JPH09128135A - 座標入力装置 - Google Patents

座標入力装置

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JPH09128135A
JPH09128135A JP28843695A JP28843695A JPH09128135A JP H09128135 A JPH09128135 A JP H09128135A JP 28843695 A JP28843695 A JP 28843695A JP 28843695 A JP28843695 A JP 28843695A JP H09128135 A JPH09128135 A JP H09128135A
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cursor
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JP28843695A
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Yoshiki Watanabe
喜紀 渡邉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、ディスプレイ表示上で点滅しているカ
ーソルを移動させるために、キーボードの矢印キーを用
いたときは広範囲に移動させるのに非常に時間がかか
る。また、マウスでの移動ではあるポイントからポイン
トへの移動だけであり、また操作性が悪い。相対座標入
力か絶対座標入力かにより装置を変更しなければなら
ず、使用者に負担をかける。 【解決手段】 機能切換ボタン判別部5は入力部機能切
換ボタン2が押下されたかどうかを判別して、タブレッ
ト入力部1からの座標を相対座標処理部6、絶対座標処
理部7及びカーソル制御処理部8のうちの一の処理部に
入力する。選択された相対座標処理部6、絶対座標処理
部7又はカーソル制御処理部8からの座標入力処理が終
了した後、現在のディスプレイ上のマウスカーソルの位
置を記憶する。処理された座標は電気信号に変換されて
外部装置12へ出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は座標入力装置に係
り、特にカーソルなどを画面上の所定の位置に表示する
タブレット型ポインティングデバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、座標入力装置にはタブレット、
ペンなどを入力装置とした絶対座標値に対応する位置に
マウスカーソルを表示するタイプと、マウス、トラック
ボールのように相対座標値に対応する位置にマウスカー
ソルを表示するタイプがある。
【0003】絶対座標入力装置は、タブレットとディス
プレイを1対1に対応させた入力のことであり、タブレ
ットを押下したポイントに対応するディスプレイ上のポ
イントへマウスカーソルを瞬時に移動させるための入力
装置である。
【0004】これに対し、相対座標入力装置は、現在デ
ィスプレイ上に表示されているマウスカーソルを入力装
置で入力した移動方向及び移動量に対応させてマウスカ
ーソルを移動させるための入力装置である。
【0005】また、従来の座標入力装置には、設定スイ
ッチの切り換えにより、使用者が絶対座標値入力と相対
座標値入力を切り換えて、対応する位置にカーソルを表
示する装置も知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、絶対座標入力
装置は、タブレットから入力された点に対応するディス
プレイ表示装置上のポイントに素早くカーソルを移動で
きるから、あるポイントからポイントへのカーソル移動
に対しては利点があるが、カーソル自体がポイントで移
動するのでディスプレイ表示上の細かい動作ができない
という問題がある。
【0007】また、相対座標入力装置は、入力された移
動方向及び距離に対応してディスプレイ表示上のマウス
カーソルが移動するという特徴があり、この相対座標入
力だけではタブレット入力の特徴である絶対座標値入力
を活かしきれていないという問題があると共に、通常の
相対座標入力装置、例えばマウスなどでは設置空間及び
作業空間が大きくなってしまうという問題がある。
【0008】また、従来の座標入力装置のカーソル制御
