JP3334513B2 - 牽引車両の後輪操舵制御方法および四輪操舵機構 - Google Patents

牽引車両の後輪操舵制御方法および四輪操舵機構

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JP3334513B2 JP27945796A JP27945796A JP3334513B2 JP 3334513 B2 JP3334513 B2 JP 3334513B2 JP 27945796 A JP27945796 A JP 27945796A JP 27945796 A JP27945796 A JP 27945796A JP 3334513 B2 JP3334513 B2 JP 3334513B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トレーラなどを牽
引する四輪操舵方式の牽引車両の後進時における後輪操
舵制御方法および四輪操舵機構に関する。
【0002】
【従来の技術】前輪のみを操舵輪とした従来のトラクタ
などの牽引車両が、被牽引車などを牽引した状態におい
て、例えば図8ないし図10に示すように後進しながら
左折する場合には、まず図8に示すように前輪24を右
方向に操舵しながら少し後進させ、牽引車両21と被牽
引車22をく字状にすることによって、被牽引車22の
最後部28を後進左折方向29に向ける。その後、図9
に示すように後進しながら前輪24を左方向に切り返し
て、最適軌道Uなどに沿うように徐々に前輪24の舵角
を減少させる。そして、図10に示すように牽引車両2
1の中心線O5と被牽引車22の中心線O6とのなす角
が0度となるように、つまり牽引車両21と被牽引車2
2とが略一直線となるように後進する。
【0003】上記のように前輪24のみを操舵輪とした
従来の牽引車両21によって牽引された被牽引車22の
後進旋回は、図8に示すように一度所望の旋回方向とは
逆方向に前輪24を操舵して、つまり右折時には前輪2
4を左方向に操舵し左折時には前輪24を右方向に操舵
して、牽引車両21と被牽引車22とをく字状にして被
牽引車22の最後部28を所望の旋回方向に向けた後、
所望の旋回方向に前輪24を切返してさらに後進しなが
ら徐々に前輪24の舵角を少なくしていくなどの操作が
必要である。
【0004】また、図11に示すように矢印B3方向に
沿って後進直進する牽引車両21の中心線O5と被牽引
車22の中心線O6との間に、例えば車両左方向(矢印
T2方向)の角度θが生じると、上記角度θを打ち消す
ためには、前輪24を矢印S5方向に操舵する必要が生
じる。このように牽引車両を後進させるには高度なテク
ニックがドライバに要求される。
【0005】また、特開平1−156180号公報に記
載されているように、後進時は後輪を同相操舵させた後
に逆相操舵に移行させて小回り性を向上させるものも提
案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の前輪のみを
操舵輪としたトラクタなどの牽引車両の場合、トレーラ
などを牽引した状態で後進するには、牽引車両に特有な
操作がドライバに要求されるとともに、高い技量が必要
とされる。また前記特開平1−156180号公報の場
合も、牽引車両と被牽引車の位置と向きなどをドライバ
の意思どおりにコントロールするには相当の熟練を要
し、連結車に不慣れなドライバには運転しにくい。
【0007】従って本発明の目的は、牽引車両の運転に
不慣れなドライバでもトレーラなどの被牽引車を牽引し
たまま、容易に所望の位置及び方向に後進できる四輪操
舵方式の牽引車両の後輪操舵制御方法およびおよび四輪
操舵機構を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載の本発明の牽引車両の
後輪操舵制御方法は、前輪及び後輪が操舵可能な牽引車
両の後輪操舵制御方法において、前輪の舵角をδf、上
記牽引車両の前輪の車軸と被牽引車の車軸との車軸間距
離をL1、上記牽引車両の後輪の車軸と上記被牽引車の
車軸との車軸間距離をL2とした場合に、上記牽引車両
が後進旋回する際に上記後輪の舵角δrがδr=tan
−1{(L2/L1)×tanδf}となるように上記後輪
