JP2500473B2 - キ―ボ―ド装置 - Google Patents

キ―ボ―ド装置

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JP2500473B2
JP2500473B2 JP5266822A JP26682293A JP2500473B2 JP 2500473 B2 JP2500473 B2 JP 2500473B2 JP 5266822 A JP5266822 A JP 5266822A JP 26682293 A JP26682293 A JP 26682293A JP 2500473 B2 JP2500473 B2 JP 2500473B2
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麻美 魚川
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子機器の入力装置とし
て用いられるキーボード装置に関し、特にマウス機能を
も有するキーボード装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マウス機能をも有するキーボード装置の
一例は、実開平3−30132号に記載されている。こ
の従来技術では、キーボード本体1マウス機能部2を設
けることにより、キーボード装置にマウスの機能をも実
現させるとしている。しかしながらこの技術では、マウ
ス機能部2をキーボード本体1に設けるため、ハードウ
エア量が増加してキーボード本体1を小型化できない、
という問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の課題に鑑み、本
発明のキーボード装置では、キーボードと、このキーボ
ードの各キーについてX方向移動量とY方向移動量とを
保持した移動量テーブルと、前記移動量テーブルから前
記キーボードの押下されているキーのX方向移動量とY
方向移動量とを読出しこれを基に仮想マウスを移動する
仮想マウス移動手段とを含む。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明のキーボード装置では、キーを有するキーボ
ードと、このキーボードの前記キーの各々に対応してX
方向移動量とY方向移動量とを保持した移動量テーブル
と、この移動量テーブルから押下されている前記キーの
X方向移動量とY方向移動量とを読出しこれを基にマウ
スの移動量を計算する仮想マウス移動手段とを含む。
【0005】
【実施例】図面を参照して本発明の1実施例について説
明する。
【0006】図1を参照すると、本実施例のキーボード
装置は、中央処理装置10と、この中央処理装置10に
接続され中央処理装置10の処理に必要なデータを格納
するメモリ20と、中央処理装置10に接続され中央処
理装置10と外部とのデータの授受を制御する入出力回
路30と、キーボード50と、キーボード50と入出力
回路30との間に設置されたキーボードインタフェース
40と、マウス80と、マウス80が発生するパルスを
計数するカウンタ回路70と、カウンタ回路70が計数
したデータを基にマウス80の移動量を入出力回路30
に送信するマウスインタフェース60とを含む。
【0007】キーボード50には、通常のフルキーボー
ドとしての機能を果たす複数のキーが設けられている。
またキーボード50には、これらのキーの他に、動作を
切り換えるための切替スイッチ51が設けられる。さら
にキーボード50の内部には、リピート周期設定レジス
タ52が設けられ、キーが連続押下されたときのリピー
ト動作の頻度を調節することができる。中央処理装置1
0は、キーボードインタフェース40および入出力回路
30を介して、切替スイッチ51を含めたキーボード5
0の各キーの押下状態を知ることができる。ここでは、
キーボードインタフェース40が、キーボード50の各
キーの押下状態に関して入出力回路30に送出する情報
を、キーコードという。
【0008】また、中央処理装置10は、入出力回路3
0およびキーボードインタフェース40を介してキーボ
ード50内のリピート周期設定レジスタ52の値を設定
することができる。リピート周期設定レジスタ52は、
キーボード50が行うリピート動作の周期を定めるもの
である。ここでリピート動作とは、1つのキーを一定時
間以上押下した場合、このキーが繰り返し押下されてい
るのと同等の処理を行うことをいう。リピート動作の繰
り返し周期は、リピート周期設定レジスタ52に設定さ
れる。
【0009】マウス80は、一定距離移動される毎にカ
ウンタ回路70に対して1パルスを送出する。このパル
スはカウンタ回路70によって計数される。
【0010】カウンタ回路70は、一定時間毎に計数結
果を、マウスインタフェース60内のマウスレジスタ6
1に設定する。中央処理装置10は入出力回路30を介