においては、ディスプレイ表示上で点滅しているカーソ
ルを移動させるためには、通常、キーボードにある矢印
キーを押下して上下左右に移動させる方法と、マウスな
どの座標入力装置でマウスカーソルを移動先のポイント
へ移動させクリックし、点滅しているカーソルを移動す
る方法の2つの方法しかない。
【0009】このうち、キーボードの矢印キーでの移動
では広範囲に移動させるのに非常に時間がかかる問題が
ある。また、マウスでの移動ではあるポイントからポイ
ントへの移動だけであるという問題がある。その他にマ
ウス操作及び矢印キー操作共通して、点滅カーソルを移
動させるときに一度手がキーボードのホームポジション
から離れて操作性が悪くなるという問題がある。
【0010】更に、従来の座標入力装置では各座標入力
方法により装置を変更しなければならず、使用者が接続
し直すといった方法をとる必要があり、使用者に負担を
かけるという問題がある。
【0011】なお、従来よりタブレットを使用した座標
入力装置として、入力された絶対座標値あるいは前回と
の差分を加算した相対座標値に対応する位置にカーソル
などを表示し、タブレット装置などのみで絶対座標値入
力および相対座標値入力を行うことによって、操作簡便
を図る座標入力装置が知られている(特開平2−253
422号公報)。
【0012】しかし、この従来装置は入力された前回の
絶対座標値と座標レジスタに保持されている座標値とが
等しい場合に絶対座標値の位置にカーソルを表示させ、
異なる場合に前回及び今回の絶対座標値の差分を加算し
た座標値に対応する位置にカーソルを表示することで、
絶対座標値入力及び相対座標値入力を行うものにすぎ
ず、カーソル制御による前記問題は解消されていない。
【0013】また、タブレットを使用した他の従来の座
標入力装置として、入力キーボードとディスプレイ装置
を有する機器において、入力キーボードは、その一部に
入力タブレットを具備し、かつ、その入力タブレットは
ディスプレイ画面全体あるいは、その一部に対応し、対
応範囲を選択する選択手段を具備することによって、入
力装置の小型化、システムの省スペース化を図る座標入
力装置も知られている(特開昭60−251419号公
報)。
【0014】しかし、この従来装置は入力タブレットを
入力キーボードの一部に組み込んで小型化したものであ
り、カーソル制御により操作しなければならなかったキ
ーボードの矢印キーやマウスを不要としたり、絶対座標
値や相対座標値などを同一のタブレットを使用できるよ
うにして小型化を図ったものではない。
【0015】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
タブレットのみで機能切換ボタンにより絶対座標入力、
相対座標入力およびカーソル制御の3種類の制御を操作
できるようにして操作簡便を図ると共に、入力装置の小
型化、システムの省スペース化を図ることができる座標
入力装置を提供することを目的とする。
【0016】また、本発明の他の目的はディスプレイ上
に点滅するカーソルを感圧型タブレットの入力機器によ
り、直接移動距離を制御することができる環境を提供す
ることにより、操作性を向上し得る座標入力装置を提供
することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、ディスプレイ表示部に表示されるカーソル
の位置を指定する座標を入力するためのタブレット入力
部と、入力座標に対して相対座標入力処理を行う相対座
標処理部と、入力座標に対して絶対座標入力処理を行う
絶対座標処理部と、入力座標に対してカーソルの位置を
直接移動させるためのカーソル制御処理を行うカーソル
制御処理部と、相対座標処理部、絶対座標処理部及びカ
ーソル制御処理部のうち、いずれか一の処理部にタブレ
ット入力部から入力された座標を入力座標として選択入
力させる機能切換手段と、相対座標処理部、絶対座標処
理部及びカーソル制御処理部のうち、機能切換手段によ
り選択された一の処理部により処理して得られた座標値
を電気信号に変換してディスプレイ表示部へ出力するこ
とにより、選択された一の処理部により処理して得られ
た座標値に対応する、ディスプレイ表示部の画面上の位
置にカーソルを表示させる出力手段とを有する構成とし
たものである。
【0018】ここで、機能切換手段は、機能切換ボタン
と、機能切換ボタンを操作する毎に相対座標処理部、絶
