JP2024512318A - インバリアントナチュラルキラーt細胞を活性化するための化合物および炎症性老化細胞の排除における使用の方法 - Google Patents

インバリアントナチュラルキラーt細胞を活性化するための化合物および炎症性老化細胞の排除における使用の方法 Download PDF

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アジット シャー,
ネイズ グル アヴシ,
アビジット ケール,
レイチェル ハタノ,
ジョン ギャロウェイ,
スコット アームストロング,
ロビン マンスカニ,
ジャスミン デニー,
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ディシジュアス セラピューティクス, インコーポレイテッド
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Abstract

インバリアントナチュラルキラーT細胞(iNKT)細胞を活性化するための化合物が提供される。ある特定の実施形態による化合物は、iNKT細胞を活性化し、1種または複数のサイトカイン、例えば、IFNγ、IL-2、IL-4、IL-6およびTNFαの産生の増加を誘発する。一部の実施形態では、活性化したiNKT細胞は、炎症性老化細胞、例えば、炎症性セクレトーム(SASP)を有する老化細胞の存在を選択的に減少させる、またはこれらを排除するために使用される。iNKT細胞を、ある量の本発明の化合物と接触させることによりiNKT細胞を活性化し、活性化したiNKT細胞で老化細胞の存在を選択的に減少させるまたはこれらを排除するための方法もまた記載されている。本発明の方法を実施するための組成物もまた記載されている。

Description

序論
健康な系において、免疫系は、自然に(内生的に)老化細胞を取り除く。この免疫機能が損なわれると、老化細胞が蓄積し、多数の異なる疾患へと伝播し得る。インバリアントナチュラルキラーT(iNKT)細胞は、表面抗原提示細胞により発現する表面抗原分類(CD)1d分子に結合した糖脂質抗原を認識するT細胞のサブセットである。外生的および内生的脂質の認識は、病気、例えば、自己免疫疾患、アレルギー性疾患、メタボリックシンドローム、がんおよび病原体感染に対する免疫応答を助けることができる。iNKT細胞はサイトカイン放出に基づく免疫応答を媒介することが示されているが、iNKT細胞はまた、細胞毒性によるエフェクターとして機能することもできる。
概要
インバリアントナチュラルキラーT細胞(iNKT)細胞を活性化するための化合物が提供される。ある特定の実施形態による化合物は、iNKT細胞を活性化し、1種または複数のサイトカイン、例えば、IFNγ、IL-2、IL-4、IL-6およびTNFαの産生の増加を誘発する。一部の実施形態では、活性化したiNKT細胞は、炎症性老化細胞、例えば、炎症性セクレトーム(SASP)を有する老化細胞の存在を選択的に減少させる、またはこれらを排除するために使用される。iNKT細胞を、ある量の本発明の化合物と接触させることによりiNKT細胞を活性化し、活性化したiNKT細胞で老化細胞の存在を選択的に減少させるまたはこれらを排除するための方法もまた記載されている。本発明の方法を実施するための組成物もまた記載されている。
一部の実施形態では、目的の化合物は、式DCD-(I)の化合物:

[式中、
Zは、

から選択され、

は、Z-O結合を示し、
Xは、-NHCO-または酸素であり、
、R、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから選択され、
およびXは、それぞれ独立して、-C、-NR、-O、-SR、-Siから選択され、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、アルキルまたは置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから選択され、
は、水素、酸素、フッ素、-CFから選択されるか、またはXと一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルを形成し、

は、二重結合または単結合を示し、
nは2~25の整数であり、
Yは、炭素、窒素またはケイ素から選択され、
、RおよびRは、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから独立して選択され、Yが窒素の場合、Rは存在しないか、またはRおよびRは、Yと一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリールもしくは置換ヘテロアリール基を形成し、
は、アルキルまたは置換アルキルである]、
またはその塩、溶媒和物もしくは水和物を含む。
一部の事例では、Rは水素である。一部の事例では、Rは水素である。一部の事例では、Rは水素である。一部の事例では、Rは水素である。一部の事例では、R、R、R、Rのそれぞれは、それぞれ水素である。
ある特定の事例では、Rは、

であり、

は、R-O結合を表し、
は、水素、アルキルまたは置換アルキルである。一部の事例では、Rは、水素、メチル、エチルおよびシクロプロピルから選択される。
は、-NRまたは-ORであり、Rは、アルキル、置換アルキル、アシル、アルキルアシルもしくは置換アルキルアシルであるか、またはRは、R10と一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルを形成し、
10は、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルであるか、またはR10は、Rと一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルを形成する。
ある特定の事例では、Rは、

から選択され、

は、R-O結合を表し、
は、水素、アルキル、置換アルキルであり、
は、水素、またはフッ素、塩素、臭素もしくはヨウ素から選択されるハロゲンである。
ある特定の事例では、Rは、

であり、
11は、アルキルまたは置換アルキルであり、
12は、アルキルであるか、またはシクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルで置換されているアルキルである。
一部の事例では、R11は、メチル、エチル、n-プロピル、イソ-プロピル、n-ブチル、イソ-ブチル、t-ブチルから選択される。ある特定の事例では、R11はイソ-プロピルである。
ある特定の事例では、Rは、

であり、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、ヒドロキシルまたはハロゲンから選択される。一部の事例では、Rはヒドロキシルである。一部の事例では、RはFである。一部の事例では、RはClである。一部の事例では、RはIである。一部の事例では、RはBrである。一部の事例では、Rはヒドロキシルである。一部の事例では、RはFである。他の事例では、RはClである。他の事例では、RはIである。
他の事例では、RはBrである。
一部の実施形態では、Xは-NHである。一部の事例では、X、XおよびRは一緒になって、アミドを形成し、例えば、Xが-NHであり、Xが炭素であり、Rが酸素である。他の事例では、X、XおよびRは一緒になって、スルホキシミンを形成し、例えば、Xが-NHであり、Xが-SRであり、Rが酸素である。一部の事例では、Rは、メチル、エチル、n-プロピル、イソ-プロピル、n-ブチル、イソ-ブチル、t-ブチルから選択される。ある特定の事例では、Rはメチルである。他の事例では、X、XおよびRは一緒になって、トリフルオロメチルアミノメチルを形成し、例えば、Xが-NHであり、Xが炭素であり、Rがトリフルオロメチルである。他の事例では、X、XおよびRは一緒になって、ビニルフルオリドを形成し、例えば、Xが炭素であり、Xが炭素であり、Rがフッ素である。ある特定の事例では、X、XおよびRは一緒になって、アミノオキセタンを形成し、例えば、Xが-NHであり、RがXと一緒になって、オキサシクロブタンを形成する。
実施形態では、Rは、アルキルであっても置換アルキルであってもよい。一部の事例では、RはC8~C20アルキルである。一部の事例では、Rは置換C8~C20アルキルである。ある特定の事例では、RはC13アルキルである。
一部の実施形態では、Rは水素である。一部の事例では、RはC1~C16アルキルである。一部の事例では、Rは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、tert-ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチルおよびオクチルからなる群から選択される。一部の事例では、Rは、

から選択され、

は、Yへの結合を示し、Rは、水素、アルキルであるか、またはシクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルで置換されているアルキルである。ある特定の事例では、Rは、アルキル、例えば、C1~C16アルキルまたはC1~C16置換アルキルである。
一部の実施形態では、RはC1~C16アルキルである。一部の事例では、Rは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、tert-ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチルおよびオクチルから選択される。
一部の実施形態では、Rは、C5~C25アルキルであるか、またはシクロアルキル基、置換シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、置換ヘテロシクロアルキル基、アリール基、置換アリール基、アリールアルキル基、置換アリールアルキル基、ヘテロアリール基、置換ヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキル基、または置換ヘテロアリールアルキル基で置換されているC5~C25アルキルである。一部の事例では、Rは、



からなる群から選択される部分で置換されているC5~C25アルキルであり、

は、C5~C25アルキルへの結合を示し、RおよびRは、独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、置換ヒドロキシル、アミノ、置換アミノ、チオール、置換チオール、スルホキシド、置換スルホキシド、スルホン、置換スルホン、スルホキシミン、置換スルホキシミン、アシル、アミノアシル、アルキル、置換アルキル;ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、スピロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから選択される。
一部の事例では、Rは水素である。一部の事例では、Rはハロゲンである。一部の事例では、Rは、フッ素、臭素またはヨウ素から選択される。一部の事例では、Rは水素である。一部の事例では、Rはハロゲンである。一部の事例では、Rはフッ素、臭素またはヨウ素である。
一部の実施形態では、目的の化合物は、式DCD-(II)の化合物:

[式中、
Zは、

から選択され、

は、Z-O結合を示し、
Xは、-NHCO-または酸素であり、
、R、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから選択され、
、X、X、XおよびXは、それぞれ独立して、炭素、窒素、酸素または硫黄から選択され、
は、必要に応じて存在しないか、または存在する場合、水素もしくは酸素から選択され、

は、二重結合または単結合を示し、
nは2~25の整数であり、
Yは、炭素、窒素またはケイ素から選択され、
、RおよびRは、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから独立して選択され、Yが窒素の場合、Rは存在しないか、またはRおよびRは、Yと一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリールもしくは置換ヘテロアリール基を形成し、
は、アルキルまたは置換アルキルである]、
またはその塩、溶媒和物もしくは水和物を含む。
一部の事例では、Rは水素である。一部の事例では、Rは水素である。一部の事例では、Rは水素である。一部の事例では、Rは水素である。一部の事例では、R、R、R、Rのそれぞれは、それぞれ水素である。
ある特定の事例では、Rは、

であり、

は、R-O結合を表し、
は、水素、アルキルまたは置換アルキルである。一部の事例では、Rは、水素、メチル、エチルおよびシクロプロピルから選択される。
は-NRまたは-ORであり、Rは、アルキル、置換アルキル、アシル、アルキルアシルもしくは置換アルキルアシルであるか、またはRは、R10と一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルを形成し、
10は、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルであるか、またはR10は、Rと一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルを形成する。
ある特定の事例では、Rは、

から選択され、

は、R-O結合を表し、
は、水素、アルキル、置換アルキルであり、
は、水素、またはフッ素、塩素、臭素もしくはヨウ素から選択されるハロゲンである。
ある特定の事例では、Rは、

であり、
11はアルキルまたは置換アルキルであり、
12は、アルキルであるか、またはシクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルで置換されているアルキルである。
一部の事例では、R11は、メチル、エチル、n-プロピル、イソ-プロピル、n-ブチル、イソ-ブチル、t-ブチルから選択される。ある特定の事例では、R11はイソ-プロピルである。
ある特定の事例では、Rは、

であり、
およびRは、それぞれ独立して、水素、ヒドロキシルまたはハロゲンから選択される。一部の事例では、Rはヒドロキシルである。一部の事例では、RはFである。一部の事例では、RはClである。一部の事例では、RはIである。一部の事例では、RはBrである。一部の事例では、Rはヒドロキシルである。一部の事例では、RはFである。他の事例では、RはClである。他の事例では、RはIである。他の事例では、RはBrである。
一部の実施形態では、X、X、X、XおよびXは一緒になって、ピラゾールを形成し、例えば、Xが炭素であり、Xが窒素であり、Xが窒素であり、Xが炭素であり、Xが炭素である。他の実施形態では、X、X、X、XおよびXは一緒になって、イミダゾールを形成し、例えば、Xが炭素であり、Xが窒素であり、Xが炭素であり、Xが炭素であり、Xが窒素である。他の実施形態では、X、X、X、XおよびXは一緒になって、テトラゾールを形成し、例えば、Xが窒素であり、Xが窒素であり、Xが窒素であり、Xが窒素であり、Xが炭素である。ある特定の実施形態では、X、X、X、XおよびXは一緒になって、テトラゾロンを形成し、例えば、Xが窒素であり、Xが窒素であり、Xが窒素であり、Xが窒素であり、Xが炭素であり、Rが酸素である。
実施形態では、Rは、アルキルであっても置換アルキルであってもよい。一部の事例では、RはC8~C20アルキルである。一部の事例では、Rは置換C8~C20アルキルである。ある特定の事例では、RはC13アルキルである。
一部の実施形態では、Rは水素である。一部の事例では、RはC1~C16アルキルである。一部の事例では、Rは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、tert-ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチルおよびオクチルからなる群から選択される。一部の事例では、Rは、

から選択され、

は、Yへの結合を示し、Rは、水素、アルキルであるか、またはシクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルで置換されているアルキルである。ある特定の事例では、Rは、アルキル、例えば、C1~C16アルキルまたはC1~C16置換アルキルである。
一部の実施形態では、RはC1~C16アルキルである。一部の事例では、Rは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、tert-ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチルおよびオクチルからなる群から選択される。
一部の実施形態では、Rは、C5~C25アルキルであるか、またはシクロアルキル基、置換シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、置換ヘテロシクロアルキル基、アリール基、置換アリール基、アリールアルキル基、置換アリールアルキル基、ヘテロアリール基、置換ヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキル基、または置換ヘテロアリールアルキル基で置換されているC5~C25アルキルである。一部の事例では、Rは、


