JP2500569B2 - 金属検出機を備えた値付装置 - Google Patents

金属検出機を備えた値付装置

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JP2500569B2
JP2500569B2 JP17352792A JP17352792A JP2500569B2 JP 2500569 B2 JP2500569 B2 JP 2500569B2 JP 17352792 A JP17352792 A JP 17352792A JP 17352792 A JP17352792 A JP 17352792A JP 2500569 B2 JP2500569 B2 JP 2500569B2
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義信 西村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、搬送ラインによって搬
送される商品の品名、値段等をラベルに印字するととも
に、そのラベルを商品に貼付する値付装置に係り、特
に、商品内に混入した金属を検出する金属検出機を備え
た値付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】生鮮食料品や弁当等をパック詰めしたパ
ック商品をスーパーマーケットやコンビニエンスストア
等に供給するパックセンタなどにおいては、従来から、
パック商品の計量および値付を高速かつ大量に処理する
ために、フルオートタイプの自動計量値付装置が用いら
れている。
【0003】この自動計量値付装置は、商品の搬送ライ
ンの上流側に計量コンベアを配置し、下流側上部にラベ
ル印字貼付部を配置したものであり、計量コンベアによ
り商品を搬送中に計量するとともに、その計量値に基づ
いて商品の値段を算出し、その算出した値段や商品の品
名、重量値等をラベルに印字し、この印字したラベルを
エアによる吹き付けにより、移送中の商品に自動貼付す
るようにしたものである。
【0004】ところで、最近の自動計量値付装置には、
パック商品購入者の安全を確保するために、パック商品
内に混入されている針や釘等の金属を検出する金属検出
機を、上述した商品の搬送ライン中に設けているものが
ある。この金属検出機は、たとえば、搬送ラインの上部
に送信コイルを設けるとともに、搬送ラインの下部の送
信コイルと対向した位置に2個の受信コイルを設けたも
のである。この金属検出機の動作原理は、送信コイルと
2個の受信コイルとによって形成された磁界中を横切る
金属によって発生した誘起電圧の変化分を検出すること
により、パック商品内に混入している金属を検出するも
のである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の金属検出機を備えた自動計量包装値付装置におい
て、金属検出機は、パック商品内に混入しているどんな
微小な金属片でも検出する必要があるため、位相および
検出感度等の調整データを検出対象のパック商品(以
下、検出対象商品という)に適した値に設定しなければ
ならない。たとえば、位相の設定が適正でない場合、検
出対象商品自体に含まれている金属成分(たとえば、食
肉等の血液中の鉄分など)に反応して検出ミスを起こし
てしまう虞があり、また、検出感度が適正でない場合、
検出感度が高すぎれば誤検出を起こし、検出感度が低す
ぎれば検出エラーを起こしてしまう虞がある。なお、こ
の項において、以降、上述した金属検出機の位相、検出
感度など、検出対象商品に応じて調整を必要とするデー
タを総称して、感度と呼ぶことにする。
【0006】したがって、従来の金属検出機に設けられ
た感度調整用のスイッチにより、検出対象商品毎に感度
を調整する必要があるが、上述した自動計量値付装置の
搬送ラインなどのように、検出対象商品の種類が頻繁に
変わる装置にこの金属検出機を設けた場合、頻繁にスイ
ッチを操作する必要があるため、非常に面倒であるとと
もに、感度を誤って設定すると、検出ミスが生じる等の
不都合があった。
【0007】そこで、上述した欠点を解決するために、
従来の金属検出機には、あらかじめ検出対象商品毎に適
正な感度をメモリ等に記憶しておき、操作部から検出対
象商品の商品番号を入力することによって、感度を検出
対象商品に適正な値に設定できるように構成したものが
あった。しかしながら、このような構成の金属検出機に
おいても、検出対象商品の種類が変わる度に、操作部か
