JP4779264B2 - 移動通信端末、楽音生成システム、楽音生成装置および楽音情報提供方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動通信網を利用して楽音発生等を行うための移動通信端末、楽音生成システム、楽音生成装置および楽音情報提供方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
オーディオ機器等の楽音発生装置では、音色、音高、音量および効果といった4つの演奏パラメータが決まると、所望の楽音を発音することができる。MIDI(Musical Instrument Digital Interface)楽器等の楽音発生装置では、楽曲データに基づいた楽曲の演奏再生が行われ、ユーザは当該MIDI楽器の操作摘みやボタン等を操作することにより、音量等の演奏パラメータを調整していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述したようにMIDI楽器等の楽音発生装置では、所望の音量等を得るためにユーザは操作摘み等の操作子を適宜調整している。ユーザが楽音発生装置により再生された演奏を所望の音量等で聴く場合には、操作摘みによる演奏パラメータの調整方法は有効である。しかしながら、従来の楽音発生装置では、楽曲データに基づいて忠実に楽曲の演奏再生する機能をユーザに提供することはできても、ユーザが楽曲演奏に積極的に参加できるといった娯楽性をユーザに提供することはできない。
【0004】
そこで、ユーザの体に動作検出センサを取り付け、これらのセンサがユーザの身体の動きを検出し、その検出結果を楽音発生装置に無線送信することにより、ユーザの動きに応じて楽曲演奏を行うシステムを開発し、当該システムをユーザに提供することが考えられる。このようなシステムを用いることにより、ユーザは音楽に合わせて踊るといった動作を行うわけではなく、ユーザが動くことによりMIDIデータ等に基づく楽曲演奏制御を行うことができ、新しい参加型音楽エンターテイメントをユーザに提供することができる。しかしながら、上記のような楽曲演奏を行うために、動作検出センサを搭載した無線ユニットや該無線ユニットから無線送信される楽音発生装置といった専用のシステムを用いる必要があり、手軽に楽曲演奏を行うことの妨げとなる。また、外出先等で使用するといったことが手軽に行えないため、自室にいる等の限られた条件でしか使用できない。
【0005】
また、上記のような楽音発生の制御以外にも、ユーザは自身の動作内容を何かに反映させたり、動作内容を管理記録等したりしたいといった要望がある場合には、専用の装置を用意する必要があり、外出先等で手軽に自身の動作内容を何かに反映させたり、管理記録したりすることはできなかった。
【0006】
本発明は、上記の事情を考慮してなされたものであり、ユーザが、より手軽に自身の動作内容を利用して楽音発生等に参加することができる移動通信端末、移動通信端末に装着されるセンサユニット、楽音生成システム、楽音生成装置および楽音情報提供方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係る移動通信端末は、移動通信網による通信サービスを受ける移動通信端末であって、前記移動通信端末に対するユーザの動作を検出する動作検出センサと、予め再生制御内容が定義されている楽音データを記憶する記憶手段と、前記動作検出センサによって検出される前記ユーザの動作に応じて、前記再生制御内容を変更することを指示する楽音制御情報又は新たな再生制御内容を追加することを指示する楽音制御情報を生成する制御情報生成手段と、前記制御情報生成手段で生成された前記楽音制御情報と、前記記憶手段における前記楽音データに定義されている前記再生制御内容のうち前記楽音制御情報の再生制御内容に対応する部分を除く前記再生制御内容とに従って、前記楽音データの楽音信号を生成し、生成した楽音信号に基づく楽音を発生させる楽音発生手段とを具備することを特徴としている。
【0008】
この構成によれば、ユーザが移動通信端末に対して行った動作、例えば突き上げたり、振ったりする動作が動作検出センサによって検出され、該検出された動作に応じて生成される楽音制御情報と、該移動通信端末に記憶されている楽音情報とに基づいて楽音が発生させられる。したがって、ユーザは特別な楽音発生専用の装置等を持ち歩くことなく、外出先等であっても移動電話等のサービスを利用するための移動通信端末を用い、自身が該移動通信端末に対して行った動作を反映した楽音を発生させることができる。
【0011】
また、本発明の別態様の移動通信端末は、移動通信網による通信サービスを受ける移動通信端末であって、音声を入力するマイクロホンと、予め再生制御内容が定義されている楽音データを記憶する記憶手段と、前記マイクロホンによって入力された音声に基づいて、前記再生制御内容を変更することを指示する楽音制御情報又は新たな再生制御内容を追加することを指示する楽音制御情報を生成する制御情報生成手段と、前記制御情報生成手段で生成された前記楽音制御情報と、前記記憶手段における前記楽音データに定義されている前記再生制御内容のうち前記楽音制御情報の再生制御内容に対応する部分を除く前記再生制御内容とに従って、前記楽音データの楽音信号を生成し、生成した楽音信号に基づく楽音を発生させる楽音発生手段とを具備することを特徴とする。
【0012】
この構成によれば、ユーザがマイクロホンに入力した音声に応じて生成される楽音制御情報と、該移動通信端末に記憶されている楽音情報とに基づいて楽音が発生させられる。したがって、ユーザは特別な楽音発生専用の装置等を持ち歩くことなく、外出先等であっても移動電話等のサービスを利用するための移動通信端末を用い、自身が発した音声を反映した楽音を発生させることができる。
【0016】
また、本発明に係る楽音生成システムは、移動通信網による通信サービスを受ける移動通信端末と、前記移動通信網に接続される楽音情報生成装置とを備えた楽音生成システムであって、前記移動通信端末は、当該移動通信端末に内蔵され、もしくは一体に取り付けられ、当該移動通信端末に対するユーザの動作を検出する動作検出センサと、前記動作検出センサによる検出結果に応じた検出結果情報を前記移動通信網を介して前記楽音情報生成装置に送信する検出結果送信手段と、前記楽音情報生成装置は、前記移動通信端末から送信された前記検出結果情報を受信する受信手段と、予め再生制御内容が定義されている楽音データを記憶する記憶手段と、前記受信手段によって受信された前記検出結果情報に基づいて、前記再生制御内容を変更することを指示する楽音制御情報又は新たな再生制御内容を追加することを指示する楽音制御情報を生成する制御情報生成手段と、前記制御情報生成手段で生成された前記楽音制御情報と、前記記憶手段における前記楽音データに定義されている前記再生制御内容のうち前記楽音制御情報の再生制御内容に対応する部分を除く前記再生制御内容とに従って、前記楽音データの楽音信号を生成し、生成した楽音信号に基づく楽音を発生させる楽音発生手段とを具備することを特徴としている。
【0017】
この構成によれば、移動通信端末を動かす等すると、その動作が動作検出センサによって検出され、該検出結果に応じた情報が楽音情報生成装置に移動通信網を介して送信される。そして、楽音情報生成装置において、該移動通信端末から送信された検出結果に応じた情報を反映した楽音を発生させることができる。したがって、移動通信端末のユーザは、外出先等にいる場合であっても、所持する移動通信端末を動かす等することで、楽音情報生成装置における楽音発生の制御に自身の動作を反映させることができる。
【0018】
また、本発明に係る楽音生成装置は、複数のパートからなる楽曲を表す楽曲情報を記憶する楽曲情報記憶手段と、移動通信網による通信サービスを受ける移動通信端末に対するユーザの動作を検出した結果を示す検出結果情報を、前記楽曲情報の楽曲の各パートに対して予め割当てられた複数のアクセス番号毎に前記移動通信端末から受信する受信手段と、前記楽曲情報記憶手段に記憶されている前記各パートの楽曲情報と、当該パートに割当てられた前記アクセス番号に対する前記検出結果情報とに基づいて、当該パートの楽音情報を生成する楽音情報生成手段とを具備することを特徴としている。
【0019】
この構成によれば、移動通信端末から送信される、移動通信端末のユーザの動作に応じた楽音制御情報に応じて楽音を発生することができる。したがって、移動通信端末のユーザは、外出先等にいる場合であっても、所持する移動通信端末を動かす等することで、楽音の発生に自身の動作を反映させることができる。
【0020】
また、本発明に係る楽音情報提供方法は、移動通信網による通信サービスを受ける移動通信端末であり、当該移動通信端末に対するユーザの動作を検出する動作検出センサを有する移動通信端末に対し、楽曲を表す楽曲情報を予め記憶する楽音情報提供装置から楽音情報を提供する方法であって、前記移動通信端末から前記移動通信網を介して送信される、前記動作検出センサの検出結果に応じた検出結果情報を、前記楽音情報提供装置において受信する受信ステップと、前記受信ステップにおいて受信した前記検出結果情報に基づいて前記楽曲情報の楽音発生を制御する制御内容を表す楽音制御情報を前記楽音情報提供装置において生成する制御情報生成ステップと、前記楽音情報提供装置において、前記制御情報生成ステップで生成された前記楽音制御情報に基づく前記制御内容に従って、前記楽曲情報の楽音を制御して楽音を生成する楽音生成ステップと、前記楽音生成ステップで生成された前記楽音を表す楽音情報を、前記受信ステップで受信された前記検出結果情報の送信元である前記移動通信端末に前記楽音情報提供装置から前記移動通信網を介して送信する楽音送信ステップとを有することを特徴とする。
【0021】
この方法によれば、移動通信端末のユーザが行った動作に応じた検出結果情報が該移動通信端末から移動通信網を介して楽音情報提供装置に送信され、楽音情報提供装置が受信した検出結果情報に基づいて、つまりユーザの動作に基づいて楽音を生成し、生成した楽音を表す楽音情報を移動通信端末に移動通信網を介して送信することができる。したがって、ユーザが所持する移動通信端末が楽音情報生成機能を備えていないものであっても、外出先等で当該移動通信端末を動かす等することで、該動きを反映した楽音情報を取得することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
A.第1実施形態
A−1.構成
まず、図1は本発明の第1実施形態に係る携帯電話(移動通信端末)の構成を示すブロック図である。同図に示すように、携帯電話11は、制御部110と、無線通信部112と、ユーザインターフェース部113と、動作検出センサ114と、音源回路116と、効果回路119と、これらを相互に接続するバス117と、音源回路116に接続されるスピーカ115とを備えている。
【0023】