の舵角を前輪と同相制御することを特徴としている。
【0009】すなわち、四輪操舵方式の牽引車両が被牽
引車を牽引する場合において、牽引車両の運転に不慣れ
なドライバでも比較的容易に所望の位置及び方向に後進
できる単一の車両と同様に後進旋回するように後輪の舵
角を制御する。この制御方法は、図1に示すように牽引
車両1の前後輪4,6が操舵されて牽引車両1の中心線
O1と被牽引車2の中心線O2とが単一の車両のように
略一直線のまま旋回中心P回りに旋回させることを想定
している。図1は上記旋回状況を等価的に図示したもの
であり、旋回中心Pを通る被牽引車2の車軸3の延長線
M1と、上記旋回中心Pから上記牽引車両1の中心線O
1と前輪4の車軸5との交点Q1に引いた直線M2との
なす角は、延長線M1と中心線O2とが直交しかつ前輪
4の中心線O3と直線M2とが直交することから前輪4
の舵角δfと等しくなる。
【0010】さらに上記延長線M1と、上記旋回中心P
から上記牽引車両1の中心線O1と後輪6の車軸7との
交点Q2に引いた直線M3とのなす角は、延長線M1と
中心線O2とが直交しかつ後輪6の中心線O4と直線M
3とが直交することから後輪6の舵角δrと等しくな
る。その結果、下記に示す式1と式2とが成立する。な
お、上記舵角δfは前輪4の中心線O3と牽引車両1の
中心線O1とのなす角を示すとともに、舵角δrは後輪
6の中心線O4と牽引車両1の中心線O1とのなす角を
示す。
【0011】
【数1】
【0012】
【数2】
【0013】上記式1及び式2において、L1は牽引車
両1の前輪4の車軸5と被牽引車2の車軸3との車軸間
距離、L2は牽引車両1の後輪6の車軸7と被牽引車2
の車軸3との車軸間距離、Rは旋回中心Pから被牽引車
2の中心線O2までの距離などを示している。上記式1
及び式2から、旋回中心Pから被牽引車2までの距離R
を消去すると前輪舵角δfと後輪舵角δrとの間に式3
に示すような関係が求められる。
【0014】
【数3】
【0015】上記式3に示すように、ドライバが入力す
る前輪舵角δfに対して後輪舵角δrを制御すると、後
進しながら旋回する際に、あたかも単一の車両からなる
トラックなどのように上記牽引車両1と被牽引車2とが
略一直線となった状態を保つこととなる。
【0016】請求項2に記載の本発明の牽引車両の後輪
操舵制御方法は、前輪及び後輪が操舵可能な牽引車両の
後輪操舵制御方法において、前輪の舵角をδf、上記牽
引車両の前輪の車軸と被牽引車の車軸との車軸間距離を
L1、上記牽引車両の後輪の車軸と上記被牽引車の車軸
との車軸間距離をL2、上記牽引車両と上記被牽引車と
の連結角をψ、kを定数とした場合に、上記牽引車両が
後進の際に、上記後輪の舵角δrがδr=tan-1{(L
2/L1)×tanδf}+kψとなるように上記後輪
の舵角を制御することを特徴としている。すなわち、四
輪操舵方式の牽引車両が被牽引車を牽引する場合におい
て、外乱などが作用した場合でも牽引車両と被牽引車両
とがほぼ一直線のまま後進できるように後輪の舵角を制
御する。この制御方法は、請求項1に記載された式3に
示す制御方法に補正項kψを加えた制御方法(式4に示
す)である。
【0017】上記補正項kψは、外乱が作用した場合等
に、牽引車両1の中心線(図1中の一点鎖線O1)と被
牽引車2の中心線(図1中の一点鎖線O2)とのなす角
(以下連結角ψと呼ぶ)が生じた場合に上記連結角ψを
打ち消す役割を有する。
【0018】
【数4】
【0019】上記式4において、δf,δr,L1,L
2などは上記式3と同様に、それぞれ前輪の舵角、後輪
の舵角、牽引車両の前輪の車軸と被牽引車の車軸との車
軸間距離及び、牽引車両の後輪の車軸と上記被牽引車の
車軸との車軸間距離など示すとともに、kは定数を示
す。上記定数kは制御対象である車両の特性(各種の誤
差、応答特性、制御レートなど)に応じた値とするのが
望ましい。
【0020】上記式4に示すように、ドライバが入力す
る前輪の舵角δfに対して後輪の舵角δrを制御する
と、後進しながら旋回する際や後進直進する場合におい
て外乱が作用して、上記牽引車両と被牽引車との間に連
結角が生じても、定数kψの項の作用でこの連結角を打
ち消す方向にフィードバック制御することとなるため、