ら検出対象商品の商品番号を入力しなければならないと
いう欠点があった。本発明は、このような背景の下にな
されたもので、感度調整のための操作を全く必要とせ
ず、金属検出機の感度を検出対象商品に応じた適正な値
に設定することができる金属検出機を備えた値付装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
搬送ラインによって搬送される商品の品名、値段等の印
字データをラベルに印字するとともに、そのラベルを前
記商品に貼付する値付装置本体と、前記搬送ライン中
値付装置本体の上流側に設けられ、前記商品内に混入し
ている金属を検出する金属検出機と、前記商品毎に、前
記印字データとともに、前記金属検出機の位相および検
出感度等の調整データあるいは、該調整データを呼び出
すための識別番号があらかじめ記憶された記憶手段と、
前記商品を指定する指定手段とを具備し、前記値付装置
本体は、前記指定手段による指定に応じて、前記記憶手
段から該当する商品の前記印字データおよび前記調整デ
ータあるいは、前記識別番号を呼び出し、呼び出した前
記印字データを前記ラベルに印字するとともに、前記調
整データあるいは、前記識別番号を前記金属検出機に供
給し、前記金属検出機は、供給された前記調整データに
基づいて前記位相および検出感度等を設定する、あるい
は、前記識別番号に基づいて、該識別番号毎に、前記調
整データがあらかじめ記憶された内部の記憶手段から前
記調整データを呼び出して前記位相および検出感度等を
設定するとともに、設定された前記位相および検出感度
等に基づいて前記商品内に混入している金属を検出し、
前記値付装置本体は、前記金属検出機によって金属の混
入が検出された商品については、その旨を前記ラベルに
印字し、該ラベルを該商品に貼付することを特徴として
いる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記値付装置は、前記商品の重量値を計量
する計量部を備え、前記重量値と単価とから値段を算出
し、算出した値段をその商品の品名、前記重量値等とと
もに前記ラベルに印字することを特徴としている。請求
項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明におい
て、前記金属検出機は、値付装置と一体に構成されてい
ることを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明によれば、作業者が指定手段によってあ
る商品を指定すると、値付装置本体は、指定手段による
指定に応じて、記憶手段から該当する商品の印字データ
および調整データあるいは、識別番号を呼び出し、呼び
出した印字データをラベルに印字するとともに、調整デ
ータあるいは、識別番号を金属検出機に供給する。これ
により、金属検出機は、供給された調整データに基づい
て位相および検出感度等を設定するか、あるいは、識別
番号に基づいて、内部の記憶手段から調整データを呼び
出して位相および検出感度等を設定するとともに、設定
された位相および検出感度等に基づいて商品内に混入し
ている金属を検出する。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の一実施例に
ついて説明する。図1は本発明の一実施例による金属検
出機を備えた計量値付装置1の外観構成を示す概略正面
図である。この図において、2は搬送装置であり、商品
を搬入する搬入コンベア3と、搬入コンベア3によって
搬送された商品を受け取り、計量する計量コンベア4
と、計量コンベア4によって搬送された商品を受け取
り、この商品にラベル貼付作業を行うとともに、商品を
搬出する貼付コンベア5とから構成されている。なお、
搬入コンベア3はモータ6によって駆動され、計量コン
ベア4はモータ7によって駆動され、貼付コンベア5は
モータ8によって駆動される。
【0012】また、搬入コンベア3の上方に金属検出機
9が設けられており、搬入コンベア3によって搬送され
る商品内に混入されている針や釘等の金属を検出する。
さらに、計量コンベア4の上方にコンソール部10が、
下方に計量部11がそれぞれ設けられており、コンソー
ル部10は、データの入力、計量部11による商品の計
量結果の表示および装置各部の制御等を行う。加えて、
貼付コンベア5の上方にラベル印字貼付部12が設けら
れている。このラベル印字貼付部12は、コンソール部
10から送信された品名および計量結果等の印字データ
をラベルに印字した後、このラベルを圧縮空気により下