制御部110は、CPU(Central Processing Unit)110a、ROM(Read Only Memory)110b、RAM(Random Access Memory)110cおよびEEPROM(Electrical Erasable Read Only Memory)110dを備えており、この携帯電話11の装置各部を制御する。ROM110bには、種々の制御プログラムや、移動通信サービスにおいて当該携帯電話11を特定するためのIDなどのデータが格納されている。CPU110aは、ROM110bに格納された制御プログラムを実行することにより、データ通信や電話などの機能を実現するとともに、後述する楽音発生のための制御処理を行うことができるようになっている。RAM110cは、CPU110aのワーキングエリアとして使用される。EEPROM110dには、電話帳データなどのデータが格納されるとともに、後述する楽音データの配信サービス等によって図示せぬ移動通信網を介して携帯電話11にダウンロードされた楽音データが格納されるようになっている。ここで、EEPROM110dに格納される楽音データは、ある楽曲を演奏再生するためのデータ(MIDIデータ等)に限らず、波の音、風の音、打楽器音などを発生するための楽音データを格納することができる。なお、本実施形態では、楽音データを格納する記憶手段として、EEPROMを採用しているが、書換可能な記憶手段であればよく、例えばハードディスクなどを代用することもできる。
【0024】
無線通信部112は、アンテナ112aを介して移動通信網の基地局との間で無線通信を行う。これにより、当該携帯電話11は、移動通信網によって提供される無線通信サービスを受けることができ、他の携帯電話や固定電話等の通信機器と移動通信網を介して電話やデータ通信を行うことができるようになっている。
【0025】
ユーザインターフェース部113は、各種情報を表示する液晶表示部、ユーザが入力操作を行うキーパッド、ユーザが通話を行うためのマイクロホンおよびスピーカ等を備えている。ここで、無線通信部112やユーザインターフェース部113については、通常の一般的な携帯電話と同様であるため、その詳細な説明は割愛する。
【0026】
動作検出センサ114は、3次元加速度センサ、3次元速度センサ、2次元加速度センサ、2次元速度センサ、歪み検出器または傾斜センサ等の公知の種々の動作検出センサを用いることができ、ユーザが当該携帯電話11に対して行った動作を検出する。すなわち、携帯電話11は、通常の通話やデータ通信等の一般的な携帯電話に対してユーザが何らかの指示等を行うためのキーパット等のインターフェース部に加え、後述する楽音制御のために使用する動作検出センサを搭載している。このような動作検出センサ114として、加速度センサを用いた場合には、ユーザが携帯電話11を動かすといった動作を行った場合にその加速度を検出し、歪みセンサや圧電センサを用いた場合にはユーザが当該携帯電話11の所定の部位を叩く等の動作を行った場合に、その叩く動作を検出する。動作検出センサ114は、このようにユーザの携帯電話11に対する動作を検出し、該検出結果を示す信号に対して所定の信号処理(A/D変換やフィルタリング等)を施して制御部110によって処理可能な形式のデータとして出力する。
【0027】
当該携帯電話11を用いて楽音発生を行う場合には、上記のように動作検出センサ114から出力される検出結果を示すデータを用い、制御部110がROM110bに格納された制御プログラムにしたがった楽音発生のための制御処理を行い、楽音発生を制御するコントロール情報を生成する。すなわち、動作検出センサ114の検出結果であるユーザの携帯電話11に対する動作を反映したコントロール情報を生成する。なお、ここでのコントロール情報の生成処理についての詳細は後述する。
【0028】
音源回路116は、制御部110のEEPROM110dに格納されている楽音データに基づいて楽音信号を生成する。EEPROM110dに格納されている楽音データがある楽曲を演奏するためのMIDIデータ等である場合には、音源回路116はMIDI音源であり、該MIDIデータにしたがって楽音信号を生成する。このように楽音データにしたがって楽音信号を生成する際に、音源回路116は、制御部110から供給されるコントロール情報に応じて楽音信号を生成する。例えば、コントロール情報として音量やテンポを指定する情報が供給された場合には、MIDIデータにしたがった音高や音色の楽音を、コントロール情報にしたがった音量やテンポで発生させるような楽音信号を生成するのである。このように音源回路116は、EEPROM110dに格納された楽音データと、制御部110から供給されるユーザの動作を反映したコントロール情報との両者に基づいて楽音信号を生成する。
【0029】
DSP(Digital Signal Processing)等で構成される効果回路119は、音源回路116によって生成された楽音信号にエコー付与等の効果付与を行い、効果付与後(付与しなくてもよい)の楽音信号をスピーカ115に出力する。ここで、制御部110から効果付与に関するコントロール情報が供給された場合には効果回路119は、そのコントロール情報にしたがった効果付与を行う。スピーカ115は、このように効果回路119から供給される楽音信号に応じて演奏楽音を放音する。
【0030】
A−2.動作
上述したように、携帯電話11では、ユーザの動作を反映したコントロール情報によりスピーカ115から発生させる楽音を制御することが可能である。携帯電話11がこのようなユーザの動作を反映させた楽音発生を行う動作反映演奏モードに設定された場合には、上記のように制御部110は、動作検出センサ114の検出結果に基づいてコントロール情報を生成するコントロール情報生成処理を行う。ここで、動作検出センサ114の検出結果をどのように解析等して、どのようなコントロール情報を生成するかは任意であり、使用する動作検出センサ114の種類(2次元センサ、3次元センサ、歪みセンサ等)などに応じて適宜設定するようにすればよい。以下、動作検出センサ114として3次元加速度センサを用いた場合のコントロール情報生成処理の一例を挙げ、当該コントロール情報生成処理を含む動作反映演奏モードにおける携帯電話11の楽音発生時の処理動作について説明する。
【0031】
図2は、動作反映モード時における携帯電話11の処理動作を説明するための図である。動作検出センサ114として3次元加速度センサを用いる場合には、動作検出センサ114のx軸検出部SX、y軸検出部SYおよびz軸検出部SZによって、それぞれ、x(上下)方向の加速度αx、y(左右)方向の加速度αyおよびz(前後)方向の加速度αzを表わす信号αx,αy,αzが検出される。
【0032】
動作検出センサ114から各軸の加速度データが供給されると、制御部110は、供給された各軸の加速度データを解析する解析処理を行う(ステップS1)。この解析処理では、まず、次式(1)で表わされる加速度の絶対値|α|が求められる。
|α|=(αx*αx+αy*αy+αz*αz)1/2 ……(1)
次に、加速度αx、αyと、加速度αzとを比較する。例えば、
αx<αz、且つ、αy<αzの関係が成立するとき、つまり、z方向加速度αzがx、y方向加速度αx、αyより大きいときは、ユーザが携帯電話11を突く「突き動作」であると判別する。
【0033】
逆に、z方向加速度αzがx、y方向加速度αx、αyより小さいときには、携帯電話11により空気を切りさく「切り動作」であると判別する。この場合、さらに、x、y方向加速度αx,αyの値を互いに比較することにより、「切り動作」の方向が「たて」(x)なのか「よこ」(y))なのかを判別することができる。
【0034】
また、各軸x、y、z方向成分相互の比較だけでなく、各方向成分αx、αy、αz自体の大きさと所定のしきい値とを比較し、しきい値以上であれば、これらの動作を組み合わせた「組合せ動作」であると判別することができる。例えば、αz>αx、αy、且つ、αx>「x成分のしきい値」であれは「たて(x方向)に切りつつ、突く動作」と判別し、αz<αx、αy、αx>「x成分のしきい値」且つ、αy>「y成分のしきい値」であれば、「斜め(x、y両方向)切り動作」であると判別する。さらに、X方向およびy方向の加速度αx、αyの値が、円軌跡を描くように相対的に変化して行く現象を検出することにより、バトンをぐるぐると回す「回し動作」を判別することができる。
【0035】
上記のように動作検出センサ114から供給される加速度データからユーザが携帯電話11に対して行った動作を解析すると、制御部110はこの解析内容に基づいて、コントロール情報を生成する(ステップS2)。ここで、解析内容に基づいてどのようなコントロール情報を生成するかは任意であるが、以下にその具体的な内容を例示して説明する。
【0036】
まず、加速度絶対値|α|或いは各方向成分αx、αy、αzのうち最大を示す成分の大きさに応じて発生すべき楽音の音量を制御する音量コントロール情報を生成する。
【0037】
また、解析内容に基づいて次のようなコントロール情報を生成する。例えば、「たて(x方向)切り動作」の周期に応じてテンポを制御するためのコントロール情報を生成する。すなわち、「たて(x方向)切り動作」が検出される頻度が高い、つまりユーザが携帯電話11に対して「たて(x方向)切り動作」を高い頻度で行った場合には、楽曲の演奏テンポを速くすることを指示するコントロール情報を生成し、一方「たて(x方向)切り動作」の頻度が低い場合には演奏テンポを遅くすることを指示するコントロール情報を生成する。
【0038】
また、「たて切り動作」が素早く小さい動作であればアーティキュレーションを与えることを指示するコントロール情報を生成し、一方ゆっくりと大きい動作であればピッチ(音高)を下げることを指示するコントロール情報を生成する。また、「よこ(y方向)切り動作」の判別によりスラー効果を与えるためのコントロール情報を生成する。さらに、「突き動作」を判別したときは、そのタイミングで、楽音発生タイミングを縮めてスタッカート効果を与えたることを指示するコントロール情報を生成するとともに、その動きの大きさに応じた単発音(打楽器音、掛け声等)を楽音演奏に挿入することを指示するコントロール情報を生成する。また、「突き動作」との「組み合わせ動作」を判別したときは、上述の制御を併用して行うことを指示するコントロール情報を生成する。また、「回し動作」を判別したときは、その動作周期が大きい場合は大きさに応じて残響効果を高めたり、周期が小さい場合は周期に応じてトリルを発生させるように指示するコントロール情報を生成する。
【0039】
以上のように制御部110によって生成されたコントロール情報は、音源回路116や効果回路119に供給される。
【0040】
なお、このようなコントロール情報を生成する以外にも、各軸の加速度のローカルピーク値やローカルピークの鋭さを示すピークQ値、ローカルピーク間の時間間隔を表わすピークインターバル、ローカルピーク間の谷の深さ、ピークの高周波成分の強さ、加速度α(t)のローカルピークの極性等を抽出し、ピーク発生時刻に応じて演奏楽曲の拍タイミングを制御し、ローカルピーク値に応じてダイナミクスを制御し、ピークQ値に応じてアーティキュレーションARを制御する、等の制御を行うためのコントロール情報を生成するようにしてもよい。
