミキシング部3aを備えている。ミキシング部3a
は、増幅および効果を付与された伴奏音,マイク音(歌
唱音声信号)をメインアンプ41に出力するとともに、
伴奏音,ガイドメロディ音,マイク音をモニタアンプ4
2に出力する。メインアンプ41は入力された信号を電
力増幅してメインスピーカ4を駆動し、モニタアンプ4
2は入力された信号を電力増幅してモニタスピーカ23
を駆動する。メインスピーカ4は装置正面に設けられた
大型のステレオスピーカであり、モニタスピーカ23は
ディスプレイ5のパネル面に設けられた小型のスピーカ
である。
【0024】文字表示部43は、カラオケ演奏時に、楽
曲データから読み出された文字データに基づいて、曲名
や歌詞などの文字パターンを生成する。この文字パター
ンは表示制御部46に入力される。表示制御部46は、
HDD37から読み出される静止画データとこの文字パ
ターンを合成しLEDディスプレイ5に出力する。
【0025】なお、リモコン53は、前記コントロール
パネル6のキースイッチ群20とほぼ同様のキースイッ
チを備えている。操作パネル34はこの装置(コントロ
ーラ2)がラック65(ボディ10)から取り出され直
接操作されるとき使用されるものであり、LEDのディ
スプレイやキースイッチ群,調節ボリューム群などを含
んでいる。
【0026】次に、図14〜図16を参照して同カラオ
ケ装置においてカラオケ演奏に用いられる楽曲データの
構成について説明する。図14は楽曲データの構成を示
す図である。また、図15,図16は楽曲データの詳細
な構成を示す図である。
【0027】図14において、楽曲データは、ヘッダ,
楽音トラック,ガイドメロディトラック,歌詞トラッ
ク,音声トラック,効果トラックおよび音声データ部か
らなっている。ヘッダは、この楽曲データに関する種々
のデータが書き込まれる部分であり、曲名,ジャンル,
発売日,曲の演奏時間(長さ)などのデータが書き込ま
れている。
【0028】楽音トラック〜効果トラックの各トラック
は図15,図16に示すように複数のイベントデータと
各イベントデータ間の時間間隔を示すデュレーションデ
ータΔtからなるシーケンスデータで構成されている。
CPU30は、カラオケ演奏時にシーケンスプログラム
に基づき全トラックのデータを並行して読み出す。シー
ケンスプログラムは、所定のテンポクロックでΔtをカ
ウントし、Δtをカウントアップしたときこれに続くイ
ベントデータを読み出し、所定の処理部へ出力するプロ
グラムである。
【0029】楽音トラックには、メロディトラック,リ
ズムトラックを初めとして種々のパートのトラックが形
成されている。また、ガイドメロディトラックには、こ
のカラオケ曲の旋律すなわち歌唱者が歌うべき旋律のシ
ーケンスデータが書き込まれている。CPU30はこれ
らのデータを順次音源装置38に入力することによって
伴奏音およびガイドメロディ音を形成させる。
【0030】歌詞トラックは、ディスプレイ5に歌詞を
表示するためのシーケンスデータを記憶したトラックで
ある。このシーケンスデータは楽音データではないが、
インプリメンテーションの統一をとり、作業工程を容易
にするためこのトラックもMIDIデータ形式で記述さ
れている。データ種類は、システム・エクスクルーシブ
・メッセージである。歌詞トラックのデータ記述におい
て、通常は1行の歌詞を1つの歌詞表示データとして扱
っている。歌詞表示データは1行の歌詞の文字データ
(文字コードおよびその文字の表示座標)、この歌詞の
表示時間(通常は30秒前後)、および、ワイプシーケ
ンスデータからなっている。ワイプシーケンスデータと
は、曲の進行に合わせて歌詞の表示色を変更してゆくた
めのシーケンスデータであり、表示色を変更するタイミ
ング(この歌詞が表示されてからの時間)と変更位置
(座標)が1行分の長さにわたって順次記録されている
データである。
【0031】音声トラックは、音声データ部に記憶され
ている音声データn(n=1,2,3,‥‥)の発生タ
イミングなどを指定するシーケンストラックである。音
声データ部には、音源装置38で合成しにくいバックコ
ーラスやハーモニー歌唱などの人声が記憶されている。
音声トラックには、音声指定データと、音声指定データ
の読み出し間隔、すなわち、音声データを音声データ処
理部39に出力して音声信号形成するタイミングを指定