からなる群から選択される部分で置換されているC5~C25アルキルであり、

は、C5~C25アルキルへの結合を示し、RおよびRは、独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、置換ヒドロキシル、アミノ、置換アミノ、チオール、置換チオール、スルホキシド、置換スルホキシド、スルホン、置換スルホン、スルホキシミン、置換スルホキシミンから選択される。アシル、アミノアシル、アルキル、置換アルキル;ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、スピロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキル。
一部の事例では、Rは水素である。一部の事例では、Rはハロゲンである。一部の事例では、Rは、フッ素、臭素またはヨウ素から選択される。一部の事例では、Rは水素である。
一部の事例では、Rはハロゲンである。一部の事例では、Rはフッ素、臭素またはヨウ素である。
本開示の態様はまた、iNKT細胞を、ある量の本発明の化合物または薬学的に許容されるその塩と接触させることにより、iNKT細胞を活性化するための方法を含む。一部の事例では、iNKT細胞は、化合物とin vitroで接触する。他の事例では、iNKT細胞は、化合物とin vivoで接触する。一部の事例では、方法は、本明細書に記載の1種または複数の化合物をiNKT細胞と、T1型サイトカイン応答(例えば、IFNγ、IL-1B、IL-2、IL-3、IL-8、IL-12、IL-15、TNFα、GM-CSF、RANTES、MIP-1αおよびMCP-1から選択される1種または複数のサイトカインの産生を増加させる)を誘発するのに十分な方式で接触させることを含む。他の事例では、方法は、本明細書に記載の1種または複数の化合物をiNKT細胞と、T2型サイトカイン応答(例えば、IL-4、IL-6、IL-8、IL-10、IL-13、RANTES、MIP-1αおよびMCP-1から選択される1種または複数のサイトカインの産生を増加させる)を誘発するのに十分な方式で接触させることを含む。一部の事例では、化合物は、抗原提示細胞上でCD1分子との複合体を形成する。ある特定の事例では、CD1分子はCD1d分子である。一部の事例では、Tリンパ球上の受容体は、T細胞受容体である。一部の事例では、化合物は、少なくとも1つの他のリンパ球を刺激して、サイトカイン応答を生成する。一部の事例では、少なくとも1つの他のリンパ球は、Tヘルパー細胞である。
ある特定の事例では、方法は、活性化したiNKT細胞を、老化細胞を含む組成物と接触させることを含み、活性化したiNKT細胞と接触させることは、組成物中の老化細胞の存在を減少させる、またはこれらを排除する。一部の実施形態では、老化細胞は炎症性セクレトームを有する。一部の実施形態では、組成物は健康な細胞をさらに含む。一部の事例では、活性化したiNKT細胞と接触させることは、健康な細胞の存在を減少させることなく、組成物中の老化細胞の存在を減少させる、またはこれらを排除する。例えば、活性化したiNKT細胞と接触させることは、組成物中の老化細胞の存在を減少させる、またはこれらを排除し、組成物が活性化したiNKT細胞と接触した場合、健康な細胞の存在は5%またはそれ未満減少する。
一部の実施形態では、方法は、例えば、対象における老化細胞の存在を減少させる、またはこれらを排除するために、本明細書に記載の1種または複数の化合物を対象に投与することを含む。一部の事例では、方法は、自己免疫疾患、線維性障害(肺、腎臓、肝臓)、アレルギー性疾患、メタボリックシンドローム、2型糖尿病、NAFLD、NASH、がん、眼疾患、心疾患、腎臓疾患、病原体感染、関節リウマチ、潰瘍性大腸炎、多発性硬化症、家族性高コレステロール血症(hypercholesteremia)、巨細胞性動脈炎、特発性肺線維症、全身性エリテマトーデス、カヘキシー、緑内障、慢性閉塞性肺疾患、全身性硬化症、肺動脈性肺高血圧症、リポジストロフィ、筋肉減少症、脱毛症、心筋梗塞後、尋常性白斑、POTS、MCAD、シェーグレン、強皮症、橋本病、強直性脊椎炎、線維筋痛、サルコイドーシス、肝炎、レイノー症候群、カビ疾患、セリアック病、クローン病、天疱瘡、SPS、PBC、乾癬性関節炎、CIDP、運動ニューロン疾患、GPA、ALS、重症筋無力症(myasenthia gravis)、および老視に対して、対象を処置するために、1種または複数の化合物を投与することを含む。
図1Aは、異なる濃度の化合物DCD-101、DCD-102、DCD-103、DCD-104、DCD-105、DCD-106、DCD-108、DCD-112、DCD-113、DCD-114、DCD115、およびDCD-116、DCD118、DCD-119、DCD-120、DCD-121、DCD-122、DCD-123、DCD-124、DCD-125、DCD-126、DCD-127、DCD-128、DCD-129、DCD-130、DCD-131、DCD-132、DCD-133、DCD-134、DCD-135、DCD-136、DCD-137、DCD-138、DCD-139、DCD-140、DCD-141、DCD-142、DCD-143、DCD-144、DCD-145、DCD-146、DCD-147、DCD-148、DCD-149、DCD-150、DCD-151、DCD-152、DCD-153、DCD-154、DCD-155、DCD-156、DCD-157、DCD-158、DCD-159およびα-GalCerの異なる濃度での細胞のGFP+パーセンテージを表している。 図1Bは、図1Aに示されている用量反応のEC50を表している。 図2Aは、0.01、0.1、1、および10ug/mLの用量反応において、化合物DCD-101、DCD-102、DCD-104、DCD-105、DCD-106およびα-GalCerとの48時間インキュベーションに応答したインターロイキン-2(IL-2)分泌量を表している。 図3Aは、化合物DCD-101、DCD-104、DCD-106およびα-GalCerによる活性化に応答した、サイトカインインターフェロンガンマ(IFNγ)の分泌を表している。 図3Bは、化合物DCD-101、DCD-104、DCD-106およびα-GalCerによる活性化に応答したサイトカインインターロイキン-6(IL-6)の分泌を表している。 図3Cは、化合物DCD-101、DCD-104、DCD-106およびα-GalCerによる活性化に応答したサイトカイン腫瘍壊死因子アルファ(TNFα)の分泌を表している。 図4Aは、注射から20時間後、ELISAを使用して、血清IFNγにより測定した場合の、化合物DCD-101、DCD-119、DCD-123、DCD125、DCD127、DCD-128、DCD-134、DCD-142、DCD-145、DCD-146、DCD-147、DCD-148、DCD-149、DCD-150、DCD-151、DCD-152、DCD-153、DCD-154、DCD-155、DCD-156、およびDCD-157、DCD-158、およびDCD-159の注射に応答したC57BL/6J免疫細胞の活性化を、α-GalCerと比較して表している。 図4Bは、化合物DCD-101、DCD-104、DCD-106、DCD-119、DCD-142、DCD-145、DCD-146、DCD-147、DCD-148、DCD-149、DCD-150、DCD-151、DCD-152、DCD-153、DCD-154、DCD-155、DCD-156、DCD-157、DCD-158、およびDCD-159の注射に応答したC57BL/6Jマウス脾臓内のiNKT細胞の増大を、α-GalCerと比較して表している。 図5Aは、HFDモデルマウス脾臓において、フローサイトメトリーにより測定した場合の、α-GalCerまたはDCD-101により引き起こされたiNKT細胞の増大を表している。 図5Bは、HFDマウスモデルeWATにおいて、フローサイトメトリーで測定した場合の、α-GalCerまたはDCD-154により引き起こされたiNKT細胞の増大を表している。 図5Cは、注射から2時間後、α-GalCerまたはDCD-101に応答してHFDマウスモデルにおいて生成された血清中のIFNγの量を表している。 図5Dは、注射から20時間後、α-GalCerまたはDCD-154に応答してHFDマウスモデルにおいて生成された血清中のIFNγの量を表している。 図5Eは、eWAT中の蓄積された老化細胞の、化合物DCD-101、DCD-154およびα-GalCerによる処理に応答した減少を表している。値は多数の実験から収集し、HFD-ビヒクル条件に対して正規化した。 図6Aは、化合物GVK1a、GVK1b、GVK1c、およびGVK1fの、BWSTIM細胞およびJiNKT細胞とのインキュベーションに応答した、GFPの発現を表している。 図6Bは、BWSTIM CD1d上に添加した場合の、DN3.2細胞系中の化合物GVK1a、GVK1b、およびGVK1fによるIL-2発現を表している。 図6Cは、化合物GVK1a、GVK1b、GVK1cおよびGVK1fおよびα-GalCerとのインキュベーションに応答した、サイトカインインターフェロンガンマ(IFNγ)、腫瘍壊死因子アルファ(TNFα)、インターロイキン-4(IL-4)およびインターロイキン-6(IL-6)の分泌を表している。 図7Aは、18時間の期間にわたる、老化細胞および非老化細胞上での活性化したiNKT細胞の作用を表している。 図7Bは、8時間および18時間のインキュベーション後、活性化したiNKT細胞による老化細胞と健康な細胞との細胞溶解の比較を表している。
定義
以下の用語は、他に指摘されない限り、以下の意味を有する。任意の定義されていない用語は、当業者により認識されている意味を有する。
本明細書で使用される場合、「アルキル」という用語は、それ自体でまたは別の置換基の一部として、親アルカンの単一の炭素原子からの1個の水素原子の除去によって得られる、飽和した、分枝または直鎖の一価炭化水素基を指す。典型的なアルキル基としては、これらに限定されないが、メチル;エチル、プロピル、例えば、プロパン-1-イルまたはプロパン-2-イル;およびブチル、例えば、ブタン-1-イル、ブタン-2-イル、2-メチル-プロパン-1-イルまたは2-メチル-プロパン-2-イルが挙げられる。一部の実施形態では、アルキル基は1~20個の炭素原子を含む。他の実施形態では、アルキル基は1~10個の炭素原子を含む。さらなる他の実施形態では、アルキル基は、1~6個の炭素原子、例えば、1~4個の炭素原子を含む。
「アルカニル」は、それ自体でまたは別の置換基の一部として、アルカンの単一の炭素原子からの1個の水素原子の除去によって得られる、飽和した、分枝、直鎖または環式アルキル基を指す。典型的なアルカニル基としては、これらに限定されないが、メタニル;エタニル;プロパニル、例えば、プロパン-1-イル、プロパン-2-イル(イソプロピル)、ggregate e-1-イルなど;ブタニル、例えば、ブタン-1-イル、ブタン-2-イル(sec-ブチル)、2-メチル-プロパン-1-イル(イソブチル)、2-メチル-プロパン-2-イル(t-ブチル)、シクロブタン-1-イルなどが挙げられる。
「アルキレン」とは、通例では1~40個の炭素原子、より通例では1~10個の炭素原子、さらにより通例では1~6個の炭素原子を有する分枝または非分枝の飽和炭化水素鎖を指す。この用語は、メチレン(-CH-)、エチレン(-CHCH-)、プロピレン異性体(例えば、-CHCHCH-および-CH(CH)CH-)などの基により例示される。
「アルケニル」は、それ自体でまたは別の置換基の一部として、アルケンの単一の炭素原子からの1個の水素原子の除去によって得られる、少なくとも1つの炭素-炭素二重結合を有する、不飽和の、分枝、直鎖または環式アルキル基を指す。この基は、二重結合(複数可)についてcisまたはtrans構造のいずれかであってもよい。典型的なアルケニル基としては、これらに限定されないが、エテニル;プロペニル、例えば、プロパ-1-エン-1-イル、プロパ-1-エン-2-イル、プロパ-2-エン-1-イル(アリル)、プロパ-2-エン-2-イル、シクロプロパ-1-エン-1-イル;シクロプロパ-2-エン-1-イル;ブテニル、例えば、ブタ-1-エン-1-イル、ブタ-1-エン-2-イル、2-メチル-プロパ-1-エン-1-イル、ブタ-2-エン-1-イル、ブタ-2-エン-1-イル、ブタ-2-エン-2-イル、ブタ-1,3-ジエン-1-イル、ブタ-1,3-ジエン-2-イル、シクロブタ-1-エン-1-イル、シクロブタ-1-エン-3-イル、シクロブタ-1,3-ジエン-1-イルなどが挙げられる。
「アルキニル」は、それ自体でまたは別の置換基の一部として、アルキンの単一の炭素原子からの1個の水素原子の除去によって得られる、少なくとも1つの炭素-炭素三重結合を有する不飽和の、分枝、直鎖または環式アルキル基を指す。典型的なアルキニル基としては、これらに限定されないが、エチニル;プロピニル、例えば、プロパ-1-イン-1-イル、プロパ-2-イン-1-イルなど;ブチニル、例えば、ブタ-1-イン-1-イル、ブタ-1-イン-3-イル、ブタ-3-イン-1-イルなどが挙げられる。
「アシル」は、それ自体でまたは別の置換基の一部として、-C(O)R30基(式中、R30は、水素、アルキル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルであり、これらは本明細書で定義された通りであり、その置換バージョンである)を指す。代表的な例としては、これらに限定されないが、ホルミル、アセチル、シクロヘキシルカルボニル、シクロヘキシルメチルカルボニル、ベンゾイル、ベンジルカルボニル、ピペロニル、スクシニル、およびマロニルなどが挙げられる。
「アミノアシル」という用語は、-C(O)NR2122基(式中、R21およびR22は、独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、置換アリール、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロアルケニル、置換シクロアルケニル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、および置換複素環からなる群から選択され、R21およびR22は、これに結合している窒素と一緒に必要に応じて連結して、複素環または置換複素環基を形成し、これらのアルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロアルケニル、置換シクロアルケニル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、および置換複素環は本明細書で定義された通りである)を指す。
「アルコキシ」は、それ自体でまたは別の置換基の一部として、-OR31基(式中、R31はアルキルまたはシクロアルキル基を表し、これらは本明細書で定義された通りである)を指す。代表的な例としては、これらに限定されないが、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、シクロヘキシルオキシなどが挙げられる。
「アルコキシカルボニル」は、それ自体でまたは別の置換基の一部として、C(O)OR31基(式中、R31はアルキルまたはシクロアルキル基を表し、これらは本明細書で定義された通りである)を指す。代表的な例としては、これらに限定されないが、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、シクロヘキシルオキシカルボニルなどが挙げられる。
「アリール」は、それ自体でまたは別の置換基の一部として、芳香族環系の単一の炭素原子からの1個の水素原子の除去によって得られる一価の芳香族炭化水素基を指す。典型的なアリール基としては、これらに限定されないが、アセアントリレン、アセナフチレン、アセフェナントリレン、アントラセン、アズレン、ベンゼン、クリセン、コロネン、フルオランテン、フルオレン、ヘキサセン、ヘキサフェン、ヘキサレン、as-インダセン、s-インダセン、インダン、インデン、ナフタレン、オクタセン、オクタフェン、オクタレン、オバレン、ペンタ-2,4-ジエン、ペンタセン、ペンタレン、ペンタフェン、ペリレン、フェナレン、フェナントレン、ピセン、プレイアデン、ピレン、ピラントレン、ルビセン、トリフェニレン、トリナフタレンなどから誘導される基が挙げられる。ある特定の実施形態では、アリール基は6~20個の炭素原子を含む。ある特定の実施形態では、アリール基は6~12個の炭素原子を含む。アリール基の例はフェニルおよびナフチルである。
「アリールアルキル」は、それ自体でまたは別の置換基の一部として、炭素原子、典型的には末端またはsp炭素原子と結合した1個の水素原子がアリール基で置き換えられている、非環式アルキル基を指す。典型的なアリールアルキル基としては、これらに限定されないが、ベンジル、2-フェニルエタン-1-イル、2-フェニルエテン-1-イル、ナフチルメチル、2-ナフチルエタン-1-イル、2-ナフチルエテン-1-イル、ナフトベンジル、2-ナフトフェニルエタン-1-イルなどが挙げられる。特定のアルキル部分が意図される場合、アリールアルカニル、アリールアルケニルおよび/またはアリールアルキニルという命名が使用される。ある特定の実施形態では、アリールアルキル基は(C~C30)アリールアルキル、例えば、アリールアルキル基のアルカニル、アルケニルまたはアルキニル部分は(C~C10)であり、アリール部分は(C~C20)である。ある特定の実施形態では、アリールアルキル基は、(C~C20)アリールアルキル、例えば、アリールアルキル基のアルカニル、アルケニルまたはアルキニル部分は(C~C)であり、アリール部分は(C~C12)である。
「アリールアリール」は、それ自体でまたは別の置換基の一部として、2つまたはそれよりも多くの同一または非同一芳香族環系が単結合により直接一緒に連結された、環系の単一の炭素原子からの1個の水素原子の除去によって得られる一価炭化水素基を指し、このような直接的な環接合点の数は、関与する芳香族環系の数より1個少ない。典型的なアリールアリール基としては、これらに限定されないが、ビフェニル、トリフェニル、フェニル-ナフチル(napthyl)、ビナフチル、ビフェニル-ナフチルなどが挙げられる。アリールアリール基内の炭素原子の数が特定されている場合、この数は、各芳香族環を構成する炭素原子について言及している。例えば、(C~C14)アリールアリールは、各芳香族環が5~14個の炭素を含むアリールアリール基、例えば、ビフェニル、トリフェニル、ビナフチル、フェニルナフチルなどである。ある特定の実施形態では、アリールアリール基の各芳香族環系は、独立して、(C~C14)芳香族である。ある特定の実施形態では、アリールアリール基の各芳香族環系は、独立して(C~C10)芳香族である。ある特定の実施形態では、各芳香族環系は同一であり、例えば、ビフェニル、トリフェニル、ビナフチル、トリナフチルなどである。
「シクロアルキル」は、それ自体でまたは別の置換基の一部として、飽和または不飽和の環式アルキル基を指す。特定の飽和レベルが意図される場合、「シクロアルカニル」または「シクロアルケニル」の命名が使用される。典型的なシクロアルキル基としては、これらに限定されないが、シクロプロパン、ggregate e、シクロペンタン、シクロヘキサンから誘導される基などが挙げられる。ある特定の実施形態では、シクロアルキル基は(C~C10)シクロアルキルである。ある特定の実施形態では、シクロアルキル基は(C~C)シクロアルキルである。
「シクロヘテロアルキル」または「ヘテロシクリル」は、それ自体でまたは別の置換基の一部として、1個または複数の炭素原子(および任意の付随する水素原子)が独立して同じまたは異なるヘテロ原子で置き換えられている、飽和または不飽和の環式アルキル基を指す。炭素原子(複数可)を置き換える典型的なヘテロ原子としては、これらに限定されないが、N、P、O、S、Siなどが挙げられる。特定の飽和レベルが意図される場合、「シクロヘテロアルカニル」または「シクロヘテロアルケニル」の命名が使用される。典型的なシクロヘテロアルキル基としては、これらに限定されないが、エポキシド、アジリン、チイラン、イミダゾリジン、モルホリン、ピペラジン、ピペリジン、ピラゾリジン、ピロリジン、キヌクリジンなどから誘導される基が挙げられる。
「ヘテロアルキル、ヘテロアルカニル、ヘテロアルケニルおよびヘテロアルキニル」は、それ自体でまたは別の置換基の一部として、1個または複数の炭素原子(および任意の付随する水素原子)が独立して、同じまたは異なるヘテロ原子の基で置き換えられているアルキル、アルカニル、アルケニルおよびアルキニル基をそれぞれ指す。これらの基に含まれ得る典型的なヘテロ原子の基としては、これらに限定されないが、-O-、-S-、-S-S-、-O-S-、-NR3738-、.=N-N=、-N=N-、-N=N-NR3940、-PR41-、-P(O)-、-POR42-、-O-P(O)-、-S-O-、-S-(O)-、-SO-、-SnR4344-など(式中、R37、R38、R39、R40、R41、R42、R43およびR44は、独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、置換シクロヘテロアルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルまたは置換ヘテロアリールアルキルである)が挙げられる。
「ヘテロアリール」は、それ自体でまたは別の置換基の一部として、芳香族複素環系の単一の原子からの1個の水素原子の除去によって得られる一価のヘテロ芳香族基を指す。典型的なヘテロアリール基としては、これらに限定されないが、アクリジン、アルシンドール、カルバゾール、β-カルボリン、クロマン、クロメン、シンノリン、フラン、イミダゾール、インダゾール、インドール、インドリン、インドリジン、イソベンゾフラン、イソクロメン、イソインドール、イソインドリン、イソキノリン、イソチアゾール、イソオキサゾール、ナフチリジン、オキサジアゾール、オキサゾール、ペリミジン、フェナントリジン、フェナントロリン、フェナジン、フタラジン、プテリジン、プリン、ピラン、ピラジン、ピラゾール、ピリダジン、ピリジン、ピリミジン、ピロール、ピロリジン、キナゾリン、キノリン、キノリジン、キノキサリン、テトラゾール、チアジアゾール、チアゾール、チオフェン、トリアゾール、キサンテン、ベンゾジオキソールなどから誘導される基が挙げられる。ある特定の実施形態では、ヘテロアリール基は5~20員ヘテロアリールである。ある特定の実施形態では、ヘテロアリール基は5~10員ヘテロアリールである。ある特定の実施形態では、ヘテロアリール基は、チオフェン、ピロール、ベンゾチオフェン、ベンゾフラン、インドール、ピリジン、キノリン、イミダゾール、オキサゾールおよびピラジンから誘導される基である。
「ヘテロアリールアルキル」は、それ自体でまたは別の置換基の一部として、炭素原子、典型的には末端またはsp炭素原子に結合した1個の水素原子がヘテロアリール基で置き換えられている非環式アルキル基を指す。特定のアルキル部分が意図される場合、ヘテロアリールアルカニル、ヘテロアリールアルケニルおよび/またはヘテロアリールアルキニル(heterorylalkynyl)の命名が使用される。ある特定の実施形態では、ヘテロアリールアルキル基は、6~30員ヘテロアリールアルキル、例えば、ヘテロアリールアルキルのアルカニル、アルケニルまたはアルキニル部分は1~10員であり、ヘテロアリール部分は5~20員ヘテロアリールである。ある特定の実施形態では、ヘテロアリールアルキル基は6~20員ヘテロアリールアルキル、例えば、ヘテロアリールアルキルのアルカニル、アルケニルまたはアルキニル部分は1~8員であり、ヘテロアリール部分は5~12員ヘテロアリールである。
「芳香族環系」は、それ自体でまたは別の置換基の一部として、コンジュゲートしたπ電子系を有する不飽和の環式または多環式環系を指す。「芳香族環系」の定義に具体的に含まれるのは、1つまたは複数の環が芳香族であり、1つまたは複数の環が飽和または不飽和である縮合環系、例えば、フルオレン、インダン、インデン、フェナレンなどである。典型的な芳香族環系としては、これらに限定されないが、アセアントリレン、アセナフチレン、アセフェナントリレン、アントラセン、アズレン、ベンゼン、クリセン、コロネン、フルオランテン、フルオレン、ヘキサセン、ヘキサフェン、ヘキサレン、as-インダセン、s-インダセン、インダン、インデン、ナフタレン、オクタセン、オクタフェン、オクタレン、オバレン、ペンタ-2,4-ジエン、ペンタセン、ペンタレン、ペンタフェン、ペリレン、フェナレン、フェナントレン、ピセン、プレイアデン、ピレン、ピラントレン、ルビセン、トリフェニレン、トリナフタレンなどが挙げられる。
「芳香族複素環系」は、それ自体でまたは別の置換基の一部として、1個または複数の炭素原子(および任意の付随する水素原子)が独立して、同じまたは異なるヘテロ原子で置き換えられている芳香族環系を指す。炭素原子を置き換える典型的なヘテロ原子としては、これらに限定されないが、N、P、O、S、Siなどが挙げられる。「芳香族複素環系」の定義内に具体的に含まれるのは、1つまたは複数の環が芳香族であり、1つまたは複数の環が飽和または不飽和である縮合環系、例えば、アルシンドール、ベンゾジオキサン、ベンゾフラン、クロマン、クロメン、インドール、インドリン、キサンテンなどである。典型的な芳香族複素環系としては、これらに限定されないが、アルシンドール、カルバゾール、β-カルボリン、クロマン、クロメン、シンノリン、フラン、イミダゾール、インダゾール、インドール、インドリン、インドリジン、イソベンゾフラン、イソクロメン、イソインドール、イソインドリン、イソキノリン、イソチアゾール、イソオキサゾール、ナフチリジン、オキサジアゾール、オキサゾール、ペリミジン、フェナントリジン、フェナントロリン、フェナジン、フタラジン、プテリジン、プリン、ピラン、ピラジン、ピラゾール、ピリダジン、ピリジン、ピリミジン、ピロール、ピロリジン、キナゾリン、キノリン、キノリジン、キノキサリン、テトラゾール、チアジアゾール、チアゾール、チオフェン、トリアゾール、キサンテンなどが挙げられる。
「置換されている」とは、1個または複数の水素原子が独立して、同じまたは異なる置換基(複数可)で置き換えられている基を指す。典型的な置換基としては、これらに限定されないが、アルキレンジオキシ(例えば、メチレンジオキシ)、-M、-R60、-O、=O、-OR60、-SR60、-S、=S、-NR6061、=NR60、-CF、-CN、-OCN、-SCN、-NO、-NO、=N、-N、-S(O)、-S(O)OH、-S(O)60、-OS(O)、-OS(O)60、-P(O)(O、-P(O)(OR60)(O)、-OP(O)(OR60)(OR61)、-C(O)R60、-C(S)R60、-C(O)OR60、-C(O)NR6061,-C(O)O、-C(S)OR60、-NR62C(O)NR6061、-NR62C(S)NR6061、-NR62C(NR63)NR6061および-C(NR62)NR6061(式中、Mはハロゲンであり、R60、R61、R62およびR63は、独立して水素、アルキル、置換アルキル、アルコキシ、置換アルコキシ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、置換シクロヘテロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリールもしくは置換ヘテロアリール、または必要に応じてR60およびR61は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、シクロヘテロアルキルまたは置換シクロヘテロアルキル環を形成し、R64およびR65は、独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アリール、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、置換シクロヘテロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリールもしくは置換ヘテロアリールであり、または必要に応じてR64およびR65は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、シクロヘテロアルキルまたは置換シクロヘテロアルキル環を形成する)が挙げられる。ある特定の実施形態では、置換基として、-M、-R60、=O、-OR60、-SR60、-S、=S、-NR6061、=NR60、-CF、-CN、-OCN、-SCN、-NO、-NO、=N、-N、-S(O)60、-OS(O)°、-OS(O)60、-P(O)(O、-P(O)(OR60)(O)、-OP(O)(OR60)(OR61)、-C(O)R60、-C(S)R60、-C(O)OR60、-C(O)NR6061,-C(O)O、-NR62C(O)NR6061が挙げられる。ある特定の実施形態では、置換基としては、-M、-R60、=O、-OR60、-SR60、-NR6061、-CF、-CN、-NO、-S(O)60、-P(O)(OR60)(O)、-OP(O)(OR60)(OR61)、-C(O)R60、-C(O)OR60、-C(O)NR6061,-C(O)Oが挙げられる。ある特定の実施形態では、置換基としては、-M、-R60、=O、-OR60、-SR60、-NR6061、-CF、-CN、-NO、-S(O)60、-OP(O)(OR60)(OR61)、-C(O)R60、-C(O)OR60、-C(O)O(式中、R60、R61およびR62は上で定義された通りである)が挙げられる。例えば、置換された基は、メチレンジオキシ置換基またはハロゲン原子、(1~4C)アルキル基および(1~4C)アルコキシ基から選択される1つ、2つ、もしくは3つの置換基を保持してもよい。
「薬学的に許容される担体」とは、希釈剤、アジュバント、賦形剤またはビヒクルを指し、これらと共に、またはこれらの中の化合物が投与される。
任意の状態、例えば、自己免疫性、代謝性、アレルギー性、がん性または感染性の疾患を「処置すること」または「処置」とは、ある特定の実施形態では、状態を改善する(すなわち、状態の発症を止めるまたは減少させる)ことを指す。ある特定の実施形態では、「処置すること」または「処置」とは、少なくとも1種の身体的パラメーターを改善することを指し、これは、患者によって認識されないこともある。ある特定の実施形態では、「処置すること」または「処置」とは、身体的(例えば、認識できる症状の安定化)、生理学的(例えば、物理的パラメーターの安定化)のいずれか、または両方により状態を阻害することを指す。
ある特定の実施形態では、「処置すること」または「処置」とは、状態の開始を遅らせることを指す。
「治療有効量」とは、状態、例えば、自己免疫性、代謝性、アレルギー性、がん性または感染性の疾患を予防または処置するために患者に投与された場合、このような処置を実行するのに十分な化合物の量を意味する。「治療有効量」は、化合物、状態およびその重症度ならびに患者の年齢、体重などに応じて変動する。
詳細な説明
インバリアントナチュラルキラーT細胞(iNKT)細胞を活性化するための化合物が提供される。ある特定の実施形態による化合物は、iNKT細胞を活性化し、1種または複数のサイトカイン、例えば、IFNγ、IL-2、IL-4、IL-6およびTNFαの産生の増加を誘発する。一部の実施形態では、活性化したiNKT細胞は、炎症性老化細胞、例えば、炎症性セクレトーム(SASP)を有する老化細胞の存在を選択的に減少させる、またはこれらを排除するために使用される。iNKT細胞を、ある量の本発明の化合物と接触させることによりiNKT細胞を活性化し、活性化したiNKT細胞で老化細胞の存在を選択的に減少させるまたはこれらを排除するための方法もまた記載されている。本発明の方法を実施するための組成物もまた記載されている。
本発明がより詳細に記載される前に、本発明が、記載されている特定の実施形態に限定されず、よって当然変動し得ることを理解されたい。本発明の範囲は添付の特許請求の範囲のみにより限定されるため、本明細書で使用されている用語は特定の実施形態を記載する目的のためのみのものであり、限定することを意図していないこともまた理解されたい。
値の範囲が提供されている場合、文脈が他を明確に指示していない限り、下限の単位の10分の1まで、その範囲の上限と下限の間の途中にある各値、およびその述べられた範囲内の任意の他の述べられたまたは途中にある値は、本発明内に包含されることを理解されたい。これらのより小さな範囲の上限および下限は、独立して、より小さな範囲に含まれてもよく、また述べられた範囲における具体的に除外された任意の境界にもよるが、本発明に包含される。述べられた範囲が境界の1つまたは両方を含む場合、含まれたこれらの境界のうちのいずれかまたは両方を除外する範囲もまた本発明に含まれる。
ある特定の範囲は、本明細書で、「約」という用語が数値に先行して提示されている。「約」という用語は、この用語に続く正確な数に対する言葉によるサポート、およびこの用語に続く数に近いまたは近似した数を提供するために本明細書で使用されている。数が具体的に列挙された数に近いまたは近似しているかどうかの判定では、近いまたは近似する、列挙されていない数は、それが提示された文脈において、具体的に列挙された数と実質的に同等の数をもたらす数となり得る。
他に定義されていない限り、本明細書で使用されているすべての技術用語および科学用語は、本発明が属する当業者に共通して理解されている意味と同じ意味を有する。本明細書に記載のものと類似または同等の任意の方法および材料を本発明の実施または試験にも使用することができるが、代表的な例示的方法および材料がここに記載されている。
本明細書に引用されたすべての刊行物および特許は、それぞれ個々の刊行物または特許が具体的におよび個々に示されて、参照により組み込まれるかのように本明細書に参照により組み込まれており、方法および/または材料が、引用された刊行物と関連して開示および記載されるよう参照により本明細書に組み込まれている。任意の刊行物の引用は出願日前のその開示に対するものであり、本発明が以前の発明によってこのような刊行物に先行する権利がないと認めると解釈されるべきではない。さらに、提供された刊行物の期日は、実際の刊行物の期日と異なることもあり、これらの期日は独立して確認しなければならないこともある。
本明細書で使用される場合および添付の特許請求の範囲において、単数形「1つの(a)」、「1つの(an)」、および「その(the)」は、文脈が明確に他を指示しない限り、複数の指示対象を含むことに注意されたい。特許請求の範囲は、いずれかの必要に応じた要素を排除するように作成されてもよいことにさらに注意されたい。よって、本記述は、請求項の要素の列挙に関連した「単に」、「のみ」などの独占的な用語の使用、または「否定的」限定の使用に対して前例ベースで機能することを意図する。
本開示を読めば当業者には明らかなように、本明細書に記載および例示された個々の実施形態のそれぞれは、本発明の範囲または趣旨から逸脱することなく、他のいくつかの実施形態のいずれかの特徴から容易に分離することができる、またはこれらと組み合わせることができる別個の構成成分および特徴を有する。列挙されたあらゆる方法は、列挙された事象の順で、または論理的に可能な他のいずれかの順序で行うことができる。
化合物および方法は、文法的流動性のため、機能的説明を有する、またはこれを用いて記載されるが、特許請求の範囲は、35U.S.C.§112の下で明示的に規定されていない限り、「手段」または「ステップ」の制限事項の構築によってなんらかの制限を受けると、必ずしも解釈されるべきではなく、司法上の均等論の下で特許請求の範囲により提供される定義の意味および等価物の全範囲を許容するものとし、特許請求の範囲が明示的に35U.S.C.§112の下で規定されている事例では、35U.S.C.§112の下で、十分な法的な等価物を許容するものとすることが明示的に理解されるものとする。
本明細書で論じられている刊行物は、本出願の出願期日前のこれらの開示に対してのみ提供されている。本明細書において、本発明が、以前の発明によってこのような刊行物に先行する権利を持たないという承認として解釈されるものは何もない。さらに、提供された刊行物の期日は実際の刊行物の期日と異なることもあり、独立して確認しなければならないこともある。
他に定義されていない限り、本明細書で使用されているすべての技術用語および科学用語は、本発明が属する当業者に共通して理解されている意味と同じ意味を有する。本明細書に記載のものと類似または同等の任意の方法および材料を本発明の実施または試験にも使用することができるが、好ましい方法および材料がここに記載されている。本明細書中に記述されているすべての刊行物は、引用された刊行物と関連して方法および/または材料を開示および記載するために参照により本明細書に組み込まれる。
本発明のある特定の特徴は、明確さのために、別個の実施形態の文脈で記載されているが、これらはまた組み合わせて、単一の実施形態で提供することもできることを認識されたい。逆に、本発明の様々な特徴は、簡潔さのために、単一の実施形態の文脈で記載されているが、これらはまた別々にまたは任意の適切な下位の組合せで提供することもできる。可変要素で表される化学基に関連する実施形態のすべての組合せは、このような組合せが、安定した化合物(すなわち、生物学的活性に関して、単離、特徴付け、および試験ができる化合物)である化合物を包含する範囲内に限り、ありとあらゆる組合せが個々におよび明示的に開示されているかのように、本発明によって具体的に包含され、本明細書で開示される。加えて、このような可変要素について記載している実施形態に列挙された化学基のすべての下位の組合せもまた、本明細書で開示される化学基のありとあらゆるこのような下位の組合せが個々におよび明示的に本明細書で開示されているかのように、本発明によって具体的に包含される。
様々な実施形態についてここで詳細に言及する。本発明はこれらの実施形態に限定されないことを理解されたい。それとは反対に、許容された特許請求の範囲の趣旨および範囲内に含まれ得るような、代替形態、変化形、および等価物を網羅することが意図される。
iNKT細胞を活性化し、老化細胞を選択的に排除するための化合物
式DCD-(I)
ある特定の実施形態によると、本開示の態様は、
式DCD-(I)の化合物:

[式中、
Zは、

から選択され、

は、Z-O結合を示し、
Xは、-NHCO-または酸素であり、
、R、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから選択され、
およびXは、それぞれ独立して、-C、-NR、-O、-SR、-Siから選択され、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、アルキルまたは置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから選択され、
は、水素、酸素、フッ素、-CFから選択されるか、またはXと一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルを形成し、

は、二重結合または単結合を示し、
nは2~25の整数であり、
Yは、炭素、窒素またはケイ素から選択され、
、RおよびRは、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから独立して選択され、Yが窒素の場合、Rは存在しないか、またはRおよびRは、Yと一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリールもしくは置換ヘテロアリール基を形成し、
は、アルキルまたは置換アルキルである]、
またはその塩、溶媒和物もしくは水和物を含む。
実施形態では、本開示の化合物の「塩」は以下を含み得る:(1)無機酸、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸などと形成される酸付加塩;もしくは有機酸、例えば、酢酸、プロピオン酸、ヘキサン酸、シクロペンタンプロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、乳酸、マロン酸、コハク酸、リンゴ酸、マレイン酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、3-(4-ヒドロキシベンゾイル)安息香酸、ケイヒ酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、1,2-エタンジスルホン酸、2-ヒドロキシエタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、4-クロロベンゼンスルホン酸、2-ナフタレンスルホン酸、4-トルエンスルホン酸、カンファースルホン酸、4-メチルビシクロ[2.2.2]-オクタ-2-エン-1-カルボン酸、グルコヘプトン酸、3-フェニルプロピオン酸、トリメチル酢酸、第三級ブチル酢酸、ラウリル硫酸、グルコン酸、グルタミン酸、ヒドロキシナフトエ酸、サリチル酸、ステアリン酸、ムコン酸などと形成される酸付加塩;または(2)化合物中に存在する酸性プロトンが金属イオン、例えば、アルカリ金属イオン、アルカリ土類イオン、またはアルミニウムイオンで置き換えられる場合;もしくは有機塩基、例えば、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N-メチルグルカミンなどに配位する場合に形成される塩。
「溶媒和物」という用語は、本明細書で使用される場合、溶質、例えばDCD-(I)またはその塩の化合物の1個または複数の分子と、溶媒の1種または複数の分子とにより形成される複合体または凝集物を指す。このような溶媒和物は、溶質と溶媒との実質的に固定されたモル比を有する結晶性固体であってもよい。代表的な溶媒の例としては、水、メタノール、エタノール、イソプロパノール、酢酸などが挙げられる。溶媒が水の場合、形成される溶媒和物は水和物である。
式DCD-(IA-1)
ある特定の実施形態による、本開示の態様は、式DCD-(IA-1)の化合物:

[式中、
Xは、-NHCO-または酸素であり、
、R、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから選択され、
およびXは、それぞれ独立して、-C、-NR、-O、-SR、-Siから選択され、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、アルキルまたは置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから選択され、
は、水素、酸素、フッ素、-CFから選択されるか、またはXと一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルを形成し、

は、二重結合または単結合を示し、
nは2~25の整数であり、
Yは、炭素、窒素またはケイ素から選択され、
、RおよびRは、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから独立して選択され、Yが窒素の場合、Rは存在しないか、またはRおよびRは、Yと一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリールもしくは置換ヘテロアリール基を形成し、
は、アルキルまたは置換アルキルである]、
またはその塩、溶媒和物もしくは水和物を含む。
一部の事例では、Rは水素である。一部の事例では、Rは水素である。一部の事例では、Rは水素である。一部の事例では、Rは水素である。ある特定の事例では、R、R、RおよびRのそれぞれは、水素である。
他の事例では、Rは、

