JP2500081B2 - ポリオレフィン樹脂組成物 - Google Patents
ポリオレフィン樹脂組成物Info
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- JP2500081B2 JP2500081B2 JP3072135A JP7213591A JP2500081B2 JP 2500081 B2 JP2500081 B2 JP 2500081B2 JP 3072135 A JP3072135 A JP 3072135A JP 7213591 A JP7213591 A JP 7213591A JP 2500081 B2 JP2500081 B2 JP 2500081B2
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- titanium oxide
- polyolefin resin
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K3/00—Use of inorganic substances as compounding ingredients
- C08K3/34—Silicon-containing compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C08K3/22—Oxides; Hydroxides of metals
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K7/00—Use of ingredients characterised by shape
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、酸化チタンと板状無機
フィラーを含有し、自動車のメーターケースの材料等と
して好適に使用することができるポリオレフィン樹脂組
成物に関する。
フィラーを含有し、自動車のメーターケースの材料等と
して好適に使用することができるポリオレフィン樹脂組
成物に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
自動車のメーターケース用材料としての需要を中心に、
明度が高くかつ遮光性に優れたポリオレフィンが強く望
まれている。従来、この要求を満足するために、ポリオ
レフィンに多量の酸化チタンを配合することが行なわれ
ているが、この樹脂組成物は多量の酸化チタンを含むた
めに比重が大きく、しかも成形性が悪いという欠点があ
る上、経済性の点でも非常に問題がある。
自動車のメーターケース用材料としての需要を中心に、
明度が高くかつ遮光性に優れたポリオレフィンが強く望
まれている。従来、この要求を満足するために、ポリオ
レフィンに多量の酸化チタンを配合することが行なわれ
ているが、この樹脂組成物は多量の酸化チタンを含むた
めに比重が大きく、しかも成形性が悪いという欠点があ
る上、経済性の点でも非常に問題がある。
【０００３】これに対し、上記欠点を解消するためにい
くつかの提案がなされている。例えば、特開昭６０−６
０１４６号公報及び特開昭５６−１０９２３５号公報に
は、ポリオレフィンに酸化チタンと共に特定の無機フィ
ラーを配合することが開示されている。しかし、これら
公報に開示された技術は、前記欠点を解消する点で効果
が不十分で、酸化チタンの配合量を大幅に低減すること
ができない。本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、酸化チタンの配合量を低減し、しかも明度を保持し
つつ遮光性を飛躍的に向上させたポリオレフィン樹脂組
成物を提供することを目的とする。
くつかの提案がなされている。例えば、特開昭６０−６
０１４６号公報及び特開昭５６−１０９２３５号公報に
は、ポリオレフィンに酸化チタンと共に特定の無機フィ
ラーを配合することが開示されている。しかし、これら
公報に開示された技術は、前記欠点を解消する点で効果
が不十分で、酸化チタンの配合量を大幅に低減すること