するデュレーションデータΔtが書き込まれている。音
声指定データは、音声データ番号,音程データおよび音
量データからなっている。音声データ番号は、音声デー
タ部に記録されている各音声データの識別番号nであ
る。音程データ,音量データは、形成すべき音声データ
の音程や音量を指示するデータである。すなわち、言葉
を伴わない「アー」や「ワワワワッ」などのバックコー
ラスは、音程や音量を変化させれば何度も利用できるた
め、基本的な音程,音量で1つ記憶しておき、このデー
タに基づいて音程や音量をシフトして繰り返し使用す
る。音声データ処理部39は音量データに基づいて出力
レベルを設定し、音程データに基づいて音声データの読
出間隔を変えることによって音声信号の音程を設定す
る。
【0032】効果トラックには、効果用DSP40を制
御するためのDSPコントロールデータが書き込まれて
いる。効果用DSP40は音源装置38,音声データ処
理部39から入力される信号に対してリバーブなどの残
響系の効果を付与する。DSPコントロールデータは、
このような効果の種類を指定するデータおよびその変化
量データなどからなっている。
【0033】図17は新曲のダウンロード動作を示すフ
ローチャートである。この可搬型カラオケ装置は、通常
はオフラインになっているため、センタからのアクセス
によって新曲のダウンロードを受けることができない。
そこで、同図(A)のように係員の操作によってセンタ
にアクセスして新曲のダウンロード(up date)
を受ける。
【0034】同図(A)は係員の作業手順を示すフロー
チャートである。まず、モジュラコードをモジュラジャ
ック36aにセットすることによりこのカラオケ装置と
電話線とを接続する(s1)。そして、装置をメンテナ
ンスモードにする(s2)。このモードはテンキーなど
の特定の操作によって入ることができるが、その操作手
順は係員のみが知っているものである。メンテナンスモ
ードのメニューから楽曲データのアップデート動作を選
択する(s3)。そしてカラオケ装置がアップデート
(新曲のダウンロード)の動作を終了するまでそのまま
放置し(s4)、作業が終了すると装置の動作を通常モ
ードにもどして(s5)、モジュラコードを取り外して
(s6)、作業を終了する(s7)。
【0035】同図(B)はカラオケ装置のアップデート
動作を示すフローチャートである。まずセンタに電話を
掛ける(s10)。そしてアップデートを要求し(s1
1)、自己のIDコードや現在接続して電話線の電話番
号などを送信する(s12)。こののち一旦電話を切る
(s13)。センタはこの端末装置(可搬型カラオケ装
置)が正規の端末装置であるか否か、保守契約が結ばれ
ているかなどをファイルを検索して判断し、アップデー
トがOKであればセンタからこのカラオケ装置に対して
電話を掛ける。カラオケ装置はセンタから電話があるま
で待機している(s14)。センタから電話があるとこ
れに応答し(s15)、自己のIDコードを送信する
(s15)。そして最終アップデートの日を送信する
(s17)。センタはこの最終アップデート日の後に登
録された楽曲データのこの可搬型カラオケ装置に登録す
べきデータを選択し(可搬型カラオケ装置は通常の据置
型カラオケ装置に比べて記憶可能な曲数が少ないため、
宴会用に選択された曲のみがダウンロードされる。)、
その曲をダウンロードする。このデータ(差分更新デー
タ)を受信した(s18)のち、電話を切る(s1
9)。これでアップデートが終了する。
【0036】上記実施形態では、全機器が一体にボディ
に収納されており、メインスピーカが装置正面に設けら
れ、モニタスピーカが歌唱用のディスプレイに設けられ
ている可搬型カラオケ装置を示したが、この発明はこの
ような可搬型カラオケ装置に限らず、従来より一般的な
据え置き型のカラオケ装置でメインスピーカとモニタス
ピーカを別々に設置するものに適用することもできる。
【0037】また、モニタスピーカとしてヘッドホンを
用いる構成も本願発明の範囲に含まれるものである。こ
の場合、たとえば、マイクを有するヘッドセットにこの
発明のヘッドホンを組み込んで踊りながら歌えるように
してもよく、ブームスタンド型のマイク、とまり木椅子
に本願発明のカバー型の大型ヘッドホンを適用してスタ
ジオ風の演出をしてもよい。
【0038】
