JP2501555Y2 - 燃料タンクのブリ―ザ―装置 - Google Patents
燃料タンクのブリ―ザ―装置Info
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- JP2501555Y2 JP2501555Y2 JP15010989U JP15010989U JP2501555Y2 JP 2501555 Y2 JP2501555 Y2 JP 2501555Y2 JP 15010989 U JP15010989 U JP 15010989U JP 15010989 U JP15010989 U JP 15010989U JP 2501555 Y2 JP2501555 Y2 JP 2501555Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel tank
- bracket
- breather
- opening
- breather device
- Prior art date
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、燃料タンク内の内圧を調整するブリーザ
ー装置の改良に関する。
ー装置の改良に関する。
(従来の技術) 従来、燃料タンク内の内圧を調整するブリーザー装置
は、走行中に飛散する雨水等の燃料タンク内への浸入を
防止するために、燃料タンクの上部より引出するブリー
ザーホースの一部を上方に支持すると共に、その端部を
燃料タンクを支持するブラケット内に配置させた上で、
上記ブラケットの開口部をキャッブによって密閉してな
るものや、燃料タンクより引出されるブリーザーホース
の端部をブラケット内において、燃料タンクを固定する
バンドと遮水板によって形成される空間に貫通穴を通し
て保持してなるもの(実開昭62-130932号)がある。
は、走行中に飛散する雨水等の燃料タンク内への浸入を
防止するために、燃料タンクの上部より引出するブリー
ザーホースの一部を上方に支持すると共に、その端部を
燃料タンクを支持するブラケット内に配置させた上で、
上記ブラケットの開口部をキャッブによって密閉してな
るものや、燃料タンクより引出されるブリーザーホース
の端部をブラケット内において、燃料タンクを固定する
バンドと遮水板によって形成される空間に貫通穴を通し
て保持してなるもの(実開昭62-130932号)がある。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来のものにおいて、ブリーザー
ホースの端部を燃料タンクを支持するブラケット内に配
置させた上で、上記ブラケットの開口部をキャップによ
って密閉してなるものの場合、上部から浸入する雨水等
はキャップによって十分に防ぐことができるが、ブラケ
ット内にブリーザーホースの端部を配置するために、こ
のブリーザーホースを長めに設定しているので、走行中
の振動等によって、燃料タンクとブリーザーホースとの
結合部に著しく負荷がかかり、外れ易いものとなり、燃
料タンクへの雨水等の浸入を容易なものとする問題があ
り、また実開昭62-130932号の場合、ブリーザーホース
の端部をブラケット内において、燃料タンクを固定する
バンドと遮水板によって形成される空間に貫通穴を通し
て保持してなるものであるから、その空間内での気密性
は優れるものであり、走行中に飛散してくる雨水等の浸
入は確実に防止することができるものであるが、気密性
が高いため、一度燃料タンクより放出された水分等が再
び気温の高低差によって凝結することで貯留し、気圧の
高低差によって再度燃料タンク内に吸収される欠点があ
る。
ホースの端部を燃料タンクを支持するブラケット内に配
置させた上で、上記ブラケットの開口部をキャップによ
って密閉してなるものの場合、上部から浸入する雨水等
はキャップによって十分に防ぐことができるが、ブラケ
ット内にブリーザーホースの端部を配置するために、こ
のブリーザーホースを長めに設定しているので、走行中
の振動等によって、燃料タンクとブリーザーホースとの
結合部に著しく負荷がかかり、外れ易いものとなり、燃
料タンクへの雨水等の浸入を容易なものとする問題があ
り、また実開昭62-130932号の場合、ブリーザーホース
の端部をブラケット内において、燃料タンクを固定する
バンドと遮水板によって形成される空間に貫通穴を通し
て保持してなるものであるから、その空間内での気密性
は優れるものであり、走行中に飛散してくる雨水等の浸
入は確実に防止することができるものであるが、気密性
が高いため、一度燃料タンクより放出された水分等が再
び気温の高低差によって凝結することで貯留し、気圧の
高低差によって再度燃料タンク内に吸収される欠点があ
る。
そこで、この考案は燃料タンクに対して、雨水等の水
分が浸入しないようにすると共に、燃料タンク内より放
出された水分が凝結して発生する凝結水の浸入をも防止
することができるようにするものである。
分が浸入しないようにすると共に、燃料タンク内より放
出された水分が凝結して発生する凝結水の浸入をも防止
することができるようにするものである。
(課題を解決するための手段) そのために、燃料タンクの上部より引出するブリーザ
ーホースの端部を連結する導通管を、下方の大気開放の
開口部に向けて円錐状としてなるものとし、この導通管
を燃料タンクを支持するブラケット内に挿嵌してなるも
のである。
ーホースの端部を連結する導通管を、下方の大気開放の
開口部に向けて円錐状としてなるものとし、この導通管
を燃料タンクを支持するブラケット内に挿嵌してなるも
のである。
(作用) 上記構成を具えるので、ブリーザーホースの端部に連
結されるブリーザー装置の導通管がフレームとブラケッ