ができない。本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、酸化チタンの配合量を低減し、しかも明度を保持し
つつ遮光性を飛躍的に向上させたポリオレフィン樹脂組
成物を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者らは、
上記目的を達成するために鋭意検討を行なった結果、ポ
リオレフィンに酸化チタン及び特定の無機フィラーを配
合した明度の高い白色組成物にさらに微量のカーボンブ
ラックを配合することにより、明度を保持しつつ遮光性
が飛躍的に向上することを知見し、本発明をなすに至っ
た。したがって、本発明は、下記成分，，及び
からなることを特徴とするポリオレフィン樹脂組成物を
提供する。 ，，成分の合計量に対して６０〜９６重量％
のポリオレフィン。 ，，成分の合計量に対して３〜２５重量％の
酸化チタン。 ，，成分の合計量に対して３〜３０重量％の
板状無機フィラー。 ，，成分の合計量に対して５〜１５０ｐｐｍ
のカーボンブラック。を提供する。
上記目的を達成するために鋭意検討を行なった結果、ポ
リオレフィンに酸化チタン及び特定の無機フィラーを配
合した明度の高い白色組成物にさらに微量のカーボンブ
ラックを配合することにより、明度を保持しつつ遮光性
が飛躍的に向上することを知見し、本発明をなすに至っ
た。したがって、本発明は、下記成分，，及び
からなることを特徴とするポリオレフィン樹脂組成物を
提供する。 ，，成分の合計量に対して６０〜９６重量％
のポリオレフィン。 ，，成分の合計量に対して３〜２５重量％の
酸化チタン。 ，，成分の合計量に対して３〜３０重量％の
板状無機フィラー。 ，，成分の合計量に対して５〜１５０ｐｐｍ
のカーボンブラック。を提供する。
【０００５】以下、本発明につき更に詳しく説明する。
まず、各成分について詳述する。 ポリオレフィン ポリオレフィンとしては、特に限られないが、エチレ
ン，プロピレン，ブチレン等のα−オレフィンの単独重
合体，α−オレフィンと他のα−オレフィンとの共重合
体，ブロック共重合体等を使用することができる。これ
らの中では、プロピレン単独重合体又は結晶性エチレン
−プロピレン共重合体、特にプロピレン単独重合体が好
ましい。なかでも、ＭＩ（メルトインデックス）が１０
ｇ／１０分以上、特に１５〜６０ｇ／１０分のプロピレ
ン単独重合体又は結晶性エチレン−プロピレン共重合体
が好ましい。ポリオレフィンの配合量は、〜成分の
合計量の６０〜９６重量％、好ましくは７５〜９０重量
％である。６０重量％未満では衝撃強度が低くなる場合
があり、かつ成形性が不良となり、９６重量％を超える
と遮光性が不良となる。
まず、各成分について詳述する。 ポリオレフィン ポリオレフィンとしては、特に限られないが、エチレ
ン，プロピレン，ブチレン等のα−オレフィンの単独重
合体，α−オレフィンと他のα−オレフィンとの共重合
体，ブロック共重合体等を使用することができる。これ
らの中では、プロピレン単独重合体又は結晶性エチレン
−プロピレン共重合体、特にプロピレン単独重合体が好
ましい。なかでも、ＭＩ（メルトインデックス）が１０
ｇ／１０分以上、特に１５〜６０ｇ／１０分のプロピレ
ン単独重合体又は結晶性エチレン−プロピレン共重合体
が好ましい。ポリオレフィンの配合量は、〜成分の
合計量の６０〜９６重量％、好ましくは７５〜９０重量
％である。６０重量％未満では衝撃強度が低くなる場合
があり、かつ成形性が不良となり、９６重量％を超える
と遮光性が不良となる。
【０００６】 酸化チタン 酸化チタンとしては、公知の硫酸法や塩素法で製造した
いずれのものでも使用できる。また、ルチル形，アナタ
ーゼ形のいずれでもよいが、塩素法で得られたルチル形
のものが特に好ましい。 酸化チタンの配合量は、〜成分の合計量の３〜２５
重量％、好ましくは４〜２０重量％である。３重量％未
満では組成物の遮光性が悪くなり、２５重量％を超える
と比重が大きくなると共に、衝撃強度が低下し、しかも
経済的でなくなる。
いずれのものでも使用できる。また、ルチル形，アナタ
ーゼ形のいずれでもよいが、塩素法で得られたルチル形
のものが特に好ましい。 酸化チタンの配合量は、〜成分の合計量の３〜２５
重量％、好ましくは４〜２０重量％である。３重量％未
