JP2500427B2 - バイポ―ラ型半導体装置の製造方法 - Google Patents

バイポ―ラ型半導体装置の製造方法

Info

Publication number
JP2500427B2
JP2500427B2 JP7770093A JP7770093A JP2500427B2 JP 2500427 B2 JP2500427 B2 JP 2500427B2 JP 7770093 A JP7770093 A JP 7770093A JP 7770093 A JP7770093 A JP 7770093A JP 2500427 B2 JP2500427 B2 JP 2500427B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oxide film
mask
film
conductivity type
semiconductor substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7770093A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06318601A (ja
Inventor
泉 大佐賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
Priority to JP7770093A priority Critical patent/JP2500427B2/ja
Publication of JPH06318601A publication Critical patent/JPH06318601A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2500427B2 publication Critical patent/JP2500427B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bipolar Transistors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、素子分離領域に対し自
己整合された埋込み拡散層を有するバイポーラトランジ
スタを含む半導体装置の製造方法に関し、特に耐圧の改
善されたバイポーラトランジスタを含む半導体装置の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】高耐圧の素子を含む半導体装置の製造方
法として、MOS型トランジスタに関するものである
が、図3乃至図4に示すものが知られている(特開昭6
3−261728号公報)。以下、図3、図4を参照し
て従来技術について説明する。まず、図3の(a)に示
すように、p型半導体基板201上に薄いパッド酸化膜
202およびシリコン窒化膜203を積層し、さらに全
面にフォトレジスト膜204をスピンコートにより形成
した後、フォトリソグラフィ技術を用いてこれを所望の
形状にパターニングする。
【0003】次に、図3の(b)に示すように、前記フ
ォトレジスト膜204をマスクとしてエッチングを行い
凸領域205を形成する。ここで、凸領域205の側壁
は異方性エッチングによっておおむね垂直になされてい
る。次に、図3の(c)に示すように、凸領域205を
形成するためのマスクとして用いたフォトレジスト膜2
04を除去し、シリコン窒化膜203がその上に形成さ
れてなる凸領域205を含む全面にCVD酸化膜206
aを形成する。
【0004】次に、図4の(a)に示すように、全面に
形成されたCVD酸化膜206aをRIE(反応性イオ
ンエッチング)法等の異方性エッチングによってエッチ
バックして、前記凸領域205の側壁にサイドウォール
206を形成し、シリコン窒化膜203およびサイドウ
ォール206をマスクとしてボロン(B)をイオン注入
する。このときのサイドウォール幅がチャネルストッパ
領域となるp+ 型拡散層のオフセット幅となる。
【0005】イオン注入後、図4の(b)に示すよう
に、アニールを行ってチャネルストッパ領域となるp+
型拡散層207を形成し、シリコン窒化膜203をマス
クとして熱酸化を行ってフィールド酸化膜208を形成
する。次に、図4の(c)に示すように、シリコン窒化
膜203を除去し、さらにパッド酸化膜202を除去し
て、ゲート酸化膜、ゲート電極等(いずれも図示なし)
を形成した後、凸領域205の表面部にMOSトランジ
スタのソース・ドレイン領域となるn+ 型拡散層209
を形成する。
【0006】この方法により形成された半導体装置で
は、素子を構成するn+ 型拡散層209とチャネルスト
ッパ領域となるp+ 型拡散層207とが横方向にも縦方
向にも隔離されるため、高不純物濃度領域同士の接触が
回避され、半導体素子の耐圧が向上する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術は、
MOSトランジスタを形成することを前提とするもので
あるため、この技術をそのままバイポーラ型半導体装置
に適用することはできない。上記製法ではバイポーラト
ランジスタに必要なコレクタ埋込み層が形成できないた
め、要求される特性を満たす素子を形成することができ
ないからである。
【0008】また、従来技術は、MOS型半導体装置の
耐圧向上を目的とするものであるため、p+ 型拡散層2
07およびn+ 型拡散層209を形成した後には高温
(1000℃以上)の熱処理を行わないことを前提とし
ている。そのため、最大でもサブミクロンオーダーのオ
フセット幅しか得られないサイドウォールでも十分なマ
ージンが得られる。しかし、バイポーラ型半導体素子で
は埋込み層形成後にも数回の1000℃以上の熱処理が
必要となるため、サイドウォールによってオフセット幅
を得ている従来法では、マージンが不足して高不純物濃
度領域同士が接触する可能性があり、耐圧低下の虞が生
じる。したがって、本発明の目的とするところは、素子
分離のための埋込み層とバイポーラトランジスタのため
の埋込み層との距離を十分に離すことのできる製造方法
を提供し、もってブレークダウン耐圧が高くかつ特性の
優れたバイポーラトランジスタを有する半導体装置を製
造しうるようにすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のバイポーラ型半
導体装置の製造方法は、第1導電型半導体基板(10