であり、

は、R-O結合を表し、
は、水素、アルキルまたは置換アルキルである。一部の事例では、Rは、水素、メチル、エチルおよびシクロプロピルから選択される。
は、-NRまたは-ORであり、Rは、アルキル、置換アルキル、アシル、アルキルアシルもしくは置換アルキルアシルであるか、またはRは、R10と一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルを形成し、
10は、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルであるか、またはR10は、Rと一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルを形成する。
ある特定の事例では、Rは、

から選択され、

は、R-O結合を表し、
は、水素、アルキル、置換アルキルであり、
は、水素、またはフッ素、塩素、臭素もしくはヨウ素から選択されるハロゲンである。
他の事例では、Rは、

であり、
11は、アルキルまたは置換アルキルであり、
12は、アルキルであるか、またはシクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルで置換されているアルキルである。
一部の事例では、R11は、メチル、エチル、n-プロピル、イソ-プロピル、n-ブチル、イソ-ブチル、t-ブチルから選択される。ある特定の事例では、R11はイソ-プロピルである。
ある特定の事例では、Rは、

であり、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、ヒドロキシルまたはハロゲンから選択される。一部の事例では、Rはヒドロキシルである。一部の事例では、RはFである。一部の事例では、RはClである。一部の事例では、RはIである。一部の事例では、RはBrである。一部の事例では、Rはヒドロキシルである。一部の事例では、RはFである。他の事例では、RはClである。他の事例では、RはIである。他の事例では、RはBrである。
式DCD-(IA-2)
ある特定の実施形態による、本開示の態様は、式DCD-(IA-2)の化合物:

[式中、
Xは、-NHCO-または酸素であり、
、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから選択され、
およびXは、それぞれ独立して、-C、-NR、-O、-SR、-Siから選択され、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、アルキルまたは置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから選択され、
は、水素、酸素、フッ素、-CFから選択されるか、またはXと一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルを形成し、

は、二重結合または単結合を示し、
nは2~25の整数であり;
Yは、炭素、窒素またはケイ素から選択され、
、RおよびRは、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから独立して選択され、Yが窒素の場合、Rは存在しないか、またはRおよびRは、Yと一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリールもしくは置換ヘテロアリール基を形成し、
は、アルキルまたは置換アルキルである]、
またはその塩、溶媒和物もしくは水和物を含む。
一部の事例では、Rは水素である。一部の事例では、Rは水素である。一部の事例では、Rは水素である。ある特定の事例では、R、RおよびRのそれぞれは、水素である。
他の事例では、Rは、

であり、

は、R-O結合を表し、
は、水素、アルキルまたは置換アルキルである。一部の事例では、Rは、水素、メチル、エチルおよびシクロプロピルから選択される。
は、-NRまたは-ORであり、Rは、アルキル、置換アルキル、アシル、アルキルアシルもしくは置換アルキルアシルであるか、またはRは、R10と一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルを形成し、
10は、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルであるか、またはR10は、Rと一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルを形成する。
ある特定の事例では、Rは、

から選択され、

は、R-O結合を表し、
は、水素、アルキル、置換アルキルであり、
は、水素、またはフッ素、塩素、臭素もしくはヨウ素から選択されるハロゲンである。
他の事例では、Rは、

であり、
11は、アルキルまたは置換アルキルであり、
12は、アルキルであるか、またはシクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルで置換されているアルキルである。
一部の事例では、R11は、メチル、エチル、n-プロピル、イソ-プロピル、n-ブチル、イソ-ブチル、t-ブチルから選択される。ある特定の事例では、R11はイソ-プロピルである。
ある特定の事例では、Rは、

であり、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、ヒドロキシルまたはハロゲンから選択される。一部の事例では、Rはヒドロキシルである。一部の事例では、RはFである。一部の事例では、RはClである。一部の事例では、RはIである。一部の事例では、RはBrである。一部の事例では、Rはヒドロキシルである。一部の事例では、RはFである。他の事例では、RはClである。他の事例では、RはIである。
他の事例では、RはBrである。
式DCD-(IA-3)
ある特定の実施形態による、本開示の態様は、式DCD-(IA-3)の化合物:

[式中、
Xは-、NHCO-または酸素であり、
、R、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから選択され、
およびXは、それぞれ独立して、-C、-NR、-O、-SR、-Siから選択され、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、アルキルまたは置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから選択され、
は、水素、酸素、フッ素、-CFから選択されるか、またはXと一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルを形成し、

は、二重結合または単結合を示し、
nは2~25の整数であり、
Yは、炭素、窒素またはケイ素から選択され、
、RおよびRは、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから独立して選択され、Yが窒素の場合、Rは存在しないか、またはRおよびRは、Yと一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリールもしくは置換ヘテロアリール基を形成し、
は、アルキルまたは置換アルキルである]、
またはその塩、溶媒和物もしくは水和物を含む。
一部の事例では、Rは水素である。一部の事例では、Rは水素である。一部の事例では、Rは水素である。一部の事例では、Rは水素である。ある特定の事例では、R、R、RおよびRのそれぞれは、水素である。
他の事例では、Rは、

であり、

は、R-O結合を表し、
は、水素、アルキルまたは置換アルキルである。一部の事例では、Rは、水素、メチル、エチルおよびシクロプロピルから選択される。
は、-NRまたは-ORであり、Rは、アルキル、置換アルキル、アシル、アルキルアシルもしくは置換アルキルアシルであるか、またはRは、R10と一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルを形成し、
10は、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルであるか、またはR10は、Rと一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルを形成する。
ある特定の事例では、Rは、

から選択され、

は、R-O結合を表し、
は、水素、アルキル、置換アルキルであり、
は、水素、またはフッ素、塩素、臭素もしくはヨウ素から選択されるハロゲンである。
他の事例では、Rは、

であり、
11は、アルキルまたは置換アルキルであり、
12は、アルキルであるか、またはシクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルで置換されているアルキルである。
一部の事例では、R11は、メチル、エチル、n-プロピル、イソ-プロピル、n-ブチル、イソ-ブチル、t-ブチルから選択される。ある特定の事例では、R11はイソ-プロピルである。
ある特定の事例では、Rは、

であり、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、ヒドロキシルまたはハロゲンから選択される。一部の事例では、Rはヒドロキシルである。一部の事例では、RはFである。一部の事例では、RはClである。一部の事例では、RはIである。一部の事例では、RはBrである。一部の事例では、Rはヒドロキシルである。一部の事例では、RはFである。他の事例では、RはClである。他の事例では、RはIである。他の事例では、RはBrである。
式DCD-(IA-4)
ある特定の実施形態による、本開示の態様は、式DCD-(IA-4)の化合物:

[式中、
Xは、-NHCO-または酸素であり、
およびRは、それぞれ独立して、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから選択され、
およびXは、それぞれ独立して、-C、-NR、-O、-SR、-Siから選択され、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、アルキルまたは置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから選択され、
は、水素、酸素、フッ素、-CFから選択されるか、またはXと一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルを形成し、

は、二重結合または単結合を示し、
nは2~25の整数であり;
Yは、炭素、窒素またはケイ素から選択され、
、RおよびRは、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから独立して選択され、Yが窒素の場合、Rは存在しないか、またはRおよびRは、Yと一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリールもしくは置換ヘテロアリール基を形成し、
は、アルキルまたは置換アルキルである]、
またはその塩、溶媒和物もしくは水和物を含む。
一部の事例では、Rは水素である。一部の事例では、Rは水素である。一部の事例では、RおよびRのそれぞれは、それぞれ水素である。
他の事例では、Rは、

であり、

は、R-O結合を表し、
は、水素、アルキルまたは置換アルキルである。一部の事例では、Rは、水素、メチル、エチルおよびシクロプロピルから選択される。
は、-NRまたは-ORであり、Rは、アルキル、置換アルキル、アシル、アルキルアシルもしくは置換アルキルアシルであるか、またはRは、R10と一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルを形成し、
10は、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルであるか、またはR10は、Rと一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルを形成する。
ある特定の事例では、Rは、

から選択され、

は、R-O結合を表し、
は、水素、アルキル、置換アルキルであり、
は、水素、またはフッ素、塩素、臭素もしくはヨウ素から選択されるハロゲンである。他の事例では、Rは、

であり、
11は、アルキルまたは置換アルキルであり、
12は、アルキルであるか、またはシクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルで置換されているアルキルである。
一部の事例では、R11は、メチル、エチル、n-プロピル、イソ-プロピル、n-ブチル、イソ-ブチル、t-ブチルから選択される。ある特定の事例では、R11はイソ-プロピルである。
ある特定の事例では、Rは、

であり、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、ヒドロキシルまたはハロゲンから選択される。一部の事例では、Rはヒドロキシルである。一部の事例では、RはFである。一部の事例では、RはClである。一部の事例では、RはIである。一部の事例では、RはBrである。一部の事例では、Rはヒドロキシルである。一部の事例では、RはFである。他の事例では、RはClである。他の事例では、RはIである。他の事例では、RはBrである。
式DCD-(IB-1)
ある特定の実施形態による、本開示の態様は、式DCD-(IB-1)の化合物:

[式中、
Zは、

から選択され、

は、Z-O結合を示し、
Xは、-NHCO-または酸素であり、
、R、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから選択され、
nは2~25の整数であり、
Yは、炭素、窒素またはケイ素から選択され、
、RおよびRは、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから独立して選択され、Yが窒素の場合、Rは存在しないか、またはRおよびRは、Yと一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリールもしくは置換ヘテロアリール基を形成し、
は、アルキルまたは置換アルキルである]、
またはその塩、溶媒和物もしくは水和物を含む。
式DCD-(IB-2)
ある特定の実施形態による、本開示の態様は、式DCD-(IB-2)の化合物

[式中、
Zは、

から選択され、

は、Z-O結合を示し、
Xは、-NHCO-または酸素であり、
、R、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから選択され、
は、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから選択される。一部の事例では、Rは、メチル、エチル、n-プロピル、イソ-プロピル、n-ブチル、イソ-ブチル、t-ブチルから選択される。ある特定の事例では、Rはメチルである。
Nは2~25の整数であり、
Yは、炭素、窒素またはケイ素から選択され、
、RおよびRは、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから独立して選択され、Yが窒素の場合、Rは存在しないか、またはRおよびRは、Yと一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリールもしくは置換ヘテロアリール基を形成し、
は、アルキルまたは置換アルキルである]、
またはその塩、溶媒和物もしくは水和物を含む。
式DCD-(IB-3)
ある特定の実施形態による、本開示の態様は、式DCD-(IB-3)の化合物:

[式中、
Zは、

から選択され、

は、Z-O結合を示し、
Xは、-NHCO-または酸素であり、
、R、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから選択され、
nは2~25の整数であり;
Yは、炭素、窒素またはケイ素から選択され、
、RおよびRは、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから独立して選択され、Yが窒素の場合、Rは存在しないか、またはRおよびRは、Yと一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリールもしくは置換ヘテロアリール基を形成し、
は、アルキルまたは置換アルキルである]、
またはその塩、溶媒和物もしくは水和物を含む。
式DCD-(IB-4)
ある特定の実施形態による、本開示の態様は、式DCD-(IB-4)の化合物:

[式中、
Zは、

から選択され、

は、Z-O結合を示し、
Xは、-NHCO-または酸素であり、
、R、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから選択され、
nは2~25の整数であり;
Yは、炭素、窒素またはケイ素から選択され、
、RおよびRは、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから独立して選択され、Yが窒素の場合、Rは存在しないか、またはRおよびRは、Yと一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリールもしくは置換ヘテロアリール基を形成し、
は、アルキルまたは置換アルキルである]、
またはその塩、溶媒和物もしくは水和物を含む。
式DCD-(IB-5)
ある特定の実施形態による、本開示の態様は、式DCD-(IB-5)の化合物:

[式中、
Zは、

から選択され、

は、Z-O結合を示し、
Xは、-NHCO-または酸素であり、
、R、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから選択され、
nは2~25の整数であり、
Yは、炭素、窒素またはケイ素から選択され、
、RおよびRは、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから独立して選択され、Yが窒素の場合、Rは存在しないか、またはRおよびRは、Yと一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリールもしくは置換ヘテロアリール基を形成し、
は、アルキルまたは置換アルキルである]、
またはその塩、溶媒和物もしくは水和物を含む。
式DCD-(I)、DCD-(IA)およびDCD-(IB)の化合物の実施形態において、一部の事例では、Rはアルキルであっても置換アルキルであってもよい。一部の事例では、RはC8~C20アルキルである。一部の事例では、Rは置換C8~C20アルキルである。ある特定の事例では、RはC13アルキルである。
一部の事例では、nは2~25の整数であり、例えば、nは2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24および25から選択される。
一部の事例では、Yは炭素である。一部の事例では、Yは窒素である。一部の事例では、Yはケイ素である。
一部の事例では、Rは水素である。一部の事例では、Rはアルキルである。一部の事例では、RはC1~C16アルキルである。一部の事例では、Rは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、tert-ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチルおよびオクチルから選択される。一部の事例では、Rは、

から選択され、

は、Yへの結合を示し、Rは、水素、アルキルであるか、またはシクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルで置換されているアルキルである。ある特定の事例では、Rは、アルキル、例えば、C1~C16アルキルまたはC1~C16置換アルキルである。
一部の事例では、Rは水素である。一部の事例では、Rはアルキルである。一部の事例では、RはC1~C16アルキルである。一部の事例では、Rは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、tert-ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチルおよびオクチルから選択される。
一部の実施形態では、Rは、C5~C25アルキルであるか、またはシクロアルキル基、置換シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、置換ヘテロシクロアルキル基、アリール基、置換アリール基、アリールアルキル基、置換アリールアルキル基、ヘテロアリール基、置換ヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキル基、または置換ヘテロアリールアルキル基で置換されているC5~C25アルキルである。一部の事例では、Rは、


からなる群から選択される部分で置換されているC5~C25アルキルであり、

は、C5~C25アルキルへの結合を示し、RおよびRは、独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、置換ヒドロキシル、アミノ、置換アミノ、チオール、置換チオール、スルホキシド、置換スルホキシド、スルホン、置換スルホン、スルホキシミン、置換スルホキシミン、アシル、アミノアシル、アルキル、置換アルキル;ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、スピロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから選択される。
一部の事例では、Rは水素である。一部の事例では、Rはハロゲンである。一部の事例では、Rは、フッ素、臭素またはヨウ素から選択される。一部の事例では、Rは水素である。
一部の事例では、Rはハロゲンである。一部の事例では、Rはフッ素、臭素またはヨウ素である。
式DCD-(II)
ある特定の実施形態による、本開示の態様は、式DCD-(II)の化合物:

[式中、
Zは、

から選択され、

は、Z-O結合を示し、
Xは、-NHCO-または酸素であり、
、R、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから選択され、
、X、X、XおよびXは、それぞれ独立して、炭素、窒素、酸素または硫黄から選択され、
は、必要に応じて存在しないか、または存在する場合、水素もしくは酸素から選択され、

は、二重結合または単結合を示し、
nは2~25の整数であり、
Yは、炭素、窒素またはケイ素から選択され、
、RおよびRは、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから独立して選択され、Yが窒素の場合、Rは存在しないか、またはRおよびRは、Yと一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリールもしくは置換ヘテロアリール基を形成し、
は、アルキルまたは置換アルキルである]、
またはその塩、溶媒和物もしくは水和物を含む。
式DCD-(IIA-1)
ある特定の実施形態による、本開示の態様は、式DCD-(IIA-1)の化合物:

[式中、Xは、-NHCO-または酸素であり、
、R、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから選択され、
、X、X、XおよびXは、それぞれ独立して、炭素、窒素、酸素または硫黄から選択され、
は、必要に応じて存在しないか、または存在する場合、水素もしくは酸素から選択され、

は、二重結合または単結合を示し、
nは2~25の整数であり、
Yは、炭素、窒素またはケイ素から選択され、
、RおよびRは、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから独立して選択され、Yが窒素の場合、Rは存在しないか、またはRおよびRは、Yと一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリールもしくは置換ヘテロアリール基を形成し、
は、アルキルまたは置換アルキルである]、
またはその塩、溶媒和物もしくは水和物を含む。
一部の事例では、Rは水素である。一部の事例では、Rは水素である。一部の事例では、Rは水素である。一部の事例では、Rは水素である。ある特定の事例では、R、R、RおよびRのそれぞれは、水素である。
他の事例では、Rは、

であり、

は、R-O結合を表し、
は、水素、アルキルまたは置換アルキルである。一部の事例では、Rは、水素、メチル、エチルおよびシクロプロピルから選択される。
は、-NRまたは-ORであり、Rは、アルキル、置換アルキル、アシル、アルキルアシルもしくは置換アルキルアシルであるか、またはRは、R10と一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルを形成し、
10は、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルであるか、またはR10は、Rと一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルを形成する。
ある特定の事例では、Rは、

から選択され、

は、R-O結合を表し、
は、水素、アルキル、置換アルキルであり、
は、水素、またはフッ素、塩素、臭素もしくはヨウ素から選択されるハロゲンである。
他の事例では、Rは、

であり、
11は、アルキルまたは置換アルキルであり、
12は、アルキルであるか、またはシクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルで置換されているアルキルである。
一部の事例では、R11は、メチル、エチル、n-プロピル、イソ-プロピル、n-ブチル、イソ-ブチル、t-ブチルから選択される。ある特定の事例では、R11はイソ-プロピルである。
ある特定の事例では、R

であり、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、ヒドロキシルまたはハロゲンから選択される。一部の事例では、Rはヒドロキシルである。一部の事例では、RはFである。一部の事例では、RはClである。一部の事例では、RはIである。一部の事例では、RはBrである。一部の事例では、Rはヒドロキシルである。一部の事例では、RはFである。他の事例では、RはClである。他の事例では、RはIである。他の事例では、RはBrである。
式DCD-(IIA-2)
ある特定の実施形態による、本開示の態様は、式DCD-(IIA-2)の化合物:

[式中、Xは、-NHCO-または酸素であり、
、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから選択され、
、X、X、XおよびXは、それぞれ独立して、炭素、窒素、酸素または硫黄から選択され、
は、必要に応じて存在しないか、または存在する場合、水素もしくは酸素から選択され、

は、二重結合または単結合を示し、
nは2~25の整数であり、
Yは、炭素、窒素またはケイ素から選択され、
、RおよびRは、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから独立して選択され、Yが窒素の場合、Rは存在しないか、またはRおよびRは、Yと一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリールもしくは置換ヘテロアリール基を形成し、
は、アルキルまたは置換アルキルである]、
またはその塩、溶媒和物もしくは水和物を含む。
一部の事例では、Rは水素である。一部の事例では、Rは水素である。一部の事例では、Rは水素である。ある特定の事例では、R、RおよびRのそれぞれは、水素である。
他の事例では、Rは、

であり、

は、R-O結合を表し、
は、水素、アルキルまたは置換アルキルである。一部の事例では、Rは、水素、メチル、エチルおよびシクロプロピルから選択される。
は、-NRまたは-ORであり、Rは、アルキル、置換アルキル、アシル、アルキルアシルもしくは置換アルキルアシルであるか、またはRは、R10と一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルを形成し、
10は、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルであるか、またはR10は、Rと一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルを形成する。
ある特定の事例では、Rは、

から選択され、

は、R-O結合を表し、
は、水素、アルキル、置換アルキルであり、
は、水素、またはフッ素、塩素、臭素もしくはヨウ素から選択されるハロゲンである。
他の事例では、Rは、

であり、
11は、アルキルまたは置換アルキルであり、
12は、アルキルであるか、またはシクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルで置換されているアルキルである。
一部の事例では、R11は、メチル、エチル、n-プロピル、イソ-プロピル、n-ブチル、イソ-ブチル、t-ブチルから選択される。ある特定の事例では、R11はイソ-プロピルである。
ある特定の事例では、Rは、

であり、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、ヒドロキシルまたはハロゲンから選択される。一部の事例では、Rはヒドロキシルである。一部の事例では、RはFである。一部の事例では、RはClである。一部の事例では、RはIである。一部の事例では、RはBrである。一部の事例では、Rはヒドロキシルである。一部の事例では、RはFである。他の事例では、RはClである。他の事例では、RはIである。
他の事例では、RはBrである。
式DCD-(IIA-3)
ある特定の実施形態による、本開示の態様は、式DCD-(IIA-3)の化合物:

[式中、Xは、-NHCO-または酸素であり、
、R、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから選択され、
、X、X、XおよびXは、それぞれ独立して、炭素、窒素、酸素または硫黄から選択され、
は、必要に応じて存在しないか、または存在する場合、水素もしくは酸素から選択され、

は、二重結合または単結合を示し、
nは2~25の整数であり、
Yは、炭素、窒素またはケイ素から選択され、
、RおよびRは、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから独立して選択され、Yが窒素の場合、Rは存在しないか、またはRおよびRは、Yと一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリールもしくは置換ヘテロアリール基を形成し、
は、アルキルまたは置換アルキルである]
またはその塩、溶媒和物もしくは水和物を含む。
一部の事例では、Rは水素である。一部の事例では、Rは水素である。一部の事例では、Rは水素である。一部の事例では、Rは水素である。ある特定の事例では、R、R、RおよびRのそれぞれは、水素である。
他の事例では、Rは、

であり、

は、R-O結合を表し、
は、水素、アルキルまたは置換アルキルである。一部の事例では、Rは、水素、メチル、エチルおよびシクロプロピルから選択される。
は、-NRまたは-ORであり、Rは、アルキル、置換アルキル、アシル、アルキルアシルもしくは置換アルキルアシルであるか、またはRは、R10と一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルを形成し、
10は、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルであるか、またはR10は、Rと一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルを形成する。
ある特定の事例では、Rは、

から選択され、

は、R-O結合を表し、
は、水素、アルキル、置換アルキルであり、
は、水素、またはフッ素、塩素、臭素もしくはヨウ素から選択されるハロゲンである。
他の事例では、Rは、

であり、
11は、アルキルまたは置換アルキルであり、
12は、アルキルであるか、またはシクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルで置換されているアルキルである。
一部の事例では、R11は、メチル、エチル、n-プロピル、イソ-プロピル、n-ブチル、イソ-ブチル、t-ブチルから選択される。ある特定の事例では、R11はイソ-プロピルである。
ある特定の事例では、Rは、

であり、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、ヒドロキシルまたはハロゲンから選択される。一部の事例では、Rはヒドロキシルである。一部の事例では、RはFである。一部の事例では、RはClである。一部の事例では、RはIである。一部の事例では、RはBrである。一部の事例では、Rはヒドロキシルである。一部の事例では、RはFである。他の事例では、RはClである。他の事例では、RはIである。
他の事例では、RはBrである。
式DCD-(IIA-4)
ある特定の実施形態による、本開示の態様は、式DCD-(IIA-4)の化合物:

[式中、Xは、-NHCO-または酸素であり、
およびRは、それぞれ独立して、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから選択され、
、X、X、XおよびXは、それぞれ独立して、炭素、窒素、酸素または硫黄から選択され、
は、必要に応じて存在しないか、または存在する場合、水素もしくは酸素から選択され、

は、二重結合または単結合を示し、
nは2~25の整数であり、
Yは、炭素、窒素またはケイ素から選択され、
、RおよびRは、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから独立して選択され、Yが窒素の場合、Rは存在しないか、またはRおよびRは、Yと一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリールもしくは置換ヘテロアリール基を形成し、
は、アルキルまたは置換アルキルである]、
またはその塩、溶媒和物もしくは水和物を含む。
一部の事例では、Rは水素である。一部の事例では、Rは水素である。ある特定の事例では、RおよびRのそれぞれは、水素である。
他の事例では、Rは、

であり、

は、R-O結合を表し、
は、水素、アルキルまたは置換アルキルである。一部の事例では、Rは、水素、メチル、エチルおよびシクロプロピルから選択される。
は、-NRまたは-ORであり、Rは、アルキル、置換アルキル、アシル、アルキルアシルもしくは置換アルキルアシルであるか、またはRは、R10と一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルを形成し、
10は、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルであるか、またはR10は、Rと一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルを形成する。
ある特定の事例では、Rは、

から選択され、

は、R-O結合を表し、
は、水素、アルキル、置換アルキルであり、
は、水素、またはフッ素、塩素、臭素もしくはヨウ素から選択されるハロゲンである。
他の事例では、Rは、

であり、
11は、アルキルまたは置換アルキルであり、
12は、アルキルであるか、またはシクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルで置換されているアルキルである。
一部の事例では、R11は、メチル、エチル、n-プロピル、イソ-プロピル、n-ブチル、イソ-ブチル、t-ブチルから選択される。ある特定の事例では、R11はイソ-プロピルである。
ある特定の事例では、Rは、

であり、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、ヒドロキシルまたはハロゲンから選択される。一部の事例では、Rはヒドロキシルである。一部の事例では、RはFである。一部の事例では、RはClである。一部の事例では、RはIである。一部の事例では、RはBrである。一部の事例では、Rはヒドロキシルである。一部の事例では、RはFである。他の事例では、RはClである。他の事例では、RはIである。
他の事例では、Rは、
式DCD-(IIB-1)
ある特定の実施形態による、本開示の態様は、式DCD-(IIB-1)の化合物:

[式中、
Zは、

から選択され、

は、Z-O結合を示し、
Xは、-NHCO-または酸素であり、
、R、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから選択され、
nは2~25の整数であり;
Yは、炭素、窒素またはケイ素から選択され、
、RおよびRは、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから独立して選択され、Yが窒素の場合、Rは存在しないか、またはRおよびRは、Yと一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリールもしくは置換ヘテロアリール基を形成し、
は、アルキルまたは置換アルキルである]、
またはその塩、溶媒和物もしくは水和物を含む。
式DCD-(IIB-2)
ある特定の実施形態による、本開示の態様は、式DCD-(IIB-2)の化合物:

[式中、
Zは、

から選択され、

は、Z-O結合を示し、
Xは、-NHCO-または酸素であり、
、R、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから選択され、
nは2~25の整数であり、
Yは、炭素、窒素またはケイ素から選択され、
、RおよびRは、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから独立して選択され、Yが窒素の場合、Rは存在しないか、またはRおよびRは、Yと一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリールもしくは置換ヘテロアリール基を形成し、
は、アルキルまたは置換アルキルである]、
またはその塩、溶媒和物もしくは水和物を含む。
式DCD-(IIB-3)
ある特定の実施形態による、本開示の態様は、式DCD-(IIB-3)の化合物:

[式中、
Zは、

から選択され、

は、Z-O結合を示し、
Xは、-NHCO-または酸素であり、
、R、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから選択され、
nは2~25の整数であり;
Yは、炭素、窒素またはケイ素から選択され、
、RおよびRは、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから独立して選択され、Yが窒素の場合、Rは存在しないか、またはRおよびRは、Yと一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリールもしくは置換ヘテロアリール基を形成し、
は、アルキルまたは置換アルキルである]、
またはその塩、溶媒和物もしくは水和物を含む。
式DCD-(II)、DCD-(IIA)およびDCD-(IIB)の化合物の実施形態において、一部の事例では、Rはアルキルであっても置換アルキルであってもよい。一部の事例では、RはC8~C20アルキルである。一部の事例では、Rは置換C8~C20アルキルである。ある特定の事例では、RはC13アルキルである。
一部の事例ではnは2~25の整数であり、例えば、nは2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24および25から選択される。
一部の事例では、Yは炭素である。一部の事例では、Yは窒素である。一部の事例では、Yはケイ素である。
一部の事例では、Rは水素である。一部の事例では、Rはアルキルである。一部の事例では、RはC1~C16アルキルである。一部の事例では、Rは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、tert-ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチルおよびオクチルから選択される。一部の事例では、Rは、

から選択され、

は、Yへの結合を示し、Rは、水素、アルキルであるか、またはシクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルで置換されているアルキルである。ある特定の事例では、Rは、アルキル、例えば、C1~C16アルキルまたはC1~C16置換アルキルである。
一部の事例では、Rは水素である。一部の事例では、Rはアルキルである。一部の事例では、RはC1~C16アルキルである。一部の事例では、Rは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、tert-ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチルおよびオクチルから選択される。
一部の実施形態では、Rは、C5~C25アルキルであるか、またはシクロアルキル基、置換シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、置換ヘテロシクロアルキル基、アリール基、置換アリール基、アリールアルキル基、置換アリールアルキル基、ヘテロアリール基、置換ヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキル基、または置換ヘテロアリールアルキル基で置換されているC5~C25アルキルである。一部の事例では、Rは、


からなる群から選択される部分で置換されているC5~C25アルキルであり、

は、C5~C25アルキルへの結合を示し、RおよびRは、独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、置換ヒドロキシル、アミノ、置換アミノ、チオール、置換チオール、スルホキシド、置換スルホキシド、スルホン、置換スルホン、スルホキシミン、置換スルホキシミン、アシル、アミノアシル、アルキル、置換アルキル;ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、スピロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから選択される。
一部の事例では、Rは水素である。一部の事例では、Rはハロゲンである。一部の事例では、Rは、フッ素、臭素またはヨウ素から選択される。一部の事例では、Rは水素である。
一部の事例では、Rはハロゲンである。一部の事例では、Rはフッ素、臭素またはヨウ素である。
一部の実施形態では、目的の化合物は、表1~9に示されているものを含み、これらは限定的と解釈されるものではない。
表1







表2-アミドアナログ









表3-トリフルオロメチルアミノメチルアナログ









表4-スルホキシミンアナログ









表5-ビニルフルオリドアナログ






表6-アミノオキセタンアナログ




表7-ピラゾールアナログ







表8-テトラゾロンアナログ








表9-イミダゾールアナログ






iNKT細胞を活性化し、老化細胞を選択的に排除するための方法
上記に概略して述べられているように、本開示の態様はまた、iNKT細胞を活性化するための方法を含む。実施形態では、方法は、iNKT細胞を、iNKT細胞を活性化するのに十分な量の本明細書に記載の1種または複数の化合物または薬学的に許容されるその塩と接触させることを含む。一部の事例では、iNKT細胞の供給源はin vitroで接触する。他の事例では、iNKT細胞の供給源はin vivoで接触する(例えば、以下により詳細に記載されている対象に投与することにより)。さらなる他の事例では,iNKT細胞の供給源はex vivoで接触する。
一部の実施形態では、方法は、iNKT細胞を活性化するのに十分な方式で、本明細書に記載の化合物のうちの1種または複数をiNKT細胞と接触させることを含み、活性化したiNKT細胞は、TH1型サイトカイン応答を誘発する(例えば、IFN-γ、IL-1β、IL-2、IL-3、IL-8、IL-12、IL-15、TNF-α、GM-CSF、RANTES、MIP-1αおよびMCP-1から選択される1種または複数のサイトカインの産生を増加させる)。他の事例では、活性化したiNKT細胞は、TH2型サイトカイン応答を誘発する(例えば、IL-4、IL-6、IL-8、IL-10、IL-13、RANTES、MIP-1αおよびMCP-1から選択される1種または複数のサイトカインの産生を増加させる)。一部の事例では、1種または複数の本発明の化合物を用いたiNKT細胞の活性化は、サイトカイン産生を、適切な対照(例えば、化合物と接触していないiNKT細胞または対照化合物)と比較して1%またはそれよりも多く、例えば、2%またはそれよりも多く、例えば、3%またはそれよりも多く、例えば、4%またはそれよりも多く、例えば、5%またはそれよりも多く、例えば、10%またはそれよりも多く、例えば、15%またはそれよりも多く、例えば、20%またはそれよりも多く、例えば、25%またはそれよりも多く、例えば、50%またはそれよりも多く、例えば、75%またはそれよりも多く、例えば、90%またはそれよりも多く、例えば、95%またはそれよりも多く、99%またはそれよりも多くの増加も含めて、増加させるのに十分である。
ある特定の事例では、1種または複数の本発明の化合物を用いたiNKT細胞の活性化は、インターロイキン-2(IL-2)産生を、適切な対照(例えば、化合物と接触していないiNKT細胞または対照化合物)と比較して1%またはそれよりも多く、例えば、2%またはそれよりも多く、例えば、3%またはそれよりも多く、例えば、4%またはそれよりも多く、例えば、5%またはそれよりも多く、例えば、10%またはそれよりも多く、例えば、15%またはそれよりも多く、例えば、20%またはそれよりも多く、例えば、25%またはそれよりも多く、例えば、50%またはそれよりも多く、例えば、75%またはそれよりも多く、例えば、90%またはそれよりも多く、例えば、95%またはそれよりも多く、99%またはそれよりも多くの増加も含めて、増加させるのに十分である。ある特定の事例では、1種または複数の本発明の化合物を用いたiNKT細胞の活性化は、インターロイキン-4(IL-4)産生を、適切な対照(例えば、化合物と接触していないiNKT細胞または対照化合物)と比較して1%またはそれよりも多く、例えば、2%またはそれよりも多く、例えば、3%またはそれよりも多く、例えば、4%またはそれよりも多く、例えば、5%またはそれよりも多く、例えば、10%またはそれよりも多く、例えば、15%またはそれよりも多く、例えば、20%またはそれよりも多く、例えば、25%またはそれよりも多く、例えば、50%またはそれよりも多く、例えば、75%またはそれよりも多く、例えば、90%またはそれよりも多く、例えば、95%またはそれよりも多く、99%またはそれよりも多くの増加も含めて、増加させるのに十分である。ある特定の事例では、1種または複数の本発明の化合物を用いたiNKT細胞の活性化は、インターロイキン-6(IL-6)産生を、適切な対照(例えば、化合物と接触していないiNKT細胞または対照化合物)と比較して1%またはそれよりも多く、例えば、2%またはそれよりも多く、例えば、3%またはそれよりも多く、例えば、4%またはそれよりも多く、例えば、5%またはそれよりも多く、例えば、10%またはそれよりも多く、例えば、15%またはそれよりも多く、例えば、20%またはそれよりも多く、例えば、25%またはそれよりも多く、例えば、50%またはそれよりも多く、例えば、75%またはそれよりも多く、例えば、90%またはそれよりも多く、例えば、95%またはそれよりも多く、99%またはそれよりも多くの増加も含めて、増加させるのに十分である。ある特定の事例では、1種または複数の本発明の化合物を用いたiNKT細胞の活性化は、インターフェロンガンマ(IFNγ)産生を、適切な対照(例えば、化合物と接触していないiNKT細胞または対照化合物)と比較して1%またはそれよりも多く、例えば、2%またはそれよりも多く、例えば、3%またはそれよりも多く、例えば、4%またはそれよりも多く、例えば、5%またはそれよりも多く、例えば、10%またはそれよりも多く、例えば、15%またはそれよりも多く、例えば、20%またはそれよりも多く、例えば、25%またはそれよりも多く、例えば、50%またはそれよりも多く、例えば、75%またはそれよりも多く、例えば、90%またはそれよりも多く、例えば、95%またはそれよりも多く、99%またはそれよりも多くの増加も含めて、増加させるのに十分である。ある特定の事例では、1種または複数の本発明の化合物を用いたiNKT細胞の活性化は、腫瘍壊死因子(TNFα)産生を、適切な対照(例えば、化合物と接触していないiNKT細胞または対照化合物)と比較して1%またはそれよりも多く、例えば、2%またはそれよりも多く、例えば、3%またはそれよりも多く、例えば、4%またはそれよりも多く、例えば、5%またはそれよりも多く、例えば、10%またはそれよりも多く、例えば、15%またはそれよりも多く、例えば、20%またはそれよりも多く、例えば、25%またはそれよりも多く、例えば、50%またはそれよりも多く、例えば、75%またはそれよりも多く、例えば、90%またはそれよりも多く、例えば、95%またはそれよりも多く、99%またはそれよりも多くの増加も含めて、増加させるのに十分である。
ある特定の事例では、1種または複数の本発明の化合物を用いたiNKT細胞の活性化は、iNKT細胞をα-ガラクトシルセラミド(α-GalCer)と接触させるのと比較して、例えば、サイトカイン産生(例えば、1種または複数のIFN-γ、IL-1β、IL-2、IL-3、IL-8、IL-12、IL-15、TNF-α、GM-CSF、RANTES、MIP-1αおよびMCP-1またはIL-4、IL-6、IL-8、IL-10、IL-13、RANTES、MIP-1αおよびMCP-1を増加させる)が、1種または複数の本発明の化合物を用いたiNKT細胞の活性化によって、iNKT細胞をα-ガラクトシルセラミドと接触させた場合よりも高い場合など、サイトカイン産生を増加させるのに十分である。一部の実施形態では、本開示の化合物は、サイトカイン産生を、α-ガラクトシルセラミドと比較して、1%またはそれよりも多く、例えば、2%またはそれよりも多く、例えば、3%またはそれよりも多く、例えば、4%またはそれよりも多く、例えば、5%またはそれよりも多く、例えば、10%またはそれよりも多く、例えば、15%またはそれよりも多く、例えば、20%またはそれよりも多く、例えば、25%またはそれよりも多く、例えば、50%またはそれよりも多く、例えば、75%またはそれよりも多く、例えば、90%またはそれよりも多く、例えば、95%またはそれよりも多く、α-ガラクトシルセラミドと比較して99%またはそれよりも多くの増加も含めて、増加させる。
一部の事例では、化合物は、抗原提示細胞上にCD1分子との複合体を形成する。ある特定の事例では、CD1分子はCD1d分子である。一部の事例では、Tリンパ球上の受容体は、T細胞受容体である。一部の事例では、化合物は、少なくとも1種の他のリンパ球を刺激して、サイトカイン応答を生成し、一部の事例では、少なくとも1つの他のリンパ球は、Tヘルパー細胞である。一部の実施形態では、方法は、本発明の化合物を用いて、対象において免疫応答をモジュレートするのに十分な方式でiNKT細胞を活性化することを含む。
本発明の方法を実施する際、iNKT細胞は、本発明の化合物と、1分間またはそれよりも長い期間、例えば、2分間またはそれよりも長い間、例えば、3分間またはそれよりも長い間、例えば、4分間またはそれよりも長い間、例えば、5分間またはそれよりも長い間、例えば、10分間またはそれよりも長い間、例えば、15分間またはそれよりも長い間、例えば、30分間またはそれよりも長い間、例えば、60分間またはそれよりも長い間、例えば、2時間またはそれよりも長い間、例えば、6時間またはそれよりも長い間、例えば、12時間またはそれよりも長い間、例えば、18時間またはそれよりも長い間、24時間またはそれよりも長い間の期間を含めて、接触させることができる。ある特定の実施形態では、1種または複数のサイトカインの産生は、化合物をiNKT細胞と接触させた後で評価する(例えば、定量化する)ことができる。一部の事例では、サイトカインの産生は、リアルタイムで(すなわち、連続的にモニターして)評価する。他の事例では、サイトカインの産生は、既定の時間間隔で、例えば、1分ごと、15分ごと、30分ごと、60分ごと、2時間ごと、4時間ごと、6時間ごと、12時間ごと、18時間ごとの間隔で、24時間ごとの間隔を含めて、評価する。
一部の実施形態では、本開示の1種または複数の化合物をiNKT細胞と接触させることは、iNKT細胞を活性化させ、老化細胞の存在を減少させるまたは老化細胞の死滅を誘発するのに十分である。ある特定の実施形態では、老化細胞は、炎症性セクレトームを有する老化細胞である。例えば、これらの実施形態に従い、本発明の化合物でiNKT細胞を活性化することは、老化細胞に対して細胞毒性作用をもたらす。一部の事例では、方法は、in vitroで老化細胞の存在を減少させるまたは老化細胞の死滅を誘発するのに十分な方式で、本発明の化合物でiNKT細胞を活性化することを含む。一部の事例では、方法は、in vivoで(例えば、化合物を対象に以下に記載されている医薬組成物の一部として投与することにより)老化細胞の存在を減少させるまたは老化細胞の死滅を誘発するのに十分な方式で、本発明の化合物でiNKT細胞を活性化することを含む。一部の事例では、本発明の化合物でiNKT細胞を活性化することは、老化細胞の存在を、1%またはそれよりも多く、例えば、2%またはそれよりも多く、例えば、3%またはそれよりも多く、例えば、4%またはそれよりも多く、例えば、5%またはそれよりも多く、例えば、10%またはそれよりも多く、例えば、15%またはそれよりも多く、例えば、20%またはそれよりも多く、例えば、25%またはそれよりも多く、例えば、50%またはそれよりも多く、例えば、75%またはそれよりも多く、例えば、90%またはそれよりも多く、例えば、95%またはそれよりも多く、99%またはそれよりも多くの減少も含めて、減少させるのに十分である。ある特定の事例では、本発明の化合物は、老化細胞の存在を排除する(例えば、iNKT細胞の活性化は老化の存在を100%減少させる)。老化細胞の存在の減少は、化合物をiNKT細胞と接触させた後で評価する(例えば、定量化する)ことができる。
一部の実施形態では、本明細書に記載の化合物と接触させることにより活性化したiNKT細胞は、健康な細胞を維持(すなわち、死滅させない)しながら、老化細胞の存在を選択的に減少させるまたは老化細胞の死滅を選択的に誘発する。一部の事例では、本開示の化合物で活性化したiNKT細胞を接触させることは、健康な細胞の75%またはそれよりも多く、例えば、80%またはそれよりも多く、例えば、85%またはそれよりも多く、例えば、90%またはそれよりも多く、例えば、95%またはそれよりも多く、例えば、97%またはそれよりも多く、例えば、99%またはそれよりも多く、例えば、99.9%またはそれよりも多く、および99.99%またはそれよりも多くの維持を含めて、維持しながら、老化細胞の存在を減少させるのに十分である。ある特定の事例では、本開示の化合物と接触させることにより活性化したiNKT細胞は、健康な細胞にいかなる作用も起こすことなく(すなわち、100%の健康な細胞が維持される)、老化細胞の存在を選択的に減少させる。
一部の事例では、老化細胞の減少は、リアルタイムで(すなわち、連続的にモニターして)評価することができる。他の事例では、老化細胞の減少は、既定の時間間隔、例えば、1分ごと、15分間ごと、30分間ごと、60分間ごと、2時間ごと、4時間ごと、6時間ごと、12時間ごと、18時間ごとの間隔で、24時間ごとの間隔を含めて、評価する。
本開示の態様はまた、本明細書に記載の1種または複数の化合物を、それを必要とする対象に投与することを含む。実施形態において、「対象」という用語は、化合物が投与される人間または生物を意味する。よって、本開示の対象は、これらに限定されないが、哺乳動物、例えば、ヒトおよび他の霊長類、例えば、チンパンジーおよび他の類人猿およびサル種、イヌ、ウサギ、ネコならびに他の飼いならしたペットなどを含むことができ、ある特定の実施形態では、対象はヒトである。
「対象」という用語はまた、任意の年齢、体重または他の肉体的特徴のある人間または生物を含むことが意図され、対象は、成人、子供、乳児または新生児であってもよい。
ある特定の実施形態では、対象は、自己免疫疾患、線維性障害(肺、腎臓、肝臓)、アレルギー性疾患、メタボリックシンドローム、2型糖尿病、NAFLD、NASH、がん、病原体感染、関節リウマチ、潰瘍性大腸炎、多発性硬化症、家族性高コレステロール血症、巨細胞性動脈炎、特発性肺線維症、全身性エリテマトーデス、カヘキシー、緑内障、慢性閉塞性肺疾患、全身性硬化症、肺動脈性肺高血圧症、リポジストロフィ、筋肉減少症、脱毛症、心筋梗塞後、尋常性白斑、POTS、MCAD、シェーグレン、強皮症、橋本病、強直性脊椎炎、線維筋痛、サルコイドーシス、肝炎、レイノー症候群、カビ疾患、セリアック病、クローン病、天疱瘡、SPS、PBC、乾癬性関節炎、CIDP、運動ニューロン疾患、GPA、ALS、重症筋無力症、および老視を有すると診断されている。一部の実施形態では、対象は、多発性硬化症、関節リウマチ、乾癬、クローン病、尋常性白斑、ベーチェット病、膠原病、I型真性糖尿病、ブドウ膜炎、シェーグレン症候群、自己免疫性心筋炎(cardiomyotitis)、自己免疫性肝疾患、自己免疫性胃炎、天疱瘡、ギランバレー症候群、HTLV-1に関連したミエロパシーまたは劇症肝炎の少なくとも1種の症状を有するまたは示すと診断されている(例えば、臨床検査室試験または条件を満たした保健医療専門家により)。
一部の実施形態では、方法は、感染症、例えば、ウイルス、細菌、真菌、原生動物および多細胞寄生生物を含む病原体微生物により引き起こされる感染症に対して、対象を処置するために1種または複数の化合物を投与することを含む。1つの例では、感染症は、Retroviridae、Picornaviridae、Caliciviridae、Togaviridae、Flaviviridae、Coronaviridae、Rhabdoviridae、Filoviridae、Paramyxoviridae、Orthomyxoviridae、Bunyaviridae、Arena viridae、Reoviridae、Birnaviridae、Hepadnaviridae、Parvoviridae、Papovaviridae、Adenoviridae、Herpesviridae、PoxviridaeおよびIridoviridaeから選択されるウイルスによるものである。別の例では、感染症は、Helicobacter pylori、Borrelia burgdorferi、Legionella pneumophilia、Klebsiella Pneumoniae、Mycobacteria sps、Staphylococcus aureus、Neisseria gonorrhoeae、Neisseria meningitidis、Listeria monocytogenes、Streptococcus pyogenes、Streptococcus agalactiae、Streptococcus、Streptococcus faecalis、Streptococcus bovis、Streptococcus pneumoniae、病原性Campylobacter sp.、Enterococcus sp.、Chlamidia sp.、Haemophilus influenzae、Bacillus anthracis、corynebacterium diphtheriae、corynebacterium sp.、Erysipelothrix rhusiopathiae、Clostridium perfringens、Clostridium tetani、Enterobacter aerogenes、Klebsiella pneumoniae、Pasteurella multocida、Bacteroides sp.、Fusobacterium nucleatum、Streptobacillus moniliformis、Treponema pallidum、Treponema pertenue、Leptospira、Actinomyces israelii、Sphingomonas capsulataおよびFrancisella tularensisから選択される細菌により引き起こされる。
本明細書に記載の化合物は、これらに限定されないが、腹腔内、局所的、経口的、舌下、非経口的、静脈内、経膣による、直腸、および経皮によるプロトコールを含む任意の好都合なプロトコールにより対象に投与されてもよい。ある特定の実施形態では、本発明の化合物は、静脈内注射により投与される。ある特定の実施形態では、本発明の化合物は、腹腔内注射により投与される。
処置を受けている状態に応じて、対象に投与される化合物の量は、例えば、約100mg/日~約10,000mg/日、例えば、約10mg/日~約9000mg/日、例えば、50mg/日~約8000mg/日、例えば、約100mg/日~約7000mg/日、例えば、約500mg/日~約6000mg/日の範囲で、約600mg/日~約5000mg/日を含めた範囲で変動し得る。対象に投与される化合物または薬学的に許容される塩の各投薬量は、約1mg/kg~約1000mg/kg、例えば、約2mg/kg~約900mg/kg、例えば、約3mg/kg~約800mg/kg、例えば、約4mg/kg~約700mg/kg、例えば、5mg/kg~約600mg/kg、例えば、6mg/kg~約500mg/kg、例えば、7mg/kg~約400mg/kg、例えば、約8mg/kg~約300mg/kg、例えば、約9mg/kg~約200mg/kgの範囲で、および約10mg/kg~約100mg/kgを含めた範囲で変動し得る。
ある特定の実施形態では、プロトコールは、複数の投薬間隔を含み得る。「複数の投与間隔」とは、2つまたはそれよりも多くの投薬量の化合物が連続的な方式で対象に投与されることを意味する。本開示の方法の実施において、処置レジメンは、2つまたはそれよりも多くの投与間隔、例えば、3つまたはそれよりも多くの投与間隔、例えば、4つまたはそれよりも多くの投与間隔、例えば、5つまたはそれよりも多くの投与間隔、10またはそれよりも多くの投与間隔を含めた投与間隔を含むことができる。複数の投与間隔処置プロトコールにおいて投与間隔の間の期間は、対象の生理機能に応じてまたはヘルスケア専門家により決定される処置プロトコールにより、変動してもよい。例えば、複数の投薬量での処置プロトコールにおける投与間隔の間の期間は既定され、定期的な間隔に従うこともできる。よって、投与間隔の間の時間は変動してもよく、1日またはそれよりも長く、例えば、2日またはそれよりも長い、例えば、4日またはそれよりも長い、例えば、6日またはそれよりも長い、例えば、8日またはそれよりも長い、例えば、12日またはそれよりも長い、例えば、16日またはそれよりも長い、24日またはそれよりも長い投与間隔を含めた時間でもよい。ある特定の実施形態では、複数の投与間隔プロトコールは、1週間またはそれよりも長い間、例えば、2週間またはそれよりも長い間、例えば、3週間またはそれよりも長い間、例えば、4週間またはそれよりも長い間、例えば、5週間またはそれよりも長い間、6週またはそれよりも長い投与間隔を含めた投与間隔間の時間で提供される。
薬物投与のサイクルは、1、2、3、4、5、6、7、8または8よりも多くの投薬サイクルを、6カ月または1年または2年または3年または4年またはそれよりも長い全期間の間繰り返してもよい。ある特定の実施形態では、1種または複数の本発明の化合物は、対象の残りの生存期間の間投与される。
ある特定の実施形態では、本開示の化合物は、同じまたは関係のない状態を処置するための他の治療剤の前、同時、または後で投与することができる。別の治療剤と同時に提供される場合、本発明の化合物は、同じまたは異なる組成物中で投与されてもよい。よって、目的の化合物および他の治療剤は、同時療法として対象に投与することもできる。「同時療法」とは、物質の組合せの治療効果が、療法を受けている対象に生じるように、対象に投与されることを意図する。例えば、同時療法は、本開示の化合物を、少なくとも1種の他の薬剤、例えば、他の種類の治療薬の中でも、抗炎症剤、免疫抑制剤、ステロイド、鎮痛剤、麻酔剤、抗高血圧、化学療法剤を有する医薬組成物と共に投与することによって達成することができ、特定の投薬レジメンに従い、組み合わせることで、治療的に有効な用量を作り上げる。別個の医薬組成物の投与は、これらの物質の組合せの治療効果が、療法を受ける対象において引き起こされる限り、同時にまたは異なる時間に(すなわち、逐次的に、いずれかの順序で、同じ日、または異なる日に)実施することができる。
本開示の化合物が同じ状態を処置するための第2の治療剤と並行的に投与される場合(例えば、化学療法剤、抗ウイルス薬など)、本発明の化合物の第2の治療剤に対する重量比は、1:2から、および1:2.5;1:2.5および1:3;1:3および1:3.5 1:3.5および1:4;1:4および1:4.5;1:4.5および1:5;1:5および1:10;ならびに1:10および1:25の範囲、またはこれらの範囲であってもよい。例えば、本発明の化合物の第2の治療剤に対する重量比は、1:1~1:5;1:5~1:10;1:10~1:15;または1:15~1:25の間の範囲であってもよい。代わりに、第2の治療剤の本発明の化合物に対する重量比は、2:1~2.5:1;2.5:1~3:1;3:1~3.5:1;3.5:1~4:1;4:1~4.5:1;4.5:1~5:1;5:1~10:1;および10:1~25:1の間の範囲またはこれらの範囲である。例えば、第2の治療剤の本発明の化合物に対する比は、1:1~5:1;5:1~10:1;10:1~15:1;または15:1~25:1の間の範囲であってもよい。
本開示の態様はまた、薬学的に許容される担体および1種または複数の上記に記載の化合物を有する組成物を含む。多種多様な薬学的に許容される賦形剤は当技術分野で公知であり、本明細書で詳細に論じる必要はない。薬学的に許容される賦形剤は、例えば、A. Gennaro (2000) "Remington: The Science and Practice of Pharmacy", 20th edition, Lippincott, Williams, & Wilkins;Pharmaceutical Dosage Forms and Drug Delivery Systems (1999) H. C. Ansel et al., eds 7th ed., Lippincott, Williams, & Wilkins;およびHandbook of Pharmaceutical Excipients (2000) A. H. Kibbe et al., eds., 3rd ed. Amer. Pharmaceutical Assoc.を含む様々な刊行物に十分に記載されている。例えば、1種または複数の賦形剤は、スクロース、デンプン、マンニトール、ソルビトール、ラクトース、グルコース、セルロース、タルク、リン酸カルシウムまたは炭酸カルシウム、結合剤(例えば、セルロース、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ポリプロピルピロリドン、ポリビニルピロリドン、ゼラチン、アラビアガム、ポリ(エチレングリコール)、スクロースまたはデンプン)、崩壊剤(例えば、デンプン、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルデンプン、低置換ヒドロキシプロピルセルロース、炭酸水素ナトリウム、リン酸カルシウムまたはクエン酸カルシウム)、滑沢剤(例えば、ステアリン酸マグネシウム、軽質無水ケイ酸、タルクまたはラウリル硫酸ナトリウム)、香味剤(例えば、クエン酸、メントール、グリシンまたはオレンジ色粉末剤)、保存剤(例えば、安息香酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム、メチルパラベンまたはプロピルパラベン)、安定剤(例えば、クエン酸、クエン酸ナトリウムまたは酢酸)、懸濁化剤(例えば、メチルセルロース、ポリビニルピロリドンまたはステアリン酸アルミニウム)、分散剤(例えば、ヒドロキシプロピルメチルセルロース)、希釈剤(例えば、水)、および塩基ワックス(例えば、ココアバター、白色ワセリンまたはポリエチレングリコール)を含むことができる。
化合物は、適当な、薬学的に許容される担体または希釈剤との組合せにより医薬組成物へと製剤化することができ、固体、半固体、液体または気体の形態の調製物、例えば、錠剤、カプセル剤、粉末剤、粒剤、軟膏剤、液剤、坐剤、注射剤、吸入剤およびエアゾール剤へと製剤化することができる。ある特定の実施形態では、コンジュゲート化合物は、注射用に製剤化される。例えば、目的の組成物は、静脈内または腹腔内投与用に製剤化することができる。
ある特定の実施形態では、目的の組成物は、本明細書に記載の化合物がリポソームベースの製剤またはミセルベースの製剤である、リポソームまたはミセル組成物を含む。本発明の化合物のリポソームベースの製剤またはミセルベースの製剤は、任意の好都合なリポソームまたはミセルを形成するプロトコール、例えば、機械的分散、溶媒分散、または洗剤除去などの方法により調製することができる。ある特定の事例では、リポソームは、超音波処理、フレンチプレスセル押出し法、凍結融解、脂質薄膜水和法(例えば、手動振盪、機械的扇動または凍結乾燥による)、ミクロ乳化、膜押出し、または乾燥し再構成したベシクルの使用を含めた機械的分散により形成される。ある特定の実施形態では、本明細書に記載の化合物のリポソームベースの製剤は、薄膜の再水和、これに続く押出し(例えば、5nmまたはそれよりも大きな、例えば、10nmまたはそれよりも大きな、例えば、25nmまたはそれよりも大きな、例えば、50nmまたはそれよりも大きな、例えば、100nmまたはそれよりも大きな、例えば、150nmまたはそれよりも大きな、例えば、200nmまたはそれよりも大きな、例えば、250nmまたはそれよりも大きな、例えば、300nmまたはそれよりも大きなフィルターを介した押出し、500nmまたはそれよりも大きなフィルターを介した押出しを含む)により調製される。
一部の実施形態では、リポソームベースの製剤またはミセルベースの製剤は、これらに限定されないが、ステロール、例えば、コレステロール、スチグマステロール、β-シトステロール、およびエストラジオール;コレステリルエステル(cholestery esters)、例えば、ステアリン酸コレステリル;C12~C24脂肪酸、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキジン酸、ベヘン酸、およびリグノセリン酸;C18~C36モノ-、ジ-およびトリアシルグリセリド、例えば、モノオレイン酸グリセリル、モノリノール酸グリセリル、モノラウリン酸グリセリル、モノドコサン酸グリセリル、モノミリスチン酸グリセリル、モノジセン酸グリセリル、ジパルミチン酸グリセリル、ジドコサン酸グリセリル、ジミリスチン酸グリセリル、ジデセン酸グリセリル、トリドコサン酸グリセリル、トリミリスチン酸グリセリル、トリデセン酸グリセリル、トリステアリン酸グリセロールおよびこれらの混合物;スクロース脂肪酸エステル、例えば、ジステアリン酸スクロースおよびパルミチン酸スクロース;ソルビタン脂肪酸エステル、例えば、モノステアリン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタンおよびトリステアリン酸ソルビタン;C16~C18脂肪族アルコール、例えば、セチルアルコール、ミリスチルアルコール、ステアリルアルコール、およびセトステアリルアルコール;脂肪族アルコールと脂肪酸のエステル、例えば、パルミチン酸セチルおよびパルミチン酸セテアリール;脂肪酸の無水物、例えば、ステアリン酸無水物;リン脂質、例えば、ホスファチジルコリン(レシチン)、ホスファチジルセリン、ホスホエタノールアミン、ホスホエタノールアミン-PEG(2000)、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルイノシトール、およびこれらのリゾ誘導体を含む;スフィンゴシンおよびその誘導体;スフィンゴミエリン(spingomyelins)、例えば、ステアリル、パルミトイル、およびトリコサニルスフィンゴミエリン;セラミド、例えば、ステアリルおよびパルミトイルセラミド;グリコスフィンゴリピド;ラノリンおよびラノリンアルコール;ならびにこれらの組合せおよび混合物を含む非ポリマー性担体材料から形成されてもよい。ある特定の実施形態では、リポソーム製剤化化合物は、ホスファチジルコリンおよびコレステロールを含む。
リポソーム製剤またはミセル製剤を調製するために使用される各構成成分は、所望する場合、変動してもよく、リポソームまたはミセル製剤に対して、0.001重量%またはそれよりも多くの量、例えば、0.005重量%またはそれよりも多くの、例えば、0.010重量%またはそれよりも多く、例えば、0.05重量%またはそれよりも多くの、例えば、0.1重量%またはそれよりも多くの、例えば、0.5重量%またはそれよりも多くの、例えば、1重量%またはそれよりも多くの、例えば、2重量%またはそれよりも多くの、例えば、3重量%またはそれよりも多くの、例えば、4重量%またはそれよりも多くの量で、各構成成分が5重量%またはそれよりも大きな量で存在する場合を含めて、存在してもよい。1種より多くの構成成分が存在する(例えば、リン脂質、例えば、ホスファチジルコリンおよびコレステロール)場合、構成成分の比は、0.001:1~1:0.001、例えば、0.005:1~1:0.005、例えば、0.01:1~1:0.01、例えば、0.05:1~1:0.05、例えば、0.1:1~1:0.1、例えば、0.5:1~1:0.5、例えば、0.6:1~1:0.6、例えば、0.7:1~1:0.7、例えば、0.8:1~1:0.8、例えば、0.9:1~1:0.9の範囲、および構成成分の比が1:1(例えば、ホスファチジルコリンのコレステロールに対する比1:1)である場合を含めた範囲であってもよい。1つの例では、リポソームまたはミセル製剤は、リン脂質構成成分(例えば、ホスファチジルコリン)およびコレステロールを、例えば、0.001:1~1:0.001、例えば、0.005:1~1:0.005、例えば、0.01:1~1:0.01、例えば、0.05:1~1:0.05、例えば、0.1:1~1:0.1、例えば、0.5:1~1:0.5、例えば、0.6:1~1:0.6、例えば、0.7:1~1:0.7、例えば、0.8:1~1:0.8、例えば、0.9:1~1:0.9の範囲の比、および構成成分の比が1:1である場合を含めた範囲の比で含んでもよい。ある特定の事例では、リン脂質構成成分のコレステロールに対する比は、約2:1である。
本明細書に記載の化合物(例えば、式DCD-(I)またはDCD-(II)の化合物)は、リポソームまたはミセル製剤中に、製剤の0.001重量%またはそれよりも多くの量、例えば、0.005重量%またはそれよりも多くの、例えば、0.010重量%またはそれよりも多くの、例えば、0.05重量%またはそれよりも多くの、例えば、0.1重量%またはそれよりも多くの、例えば、0.5重量%またはそれよりも多くの、例えば、1重量%またはそれよりも多くの、例えば、2重量%またはそれよりも多くの、例えば、3重量%またはそれよりも多くの、例えば、4重量%またはそれよりも多くの量で、活性剤化合物が5重量%またはそれよりも多くの量で存在する場合を含めて、存在してもよい。活性剤化合物(例えば、インバリアントナチュラルキラーT細胞を活性化するための化合物、例えば、DCD-(II)の式DCD-(I)の化合物)の各リポソーム構成成分に対する比は、0.001:1~1:0.001、例えば、0.005:1~1:0.005、例えば、0.01:1~1:0.01、例えば、0.05:1~1:0.05、例えば、0.1:1~1:0.1、例えば、0.5:1~1:0.5、例えば、0.6:1~1:0.6、例えば、0.7:1~1:0.7、例えば、0.8:1~1:0.8、例えば、0.9:1~1:0.9の範囲、および構成成分の比が1:1の場合を含めた範囲であってもよい。ある特定の事例では、比は1:0.15または2:0.15である。例えば、組成物は、ホスファチジルコリン、コレステロールおよび活性剤化合物を2:1:0.15の比で含んでもよい。
ある特定の実施形態では、リポソーム製剤またはミセル製剤は、有機溶媒、例えば、ステロール、例えば、コレステロール、スチグマステロール、β-シトステロール、およびエストラジオール;コレステリルエステル、例えば、ステアリン酸コレステリル;C12~C24脂肪酸、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキジン酸、ベヘン酸、およびリグノセリン酸;C18~C36モノ-、ジ-およびトリアシルグリセリド、例えば、モノオレイン酸グリセリル、モノリノール酸グリセリル、モノラウリン酸グリセリル、モノドコサン酸グリセリル、モノミリスチン酸グリセリル、モノジセン酸グリセリル、ジパルミチン酸グリセリル、ジドコサン酸グリセリル、ジミリスチン酸グリセリル、ジデセン酸グリセリル、トリドコサン酸グリセリル、トリミリスチン酸グリセリル、トリデセン酸グリセリル、トリステアリン酸グリセロールおよびこれらの混合物;スクロース脂肪酸エステル、例えば、ジステアリン酸スクロースおよびパルミチン酸スクロース;ソルビタン脂肪酸エステル、例えば、モノステアリン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタンおよびトリステアリン酸ソルビタン;C16~C18脂肪族アルコール、例えば、セチルアルコール、ミリスチルアルコール、ステアリルアルコール、およびセトステアリルアルコール;脂肪族アルコールと脂肪酸のエステル、例えば、パルミチン酸セチルおよびパルミチン酸セテアリール;脂肪酸の無水物、例えば、ステアリン酸無水物;ホスファチジルコリン(レシチン)を含むリン脂質、ホスファチジルセリン、ホスホエタノールアミン、ホスホエタノールアミン-PEG(2000)、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルイノシトール、およびそのリゾ誘導体;スフィンゴシンおよびその誘導体;スフィンゴミエリン、例えば、ステアリル、パルミトイル、およびトリコサニルスフィンゴミエリン;セラミド、例えば、ステアリルおよびパルミトイルセラミド;グリコスフィンゴリピド;ラノリンおよびラノリンアルコール;ならびにこれらの組合せおよび混合物から選択される1種または複数の有機溶媒を含んでもよい。
医薬剤形では、化合物は、その薬学的に許容される塩の形態で投与されてもよいし、または単独でもしくは他の薬学的活性のある化合物との適切な共同で、および組み合わせて使用されてもよい。以下の方法および賦形剤は単に例示的なものであり、決して限定するものではない。
一部の実施形態では、目的の組成物は水性緩衝液を含む。適切な水性緩衝液は、これらに限定されないが、約5mM~約100mMの異なる強度の酢酸塩、コハク酸塩、クエン酸塩、およびリン酸緩衝液を含む。一部の実施形態では、水性緩衝液は、等張液を提供する試薬を含む。このような試薬としては、これらに限定されないが、塩化ナトリウム;および糖、例えば、マンニトール、ブドウ糖、スクロースなどが挙げられる。一部の実施形態では、水性緩衝液は、非イオン性界面活性剤、例えば、ポリソルベート20または80をさらに含む。一部の事例では、目的の組成物は保存剤をさらに含む。適切な保存剤としては、これらに限定されないが、ベンジルアルコール、フェノール、クロロブタノール、塩化ベンズアルコニウムなどが挙げられる。多くの場合、組成物は約4℃で貯蔵される。製剤はまた、凍結乾燥されてもよく、この場合、製剤は一般的に、抗凍結剤、例えば、スクロース、トレハロース、ラクトース、マルトース、マンニトールなどを含む。凍結乾燥された製剤は、周辺温度であっても、長期間にわたり貯蔵することができる。
一部の実施形態では、組成物は、他の添加物、例えば、ラクトース、マンニトール、トウモロコシデンプンまたはジャガイモデンプンを、結合剤、例えば、結晶性セルロース、セルロース誘導体、アカシア、トウモロコシデンプンまたはゼラチンと共に、崩壊剤、例えば、トウモロコシデンプン、ジャガイモデンプンまたはカルボキシメチルセルロースナトリウムと共に、滑沢剤、例えば、タルクまたはステアリン酸マグネシウムと共に、および所望する場合、希釈剤、緩衝剤、湿潤剤、保存剤および香味剤と共に含む。
組成物が注射用に製剤化される場合、化合物は、これらを水性または非水性溶媒、例えば、植物または他の類似の油、合成脂肪族酸性グリセリド、高級脂肪族酸またはプロピレングリコールのエステル中に、ならびに所望する場合、慣例的な添加物、例えば、可溶化剤、等張剤、懸濁化剤、乳化剤、安定剤および保存剤と共に、溶解、懸濁化または乳化することにより製剤化することができる。
対象の処置に使用される投薬量は達成すべき臨床的ゴールに応じて変動し得るが、化合物の適切な投薬量範囲は、約0.0001mgまで~約5000mgまで、例えば、約1mg~約25mg、約25mg~約50mg、約50mg~約100mg、約100mg~約200mg、約200mg~約250mg、約250mg~約500mg、約500mg~約1000mg、または約1000mg~約5000mgの活性剤を提供する用量であり、これは単回用量で投与することができる。当業者であれば、用量レベルは、特定の化合物、症状の重症度および対象の副作用に対する感受性の関数として変動する可能性があることを容易に認識している。
一部の実施形態では、化合物の単回用量が投与される。他の実施形態では、化合物の複数回用量が投与される。複数回用量がある期間にわたり投与される場合、化合物は、例えば、ある期間にわたり、1日2回(qid)、毎日(qd)、一日おき(qod)、3日ごと、1週間に3回(tiw)、または1週間に2回(biw)投与されてもよい。例えば、化合物は、1日から約2年またはそれよりも長い期間にわたり、qid、qd、qod、tiw、またはbiw投与されてもよい。例えば、化合物は、様々な要因に応じて、上述の頻度のいずれかで、1週間、2週間、1カ月間、2カ月間、6カ月間、1年間、または2年間、またはそれより長く投与されてもよい。
本開示の用量単位は、当技術分野で利用可能な製造方法を使用して作製することができ、注射による(局所的、嚢内、髄腔内、静脈内、筋肉内、皮下および皮膚を含む)投与に対して適切な様々な形態、例えば、液剤、懸濁液、液剤、凍結乾燥物または乳剤であることができる。用量単位は、薬学的調製物において慣例的な構成成分、例えば1種または複数の担体、結合剤、滑沢剤、賦形剤(例えば、制御放出性特徴を付与するため)、pH調整剤、着色剤またはさらなる活性剤を含有することができる。
用量単位は、任意の相対量で構成成分を含むことができる。例えば、用量単位は、用量単位の総重量当たり、約0.1重量%~99重量%の活性成分(すなわち、本明細書に記載の化合物)であることができる。一部の実施形態では、用量単位は、用量単位の総重量当たり、10重量%~50重量%、20重量%~40重量%、または約30重量%の活性成分であることができる。
本明細書に記載の主題の態様は、実施形態を含めて、単独でまたは1つもしくは複数の他の態様もしくは実施形態と組み合わせて有益となり得る。記載を制限することなく、1~99と番号付けされた、本開示のある特定の非限定的な態様が以下に提供される。本開示を読んで当業者には明らかなように、個々に番号付けされた態様のそれぞれは、個々に番号付けされた態様の前またはそれ以降の態様のいずれかと共に使用するまたは組み合わせることもできる。これは、態様のすべてのこのような組合せに対する支持を提供することを意図するもので、以下に明示的に提供される態様の組合せに限定されない:
1.式DCD-(I)の化合物:

[式中、
Zは、

から選択され、

は、Z-O結合を示し、
Xは、-NHCO-または酸素であり、
、R、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから選択され、
およびXは、それぞれ独立して、-C、-NR、-O、-SR、-Siから選択され、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、アルキルまたは置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから選択され、
は、水素、酸素、フッ素、-CFから選択されるか、またはXと一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルを形成し、

は、二重結合または単結合を示し、
nは2~25の整数であり、
Yは、炭素、窒素またはケイ素から選択され、
、RおよびRは、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから独立して選択され、Yが窒素の場合、Rは存在しないか、またはRおよびRは、Yと一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリールもしくは置換ヘテロアリール基を形成し、
は、アルキルまたは置換アルキルである]、
またはその塩、溶媒和物もしくは水和物。
2.R、R、RおよびRが、それぞれ水素である、1に記載の化合物。
3.Rが水素である、1に記載の化合物。
4.Rが、

であり、

が、R-O結合を示し、
が、水素、アルキル、置換アルキルであり、
が、-NRまたは-ORであり、Rが、アルキル、置換アルキル、アシル、アルキルアシルもしくは置換アルキルアシルであるか,またはRが、R10と一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルを形成し、
10が、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルであるか、またはR10が、Rと一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルを形成する、1~3のいずれか1つに記載の化合物。
5.Rが、

から選択され、

が、R-O結合を示し、
が、水素、アルキル、置換アルキルであり、
が、水素、またはフッ素、塩素、臭素もしくはヨウ素から選択されるハロゲンである、4に記載の化合物。
6.Rが、

であり、
11が、アルキルまたは置換アルキルであり、
12が、アルキルであるか、またはシクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルで置換されているアルキルである、1~3のいずれか1つに記載の化合物。
7.Rが、

であり、RおよびRが、それぞれ独立して、水素、ヒドロキシルから選択されるか、またはF、Cl、IまたはBrから選択されるハロゲンである、6に記載の化合物。
8.Xが-NHである、1~7のいずれか1つに記載の化合物。
9.RがOであり、
がCであり、

がカルボニルである、8に記載の化合物。
10.RがOであり、
が-SRであり、Rがメチルであり、

が、硫黄オキシドである、8に記載の化合物。
11.RがCFであり、
がCである、8に記載の化合物。
12.Rが、Xと一緒になってヘテロシクロアルキルまたは置換ヘテロシクロアルキルを形成する、8に記載の化合物。
13.Rが、Xと一緒になってオキサシクロブタンを形成する、12に記載の化合物。
14.RがFであり、
がCであり、
がCであり、

が二重結合である、1~7のいずれか1つに記載の化合物。
15.RがC8~C20アルキルまたは置換C8~C20アルキルである、1~14のいずれか1つに記載の化合物。
16.RがC13アルキルである、19に記載の化合物。
17.Rが、C5~C25アルキルであるか、またはシクロアルキル基、置換シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、置換ヘテロシクロアルキル基、アリール基、置換アリール基、アリールアルキル基、置換アリールアルキル基、ヘテロアリール基、置換ヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキル基、または置換ヘテロアリールアルキル基で置換されているC5~C25アルキルである、1~16のいずれか1つに記載の化合物。
18.Rが、



からなる群から選択される部分で置換されているC5~C25アルキルであり、

が、C5~C25アルキルへの結合を示し、
およびRが、独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、置換ヒドロキシル、アミノ、置換アミノ、チオール、置換チオール、スルホキシド、置換スルホキシド、スルホン、置換スルホン、スルホキシミン、置換スルホキシミン、アシル、アミノアシル、アルキル、置換アルキル;ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、スピロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから選択される、17に記載の化合物。
19.Rが水素である、18に記載の化合物。
20.Rがハロゲンである、18に記載の化合物。
21.Rが、フッ素、臭素またはヨウ素から選択される、20に記載の化合物。
22.Rが水素である、18~21のいずれか1つに記載の化合物。
23.Rがハロゲンである、18~21に記載の化合物。
24.Rがフッ素、臭素またはヨウ素である、23に記載の化合物。
25.Rが水素である、1~24のいずれか1つに記載の化合物。
26.Rが、メチル、エチル、プロピル、ブチルおよび

からなる群から選択され、

が、Yへの結合を示し、Rが、水素、アルキルであるか、またはシクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルで置換されているアルキルである、1~24のいずれか1つに記載の化合物。ある特定の事例では、Rは、アルキル、例えば、C1~C16アルキルまたはC1~C16置換アルキルである。
27.Rが、

であり、

が、Yへの結合を示し、Rが、水素、アルキルであるか、またはシクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルで置換されているアルキルである、1~24のいずれか1つに記載の化合物。ある特定の事例では、Rは、アルキル、例えば、C1~C16アルキルまたはC1~C16置換アルキルである。
28.Rが、

であり、

が、Yへの結合を示し、Rが、水素、アルキルであるか、またはシクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルで置換されているアルキルである、1~24のいずれか1つに記載の化合物。ある特定の事例では、Rは、アルキル、例えば、C1~C16アルキルまたはC1~C16置換アルキルである。
29.RがC1~C10アルキルである、1~28のいずれか1つに記載の化合物。
30.Rが、メチル、エチル、プロピルおよびブチルからなる群から選択される、26に記載の化合物。
31.
からなる群から選択される、1に記載の化合物。
32.インバリアントナチュラルキラーT(iNKT)細胞を、1~31のいずれか1つに記載の化合物と接触させることを含む、方法。
33.iNKT細胞がin vitroで接触する、32に記載の方法。
34.iNKT細胞がin vivoで接触する、32に記載の方法。
35.化合物をiNKT細胞と接触させることが、iNKT細胞を活性化するのに十分である、32~34のいずれか1つに記載の方法。
36.iNKT細胞を活性化することが、IFN-γ、IL-1β、IL-2、IL-3、IL-8、IL-12、IL-15、TNF-α、GM-CSF、RANTES、MIP-1αおよびMCP-1からなる群から選択される1種または複数のサイトカインの産生の増加を誘発する、35に記載の方法。
37.iNKT細胞を活性化することが、IL-4、IL-6、IL-8、IL-10およびIL-13からなる群から選択される1種または複数のサイトカインの産生の増加を誘発する、35に記載の方法。
38.活性化したiNKT細胞を、老化細胞を含む組成物と接触させることをさらに含み、
活性化したiNKT細胞と接触させることが、組成物中の老化細胞の存在を減少させる、またはこれらを排除する、35~37のいずれか1つに記載の方法。
39.老化細胞が炎症性セクレトームを含む、39に記載の方法。
40.組成物が健康な細胞をさらに含む、38~39のいずれか1つに記載の方法。
41.活性化したiNKT細胞と接触させることが、健康な細胞の存在を減少させることなく、組成物中の老化細胞の存在を減少させる、またはこれらを排除する、40に記載の方法。
42.組成物が活性化したiNKT細胞と接触した場合、健康な細胞の存在が5%またはそれ未満減少する、41に記載の方法。
43.それを必要とする対象に、1~31のいずれか1つに記載の化合物を投与することを含む、方法。
44.1~31のいずれか1つに記載の化合物を、それを必要とする対象に投与することを含む、対象において老化細胞の存在を選択的に減少させるまたはこれらを排除するための方法。
45.対象が、自己免疫疾患、アレルギー性疾患、代謝障害、がんまたは病原体感染を有すると診断されている、36に記載の方法。
46.対象が、代謝障害、眼疾患、齢化による疾患、線維症、心疾患、腎臓疾患のうちの1種または複数を有すると診断されている、45に記載の方法。
47.1~31のいずれか1つに記載の化合物、および
薬学的に許容される担体
を含む、医薬組成物。
48.対象において、老化細胞の存在を選択的に減少させるまたはこれらを排除するための医薬組成物であって、組成物が、
1~31のいずれか1つに記載の化合物、および
薬学的に許容される担体
を含む、医薬組成物。
49.それを必要とする対象を処置するための医薬の製造における、1~31のいずれか1つに記載の化合物の使用。
50.それを必要とする対象において、老化細胞の存在を選択的に減少させるまたはこれらを排除するための医薬の製造における、1~31のいずれか1つに記載の化合物の使用。
51.式DCD-(II)の化合物:

[式中、
Zは、

から選択され、

は、Z-O結合を示し、
Xは、-NHCO-または酸素であり、
、R、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから選択され、
、X、X、XおよびXは、それぞれ独立して、炭素、窒素、酸素または硫黄から選択され、
は、必要に応じて存在しないか、または存在する場合、水素もしくは酸素から選択され、