トよりなる空間内に配置されるので、走行中に飛散して
くる雨水が浸入しにくいものであり、導通管が中央膨大
部を有するため、下方開口部の断面積と中央部の断面積
が著しく異なるので、燃料タンク方向への気流の速度は
著しく遅くなり、負圧の変化が弱まることで、一度導通
管内に水分等が吸収されても、逆流してホース側に到達
せず下方に向かって円錐状となっていることから、容易
に水分を下方に向け排除することができる。
結されるブリーザー装置の導通管がフレームとブラケッ
トよりなる空間内に配置されるので、走行中に飛散して
くる雨水が浸入しにくいものであり、導通管が中央膨大
部を有するため、下方開口部の断面積と中央部の断面積
が著しく異なるので、燃料タンク方向への気流の速度は
著しく遅くなり、負圧の変化が弱まることで、一度導通
管内に水分等が吸収されても、逆流してホース側に到達
せず下方に向かって円錐状となっていることから、容易
に水分を下方に向け排除することができる。
(実施例) この考案を図に示す実施例により更に説明する。
(1)は、この考案の実施例であるブリーザー装置を具
える燃料タンクであり、この燃料タンク(1)は、下方
より複数のブラケット(3)(3)によって支持される
と共に、各々のブラケット(3)(3)に対応して上方
より一端に付設するネジ部(5)をもってナット(6)
と共に、他端を一部を括れ(8)としてなる係止体
(7)をもって固定するバンド(4)によって、上記ブ
ラケット(3)に固定してなるものである(第4図)。
また、この燃料タンク(1)の上部からは、燃料タンク
(1)内の内圧を一定に調節するブリーザー装置(11)
の導通管(12)に連結するブリーザーホース(10)が引
出されているものである。
(1)は、この考案の実施例であるブリーザー装置を具
える燃料タンクであり、この燃料タンク(1)は、下方
より複数のブラケット(3)(3)によって支持される
と共に、各々のブラケット(3)(3)に対応して上方
より一端に付設するネジ部(5)をもってナット(6)
と共に、他端を一部を括れ(8)としてなる係止体
(7)をもって固定するバンド(4)によって、上記ブ
ラケット(3)に固定してなるものである(第4図)。
また、この燃料タンク(1)の上部からは、燃料タンク
(1)内の内圧を一定に調節するブリーザー装置(11)
の導通管(12)に連結するブリーザーホース(10)が引
出されているものである。
そして、燃料タンク(1)内の内圧を一定に調節し、
ブラケット(3)とフレーム(2)との間に形成される
空間(9)内に配置されるブリザー装置(11)を構成す
る導通管(12)は、内側に凹陥把持部(13)を有し、上
下方向の開口部(14)(15)に向かって円錐状となるも
のであり、バンド(4)の係止部(7)がブラケット
(3)の係止孔(3′)に嵌着させると共に、括れ
(8)を中心として回動させ、上記凹陥保持部(13)に
発泡体(18)を介して嵌合し、ブラケット(3)とフレ
ーム(2)との間に形成される空間(9)内に固定され
るものであり、一方の開口部(15)は大気中に開放して
いるものであって、他方の開口部(14)は、ブリーザー
ホース(10)を介して燃料タンク(1)と連結してい
る。
ブラケット(3)とフレーム(2)との間に形成される
空間(9)内に配置されるブリザー装置(11)を構成す
る導通管(12)は、内側に凹陥把持部(13)を有し、上
下方向の開口部(14)(15)に向かって円錐状となるも
のであり、バンド(4)の係止部(7)がブラケット
(3)の係止孔(3′)に嵌着させると共に、括れ
(8)を中心として回動させ、上記凹陥保持部(13)に
発泡体(18)を介して嵌合し、ブラケット(3)とフレ
ーム(2)との間に形成される空間(9)内に固定され
るものであり、一方の開口部(15)は大気中に開放して
いるものであって、他方の開口部(14)は、ブリーザー
ホース(10)を介して燃料タンク(1)と連結してい
る。
なお、このブリーザー装置(11)はブラケットの開口
端と密閉するキャップ部(16)が一体に設けられている
ものである。
端と密閉するキャップ部(16)が一体に設けられている
ものである。
この考案は以上の構成を具えるので、ブリーザーホー
ス(10)の端部に連結される導通管(12)がフレーム
(2)とブラケット(3)よりなる空間(9)内にキャ
ップ(16)の密閉と共に配置されるので、走行中に飛散
してくる雨水が直接浸入してくることが防止でき、また
導通管(12)の開口部(15)は上記空間(9)内におい
て、その凹陥保持部(13)をもってバンド(4)の係止
部(7)により発泡体(13)を介して保持されることか
ら、大気中に開放される開口部(15)が、ブラケット
(3)等から構成される空間(9)の中央に位置するこ
とができ、フレーム(2)やブラケット(3)の表面に
凝結する水分等を吸収しずらくなると共に、開口部(1
5)の断面積より導通管(12)の中央部の断面積が著し
く大きくなるので、燃料タンク(1)方向への気流の速
度はこの中央部で著しく遅くなり、負圧の変化が弱まれ
ば一度導通管(12)内に水分等が吸収されても、ブリー
ザーホース(10)側に逆流することなく下方に向かって
開口部(15)の円錐状により流下し、容易に水分を排除
することができる。
ス(10)の端部に連結される導通管(12)がフレーム
(2)とブラケット(3)よりなる空間(9)内にキャ
ップ(16)の密閉と共に配置されるので、走行中に飛散
してくる雨水が直接浸入してくることが防止でき、また
導通管(12)の開口部(15)は上記空間(9)内におい
て、その凹陥保持部(13)をもってバンド(4)の係止
部(7)により発泡体(13)を介して保持されることか
ら、大気中に開放される開口部(15)が、ブラケット