【0041】
以上のようにしてユーザが携帯電話11に対して行った動作に応じたコントロール情報を生成する一方で、CPU110aは制御部110のEEPROM110dに格納された楽音データ(ここでは、ある楽曲のMIDIデータとする)を読み出して音源回路116に供給する。音源回路116はこのMIDIデータにしたがって楽音信号を生成する。このようにMIDIデータにしたがって楽音信号を生成する際に、音源回路116は制御部110から供給されたコントロール情報に示される指示を反映する。例えば、MIDIデータに示される音高、音色等の楽音信号を、上記のように加速度の絶対値|α|の値に応じて生成された音量コントロール情報や、「切り動作」の頻度に応じて生成されたテンポやピッチに対するコントロール情報にしたがって制御した楽音信号を生成する。また、単発音等を挿入することを指示するコントロール情報が供給された場合には、指示された単発音を発生するための楽音信号をMIDIデータに基づいて生成した楽音信号に加算して出力する。すなわち、音源回路116は、EEPROM110dに格納されている楽音データに基づいて楽音信号を生成する際に、制御部110から供給されたコントロール情報にしたがった制御、つまりユーザが携帯電話11に対して行った動作を反映した制御がなされるのである。
【0042】
このように音源回路116によって生成された楽音信号は、効果回路119に供給される。効果回路119には、制御部110によって生成された効果付与に関するコントロール情報が供給され、効果回路119は音源回路116から供給された楽音信号に対してコントロール情報に示された効果付与を行う。例えば、音源回路116から供給された楽音信号に対して、上記のように「回し動作」の大きさに応じて決められた残響効果を指示するコントロール情報にしたがって残響効果を付与する等の効果付与処理を行う。このように効果回路119によってコントロール情報にしたがった効果付与、つまりユーザが携帯電話11に対して行った動作に応じた効果付与がなされた楽音信号がスピーカ115に出力される。この結果、単にEEPROM110dに格納された楽音データ(ある楽曲のMIDIデータ)に従った忠実な楽音ではなく、ユーザが携帯電話11に対して行った動作を反映させた楽音がスピーカ115から発せられる。
【0043】
以上説明したように、本実施形態では、電話やデータ通信などの移動通信網のサービスを受けることが可能な携帯電話11をユーザが動かす等することにより、楽曲等の演奏再生にユーザの動作を反映させることができる。すなわち、従来では、楽曲等を演奏再生する際には、所望の音量等を得るためにユーザは操作摘み等の操作子を適宜調整するといったことしかできなかったが、本実施形態によれば、単なる楽曲を忠実に演奏再生する機能をユーザに提供するのではなく、ユーザが楽曲等の演奏再生に積極的に参加できるようになり、新たな音楽の楽しみ方を提供することができる。また、本実施形態では、上記のような楽音発生に積極的に参加させるといった新たな楽しみ方を、移動電話等の機能を有する携帯電話11を利用してユーザに提供することができ、楽音発生のための専用の装置等を用意することなく、外出先等でも手軽に楽しむことができる。
【0044】
また、本実施形態では、移動通信網による移動通信サービスを受けることが可能な携帯電話11を、上記のようなユーザが楽音発生に積極的に参加するための手段として用いているので、以下のような移動通信網を用いたコンテンツ配信サービスを利用することにより、より手軽に多種の楽曲演奏を楽しむことができる。図3に示すように、このコンテンツ配信サービスが適用されるシステムは、上記構成の携帯電話11と、移動通信網100と、コンテンツサーバ150とを備えている。なお、図示では図面が煩雑となるのを防止するために、1台の携帯電話11のみを図示している。また、図示ではコンテンツサーバ150は移動通信網100に直接接続されているが、インターネット等の他のネットワークを介して接続されるものであってもよい。
【0045】
コンテンツサーバ150は、携帯電話11に配信すべき多数の楽音データを格納している。ここで、コンテンツサーバ150が格納する楽音データとしては、楽曲を演奏再生するためのデータ(例えば、MIDIデータやMP3(MPEG-1 Audio Layer-III)形式のデータ等)に限らず、波の音や打楽器の音などの単発音を発生させるための楽音データであってもよい。
【0046】
このシステムにおいて、携帯電話11のユーザがユーザインターフェース部113を適宜操作することによりし、携帯電話11が移動通信網100を介してコンテンツサーバ150に対して楽音データの配信要求をすると、該配信要求に応じてコンテンツサーバ150から携帯電話11に要求に応じた楽音データが移動通信網100を介して配信される。携帯電話11は、このようにコンテンツサーバ150から配信される楽音データをEEPROM110dに格納する。このようにコンテンツサーバ150から取得した楽音データを、上述したようなユーザ自身の動作を反映した楽音発生のために用いることができる。したがって、楽曲データ等を記録したCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)等の可搬型記録媒体を購入し、この可搬型記録媒体等からパーソナルコンピュータを用いて楽曲データを取得するといった煩雑な作業を行うことなく、手軽に様々な楽音データを取得して演奏再生に用いることができる。したがって、ユーザは、携帯電話11を所持していれば、楽曲データ等を記録した可搬型記録媒体等を持ち歩いたりしなくても、外出先において自身が所望する楽曲等の演奏再生を楽しむことができるのである。
【0047】
B.第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態に係る携帯電話について説明する。図4は、第2実施形態に係る携帯電話が用いられるネットワークシステムの概略構成を示す。同図に示すように、このネットワークシステムは、第2実施形態に係る携帯電話211と、携帯電話211に無線通信サービスを提供する移動通信網200と、移動通信網200に接続される楽音発生装置250とを備えている。なお、図示では、移動通信網200と楽音発生装置250とが直接接続されているが、固定電話網やインターネット等の通信網を両者の間に介在させるようにしてもよく、携帯電話211と楽音発生装置250との間で移動通信網200を介してデータ通信が行えるようなネットワークであればよい。
【0048】
B−1.携帯電話
図5に示すように、第2実施形態に係る携帯電話211は、上記第1実施形態における携帯電話11と同様に制御部110と、無線通信部112と、ユーザインターフェース部113と、動作検出センサ114と、これらを相互に接続するバス117とを備えているが、スピーカ115、音源回路116および効果回路119といった構成要素を備えていない点で第1実施形態における携帯電話11と相違している。
【0049】
すなわち、第2実施形態における携帯電話211は、MIDIデータ等に基づいて楽音を発生する機能を有していない。携帯電話211は、自身が楽音を発生するのではなく、他の装置である楽音発生装置250がMIDIデータ等に基づいて楽音発生を行う際に、その楽音発生にユーザが参加するために用いられるのである。
【0050】
上記のように楽音発生装置250の楽音発生にユーザを参加させるために、携帯電話211の制御部110のROM110bに格納された制御プログラムにしたがって制御部110のCPU110aは、以下のような処理を行う。
【0051】
図6に示すように、上記第1実施形態と同様、動作検出センサ114のx軸検出部SX、y軸検出部SYおよびz軸検出部SZから、各軸の加速度データが制御部110に供給される。制御部110は、供給された各軸の加速度データを解析する解析処理を行う(ステップS1)。ここで行われる解析処理は、上記第1実施形態と同様であるため、その説明を省略する(図2参照)。
【0052】
上記のように動作検出センサ114から供給される加速度データからユーザが携帯電話11に対して行った動作を解析すると、制御部110はこの解析内容に基づいて、コントロール情報を生成する(ステップS2)。ここでのコントロール情報の生成処理も上記第1実施形態と同様であるため、その説明を省略する(図2参照)。
【0053】
第2実施形態における携帯電話211では、制御部110によって生成されたコントロール情報が無線通信部112に供給される。無線通信部112は、制御部110によって生成されたコントロール情報、すなわちユーザが携帯電話211に対して行った動作の検出結果に応じたコントロール情報(検出結果情報)を、移動通信網200を介して楽音発生装置250に送信する。このようにして携帯電話211から移動通信網200を介して送信されたコントロール情報が、楽音発生装置250における楽音発生制御に用いられる。
【0054】
B−2.楽音発生装置
次に、図7を参照しながら楽音発生装置250について説明する。同図に示すように、楽音発生装置250は、CPU261と、ROM262と、RAM263と、通信インターフェース(I/F)264と、ユーザインターフェース(I/F)265と、効果回路266と、音源回路267と、サウンドスピーカシステム268と、外部記憶装置269とを備えている。
【0055】
CPU261は、各種演算処理を行うとともに各部を制御する。RAM263は、CPU261のワークメモリとして使用される、ROM262は、CPU261に読み出されて実行される制御プログラムを格納している。CPU261は、ROM262に格納された制御プログラムを実行することにより、後述するユーザの携帯電話211に対する動作を反映した楽音発生処理(図8参照)を行うように構成されている。
【0056】
外部記憶装置269は、ハードディスクドライブやCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)ドライブ等であり、楽音データ等を格納した記録媒体から楽音データを読み出したり、記録媒体に楽音データ等を格納したりすることができる。ここで外部記憶装置269に格納される楽音データは、楽曲等を演奏再生するためのMIDIデータや、波の音および打楽器音といった単発音等を発生するための楽音データである。なお、外部記憶装置269に上記の制御プログラムを格納するようにしてもよい。
【0057】
ユーザインターフェース265は、各種情報を表示する表示部、ユーザが入力操作を行うボタン群等を備えている。通信インターフェース264は、モデムやルータ等であり、ネットワークを介して他の機器との間でデータの授受を行う。本実施形態では、移動通信網200を介して携帯電話211から送信されるコントロール情報を受信して装置内に取り込み、CPU261に供給する。CPU261は、通信インターフェース264から供給されたコントロール情報を音源回路267および効果回路266に供給する。
【0058】