【発明の効果】この発明によれば、モニタスピーカから
伴奏音、ガイドメロディ音およびカラオケ歌唱者の歌唱
音声信号を出力し、メインスピーカからはガイドメロデ
ィ音を出力せず、伴奏音および歌唱音声信号のみを出力
するようにしたことにより、モニタスピーカの音を聞い
て歌唱するカラオケ歌唱者とっては歌唱しやすく上手く
歌うことができ、メインスピーカの音声を聴いている聴
衆に対しては、ガイドメロディ音が聞こえないため、カ
ラオケ歌唱をより上手く聴かせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である可搬型カラオケ装置
の正面図
【図2】同可搬型カラオケ装置の右側面図
【図3】同可搬型カラオケ装置の背面図
【図4】同可搬型カラオケ装置の平面図
【図5】同可搬型カラオケ装置のカバーを外した状態の
背面図
【図6】同可搬型カラオケ装置のディスプレイを開いた
状態の平面図
【図7】同可搬型カラオケ装置に付属するリモコンの平
面図
【図8】同可搬型カラオケ装置のディスプレイのヒンジ
部の構造を示す図
【図9】同可搬型カラオケ装置のディスプレイを水平方
向に回転させる状態を説明する図
【図10】同可搬型カラオケ装置のマイクホルダの構造
【図11】同可搬型カラオケ装置の機器収納部に取り付
けられる防振材の構成を説明する図
【図12】同可搬型カラオケ装置のボディの接合構造を
示す図
【図13】同可搬型カラオケ装置の機器構成を示すブロ
ック図
【図14】同可搬型カラオケ装置で用いられる楽曲デー
タの構成図
【図15】同可搬型カラオケ装置で用いられる楽曲デー
タの構成図
【図16】同可搬型カラオケ装置で用いられる楽曲デー
タの構成図
【図17】同可搬型カラオケ装置の新曲ダウンロードの
手順を示すフローチャート
【符号の説明】
2…装置本体(コントローラ)、3…コントロールアン
プ、3a…ミキシング部、3b…インタフェース、4…
メインスピーカ、5…(LCD)ディスプレイ、6…コ
ントロールパネル、10…(シェル形)ボディ、10
a,10b…カバー、11…キャスタ、12…把手、1
3…フットステップ、14…ポケット、15…マイクホ
ルダ、20…キースイッチ群、21…調節ボリューム
群、22…リモコン収納部、23…モニタスピーカ、2
5…ヒンジ部、41…メインアンプ、42…モニタアン
プ、60…コイルスプリング、61…長穴、65…ラッ
ク、66…防振材、66a…表面材、66b…クッショ
ン材 70,71…(ボディのパーツである)樹脂板 70a,71a…補助樹脂板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 実 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株式 会社内 (72)発明者 圓田 彰一 東京都品川区北品川5丁目5番26号 株式 会社第一興商内 (72)発明者 高須 安夫 東京都渋谷区千駄ケ谷3丁目38番10号 有 限会社ソルクス・デザインアソシエイツ内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラオケ演奏データに基づいて伴奏音、
    ガイドメロディ音を含む楽音を発生するカラオケ演奏手
    段と、 カラオケ歌唱者の歌唱音声信号を入力する歌唱入力手段
    と、 聴衆に向けて設置されるメインスピーカ、および、カラ
    オケ歌唱者に向けて設置されるモニタスピーカと、 前記メインスピーカから前記伴奏音および前記歌唱音声
    信号を出力し、前記モニタスピーカから前記伴奏音、ガ
    イドメロディ音および歌唱音声信号を出力するミキシン
    グ手段と、 を備えたことを特徴とするカラオケ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012220508A (ja) * 2011-04-04 2012-11-12 Korg Inc スピーカ付きアンプ
JP2014046018A (ja) * 2012-08-31 2014-03-17 Brother Ind Ltd 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム

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