(3)等から構成される空間(9)の中央に位置するこ
とができ、フレーム(2)やブラケット(3)の表面に
凝結する水分等を吸収しずらくなると共に、開口部(1
5)の断面積より導通管(12)の中央部の断面積が著し
く大きくなるので、燃料タンク(1)方向への気流の速
度はこの中央部で著しく遅くなり、負圧の変化が弱まれ
ば一度導通管(12)内に水分等が吸収されても、ブリー
ザーホース(10)側に逆流することなく下方に向かって
開口部(15)の円錐状により流下し、容易に水分を排除
することができる。
なお、第5図及び第6図は、この考案の第2実施例で
あるブリーザー装置(11′)であり、導通管(12′)の
上方の開口部(14′)をネジによって一体となる着脱式
とし、この上方の開口部(14′)の螺合時に、ブラケッ
ト(3)の開口端に装着するプレート(17)を導通管
(12′)一体にしてなるものである。
あるブリーザー装置(11′)であり、導通管(12′)の
上方の開口部(14′)をネジによって一体となる着脱式
とし、この上方の開口部(14′)の螺合時に、ブラケッ
ト(3)の開口端に装着するプレート(17)を導通管
(12′)一体にしてなるものである。
(考案の効果) 以上のとおり、燃料タンクより放散される水分や走行
中に飛散してくる雨水等をブリーザーホース内への吸入
を防止することができるので、冬期中に起こり易いブリ
ーザーホース内での水分の氷結によるブリーザー装置の
作動不能や燃料への水分混入による燃料ポンプ焼き付き
等の障害を未然に除去することができる優れた効果を有
するものである。
中に飛散してくる雨水等をブリーザーホース内への吸入
を防止することができるので、冬期中に起こり易いブリ
ーザーホース内での水分の氷結によるブリーザー装置の
作動不能や燃料への水分混入による燃料ポンプ焼き付き
等の障害を未然に除去することができる優れた効果を有
するものである。
第1図はこの考案の実施例であるブリーザー装置を具え
る燃料タンクの取付状態を示す斜視図、第2図はこの考
案の実施例であるブリーザー装置の拡大斜視図、第3図
はそのI−I断面図、第4図はバンドの取付方法を示す
斜視図、第5図及び第6図はこの考案の第2実施例とそ
の分解斜視図である。 1……燃料タンク,2……フレーム 3……ブラケット,3′……係止孔 4……バンド,5……ネジ部 6……ナット,7……係止体,8……括れ,9……空間 10……ブリーザーホース 11、11′……ブリーザー装置,12……導通管 14、14′、15……開口部,16……キャップ 17……プレート
る燃料タンクの取付状態を示す斜視図、第2図はこの考
案の実施例であるブリーザー装置の拡大斜視図、第3図
はそのI−I断面図、第4図はバンドの取付方法を示す
斜視図、第5図及び第6図はこの考案の第2実施例とそ
の分解斜視図である。 1……燃料タンク,2……フレーム 3……ブラケット,3′……係止孔 4……バンド,5……ネジ部 6……ナット,7……係止体,8……括れ,9……空間 10……ブリーザーホース 11、11′……ブリーザー装置,12……導通管 14、14′、15……開口部,16……キャップ 17……プレート
Claims (1)
- 【請求項1】ブラケット内に、燃料タンクより引出すブ
リーザーホースを上部に連結し、下方の大気開放の開口
部に向けて円錐状とし、中央部を膨大空間とする導通管
を収容してなる燃料タンクのブリーザー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15010989U JP2501555Y2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | 燃料タンクのブリ―ザ―装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15010989U JP2501555Y2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | 燃料タンクのブリ―ザ―装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0388923U JPH0388923U (ja) | 1991-09-11 |
JP2501555Y2 true JP2501555Y2 (ja) | 1996-06-19 |
Family
ID=31696475
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15010989U Expired - Lifetime JP2501555Y2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | 燃料タンクのブリ―ザ―装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2501555Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6306445B2 (ja) * | 2014-06-17 | 2018-04-04 | 日野自動車株式会社 | 車両用タンクの固定バンド |
JP7256994B2 (ja) * | 2020-01-24 | 2023-04-13 | いすゞ自動車株式会社 | ブリーザカバー |
-
1989
- 1989-12-28 JP JP15010989U patent/JP2501555Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0388923U (ja) | 1991-09-11 |
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