対座標処理部及びカーソル制御処理部を順次巡回的に切
換選択する選択手段とからなることを特徴とする。
【0019】本発明では、入力部にタブレットを共通に
使用し、機能切換手段により相対座標処理部、絶対座標
処理部及びカーソル制御処理部のうちの任意の一の処理
部による処理を選択して座標入力が行えるため、使用者
が使用目的によって入力機器を変更するという煩わしさ
を解消できる。
【0020】また、本発明におけるカーソル制御処理部
は、タブレット入力部の押下された位置の座標入力によ
り、押下された位置とタブレット入力部の中心との間の
距離から距離を算出し、かつ、押下された位置がタブレ
ット入力部のどの領域にあるかを識別して方向を算出
し、算出した距離に応じてディスプレイ表示部でのカー
ソルの移動量を定める座標値を出力手段へ出力すること
を特徴とする。
【0021】これにより、本発明では、ディスプレイ表
示部の画面上に点滅するカーソルを直接制御することが
可能である。このため、マウス及びキーボードの矢印キ
ーで操作しなくてはならなかったカーソル制御が、同一
のタブレット入力部により直接制御できる。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0023】図1は本発明になる座標入力装置の一実施
の形態の構成を示すブロック図、図2は本発明装置の一
実施の形態の外観図を示す。本発明の実施の形態は、タ
ブレット型ポインティングデバイスで、図2(a)の平
面図及び同図(b)の側面図に示すように、その入力デ
バイス本体(図1の外部装置12を除外した部分)14
は、大部分が感圧型の入力部(タブレット)1によって
占められ、周辺の下部に機能切換ボタン2、クリックボ
タン15がそれぞれ配設された外形である。
【0024】次に、図1の本実施の形態のタブレット型
ポインティングデバイスの構成について説明する。この
タブレット型ポインティングデバイスは、座標入力を行
うための入力部1と、座標入力の機能を切り換えるため
の入力部2と、座標入力されたアナログ信号をディジタ
ル信号へ変換するためのA/D変換部3と、入力された
座標を検出するための座標検出部4と、現在の座標入力
がどの機能であるのか判別するための機能切換ボタン判
別部5と、それぞれの座標入力の機能を処理するための
相対座標処理部6、絶対座標処理部7及びカーソル制御
処理部8と、現在のディスプレイ上の座標を記憶してお
く座標記憶部9と、入力された移動量と方向を電気信号
に変換するための移動距離電気信号変換部10と、その
電気信号を出力するための電気信号出力部11と、座標
検出部4の出力座標値を機能切換ボタン判別部5の出力
で相対座標処理部6、絶対座標処理部7及びカーソル制
御処理部8のいずれか一に選択して入力するスイッチS
W1、SW2及びSW3から構成されている。
【0025】これらの構成要素のうち、座標検出部4、
機能切換ボタン判別部5、相対座標処理部6、絶対座標
処理部7、カーソル制御処理部8、座標記憶部9、移動
距離電気信号変換部10、スイッチSW1、SW2及び
SW3は、実際にはマイクロコンピュータ(以下、マイ
コンと略す)によるソフトウェア制御で実現されるた
め、マイコン制御部13とまとめることができ、マイコ
ン制御部13部分を分かりやすくするため、内部処理を
ブロック図として示したものである。
【0026】また、上記構成部分は、本発明のタブレッ
ト型ポインティングデバイスの入力デバイス本体14と
して示すことができる。この入力デバイス本体14は、
コンピュータ本体、キーボード、表示装置などの外部装
置12と接続されて使用される。
【0027】図3は、本実施の形態のタブレット型ポイ
ンティングデバイスの機能選択の動作を説明するための
図で、機能切換ボタン2により座標入力の機能が切り換
わる順序を示している。図3に示すように、現在、相対
位置指定が選択されているとして、機能切換ボタン2を
押下することにより、絶対位置指定1へ移行する(ステ
ップ102)。同様に、絶対位置指定状態から機能切換
ボタン2を押下することにより、カーソル指定状態へ移
行する(ステップ103)。同様にして、機能切換ボタ
ン2を押下する毎に、カーソル指定、相対位置指定、絶
対位置指定、カーソル位置指定の順序で座標入力の機能
が順次巡回的に切り換わる。なお、この図3で示した機
能順序は入れ替えても問題はない。
【0028】図4は本発明の一実施の形態のタブレット