して、この移動量を入力することができる。
【0011】次にマウスレジスタ61の詳細な構造につ
いて説明する。マウスレジスタ61の詳細な構成は、図
2(a)に示されている。図2(a)を参照するとマウ
スレジスタ61は、ボタンビット611と、Xビット6
12と、Yビット613と、移動量ビット614とで構
成される。ここで、ボタンビット611、Xビット61
2およびYビット613は、それぞれ1ビットのビット
である。一方、移動量ビット614は、所定範囲の数値
を保持できるだけの複数のビットを有する。
【0012】ボタンビット611が”1”に設定される
とき、マウス80に備えられたボタン81が押下されて
いることが示される。Xビット612が”1”に設定さ
れるとき、移動量ビット614の示す数値がX方向の移
動量であることが示される。Yビット613が”1”に
設定されるとき、移動量ビット614が示す数値がY方
向の移動量であることが示される。移動量ビット614
には、マウス80の移動量が設定される。
【0013】次に、マウスレジスタ61の設定方法につ
いて説明する。
【0014】図2(b)を参照すると、マウス80がX
方向に+3だけ移動したとき、マウスレジスタ61のX
ビット612には”1”が、移動量ビット614には移
動量+3が、それぞれ設定される。
【0015】図2(c)を参照すると、マウス80がX
方向に+3、Y方向に+1だけ移動したとき、すなわち
斜めに移動したとき、まずXビット612に”1”が、
移動量ビット614に+3が、それぞれ設定される。こ
れによって、まずX方向の移動量が報告される。このの
ち、Yビット613に”1”が、移動量ビット614に
+1が、それぞれ設定される。これによって、Y方向の
移動量が設定される。すなわち、マウスレジスタ61
を、X方向とY方向の2回に分けて設定することによ
り、マウス80の斜め方向の移動量が報告される。
【0016】図2(d)を参照すると、マウス80のボ
タン81が押下されたとき、ボタンビット611が”
1”に設定される。この設定は、X方向の移動量または
Y方向の移動量の報告と同時に行うこともできる。この
とき、Xビット612、Yビット613および移動量ビ
ット614には、図2(b)および図2(c)で示した
ような設定値が設定される。
【0017】次にメモリ20内に設けられる移動量テー
ブル21および押下キーテーブル22について説明す
る。
【0018】図4を参照すると移動量テーブル21に
は、各々の入力キーに対応して、X方向移動量、Y方向
移動量およびボタンの押下状態が設定されている。これ
らの値はユーザが任意に設定することができる。この設
定は以下の方針で行われるのが好ましい。
【0019】まず、基準となるキーを1つ選出する。こ
の基準キーはキーボード50の中央に位置するものが適
当である。例えば”G”や”H”などである。次に各キ
ーのX方向移動量およびY方向移動量が定められる。概
略的には、X方向移動量は、右側に位置するキーほど大
きく、左側のキーほど小さくなるように設定される。ま
たY方向移動量は、上側のキーほど大きく、下側のキー
ほど小さくなるように設定される。設定値の具体的な決
定は、以下の基準にしたがうのが好適である。つまり、
各キーのX方向移動量およびY方向移動量は、この基準
キーからの距離で定められる。例えば、キー”G”を基
準キーとしたときのキー”H”のX方向移動量を+1と
設定する。このとき上の基準に従えば、キー”J”のX
方向移動量は+2と設定される。キー”G”からキー”
H”までの距離は、キー”G”からキー”H”までの距
離の2倍であるためである。
【0020】また、移動量テーブル21を自動的に設定
することも可能である。この場合、ユーザは基準キーの
みを指定する。すると、移動量テーブル21を設定する
ためのプログラムが起動され、上述の基準にしたがって
各キーのX方向移動量およびY方向移動量を計算し、こ
れらを移動量テーブル21に設定する。
【0021】また、移動量テーブル21にはボタン押下
状態も設定される。仮想マウス動作中、ボタン81を代
行するキーに対応するボタン押下状態が”1”に設定さ
れる。
【0022】図5を参照すると、押下キーテーブル22
は、キーボード50に設けられた各キーに対して”0”
または”1”を保持するテーブルである。押下されてい
るキーには”1”が設定され、押下されていないキーに
は”0”が設定される。押下キーテーブル22は、複数
のキーが押下された場合に、押下されているキーを正し
く判別するために用いられる。
【0023】次に本実施例におけるプログラムの構成に
ついて説明する。図3を参照すると、本実施例におい
て、中央処理装置10で実行されるプログラムは階層的
に構成される。
【0024】キーボードBIOS95およびキーボード
ドライバ94は、キーボードインタフェース40から送