は、二重結合または単結合を示し、
nは2~25の整数であり、
Yは、炭素、窒素またはケイ素から選択され、
、RおよびRは、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから独立して選択され、Yが窒素の場合、Rは存在しないか、またはRおよびRは、Yと一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリールもしくは置換ヘテロアリール基を形成し、
は、アルキルまたは置換アルキルである]、
またはその塩、溶媒和物もしくは水和物。
52.R、R、RおよびRが、それぞれ水素である、51に記載の化合物。
53.Rが水素である、52に記載の化合物。
54.Rが、

であり、

が、R-O結合を示し、
が、水素、アルキル、置換アルキルであり、
が、-NRまたは-ORであり、
が、アルキル、置換アルキル、アシル、アルキルアシルもしくは置換アルキルアシルであるか、またはRが、R10と一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルを形成し、
10が、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルであるか、またはR10が、Rと一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルを形成する、51~53のいずれか1つに記載の化合物。
55.Rが、

から選択され、

が、R-O結合を示し、
が、水素、アルキル、置換アルキルであり、
が、水素、またはF、Cl、IもしくはBrから選択されるハロゲンである、54に記載の化合物。
56.Rが、

であり、
11が、アルキルまたは置換アルキルであり、
12が、アルキルであるか、またはシクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルで置換されているアルキルである、51~55のいずれか1つに記載の化合物。
57.Rが、

であり、RおよびRが、それぞれ独立して、水素、ヒドロキシル、またはF、Cl、IもしくはBrから選択されるハロゲンから選択される、56に記載の化合物。
58.X、X、X、XおよびXが一緒になって、ピラゾールを形成する、51~57のいずれか1つに記載の化合物。
59.X、X、X、XおよびXが一緒になって、イミダゾールを形成する、51~57のいずれか1つに記載の化合物。
60.X、X、X、XおよびXが一緒になって、テトラゾールを形成する、51~57のいずれか1つに記載の化合物。
61.Xが炭素であり、
が窒素であり、
が窒素であり、
が炭素であり、
が炭素である、51~57のいずれか1つに記載の化合物。
62.Xが炭素であり、
が窒素であり、
が炭素であり、
が炭素であり、
が窒素である、51~57のいずれか1つに記載の化合物。
63.Xが窒素であり、
が窒素であり、
が窒素であり、
が窒素であり、
が炭素であり、
がOであり、

がカルボニルである、51~57のいずれか1つに記載の化合物。
64.RがC8~C20アルキルまたは置換C8~C20アルキルである、51~63のいずれか1つに記載の化合物。
65.RがC13アルキルである、64に記載の化合物。
66.Rが、C5~C25アルキルであるか、またはシクロアルキル基、置換シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、置換ヘテロシクロアルキル基、アリール基、置換アリール基、アリールアルキル基、置換アリールアルキル基、ヘテロアリール基、置換ヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキル基、または置換ヘテロアリールアルキル基で置換されているC5~C25アルキルである、51~65のいずれか1つに記載の化合物。
67.Rが、


からなる群から選択される部分で置換されているC5~C25アルキルであり、

が、C5~C25アルキルへの結合を示し、
およびRが、独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、置換ヒドロキシル、アミノ、置換アミノ、チオール、置換チオール、スルホキシド、置換スルホキシド、スルホン、置換スルホン、スルホキシミン、置換スルホキシミン、アシル、アミノアシル、アルキル、置換アルキル;ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、スピロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから選択される、66に記載の化合物。
68.Rが水素である、67に記載の化合物。
69.Rがハロゲンである、67に記載の化合物。
70.Rが、フッ素、臭素またはヨウ素から選択される、69に記載の化合物。
71.Rが水素である、67~70のいずれか1つに記載の化合物。
72.Rがハロゲンである、67~70に記載の化合物。
73.Rが、フッ素、臭素またはヨウ素である、72に記載の化合物。
74.Rが水素である、51~73のいずれか1つに記載の化合物。
75.Rが、メチル、エチル、プロピル、ブチルおよび

からなる群から選択され、

が、Yへの結合を示し、Rが、水素、アルキルであるか、またはシクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルで置換されているアルキルである、51~73のいずれか1つに記載の化合物。ある特定の事例では、Rは、アルキル、例えば、C1~C16アルキルまたはC1~C16置換アルキルである。
76.Rが、

であり、

が、Yへの結合を示し、Rが、水素、アルキルであるか、またはシクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルで置換されているアルキルである、51~73のいずれか1つに記載の化合物。ある特定の事例では、Rは、アルキル、例えば、C1~C16アルキルまたはC1~C16置換アルキルである。
77.Rが、

であり、

が、Yへの結合を示し、Rが、水素、アルキルであるか、またはシクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルで置換されているアルキルである、51~73のいずれか1つに記載の化合物。ある特定の事例では、Rは、アルキル、例えば、C1~C16アルキルまたはC1~C16置換アルキルである。
78.RがC1~C10アルキルである、51~77のいずれか1つに記載の化合物。
79.Rが、メチル、エチル、プロピルおよびブチルからなる群から選択される、78に記載の化合物。
80.化合物DCD-104およびDCD-105:

から選択される、51に記載の化合物。
81.インバリアントナチュラルキラーT(iNKT)細胞を、51~80のいずれか1つに記載の化合物と接触させることを含む、方法。
82.iNKT細胞がin vitroで接触する、81に記載の方法。
83.iNKT細胞がin vivoで接触する、81に記載の方法。
84.化合物をiNKT細胞と接触させることが、iNKT細胞を活性化するのに十分である、81~83のいずれか1つに記載の方法。
85.iNKT細胞を活性化することが、IFN-γ、IL-1β、IL-2、IL-3、IL-8、IL-12、IL-15、TNF-α、GM-CSF、RANTES、MIP-1αおよびMCP-1からなる群から選択される1種または複数のサイトカインの産生の増加を誘発する、84に記載の方法。
86.iNKT細胞を活性化することが、IL-4、IL-6、IL-8、IL-10およびIL-13からなる群から選択される1種または複数のサイトカインの産生の増加を誘発する、84に記載の方法。
87.活性化したiNKT細胞を、老化細胞を含む組成物と接触させることをさらに含み、
活性化したiNKT細胞と接触させることが、組成物中の老化細胞の存在を減少させる、またはこれらを排除する、84~86のいずれか1つに記載の方法。
88.老化細胞が炎症性セクレトームを含む、87に記載の方法。
89.組成物が健康な細胞をさらに含む、87~88のいずれか1つに記載の方法。
90.活性化したiNKT細胞と接触させることが、健康な細胞の存在を減少させることなく、組成物中の老化細胞の存在を減少させる、またはこれらを排除する、89に記載の方法。
91.組成物が活性化したiNKT細胞と接触した場合、健康な細胞の存在が5%またはそれ未満減少する、90に記載の方法。
92.51~80のいずれか1つに記載の化合物を、それを必要とする対象に投与することを含む、方法。
93.対象において、老化細胞の存在を選択的に減少させるまたはこれらを排除するための方法であって、51~80のいずれか1つに記載の化合物を、それを必要とする対象に投与することを含む、方法。
94.対象が、自己免疫疾患、アレルギー性疾患、代謝障害、がんまたは病原体感染を有すると診断されている、93に記載の方法。
95.対象が、代謝障害、眼疾患、齢化による疾患、線維症、心疾患、腎臓疾患のうちの1種または複数を有すると診断されている、93に記載の方法。
96.51~80のいずれか1つに記載の化合物、および
薬学的に許容される担体
を含む、医薬組成物。
97.対象において、老化細胞の存在を選択的に減少させるまたはこれらを排除するための医薬組成物であって、組成物が、
51~80のいずれか一項に記載の化合物、および
薬学的に許容される担体
を含む、医薬組成物。
98.それを必要とする対象を処置するための医薬の製造における、51~80のいずれか1つに記載の化合物の使用。
99.それを必要とする対象において、老化細胞の存在を選択的に減少させるまたはこれらを排除するための医薬の製造における、51~80のいずれか1つに記載の化合物の使用。
以下の実施例は、本発明をどのように生成し、使用するかについての完全な開示および記載を当業者に提供するために提案され、本発明者らが本発明者らの発明であると考える範囲を限定することを意図するわけでもなく、以下の実験が、実施した実験のすべてまたは唯一であると示すことを意図するわけでもない。使用されている数(例えば、量、温度など)に関して精度を確実にするよう努力がなされているが、一部の実験誤差および偏差も含まれるはずである。
(実施例1)
化合物の合成
一般的な合成手順
開示化合物を合成するために有用な一般的に公知の化学的合成スキームおよび条件を提供する多くの一般的な参照が利用可能である(例えば、Smith and March, March's Advanced Organic Chemistry: Reactions, Mechanisms, and Structure, Fifth Edition, Wiley-Interscience, 2001;またはVogel, A Textbook of Practical Organic Chemistry, Including Qualitative Organic Analysis, Fourth Edition, New York: Longman, 1978を参照されたい)。
本明細書に記載の化合物は、クロマトグラフィーの手段、例えば、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)、分取薄層クロマトグラフィー、フラッシュカラムクロマトグラフィーおよびイオン交換クロマトグラフィーを含む当技術分野で公知の手段のいずれかにより精製することができる。正常相および逆相ならびにイオン性樹脂を含む、いずれか適切な固定相を使用することができる。例えば、Introduction to Modern Liquid Chromatography, 2nd Edition, ed. L. R. Snyder and J. J. Kirkland, John Wiley and Sons, 1979;およびThin Layer Chromatography, ed E. Stahl, Springer-Verlag, New York, 1969を参照されたい。
本開示の化合物の調製のための工程のいずれかの間、関係する分子のいずれかの上にある感受性または反応性のある基を保護することが必要なおよび/または望ましいこともある。これは、標準的研究、例えば、T. W. Greene and P. G. M. Wuts, "Protective Groups in Organic Synthesis", Fourth edition, Wiley, New York 2006に記載されているように、慣例的な保護基の手段により達成することができる。保護基は、当技術分野から公知の方法を使用して、好都合なその後の段階において除去することができる。
本明細書に記載の化合物は、1つまたは複数のキラル中心および/または二重結合を含有することができ、したがって、立体異性体、例えば、二重結合異性体(すなわち、幾何異性体)、エナンチオマーまたはジアステレオマーとして存在することができる。したがって、立体異性として純粋な形態(例えば、幾何的に純粋な、エナンチオマーとして純粋なまたはジアステレオマーとして純粋な)およびエナンチオマーおよび立体異性の混合物を含む、化合物のすべての可能なエナンチオマーおよび立体異性体が、本明細書の化合物の記載に含まれている。エナンチオマーおよび立体異性の混合物は、当業者には周知の分離技術またはキラル合成技術を使用して、これらの構成成分エナンチオマーまたは立体異性体へと分割することができる。化合物はまた、エノール形態、ケト形態およびこれらの混合物を含むいくつかの互変異性形態で存在することもできる。したがって、本明細書で示されている化学構造は、例示された化合物のすべての可能な互変異性形態を包含する。記載されている化合物はまた、1個または複数の原子が、慣例的に自然界に見られる原子量と異なる原子量を有する、同位体標識した化合物を含む。本明細書中に開示される化合物に組み込むことができる同位体の例としては、これらに限定されないが、H、H、11C、13C、14C、15N、18O、17Oなどが挙げられる。化合物は、水和形態を含めて、非溶媒和形態および溶媒和形態で存在することができる。一般的に、化合物は、水和されていても溶媒和されていてもよい。ある化合物は、多数の結晶形態または非晶質形態で存在することができる。一般的に、すべての物理的形態は、本明細書で想定されている使用に対して同等であり、本開示の範囲内にあることが意図される。
本発明の化合物を命名するために本明細書で使用されている命名法は、本明細書の実施例で例示されている。可能な場合、この命名法は、市販のAutoNomソフトウエア(MDL、San Leandro、Calif.)を使用して、一般的に導かれている。
本開示の化合物は、様々な方法で調製することができる。本明細書には、本明細書に記載の化合物を作製するための例示的な方法が含まれる。
(2S,3S,4R)-2-アジドオクタデカン-1,3,4-トリオールの合成
ChemBioChem 2012, 13, 1689-1697およびEur. J. Org. Chem. 1998, 291-229について言及する。
0℃に冷却した、NaN(10g、153mmol)を含有するDCM(25mL)およびHO(25mL)の混合物ならびにTfO(5.5mL、31.5mmol)を20分間にわたり滴下添加した。添加後、得られた混合物を、室温で、3時間撹拌した。有機層を分離し、水性部分をDCM(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を飽和水性NaCOで洗浄し、これを次のステップでそのまま使用した。
(2S,3S,4R)-2-アミノオクタデカン-1,3,4-トリオール(5g、15.5mmol)、KCO(10.9g、79.0mmol)、およびCuSO(100mg)の、MeOH(30mL)とHO(30mL)の混合物中懸濁液に、上記有機DCM層を加えた。この有機DCM層はTfNを含有した。さらなるMeOHを加えて、混合物を均一溶液にした。反応混合物を、室温で終夜撹拌した。有機溶媒を、真空下で除去し、水層をEtOAcで抽出した。有機層を無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗残渣を得て、これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc1:1)で精製して、油状物質として(2S,3S,4R)-2-アジドオクタデカン-1,3,4-トリオール(4.5g、83%)を得た。
(2S,3S,4R)-2-アジド-1-(トリチルオキシ)オクタデカン-3,4-ジオールの合成

(2S,3S,4R)-2-アジドオクタデカン-1,3,4-トリオール(6.00g、17.5mmol、1.0当量)、TrtCl(6.8g、24.4mmol、1.4当量)およびDMAP(213mg、1.74mmol、0.1当量)の乾燥ピリジン(100mL)中混合物を、50℃で終夜撹拌した。ピリジンを減圧下で除去し、残渣をEtOAc(200mL)で希釈し、水(2×50mL)、ブライン(2×50mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(120g;EtOAc/PE1:2)で精製して、油状物質として(2S,3S,4R)-2-アジド-1-(トリチルオキシ)オクタデカン-3,4-ジオール(9g、88%)を得た。
(((2S,3S,4R)-2-アジド-3,4-ビス(ベンジルオキシ)オクタデシルオキシ)メタントリイル)トリベンゼンの合成
(2S,3S,4R)-2-アジド-1-(トリチルオキシ)オクタデカン-3,4-ジオール(9.0g、15.4mmol、1.0当量)の乾燥DMF(120mL)中溶液に、0℃で、NaHの60%油中分散液(2.2g、55.0mmol、3.5当量)を少しずつ加えた。完全な添加後、混合物を0℃で10分間撹拌した。BnBr(9.2g、53.8mmol、3.5当量)を加え、混合物を室温に加温させ、さらに5時間撹拌した。これを氷/水(200mL)に注ぎ入れ、EtOAc(1L)で希釈し、有機層を水(4×200mL)、ブライン(2×200mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(120g;EtOAc/PE1:15)で精製して、油状物質として(((2S,3S,4R)-2-アジド-3,4-ビス(ベンジルオキシ)オクタデシルオキシ)メタントリイル)トリベンゼン(10g、85%)を得た。LC/MS:C5163に対する質量計算値:765.49、実測値:788.50[M+Na]
(2S,3S,4R)-2-アジド-3,4-ビス(ベンジルオキシ)オクタデカン-1-オールの合成
(((2S,3S,4R)-2-アジド-3,4-ビス(ベンジルオキシ)オクタデシルオキシ)メタントリイル)トリベンゼン(10g、13.1mmol、1.0当量)のトルエン(60mL)およびMeOH(60mL)中混合物に、水性濃縮HCl(2mL;12M)を加えた。混合物を60℃に加熱し、終夜撹拌した。1M NaOHを使用して、水相のpH値を約7に調整して、混合物を減圧下で濃縮した。粗残渣を、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(120g;EtOAc/PE:1:10)で精製して、油状物質として(2S,3S,4R)-2-アジド-3,4-ビス(ベンジルオキシ)オクタデカン-1-オール(5g、73%)を得た。LC/MS:C3249に対する質量計算値:523.38、実測値:546.25[M+Na]
(3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-6-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル酢酸塩の合成

(3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-6-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-オール(25g、9.24mmol)、ピリジン(60mL)およびAcO(120mL)の混合物を、室温で終夜撹拌した。反応物をクラッシュアイスでクエンチし、得られた混合物をDCM(3×300mL)で抽出した。合わせた有機層を減圧下で濃縮し、粗残渣を、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc1:1)で精製して、油状物質として(3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-6-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル酢酸塩(20g、74%)を得た。
(2R,3S,4S,5R,6R)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-2-(ベンジルオキシメチル)-6-ヨード-テトラヒドロ-2H-ピランの合成
(3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-6-(ベンジルオキシメチル)-テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル酢酸塩(20.0g、34.3mmol、1.0当量)のDCM(150mL)中混合物に、Nの雰囲気下、0℃でTMSI(6.9g、34.5mmol、1.0当量)を加えた。混合物を0℃で40分間撹拌し、次いでベンゼン(50mL)を加え、混合物を減圧下で濃縮して、油状物質として(2R,3S,4S,5R,6R)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-2-(ベンジルオキシメチル)-6-ヨード-テトラヒドロ-2H-ピラン(19g、85%)を得た。
(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2S,3S,4R)-2-アジド-3,4-ビス(ベンジルオキシ)オクタデシルオキシ)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-6-(ベンジルオキシメチル)-テトラヒドロ-2H-ピランの合成

(2S,3S,4R)-2-アジド-3,4-ビス(ベンジルオキシ)オクタデカン-1-オール(3.0g、5.7mmol、1.0当量)、TBAI(19.0g、51.4mmol、9.0当量)、DIPEA(2.2g、17.0mmol、3.0当量)および4Å-MS(2g)のベンゼン(80mL)中混合物を、65℃で20分間、Nの雰囲気下で撹拌した。この混合物に、(2R,3S,4S,5R,6R)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-2-(ベンジルオキシメチル)-6-ヨード-テトラヒドロ-2H-ピラン(18.6g、17.2mmol、3.0当量)のベンゼン(30mL)中溶液を加えた。混合物を65℃でさらに2時間撹拌し、室温に冷却し、EtOAc(150mL)を加えた。混合物を濾過し、濾液をチオ硫酸ナトリウム飽和溶液(2×80mL)、ブライン(2×80mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラム上でのカラムクロマトグラフィー(120g;EtOAc/PE1:5)で精製して、油状物質として(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2S,3S,4R)-2-アジド-3,4-ビス(ベンジルオキシ)オクタデシルオキシ)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-6-(ベンジルオキシメチル)-テトラヒドロ-2H-ピラン(3g、50%)を得た。LC/MS:C6683に対する質量計算値:1045.62、実測値:1068.60[M+Na]
(2S,3S,4R)-3,4-ビス(ベンジルオキシ)-1-((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-6-(ベンジルオキシメチル)-テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)オクタデカン-2-アミンの合成

(2S,3R,4S,5S,6R)-2-((2S,3S,4R)-2-アジド-3,4-ビス(ベンジルオキシ)オクタデシルオキシ)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-6-(ベンジルオキシメチル)-テトラヒドロ-2H-ピラン(3.0g、2.9mmol、1.0当量)のTHF(30mL)中混合物に、THF中1M PMe(3.2mL、3.2mmol、1.1当量)を室温で加えた。混合物を室温で5時間撹拌し、次いで、HO(10mL)を加え、混合物を室温で1時間撹拌し、次いで減圧下で濃縮した。粗残渣を、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(MeOH/DCM1:20)で精製して、油状物質として(2S,3S,4R)-3,4-ビス(ベンジルオキシ)-1-((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-6-(ベンジルオキシメチル)-テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオキシ)オクタデカン-2-アミン(2g、68%)を得た。LC/MS:C6685NOに対する質量計算値:1019.63、実測値:1020.60[M+H]
(2S,3R,4S,5R,6R)-2-(((2S,3S,4R)-2-アミノ-3,4-ジヒドロキシオクタデシル)オキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオールの合成
(2S,3S,4R)-3,4-ビス(ベンジルオキシ)-1-(((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-6-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-アミン(200mg、0.2mmol、1.0当量)のEtOH(10mL)およびDCM(3mL)中混合物に、20%Pd(OH)/C(0.2g)を加えた。混合物を室温で16時間水素添加し(1atm)、次いで触媒を、セライトのパッドを介して濾過により除去し、フィルターケーキをMeOHで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、油状物質として(2S,3R,4S,5R,6R)-2-(((2S,3S,4R)-2-アミノ-3,4-ジヒドロキシオクタデシル)オキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(75mg、80%)を得た。
N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-11-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ウンデカンアミドの合成
3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-カルボアルデヒドの合成

塩化オキサリル(164mg、1.29mmol、1.5当量)のDCM(5mL)中混合物に、Nの雰囲気下、-78℃でDMSO(202mg、2.58mmol、3.0当量)を滴下添加した。混合物を15分間-78℃で撹拌し、次いでDCM(1mL)中(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)メタノール(100mg、0.86mmol、1.0当量)を滴下添加した。混合物を50分間-78℃で撹拌し、次いでEtN(1mL)を加えた。撹拌をさらに5分間、-78℃で継続し、次いで混合物を室温に温めた。HO(10mL)を加え、混合物をDCM(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層をH2O(20mL)およびブライン(20mL)で洗浄し、次いでNaSOで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で濃縮して、油状物質として3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-カルボアルデヒド(70mg、71%)を得た。化合物をさらに精製せずに使用した。R=0.3、PE/EtOAc1:3。
(10-カルボキシデシル)トリフェニルホスホニウムブロミドの合成
11-ブロモウンデカン酸(3.0g、11.3mmol、1.0当量)のCHCN(100mL)中混合物に、Nの雰囲気下、PPh(3.0g、11.31mmol、1.0当量)を加えた。混合物を90℃に加熱し、72時間撹拌し、次いで減圧下で濃縮し、EtOAcから結晶化した粗生成物が固体として(10-カルボキシデシル)トリフェニルホスホニウムブロミド(5.8g、97%)をもたらす。LC/MS:C2936BrOPに対する質量計算値:526、実測値:447[M-Br]
(E)-11-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ウンデカ-10-エン酸の合成
(9-カルボキシノニル)トリフェニルホスホニウムブロミド(315mg、0.61mmol、1.0当量)のTHF(5mL)中混合物に、0℃でNの雰囲気下、NaHMDS、THF(0.61mL、1.22mmol、2当量)中2Mをゆっくりと加えた。混合物を0℃で1時間撹拌し、次いでTHF(1mL)中の3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-カルボアルデヒド(70mg、0.61mmol、1.0当量)を0℃で加えた。混合物を室温に加温させ、16時間撹拌し、次いでHO(10mL)を加え、2N HClを用いて、pHを4~5に調整した。混合物をEtOAc(20mL×3)で抽出し、合わせた有機層を減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲルカラム上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc2:1)で精製して、固体として(E)-11-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ウンデカ-10-エン酸(120mg、73%)を得た。LC/MS:C1625FOに対する質量計算値:268、実測値:267[M-H]
11-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ウンデカン酸の合成
(E)-11-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ウンデカ-10-エン酸(60mg、0.22mmol、1.0当量)およびPtO(5mg、0.022mmol、0.1当量)のEtOH(50mL)中混合物を、室温で1時間水素添加した(1atm)。触媒を、セライトのパッドを介して濾過により除去し、フィルターケーキをEtOHですすいだ。濾液を減圧下で濃縮して、固体として11-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ウンデカン酸(55mg、91%)を得た。LC/MS:C1627FOに対する質量計算値:270、実測値:269[M-H]
N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-11-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ウンデカンアミドの合成

11-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ウンデカン酸(55mg、0.20mmol)および(2S,3R,4S,5R,6R)-2-(((2S,3S,4R)-2-アミノ-3,4-ジヒドロキシオクタデシル)オキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(98mg、0.20mmol、1.0当量)のTHF(5mL)中混合物に、Nの雰囲気下でHBTU(154mg、0.41mmol、2.0当量)、EtN(41mg、0.41mmol、2.0当量)、およびNMM(41mg、0.41mmol、2.0当量)を室温で加えた。混合物を室温で16時間撹拌し、次いで減圧下で濃縮した。残渣を、シリカ上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH9:1)および分取HPLCで精製して、固体としてN-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-11-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ウンデカンアミド(12.5mg、8%)を得た。LC/MS:C4074FNOに対する質量計算値:731.53、実測値:732.45[M+H]1H NMR (300 MHz, MeOH-d4) δ 4.21 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 3.81-3.89 (m, 3H), 3.76-3.79 (m, 2H), 3.68-3.74 (m, 3H), 3.62-3.65 (m, 1H), 3.53-3.59 (m, 1H), 2.24 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 1.88 (d, J = 2.7 Hz, 6H), 1.57-1.66 (m, 6H), 1.29-1.34 (m, 39H), 0.92 (t, J = 6.7 Hz, 3H); 19F NMR (282 MHz, MeOH-d4) δ -146.5.
(10-カルボキシデシル)トリフェニルホスホニウムブロミドの合成

11-ブロモウンデカン酸(3.0g、11.3mmol、1.0当量)のCHCN(100mL)中混合物に、Nの雰囲気下で、PPh(3.0g、11.31mmol、1.0当量)を加えた。混合物を90℃に加熱し、72時間撹拌し、次いで減圧下で濃縮し、EtOAcから結晶化した粗生成物が、固体として(10-カルボキシデシル)トリフェニルホスホニウムブロミド(5.8g、97%)をもたらす。LC/MS:C2936BrOPに対する質量計算値:526、実測値:447[M-Br]
(E)-12-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ドデカ-11-エン酸の合成