型ポインティングデバイスの全体の処理の流れを示すフ
ローチャートである。この処理は、現在のマウスカーソ
ル位置を記憶するステップ201と、機能切換ボタン2
の押下を検出するステップ202と、機能切換判別を行
うステップ203と、相対位置制御を処理するステップ
204と、絶対位置制御を処理するステップ205と、
カーソル制御を処理するステップ206と、マウスカー
ソルの位置を記憶するステップ207とからなる。
【0029】図5(a)〜(c)は本発明の一実施の形
態であるタブレット型ポインティングデバイスの絶対位
置指定のフローチャート及び実際の入力の様子を示す図
である。すなわち、図5(a)は、絶対位置指定の流れ
を示すフローチャートであり、現在の座標を検出するス
テップ301と、前回の座標を読み出すステップ302
と、前回の座標と現在の座標を比較し移動距離を算出す
るステップ303と、現在の座標を記憶するステップ3
04と、移動距離分を電気信号に変換するステップ30
5と、電気信号を出カするステップ306とからなる。
【0030】図5(b)は、タブレットから絶対位置指
定を入力する様子を示したものであり、図5(c)は、
図5(b)で指定された座標入力のポイントへディスプ
レイ上のマウスカーソルを移動させる様子を示す。
【0031】図6(a)〜(c)は本発明の一実施の形
態のタブレット型ポインティングデバイスの相対位置指
定のフローチャート及び実際の入力の様子を示した図で
ある。すなわち、図6(a)は相対位置指定の流れを示
すフローチャートであり、タブレット入力部1を最初に
押下した位置を求める開始座標検出ステップ401と、
タブレット入力部1から離れた位置を求める終了座標検
出ステップ402と、開始座標と終了座標から求めた移
動距離を求める移動距離算出ステップ403と、前回の
座標を読み出すステップ404と、前回の座標と移動距
離により求める現在の座標算出ステップ405と、現在
の座標を記憶するステップ406と、移動距離分を電気
信号に変換するステップ407と、電気信号を出力する
ステップ408とからなる。
【0032】図6(b)は、タブレットから相対位置指
定を入力する様子を示したものであり、図6(c)は図
6(b)で入力された座標入力に対応してディスプレイ
上のマウスカーソルを移動させるというものを示したも
のである。
【0033】図7(a)〜(d)は、本発明の一実施の
形態のタブレット型ポインティングデバイスのカーソル
制御のフローチャート及び実際の入力の様子を示した図
である。すなわち、図7(a)は、カーソル制御の流れ
を示すフローチャートであり、タブレット入力部を押下
した位置とタブレットの中心位置とを比較しタブレット
の中心位置からの距離と方向を算出するステップ501
と、上記で算出した距離と方向をディスプレイ上で実際
に移動する距離と方向に変換するステップ502と、移
動距離分を電気信号に変換するステップ503と、電気
信号を出力するステップ504とからなる。
【0034】図7(b)はカーソル制御においてタブレ
ット入力部の中心からの移動方向を示したものであり、
図7(c)はタブレットからカーソル制御を入力した様
子を示したものであり、図7(d)は図7(c)で入力
された座標入力に対応してディスプレイ上のカーソルを
移動させることを示したものである。
【0035】図8(a)〜(c)は本発明の一実施の形
態のタブレット型ポインティングデバイスが実際に使用
される環境の具体例を示す図である。図8(a)は本発
明の一実施の形態のタブレット型ポインティングデバイ
ス本体14を、コンピュータ25、ディスプレイ26及
びキーボード27からなる外部装置12と接続して使用
する場合を示す。
【0036】図8(b)はキーボード28にこの実施の
形態のタブレット型ポインティングデバイス本体14を
組み込んだ場合を示す。図8(c)は外部装置12とし
てのノート型コンピュータ29のキーボード部分にこの
実施の形態のタブレット型ポインティングデバイス本体
14を組み込んだ場合を示す。
【0037】次に、このように構成された本実施の形態
のタブレット型ポインティングデバイスの動作につい
て、図4のフローチャートと共に説明する。
【0038】マウスカーソルが外部装置12のディスプ
レイ上に表示されるアプリケーションソフトを起動させ
た場合、マウスカーソルが必ずディスプレイの中心にな