出されるキーコードを、適当な形式に変換し、アプリケ
ーションプログラム93に報告するプログラムである。
ここでBIOSとは、基本入出力システム(Basic
Input Output System)を意味す
る。キーボードBIOS95の機能を以下に説明する。
【0025】キーボードインタフェース40から送出さ
れる情報は、キーボードインタフェース40のどのキー
が押下されたか、もしくは、どのキーが解放されたか、
という情報である。この情報をキーコードという。キー
コードは、アスキーコードとは異なり、単にどのキーが
押されているかということを示すものである。したがっ
て、キーコードの段階では、シフトキーが押されている
ときに大文字を入力するシフト処理等の特殊処理は行わ
れていない。キーボードBIOS95は、このキーコー
ドを入力して、アスキーコードに変換するとともに前述
の特殊処理を行う。キーボードドライバ94は、このア
スキーコードを入力して、アプリケーションプログラム
93へ報告するための文字データを生成する。生成され
た文字データはアプリケーションプログラム93に報告
されると同時に、ディスプレイ装置に表示される。さら
に、アプリケーションプログラム93の指示によって
は、キーボードドライバ94は、文字が1行入力される
のを待って、文字データをアプリケーションプログラム
93に報告する。このため、1行分の文字データを読み
取るまでの文字編集処理も、キーボードドライバ94に
よって行われる。
【0026】一方マウスドライバ96は、マウスレジス
タ61からマウス80の移動量に関する情報を入力し、
これを適当な形式に変換し、アプリケーションプログラ
ム93に報告する。
【0027】次に、設定切替手段91および仮想マウス
移動手段92について説明する。設定切替手段91及び
仮想マウス移動手段92が、本発明の特徴的構成要素で
ある。
【0028】設定切替手段91は、キーボード50の切
替スイッチ51が押下されたときに実行されるプログラ
ムである。設定切替手段91は、キーボード50を通常
のキー入力手段として使用する通常動作時と、キーボー
ド50をマウス移動量の入力手段として使用する仮想マ
ウス動作時との間の切替を行う。設定切替手段91の詳
細な動作については、後に詳細に説明される。
【0029】仮想マウス移動手段92は、仮想マウス動
作時に一定時間毎に実行されるプログラムである。仮想
マウス移動手段92は、押下されているキーに応じてマ
ウスの移動量を計算し、これをマウスレジスタ61に設
定する。仮想マウス移動手段92によりマウスレジスタ
61に設定された値は、カウンタ回路70により設定さ
れたものと同等の効果を有する。すなわち、マウスレジ
スタ61は、仮想マウス移動手段92からの設定値に対
して、カウンタ回路70から設定されたときと全く同等
の処理をおこない、マウスドライバ96に移動量を報告
する。このため、マウスドライバ96およびアプリケー
ションプログラム93では、マウス80が移動したのと
同様の処理が行われる。すなわち、仮想マウス機能が実
現される。
【0030】次に本実施例の動作について説明する。
【0031】いま通常動作時に、切替スイッチ51がオ
ンされたとする。切替スイッチ51が押下されたことに
より、設定切替手段91が起動され、通常動作から仮想
マウス動作への設定切替が行われる。
【0032】図6を参照すると、ステップ1において設
定切替手段91は、切替スイッチ51がオンされたのか
否かを判定する。この場合切替スイッチ51がオンされ
たので、ステップ11〜14が実行される。
【0033】ステップ11〜14のうち、ステップ11
〜13は通常動作再開手段912を、ステップ14はス
テップ24とともにリピート周期変更手段913を構成
する。
【0034】ステップ11において設定切替手段91
は、キーボードBIOS95を制御して、キーボード5
0のビープ音を停止させる。これによって、キーボード
50のキーを長時間押下し続けても、ビープ音が連続し
て発生することがなくなる。
【0035】ステップ12において設定切替手段91
は、キーボードBIOS95の動作を停止する。これに
よって、キーボード50から報告されるキー入力の情報
は、キーボードドライバ94およびアプリケーションプ
ログラム93には報告されなくなる。すなわち、キーボ
ード50のキーを押下しても、通常のキー入力は実行さ
れなくなる。
【0036】ステップ13において設定切替手段91
は、カウンタ回路70の動作を停止する。これによっ
て、マウス80の移動量は、マウスレジスタ61に設定
されなくなる。すなわち、マウス80はこのシステムか
ら切り放される。
【0037】ステップ14において設定切替手段91
は、リピート周期設定レジスタ52の内容をマウス動作
時リピート周期24に書き換える。これによって、キー
ボード50は通常動作時とは異なる頻度で、リピート処