後進時は常にあたかも単一の車両からなるトラックなど
のように上記牽引車両と被牽引車とが略一直線となった
状態を保つこととなる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態につい
て、図2から図7を参照して説明する。図2に示すよう
に被牽引車(トレーラ2)を牽引する牽引車両(トラク
タ1)の四輪操舵機構10は、ステアリングホイール1
1と、前輪操舵機構12と、後輪操舵機構13と、コン
トロールユニット14などを備えている。
【0022】上記前輪操舵機構12にはステアリングホ
イール11が接続されており、ドライバが操作したステ
アリングホイール11の回転角にしたがって、前輪4を
矢印S1方向に転舵させる機能を有している。上記後輪
操舵機構13はコントロールユニット14から出力され
る信号にしたがって、後輪6を矢印S2方向に転舵させ
る機能を有している。
【0023】上記前輪操舵機構12及び後輪操舵機構1
3は、電動や油圧などのアクチュエータやメカニカルな
リンク機構などの公知の手段で構成できる。上記コント
ロールユニット14には、前輪舵角センサ15及び後輪
舵角センサ16、リバーススィッチ19などが接続され
ている。このコントロールユニット14は、リバースス
ィッチ19により変速機が後進段にあることが検知され
る時に前述の式3または式4を用いて前輪舵角センサ1
5が検出する前輪4の舵角δfに応じた後輪6の舵角δ
rを算出して上記後輪操舵機構13に出力するととも
に、上記後輪舵角センサ16が検出する後輪6の舵角を
用いてフィードバック制御を行うことによって、所望の
舵角δrを得る機能を有している。上記コントロールユ
ニット14はマイクロプロセッサなどからなる演算処理
装置などの従来より公知のもので構成できる。
【0024】なお、上記コントロールユニット14が式
4を用いて後輪6の舵角δrを算出する場合には、トラ
クタ1とトレーラ2との連結部17などに連結角センサ
18を設けている。上記連結角センサ18は上記コント
ロールユニット14に接続されることによって、上記コ
ントロールユニット14に連結角ψを出力できるように
なっている。また、上記コントロールユニット14が式
3を用いて後輪6の舵角δrを算出する場合には上記連
結角センサ18を設けなくても良い。
【0025】上記前輪舵角センサ15は、例えばステア
リングシャフトの回転角を検出可能なものや前輪4の舵
角変位を検出可能なものなどの従来より公知のもので構
成できる。また、上記後輪舵角センサ16及び上記連結
角センサ18も前輪舵角センサ15と同様に、後輪6の
舵角変位及び連結部17の摺動変位を検出可能な従来よ
り公知のもので構成できる。
【0026】次に上記後輪操舵制御方法(式3及び式
4)を用いた上記実施形態のトラクタ1の四輪操舵装置
10の作用について図2から図7を参照して説明する。
上記トラクタ1などの牽引車両がトレーラ2などの被牽
引車を牽引した状態において、例えば左折しながら後進
する場合は、まずドライバが左方向にステアリングホイ
ール11(図2に示す)を回すことによって、図3に示
すように前輪4が図示中の矢印S3方向に転舵される。
また、上記前輪舵角センサ15(図2に示す)が前輪4
の舵角δfを検出し、その検出信号が上記コントロール
ユニット14(図2に示す)へ出力される。
【0027】また、上記コントロールユニット14が式
4を用いて後輪6の舵角δrを算出する場合には、トラ
クタ1とトレーラ2との間の連結部17に設けられた連
結角センサ18(図2に示す)によって検出される連結
角ψも同時に上記コントロールユニット14に入力され
る。
【0028】そしてコントロールユニット14は、式3
または式4を用いて、入力された前輪4の舵角δf及び
連結角ψ(式4の場合のみ)に基づいて後輪6の舵角δ
rを算出する。この後輪6の舵角δrは後輪操舵機構1
3(図2に示す)に出力される。この後輪操舵機構13
は図3に示すように、後輪6を上記舵角δrに操舵す
る。
【0029】このような式3または式4を用いて前輪4
の舵角δf及び連結角ψ(式4の場合のみ)に基づいて
算出された舵角δrによって後輪6は断続的に制御され
るので、前輪4の舵角δfが後進旋回中に変化しても、
