JPH04280318A - マウス入力におけるページ検索方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はパソコン、ワークステー
ション等の情報処理装置のマウス入力におけるページ検
索方式に関し、特にマウス入力装置を備え、ページ検索
機能を有した情報処理装置のマウス入力におけるページ
検索方式に関する。

【０００２】近年、情報化社会への移行に伴ってコンピ
ュータの使用が絶対不可欠なものになっており、あらゆ
る分野においてコンピュータによる情報処理、制御ソフ
トウェアの需要が急増している。また、その要求も複雑
多岐にわたり、高機能、多機能なアプリケーションソフ
トが数多く必要となっている。

【０００３】このような高機能、多機能なアプリケーシ
ョンソフトの実行に際しては、オペレータが如何に分か
り易くコンピュータを操作できるかが最も重要なポイン
トとなる。すなわち、マン・マシン・インタフェース（
ＭＭＩ）の充実が求められている。

【０００４】

【従来の技術】一般に対話方式でコンピュータを操作す
る場合には、表示装置に表示される入力メニューあるい
は入力モードの中から求めるものを順次選択し、これに
基づいてデータを得たり、入力操作を行なったりする。 この入力メニューあるいは入力モードは数が多く、しか
も階層化されており、非常に複雑な構成になっている。

【０００５】一方、マウス入力装置からは、装備された
マウスボタンのオンオフ状態及びマウスカーソルの位置
がパラメータとして出力されるだけであった。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかし、こうした従来
のＭＭＩにおいて、数多くのページによって構成される
データの中から目的のページを検索しようとした場合、
目的のページに到達するまでに煩雑な操作と多くの時間
を必要とし、また誤操作も起き易いという問題点があっ
た。

【０００７】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、簡単な操作が可能なマン・マシン・インタフ
ェース（ＭＭＩ）を実現した、ページ検索機能を有した
情報処理装置のマウス入力におけるページ検索方式を提
供することを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明によれば上記目的
を達成するために、図１に示すように、マウス入力装置
１を備え、ページ検索機能を有した情報処理装置２のマ
ウス入力におけるページ検索方式が提供される。

【０００９】このマウス入力におけるページ検索方式に
よれば、マウス入力装置１のマウスカーソル３の移動距
離４及び作動時間５を検出し、検出された移動距離及び
作動時間に応じてページ検索のページ捲り幅及びページ
表示時間を決定する。

【００１０】また、移動距離４はページ捲り幅を決定し
、作動時間５はページ表示時間を決定する。さらに、検
出された移動距離４及び作動時間５が、異なる値からな
る各複数の段階のいずれに属するかをそれぞれ判別し、
移動距離及び作動時間の各段階に対応してそれぞれ設定
された異なる値のページ捲り幅及びページ表示時間の中
から、各判別された段階に対応するページ捲り幅及びペ
ージ表示時間の各値をそれぞれ決定する。

【００１１】

【作用】マウス入力装置１のマウスボタン１ａをオン（
作動状態）した時の時間及びマウスカーソル３の位置と
、マウスボタン１ａをオフ（非作動状態）した時の時間
及びマウスカーソル３の位置とから、マウス入力装置１
のマウスカーソル３の作動時間５及び移動距離４が算出
できる。これら算出された作動時間５及び移動距離４を
マウス入力装置１のパラメータとして利用して、ページ
検索のページ捲り幅及びページ表示時間を決定する。 すなわち、マウス入力装置１のマウスカーソル３の作動
時間５及び移動距離４を手動の操作により調節するとい
う簡単な方法により良好なマン・マシン・インタフェー
ス（ＭＭＩ）が実現できると共に、ページ検索処理の操
作時間が短縮でき、誤操作の機会も減少する。

【００１２】また、移動距離４はページ捲り幅を決定し
、作動時間５はページ表示時間を決定する。すなわち、
例えばページ検索時に、ページをゆっくり１ページずつ
見たい場合には、マウスボタン１ａをオンした後、マウ
スカーソルの位置を余り動かさず、且つ少し時間をおい
てマウスボタン１ａをオフし、一方、ページを２〜３ペ
ージおきに素早く見たい場合には、マウスボタン１ａを
オンした後、マウスカーソルの位置をある程度動かし、
且つ余り時間をおかずマウスボタン１ａをオフするだけ
で、所望のページ検索ができ、ページ検索処理の操作性
が向上する。