理を実行するようになる。ステップ14の終了によっ
て、通常動作から仮想マウス動作への設定切替が完了
し、設定切替手段91の動作は終了する。
【0038】仮想マウス動作に設定されると、一定時間
毎に仮想マウス移動手段92が実行される。
【0039】図7を参照すると、仮想マウス移動手段9
2はさらに押下キー判別手段921、移動量計算手段9
22およびマウスレジスタ設定手段923で構成され
る。
【0040】仮想マウス移動手段92が起動されると、
まず押下キー判別手段921が実行される。押下キー判
別手段921は、キーボード50のどのキーが押下され
ているのかを判別する。
【0041】図7を参照すると、ステップ1において仮
想マウス移動手段92は、キーボードインタフェース4
0内のバッファからキーコードを1つ読出す。
【0042】ステップ2において仮想マウス移動手段9
2は、ステップ1で入力したキーコードに基づいて押下
キーテーブル22を更新する。例えば図8のT1のよう
に、”A”というキーがオンされたことをキーコードが
示しているときは、押下キーテーブル22の”A”の欄
に”1”が設定される。逆に、図8のT6のように、”
A”というキーがオフされたことをキーコードが示して
いるときは、押下キーテーブル22の”A”の欄に”
0”が設定される。更新の結果、押下キーテーブル22
に”1”が設定されているキーが、その時点で押下され
ているキーである。したがって、押下キーテーブル22
の複数の欄が”1”に設定されているときは、複数のキ
ーが同時に押下されていることを示す。
【0043】ステップ3において仮想マウス移動手段9
2は、キーがオンされたのか否かを判定する。図8のT
1のようにキーがオンされたときは、ステップ4が実行
される。一方図8のT6のようにキーがオフされたとき
はステップ11が実行される。
【0044】ステップ4において仮想マウス移動手段9
2は、押下キーテーブル22を基に押下キーデータを作
成する。図8を参照すると、押下キーデータとは、押下
キーテーブル22で1に設定されているキーの文字を連
続して並べたものである。すなわち、図8において”
A”のみが押下されているT1では押下キーデータとし
て”A”が、”A”と”B”が同時に押下されているT
2〜T4では”AB”が、”B”のみ押下されているT
6では”B”が、それぞれ押下キーデータとなる。とこ
ろで、図8のT3、T4およびT6に発生したキー”
B”オンというキーコードは、キー”B”が所定時間以
上押下されたことによるリピート処理に基づくものであ
る。したがて、キー”B”はT2〜T6の間、継続して
押下されていたことになる。ステップ4が終了すると、
ステップ5〜8で構成される移動量計算手段922が起
動される。
【0045】図7を参照すると、ステップ5において仮
想マウス移動手段92は、変数Nに押下されているキー
の個数を代入する。これは、押下キーテーブル22で”
1”に設定されているキーの個数を計数し、これをNに
代入することによって行われる。
【0046】ステップ6において仮想マウス移動手段9
2は、変数Kiに押下キーデータのi番目のキーコード
を代入する。例えば、押下キーデータが”AB”のと
き、K1=”A”、K2=”B”である。
【0047】ステップ7において仮想マウス移動手段9
2は、押下キーテーブル22を参照して、Kiに保持さ
れた各キーコードのX方向移動量、Y方向移動量および
ボタン押下状態を読出す。具体的には、Biにボタン押
下状態が、XiにX方向移動量が、YiにY方向移動量
が、それぞれ代入される。例えば、押下キーデータが”
AB”のとき、B1=”0”、X1=−5、Y1=0、
B2=”1”、X1=0およびY2=−5である。
【0048】ステップ8において仮想マウス移動手段9
2は、変数B、XおよびYを計算する。具体的には、B
にはBiの論理和が設定される。これによって、Biの
うちいずれか1つでも”1”であるときにはB=”1”
となる。一方、XにはXiの平均が、YにはYiの平均
が、それぞれ計算され代入される。このXおよびYがマ
ウスの移動量となる。
【0049】上述の動作で決定されるマウスの移動方向
は、押下中のキーが示す移動方向を平均した方向を示
す。例えば図9を参照すると、押下キーデータが”A
B”であるとき、XおよびYで示される仮想マウスの移
動方向は、キー”A”が示す方向(a)とキー”B”が
示す方向(b)の中間の方向(c)になる。したがっ
て、1つのキーでは満足な移動方向が得られないとき
は、複数のキーを押下することにより、移動方向を微妙
に調節することができる。ステップ8が終了すると、ス
テップ9およびステップ10で構成されるマウスレジス
タ設定手段923が起動される。マウスレジスタ設定手
段923は、移動量計算手段922で計算された仮想マ
ウスの移動量をマウスレジスタ61に設定する。
【0050】図7を参照すると、ステップ9において仮