方に吹き飛ばして貼付コンベア5の上面に載置された商
品の所定の位置に貼付する。
【0013】次に、図2は本発明の一実施例による金属
検出機9を備えた計量値付装置1の電気的構成を示すブ
ロック図であり、この図において、図1の各部に対応す
る部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。図
2のコンソール部10において、13はコンソール部1
0内に設けられ、装置各部を制御するCPU(中央処理
装置)、14はCPU13において用いられる制御プロ
グラムが記憶されROM、15はRAMであり、各種の
フラグやレジスタが確保されたフラグ・レジスタエリア
と、商品ファイル15aと、集計ファイル15bとから構
成されている。
【0014】商品ファイル15aは、図3に示すよう
に、商品番号に応じて、品名や単価、および後述する金
属検出機9内のRAM27に記憶された商品毎の金属検
出部24の位相および検出感度等の調整データを呼び出
すための呼出番号等のデータを記憶するように構成され
ている。また、集計ファイル15bは、図4に示すよう
に、商品番号に応じて、この計量値付装置1において処
理した商品の、処理数、処理総重量、処理総金額、およ
び金属検出機9において金属が検出された商品の数であ
る検出数等の集計データを記憶するように構成されてい
る。
【0015】また、図2のコンソール部10において、
16はコンソール部10の前面に配置された表示・操作
部であり、作業者が操作することにより、単価、品名お
よびコマーシャルメッセージ等が入力できるとともに、
商品の品名、単価等が表示される。17はCPU13が
金属検出機9とデータの交換等を行う交信用インターフ
ェイスである。
【0016】さらに、図2の計量値付装置1において、
18はモータ駆動部であり、CPU13がこのモータ駆
動部18を制御することにより、搬入コンベア3、計量
コンベア4および貼付コンベア5それぞれを駆動するモ
ータ6〜8が回転駆動される。19は図1に示すセンサ
20〜23からなるセンサ部である。図1において、セ
ンサ20は商品が搬入コンベア3の計量コンベア4側の
端部に到達したことを検出し、センサ21は計量コンベ
ア4から商品の搬出が開始されることを検出する。そし
て、これらのセンサ20および21は、商品の計量中に
計量コンベア4に商品が2個以上搬入されないように、
商品の搬送を制御するために設けられている。すなわ
ち、センサ21により計量コンベア4からの商品の搬出
開始が検出された場合、搬入コンベア3を駆動して商品
を1個計量コンベア4へ搬入する。また、センサ21に
より計量コンベア4からの商品の搬出開始が検出される
前にセンサ20により商品が検出された場合には、搬入
コンベア3を停止させる。
【0017】センサ22は計量コンベア4から貼付コン
ベア5へ商品が搬出される直前を検出するセンサ、セン
サ23は商品にラベルを貼付するために商品を検出する
センサである。このセンサ23によって、商品が検出さ
れた後、一定時間経過後ラベル印字貼付部12が商品に
向かってエアを吹き付けてラベルを貼付することによ
り、常に商品の端部から決まった位置にラベルが貼付さ
れる。
【0018】図2の金属検出機9において、24は従来
の技術において説明した構成および動作原理で商品内の
金属を検出する金属検出部、25は金属検出機9内に設
けられ、装置各部を制御するCPU(中央処理装置)、
26はCPU25において用いられる制御プログラムが
記憶されたROM、27はRAMであり、上述した呼出
番号に応じた金属検出部24の位相および検出感度の調
整データが記憶される調整データ登録ファイル27
a(図5参照)などから構成されている。本実施例にお
いては、調整データ登録ファイル27aの呼出番号は、
「1」〜「99」の最大99種が登録可能に構成されて
いる。
【0019】また、図2の金属検出機9において、28
は金属検出機9の前面に配置された表示・操作部であ
り、作業者が操作することにより、商品毎の金属検出部
24の位相および検出感度等の調整データ等が入力でき
るとともに、商品毎の金属検出部24の位相および検出
感度等の調整データ等が表示される。29はCPU25
がコンソール部10とデータの交換等を行う交信用イン
ターフェイスである。なお、図1および図2には示して
いないが、金属検出機9には、商品内に混入されている
金属を検出した場合にその旨を報知するブザーおよび検
出ランプ等が設けられている。
【0020】このような構成において、コンソール部1