音源回路267は、外部記憶装置269に格納されている楽音データに基づいて楽音信号を生成する。このように楽音データにしたがって楽音信号を生成する際に、音源回路267は、CPU261から供給されるコントロール情報に応じて楽音信号を生成する。例えば、コントロール情報として音量やテンポを指定する情報が供給された場合には、楽音データ(例えばMIDIデータ)にしたがった音高や音色の楽音を、上記第1実施形態と同様にコントロール情報にしたがった音量やテンポで発生させるような楽音信号を生成する。このように音源回路267は、外部記憶装置269に格納された楽音データと、携帯電話211から移動通信網200を介して供給されるユーザの動作を反映したコントロール情報との両者に基づいて楽音信号を生成する。
【0059】
効果回路266は、DSP等で構成され、音源回路267によって生成された楽音信号にエコー付与等の効果付与を行い、効果付与後(付与しなくてもよい)の楽音信号をサウンドスピーカシステム268に出力する。ここで、CPU261から効果付与に関するコントロール情報が供給された場合には効果回路266は、上記第1実施形態と同様、そのコントロール情報にしたがった効果付与を行う。サウンドスピーカシステム268は、このように効果回路266から供給される楽音信号に応じて演奏楽音を放音する。
【0060】
B−3.楽音発生時の処理
以上のように、携帯電話211および楽音発生装置250を有するネットワークシステムでは、ユーザが携帯電話211を動かす等することにより、携帯電話211と離れた位置(近くにあってもよい)にある楽音発生装置250の楽音発生にその動きを反映させることができる。このように携帯電話211を用いて楽音発生装置250の発生する楽音を制御する際の、携帯電話211および楽音発生装置250において実行される処理について図8に示すシーケンスフローチャートを参照しながら説明する。
【0061】
同図に示すように、携帯電話211を用いて離れた位置にある楽音発生装置250によって楽音発生を行う場合には、ユーザは楽音発生装置250にアクセスするために携帯電話211を適宜操作し、これにより携帯電話211が楽音発生装置250にアクセスするための電話番号に発呼する(ステップSa1)。携帯電話211からの呼があると、楽音発生装置250はその呼に応答し、両者間の移動通信網200を介した回線が確立する。このように回線が確立すると、楽音発生装置250は演奏開始を行うための応答ガイダンス等を再生する(ステップSa2)。このような応答ガイダンスとしては、演奏する楽曲選択をテンキー操作により促す内容や、演奏開始を指示するテンキー操作を促す内容を含んだものを再生する。
【0062】
上記のような楽音発生装置250によって再生される音声ガイダンスに応答し、ユーザがある楽曲の演奏を指示するテンキー操作を行うと、携帯電話211は該操作に応じたトーン信号を移動通信網200を介して楽音発生装置250に送信する(ステップSa3)。このようなトーン信号による演奏開始の指示を受けた楽音発生装置250は、そのトーン信号によって示される楽曲の演奏処理を開始するとともに(ステップSa4)、携帯電話211から供給されるコントロール情報を待ち受ける。より具体的には、楽音発生装置250は、トーン信号によって示される楽曲の楽音データを外部記憶装置269から読み出し、読み出した楽音データに基づいて楽音信号を生成する処理を行う。
【0063】
楽音発生装置250によって演奏が開始されると、その演奏に自身の動きを反映させるためにユーザは携帯電話211を適宜動かす。これにより携帯電話211では、ユーザの動きに応じたコントロール情報が生成され、このコントロール情報が移動通信網200を介して楽音発生装置250に送信される(ステップSa5)。楽音発生装置250は、楽音発生処理を行っている間に、携帯電話211から供給されるコントロール情報を受信すると、読み出した楽音データだけではなく、コントロール情報にしたがって楽音信号を生成し、これをサウンドスピーカシステム268から放音する(ステップSa6)。これにより離れた位置にある携帯電話211を用いて楽音発生装置250の発生する楽音を制御することができるのである。
【0064】
そして、楽音データに基づく楽音発生処理が終了すると、楽音発生装置250は、楽音データに基づく楽音発生処理が終了した旨を音声ガイダンス等で通知し(ステップSa7)、ユーザがオンフックボタン等を押下することにより携帯電話211と楽音発生装置250との移動通信網200を介した回線を切断する(ステップSa8)。このようにして、楽音発生装置250による楽曲の演奏に、離れた位置にある携帯電話211を所持するユーザの動きを反映させた楽音発生処理が終了する。
【0065】
以上説明したように第2実施形態に係る携帯電話211では、電話やデータ通信などの移動通信網のサービスを受けることが可能な携帯電話11をユーザが動かす等することにより、離れた位置(近くにあってもよい)にある楽音発生装置250による楽曲等の演奏再生にユーザの動作を反映させることができる。このように楽音発生する楽音発生装置250と離れた位置にいても、ユーザにその楽音発生に積極的に参加させるといった新たな楽しみ方を、移動電話等の機能を有する携帯電話211を利用してユーザに提供することができる。
【0066】
なお、楽音発生装置250が同時に複数の携帯電話211と通信できる機能を持たせ、複数の携帯電話211から送信されるコントロール情報に応じて発生楽音を制御させるようにしてもよい。また、楽音発生装置250の外部記憶装置269に格納されている楽音データが複数パートからなる楽曲データである場合には、各々のパートに異なる携帯電話211を割り当てて、各パートの楽音発生制御の際に割り当てられた携帯電話211から送信されるコントロール情報を反映させるようにしてもよい。
【0067】
また、上述した第2実施形態では、携帯電話211がユーザの動作に応じた検出結果(動作検出センサ114が三次元加速度センサの場合には信号αx、αy、αz)コントロール情報を生成し、生成したコントロール情報を移動通信網200を介して楽音発生装置250に送信するようにしていたが、携帯電話211ではコントロール情報を生成せずに、動作検出センサ114の検出結果である信号αx、αy、αzを表す検出結果データを移動通信網200を介して楽音発生装置250に送信するようにしてもよい。そして、この加速度αx、αy、αzを表す検出結果データを受信した楽音発生装置250において、当該受信した検出結果データに基づいてコントロール情報を生成し、楽音発生制御に用いるようにしてもよい。
【0068】
C.第3実施形態
次に、本発明の第3実施形態に係る楽音発生システムについて説明する。第3実施形態に係る楽音発生システムは、上記第2実施形態に係る携帯電話を用いて離れた位置にある楽音発生装置の楽音発生制御を行う技術を利用し、多数の聴取者が集まるコンサート会場等で聴取者参加型の新しいエンターテイメントを提供するためのシステムであり、その概略構成を図9に示す。
【0069】
同図に示すように、コンサート会場における聴取者参加型のエンターテイメントを提供するための楽音発生システムは、コンサート会場にいる多数の聴取者が所持する携帯電話311と、移動通信網200と、コンサート会場内に設置された楽音発生装置350と、演奏者が所持する電子楽器270と、歌唱者が所持するマイクロホン280とを備えている。
【0070】
図10に示すように、携帯電話311は、上述した第2実施形態における携帯電話211(図5参照)と同様の制御部110、無線通信部112ユーザインターフェース部113、動作検出センサ114に加え、LED(Light Emitting Diode)等の発光体を有する発光部(報知手段)351を備えている。
【0071】
携帯電話311は、上記第2実施形態における携帯電話211と同様、ユーザである聴取者の動きに応じたコントロール情報を生成し、生成したコントロール情報を移動通信網200を介して楽音発生装置350に送信する機能を有している。さらに、携帯電話311においては、無線通信部112が楽音発生装置350から移動通信網200を介して供給される発光指示データを受信し、制御部110が受信した発光指示データにしたがって発光部351を駆動する。
【0072】
図11に示すように、楽音発生装置350は、上述した第2実施形態における楽音発生装置250(図7参照)と同様のCPU261、ROM262、RAM263、通信インターフェース264、ユーザインターフェース265、効果回路266、音源回路267、サウンドスピーカシステム268および外部記憶装置269に加え、楽音データ入力インターフェース(I/F)360を備えている。
【0073】
この楽音発生システムでは、演奏者が楽曲を演奏することにより電子楽器270によって生成される楽音データ(第2の楽音情報)、および歌唱者が歌唱音を入力したマイクロホン280によって生成される歌唱音データ(第2の楽音情報)を有線もしくは無線通信手段等を介して楽音発生装置350に送信されるようになっており、楽音データ入力インターフェース(楽音情報取得手段)360はこれらの楽音データを当該装置内に取り込むインターフェースである。
【0074】
楽音発生装置350は、上述した第2実施形態における楽音発生装置250と異なり、外部記憶装置269に格納された楽曲データではなく、電子楽器270やマイクロホン280から供給される楽音データに基づいて楽音発生を行う。すなわち、楽音発生装置350は、コンサート会場において、演奏者によって演奏された楽曲の演奏音と、歌唱者によって歌唱された音声とをサウンドスピーカシステム268から放音するのである。なお、外部記憶装置269に楽音データ(第2の楽音情報)を格納しておき、この楽音データに基づいて楽音発生を行うようにしてもよい。
【0075】
楽音発生装置350は、上記のような演奏者の演奏および歌唱者の歌唱に応じた楽音発生処理を行う際に、多数の聴取者の所持する携帯電話311から送信されるコントロール情報を反映させる。ここで、楽音発生装置350は、当該楽音発生装置350にアクセスするための回線を多数用意しておき、多数の携帯電話311との間で同時にデータ通信を行えるようになっている。
【0076】
また、楽音発生装置350の外部記憶装置269には、当該コンサートにおいて演奏が予定されている楽曲を識別する情報と、発光指示データとが対応付けられたテーブルが格納されている。ここで、発光指示データは、対応する楽曲の楽音発生時に当該楽音発生装置350に移動通信網200を介して接続している携帯電話311に送信するデータである。この発光指示データは、携帯電話311に搭載されている発光部351の発光タイミングや発光の仕方(発光体が複数ある場合には、どれを発光させるか等)を制御するためのデータである。
【0077】
演奏者および歌唱者によってある楽曲の演奏が開始される場合には、コンサートのスタッフ等によってその旨がユーザインターフェース265を介して楽音発生装置350に入力されるようになっている。楽音発生装置350のCPU261は、ある楽曲の演奏開始が入力されると、その楽曲に対応する発光指示データを外部記憶装置269から読み出し、読み出した発光指示データを当該楽音発生装置350に接続している携帯電話311に対して送信する制御処理を実行し、これにより通信インターフェース264から移動通信網200を介して回線接続中の携帯電話311に発光指示データが送信される。
