JP2500642Y2 - 四輪駆動作業車の差動装置 - Google Patents

四輪駆動作業車の差動装置

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JP2500642Y2
JP2500642Y2 JP11008790U JP11008790U JP2500642Y2 JP 2500642 Y2 JP2500642 Y2 JP 2500642Y2 JP 11008790 U JP11008790 U JP 11008790U JP 11008790 U JP11008790 U JP 11008790U JP 2500642 Y2 JP2500642 Y2 JP 2500642Y2
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JP
Japan
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steering angle
wheel
angle sensor
work vehicle
differential
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JP11008790U
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正明 中沢
勇 原田
武史 横内
浩 高橋
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石川島芝浦機械株式会社
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、前輪と後輪とが駆動されるとともに操向さ
れる四輪駆動作業車の差動装置に関する。
従来の技術 従来、前輪と後輪とが駆動されるとともに操向される
四輪駆動作業車においては、前輪と後輪とを同一方向へ
操向する同位相モードと、前輪と後輪とを逆方向へ操向
する逆位相モードとを備えていることが一般的であり、
前輪操向手段により設定される前輪の操向角度に応じて
同位相モードと逆位相モードとの切換えが行われてい
る。
また、このような四輪駆動作業車の前輪側と後輪側と
にはそれぞれ差動装置とデフロック装置とが設けられて
おり、前輪と後輪とが同位相モードで操向されている場
合にのみデフロック装置による差動装置のロックが行え
る構造となっている。
考案が解決しようとする課題 前輪と後輪とを逆位相モードで操向している場合には
差動装置をロックすることができす、このため、逆位相
モードによる操向時において前輪と後輪の片輪がスリッ
プした場合には、差動装置をロックすることによってス
リップ状態から迅速に脱出するということができない。
従って、意図した方向とは異なる方向へ四輪駆動作業車
が進行してしまうという欠点がある。
また、同位相モードによる操向時においても、前輪と
後輪との操向角度が大幅に異なる場合には、差動装置の
ロックを解除しなければ意図した方向に四輪駆動作業車
を進行させることができない。
課題を解決するための手段 前輪と後輪とが駆動されるとともに操向される四輪駆
動作業車において、前記前輪の操向角度を検出する前輪
ステアリング角度センサと前記後輪の操向角度を検出す
る後輪ステアリング角度センサとを設け、前記前輪ステ
アリング角度センサと前記後輪ステアリング角度センサ
との検出結果を比較するとともにその比較結果が設定値
以下の場合に前記前輪側と前記後輪側とに設けた差動装
置をロックする状態にデフロック装置を作動させる制御
ユニットを設けた。
作用 前輪の操向角度を検出した前輪ステアリング角度セン
サからの検出結果と、後輪の操向角度を検出した後輪ス
テアリング角度センサからの検出結果とが制御ユニット
において比較され、その比較結果が設定値以下である場
合には、制御ユニットからの制御によりデフロック装置
が作動されて前輪側と後輪側との差動装置がロックされ
る。
実施例 本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。前輪1
と後輪2とがともに駆動される四輪駆動作業車である自
動走行芝刈機3の腹部には、前記前輪1と後輪2との間
に位置してモア4が昇降自在に取付けられている。な
お、前記前輪1は差動装置(図示せず)とデフロック装
置(図示せず)とを備えた前輪駆動ユニット5に連結さ
れ、前記後輪2は差動装置(図示せず)とデフロック装
置(図示せず)とを備えた後輪駆動ユニット6に連結さ
れている。一方、前記自動走行芝刈機3を走行させる作
業地域の地下には、前記自動走行芝刈機3を走行させる
走行コースにそって誘導ケーブル7が埋設されており、
この誘導ケーブル7の両端部は信号発振器8に接続され
ている。
前記自動走行芝刈機3の前部には前後方向へ延出する
とともに支軸9の回りに水平面内で回動自在な移動部材
10が取付けられており、この移動部材10の先端部には、
前記誘導ケーブル7からの信号を検出する左右一対の前
部ピックアップコイル11が取付けられている。また、前
記前輪1側には、この前輪1に連結されるとともに前記
移動部材10に連結された前部ステアリング装置12と、前
記移動部材10に連結された前部ステアリング駆動装置13
とが設けられている。さらに、前記移動部材10には前記
前輪1の操向角度を検出する前輪ステアリング角度セン
サ14が前記支軸9の外周部に位置して取付けられてお
り、この前輪ステアリング角度センサ14と、前記前部ピ
ックアップコイル11と、前記前部ステアリング駆動装置
13とが接続された制御ユニット15が前記自動走行芝刈機
3に設けられている。
一方、前記自動走行芝刈機3の後部には、前後方向へ
延出するとともに支軸16の回りに水平面内で回動自在な
移動部材17と、前記誘導ケーブル7からの信号を検出す
るとともに前記移動部材17の先端部に取付けられた左右
一対の後部ピックアップコイル18と、前記後輪2と前記
移動部材17とに連結された後部ステアリング装置19と、