0のCPU13および金属検出機9のCPU25の動作
について図6〜図10に示すフローチャートを参照して
説明する。作業者がコンソール部10の表示・操作部1
6を操作して今から計量、包装および値付を行う商品の
商品番号を入力すると、コンソール部10のCPU13
は、図6に示すステップSA1の処理へ進み、RAM1
5の商品ファイル15aから入力された商品番号に対応
したデータを読み出した後、ステップSA2へ進む。
【0021】ステップSA2では、CPU13は、商品
ファイル15aから読み出したデータをRAM15のフ
ラグ・レジスタエリアの各レジスタ、たとえば、品名レ
ジスタ、単価レジスタ、風袋レジスタ等に記憶した後、
ステップSA3へ進む。ステップSA3では、CPU1
3は、商品ファイル15aから読み出した呼出番号を交
信用インターフェイス17および29を介して金属検出
機9へ送信した後、図示せぬメインルーチンへ戻る。
【0022】次に、金属検出機9のCPU25は、交信
用インターフェイス17および29を介して送信された
呼出番号を受信すると、図7に示すステップSB1の処
理へ進み、RAM27の調整データ登録ファイル27a
から、受信した呼出番号に対応した位相および検出感度
の調整データを読み出した後、ステップSB2へ進む。
ステップSB2では、CPU25は、調整データ登録
ファイル27aから読み出した位相および検出感度の調
整データを金属検出部24に設定した後、図示せぬメイ
ンルーチンへ戻る。
【0023】以上説明した処理終了後、作業者が商品を
搬入コンベア3の上流に載置すると、商品は搬入コンベ
ア3によって搬送されるとともに、金属検出機9のCP
U25は、図8に示すステップSC1の処理へ進み、商
品が金属検出部24を通過したか否かを判断する。この
判断は、たとえば、図1に示すセンサ20の検出信号に
基づいて行う。この判断結果が「NO」の場合には、同
判断を繰り返す。そして、商品が金属検出部24を通過
すると、ステップSC1の判断結果が「YES」とな
り、CPU25は、ステップSC2へ進む。
【0024】ステップSC2では、CPU25は、商品
に混入されている金属が検出されたか否かを判断する。
この判断は、従来の技術において説明した動作原理に基
づいて行う。この判断結果が「NO」の場合には、ステ
ップSC1へ戻る。いっぽう、ステップSC2の判断結
果が「YES」の場合、すなわち、商品に混入されてい
る金属が検出された場合には、CPU25は、ステップ
SC3へ進む。
【0025】ステップSC3では、CPU25は、図示
せぬブザーを鳴らしたり、検出ランプを点灯したりした
後、ステップSC4へ進む。ステップSC4では、CP
U25は、金属が検出された旨の信号Kを交信用インタ
ーフェイス29および17を介して計量値付装置1へ送
信した後、ステップSC1へ戻る。
【0026】次に、コンソール部10のCPU13は、
交信用インターフェイス29および17を介して送信さ
れた信号Kを受信すると、図9に示すステップSD1の
処理へ進み、次に計量コンベア4に渡される商品には金
属が混入されている旨を示すフラグFをセットした後、
図示せぬメインルーチンへ戻る。
【0027】次に、コンソール部10のCPU13は、
以下に示す商品計量値付処理を行う。まず、CPU13
は、図10に示すステップSE1へ進み、計量コンベア
4に商品が搬入されたか否かを判断する。この判断は、
図1に示すセンサ20の検出信号に基づいて行う。この
判断結果が「NO」の場合には、同判断を繰り返す。そ
して、商品が計量コンベア4に搬入されると、ステップ
SE1の判断結果が「YES」となり、CPU13は、
ステップSE2へ進む。
【0028】ステップSE2では、CPU13は、フラ
グFがセットされているか否か、すなわち、計量コンベ
ア4に搬入された商品に金属が混入されているか否かを
判断する。この判断結果が「YES」の場合には、ステ
ップSE3へ進む。ステップSE3では、CPU13
は、ラベル印字貼付部12に印字指令および金属が混入
されている旨の印字データを送信した後、ステップSE
4へ進む。これにより、ラベル印字貼付部12は、印字
指令および印字データを受け取り、ラベル上にCPU1
3から送信された印字データに基づいて金属が混入され
ている旨の印字を行う。すなわち、不良品ラベルを印字
する。ステップSE4では、CPU13は、図4に示す
集計ファイル15bの該当する商品番号の検出数を1イ
ンクリメントした後、ステップSE9へ進む。