【0078】
次に、演奏者の演奏や歌唱者の歌唱に応じた楽曲演奏に聴取者が参加する際の、上記構成の楽音発生システムの動作について説明する。コンサート会場において、演奏者によってある楽曲の演奏および歌唱者による歌唱が始まると、電子楽器270やマイクロホン280から楽音発生装置350に楽音データが供給され、楽音発生装置350はこれらの楽音データに基づいて楽音信号を生成し、サウンドスピーカシステム268から楽音を放音し、これにより楽曲演奏が開始される。
【0079】
このような演奏者の演奏や歌唱者の歌唱に応じた楽曲演奏が開始された後、多数の聴取者の携帯電話311からコントロール情報が楽音発生装置350に送信されると、楽音発生装置350は受信したコントロール情報に応じて演奏者の演奏や歌唱者の歌唱に応じた楽音発生を制御する。
【0080】
より具体的には、各聴取者は携帯電話311を適宜操作し、楽音発生装置350にアクセスするための電話番号に発呼する。当該発呼に楽音発生装置350が応答して移動通信網200を介した両者間の回線接続が確立すると、携帯電話311からはユーザの動作に応じたコントロール情報(検出結果情報)が楽音発生装置350に送信される一方で、楽音発生装置350からは演奏中の楽曲に対応した発光指示データが携帯電話311に送信される。楽音発生装置350から送信される発光指示データを受信した携帯電話311は、受信した発光指示データに応じて発光部351を駆動する。本実施形態では、聴取者の動作に応じて楽音発生装置350による楽音発生が制御されることになる。したがって、発光指示データは、演奏する楽曲に応じて聴取者がどのような動作をすべきかといった模範動作を聴取者に報知するような内容となっている。具体的に例示すると、携帯電話311を大きく振る動作を行って欲しいタイミングで発光部351を発光させるデータ等である。また、発光部351が複数の発光体を有する場合には、どの発光体を発光させるかによって模範動作を聴取者に報知することができる。例えば、2つの発光体を有し、一方のみが発光した場合には左右方向に振る動作を行うべきことを報知し、両者が発光した場合には上下方向に振る動作を行うべきことを報知するといったルールが決められている場合には、左右方向に振る動作を行わせるべきタイミングで発光部351が駆動されるような発光指示データを用いればよい。
【0081】
以上のような発光指示データに基づいた発光部351の発光によって、各聴取者はどのような動作をどのようなタイミングで行えばよいかを知ることができ、その報知内容に応じた動作を行えばよい。そして、上記のような報知内容に応じて聴取者が携帯電話311を動かす等することにより、携帯電話311によってコントロール情報が生成され、これが楽音発生装置350に供給されるのである。
【0082】
例えば、楽音発生装置350に携帯電話311から送信されたコントロール情報が歌唱音に対する残響効果を高めることを指示するものであれば、歌唱音信号に対する残響効果が高くなるような信号処理を施し、該処理後の歌唱音信号をサウンドスピーカシステム268から放音する。また、携帯電話311から送信されたコントロール情報が拍手音や掛け声等の単発の音を挿入することを指示するものであれば、演奏者の演奏や歌唱者の歌唱に応じた楽音信号に上記のような単発音を発生するための楽音信号を加算してサウンドスピーカシステム268に出力する。これにより、多数の聴取者の携帯電話311から供給されるコントロール情報、すなわち多数の聴取者が携帯電話311に対して行った動作に応じた楽音発生制御がなされるのである。
【0083】
また、上述したように多数の聴取者の携帯電話311から送信されるコントロール情報に応じて楽音発生装置350が楽音発生を行う場合には、他種類のコントロール情報が同時に送信されることが考えられる。したがって、楽音発生装置350では、ある一定期間内に受信した多数のコントロール情報の中から処理可能な数のコントロール情報をランダムに抽出し、抽出したコントロール情報を用いて楽音発生を制御している。
【0084】
なお、このように抽出したコントロール情報を利用する態様に限らず、例えば一定期間(例えば3秒間)毎に受信した多数のコントロール情報の中で、その指示内容が同一であるコントロール情報が最も多く受信されたコントロール情報を利用して楽音発生制御を行うようにしてもよい。例えば、ある一定期間内において、歌唱音に付与する残響効果を高めることを指示するコントロール情報が最も多く受信された場合、その一定期間経過後、次の一定期間が経過するまでの間そのコントロール情報にしたがって歌唱音に付与する残響効果を高める処理を行うといった具合である。同一内容のコントロール情報を携帯電話311で生成するには、各携帯電話311を所持する聴取者がほぼ同じ動作を行ったということであり、上記のように最も多く受信されたコントロール情報を用いることにより、最も多くの聴取者の動きを反映した楽音発生制御を行うことができるのである。
【0085】
また、演奏者の演奏パート、例えばギター、ベース等や歌唱音といった各パート毎の楽音発生を、聴取者の携帯電話311から送信されるコントロール情報を用いて制御するようにしてもよい。具体的には、予め、ギター、ベース、歌唱といった各パート毎に、各々異なる楽音発生装置350にアクセスするための電話番号を割り当てておき、各々の電話番号を用いて楽音発生装置350に回線接続している携帯電話311から送信されるコントロール情報を各パートの楽音発生制御に用いる。例えば、楽音発生装置350がギターのパートの楽音信号を生成する際に、ギターパートに割り当てられた電話番号を用いて当該楽音発生装置350と接続している携帯電話311から送信されるコントロール情報を用いる。また、歌唱音の楽音信号を生成する際には、歌唱パートが割り当てられた電話番号を用いて当該楽音発生装置350と接続している携帯電話311から送信されるコントロール情報を用いるといった具合である。
【0086】
なお、上記第3実施形態では、各聴取者の所持する携帯電話311が発光部351を有し、この発光部351を発光させるための発光指示データを楽音発生装置350が送信することにより、ある楽曲演奏に対応する模範動作を各聴取者に報知するようにしていたが、これ以外の方法で各聴取者に報知するようにしてもよい。例えば、携帯電話311の液晶表示部を発光させたり、液晶表示部の模範動作の内容を表示させたりすることにより、各聴取者に模範動作を報知するようにしてもよい。この場合、楽音発生装置350から各々報知すべき内容に応じて発光や表示がなされるように液晶表示部を駆動するためのデータを送信すればよい。
【0087】
また、上記第3実施形態においては、楽音発生装置350から送信される発光指示データに基づいて携帯電話311の発光部351を発光させるようにしていたが、携帯電話311の制御部110が動作検出センサ114の検出結果に応じて発光部351を発光駆動するようにしてもよい。例えば、動作検出センサ114によって所定以上の大きな動作(例えば、検出された加速度が所定値以上)を検出した場合に発光させるといった制御を携帯電話311の制御部110が行うようにしてもよい。
【0088】
D.第4実施形態
次に、図12は、本発明の第4実施形態に係る楽音データ提供方法を利用した楽音データ提供サービスを実施するためのネットワークシステムの概略構成を示す。同図に示すように、このネットワークシステムは、携帯電話411と、携帯電話411に無線通信サービスを提供する移動通信網400と、移動通信網400に接続される楽音データ提供サーバ(楽音生成装置)450とを備えている。なお、図示では、移動通信網400と楽音データ提供サーバ450とが直接接続されているが、固定電話網やインターネット等の通信網を両者の間に介在させるようにしてもよい。
【0089】
楽音データ提供サーバ450は、パーソナルコンピュータやワークステーションといったコンピュータシステムであり、内蔵するハードディスク等の記憶手段に格納された制御プログラムをCPUが実行することにより、携帯電話411から移動通信網400を介して楽音データの配信要求を受けた場合に、該要求に応じて楽音データを携帯電話411に提供する楽音データ送信処理を行うように構成されている。
【0090】
図12に示すように、楽音データ提供サーバ450は、通信インターフェース(I/F)460と、楽音データ生成部461と、楽音データ蓄積部463とを備えている。
【0091】
通信インターフェース460は、当該楽音データ提供サーバ450と外部機器との間でデータの授受を行い、携帯電話411との間で移動通信網400を介して各種データの授受を行う。携帯電話411の所持者が楽音データの配信要求を行う場合、予め設定されている楽音データ提供サーバ450にアクセスするための電話番号に発呼することにより、楽音データ提供サーバ450と携帯電話411との間の回線が確立され、この回線を利用して後述する各種要求、検出結果データ、楽音データ等の授受が行われるようになっている。
【0092】
ハードディスク等から構成される楽音データ蓄積部463は、多数の楽曲を演奏するための楽曲データ(MIDIデータやCD−DA(CD Digital Audio)形式のオーディオデータ等)、および打楽器音、波の音、風の音などの単発音を発生させるためのデータ等の楽音データを記憶している。
【0093】
楽音データ生成部461は、通信インターフェース460を介して携帯電話411からの楽音データ配信要求を受けた場合に、要求に応じた楽音データを楽音データ蓄積部463から読み出し、読み出した楽音データと要求のあった携帯電話11から供給される検出結果データとに基づいて楽音信号を生成し、該楽音信号を通信インターフェース460を介して携帯電話411に送信する。より具体的には、楽音データ生成部461は、携帯電話411から移動通信網400を介して配信を希望する楽曲を識別するための情報を含む配信要求を受けると、配信を希望する楽曲の楽音データを楽音データ蓄積部463から読み出す。そして、読み出した楽曲の楽音データに基づいて楽音信号を生成し、該楽音信号を所定の形式(例えばMP3形式)で圧縮等した楽音信号を通信インターフェース460を介して携帯電話411に送信する。楽音データ生成部461は、このように要求された楽曲を演奏するための楽音信号を、配信要求のあった携帯電話411に送信するとともに、この間に携帯電話411から送信された検出結果データから楽音信号生成を制御するためのコントロール情報を生成し、該コントロール情報を用いて楽音データ蓄積部463から読み出した楽音データから楽音信号を生成する。ここで、生成されるコントロール情報は、上述した各実施形態と同様、後述する携帯電話411の動作検出センサ114によって検出された携帯電話411のユーザの動作を反映したものであり、音量、テンポ、単発音の挿入、残響効果付与等の各種楽音信号生成処理を制御するためのコントロール情報である。