満では組成物の遮光性が悪くなり、２５重量％を超える
と比重が大きくなると共に、衝撃強度が低下し、しかも
経済的でなくなる。
【０００７】 板状無機フィラー 本発明で用いる板状無機フィラーとは、いわゆる板状の
ものを指すが、アスペクト比（フレークの平均直径／平
均厚み）が３以上であるものが好適である。板状無機フ
ィラーとしては、特に限られないが、タルク，マイカ，
セリサイト及びクレーから選ばれる１種類以上を好まし
く使用でき、特にタルク，マイカが好適である。 板状無機フィラーの配合量は、〜成分の合計量の３
〜３０重量％、好ましくは５〜２５重量％である。３重
量％未満では遮光性の改良効果及び剛性の改良効果がい
ずれも少なく、３０重量％を超えると組成物の比重が大
きくなり、かつ成形性が悪くなるとともに、衝撃強度が
低下する。
ものを指すが、アスペクト比（フレークの平均直径／平
均厚み）が３以上であるものが好適である。板状無機フ
ィラーとしては、特に限られないが、タルク，マイカ，
セリサイト及びクレーから選ばれる１種類以上を好まし
く使用でき、特にタルク，マイカが好適である。 板状無機フィラーの配合量は、〜成分の合計量の３
〜３０重量％、好ましくは５〜２５重量％である。３重
量％未満では遮光性の改良効果及び剛性の改良効果がい
ずれも少なく、３０重量％を超えると組成物の比重が大
きくなり、かつ成形性が悪くなるとともに、衝撃強度が
低下する。
【０００８】 カーボンブラック カーボンブラックとしては、その種類に限定はなく、例
えばチャンネルブラック，ファーネスブラック，サーマ
ルブラック，アセチレンブラック等のいずれのものでも
使用することができる。 カーボンブラックの配合量は、〜成分の合計量の５
〜１５０ｐｐｍ（重量ｐｐｍ）、好ましくは１０〜１０
０ｐｐｍである。５ｐｐｍ未満では遮光性の改良効果が
少なく、１５０ｐｐｍを超えると明度が低下すると共
に、酸化チタンが少ないときには色相が白色ではなくて
グレーになることがある。本発明組成物の製法に限定は
なく、二軸混練機などの通常の混練機を用いて製造する
ことができる。この場合、本発明組成物には酸化防止
剤、耐候剤、離型剤、帯電防止剤等の各種添加剤を必要
に応じて添加することができる。
えばチャンネルブラック，ファーネスブラック，サーマ
ルブラック，アセチレンブラック等のいずれのものでも
使用することができる。 カーボンブラックの配合量は、〜成分の合計量の５
〜１５０ｐｐｍ（重量ｐｐｍ）、好ましくは１０〜１０
０ｐｐｍである。５ｐｐｍ未満では遮光性の改良効果が
少なく、１５０ｐｐｍを超えると明度が低下すると共
に、酸化チタンが少ないときには色相が白色ではなくて
グレーになることがある。本発明組成物の製法に限定は
なく、二軸混練機などの通常の混練機を用いて製造する
ことができる。この場合、本発明組成物には酸化防止
剤、耐候剤、離型剤、帯電防止剤等の各種添加剤を必要
に応じて添加することができる。
【０００９】
【実施例】次に、実施例及び比較例により本発明を具体
的に示すが、本発明は下記実施例に限定されるものでは
ない。比較例１ ＭＩが２０ｇ／１０分のプロピレン単独重合体７５重量
％、酸化チタン７重量％及びタルク１８重量％をドライ
ブレンドした後、二軸混練機（２ＦＣＭ：神戸製鋼社
製）を用いて温度２００℃で混練し、目的とするペレッ
トを得た。得られたペレットを８０℃で３時間乾燥した
後、射出成形により試験片を作成し、その遮光性及び明
度を測定した。。
的に示すが、本発明は下記実施例に限定されるものでは
ない。比較例１ ＭＩが２０ｇ／１０分のプロピレン単独重合体７５重量
％、酸化チタン７重量％及びタルク１８重量％をドライ
ブレンドした後、二軸混練機（２ＦＣＭ：神戸製鋼社
製）を用いて温度２００℃で混練し、目的とするペレッ
トを得た。得られたペレットを８０℃で３時間乾燥した
後、射出成形により試験片を作成し、その遮光性及び明
度を測定した。。
【００１０】遮光性は、図２の装置を用いて調べた。す
なわち、図中１は上部に筒状の試料固定部２を有する試
料ホルダ、３は上記試料固定部２にボルト４，４によっ
て固定された板状の試料、５は試料固定部２の基端部に
取り付けられた光源、６は試料固定部の先端開口部に対