【0029】いっぽう、ステップSE2の判断結果が
「NO」の場合、すなわち、計量コンベア4に搬入され
た商品に金属が混入されていないため、フラグFがセッ
トされていない場合には、CPU13は、ステップSE
5へ進む。ステップSE5では、CPU13は、計量コ
ンベア4の下部に設けられた計量部11によって計量さ
れた商品の重量に応じた重量データを読み込んだ後、ス
テップSE6へ進む。
【0030】ステップSE6では、CPU13は、次式
に基づいて商品の値段Pを算出した後、ステップSE7
へ進む。 値段P=(重量−風袋)×単価 ステップSE7では、CPU13は、ラベル印字貼付部
12に印字指令および品名、値段、重量、単価、有効期
日等の印字データを送信した後、ステップSE8へ進
む。これにより、ラベル印字貼付部12は、印字指令お
よび印字データを受け取り、ラベル上にCPU13から
送信された印字データに基づいて印字を行う。
【0031】ステップSE8では、CPU13は、図4
に示す集計ファイル15bの該当する商品番号の処理
数、処理総重量、処理総金額等を更新した後、ステップ
SE9へ進む。ステップSE9では、CPU13は、商
品がラベル印字貼付部12の下方の所定のラベル貼付位
置に到達したか否かを判断する。この判断は、図1に示
すセンサ23の検出信号に基づいて行う。この判断結果
が「NO」の場合には、同判断を繰り返す。そして、商
品が所定のラベル貼付位置に到達すると、ステップSE
9の判断結果が「YES」となり、CPU13は、ステ
ップSE10へ進む。ステップSE10では、CPU1
3は、ラベル印字貼付部12にラベル貼付指令を送信し
た後、一連の作業を終了する。これにより、ラベル印字
貼付部12は、商品に向かってエアを吹き付けてラベル
を貼付する。
【0032】以上説明したように、金属検出機9を計量
値付装置1の上流に配置したので、搬送装置2に載置さ
れた商品内に混入された金属が検出されると、金属検出
機9の検出ランプが点灯し、ブザーが鳴るとともに、そ
の商品には、不良品ラベルが貼付され、しかも、図4に
示す集計ファイル15bの該当する商品番号の検出数が
1インクリメントされる。したがって、金属が混入され
た商品は、計量値付装置1を通過するものの、処理の実
績データとして集計されないので、正確な集計データが
得られる。
【0033】これに対して、金属検出機9を計量値付装
置1の下流に配置して商品内に混入された金属を検出す
るように構成すると、金属が混入された商品は、処理の
実績データとして集計されてしまうので、集計データが
誤ったものとなる。たとえば、集計データでは200パ
ックの商品を処理したことになっていても、実際の商品
は199パックしかない場合が生じてしまう。
【0034】以上説明したように、本実施例は、金属検
出機9の金属検出部24の感度を商品の種類に応じて自
動的に調整することを目的としているものであり、コン
ソール部10のRAM15の商品ファイル15aに、商
品番号毎にあらかじめ商品データと呼出番号を記憶する
とともに、金属検出機9のRAM27の調整データ登録
ファイル27aに商品毎、すなわち、呼出番号毎に金属
検出部24の調整データをあらかじめ記憶している。そ
して、作業者がコンソール部10の表示・操作部16か
ら商品番号を入力することにより、計量値付装置1に必
要な商品データがRAM15の商品ファイル15aから
読み出されて設定されるとともに、呼出番号も読み出さ
れ、交信用インターフェイス17および29を介して金
属検出機9に送信され、この呼出番号に応じた調整デー
タ登録ファイル27aから位相および検出感度等の調整
データが読み出される。これにより、金属検出機9は、
この読み出された調整データに基づいて金属検出部24
の位相および検出感度等の設定を行うのである。
【0035】ところで、値付装置の場合、各商品毎に印
字データを設定する必要上、従来より商品を指定するこ
とは必要不可欠な操作であった。したがって、上述した
一実施例によれば、金属検出機9の感度設定するための
特別な操作を全くすることなく、商品を指定するだけ
で、金属検出機9の感度をその商品に最適な感度に設定
できる。また、上述した一実施例によれば、コンソール
部10の表示・操作部16を操作するだけで、金属検出
機9の感度の設定ができるので、作業者は、感度を設定
するために金属検出機9が設置されているところに赴い
て表示・操作部28を操作する必要がない。
【0036】なお、上述した一実施例においては、商品
ファイル15aへの呼出番号の書き込みは、通常の商品