【0094】
以上のように楽音データ生成部461は、楽音データ蓄積部463から楽音データを読み出し、読み出した楽音データと、携帯電話411から供給される検出結果データに応じて生成したコントロール情報とに基づいて楽音信号を生成する。そして、生成した楽音信号を通信インターフェース460を介して携帯電話411宛に送信するのである。
【0095】
次に、上記のような楽音データの配信要求を行う携帯電話411について図13を参照しながら説明する。同図に示すように、携帯電話411は、上記第1実施形態における携帯電話11と同様の制御部110、無線通信部112、ユーザインターフェース部113、動作検出センサ114およびスピーカ115に加え、楽音データ再生部451を備えている。
【0096】
楽音データ再生部451は、MP3形式等の圧縮された楽音信号を復号し、スピーカ115に出力する。ここで、楽音データ再生部451は、予めEEPROM110dに格納されているMP3形式等の楽音信号を復号して楽曲演奏等を行うこともできるが、本実施形態における携帯電話411では、上記のように楽音データ提供サーバ450から送信される圧縮楽音信号を復号して楽音信号を生成することができる。
【0097】
上述したように携帯電話411は、楽音データ提供サーバ450から送信される楽音信号を受信し再生して楽曲演奏を行うことができるが、この楽音データ提供サーバ450から送信される楽音信号に基づく楽曲演奏に携帯電話411のユーザの動きを反映させることができるようになっている。このように楽曲演奏にユーザを参加させるために、楽音データ提供サーバ450と回線が接続され、楽音データ提供サーバ450からの楽音データの配信を受けている間、携帯電話411の制御部110は、ROM110bに格納された制御プログラムにしたがって以下のような処理を行う。まず、制御部110は、上記第1実施形態と同様、動作検出センサ114のx軸検出部SX、y軸検出部SYおよびz軸検出部SZから、各軸の加速度データを周期的に取り込み、該取り込んだ動作検出センサ114の検出結果を表すデータを楽音データ提供サーバ450との間のデータ通信に適合した所定のフォーマットに変換して無線通信部112に出力する。これにより動作検出センサ114によって検出されたユーザの携帯電話411に対する動作に応じた検出結果データが携帯電話411から移動通信網400を介して楽音データ提供サーバ450に送信される。
【0098】
次に、携帯電話411が楽音データ提供サーバ450に自身の動作を反映した楽音データの配信要求を行う際の、上記構成のネットワークシステムの動作について説明する。
【0099】
まず、ユーザは楽音データ提供サーバ450にアクセスするために携帯電話411のテンキー等を適宜操作し、これにより携帯電話411が楽音データ提供サーバ450にアクセスするための電話番号に発呼する。携帯電話411からの呼があると、楽音データ提供サーバ450はその呼に応答し、両者間の移動通信網400を介した回線が確立する。このように回線が確立すると、楽音データ提供サーバ450は演奏開始を行うための応答ガイダンス等を再生する。このような応答ガイダンスとしては、演奏する楽曲選択をテンキー操作により促す内容や、演奏開始を指示するテンキー操作を促す内容を含んだものを再生する。また、ユーザのどのような動作がどのように演奏に反映させるかの説明等をガイダンスに含めるようにしてもよい。
【0100】
上記のような楽音データ提供サーバ450によって再生される音声ガイダンスに応答し、ユーザがある楽曲の演奏を指示するテンキー操作を行うと、携帯電話411は該操作に応じたトーン信号を移動通信網400を介して楽音データ提供サーバ450に送信する。このようなトーン信号による演奏開始の指示を受けた楽音データ提供サーバ450は、そのトーン信号によって示される楽曲の楽音データを楽音データ蓄積部463から読み出し、該楽音データに基づく楽音信号の生成処理を開始し、生成した楽音信号を移動通信網400を介して携帯電話411に送信する。また、このように楽音信号の送信処理を開始する一方で、携帯電話411から送信されるコントロール情報を待ち受ける。
【0101】
このような楽音データ提供サーバ450から携帯電話411への楽音信号の送信が開始された後、携帯電話411からコントロール情報が楽音データ提供サーバ450に送信されると、楽音データ提供サーバ450は受信したコントロール情報に応じて読み出した楽音データに基づく楽音信号を制御する。すなわち、携帯電話411からはユーザの動作に応じたコントロール情報が楽音データ提供サーバ450に送信される一方で、楽音データ提供サーバ450からは当該コントロール情報に応じた楽音信号が携帯電話411に送信される。例えば、楽音データ提供サーバ450に携帯電話411から送信されたコントロール情報が残響効果を高めることを指示するものであれば、読み出した楽音データに基づく楽音信号の生成の際に楽音信号に対する残響効果が高くなるような信号処理を施し、該処理後の楽音信号を携帯電話411に送信する。このように楽音データ提供サーバ450から送信された楽音信号が携帯電話411の楽音データ再生部451によって再生され、携帯電話411のスピーカ115から放音される。
【0102】
以上のように本実施形態では、携帯電話411のユーザは楽音データ提供サーバ450にアクセスし、所望の楽曲等を指定すると、自身の動作を反映した指定楽曲の演奏音がリアルタイムで自身の所持する携帯電話411のスピーカ115から放音されるのである。従来では、楽曲等を演奏再生する際には、所望の音量等を得るためにユーザは操作摘み等の操作子を適宜調整するといったことしかできなかったが、本実施形態によれば、単なる楽曲を忠実に演奏再生する機能をユーザに提供するのではなく、ユーザが楽曲等の演奏再生に積極的に参加できるようになり、新たな音楽の楽しみ方を提供することができる。
【0103】
また、本実施形態では、上記のような楽音発生に積極的に参加させるといった新たな楽しみ方を、移動電話等の機能を有する携帯電話411を利用してユーザに提供することができ、楽音発生のための専用の装置等を用意することなく、外出先等でも手軽に楽しむことができる。
【0104】
また、自身の動作を反映した楽音信号の制御等は、携帯電話411ではなく、楽音データ提供サーバ450で行われ、携帯電話411は送信された楽音信号を再生するだけで自身の動作を反映した楽音を発生させることができる。したがって、携帯電話411にユーザの動作を解析してコントロール情報を生成するといった処理を行うための構成要素が不要であり、携帯電話411の構成を簡略化できる。
【0105】
E.変形例
なお、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような種々の変形が可能である。
【0106】
(変形例1)
上述した第2実施形態では、携帯電話211がユーザの動作に応じたコントロール情報を生成し、該コントロール情報を移動通信網200を介して楽音発生装置250に送信することにより、楽音発生装置250による楽音発生を制御するようにしていたが、携帯電話211において生成したユーザの動作に応じた情報を楽音発生制御以外に用いるようにしてもよい。例えば、図14に示すように、高齢者やリハビリテーションの実行者等の健康状態を遠隔管理するネットワークシステムに携帯電話211’を用いるようにしてもよい。
【0107】
同図に示すように、このネットワークシステムは、管理される者である管理対象者が所持する携帯電話211’と、携帯電話211’に無線通信サービスを提供する移動通信網200と、移動通信網200に接続される健康管理サーバ550とを備えている。なお、図示では、移動通信網200と健康管理サーバ550とが直接接続されているが、固定電話網やインターネット等の通信網を両者の間に介在させるようにしてもよい。
【0108】
この例における携帯電話211’は、第2実施形態における携帯電話211と同様に動作検出センサ114を備えており、携帯電話211’を所持する管理対象者の動作を検出する点では一致しているが、上記携帯電話211のように楽音発生を制御するためのコントロール情報を生成する処理は行われない。すなわち、携帯電話211’では、動作検出センサ114が検出した結果(3次元加速度センサである場合には、信号αx、αy、αz)を表す情報を、健康管理サーバ550との間のデータ通信に適合したフォーマットの検出結果データに変換し、変換した検出結果データを移動通信網200を介して健康管理サーバ550に送信している。ここで、携帯電話211’から健康管理サーバ550に検出結果データを送信する場合、移動通信網200を利用することになる。したがって、常時携帯電話211’と健康管理サーバ550との間の回線を確保して検出結果データを送信するようにしてもよいが、通信料金等の高騰を抑制するために、一定の時間間隔で健康管理サーバ550に接続して検出結果データを送信するようにしてもよい。この場合、携帯電話211’において一定時間の間検出結果データを一時的に記憶しておき、送信時間になると、記憶している一定の時間内の検出結果データをまとめて送信する。なお、上記のように一定の時間間隔毎に検出結果データを健康管理サーバ550に送信する場合には、一定時間の間に管理対象者に異常事態等が発生した時に、健康管理サーバ550側でその異常を検知するのが遅れてしまうこともある、したがって、携帯電話211’に、検出データが異常なものであるか否か(三次元加速度センサの場合には、通常の運動状態では考えられない非常に大きい加速度が検出された場合など)を判断する機能を持たせ、異常であると判断した場合には、その時点で検出結果データを送信するようにしてもよい。
【0109】
健康管理サーバ550は、パーソナルコンピュータ等で構成され、内蔵される記憶装置に格納された制御プログラムをCPUが実行することにより、以下に説明するような健康管理処理を実施するように構成されている。
【0110】
健康管理サーバ550は、携帯電話211'から移動通信網200を介して送信される検出結果データを各々の管理対象者毎にデータベース等に格納し、管理対象者毎に運動状態を管理する。そして、管理者の指示等に基づいて検出結果データを時系列で表示等することにより、管理者に対して管理対象者毎の運動状態を報知することができる。
【0111】
以上のように本システムでは、各管理対象者が自身の所持する携帯電話211’に対して行った運動の結果をデータベースに蓄積し、管理者が当該データベースの記憶内容を参照等することにより、その管理対象者の運動状態を知ることができる。また、予め管理者と管理対象者との間でどの時間にどの程度の運動を行う等を決めておき、決められた時間に管理対象者が決められた量の運動を行っているか否かを遠隔地にある健康管理サーバ550の表示部等を参照することにより管理者がチェックするといった運動状況の遠隔管理に用いることができる。ここで、決められた時間に決められた運動が行われていない場合等には、管理者が運動をしていない管理対象者の携帯電話211’に発呼してその旨の注意を促すこともできる。
【0112】
(変形例2)