図3に示すように常に旋回中心Pがトレーラ2の車軸3
の延長線上に形成される。
【0030】その結果、図4に示すようにトラクタ1の
中心線O1とトレーラ2の中心線O2とのなす角(連結
角ψ)が0度となったまま、すなわちトラクタ1とトレ
ーラ2とが略一直線となった状態を保ったまま矢印B1
方向に後進左折する。
【0031】このように後進旋回において、式3または
式4を用いてドライバが入力した前輪4の舵角δf及び
連結角ψ(式4の場合のみ)に基づいて算出された舵角
δrに後輪6を操舵すると、旋回中心Pがトレーラ2の
車軸3のおおむね延長線上に形成されるので、トラクタ
1とトレーラ2とが常に略一直線の状態を保つこととな
る。
【0032】さらに、式4を用いて前輪4の舵角δf及
び連結角ψに基づいて算出された舵角δrに後輪6を操
舵する場合には、外乱が作用した場合や後進直進する場
合においても、以下に示すようにトラクタ1とトレーラ
2とが常に略一直線の状態を保つこととなる。
【0033】例えば、図5に示すように上記トラクタ1
がトレーラ2を牽引したまま矢印B2に沿って後進直進
している間に外乱などが作用すると、上記トラクタ1の
中心線O1とトレーラ2の中心線O2との間に矢印T1
方向の連結角ψが生じる。
【0034】すると、トラクタ1とトレーラ2との連結
部17に設けられた連結角センサ18(図2に示す)
が、上記連結角ψを検出してコントロールユニット14
へ出力する。
【0035】上記コントロールユニット14は図示例の
ように前輪4の舵角δfが0度(前輪4が車両正面方向
に指向している状態)の場合においても、図6に示すよ
うに上記連結角ψを打ち消すために上記矢印T1方向と
同方向の矢印S4方向でかつ式4を用いて上記連結角ψ
に基づいて算出された舵角δrに後輪6を操舵する。そ
の結果、図7に示すように矢印B2方向のトラクタ1及
びトレーラ2の後進によって上記連結角ψが減少すると
ともに、後輪6の舵角δrも減少するので、トラクタ1
とトレーラ2とが略一直線となる。
【0036】このような式4を用いて前輪4の舵角δf
及び連結角ψに基づいて算出された舵角δrによって後
輪6が操舵制御されるので、前輪の舵角δf及び連結角
ψが変化しても、常に上記トラクタ1の中心線O1とト
レーラ2の中心線O2とが略一直線となって、すなわち
トラクタ1とトレーラ2とが略一直線の状態を保ちつつ
後進直進することとなる。
【0037】このように式4を用いて前輪4の舵角δf
及び連結角ψに基づいて算出された舵角δrに後輪6を
操舵すると、後進直進において外乱などが作用した場合
でも、補正項kψによって上記連結角ψを打ち消す方向
に後輪6を操舵することとなるため、後進時にトラクタ
1とトレーラ2とが常に略一直線の状態を保つこととな
る。
【0038】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、マニュアルスィッチ等を設けて、後輪6
が操舵制御される状態と後輪6が操舵されない状態とを
選択できるようにしても良い。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、後進しな
がら旋回する際に、上記牽引車両と被牽引車とが略一直
線となった状態を保つこととなる。そのため単一の車両
と同様に運転で、牽引車両の運転に不慣れなドライバで
も牽引車両に特有の操作をせずにかつ容易に所望の位置
及び方向に後進旋回できるようになる。
【0040】請求項2記載の発明によると、後進しなが
ら旋回する際に旋回中心が被牽引車の車軸の延長線上と
なり、かつ外乱などによって上記牽引車両と被牽引車と
の間に連結角が生じても補正項kψが上記連結角を打ち
消す方向にフィードバック制御することとなるため、上
記牽引車両と被牽引車とが略一直線となった状態を保つ
こととなる。さらに、後進直進する場合においても上記
定数kが上記連結角を打ち消す方向にフィードバック制
御することとなるため、後進時はドライバが牽引車両に
特有の操作をしなくても常に上記牽引車両と被牽引車と
が略一直線となった状態を保つこととなる。そのため、
牽引車両の運転に不慣れなドライバでもさらに容易に所
望の位置及び方向に後進できるようになる。
【0041】また、副次的な効果として、補正項kψが