るようになっているので、そのときのマウスカーソルの
位置を(Xm,Ym)としてタブレットの中心として記
憶させておく(ステップ201)。
【0039】次に、機能切換ボタン判別部5より入力部
機能切換ボタン2が押下されたかどうかを判別して、現
在機能切換ボタン2がどの機能になっているかを検出す
る(ステップ202)。ここで、アプリケーションソフ
ト起動時以後、一度も機能切換ボタン2を押下しなけれ
ば、機能切換ボタン検出は選択aを検出する。
【0040】続いて、ステップ202で検出された選択
値より、その選択値に合わせた処理へ移行する(ステッ
プ203)。すなわち、ステップ203で選択aと判別
された場合、マウスカーソルを相対的に移動させる相対
位置制御の処理を行う(ステップ204)。ステップ2
03で選択bと判別された場合、マウスカーソルを絶対
位置として移動させる絶対位置制御の処理を行う(ステ
ップ205)。また、ステップ203で選択cと判別さ
れた場合、ディスプレイ上で点滅しているカーソルを移
動させるカーソル制御の処理を行う(ステップ20
6)。
【0041】上記のステップ204、ステップ205又
はステップ206の座標入力処理が終了した後、現在の
ディスプレイ上のマウスカーソルの位置を(Xm,Y
m)として記憶させておく(ステップ207)。ここで
の座標(Xm,Ym)の記憶は、機能切換ボタン2によ
り機能が切り換わっても、現在のマウスカーソルの位置
を知ることにより、相対位置指定、絶対位置指定の処理
がスムーズに動作するために必要であり、相対位置およ
び絶対位置での処理の中で、座標計算により移動距離な
どを求める際に必要となる。
【0042】以上の処理が終了すると、機能切換ボタン
検出のステップ201へ戻る。上記の順序で、本実施の
形態のタブレット型ポインティングデバイスは無限ルー
プの処理を行い、常にどの機能の座標入力処理でも切り
換えることが可能であり、また切り換えた処理を行え
る。
【0043】次に、図4中のステップ205に示した絶
対位置制御の処理を図5と共に詳細に説明する。図5
(a)において、まず、現在のタブレット入力部1に入
力されたポイントA(図5(b)参照)を検出して座標
(X,Y)を求める(ステップ301)。
【0044】続いて、前回座標記憶部9に記憶したマウ
スカーソルの座標(Xm,Ym)を座標記憶部9から呼
び出した後(ステップ302)、この座標値(Xm,Y
m)からステップ301で検出した現在座標(X,Y)
を差し引くことにより、移動距離(X1,Y1)を算出
して座標記憶部9に記憶する(ステップ303)。
【0045】次に、現在のマウスカーソル座標(X,
Y)を今度は前回の座標として取り扱うために、座標記
憶部9に記憶されている座標(Xm,Ym)に座標
(X,Y)を代入、すなわち、座標(Xm,Ym)を座
標(X,Y)に更新する(ステップ304)。
【0046】次に、ステップ303で算出して記憶した
移動距離(X1,Y1)を座標記憶部9から読み出して
マウスカーソルが移動するように、移動距離電気信号変
換部10で電気信号に変換し(ステップ305)、この
変換した電気信号を電気信号出力部11を介して外部装
置12へ出力する(ステップ306)。
【0047】以上の動作により、外部装置12の表示装
置のディスプレイ上のマウスカーソルがタブレットを押
下したポイントA’へ移動する(図5(c)参照)。
【0048】次に、図4中のステップ204に示した相
対位置制御の処理を図6と共に詳細に説明する。図6
(a)において、まず、現在の開始座標(Xs,Ys)
の座標データがクリアされているかを判別して(ステッ
プ401)、開始座標(Xs,Ys)がクリアされてい
たら開始座標検出を行い開始座標(Xs,Ys)を検出
し(ステップ402)、図4に示した全体の処理へ移行
する。
【0049】図4に示したように、全体の処理の流れは
無限ループになっているので、次に相対位置指定の処理
に戻ってきたときには、開始座標(Xs,Ys)がクリ
アされていないので、ステップ401の判別結果より、
終了座標検出の処理を行い、終了座標(Xe,Ye)を
検出する(ステップ403)。このときの終了座標(X
e,Ye)とは、タブレット入力部1が押下されている
現在位置のことであり、タブレット入力部1の押下を止
めた位置ではない。
【0050】続いて、ステップ403で検出した終了座
標(Xe,Ye)からステップ402で検出した開始座