1)上に耐酸化膜(103)を形成しバイポーラトラン
ジスタ形成領域上に選択的にフォトレジスト膜(10
4)を形成する工程と、前記フォトレジスト膜をマスク
として前記耐酸化膜および前記半導体基板にエッチング
を施して半導体基板に選択的に凹所を形成する工程と、
前記凹所に第1導電型不純物を導入した後前記耐酸化膜
(103)をマスクとして熱酸化を行い前記凹所にマス
ク酸化膜(106)を形成する工程と、前記耐酸化膜
(103)を除去した後前記マスク酸化膜をマスクとし
て第2導電型不純物を導入して前記バイポーラトランジ
スタ形成領域に高濃度不純物領域(107)を形成する
工程と、前記マスク酸化膜(106)を除去した後全面
に第2導電型半導体層(108)をエピタキシャル成長
させる工程と、前記高濃度不純物領域(107)を埋込
み拡散層とするバイポーラトランジスタを前記第2導電
型半導体層(108)内に形成する工程と、を備えるも
のである。
【0010】また、前記フォトレジスト膜(104)を
マスクとした耐酸化膜(103)および半導体基板(1
01)のエッチング工程において、前記耐酸化膜(10
3)には異方性のエッチングを施し、そして前記半導体
基板(101)には等方性のエッチングを施すようにす
ることができる。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1(a)〜(d)乃至図2(a)〜
(c)は、本発明の一実施例の製造工程を示す工程断面
図である。まず、図1の(a)に示すように、単結晶シ
リコンからなるp型半導体基板101上にパッド酸化膜
102とシリコン窒化膜103を順次堆積し、さらに全
面にフォトレジスト膜104を塗布した後、トランジス
タ形成予定領域上に残すようにこれをパターニングす
る。
【0012】次に、図1の(b)に示すように、フォト
レジスト膜104をマスクとしてシリコン窒化膜10
3、パッド酸化膜102およびp型半導体基板101を
RIE(反応性イオンエッチ)法等によりエッチングす
る。このときシリコン窒化膜103、パッド酸化膜10
2は異方性の高いRIE法にてエッチングし、p型半導
体基板101は等方性のRIE法によりあるいはプラズ
マエッチング法によりエッチングをし、さらに、シリコ
ン窒化膜103下部のパッド酸化膜102をフッ酸を用
いてエッチング除去する。このように等方性エッチング
で半導体基板をエッチングすることにより、シリコン窒
化膜103を半導体基板101から庇状に突出させるこ
とができる(この庇状突出部の長さは1〜1.5μm程
度とすることができ、これが後に形成される、p+ 型埋
込み層105とn+ 型埋込み層107との間の横方向の
マージンとなる)。
【0013】次に、図1の(c)に示すように、フォト
レジスト膜104をマスクとしてボロン(B)をイオン
注入する。さらに、図1の(d)に示すように、フォト
レジスト膜104を除去した後、950℃で30分程度
アニールを行ってp+ 型埋込み層105を形成し、さら
に950℃程度でスチーム熱酸化を行って膜厚8000
Å程度のマスク酸化膜106を形成する。このときマス
ク酸化膜106に形成されるバーズビークはp+ 型埋込
み層105と、この後形成されるn+ 型埋込み層107
との間の追加のマージンを与える。
【0014】次に、図2の(a)に示すように、シリコ
ン窒化膜103を除去した後、マスク酸化膜106をマ
スクとしてヒ素(As)を高濃度にイオン注入する。次
に、図2の(b)に示すように、950℃で30分程度
アニールを行ってn+ 型埋込み層107を形成し、続い
てマスク酸化膜106をエッチング除去する。ここに、
+ 型埋込み層105に自己整合されたn+ 型埋込み層
107が形成されたことになる。
【0015】次に、リンドープされたシリコンをエピタ
キシャル成長させて、n- 型エピタキシャル層108を
形成し、このn- 型エピタキシャル層108中のn+
埋込み層107上にベース領域109、エミッタ領域1
10、コレクタ取り出し領域111を形成してnpnト
ランジスタを形成し、またボロンのイオン注入によりエ
ピタキシャル層108中のp+ 型埋込み層105上にp
+ 型絶縁分離領域112を形成する[図2の(c)]。
【0016】以上好ましい実施例について説明したが、
本発明は上記実施例に限定されるものではなく各種変更
が可能である。例えば、半導体基板に対する等方性エッ
チングを湿式で行うことができ、また熱処理や熱酸化時
の温度等は適宜変更しうる。さらに、実施例における導
電型をすべて逆にすることができる。また、本発明はバ
イポーラ素子のみを搭載した半導体装置だけでなく、B
iCMOSを含むMOSトランジスタとの混在型半導体
装置にも適用しうるものである。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のバイポー
ラ型半導体装置の製造方法は、バイポーラトランジスタ
のn+ 型埋込み層107を絶縁分離のためのp+ 型埋込
み層に対して自己整合的に形成するものにおいて、p+
型埋込み層105を半導体基板の凹所に形成し、n+
埋込み層107を熱酸化によって形成された酸化膜10
6をマスクとして基板凸部に形成するようにしたので、
+ 型埋込み層107とp+ 型埋込み層105とを横方
向および深さ方向において隔離することが可能になる。
さらに、基板凹所を等方性エッチングにて形成すること
により横方向のマージンを十分に確保するようにするこ
とができる。よって、本発明によれば、バイポーラ型半
導体装置の降状電圧を高くすることが可能となり、高耐
圧化が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す工程断面図の一部。
【図2】 本発明の一実施例を示す工程断面図の一部。
【図3】 従来例の工程断面図の一部。
【図4】 従来例の工程断面図の一部。
【符号の説明】
101、201・・・p型半導体基板 102、202・・・パッド酸化膜 103、203・・・シリコン窒化膜 104、204・・・フォトレジスト膜 105・・・p+ 型埋込み層 106・・・マスク酸化膜 107・・・n+ 型埋込み層 108・・・n- 型エピタキシャル層 109・・・ベース領域 110・・・エミッタ領域 111・・・コレクタ取り出し領域 112・・・p+ 型絶縁分離領域 206・・・サイドウォール 206a・・・CVD酸化膜 207・・・p+ 型拡散層 208・・・フィールド酸化膜 209・・・n+ 型拡散層