また、上述した各実施形態では、動作検出センサ114を搭載した携帯電話を用いて楽音発生制御等を行うようにしていたが、動作検出センサ114を搭載しない携帯電話において、マイクロホンから入力される音声に基づいて楽音発生制御を行うようにしてもよい。
【0113】
ここで、図15に上記第1実施形態における携帯電話11の動作検出センサ114に代えて、ユーザインターフェース部113に含まれる通話等に用いることが可能なマイクロホンからの入力音声に基づいてスピーカ115から発生させる楽音を制御する際の携帯電話の制御処理内容を示す。同図に示すように、この携帯電話では、ユーザが発した音声がユーザインターフェース部113のマイクロホン113aから入力され、マイクロホン113aから音声信号が制御部110に出力される。制御部110では、まずマイクロホン113aから供給された音声信号を解析する処理を行う。ここでの解析処理は、一般的な音声認識処理でユーザの発した音声の意味内容を解析するものであってもよいが、本例では、入力音声のピッチ、フォルマント(音韻解析)、音量、発声タイミング、発声停止タイミング等を解析する(ステップS100)。
【0114】
このように入力音声の解析を行うと、制御部110は当該解析結果に基づいてコントロール情報を生成する処理を行う。例えば、入力音声のピッチに応じて、生成する楽音信号のピッチを変動させることを指示するコントロール情報を生成したり、入力音声の音量に応じて生成する楽音信号の音量(増幅率)をコントロールするコントロール情報を生成したりする。また、フォルマント解析等により、発声した音韻(例えば、「ア」、「イ」等)を特定し、特定した音韻に基づいて生成する楽音信号の音高を指示するコントロール情報を生成するようにしてもよい。
【0115】
制御部110は、以上のようにして生成したコントロール情報を上記第1実施形態と同様(図2参照)、音源回路116および効果回路119に出力する。音源回路116は、上記第1実施形態と同様、EEPROM110dに格納されている楽音データと、上記のコントロール情報とに基づいて楽音信号を生成し、該楽音信号を効果回路119に出力する。効果回路119は、音源回路116から供給される楽音信号に対し、制御部110から供給されるコントロール情報にしたがった効果付与を行い、スピーカ115に出力し、これによりユーザがマイクロホン113aを介して入力した音声を反映した楽音がスピーカ115から発せられる。例えば、ある楽曲の歌唱部分をユーザが歌唱すると、その歌唱によってマイクロホン113aから入力された音声の解析結果に基づいて上記ある楽曲の伴奏部分をスピーカ115から発音させるコントロール情報が生成されるようにしておくと、ユーザがある楽曲の歌唱部分を歌唱すると、自動的にその歌唱に合わせて楽曲の伴奏部分をスピーカ115から発音させるといったことも可能である。さらに、歌唱音にエコーを付与する処理の実行を指示するコントロール情報が生成されるようにすれば、上記のように自動的に伴奏部分が演奏発音されるだけではなく、自身の歌声もエコーが付与された歌唱音として発音されるようになる。
【0116】
(変形例3)
また、上述した各実施形態では、動作検出センサ114を搭載した携帯電話を用いて楽音発生制御を行うようにしていたが、動作検出センサ114を搭載していない携帯電話に、図16に示すようなセンサユニットを装着し、上記各実施形態における携帯電話に代えて、当該センサユニット装着した携帯電話を用いるようにしてもよい。
【0117】
同図に示すように、センサユニット700は、動作検出センサ114を搭載しない携帯電話711の装着部711aにはめ込み等により装着されている。ここで、センサユニット700と携帯電話711とは、容易に着脱できる装着構造となっており、通常の電話等を行う場合にはセンサユニット700を携帯電話711から取り外して使用し、上述した各実施形態のように楽音発生制御する場合にはセンサユニット700を装着した状態で携帯電話711を使用することができるようになっている。
【0118】
ここで、図17にセンサユニット700および携帯電話711の構成を示す。
同図に示すように、携帯電話711は、上記第1実施形態における携帯電話11と同様の制御部110と、無線通信部112と、ユーザインターフェース部113と、音源回路116と、効果回路119と、これらを相互に接続するバス117と、音源回路116に接続されるスピーカ115とを備え、さらに動作検出センサ114に代えて接続インターフェース(I/F)750を備えている。
【0119】
接続インターフェース750は、装着部711aに接続された他の電子機器との間でデータの授受を行うインターフェースであり、装着部711aにセンサユニット700が接続されると、センサユニット700との間でデータの授受を行う。
【0120】
センサユニット700は、接続インターフェース(I/F)762と、制御部760と、動作検出センサ761とを備えている。接続インターフェース762は、当該センサユニット700が携帯電話711に装着された場合に、上述した接続インターフェース750との間でデータの授受を行う、つまり携帯電話711との間でデータの授受を行うインターフェースである。
【0121】
動作検出センサ761は、上記各実施形態の動作検出センサ114と同様、3次元加速度センサ、3次元速度センサ、2次元加速度センサ、2次元速度センサ、歪み検出器または傾斜センサ等の公知の種々の動作検出センサを用いることができ、ユーザが当該センサユニット700が装着された携帯電話711に対して行った動作を検出する。
【0122】
制御部760は、CPU、ROM、RAM等を有しており、ROMに格納された制御プログラムをCPUが実行することにより、動作検出センサ761の検出結果を携帯電話711に送信する検出結果送信処理を制御するように構成されている。より具体的には、制御部760は、動作検出センサ761の検出結果を取り込み、該検出結果を携帯電話711との間でデータ通信が行えるフォーマットに変換した検出結果データとして接続インターフェース762を介して携帯電話711に送信する。
【0123】
上記のようにセンサユニット700から送信された検出結果データを接続インターフェース750を介して受け取った携帯電話711では、上記第1実施形態と同様、制御部110が受け取った検出結果データに応じたコントロール情報を生成し、該コントロール情報を用いて楽音発生制御を行う。これにより、センサユニット700を装着した携帯電話711は、上記第1実施形態と同様にユーザの動作を反映した楽音発生を行うことができるのである。
【0124】
このように本変形例では、上記第1実施形態と同様、携帯電話711をユーザが楽音発生に積極的に参加させる手段として用いることができるとともに、携帯電話711を通常の機能である電話等で使用する場合には、センサユニット700を取り外すことも可能である。すなわち、上記のような楽音発生制御に用いない場合には、センサユニット700を取り外しておくことができ、これによりセンサユニット700が通話作業等の妨げとなることを抑制することができる。
【0125】
なお、本変形例では、センサユニット700を装着した携帯電話711が上記第1実施形態における携帯電話11と同様の楽音発生制御を可能とする場合について説明したが、他の実施形態における携帯電話211、携帯電話311、携帯電話411等に代えて、動作検出センサ114を有しない携帯電話を使用し、これらの携帯電話にセンサユニット700を装着することにより、上記各実施形態の携帯電話と同様の機能を持たせるようにしてもよい。
【0126】
また、当該変形例においては、携帯電話711に搭載された音源回路116、効果回路119およびスピーカ115を用いて楽音発生を行うようにしているが、センサユニット700に、音源回路116、効果回路119およびスピーカ115と同様の構成を搭載し、センサユニット700が楽音発生を行うようにしてもよい。このようにセンサユニット700で楽音発生を行う場合には、センサユニット700の制御部760が動作検出センサ761の検出結果に応じてコントロール情報を生成し、該コントロール情報と携帯電話711のEEPROM110dから読み出した楽音データとに基づいてセンサユニット700側に搭載された音源回路116、効果回路119およびスピーカ115といった構成要素が楽音発生を行うようにすればよい。
【0127】
(変形例4)
また、上述した実施形態では、携帯電話を利用して楽音発生制御等を行うようになっていたが、移動通信網による通信サービスを受けることができる移動通信端末であればよく、PHS(Personal Handy-phone System(商標))等であってもよい。
【0128】
(変形例5)
なお、上述したような各実施形態の携帯電話の制御部が実行する楽音発生のための制御処理や、第2実施形態および第3実施形態における楽音発生装置250および楽音発生装置350が行う楽音発生のための制御処理を、コンピュータに実現させるためのプログラムを記録したCD−ROMやフロッピーディスク等の様々な記録媒体をユーザに提供するようにしてもよいし、インターネット等の伝送媒体を介してユーザに提供するようにしてもよい。
【0129】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ユーザが、より手軽に自身の動作内容を利用して楽音発生等に参加することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る携帯電話の構成を示すブロック図である。
【図2】 前記携帯電話によって行われる楽音発生処理を説明するための図である。
【図3】 前記携帯電話を用いたネットワークシステムの概略構成を示すブロック図である。
【図4】 本発明の第2実施形態に係る携帯電話が用いられるネットワークシステムの概略構成を示すブロック図である。
【図5】 第2実施形態に係る前記携帯電話の構成を示すブロック図である。
【図6】 第2実施形態に係る前記携帯電話によって行われる楽音発生のためのコントロール情報を送信する処理を説明するための図である。
【図7】 第2実施形態に係る前記携帯電話から送信されるコントロール情報に基づいて楽音を発生する楽音発生装置の構成を示すブロック図である。
【図8】 楽音発生処理を行う際の、第2実施形態に係る前記携帯電話および前記楽音発生装置の処理動作を示すシーケンスフローチャートである。
【図9】 本発明の第3実施形態に係る楽音発生システムの概略構成を示すブロック図である。
【図10】 第3実施形態に係る前記楽音発生システムの構成要素である携帯電話の構成を示すブロック図である。
【図11】 第3実施形態に係る前記楽音発生システムの構成要素である楽音発生装置の構成を示すブロック図である。
【図12】 本発明の第4実施形態に係る楽音データ提供方法が適用されるネットワークシステムの概略構成を示すブロック図である。
【図13】 第4実施形態の前記ネットワークシステムの構成要素である携帯電話の構成を示すブロック図である。
【図14】 本発明の変形例に係る携帯電話を利用して健康管理を行うネットワークシステムの概略構成を示すブロック図である。