【００１３】さらに、検出された移動距離４及び作動時
間５が、異なる値からなる各複数の段階のいずれに属す
るかをそれぞれ判別し、移動距離及び作動時間の各段階
に対応してそれぞれ設定された異なる値のページ捲り幅
及びページ表示時間の中から、各判別された段階に対応
するページ捲り幅及びページ表示時間の各値をそれぞれ
決定する。すなわち、移動距離４及び作動時間５に対す
るページ捲り幅及びページ表示時間の関係を段階的に設
定してページ検索処理の操作時間の短縮を図った。

【００１４】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図２は、本発明のマウス入力におけるページ検
索方式が適用される情報処理装置の全体構成を示すブロ
ック図である。図中、プロセッサ（ＣＰＵ）１１はＲＯ
Ｍ１２に格納されたシステムプログラムに従って装置全
体の動作を制御する。ＲＡＭ１３は各種のデータや演算
処理のためのデータ等を一時的に記憶する。表示制御回
路１４はデジタル信号を表示用の信号に変換し、ＣＲＴ
表示装置１５に供給する。入出力ポート１６は各種のデ
ータの入出力を行い、この入出力ポート１６にはキーボ
ード１７及びマウス１８が接続される。これらの構成要
素はバス１９によって互いに結合されている。

【００１５】図３は上記マウス１８の平面図を表すもの
である。マウス１８は、底面に設けられ、ＣＲＴ表示装
置１５の表示画面に表示されるカーソルを移動するため
の球状の位置検出器（図示せず）と、クリック（オン状
態の保持）機能を有した２つのボタンスイッチ１８ａ，
１８ｂとからなる。以下、ボタンスイッチ１８ａを左ボ
タン、ボタンスイッチ１８ｂを右ボタンと呼ぶ。

【００１６】以上のように構成される情報処理装置にお
けるページ検索手順を、図４に示すプログラムフローチ
ャートに基づき説明する。本プログラムは図２のＲＯＭ
１２に格納されており、プロセッサ１１で実行されるも
のである。図中、Ｓはステップ番号を示す。なお、以下
の説明においては、ＣＲＴ表示装置１５の表示画面及び
マウス１８の作動時間を示す図５も参照する。

【００１７】本プログラムはマウス１８の左ボタン１８
ａのクリック（押し下げ）でスタートされる。

【００１８】〔Ｓ１〕マウスカーソル１５ｂがアイコン
エリア１５ａ内にあるか否かを判別する。すなわち、Ｃ
ＲＴ表示装置１５の表示画面に示されたアイコンエリア
１５ａ内にマウスカーソル１５ｂが入っているか否かを
判別し、この答えが肯定（Ｙｅｓ）の時のみステップＳ
２に進む。

【００１９】〔Ｓ２〕マウスカーソル１５ｂの現在位置
を読み込み、左ボタン１８ａの押し下げ開始時のマウス
カーソル１５ｂの位置としてＲＡＭ１３に記憶する。 〔Ｓ３〕マウス１５の作動時間を計測するタイマを起動
する。この作動時間とは、マウス１８の左ボタン１８ａ
のクリック（押し下げ）開始時からこの左ボタン１８ａ
のフリー（押し下げ解除）時までの時間を指す。

【００２０】〔Ｓ４〕マウス１８の左ボタン１８ａがフ
リー（押し下げ解除）状態であるか否かを判別する。こ
の答えが肯定（Ｙｅｓ）になるのを待ってステップＳ５
へ進む。

【００２１】〔Ｓ５〕上記作動時間を計測するタイマの
計測を停止させる。すなわち、タイマに保持されるタイ
マ値はマウス１５の作動時間となる。 〔Ｓ６〕マウスカーソル１５ｂの現在位置を読み込み、
左ボタン１８ａのフリー（押し下げ解除）時のマウスカ
ーソル１５ｂの位置としてＲＡＭ１３に記憶する。