標(Xs,Ys)を差し引くことにより、移動座標(X
1,Y1)を算出して座標記憶部9に記憶する(ステッ
プ404)。次に、前回座標記憶部9に記憶したマウス
カーソルの座標(Xm,Ym)を座標記憶部9から読み
出し(ステップ405)、これをステップ404で算出
した移動距離(X1,Y1)に加算することにより、現
在のディスプレイ上の座標(X,Y)を算出する(ステ
ップ406)。
【0051】そして、ステップ406で算出した現在の
マウスカーソル座標(X,Y)を今度は前回の座標とし
て取り扱うために、座標記憶部9に記憶されている座標
(Xm,Ym)に座標(X,Y)を代入、すなわち、座
標(Xm,Ym)を座標(X,Y)に更新する(ステッ
プ407)。
【0052】続いて、開始座標(Xe,Ye)をクリア
してから(ステップ408)、ステップ404で算出し
て記憶した移動距離(X1,Y1)を座標記憶部9から
読み出してマウスカーソルが移動するように、移動距離
電気信号変換部10で電気信号に変換し(ステップ40
9)、この変換した電気信号を電気信号出力部11を介
して外部装置12へ出力する(ステップ410)。
【0053】以上の動作により、タブレット入力部1に
図6(b)にA→B→C→...→Hに示す軌跡で入力
を行うと、外部装置12の表示装置のディスプレイ上の
マウスカーソルが、図6(c)にA’→B’→C’
→...→H’で示すように相対的に移動する。ここ
で、図6(b)はDの位置でタブレット入力部1の押下
を止め、その後にEの位置で押下を再度開始してHの位
置まで連続的に押下した場合を示しており、この場合
は、図6(c)に示すように、Dの座標入力位置に対応
してディスプレイ上に表示されるマウスカーソル位置
D’と、Eの座標入力位置に対応してディスプレイ上に
表示されるマウスカーソル位置E’とは同じ位置とな
る。
【0054】次に、図4中のステップ206に示したカ
ーソル制御の処理を図7と共に詳細に説明する。図7
(a)において、まず、図1に示したタブレット入力部
1を押下すると、タブレット自体の中心部と押下された
ポイントよりタブレットの中心からの距離と方向を算出
する(ステップ501)。
【0055】ここで、タブレット入力部1は、図7
(b)に示すように、タブレットの中心を基準として対
角線上に上下左右に移動方向が分かれている形をとって
いる。ステップ501で算出する方向は、上記の上下左
右の方向のいずれかである。
【0056】続いて、ステップ501で算出した距離と
方向をディスプレイ上で実際に移動する距離と方向へと
変換する(ステップ502)。このとき、タブレット入
力部1の中心からの距離によって点滅カーソルが移動す
る量が増減する。
【0057】例えば、タブレット入力部1の中心位置か
ら図7(c)に示す領域20内の距離d1のポイントを
押下したときと、同じ領域20内の距離d2のポイント
を押下したときとでは、ディスプレイ上での点滅カーソ
ルの移動方向は同じ右方向であるが、移動量が図7
(c)にd1’及びd2’で示すように中心位置からの
距離に応じて異なる。すなわち、タブレット入力部1の
中心位置から遠いところを押下するほど、点滅カーソル
がより遠くへ移動するということである。
【0058】上記ステップ502で変換された移動距離
は、図1に示した移動距離電気信号変換部10で電気信
号に変換され(ステップ503)、この変換された電気
信号が電気信号出力部11を介して外部装置12へ出力
される(ステップ504)。
【0059】以上の動作により、図7(c)及び(d)
に示したようなカーソル制御の処理を行うことができ
る。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
入力部にタブレットを共通に使用し、機能切換手段によ
り相対座標処理部、絶対座標処理部及びカーソル制御処
理部のうちの任意の一の処理部による処理を選択して座
標入力が行えるため、使用者が使用目的によって入力機
器を変更するという煩わしさを解消でき、また、タブレ
ット入力部を相対座標処理、絶対座標処理及びカーソル
制御処理のいずれにも共通に使用することができるた
め、作業空間が省スペースで済み、座標入力装置の操作
性を向上させることができる。
【0061】また、本発明によれば、ディスプレイ表示
部の画面上に点滅するカーソルを直接制御することがで
きるため、マウス及びキーボードの矢印キーで操作しな