データと同様、コンソール部10の設定モードにおいて
作業者が表示・操作部16から入力して行う例を示した
が、これに限定されず、たとえば、作業者が金属検出機
9の表示・操作部28から入力することにより、交信用
インターフェイス29および17を介してコンソール部
10に送信して行うように構成してもよい。
【0037】ところで、金属検出機9によっては、金属
検出部24に正常な商品、つまり、金属が混入していな
い商品(サンプル)を検査させることにより、金属検出
部24の検出出力に基づいて位相および検出感度等の調
整データを自動的に設定する機能を有しているものがあ
る。このような機能を有した金属検出機9においては、
上述した調整データを呼出番号と関連づけて調整データ
登録ファイル27aに自動的に書き込むように構成して
もよい。
【0038】また、上述した一実施例においては、金属
検出機9が搬入コンベア3上の商品に金属が混入されて
いるのを検出するしないにかかわらず、値付作業を続行
する例を示したが、これに限定されず、たとえば、金属
検出機9が搬入コンベア3上の商品に金属が混入されて
いるのを検出した時点で、搬送装置2を止めるように構
成してもよい。
【0039】さらに、上述した一実施例においては、金
属検出機9を搬入コンベア3の上方に設けた例を示した
が、これに限定されず、金属検出機9を計量値付装置1
の下流側や、計量コンベア4あるいは、貼付コンベア5
の上方に設けてもよい。このように金属検出機9を設け
た場合、金属が混入しているのが検出された商品にその
旨を示すラベルが貼付されなかったり、正しい集計デー
タが得られなかったりする場合があるので、その構成に
工夫を要する。
【0040】加えて、上述した一実施例において、金属
検出機9の構成およびその動作原理は、従来の技術にお
いて説明したものと同様であるとした例を示したが、こ
れに限定されず、どのような構成および動作原理でもよ
い。また、上述した一実施例においては、金属検出機9
が搬入コンベア3上の商品に金属が混入されているのを
検出するしないにかかわらず、商品が同一の搬送装置2
によって搬送される例を示したが、これに限定されな
い。たとえば、金属検出機9の下流に金属が混入されて
いるのが検出された商品と、正常な商品とを仕分ける2
つの仕分コンベアを設けるとともに、正常な商品が搬送
される仕分コンベアの下流に計量値付装置1を設けて、
金属が混入されているのが検出された商品は、計量値付
装置1には搬入されないように構成してもよい。
【0041】さらに、上述した一実施例においては、本
発明による金属検出機を備えた値付装置を計量値付装置
に適用した例を示したが、これに限定されず、本発明に
よる金属検出機を備えた値付装置を、定額値付装置(す
なわち、計量コンベア4が設けられていないため、ラベ
ルに印字されるのは単価と重量から計算された値段では
なく単価のみ)に適用してもよい。
【0042】加えて、上述した一実施例においては、金
属が混入されているのが検出された商品には、その旨を
印字したラベルを貼付した例を示したが、これに限定さ
れず、金属が混入されているのが検出された商品にその
ようなラベルを貼付を行わないように構成してもよい。
但し、このように構成した場合、ラベルが貼付されてい
ない商品は、金属が混入されているのが検出されたの
か、あるいは、ラベルの貼付ミスや一旦貼付されたラベ
ルが剥がれてしまったのかが区別できないので、その構
成に工夫を要する。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
感度調整のための操作を全く必要とせず、金属検出機の
感度を検出対象商品に応じた適正な値に設定することが
できるという効果がある。また、本発明によれば、ラベ
ルを視認するだけでその商品に金属が混入しているか否
かを判別できるので、全ての商品の値付作業が終了した
後に、不良商品(金属混入商品)の分別をまとめて行う
ことができる。このため、仕分コンベアを設けて不良商
品を別経路に搬送する必要がなく、搬送手段等の装置全
体を小型かつ安価な構成にできる。あるいは、従来技術
の装置においては、上記のような仕分コンベア等を設け
なかった場合、商品内に金属が検出された時点でコンベ
アを停止し、不良商品をその都度手で取り除く必要があ
ったが、本発明では、仕分コンベア等を設けない場合で
あっても、そのような作業を行う必要がないので、値付
作業を効率的に行うことができる。 さらに、本発明によ
れば、不良商品についても、その旨を印字したラベルを