【００２２】〔Ｓ７〕マウスカーソル１５ｂの移動距離
を、ステップＳ６で記憶された位置からステップＳ２で
記憶された位置を差し引くことにより算出する。

【００２３】〔Ｓ８〕ステップＳ７で算出された移動距
離に基づきページ捲り幅を決定する。すなわち、まず予
め移動距離を多段階に分割し、各段階にそれぞれに異な
るページ捲り幅を割り当てる。アイコンエリア１５ａは
ｎ×ｎドットで構成され、上記移動距離は、マウスカー
ソル１５ｂが移動した距離の、例えば水平成分のドット
数で表される。このドット数を、移動距離とページ捲り
幅との関係を表す図８に示すように多段階（例えば３段
階）に分割し、各段階にそれぞれに異なるページ捲り幅
を割り当てる。なお、このドット数の分割は一般には、
ｂドット未満を第１段階とし、（ｂ＋ｎ×β）ドット以
上（ｂ＋（ｎ＋１）×β）ドット未満を第（ｎ＋２）段
階（ｎ＝０，１，２・・・）とするように行う。

【００２４】上記移動距離がいずれの段階に相当するか
を判別し、判別された段階に対応する割当値をページ捲
り幅とする。

【００２５】〔Ｓ９〕ステップＳ５で計測されたマウス
１５の作動時間（タイマ値）に基づきページ表示時間を
決定する。すなわち、まず予め作動時間（タイマ値）を
、作動時間とページ表示時間との関係を表す図９に示す
ように多段階（例えば３段階）に分割し、各段階にそれ
ぞれに異なるページ表示時間を割り当てる。なお、この
作動時間の分割は一般には、ａ秒未満を第１段階とし、
（ａ＋ｍ×α）秒以上（ａ＋（ｍ＋１）×α）秒未満を
第（ｍ＋２）段階（ｍ＝０，１，２・・・）とするよう
に行う。

【００２６】上記作動時間がいずれの段階に相当するか
を判別し、判別された段階に対応する割当値をページ表
示時間とする。

【００２７】〔Ｓ１０〕ステップＳ８及びステップＳ９
で決定されたページ捲り幅及びページ表示時間に基づき
ＣＲＴ表示装置１５にページ検索のための表示を行う。 すなわち、表示装置１５において、表示装置１５に表示
されたページを、決定されたページ捲り幅の値置きに捲
り、捲られて表示されたページを、決定されたページ表
示時間の値の間だけ表示する。

【００２８】なお、マウス１８の右ボタン１８ｂをクリ
ック（押し下げ）すると即座にステップＳ１０の実行が
一時停止され、クリック時の表示画面がそのまま継続的
に表示されるようにし、その後マウス１８の右ボタン１
８ｂをフリー（押し下げ解除）にするとステップＳ１０
の実行が再開されるように構成しておく（図４のプログ
ラムは、マウス１８の右ボタン１８ｂがフリーのときだ
けスタートするように構成する）。従って、目的のペー
ジが表示装置１５に表示された時は即座にマウス１８の
右ボタン１８ｂをクリックすることにより、目的のペー
ジを得ることができ、これによりページ検索が完了する
。また必要によっては、その後マウス１８の右ボタン１
８ｂをフリーにすることによりページ検索が再開できる
。

【００２９】ページ検索が不要になった時はキーボード
１７から所定の信号を入力し、この信号の入力により図
４のプログラムの実行を停止するようにする。

【００３０】図６は、１ページ毎にゆっくりページ検索
を実行する場合の表示装置１５の表示画面及び作動時間
を示す図である。このページ検索の場合、マウスカーソ
ル１５ｂをアイコンエリア１５ａに移動後、マウス１８
の左ボタン１８ａをクリックする。そしてマウスカーソ
ル１５ｂを移動させず（移動距離段階１）、例えば３秒
以上の経過を待って（作動時間段階３）左ボタン１８ａ
をフリーにする。これにより、１ページ毎にページが捲
くられ、各ページが２秒間表示されるようなページ検索
が行われる。