くてはならなかったカーソル制御が、同一のタブレット
入力部により直接制御できるため、使用者の操作性の向
上を図ることができると共に、省スペースでの作業が実
現できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の構成を示すブロック図
である。
【図2】本発明の一実施の形態の外観図である。
【図3】本発明の一実施の形態の機能選択動作説明図で
ある。
【図4】本発明の一実施の形態の全体処理のフローチャ
ートである。
【図5】本発明の一実施の形態の絶対位置指定のフロー
チャート及び実際の入力の様子を示す図である。
【図6】本発明の一実施の形態の相対位置指定のフロー
チャート及び実際の入力の様子を示す図である。
【図7】本発明の一実施の形態のカーソル制御のフロー
チャート及び実際の入力の様子を示す図である。
【図8】本発明の一実施の形態が実際に使用される環境
の具体例を示す図である。
【符号の説明】
1 入力部(タブレット) 2 入力部(機能切換ボタン) 3 A/D変換部 4 座標検出部 5 機能切換ボタン判別部 6 相対座標処理部 7 絶対座標処理部 8 カーソル制御処理部 9 座標記憶部 10 移動距離電気信号変換部 11 電気信号出力部 12 外部装置 13 マイコン制御部 14 入力デバイス本体 15 クリックボタン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスプレイ表示部に表示されるカーソ
    ルの位置を指定する座標を入力するためのタブレット入
    力部と、 入力座標に対して相対座標入力処理を行う相対座標処理
    部と、 入力座標に対して絶対座標入力処理を行う絶対座標処理
    部と、 入力座標に対して前記カーソルの位置を直接移動させる
    ためのカーソル制御処理を行うカーソル制御処理部と、 前記相対座標処理部、絶対座標処理部及びカーソル制御
    処理部のうち、いずれか一の処理部に前記タブレット入
    力部から入力された座標を前記入力座標として選択入力
    させる機能切換手段と、 前記相対座標処理部、絶対座標処理部及びカーソル制御
    処理部のうち、前記機能切換手段により選択された一の
    処理部により処理して得られた座標値を電気信号に変換
    して前記ディスプレイ表示部へ出力することにより、該
    選択された一の処理部により処理して得られた座標値に
    対応する、該ディスプレイ表示部の画面上の位置に前記
    カーソルを表示させる出力手段とを有することを特徴と
    する座標入力装置。
  2. 【請求項2】 前記機能切換手段は、機能切換ボタン
    と、該機能切換ボタンを操作する毎に前記相対座標処理
    部、絶対座標処理部及びカーソル制御処理部を順次巡回
    的に切換選択する選択手段とからなることを特徴とする
    請求項1記載の座標入力装置。
  3. 【請求項3】 前記ディスプレイ表示部の画面上のカー
    ソルの現在位置を、前記タブレット入力部から入力され
    た絶対座標として記憶する記憶部を有することを特徴と
    する請求項1又は2記載の座標入力装置。
  4. 【請求項4】 前記相対処理部は、前記タブレット入力
    部への押下を開始した座標位置から移動して該押下の移
    動を停止した座標位置までの移動距離を算出し、該移動
    距離に前回の座標を加算した座標を現在の座標として算
    出すると共に、該現在の座標を前記前回の座標として更
    新し、該現在の座標を前記処理して得られた座標値とし
    て前記出力手段へ出力することを特徴とする請求項1記
    載の座標入力装置。
  5. 【請求項5】 前記カーソル制御処理部は、前記タブレ
    ット入力部の押下された位置の座標入力により、該押下
    された位置と前記タブレット入力部の中心との間の距離
    から距離を算出し、かつ、該押下された位置が前記タブ
    レット入力部のどの領域にあるかを識別して方向を算出
    し、該算出した距離に応じて前記ディスプレイ表示部で
    の前記カーソルの移動量を定める座標値を前記出力手段
    へ出力することを特徴とする請求項1記載の座標入力装
    置。
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