上記連結角を打ち消す方向にフィードバック制御するた
め、被牽引車を変更することによって牽引車両の前輪の
車軸と被牽引車の車軸との車軸間距離L1及び上記牽引
車両の後輪の車軸と上記被牽引車の車軸との車軸間距離
L2が多少変化しても、上記牽引車両と被牽引車とを略
一直線に保つこととなる。そのため牽引車両の運転に不
慣れなドライバでも容易に所望の位置及び方向に後進で
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の制御方法を示す連結中の牽引車両と被
牽引車との模式図。
【図2】本発明の一実施形態を示す牽引車両の四輪操舵
機構を示す模式図。
【図3】図2に示された四輪操舵機構の前輪の操舵状態
に応じた後輪の操舵状態を示す模式図。
【図4】図2に示されたトラクタなどの後進旋回状態を
示す模式図。
【図5】図2に示されたトラクタなどの後進直進時の連
結角発生状態を示す模式図。
【図6】図2に示された四輪操舵機構の後進直進時の連
結角に応じた後輪の操舵状態を示す模式図。
【図7】図2に示されたトラクタなどの後進直進時の連
結角の減少状態を示す模式図。
【図8】従来の牽引車両による後進左折時の前輪の操舵
状態を示す模式図。
【図9】従来の牽引車両による後進左折時の前輪の切返
し操舵状態を示す模式図。
【図10】従来の牽引車両による後進左折終了状態を示
す模式図。
【図11】従来の牽引車両による後進直進状態を示す模
式図。
【符号の説明】
1…牽引車両(トラクタ) 2…被牽引車(トレーラ) 3…被牽引車の車軸 4…前輪 5…前輪の車軸 6…後輪 7…後輪の車軸 δf…前輪の舵角 δr…後輪の舵角 L1…前輪の車軸と被牽引車の車軸との車軸間距離 L2…後輪の車軸と被牽引車の車軸との車軸間距離 k…定数 ψ…連結角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 7/14 B62D 6/00 B62D 12/02 B62D 13/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前輪及び後輪が操舵可能な牽引車両の後輪
    操舵制御方法において、 前輪の舵角をδf、上記牽引車両の前輪の車軸と被牽引
    車の車軸との車軸間距離をL1、上記牽引車両の後輪の
    車軸と上記被牽引車の車軸との車軸間距離をL2とした
    場合に、 上記牽引車両が後進旋回する際に、上記後輪の舵角δr
    が δr=tan−1{(L2/L1)×tanδf} となるように上記後輪の舵角を前輪と同相制御すること
    を特徴とする牽引車両の後輪操舵制御方法。
  2. 【請求項2】前輪及び後輪が操舵可能な牽引車両の後輪
    操舵制御方法において、 前輪の舵角をδf、上記牽引車両の前輪の車軸と被牽引
    車の車軸との車軸間距離をL1、上記牽引車両の後輪の
    車軸と上記被牽引車の車軸との車軸間距離をL2、上記
    牽引車両と上記被牽引車との連結角をψ、kを定数とし
    た場合に、 上記牽引車両が後進する際に、上記後輪の舵角δrが δr=tan−1{(L2/L1)×tanδf}+kψ となるように上記後輪の舵角を制御することを特徴とす
    る牽引車両の後輪操舵制御方法。
  3. 【請求項3】前輪操作機構と後輪操舵機構とを有する四
    輪操舵機構において、 前輪の舵角をδf、上記牽引車両の前輪の車軸と被牽引
    車の車軸との車軸間距離をL1、上記牽引車両の後輪の
    車軸と上記被牽引車の車軸との車軸間距離をL2とした
    場合に、 上記牽引車両が後進旋回する際に、上記後輪の舵角δr
    δr=tan −1 {(L2/L1)×tanδf} となるように上記後輪操舵機構によって上記後輪の舵角
    を前輪と同相制御するコントロールユニットを具備した
    ことを特徴とする牽引車両の四輪操舵機構。
  4. 【請求項4】前記牽引車両と被牽引車との連結角ψを検
    出して前記コントロールユニットに出力する連結角セン
    サを備えていることを特徴とする請求項3記載の牽引車
    両の四輪操舵機構。
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