想マウス移動手段92は、ボタンビット611にBの値
を、Xビット612に”1”を、Yビット613に”
0”を、移動量ビット614に変数Xの値を、それぞれ
設定する。これによって、仮想マウスのX方向の移動量
と、ボタンの押下状態が同時に設定される。
【0051】ステップ10において仮想マウス移動手段
92は、ボタンビット611に”0”を、Xビット61
2に”0”を、Yビット613に”1”を、移動量ビッ
ト614に変数Yの値を、それぞれ設定する。これによ
って、仮想マウスのY方向の移動量が設定される。
【0052】ステップ11において仮想マウス移動手段
92は、キーボードインタフェース40のバッファが空
か否かを判定する。空でない場合はステップ1に処理を
戻す。一方、空の場合、仮想マウス移動手段92は動作
を終了する。
【0053】マウスインタフェース60は、マウスレジ
スタ設定手段923によって設定された仮想マウスの移
動量をマウスドライバ96に報告する。マウスドライバ
96は、この仮想マウスの移動量をアプリケーションプ
ログラム93に報告する。これによって、アプリケーシ
ョンプログラム93は、マウス80が図9(c)に移動
したのと同等の処理を行う。
【0054】次に、同一キーが継続して押下されたとき
の、仮想マウス移動手段92の動作について説明する。
この場合、キーボード50のリピート機能により、上述
の動作が繰り返し行われることになる。これによって、
マウスが同一方向に一定速度で移動しているのと同じ効
果が得られる。したがって、マウスを一定に移動させる
ときには、キーを連続押下すれば良い。このときのマウ
スの移動速度は、マウス動作時リピート周期24の設定
により変化させることができる。
【0055】次に、仮想マウス動作時に切替スイッチ5
1がオフされた場合について説明する。この場合、再び
設定切替手段91が起動される。
【0056】再び図6を参照すると、この場合ステップ
21〜23で構成される通常動作停止手段911と、ス
テップ24および14で構成されるリピート周期変更手
段913が実行される。
【0057】ステップ21において設定切替手段91
は、キーボードBIOS95の動作を再開する。
【0058】ステップ22において設定切替手段91
は、キーボードBIOS95を制御してキーボード50
のビープ音を再開する。
【0059】ステップ23において設定切替手段91
は、カウンタ回路70の動作を再開する。
【0060】ステップ24において仮想マウス移動手段
92は、リピート周期設定レジスタ52の内容を通常時
リピート周期23に書き換える。
【0061】通常動作停止手段911および押下キー判
別手段921の動作によって、通常時の設定に切り替わ
り、再び通常のキー入力が可能となる。
【0062】次に本実施例の別の実施態様について説明
する。
【0063】上述の説明では、仮想マウス移動手段92
は一定時間毎に起動されるとしたが、仮想マウス移動手
段92がキーが押下される毎に起動されるようにしても
良い。この場合、キーボードインタフェース40内にバ
ッファを設ける必要がなくなる。
【0064】また上述の説明では、XおよびYは、Xi
およびYiの総加平均であるとしたが、この他の演算で
あっても良い。例えば単なる加算であってもよい。ただ
し、2つのキーが同時に押下されたときに、マウスの移
動量が極端に変化するような演算は避けるのが望まし
い。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、キーボ
ードの各キーについてX方向移動量とY方向移動量とを
保持した移動量テーブルと前記移動量テーブルから前記
キーボードの押下されているキーのX方向移動量とY方
向移動量とを読出しこれを基に仮想マウスを移動する仮
想マウス移動手段とを設けたことにより、以下の効果を
有する。
【0066】第1に、若干のハードウエアの増加で、現
実のマウスと同等の機能を実現することができる、とい
う効果を有する。
【0067】第2に、ハードウエア量の増加が少ないた
め、キーボードが小型化できる、という効果を有する。
【0068】第3に、全ての操作がキーボード上で行え
るため操作性が良い、という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図。
【図2】マウスレジスタ61の構造を示す図。
【図3】本発明の第1の実施例を示す図。
【図4】移動量テーブル21の一例を示す図。
【図5】押下キーテーブル22の一例を示す図。
【図6】本発明の第1の実施例の動作を示すフローチャ
ート。
【図7】本発明の第1の実施例の動作を示すフローチャ
ート。
【図8】キーコードおよび押下キーデータの一例を示す
図。
【図9】仮想マウスの移動方向の一例を示す図。
【符号の説明】