貼付するので、不良商品についてはラベルを貼付しない
場合と比較して、該商品にラベルが貼付されていない原
因が、装置自体の故障によるラベル貼付ミスなのか、そ
れとも、商品自体が不良商品であるためなのかの区別を
明確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による金属検出機9を備えた
計量値付装置1の外観構成を示す概略正面図である。
【図2】本発明の一実施例による金属検出機9を備えた
計量値付装置1の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】商品ファイル15aの構成の一例を示す図であ
る。
【図4】集計ファイル15bの構成の一例を示す図であ
る。
【図5】調整データ登録ファイル27aの構成の一例を
示す図である。
【図6】コンソール部10のCPU13の動作を表すフ
ローチャートである。
【図7】金属検出機9のCPU25の動作を表すフロー
チャートである。
【図8】金属検出機9のCPU25のCPU13の動作
を表すフローチャートである。
【図9】コンソール部10のCPU13の動作を表すフ
ローチャートである。
【図10】コンソール部10のCPU13の動作を表す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 計量値付装置 2 搬送装置 3 搬入コンベア 4 計量コンベア 5 貼付コンベア 6〜8 モータ 9 金属検出機 10 コンソール部 11 計量部 12 ラベル印字貼付部 13,25 CPU 14,26 ROM 15,27 RAM 15a 商品ファイル 15b 集計ファイル 16,28 表示・操作部 17,29 交信用インターフェイス 18 モータ駆動部 19 センサ部 20〜23 センサ 24 金属検出部 27a 調整データ登録ファイル

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送ラインによって搬送される商品の品
    名、値段等の印字データをラベルに印字するとともに、
    そのラベルを前記商品に貼付する値付装置本体と、 前記搬送ライン中の値付装置本体の上流側に設けられ、
    前記商品内に混入している金属を検出する金属検出機
    と、 前記商品毎に、前記印字データとともに、前記金属検出
    機の位相および検出感度等の調整データあるいは、該調
    整データを呼び出すための識別番号があらかじめ記憶さ
    れた記憶手段と、 前記商品を指定する指定手段とを具備し、 前記値付装置本体は、前記指定手段による指定に応じ
    て、前記記憶手段から該当する商品の前記印字データお
    よび前記調整データあるいは、前記識別番号を呼び出
    し、呼び出した前記印字データを前記ラベルに印字する
    とともに、前記調整データあるいは、前記識別番号を前
    記金属検出機に供給し、 前記金属検出機は、供給された前記調整データに基づい
    て前記位相および検出感度等を設定する、あるいは、前
    記識別番号に基づいて、該識別番号毎に、前記調整デー
    タがあらかじめ記憶された内部の記憶手段から前記調整
    データを呼び出して前記位相および検出感度等を設定す
    るとともに、設定された前記位相および検出感度等に基
    づいて前記商品内に混入している金属を検出し、 前記値付装置本体は、前記金属検出機によって金属の混
    入が検出された商品については、その旨を前記ラベルに
    印字し、該ラベルを該商品に貼付する ことを特徴とする
    金属検出機を備えた値付装置。
  2. 【請求項2】 前記値付装置は、前記商品の重量値を計
    量する計量部を備え、前記重量値と単価とから値段を算
    出し、算出した値段をその商品の品名、前記重量値等と
    ともに前記ラベルに印字することを特徴とする請求項1
    記載の金属検出機を備えた値付装置。
  3. 【請求項3】 前記金属検出機は、値付装置と一体に構
    成されていることを特徴とする請求項1または2記載の
    金属検出機を備えた値付装置。
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JPH0452521A (ja) * 1990-06-20 1992-02-20 Anritsu Corp 計量ラベル貼付装置

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