(10-カルボキシデシル)トリフェニルホスホニウムブロミド(0.4g、0.76mmol、1.0当量)のTHF(10mL)中混合物に、0℃で、Nの雰囲気下NaHMDS、THF中2M(0.8mL、1.6mmol、2.1当量)をゆっくりと加えた。混合物を0℃で1時間撹拌し、次いでTHF(1mL)中の3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-カルボアルデヒド(87mg、0.76mmol、1.0当量)を0℃で加えた。混合物を室温に加温させ、16時間撹拌し、次いでHO(10mL)を加え、2N HClを用いて、pHを4~5に調整した。混合物をEtOAc(30mL×3)で抽出し、合わせた有機層を減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc1:1)で精製して、固体として(E)-12-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ドデカ-11-エン酸(0.11g、51%)を得た。LC/MS:C1727FOに対する質量計算値:282、実測値:281[M-H]
12-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ドデカン酸の合成

(E)-12-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ドデカ-11-エン酸(0.11g、0.39mmol、1.0当量)およびPtO(10mg、0.04mmol、0.1当量)のEtOH(70mL)中混合物を、室温で1時間水素添加した(1atm)。触媒を、セライトのパッドを介して濾過により除去し、フィルターケーキをEtOHで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、固体として12-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ドデカン酸(0.1g、90%)を得た。LC/MS:C1729FOに対する質量計算値:284、実測値:283[M-H]
N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-12-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ドデカンアミドの合成

12-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ドデカン酸(0.1g、0.35mmol、1.0当量)および(2S,3R,4S,5R,6R)-2-(((2S,3S,4R)-2-アミノ-3,4-ビス(ベンジルオキシ)オクタデシル)オキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(232mg、0.35mmol、1.0当量)のTHF(6mL)中混合物に、Nの雰囲気下、HBTU(267mg、0.70mmol、2.0当量)、EtN(71mg、0.70mmol、2.0当量)およびNMM(71mg、0.70mmol、2.0当量)を室温で加えた。混合物を室温で16時間撹拌し、次いで減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲルカラム上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH8:1)および分取HPLCで精製して、固体としてN-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-12-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ドデカンアミド(15.7mg、6%)を得た。LC/MS:C4176FNOに対する質量計算値:745.55、実測値:746.45[M+H]1H NMR (300 MHz, MeOH-d4) δ 4.17 (t, J = 5.5 Hz, 1H), 3.81-3.89 (m, 3H), 3.74-3.77 (m, 2H), 3.66-3.72 (m, 3H), 3.59-3.63 (m, 1H), 3.52-3.57 (m, 1H), 2.22 (t, J = 7.4 Hz, 2H), 1.86 (d, J = 2.7 Hz, 6H), 1.56-1.65 (m, 6H), 1.27-1.35 (m, 41H), 0.95-0.85 (m, 3H); 19F NMR (282 MHz, MeOH-d4) δ -146.5.
11-(ビシクロ[2.2.2]オクタン-1-イル)-N-((2S,3S,4R)-3,4-ビス(ベンジルオキシ)-1-(((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-6-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)ウンデカンアミドの合成
(E)-11-(ビシクロ[2.2.2]オクタン-1-イル)ウンデカ-10-エン酸の合成

9-カルボキシノニル(トリフェニル)ホスホニウムブロミド(371mg、0.72mmol、1.0当量)のTHF(5mL)中混合物に、0℃で、Nの雰囲気下、NaHMDS、THF中2M(0.72mL、1.44mmol、2当量)をゆっくりと加えた。混合物を0℃で1時間撹拌し、次いでTHF(1mL)中のビシクロ[2.2.2]オクタン-1-カルボアルデヒド(0.1g、0.72mmol、1.0当量)を0℃で加えた。混合物を室温に温め、16時間撹拌し、次いでHOを加え、2N HClを用いて、pHを約4~5に調整した。混合物をEtOAc(30mL×3)で抽出し、合わせた有機層を減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc2:1)で精製して、固体として(E)-11-(ビシクロ[2.2.2]オクタン-1-イル)ウンデカ-10-エン酸(0.15g、71%)を得た。LC/MS:C1932に対する質量計算値:292、実測値:291[M-H]
11-(ビシクロ[2.2.2]オクタン-1-イル)ウンデカン酸の合成

(E)-11-(ビシクロ[2.2.2]オクタン-1-イル)ウンデカ-10-エン酸(0.15g、0.51mmol、1.0当量)および10%Pd/C(20mg)のMeOH(10mL)中混合物を、室温で1時間水素添加した(1atm)。触媒を、セライトのパッドを介して濾過により除去し、フィルターケーキをMeOHで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、固体として、11-(ビシクロ[2.2.2]オクタン-1-イル)ウンデカン酸(130mg、86%)を得た。LC/MS:C1934に対する質量計算値:294、実測値:293[M-H]
11-(ビシクロ[2.2.2]オクタン-1-イル)-N-((2S,3S,4R)-3,4-ビス(ベンジルオキシ)-1-(((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-6-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)ウンデカンアミドの合成

11-(ビシクロ[2.2.2]オクタン-1-イル)ウンデカン酸(130mg、0.44mmol、1.0当量)および(2S,3S,4R)-3,4-ビス(ベンジルオキシ)-1-(((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-6-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-アミン(450mg、0.44mmol、1.0当量)のDCM(5mL)中混合物に、室温でEDCI(127mg、0.66mmol、1.5当量)およびDMAP(11mg、0.09mmol、0.2当量)を加えた。反応混合物を室温で16時間撹拌し、次いでEtOAc(10mL)で希釈し、ブライン(5mL)で洗浄した。水層をEtOAc(10mL×2)で抽出し、合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc3:1)で精製して、固体として11-(ビシクロ[2.2.2]オクタン-1-イル)-N-((2S,3S,4R)-3,4-ビス(ベンジルオキシ)-1-(((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-6-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)ウンデカンアミド(0.2g、35%)を得た。LC/MS:C85117NOに対する質量計算値:1296、実測値:1297[M+H]
11-(ビシクロ[2.2.2]オクタン-1-イル)-N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)ウンデカンアミドの合成

11-(ビシクロ[2.2.2]オクタン-1-イル)-N-((2S,3S,4R)-3,4-ビス(ベンジルオキシ)-1-(((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-6-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)ウンデカンアミド(0.1g、0.08mmol、1.0当量)および20%Pd(OH)/C(0.2g)のEtOH/DCM(10mL/3mL)中混合物を、室温で16時間水素添加した(1atm)。触媒を、セライトのパッドを介して濾過により除去し、フィルターケーキをMeOHで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮し、粗残渣を、シリカゲルカラム(DCM/MeOH)上のカラムクロマトグラフィー(chrmatography)および分取HPLCで精製して、固体として11-(ビシクロ[2.2.2]オクタン-1-イル)-N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)ウンデカンアミド(8.9mg、15%)を得た。LC/MS:C4381NOに対する質量計算値:755.59、実測値:756.50[M+H]1H NMR (300 MHz, CDCl3 + MeOH-d4) δ 4.88 (d, J = 3.7 Hz, 1H), 4.18 (d, J = 5.0 Hz, 1H), 3.67-3.89 (m, 8H), 3.53-3.59 (m, 2H), 2.20 (t, J = 7.7 Hz, 2H),1.49-1.62 (m, 12 H), 1.12-1.30 (m, 43H), 0.93-0.99 (m, 2H), 0.87 (t, J = 6.4 Hz, 3H).
N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-11-(2-メチルシクロプロピル)ウンデカンアミドの合成
(E)-11-(2-メチルシクロプロピル)ウンデカ-10-エン酸の合成

(9-カルボキシノニル)トリフェニルホスホニウムブロミド(488mg、0.95mmol、1.0当量)のTHF(5mL)中混合物に、0℃で、Nの雰囲気下NaHMDS、THF中2M(1.0mL、2.0mmol、2.0当量)をゆっくりと加えた。混合物を0℃で1時間撹拌し、次いで、THF(1mL)中の2-メチルシクロプロパン-1-カルボアルデヒド(80mg、0.95mmol、1.0当量)を0℃で加えた。混合物を室温に温め、16時間撹拌し、次いでHO(10mL)を加え、2N HClを用いて、pHを約4~5に調整した。混合物をEtOAc(30mL×3)で抽出し、合わせた有機層を減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc2:1)で精製して、固体として(E)-11-(2-メチルシクロプロピル)ウンデカ-10-エン酸(120mg、53%)を得た。LC/MS:C1526に対する質量計算値:238、実測値:237[M-H]
11-(2-メチルシクロプロピル)ウンデカン酸の合成

(E)-11-(2-メチルシクロプロピル)ウンデカ-10-エン酸(120mg、0.50mmol、1.0当量)のTHF(5mL)およびHO(5mL)中混合物に、室温でp-MeCSONHNH(938mg、5.0mmol、10当量)およびKOAc(642mg、6.6mmol、13当量)を加えた。混合物を加熱還流し、5時間撹拌し、冷却し、HOを加えた。混合物をEtOAc(30mL×3)で抽出し、合わせた有機層を減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲルカラム上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc)で精製して、油状物質として11-(2-メチルシクロプロピル)ウンデカン酸(90mg、74%)を得た。LC/MS:C1528に対する質量計算値:240、実測値:239[M-H]
N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-11-(2-メチルシクロプロピル)ウンデカンアミドの合成

11-(2-メチルシクロプロピル)ウンデカン酸(80mg、0.33mmol、1.0当量)および(2S,3R,4S,5R,6R)-2-(((2S,3S,4R)-2-アミノ-3,4-ジヒドロキシオクタデシル)オキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(160mg、0.33mmol、1.0当量)のTHF(6mL)中混合物に、室温でHBTU(252mg、0.66mmol、2.0当量)、EtN(67mg、0.66mmol、2.0当量)、およびNMM(67mg、0.66mmol、2.0当量)を加えた。混合物を室温で16時間撹拌し、次いで減圧下で濃縮し、残渣を、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH8:1)および分取HPLCで精製して、固体としてN-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-11-(2-メチルシクロプロピル)ウンデカンアミド(20.7mg、9%)を得た。LC/MS:C3975NO:701.54に対する質量計算値、実測値:702.45[M+H]1H NMR (300 MHz, MeOH-d4) δ 4.18 (dd, J = 6.5, 4.4 Hz, 1H), 3.80-3.89 (m, 3H), 3.74-3.78 (m, 2H), 3.66-3.72 (m, 3H), 3.60-3.64 (m, 1H), 3.52-3.57 (m, 1H), 2.22 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 1.50-1.67 (m, 4H), 1.24-1.38 (m, 41H), 1.15-1.23 (m, 2H), 0.99-1.02 (m, 3H), 0.95-0.85 (m, 3H), 0.29-0.44 (m, 1H), 0.09-0.18 (m, 1H).
11-(クバン-1-イル)-N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)ウンデカンアミドの合成
(E)-11-(クバン-1-イル)ウンデカ-10-エン酸の合成

(9-カルボキシノニル)トリフェニルホスホニウムブロミド(0.4g、0.8mmol、1.0当量)のTHF(6mL)中混合物に、0℃でNの雰囲気下、NaHMDS、THF中2M(0.8mL、1.6mmol、2.0当量)をゆっくりと加えた。混合物を0℃で1時間撹拌し、次いで、THF(1mL)中のキュバン-1-カルボアルデヒド(0.1g、0.8mmol、1.0当量)を0℃で加えた。混合物を室温に温め、16時間撹拌し、次いでHO(10mL)を加え、2N HClを用いて、pHを約4~5に調整した。混合物をEtOAc(20mL×3)で抽出し、合わせた有機層を減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲルカラム上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc2:1)で精製して、固体として(E)-11-(クバン-1-イル)ウンデカ-10-エン酸(0.11g、49%)を得た。LC/MS:C1926に対する質量計算値:286、実測値:285[M-H]
11-(クバン-1-イル)ウンデカン酸の合成

(E)-11-(クバン-1-イル)ウンデカ-10-エン酸(0.1g、0.4mmol、1.0当量)およびPtO(8mg、0.04mmol、0.1当量)のEtOH(10mL)中混合物を、室温で1時間水素添加した(1atm)。触媒を、セライトのパッドを介して濾過により除去し、フィルターケーキをEtOHで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、固体として11-(クバン-1-イル)ウンデカン酸(80mg、79%)を得た。LC/MS:C1928に対する質量計算値:288、実測値:287[M-H]
11-(クバン-1-イル)-N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)ウンデカンアミドの合成

11-(クバン-1-イル)ウンデカン酸(80mg、0.3mmol、1.0当量)および(2S,3R,4S,5R,6R)-2-(((2S,3S,4R)-2-アミノ-3,4-ジヒドロキシオクタデシル)オキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(130mg、0.3mmol、当量)のTHF(6mL)中混合物に、室温で、Nの雰囲気下でHBTU(210mg、0.55mmol、2.0当量)、EtN(56mg、0.55mmol、2.0当量)、およびNMM(56mg、0.55mmol、2.0当量)を加えた。混合物を室温で16時間撹拌し、次いで減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH)および分取HPLCで精製して、固体として11-(クバン-1-イル)-N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)ウンデカンアミドを得た。LC/MS:C4375NOに対する質量計算値:749.54、実測値:750.60[M+H]
12-(クバン-1-イル)-N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)ドデカンアミドの合成
(E)-12-(クバン-1-イル)ドデカ-11-エン酸の合成

(10-カルボキシデシル)トリフェニルホスホニウムブロミド(319mg、0.6mmol、1.0当量)のTHF(6mL)中混合物に、0℃で、Nの雰囲気下、NaHMDS、THF中2M(0.6mL、1.2mmol、2.0当量)をゆっくりと加えた。混合物を0℃で1時間撹拌し、次いでTHF(1mL)中のキュバン-1-カルボアルデヒド(80mg、0.6mmol、1.0当量)を加えた。混合物を室温に温め、16時間撹拌し、次いでHO(10mL)を加え、2N HClを用いて、pHを約4~5に調整した。混合物をEtOAc(20mL×3)で抽出し、合わせた有機層を減圧下で濃縮した。残渣を、シリカ上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc2:1)で精製して、固体として(E)-12-(クバン-1-イル)ドデカ-11-エン酸(110mg、60%)を得た。LC/MS:C2028に対する質量計算値:300、実測値:299[M-H]
12-(クバン-1-イル)ドデカン酸の合成

(E)-12-(クバン-1-イル)ドデカ-11-エン酸(110mg、0.37mmol、1.0当量)およびPtO(8mg、0.04mmol、0.1当量)のEtOH(70mL)中混合物を、室温で1時間水素添加した(1atm)。触媒を、セライトのパッドを介して濾過により除去し、フィルターケーキをEtOHで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、固体として12-(クバン-1-イル)ドデカン酸(0.1g、90%)を得た。LC/MS:C2030に対する質量計算値:302、実測値:301[M-H]
12-(クバン-1-イル)-N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)ドデカンアミドの合成

12-(クバン-1-イル)ドデカン酸(80mg、0.26mmol、1.0当量)および(2S,3R,4S,5R,6R)-2-(((2S,3S,4R)-2-アミノ-3,4-ビス(ベンジルオキシ)オクタデシル)オキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(175mg、0.26mmol、1.0当量)のTHF(6mL)中混合物に、室温でNの雰囲気下、HBTU(201mg、0.53mmol、2.0当量)およびTEA(53mg、0.53mmol、2.0当量)およびNMM(53mg、0.53mmol、2.0当量)を加えた。混合物を室温で16時間撹拌し、次いで減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH)および分取HPLCで精製して、固体として12-(クバン-1-イル)-N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)ドデカンアミド(8.6mg、4%)を得た。LC/MS:C4477NOに対する質量計算値:763.56、実測値:764.60[M+H]1H NMR (300 MHz, MeOH-d4) δ 4.86-4.89 (m, 1H), 4.14-4.20 (m, 1H), 4.02-4.08 (m, 1H), 3.80-3.88 (m, 6H), 3.68-3.77 (m, 7H), 3.50-3.65 (m, 3H), 2.22 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 1.48-1.62 (m, 6H), 1.27-1.35 (m, 40H), 0.95-0.85 (m, 3H).
(2S,3R,4S,5R,6R)-2-(((2S,3S,4R)-2-(4-(5-(ジヘプチルアミノ)ペンチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル)-3,4-ジヒドロキシオクタデシル)オキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオールの合成
N,N-ジヘプチルヘプタ-6-イン-1-アミンの合成

ヘプタ-6-イナール(0.7g、6.4mmol、1.0当量)のDCE(10mL)中混合物に、室温でNの雰囲気下、ジヘプチルアミン(1.3g、6.4mmol、1.0当量)を加えた。混合物を室温で15分間撹拌し、次いでNaBH(OAc)(2.0g、9.5mmol、1.5当量)およびAcOH(0.1mL)を加えた。混合物を室温で3時間撹拌し、次いでHO(10mL)を加え、混合物をEtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層を減圧下で濃縮し、残渣を、シリカゲルカラム上でのカラムクロマトグラフィー(MeOH/DCM1:8)により精製して、油状物質としてN,N-ジヘプチルヘプタ-6-イン-1-アミン(0.7g、36%)を得た。LC/MS:C2141Nに対する質量計算値:307、実測値:308[M+H]
N-(5-(1-((2S,3S,4R)-3,4-ビス(ベンジルオキシ)-1-(((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-6-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)ペンチル)-N-ヘプチルヘプタン-1-アミンの合成

N,N-ジヘプチルヘプタ-6-イン-1-アミン(38mg、0.12mmol、1.3当量)および(2S,3R,4S,5S,6R)-2-(((2S,3S,4R)-2-アジド-3,4-ビス(ベンジルオキシ)オクタデシル)オキシ)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-6-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン(0.1g、0.1mmol、1.0当量)のBuOH(3mL)およびHO(3mL)中混合物に、室温でNの雰囲気下、CuSO(5mg、0.03mmol、0.3当量)およびアスコルビン酸ナトリウム(6mg、0.03mmol、0.3当量)を加えた。混合物を室温で16時間撹拌し、次いでEtOAc(10mL)で希釈し、ブライン(5mL)で洗浄し、水層をEtOAc(10mL×2)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc3:1)で精製して、油状物質としてN-(5-(1-((2S,3S,4R)-3,4-ビス(ベンジルオキシ)-1-(((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-6-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)ペンチル)-N-ヘプチルヘプタン-1-アミン(0.1g、77%)を得た。LC/MS:C87124に対する質量計算値:1353、実測値:1354[M+H]
(2S,3R,4S,5R,6R)-2-(((2S,3S,4R)-2-(4-(5-(ジヘプチルアミノ)ペンチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル)-3,4-ジヒドロキシオクタデシル)オキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオールの合成

N-(5-(1-((2S,3S,4R)-3,4-ビス(ベンジルオキシ)-1-(((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-6-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)ペンチル)-N-ヘプチルヘプタン-1-アミン(0.1g、0.07mmol、1.0当量)のEtOH(10mL)およびDCM(3mL)中混合物、および20%Pd(OH)/C(0.2g)を室温で16時間水素添加した(1atm)。触媒を、セライトのパッドを介して濾過により除去し、フィルターケーキEtOH/DCM(3:1)で洗浄した。濾液を減圧下で濃縮し、残渣を、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH8:1)および分取HPLCで精製して、固体として、(2S,3R,4S,5R,6R)-2-(((2S,3S,4R)-2-(4-(5-(ジヘプチルアミノ)ペンチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル)-3,4-ジヒドロキシオクタデシル)オキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(16.2mg、35%)を得た。LC/MS:C4588に対する質量計算値:812.66、実測値:813.70[M+H]1H NMR (300 MHz, DMSO-d6 + D2O) δ 7.86 (s, 1H), 4.90-4.96 (m, 1H), 4.63 (d, J = 3.7 Hz, 1H), 4.01-4.06 (m, 1H), 3.87-3.92 (m, 1H), 3.47-3.63 (m, 2H), 3.35-3.45 (m, 2H), 3.10-3.18 (m, 1H), 2.93-2.99 (m, 6H), 2.55-2.60 (m, 2H), 1.50-1.58 (m, 9H), 1.15-1.26 (m, 46H), 0.76-0.83 (m, 9H).
(2S,3R,4S,5R,6R)-2-(((2S,3S,4R)-2-(4-(6-(ジヘプチルアミノ)ヘキシル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル)-3,4-ジヒドロキシオクタデシル)オキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオールの合成
N,N-ジヘプチルオクタ-7-イン-1-アミンの合成

オクタ-7-イナール(0.7g、5.6mmol、1.0当量)のDCE(10mL)中混合物に、室温でNの雰囲気下、ジヘプチルアミン(1.2g、5.6mmol、1.0当量)を加えた。混合物を室温で15分間撹拌し、次いでNaBH(OAc)(1.8g、8.5mmol、1.5当量)およびAcOH(0.1mL)を加えた。混合物を室温で3時間撹拌し、次いでHO(10mL)を加え、混合物をEtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層を減圧下で濃縮し、残渣を、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(MeOH/DCM1:8)で精製して、油状物質としてN,N-ジヘプチルオクタ-7-イン-1-アミン(0.6g、33%)を得た。LC/MS:C2243Nに対する質量計算値:321、実測値:322[M+H]
N-(6-(1-((2S,3S,4R)-3,4-ビス(ベンジルオキシ)-1-(((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-6-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)ヘキシル)-N-ヘプチルヘプタン-1-アミンの合成

N,N-ジヘプチルオクタ-7-イン-1-アミン(40mg、0.12mmol、1.0当量)および(2S,3R,4S,5S,6R)-2-(((2S,3S,4R)-2-アジド-3,4-ビス(ベンジルオキシ)オクタデシル)オキシ)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-6-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン(130mg、0.12mmol、1.0当量)のBuOH(3mL)およびHO(3mL)中混合物に、室温でCuSO(6mg、0.04mmol、0.3当量)およびアスコルビン酸ナトリウム(7mg、0.04mmol、0.3当量)を加えた。混合物を室温で1日撹拌し、次いでEtOAc(10mL)で希釈し、混合物をブラインで洗浄し、水層をEtOAc(10mL×2)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc3:1)で精製して、油状物質としてN-(6-(1-((2S,3S,4R)-3,4-ビス(ベンジルオキシ)-1-(((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-6-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)ヘキシル)-N-ヘプチルヘプタン-1-アミン(0.1g、59%)を得た。LC/MS:C88126に対する質量計算値:1367、実測値:1368[M+H]
(2S,3R,4S,5R,6R)-2-(((2S,3S,4R)-2-(4-(6-(ジヘプチルアミノ)ヘキシル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル)-3,4-ジヒドロキシオクタデシル)オキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオールの合成

N-(6-(1-((2S,3S,4R)-3,4-ビス(ベンジルオキシ)-1-(((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-6-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)ヘキシル)-N-ヘプチルヘプタン-1-アミン(0.1g、0.07mmol、1.0当量)のEtOH(10mL)およびDCM(3mL)中混合物、および20%Pd(OH)/C(0.2g)を室温で16時間水素添加した(1atm)。触媒を、セライトのパッドを介して濾過により除去し、フィルターケーキをEtOH/CHCl(3:1)で洗浄した。濾液を減圧下で濃縮し、残渣を、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH)および分取HPLCで精製して、固体として(2S,3R,4S,5R,6R)-2-(((2S,3S,4R)-2-(4-(6-(ジヘプチルアミノ)ヘキシル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル)-3,4-ジヒドロキシオクタデシル)オキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(11.1mg、18%)を得た。LC/MS:C4690に対する質量計算値:826.68、実測値:827.95[M+H].;1H NMR (300 MHz, DMSO-d6 + D2O) δ 7.83 (s, 1H), 4.88-4.94 (m, 1H), 4.63 (d, J = 3.8 Hz, 1H), 3.97-4.12 (m, 1H), 3.86-3.93 (m, 1H), 3.34-3.53 (m, 5H), 3.08-3.14 (m, 1H), 2.93-3.00 (m, 6H), 2.54-2.60 (m, 2H), 1.43-1.59 (m, 10H), 1.18-1.27 (m, 46 H), 0.80-0.85 (m, 9H).
N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)ドデカン-1-スルフィンアミドの合成 - 2種のジアステレオマーの混合物

S-ドデシルエタンチオエートの合成
1-ブロモドデカン(0.5g、2.0mmol)のTHF(10mL)中混合物に、室温でカリウムエタンチオエート(274mg、2.4mmol)を加えた。混合物を80℃に加熱し、3時間撹拌し、次いで減圧下で濃縮し、残渣を、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc)で精製して、油状物質としてS-ドデシルエタンチオエート(382mg、78%)を得た。
ドデカン-1-スルフィンクロリドの合成
S-ドデシルエタンチオエート(0.3g、1.2mmol)のDCM(5mL)中混合物に、-20℃でAcO(126mg、1.2mmol)およびSOCl(332mg、2.5mmol)をゆっくりと加えた。混合物を-5℃に温め、2時間撹拌し、次いで減圧下で濃縮して、油状物質としてドデカン-1-スルフィンクロリド(295mg、95%)を得た。
N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)ドデカン-1-スルフィンアミド - 2種のジアステレオマーの混合物の合成
(2S,3R,4S,5R,6R)-2-(((2S,3S,4R)-2-アミノ-3,4-ジヒドロキシオクタデシル)オキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(60mg、0.13mmol)のDMA(3mL)中混合物に、室温でNの雰囲気下、EtN(25mg、0.25mmol)およびドデカン-1-スルフィンクロリド(47mg、0.19mmol)を加えた。混合物を室温で3時間撹拌し、次いでHOを加え、混合物をEtOAc(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層を無水NaSOで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で濃縮し、残渣を、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH9:1)で2回精製して、固体としてN-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)ドデカン-1-スルフィンアミド(3.4mg、3.9%)を得た。LC/MS:C3673NOSに対する質量計算値:695.50、実測値:696.55[M+H]
N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-10-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)デカン-1-スルフィンアミド - 2種のジアステレオマーの混合物の合成