向して配設された輝度計である。なお、上記試料固定部
２の内面は、試料固定箇所から基端側（図中Ｘで示す箇
所）は白色艶有塗装がなされ、試料固定箇所から先端側
（図中Ｙで示す箇所）は黒色艶消塗装がなされている。
本装置においては、光源５から試料３に光を照射し、試
料を透過した光の輝度を輝度計６で測定することによ
り、試料３の遮光性を調べた。この場合、輝度が低いほ
ど遮光性が良好である。
なわち、図中１は上部に筒状の試料固定部２を有する試
料ホルダ、３は上記試料固定部２にボルト４，４によっ
て固定された板状の試料、５は試料固定部２の基端部に
取り付けられた光源、６は試料固定部の先端開口部に対
向して配設された輝度計である。なお、上記試料固定部
２の内面は、試料固定箇所から基端側（図中Ｘで示す箇
所）は白色艶有塗装がなされ、試料固定箇所から先端側
（図中Ｙで示す箇所）は黒色艶消塗装がなされている。
本装置においては、光源５から試料３に光を照射し、試
料を透過した光の輝度を輝度計６で測定することによ
り、試料３の遮光性を調べた。この場合、輝度が低いほ
ど遮光性が良好である。
【００１１】なお、本装置においては、輝度計６として
は東京光学機械社製ＴＯＰＣＯＮ色彩輝度計ＢＭ−５を
用い、光源５としては１２ｖ，３．４Ｗの電球を用い、
測定光源電圧は１２Ｖとした。また、試料３のサイズは
幅５０ｍｍ×５０ｍｍ、厚み１ｍｍとし、光源５から試
料３までの距離は約１４ｍｍ、試料３から輝度計６まで
の距離は約２００ｍｍ、試料固定部２の内径は約２０ｍ
ｍ、試料３から試料固定部２の開口部までの距離は約１
８ｍｍとした。結果を図１に示す。
は東京光学機械社製ＴＯＰＣＯＮ色彩輝度計ＢＭ−５を
用い、光源５としては１２ｖ，３．４Ｗの電球を用い、
測定光源電圧は１２Ｖとした。また、試料３のサイズは
幅５０ｍｍ×５０ｍｍ、厚み１ｍｍとし、光源５から試
料３までの距離は約１４ｍｍ、試料３から輝度計６まで
の距離は約２００ｍｍ、試料固定部２の内径は約２０ｍ
ｍ、試料３から試料固定部２の開口部までの距離は約１
８ｍｍとした。結果を図１に示す。
【００１２】実施例１ 比較例１において、プロピレン単独重合体，酸化チタ
ン，タルクに加えてカーボンブラックを１０ｐｐｍ配合
した以外は、比較例１と同様にして試験片を作成し、同
様の測定を行なった。結果を図１に示す。実施例２ 実施例１において、カーボンブラックを２０ｐｐｍにし
た以外は、実施例１と同様に行なった。結果を図１に示
す。実施例３ 実施例１において、カーボンブラックを３０ｐｐｍにし
た以外は、実施例１と同様に行なった。結果を図１に示
す。
ン，タルクに加えてカーボンブラックを１０ｐｐｍ配合
した以外は、比較例１と同様にして試験片を作成し、同
様の測定を行なった。結果を図１に示す。実施例２ 実施例１において、カーボンブラックを２０ｐｐｍにし
た以外は、実施例１と同様に行なった。結果を図１に示
す。実施例３ 実施例１において、カーボンブラックを３０ｐｐｍにし
た以外は、実施例１と同様に行なった。結果を図１に示
す。
【００１３】実施例４ 実施例１において、カーボンブラックを４０ｐｐｍにし
た以外は、実施例１と同様に行なった。結果を図１に示
す。実施例５ 実施例１において、カーボンブラックを５０ｐｐｍにし
た以外は、実施例１と同様に行なった。結果を図１に示
す。実施例６ 実施例１において、カーボンブラックを６０ｐｐｍにし
た以外は、実施例１と同様に行なった。図１の結果よ
り、微量のカーボンブラックを添加することにより、遮
光性が向上することがわかる。
た以外は、実施例１と同様に行なった。結果を図１に示
す。実施例５ 実施例１において、カーボンブラックを５０ｐｐｍにし
た以外は、実施例１と同様に行なった。結果を図１に示
す。実施例６ 実施例１において、カーボンブラックを６０ｐｐｍにし
た以外は、実施例１と同様に行なった。図１の結果よ
り、微量のカーボンブラックを添加することにより、遮
光性が向上することがわかる。
【００１４】実施例７〜９，比較例２〜６ 表１に示す配合組成及び配合比の材料をドライブレンド
した後、二軸混練機（２ＦＣＭ：神戸製鋼社製）で２０
０℃にて混練し、目的とする樹脂組成物のペレットを得
た。得られたペレットを乾燥した後、射出成形を行なっ