【図15】 本発明の変形例に係る携帯電話による楽音発生処理を説明するための図である。
【図16】 本発明の変形例に係る携帯電話、および携帯電話に装着するセンサユニットの外観を示す斜視図である。
【図17】 前記センサユニットを装着した前記携帯電話の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
11……携帯電話、100……移動通信網、110……制御部、112……無線通信部、113……ユーザインターフェース部、113a……マイクロホン、114……動作検出センサ、115……スピーカ、116……音源回路、117……バス、119……効果回路、150……コンテンツサーバ、200……移動通信網、211……携帯電話、250……楽音発生装置、250’……楽音発生装置、261……CPU、262……ROM、263……RAM、264……通信インターフェース、265……ユーザインターフェース、266……効果回路、267……音源回路、268……サウンドスピーカシステム、269……外部記憶装置、270……電子楽器、280……マイクロホン、311……携帯電話、350……楽音発生装置、351……発光部、360……楽音データ入力インターフェース、400……移動通信網、411……携帯電話、450……楽音データ提供サーバ、451……楽音データ再生部、460……通信インターフェース、461……楽音データ生成部、463……楽音データ蓄積部、550……健康管理サーバ、700……センサユニット、711……携帯電話、761……動作検出センサ
Claims (11)
- 移動通信網による通信サービスを受ける移動通信端末であって、
前記移動通信端末に対するユーザの動作を検出する動作検出センサと、
予め再生制御内容が定義されている楽音データを記憶する記憶手段と、
前記動作検出センサによって検出される前記ユーザの動作に応じて、前記再生制御内容を変更することを指示する楽音制御情報又は新たな再生制御内容を追加することを指示する楽音制御情報を生成する制御情報生成手段と、
前記制御情報生成手段で生成された前記楽音制御情報と、前記記憶手段における前記楽音データに定義されている前記再生制御内容のうち前記楽音制御情報の再生制御内容に対応する部分を除く前記再生制御内容とに従って、前記楽音データの楽音信号を生成し、生成した楽音信号に基づく楽音を発生させる楽音発生手段と
を具備することを特徴とする移動通信端末。 - 前記動作検出センサは、前記移動通信端末がユーザによって動かされたときの当該移動通信端末について予め定められた各軸方向の各加速度を検出し、
前記制御情報生成手段は、前記動作検出センサによって検出された前記各加速度の値の大小関係又は各加速度の相対的な変化量に基づいて、前記ユーザが前記移動通信端末に対して行った前記動作の種別を判別し、当該動作の頻度又は大きさ又は当該動作の種別と組合わせてなされた他の動作の種別の少なくとも一つに応じて、判別した前記動作の種別に対応する前記再生制御内容を変更することを指示する前記楽音制御情報又は前記新たな再生制御内容を追加することを指示する前記楽音制御情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の移動通信端末。 - 前記制御情報生成手段は、前記楽音を発生させる際の、音量、テンポ、アーティキュレーション、ピッチのうちの少なくとも一つについて制御する制御内容、若しくは、スラー効果、スタッカート効果、残響効果、エコー付与の効果のうちの少なくとも一つについて制御する制御内容、若しくは単発音を制御する制御内容であることを特徴とする請求項1又は2に記載の移動通信端末。
- 前記移動通信網に接続された楽音情報配信装置に対して楽音データの配信を要求する要求手段と、
前記楽音情報配信装置から前記移動通信網を介して配信される楽音データを受信する受信手段とをさらに具備し、
前記記憶手段は、前記受信手段によって受信された楽音データを記憶することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の移動通信端末。 - 移動通信網による通信サービスを受ける移動通信端末であって、
音声を入力するマイクロホンと、
予め再生制御内容が定義されている楽音データを記憶する記憶手段と、
前記マイクロホンによって入力された音声に基づいて、前記再生制御内容を変更することを指示する楽音制御情報又は新たな再生制御内容を追加することを指示する楽音制御情報を生成する制御情報生成手段と、
前記制御情報生成手段で生成された前記楽音制御情報と、前記記憶手段における前記楽音データに定義されている前記再生制御内容のうち前記楽音制御情報の再生制御内容に対応する部分を除く前記再生制御内容とに従って、前記楽音データの楽音信号を生成し、生成した楽音信号に基づく楽音を発生させる楽音発生手段と
を具備することを特徴とする移動通信端末。 - 移動通信網による通信サービスを受ける移動通信端末と、前記移動通信網に接続される楽音情報生成装置とを備えた楽音生成システムであって、
前記移動通信端末は、
当該移動通信端末に内蔵され、もしくは一体に取り付けられ、当該移動通信端末に対するユーザの動作を検出する動作検出センサと、
前記動作検出センサによる検出結果に応じた検出結果情報を前記移動通信網を介して前記楽音情報生成装置に送信する検出結果送信手段と、
前記楽音情報生成装置は、
前記移動通信端末から送信された前記検出結果情報を受信する受信手段と、
予め再生制御内容が定義されている楽音データを記憶する記憶手段と、
前記受信手段によって受信された前記検出結果情報に基づいて、前記再生制御内容を変更することを指示する楽音制御情報又は新たな再生制御内容を追加することを指示する楽音制御情報を生成する制御情報生成手段と、
前記制御情報生成手段で生成された前記楽音制御情報と、前記記憶手段における前記楽音データに定義されている前記再生制御内容のうち前記楽音制御情報の再生制御内容に対応する部分を除く前記再生制御内容とに従って、前記楽音データの楽音信号を生成し、生成した楽音信号に基づく楽音を発生させる楽音発生手段と
を具備することを特徴とする楽音生成システム。 - 移動通信網による通信サービスを受ける移動通信端末と、前記移動通信網に接続される楽音情報生成装置とを備えた楽音生成システムであって、
前記移動通信端末は、
当該移動通信端末に内蔵され、もしくは一体に取り付けられ、当該移動通信端末に対するユーザの動作を検出する動作検出センサと、
前記動作検出センサによる検出結果に応じた検出結果情報を前記移動通信網を介して前記楽音情報生成装置に送信する検出結果送信手段と、
前記楽音情報生成装置から前記移動通信網を介して前記検出結果情報に応じた楽音情報を受信し、当該楽音情報に基づく楽音を発生させる楽音発生手段とを備え、
前記楽音情報生成装置は、
前記移動通信端末から送信された前記検出結果情報を受信する受信手段と、
楽音情報を記憶する記憶手段と、
前記受信手段によって受信された前記検出結果情報に基づいて、前記記憶手段に記憶されている前記楽音情報の楽音発生を制御する制御内容を表す楽音制御情報を生成する制御情報生成手段と、
前記制御情報生成手段によって生成された前記楽音制御情報に基づく前記制御内容に従って、前記記憶手段に記憶されている前記楽音情報を制御して楽音を生成する楽音発生手段と、
前記楽音発生手段によって生成された楽音を表す楽音情報を前記移動通信網を介して前記移動通信端末に送信する楽音情報送信手段とを具備することを特徴とする楽音生成システム。 - 移動通信網による通信サービスを受ける移動通信端末と、前記移動通信網に接続される楽音情報生成装置とを備えた楽音生成システムであって、
前記移動通信端末は、
当該移動通信端末に内蔵され、もしくは一体に取り付けられ、当該移動通信端末に対するユーザの動作を検出する動作検出センサと、
前記動作検出センサによって検出された前記ユーザの動作に応じて、楽音発生を制御する制御内容を表す楽音制御情報を生成する制御情報生成手段と、
前記制御情報生成手段によって生成された前記楽音制御情報を、前記移動通信網を介して前記楽音情報生成装置に送信する検出結果送信手段と、
前記楽音情報生成装置から前記ユーザに予め定められた動作を指示する指示情報を受信する指示受信手段と、
前記指示受信手段によって受信された前記指示情報に対応する前記動作内容を前記ユーザに報知する報知手段とを備え、
前記楽音情報生成装置は、
楽音情報を記憶する記憶手段と、
前記移動通信端末から前記楽音制御情報を受信する受信手段と、
外部から第2の楽音情報を取得する楽音情報取得手段と、
前記楽音情報取得手段によって取得された前記第2の楽音情報に基づいた前記指示情報を前記移動通信端末に送信する指示送信手段と、
前記受信手段によって受信された前記楽音制御情報に基づく前記制御内容に従って、前記記憶手段に記憶されている前記楽音情報、又は前記楽音情報取得手段によって取得された前記第2の楽音情報を制御して楽音を発生させる楽音発生手段と、
を具備することを特徴とする楽音生成システム。 - 複数のパートからなる楽曲を表す楽曲情報を記憶する楽曲情報記憶手段と、
移動通信網による通信サービスを受ける移動通信端末に対するユーザの動作を検出した結果を示す検出結果情報を、前記楽曲情報の楽曲の各パートに対して予め割当てられた複数のアクセス番号毎に前記移動通信端末から受信する受信手段と、
前記楽曲情報記憶手段に記憶されている前記各パートの楽曲情報と、当該パートに割当てられた前記アクセス番号に対する前記検出結果情報とに基づいて、当該パートの楽音情報を生成する楽音情報生成手段と
を具備することを特徴とする楽音生成装置。 - 前記楽音情報生成手段が生成した前記楽音情報を、前記検出結果情報の送信元である前記移動通信端末に前記移動通信網を介して送信する送信手段を備えることを特徴とする請求項9に記載の楽音生成装置。
- 移動通信網による通信サービスを受ける移動通信端末であり、当該移動通信端末に対するユーザの動作を検出する動作検出センサを有する移動通信端末に対し、楽曲を表す楽曲情報を予め記憶する楽音情報提供装置から楽音情報を提供する方法であって、
前記移動通信端末から前記移動通信網を介して送信される、前記動作検出センサの検出結果に応じた検出結果情報を、前記楽音情報提供装置において受信する受信ステップと、
前記受信ステップにおいて受信した前記検出結果情報に基づいて前記楽曲情報の楽音発生を制御する制御内容を表す楽音制御情報を前記楽音情報提供装置において生成する制御情報生成ステップと、
前記楽音情報提供装置において、前記制御情報生成ステップで生成された前記楽音制御情報に基づく前記制御内容に従って、前記楽曲情報の楽音を制御して楽音を生成する楽音生成ステップと、
前記楽音生成ステップで生成された前記楽音を表す楽音情報を、前記受信ステップで受信された前記検出結果情報の送信元である前記移動通信端末に前記楽音情報提供装置から前記移動通信網を介して送信する楽音送信ステップと
を有することを特徴とする楽音情報提供方法。
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