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型半導体基板上に耐酸化膜を形
    成しバイポーラトランジスタ形成予定領域上に選択的に
    フォトレジスト膜を形成する工程と、 前記フォトレジスト膜をマスクとして前記耐酸化膜に異
    方性のエッチングを、続いて前記半導体基板に等方性の
    エッチングを施して半導体基板に選択的に凹所を形成す
    る工程と、 前記凹所に第1導電型不純物を導入した後前記耐酸化膜
    をマスクとして熱酸化を行い前記凹所にマスク酸化膜を
    形成する工程と、 前記耐酸化膜を除去した後前記マスク酸化膜をマスクと
    して第2導電型不純物を導入して前記バイポーラトラン
    ジスタ形成予定領域に高濃度不純物領域を形成する工程
    と、 前記マスク酸化膜を除去した後全面に第2導電型半導体
    層をエピタキシャル成長させる工程と、 前記高濃度不純物領域を埋込み拡散層とするバイポーラ
    トランジスタを前記第2導電型半導体層内に形成する工
    程と、 を備えるバイポーラ型半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第1導電型半導体基板上に前記耐酸
    化膜を形成するに先立って、前記第1導電型半導体基板
    上にパッド酸化膜を形成することを特徴とする請求項1
    記載のバイポーラ型半導体装置の製造方法。
JP7770093A 1993-03-11 1993-03-11 バイポ―ラ型半導体装置の製造方法 Expired - Lifetime JP2500427B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7770093A JP2500427B2 (ja) 1993-03-11 1993-03-11 バイポ―ラ型半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7770093A JP2500427B2 (ja) 1993-03-11 1993-03-11 バイポ―ラ型半導体装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06318601A JPH06318601A (ja) 1994-11-15
JP2500427B2 true JP2500427B2 (ja) 1996-05-29

Family

ID=13641178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7770093A Expired - Lifetime JP2500427B2 (ja) 1993-03-11 1993-03-11 バイポ―ラ型半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2500427B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100707017B1 (ko) * 2001-05-31 2007-04-11 비오이 하이디스 테크놀로지 주식회사 박막 트랜지스터 액정표시장치의 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06318601A (ja) 1994-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0355984B2 (ja)
JP2720793B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH04234146A (ja) 半導体装置のフィールド酸化膜形成方法
US7391077B2 (en) Vertical type semiconductor device
JP2500427B2 (ja) バイポ―ラ型半導体装置の製造方法
EP0236811A2 (en) Method of manufacturing semiconductor device
JPH0661343A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2883242B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP3207561B2 (ja) 半導体集積回路およびその製造方法
JP3166729B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP3707978B2 (ja) 半導体集積回路とその製造方法
JPH04216651A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0645341A (ja) 半導体装置の製造方法
JP3134830B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP3219191B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPS59217363A (ja) バイポ−ラ型半導体装置の製造方法
JPH034539A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH05218064A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0547923A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH05347312A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH05304164A (ja) 半導体装置
JPH06310520A (ja) バイポーラトランジスタの製造方法
JPS63305556A (ja) 半導体集積回路およびその製造方法
JPH061815B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPS60251640A (ja) 半導体装置およびその製造方法