【００３１】他方、図７は、５ページ毎に素早くページ
検索を実行する場合の表示装置１５の表示画面及び作動
時間を示す図である。このページ検索の場合、マウスカ
ーソル１５ｂをアイコンエリア１５ａに移動後、マウス
１８の左ボタン１８ａをクリックする。そしてマウスカ
ーソル１５ｂを、１秒未満の間に（作動時間段階１）ア
イコンエリア１５ａの幅の１／３乃至２／３（水平方向
換算）だけ移動して（移動距離段階２）、左ボタン１８
ａをフリーにする。これにより、５ページ毎にページが
捲くられ、各ページが０．５秒間表示されるようなペー
ジ検索が行われる。

【００３２】以上のように、簡単な操作によりオペレー
タの希望する検索速度でページ検索が実行できるととも
に、特に素早いページ検索が簡単な操作により可能であ
る。また、操作が簡単であるため、誤操作をする確率も
低い。

【００３３】以上の説明では、マウス１８の左ボタン１
８ａのオンオフによってマウス１８の作動時間や移動距
離を規定し、マウス１８の右ボタン１８ｂのオンによっ
てステップＳ１０の実行を一時停止するように構成して
いるが、マウス１８の左ボタン１８ａと右ボタン１８ｂ
とを交換してもよいし、またキーボード１７のいずれか
のキーをマウス１８の左ボタン１８ａ及び右ボタン１８
ｂに代用してもよい。

【００３４】

【発明の効果】以上説明したように本発明では、マウス
カーソルの移動距離及び作動時間に応じてページ検索の
ページ捲り幅及びページ表示時間を決定するように構成
するので、簡単な操作が可能なマン・マシン・インタフ
ェース（ＭＭＩ）が実現できるとともに、ページ検索処
理の操作時間が短縮でき、誤操作の機会も減少する。

【００３５】また、移動距離はページ捲り幅を決定し、
作動時間はページ表示時間を決定するので、所望のペー
ジ検索速度が選択でき、ページ検索処理の操作性が向上
する。

【００３６】さらに、移動距離及び作動時間に対するペ
ージ捲り幅及びページ表示時間の関係を段階的に設定す
るので、ページ検索処理の操作時間を短縮できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の原理構成を説明する図である。

【図２】本発明の方式が適用される情報処理装置の全体
構成を示すブロック図である。

【図３】マウスの平面図である。

【図４】ページ検索手順を示すフローチャートである。

【図５】表示画面及び作動時間を示す図である。

【図６】低速検索時の表示画面及び作動時間を示す図で
ある。

【図７】高速検索時の表示画面及び作動時間を示す図で
ある。

【図８】移動距離とページ捲り幅との関係を表す図であ
る。

【図９】作動時間とページ表示時間との関係を表す図で
ある。

【符号の説明】

１　　マウス入力装置 ２　　情報処理装置 ３　　マウスカーソル ４　　移動距離 ５　　作動時間

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　マウス入力装置（１）を備え、ページ
   検索機能を有した情報処理装置（２）のマウス入力にお
   けるページ検索方式において、前記マウス入力装置（１
   ）のマウスカーソル（３）の移動距離（４）及び作動時
   間（５）を検出し、前記検出された移動距離及び作動時
   間に応じてページ検索のページ捲り幅及びページ表示時
   間を決定することを特徴とするマウス入力におけるペー
   ジ検索方式。
2. 【請求項２】　　前記移動距離（４）は前記ページ捲り
   幅を決定し、前記作動時間（５）は前記ページ表示時間
   を決定することを特徴とする請求項１記載のマウス入力
   におけるページ検索方式。
3. 【請求項３】　　前記検出された移動距離（４）及び作
   動時間（５）が、異なる値からなる各複数の段階のいず
   れに属するかをそれぞれ判別し、前記移動距離及び作動
   時間の前記各段階に対応してそれぞれ設定された異なる
   値の前記ページ捲り幅及びページ表示時間の中から、前
   記各判別された段階に対応する前記ページ捲り幅及びペ
   ージ表示時間の各値をそれぞれ決定することを特徴とす
   る請求項１記載のマウス入力におけるページ検索方式。