10 中央処理装置 20 メモリ 21 移動量テーブル 22 押下キーテーブル 23 通常時リピート周期 24 マウス動作時リピート周期 30 入出力回路 40 キーボードインタフェース 50 キーボード 51 切替スイッチ 52 リピート周期設定レジスタ 60 マウスインタフェース 61 マウスレジスタ 611 ボタンビット 612 Xビット 613 Yビット 614 移動量ビット 70 カウンタ回路 80 マウス 81 ボタン 91 設定切替手段 911 通常動作停止手段 912 通常動作再開手段 913 リピート周期変更手段 92 仮想マウス移動手段 921 押下キー判別手段 922 移動量計算手段 923 マウスレジスタ設定手段 93 アプリケーションプログラム 94 キーボードドライバ 95 キーボードBIOS 96 マウスドライバ

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キーを有するキーボードと、 このキーボードの前記キーの各々に対応してX方向移動
    量とY方向移動量とを保持した移動量テーブルと、 この移動量テーブルから押下されている前記キーのX方
    向移動量とY方向移動量とを読出しこれを基にマウスの
    移動量を計算する仮想マウス移動手段とを含むことを特
    徴とするキーボード装置。
  2. 【請求項2】前記キーボードに備えられた切替スイッチ
    と、 この切替スイッチによって起動され前記キーボードを通
    常のキー入力手段として使用する通常動作と前期キーボ
    ードをマウスの移動量の入力手段として使用する仮想マ
    ウス動作との切り換えを行う設定切替手段を含むことを
    特徴とする請求項1記載のキーボード装置。
  3. 【請求項3】前記キーボードに備えられ前記キーボード
    のリピート動作の周期が設定されるリピート周期設定レ
    ジスタを有することを特徴とする請求項1または請求項
    2記載のキーボード装置。
  4. 【請求項4】前記設定切替手段が、 前記切替スイッチによって前記仮想マウス動作が指定さ
    れたときに通常時のキー入力動作を停止する通常動作停
    止手段と、 前記切替スイッチによって前記通常動作が指定されたと
    きに通常時のキー入力動作を再開する通常動作再開手段
    と、 前記切替スイッチによって前記通常動作が指定されたと
    きには前記リピート周期設定レジスタに通常時リピート
    周期を設定し前記切替スイッチによって前記仮想マウス
    動作が指定されたときには前記リピート周期設定レジス
    タにマウス動作時リピート周期を設定するリピート周期
    変更手段とを含むことを特徴とする請求項3記載のキー
    ボード装置。
  5. 【請求項5】キーボード基本入出力システムと、キーボ
    ードドライバと、マウスの移動量を計数するカウンタ回
    路と、キーボードインタフェースとを有し、 前記通常動作停止手段が前記キーボード基本入出力シス
    テムの動作と前記カウンタ回路の動作とを停止するとと
    もに前記キーボード基本入出力システムを制御してキー
    ボードのビープ音を停止させ、 前記通常動作再開手段が前記キーボード基本入出力シス
    テムの動作と前記カウンタ回路の動作とを再開するとと
    もに前記キーボード基本入出力システムを制御してキー
    ボードのビープ音を再開させることを特徴とする請求項
    4記載のキーボード装置。
  6. 【請求項6】マウスレジスタを備えたマウスインタフェ
    ースを有し、 前記仮想マウス移動手段が計算したマウスの移動量を前
    記マウスレジスタに設定することを特徴とする請求項1
    ないし請求項5記載のキーボード装置。
  7. 【請求項7】前記仮想マウス移動手段が、 前記キーボードのキーのうち押下されているキーを判別
    する押下キー判別手段と、 この押下キー判別手段が押下されていると判別した各キ
    ーに対して前記移動量テーブルを参照して前記X方向移
    動量を読出しこれらX移動量に第1の演算を施すことに
    よりマウスのX方向移動量を計算するとともに前記押下
    キー判別手段が押下されていると判別した各キーに対し
    て前記移動量テーブルを参照して前記Y方向移動量を読
    出しこれらY方向移動量に第2の演算を施してマウスの
    Y方向移動量を計算する移動量計算手段と、 この移動量計算手段によって計算されたXおよびYを前
    記マウスレジスタに格納するマウスレジスタ設定手段と
    を含むことを特徴とする請求項1ないし請求項6記載の
    キーボード装置。
  8. 【請求項8】前記第1の演算および前記第2の演算が総
    加平均であることを特徴とする請求項7記載のキーボー
    ド装置。
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