て試験片を作成し、下記の遮光性，明度，色相，曲げ弾
性率，ＩＺＯＤ衝撃強さの測定を行なった。なお、表１
に示すＰＰ−ＡはＭＩが２０ｇ／１０分のプロピレン単
独重合体、ＰＰ−ＢはＭＩが３０ｇ／１０分でエチレン
含有量が５重量％のエチレン−プロピレン共重合体であ
る。
した後、二軸混練機（２ＦＣＭ：神戸製鋼社製）で２０
０℃にて混練し、目的とする樹脂組成物のペレットを得
た。得られたペレットを乾燥した後、射出成形を行なっ
て試験片を作成し、下記の遮光性，明度，色相，曲げ弾
性率，ＩＺＯＤ衝撃強さの測定を行なった。なお、表１
に示すＰＰ−ＡはＭＩが２０ｇ／１０分のプロピレン単
独重合体、ＰＰ−ＢはＭＩが３０ｇ／１０分でエチレン
含有量が５重量％のエチレン−プロピレン共重合体であ
る。
【００１５】遮光性：実施例１〜６，比較例１と同様の
方法で測定した。 明度：遮光性の測定で用いた試料と同様の試料を用い、
色差計（ＭＳ２０２０プラス：Ｍａｃｂｔｈ社製）に
て、ＣＩＥ−１９７６のＤ６５光源によって測定を行な
った。明度は、Ｌａｂ表示のＬで示した。 色相：遮光性の測定で用いた試料と同様の試料を用い、
Ｄ６５の標準光源下で目視により判断した。 曲げ弾性率：ＪＩＳ Ｋ７２０３に準拠して測定した。
ＩＺＯＤ衝撃強さ：ＪＩＳ Ｋ７１１１に準拠してノッ
チ無しで測定した。
方法で測定した。 明度：遮光性の測定で用いた試料と同様の試料を用い、
色差計（ＭＳ２０２０プラス：Ｍａｃｂｔｈ社製）に
て、ＣＩＥ−１９７６のＤ６５光源によって測定を行な
った。明度は、Ｌａｂ表示のＬで示した。 色相：遮光性の測定で用いた試料と同様の試料を用い、
Ｄ６５の標準光源下で目視により判断した。 曲げ弾性率：ＪＩＳ Ｋ７２０３に準拠して測定した。
ＩＺＯＤ衝撃強さ：ＪＩＳ Ｋ７１１１に準拠してノッ
チ無しで測定した。
【００１６】
【表１】
【００１７】表１の結果より、カーボンブラックを微量
添加することで飛躍的に遮光性が向上すること（実施例
７と比較例２との比較）、カーボンブラックの添加量が
多すぎると明度が低下し、色相がグレーとなること（実
施例７と比較例３との比較）がわかる。また、酸化チタ
ンの量が少ないと遮光性が悪くなり、かつ色相がグレー
となること（実施例７と比較例４との比較）、板状フィ
ラーの量が少ないと剛性が著しく低下すること（実施例
７と比較例５との比較）、板状フィラーの量が多いと衝
撃強度が著しく低下すること（実施例８と比較例６との
比較）がわかる。
添加することで飛躍的に遮光性が向上すること（実施例
７と比較例２との比較）、カーボンブラックの添加量が
多すぎると明度が低下し、色相がグレーとなること（実
施例７と比較例３との比較）がわかる。また、酸化チタ
ンの量が少ないと遮光性が悪くなり、かつ色相がグレー
となること（実施例７と比較例４との比較）、板状フィ
ラーの量が少ないと剛性が著しく低下すること（実施例
７と比較例５との比較）、板状フィラーの量が多いと衝
撃強度が著しく低下すること（実施例８と比較例６との
比較）がわかる。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のポリオレ
フィン樹脂組成物は、微量のカーボンブラックを配合し
たことにより、少ない酸化チタンの添加で明度を保持し
つつ遮光性が飛躍的に向上したもので、比重，成形性等
の点でも優れた特性を有し、自動車のメーターケースの
材料等として好適に使用できるものである。
フィン樹脂組成物は、微量のカーボンブラックを配合し
たことにより、少ない酸化チタンの添加で明度を保持し
つつ遮光性が飛躍的に向上したもので、比重，成形性等
の点でも優れた特性を有し、自動車のメーターケースの
材料等として好適に使用できるものである。
【００１９】
【図１】カーボンブラックの配合量と遮光性との関係を
示すグラフである。
示すグラフである。
【図２】遮光性の測定に用いた装置を示す一部断面概略
図である。
図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｃ０８Ｋ 3:22 Ｃ０８Ｋ 3:22 3:34） 3:34）
Claims (3)
- 【請求項１】 下記成分，，及びからなること