前記移動部材17に連結された後部ステアリング駆動装置
20とが設けられている。さらに、前記移動部材17には前
記後輪2の操向角度を検出する後輪ステアリング角度セ
ンサ21が前記支軸16の外周部に位置して取付けられてお
り、この後輪ステアリング角度センサ21と、前記後部ピ
ックアップコイル18と、前記後部ステアリング駆動装置
20とが前記制御ユニット15に接続されている。
ここで、前記制御ユニット15においては、前記前部ピ
ックアップコイル11からの検出結果に基づいて前部ピッ
クアップコイル11と前記誘導ケーブル7との偏り量が判
断され、及び、判断した偏り量を“0"とする方向へ前記
移動部材10を回動させるための信号が演算され、この信
号が前記前部ステアリング駆動装置13へ出力される。ま
た、前記制御ユニット15においては、前記後部ピックア
ップコイル18からの検出結果に基づいて前部ピックアッ
プコイル11と前記誘導ケーブル7との偏り量が判断さ
れ、及び、判断した偏り量を“0"とする方向へ前記移動
部材17を回動させるための信号が演算され、この信号が
前記後部ステアリング駆動装置20へ出力される。さら
に、前記制御ユニット15においては、前記前輪ステアリ
ング角度センサ14からの検出結果と前記後輪ステアリン
グ角度センサ21からの検出結果との比較が行われ、この
比較結果に基づいて前輪1側のデフロック装置と後輪2
側のデフロック装置とが作動される。
このような構成において、第4図は自動走行芝刈機3
の走行位置が誘導ケーブル7から外れた状態を示すもの
で、前部ピックアップコイル11からの検出結果に基づい
て前部ピックアップコイル11と誘導ケーブル7との偏り
量が“X"であること、及び、後部ピックアップコイル18
からの検出結果に基づいて後部ピックアップコイル18と
誘導ケーブル7との偏り量が“X′”であることが制御
ユニット15において判断される。さらに、前部ピックア
ップコイル11と誘導ケーブル7との偏り量を“0"する方
向へ移動部材10を回動させるための信号、及び、後部ピ
ックアップコイル18と誘導ケーブル7との偏り量を“0"
とする方向へ移動部材17を回動させるための信号が制御
ユニット15において演算される。
そして、これらの信号が前部ステアリング駆動装置13
と後部ステアリング駆動装置10とへ出力され、第5図に
示すように、移動部材10,17がそれぞれの信号に応じて
独立して回動し、移動部材10,17の回動に伴って前輪1
と後輪2とが操向され、自動走行芝刈機3の走行位置が
誘導ケーブル7上となるように修正される。
つぎに、前輪1の操向角度“θ1”が前輪ステアリン
グ角度センサ14により検出されるとともに後輪2の操向
角度“θ2”が後輪ステアリング角度センサ21により検
出され、その検出信号が制御ユニット15に送られ、その
差“Δθ=|θ2−θ1|"が演算される。そして、この
“Δθ”が設定値“θ”より小さい場合には、前輪駆動
ユニット5内のデフロック装置、及び、後輪駆動ユニッ
ト6内のデフロック装置が差動装置をロックする状態に
作動される。一方、“Δθ”が設定値“θ”より大きい
場合には、デフロック装置による差動装置のロックは行
われない。
考案の効果 本考案は、上述のように前輪ステアリング角度センサ
が検出した前輪の操向角度と後輪ステアリング角度セン
サが検出した後輪の操向角度とを制御ユニットにおいて
比較し、その比較結果が設定値以下の場合には前輪側と
後輪側とのデフロック装置を作動させて差動装置をロッ
クすることにより、略直進状態で走行している際には差
動装置がロックされることとなるため、不整地や傾斜地
における四輪駆動作業車の直進走行性を向上させること
ができ、作業性能の向上を図ることができる等の効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は操向制
御系統及びデフロック制御系統を示すブロック図、第2
図は自動走行芝刈機の全体を示す側面図、第3図は自動
走行芝刈機の全体の制御系統を示すブロック図、第4図
及び第5図は操向制御状態を示す説明図である。 1……前輪、2……後輪、3……四輪駆動作業車、14…
…前輪ステアリング角度センサ、15……制御ユニット、
21……後輪ステアリング角度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 高橋 浩 長野県松本市石芝1丁目1番1号 石川 島芝浦機械株式会社松本工場内 (56)参考文献 特開 昭62−166114(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前輪と後輪とが駆動されるとともに操向さ
    れる四輪駆動作業車において、前記前輪の操向角度を検
    出する前輪ステアリング角度センサと前記後輪の操向角
    度を検出する後輪ステアリング角度センサとを設け、前
    記前輪ステアリング角度センサと前記後輪ステアリング
    角度センサとの検出結果を比較するとともにその比較結
    果が設定値以下の場合に前記前輪側と前記後輪側とに設
    けた差動装置をロックする状態にデフロック装置を作動
    させる制御ユニットを設けたことを特徴とする四輪駆動
    作業車の差動装置。
JP11008790U 1990-10-19 1990-10-19 四輪駆動作業車の差動装置 Expired - Lifetime JP2500642Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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Publication Number Publication Date
JPH0467528U JPH0467528U (ja) 1992-06-16
JP2500642Y2 true JP2500642Y2 (ja) 1996-06-12

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