を特徴とするポリオレフィン樹脂組成物。 ，，成分の合計量に対して６０〜９６重量％
のポリオレフィン ，，成分の合計量に対して３〜２５重量％の
酸化チタン ，，成分の合計量に対して３〜３０重量％の
板状無機フィラー ，，成分の合計量に対して５〜１５０ｐｐｍ
のカーボンブラック - 【請求項２】 ポリオレフィンがプロピレン単独重合体
又は結晶性エチレン−プロピレン共重合体である請求項
１記載のポリオレフィン樹脂組成物。 - 【請求項３】 板状無機フィラーがタルク，マイカ，セ
リサイト及びクレーから選ばれるものである請求項１又
は２記載のポリオレフィン樹脂組成物。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3072135A JP2500081B2 (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | ポリオレフィン樹脂組成物 |
| DE69205310T DE69205310T2 (de) | 1991-03-13 | 1992-03-12 | Polyolefin-Harzzusammensetzung. |
| EP92104266A EP0503617B1 (en) | 1991-03-13 | 1992-03-12 | Polyolefin resin composition |
| US07/850,819 US5232971A (en) | 1991-03-13 | 1992-03-13 | Polyolefin resin composition |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3072135A JP2500081B2 (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | ポリオレフィン樹脂組成物 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7280283A Division JP2768652B2 (ja) | 1995-10-27 | 1995-10-27 | 樹脂成形品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04285646A JPH04285646A (ja) | 1992-10-09 |
| JP2500081B2 true JP2500081B2 (ja) | 1996-05-29 |
Family
ID=13480547
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3072135A Expired - Fee Related JP2500081B2 (ja) | 1991-03-13 | 1991-03-13 | ポリオレフィン樹脂組成物 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5232971A (ja) |
| EP (1) | EP0503617B1 (ja) |
| JP (1) | JP2500081B2 (ja) |
| DE (1) | DE69205310T2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6005044A (en) * | 1993-07-13 | 1999-12-21 | Metallgesellschaft Ag | Coating composition applied to a substrate and containing ultra-fine TiO2 and methods of making and using same |
| JP4955463B2 (ja) * | 2007-06-01 | 2012-06-20 | Ｋｂセーレン株式会社 | 複合繊維 |
| JP4955476B2 (ja) * | 2007-07-12 | 2012-06-20 | Ｋｂセーレン株式会社 | 遮蔽繊維およびそれからなる布帛 |
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