9-(ブロモトリフェニル-ラムダ5-ホスファニル)ノナン酸の合成
9-ブロモノナン酸(5.0g、21.1mmol)およびPhP(5.53g、21.1mmol)のMeCN(50mL)中混合物を、加熱還流し、3日間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、残渣を混合物EtO(200mL)で粉砕し、濾過して、固体として9-(ブロモトリフェニル-ラムダ5-ホスファニル)ノナン酸(10.0g、95%)を得た。1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ 11.98 (s, 1H), 7.42-8.28 (m, 15H), 2.17 (t, J = 7.3 Hz, 2H), 1.76 (td, J = 6.6, 5.8, 2.5 Hz, 2H), 1.39-1.56 (m, 6H), 1.14-1.29 (m, 6H).
(9E)-10-[3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル]デカ-9-エン酸の合成
9-(ブロモトリフェニル-ラムダ5-ホスファニル)ノナン酸(2.95g、5.9mmol)のTHF(50mL)中混合物に、-10℃で、Nの雰囲気下、2M NaHMDS(5.9mL、11.8mmol)を加えた。混合物を室温に温め、1時間室温で撹拌し、次いで、3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-カルボアルデヒド(450mg、3.9mmol)のTHF(5mL)中混合物を加えた。混合物を室温で終夜撹拌し、次いで2M HCl(20mL)加え、混合物をEtOAc(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で濃縮して、残渣を、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc1:1)で精製して、油状物質として(9E)-10-[3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル]デカ-9-エン酸(500mg、50%)を得た。LC/MS:C1523FOに対する質量計算値:254.2、実測値:253.9[M-H]
10-[3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル]デカン酸の合成
(9E)-10-[3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル]デカ-9-エン酸(500mg、1.96mmol)、およびPtO(50mg、0.22mmol)のEtOH(300mL)中混合物を、Hの雰囲気下(バルーン)で2時間撹拌した。混合物を濾過し、フィルターケーキをEtOH(100mL)で洗浄し、濾液を減圧下で濃縮して、固体として10-[3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル]デカン酸を得た(500mg、99%)。LC/MS:C1525FOに対する質量計算値:256.2、実測値:255.0[M-H]
10-{3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル}デカン-1-オールの合成
10-{3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル}デカン酸(500mg、1.95mmol)のTHF(20mL)中混合物に、Nの雰囲気下、THF中1M BH(5.9mL、5.9mmol)を滴下添加した。混合物を室温で2時間撹拌し、次いでMeOH(20mL)でクエンチし、減圧下で濃縮し、残渣を、シリカ上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc3:1)で精製し、油状物質として10-{3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル}デカン-1-オール(430mg、91%)を得た。1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ 4.32 (t, J = 5.2 Hz, 1H), 3.37 (td, J = 6.5, 5.1 Hz, 2H), 1.88 (d, J = 2.7 Hz, 6H), 1.60 (d, J = 7.8 Hz, 2H), 1.40 (t, J = 6.5 Hz, 2H), 1.25 (s, 12H).
1-(10-ブロモデシル)-3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタンの合成
10-{3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル}デカン-1-オール(430mg、1.77mmol)のDCM(30mL)中混合物に、Nの雰囲気下、PhP(930mg、3.54mmol)およびCBr(1.18g、3.54mmol)を加えた。混合物を室温で4時間撹拌し、次いで減圧下で濃縮し、残渣を、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc10:1)で精製して、油状物質として1-(10-ブロモデシル)-3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン(480mg、89%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 3.53 (t, J = 6.7 Hz, 2H), 1.88 (d, J = 2.8 Hz, 6H), 1.79 (d, J = 6.8 Hz, 2H), 1.59 (t, J = 7.0 Hz, 2H), 1.33-1.41 (m, 2H), 1.26 (d, J = 1.7 Hz, 12H).
1-[(10-{3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル}デシル)スルファニル]エタノンの合成
1-(10-ブロモデシル)-3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン(480mg、1.57mmol)および1-(ポタッシオスルファニル)エタノン(359mg、3.14mmol)のTHF(20mL)中混合物を、60℃に加熱し、4時間撹拌し、次いで減圧下で濃縮し、残渣を、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc10:1)で精製して、油状物質として1-[(10-{3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル}デシル)スルファニル]エタノン(450mg、95%)を得た。1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 2.88 (t, J = 7.3 Hz, 2H), 2.35 (s, 3H), 1.90 (d, J = 2.7 Hz, 6H), 1.50-1.67 (m, 4H), 1.28 (d, J = 2.7 Hz, 14H).
10-{3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル}デカン-1-スルフィニルクロリドの合成
1-[(10-{3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル}デシル)スルファニル]エタノン(50mg、0.17mmol)のDCM(0.5mL)中混合物に、Nの雰囲気下、-20℃でAcO(17mg、0.17mmol)およびSOCl(45mg、0.33mmol)を加えた。混合物を-20℃で10分間撹拌し、次いで減圧下で濃縮して、油状物質として10-{3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル}デカン-1-スルフィニルクロリド(50mg、97%)を得た。
N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-10-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)デカン-1-スルフィンアミド - 2種のジアステレオマーの混合物の合成
(2S,3R,4S,5R,6R)-2-{[(2S,3S,4R)-2-アミノ-3,4-ジヒドロキシオクタデシル]オキシ}-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-3,4,5-トリオール(50mg、0.10mmol)のDMA(3mL)およびDCM(1mL)中混合物に、EtN(106mg、1.0mmol)および10-{3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル}デカン-1-スルフィニルクロリド(50mg、0.17mmol)を加えた。混合物を、室温で1時間撹拌し、次いで減圧下で濃縮し、残渣を、分取HPLCで精製して、固体としてN-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-10-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)デカン-1-スルフィンアミド - 2種のジアステレオマーの混合物(5.1mg、7%)を得た。LC/MS:C3974FNOSに対する質量計算値:751.51、実測値:752.07[M+H]1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 4.10 (dd, J = 9.5, 2.2 Hz, 1H), 3.85-3.98 (m, 2H), 3.65-3.85 (m, 4H), 3.55-3.65 (m, 2H), 3.45-3.55 (m, 1H), 2.89 (qt, J = 13.0, 7.4 Hz, 2H), 1.88 (d, J = 2.6 Hz, 6H), 1.54-1.73 (m, 6H), 1.23-1.32 (m, 40H), 0.90-0.95 (m, 3H).
N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-[(2S,3S)-2,3,4-トリヒドロキシブトキシ]オクタデカン-2-イル]-11-[3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル]ウンデカンアミドの合成

(2S,3S)-4-[[(2S,3S,4R)-2-アミノ-3,4-ジヒドロキシオクタデシル]オキシ]ブタン-1,2,3-トリオール[Diaz et al Tetrahedron: Asymmetry 2009, 20, 747-753およびJervis et al Bioconjugate Chemistry 2013, 24, 586-594](50mg、0.12mmol)および11-[3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル]ウンデカン酸(35.3mg、0.13mmol)のDMF(3mL)中混合物に、室温でHBTU(90mg、0.24mmol)、EtN(24mg、0.24mmol)およびNMM(24mg、0.24mmol)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌し、次いで分取HPLCで精製して、固体としてN-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-[(2S,3S)-2,3,4-トリヒドロキシブトキシ]オクタデカン-2-イル]-11-[3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル]ウンデカンアミド(7.8mg、10%)を得た。LC/MS:C3872FNOに対する質量計算値:673.53、実測値:674.50[M+H]1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ 4.20 (s, 1H), 3.74-3.84 (m, 1H), 3.52-3.72 (m, 8H), 3.20-3.30 (m, 1H), 2.23 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 1.88 (s, 5H), 1.28-1.63 (m, 45H), 0.92 (t, J = 6.4 Hz, 3H).
((2R,3R,4S,5R,6S)-6-(((2S,3S,4R)-2-(11-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ウンデカンアミド)-3,4-ジヒドロキシオクタデシル)オキシ)-3,4,5-トリヒドロキシテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル((4R)-4-((3R,7R,10S,13R)-3,7-ジヒドロキシ-10,13-ジメチルヘキサデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)ペンタノイル)-L-バリネートの合成

((2R,3S,4S,5R,6S)-6-(((2S,3S,4R)-2-アジド-3,4-ビス(ベンジルオキシ)オクタデシル)オキシ)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル(((9H-フルオレン-9-イル)メトキシ)カルボニル)-L-バリネートの合成
((2R,3S,4S,5R,6S)-6-(((2S,3S,4R)-2-アジド-3,4-ビス(ベンジルオキシ)オクタデシル)オキシ)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メタノール[Org. Biomol. Chem. 2011, 9, 8413](0.7g、0.7mmol)および(((9H-フルオレン-9-イル)メトキシ)カルボニル)-L-バリン(0.5g、1.5mmol)のTHF(20mL)中混合物に、室温でEDCI(210mg、1.10mmol)およびDMAP(179mg、1.46mmol)を加えた。混合物を16時間室温で撹拌し、次いで真空下で濃縮し、残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc3:1)で精製して、油状物質として((2R,3S,4S,5R,6S)-6-(((2S,3S,4R)-2-アジド-3,4-ビス(ベンジルオキシ)オクタデシル)オキシ)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル(((9H-フルオレン-9-イル)メトキシ)カルボニル)-L-バリネート(0.8g、86%)を得た。LC/MS:C799611に対する質量計算値:1277、実測値:1278[M+H]
((2R,3S,4S,5R,6S)-6-(((2S,3S,4R)-2-アジド-3,4-ビス(ベンジルオキシ)オクタデシル)オキシ)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチルL-バリネートの合成
((2R,3S,4S,5R,6S)-6-(((2S,3S,4R)-2-アジド-3,4-ビス(ベンジルオキシ)オクタデシル)オキシ)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル(((9H-フルオレン-9-イル)メトキシ)カルボニル)-L-バリネート(0.8g、0.6mmol)のDMF(15mL)中混合物に、ピペリジン(0.3g、3.5mmol)を加えた。混合物を室温で0.5時間撹拌し、次いでHOでクエンチし、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で濃縮し、残渣を、シリカゲルカラム(PE/EtOAc2:1)で精製して、油状物質として((2R,3S,4S,5R,6S)-6-(((2S,3S,4R)-2-アジド-3,4-ビス(ベンジルオキシ)オクタデシル)オキシ)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチルL-バリネート(0.6g、91%)を得た。LC/MS:C6486に対する質量計算値:1055、実測値:1056[M+H]
((2R,3S,4S,5R,6S)-6-(((2S,3S,4R)-2-アジド-3,4-ビス(ベンジルオキシ)オクタデシル)オキシ)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル((4R)-4-((3R,7R,10S,13R)-3,7-ジヒドロキシ-10,13-ジメチルヘキサデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)ペンタノイル)-L-バリネートの合成
((2R,3S,4S,5R,6S)-6-(((2S,3S,4R)-2-アジド-3,4-ビス(ベンジルオキシ)オクタデシル)オキシ)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチルL-バリネート(0.6g、0.6mmol)およびケノデオキシコール酸(268mg、0.68mmol)のDMF(10mL)中混合物に、室温でHATU(324mg、0.85mmol)およびDIPEA(147mg、1.14mmol)を加えた。混合物を室温で6時間撹拌し、次いでHOを加え、混合物をEtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で濃縮し、残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc3:1)で精製して、油状物質として((2R,3S,4S,5R,6S)-6-(((2S,3S,4R)-2-アジド-3,4-ビス(ベンジルオキシ)オクタデシル)オキシ)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル((4R)-4-((3R,7R,10S,13R)-3,7-ジヒドロキシ-10,13-ジメチルヘキサデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)ペンタノイル)-L-バリネート(0.6g、74%)を得た。LC/MS:C8812412に対する質量計算値:1429、実測値:1430[M+H]
((2R,3R,4S,5R,6S)-6-(((2S,3S,4R)-2-アミノ-3,4-ジヒドロキシオクタデシル)オキシ)-3,4,5-トリヒドロキシテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル((4R)-4-((3R,7R,10S,13R)-3,7-ジヒドロキシ-10,13-ジメチルヘキサデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)ペンタノイル)-L-バリネートの合成
((2R,3S,4S,5R,6S)-6-(((2S,3S,4R)-2-アジド-3,4-ビス(ベンジルオキシ)オクタデシル)オキシ)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル((4R)-4-((3R,7R,10S,13R)-3,7-ジヒドロキシ-10,13-ジメチルヘキサデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)ペンタノイル)-L-バリネート(0.6g、0.4mmol)および20%Pd(OH)/C(0.6g)のMeOH(15mL)およびDCM(15mL)中混合物を、室温で16時間、水素添加した(1atm)。混合物を、セライトのパッドを介して濾過し、フィルターケーキをMeOHで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、固体として((2R,3R,4S,5R,6S)-6-(((2S,3S,4R)-2-アミノ-3,4-ジヒドロキシオクタデシル)オキシ)-3,4,5-トリヒドロキシテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル((4R)-4-((3R,7R,10S,13R)-3,7-ジヒドロキシ-10,13-ジメチルヘキサデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)ペンタノイル)-L-バリネート(0.33g、83%)を得た。LC/MS:C539612に対する質量計算値:953、実測値:954[M+H]
((2R,3R,4S,5R,6S)-6-(((2S,3S,4R)-2-(11-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ウンデカンアミド)-3,4-ジヒドロキシオクタデシル)オキシ)-3,4,5-トリヒドロキシテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル((4R)-4-((3R,7R,10S,13R)-3,7-ジヒドロキシ-10,13-ジメチルヘキサデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)ペンタノイル)-L-バリネートの合成
((2R,3R,4S,5R,6S)-6-(((2S,3S,4R)-2-アミノ-3,4-ジヒドロキシオクタデシル)オキシ)-3,4,5-トリヒドロキシテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル((4R)-4-((3R,7R,10S,13R)-3,7-ジヒドロキシ-10,13-ジメチルヘキサデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)ペンタノイル)-L-バリネート(100mg、0.11mmol)および11-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ウンデカン酸(31mg、0.12mmol)のTHF(5mL)およびDMF(5mL)中混合物に、室温でNの雰囲気下、HBTU(119mg、0.32mmol)、EtN(0.1mL)およびNMM(0.1mL)を加えた。混合物を室温で16時間撹拌し、次いでHOでクエンチし、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過した。濾液をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH)で精製して、粗生成物(50mg)を得、さらにCHCNを用いた摩砕によりこれを精製して、固体として((2R,3R,4S,5R,6S)-6-(((2S,3S,4R)-2-(11-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ウンデカンアミド)-3,4-ジヒドロキシオクタデシル)オキシ)-3,4,5-トリヒドロキシテトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル((4R)-4-((3R,7R,10S,13R)-3,7-ジヒドロキシ-10,13-ジメチルヘキサデカヒドロ-1H-シクロペンタ[a]フェナントレン-17-イル)ペンタノイル)-L-バリネート(26mg、21%)を得た。LC/MS:C69121FN13に対する質量計算値:1205、実測値:1206[M+H]
N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-(オキセタン-3-イル)ウンデカンアミドの合成

ステップ1:11-(オキセタン-3-イル)ウンデカ-10-エン酸の合成
(9-カルボキシノニル)トリフェニルホスホニウムブロミド(565mg、1.1mmol)のTHF(20mL)中混合物に、0℃でNの雰囲気下、NaHMDS、2.0M(1.1mL、2.2mmol)を加えた。混合物を室温に温め、1時間撹拌し、次いで、THF(1mL)中のオキセタン-3-カルボアルデヒド(86mg、1.0mmol)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌し、次いで、1N HClを用いて、pH約1に酸性化し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(30mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc1:1]で精製して、油状物質として11-(オキセタン-3-イル)ウンデカ-10-エン酸(100mg、42%)を得た。LC/MS:C1424に対する質量計算値:240、実測値:239[M-H]
ステップ2:11-(オキセタン-3-イル)ウンデカン酸(undecanoic)の合成
11-(オキセタン-3-イル)ウンデカ-10-エン酸(100mg、0.4mmol)、PtO(20mg、0.1mmol)およびEtOH(30mL)の混合物を、Hの雰囲気下(バルーン)1時間撹拌した。混合物を、セライトのパッドを介して濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、固体として11-(オキセタン-3-イル)ウンデカン酸(100mg、99%)を得た。LC/MS:C1426に対する質量計算値:242、実測値:241[M-H]
ステップ3:N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-(オキセタン-3-イル)ウンデカンアミドの合成
(2S,3R,4S,5R,6R)-2-(((2S,3S,4R)-2-アミノ-3,4-ジヒドロキシオクタデシル)オキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(50mg、0.1mmol)のDMF(2mL)中混合物に、Nの雰囲気下、11-(オキセタン-3-イル)ウンデカン酸(25mg、0.1mmol)、EtN(0.1mL)、NMM(0.1mL)およびHBTU(80mg、0.2mmol)を加えた。混合物を室温で16時間撹拌し、次いでHO(10mL)で希釈した。EtOAc(30mL×3)で抽出する。合わせた有機層をブライン(30mL×2)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で濃縮し、残渣を、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH5:1)および分取HPLCで精製して、固体としてN-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-(オキセタン-3-イル)ウンデカンアミド(13.8mg、19%)を得た。LC/MS:C3873NO10に対する質量計算値:703.99、実測値:704.50[M+H]1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ 4.81 (dd, J = 7.9, 5.8 Hz, 2H), 4.39 (t, J = 6.1 Hz, 2H), 4.21 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 3.56-3.91 (m, 10H), 2.99-3.01 (m, 1H), 2.35-2.18 (m, 2H), 1.63-1.70 (m, 6H), 1.33-1.46 (m, 39H), 0.87-0.97 (m, 3H).
N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカンアミドの合成

ステップ1:11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカ-10-エン酸の合成
(9-カルボキシノニル)トリフェニルホスホニウムブロミド(564mg、1.1mmol)のTHF(20mL)中混合物に、0℃で、Nの雰囲気下、2M NaHMDS(1.1mL、2.2mmol)を加えた。混合物を室温に温め、1時間撹拌し、次いでTHF(2mL)中の-メチルオキセタン-3-カルボアルデヒド(100mg、1.0mmol)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌し、次いで、1N HClを用いて、pH約1に酸性化し、EtOAc(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(30mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EA1:1)で精製して、油状物質として、11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカ-10-エン酸(110mg、43%)を得た。LC/MS:C1526に対する質量計算値:254、実測値:253[M-H]
ステップ2:11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカン酸の合成
11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカ-10-エン酸(110mg、0.4mmol)およびPtO(20mg、0.1mmol)のEtOH(30mL)中混合物を、Hの雰囲気下(バルーン)1時間撹拌した。混合物を、セライトのパッドを介して濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、固体として11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカン酸(110mg、99%)を得た。LC/MS:C1528に対する質量計算値:256、実測値:255[M-H]
ステップ3:N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカンアミドの合成
(2S,3R,4S,5R,6R)-2-(((2S,3S,4R)-2-アミノ-3,4-ジヒドロキシオクタデシル)オキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(50mg、0.1mmol)のDMF(2mL)中混合物に、Nの雰囲気下、11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカン酸(27mg、0.1mmol)、EtN(0.1mL,)、NMM(0.1mL)およびHBTU(80mg、0.2mmol)を加えた。混合物を室温で16時間撹拌し、次いでHO(10mL)で希釈した。EtOAc(30mL×3)で抽出する。合わせた有機層をブライン(30mL×2)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH5:1)および分取HPLCで精製して、固体としてN-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカンアミド(10.2mg、13%)を得た。LC/MS:C3975NO10に対する質量計算値:718.01、実測値:718.50[M+H]1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ 4.44 (d, J = 5.6 Hz, 2H), 4.35 (d, J = 5.5 Hz, 2H), 4.15-4.25 (m, 1H), 3.53-3.83 (m, 10H), 3.31-3.32 (m, 1H), 2.24 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 1.52-1.65 (m, 6H), 1.28-1.36 (m, 41H), 0.83-0.97 (m, 3H).
11-((1r,3s)-アダマンタン-1-イル)-N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)ウンデカンアミドの合成

ステップ1:(11-((1s,3s)-アダマンタン-1-イル)ウンデカ-10-エン酸の合成
11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカ-10-エン酸と類似の方式で調製し、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc1:1)で精製して、固体として(11-((1s,3s)-アダマンタン-1-イル)ウンデカ-10-エン酸(250mg、799%)を得た。LC/MS:C2134に対する質量計算値:318、実測値:317[M-H]
ステップ2:11-((1r,3s)-アダマンタン-1-イル)ウンデカン酸の合成
(11-((1s,3s)-アダマンタン-1-イル)ウンデカ-10-エン酸(250mg、0.7mmol)およびPtO(40mg、0.2mmol)のEtOH(30mL)中混合物を、H2の雰囲気下(バルーン)1時間撹拌した。混合物を、セライトのパッドを介して濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、固体として11-((1r,3s)-アダマンタン-1-イル)ウンデカン酸(250mg、99.4%)を得た。LC/MS:C2136に対する質量計算値:320、実測値:319[M-H]
ステップ3:11-((1r,3s)-アダマンタン-1-イル)-N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)ウンデカンアミドの合成
N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカンアミドと類似の方式で調製し、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH5:1)および分取HPLCで精製して、固体として11-((1r,3s)-アダマンタン-1-イル)-N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)ウンデカンアミド(5.4mg、6.4%)を得た。LC/MS:C4583NOに対する質量計算値:782.14、実測値:782.65[M+H]1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ 4.19 (dd, J = 6.7, 4.4 Hz, 1H), 3.54-3.94 (m, 10H), 3.31-3.32 (m, 1H), 2.33 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 2.24 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 1.99-1.91 (m, 4H), 1.65-1.86 (m, 11H), 1.49-1.53 (m, 7H), 1.26-1.36 (m, 34H), 1.05-1.09 (m, 3H), 0.87-0.91 (m, 3H).
N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-11-(テトラヒドロフラン-3-イル)ウンデカンアミドの合成

ステップ1:11-(テトラヒドロフラン-3-イル)ウンデカ-10-エン酸の合成
11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカ-10-エン酸と類似の方式で調製し、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc1:1)で精製して、固体として11-(テトラヒドロフラン-3-イル)ウンデカ-10-エン酸(250mg、79%)を得た。LC/MS:C1526に対する質量計算値:254、実測値:253[M-H]
ステップ2:11-(テトラヒドロフラン-3-イル)ウンデカン酸の合成
11-(テトラヒドロフラン-3-イル)ウンデカ-10-エン酸(200mg、0.7mmol)およびPtO(40mg、0.2mmol)のEtOH(30mL)中混合物を、Hの雰囲気下(バルーン)、1時間撹拌し、次いでセライトのパッドを介して濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、固体として11-(テトラヒドロフラン-3-イル)ウンデカン酸(200mg、99%)を得た。LC/MS:C1528に対する質量計算値:256、実測値:255[M-H]
ステップ3:N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-11-(テトラヒドロフラン-3-イル)ウンデカンアミドの合成
N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカンアミドと類似の方式で調製し、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH5:1)および分取HPLCで精製して、固体としてN-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-11-(テトラヒドロフラン-3-イル)ウンデカンアミド(9mg、8%)を得た。LC/MS:C3975NO10に対する質量計算値:717.54、実測値:718.60[M+H]1H NMR (300 MHz, MeOHl-d4) δ 4.21 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 3.56-3.92 (m, 12H), 2.15-2.20 (m, 2H), 1.63-1.70 (m, 5H), 1.33-1.46 (s, 44H), 0.87-0.97 (m, 3H).
N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-11-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ウンデカンアミドの合成

ステップ1:11-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ウンデカ-10-エン酸の合成
11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカ-10-エン酸と類似の方式で調製し、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc1:1)で精製して、固体として11-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ウンデカ-10-エン酸(200mg、85%)を得た。LC/MS:C1628に対する質量計算値:268、実測値:267[M-H]。固体として。
ステップ2:11-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ウンデカン酸の合成
11-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ウンデカ-10-エン酸(200mg、0.7mmol)およびPtO(40mg、0.2mmol)のEtOH(50mL)中混合物を、Hの雰囲気下(バルーン)、1時間撹拌した。混合物を、セライトのパッドを介して濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、固体として11-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ウンデカン酸(200mg、99%)を得た。LC/MS:C1630に対する質量計算値:270、実測値:269[M-H]
ステップ3:N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-11-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ウンデカンアミドの合成
N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカンアミドと類似の方式で調製し、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH5:1)および分取HPLCで精製して、固体としてN-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-11-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ウンデカンアミド(9.6mg、8.7%)を得た。LC/MS:C4077NO10に対する質量計算値:731.55、実測値:732.65[M+H]1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 4.21 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 3.56-3.91 (m, 10H), 3.51-3.55 (m, 2H), 3.41-3.44 (m, 2H), 2.22-2.23 (m, 2H), 1.65-1.70 (m, 5H), 1.23-1.46 (m, 44H), 0.87-0.97 (m, 3H).
tert-ブチル4-(11-(((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)アミノ)-11-オキソウンデシル)ピペリジン-1-カルボキシレートの合成

ステップ1:11-(1-(tert-ブトキシカルボニル)ピペリジン-4-イル)ウンデカ-10-エン酸の合成
11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカ-10-エン酸と類似の方式で調製し、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc1:1)で精製して、固体として11-(1-(tert-ブトキシカルボニル)ピペリジン-4-イル)ウンデカ-10-エン酸(280mg、76%)を得た。LC/MS:C2137NOに対する質量計算値:367、実測値:366[M-H]
ステップ2:11-(1-(tert-ブトキシカルボニル)ピペリジン-4-イル)ウンデカン酸の合成
11-(1-(tert-ブトキシカルボニル)ピペリジン-4-イル)ウンデカ-10-エン酸(280mg、0.76mmol)およびPtO(40mg、0.2mmol)のEtOH(30mL)中混合物を、Hの雰囲気下(バルーン)で1時間撹拌した。混合物を、セライトのパッドを介して濾過し、減圧下で濃縮して、固体として11-(1-(tert-ブトキシカルボニル)ピペリジン-4-イル)ウンデカン酸(280mg、99%)を得た。LC/MS:C2139NOに対する質量計算値:369、実測値:368[M-H]
ステップ3:tert-ブチル4-(11-(((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)アミノ)-11-オキソウンデシル)ピペリジン-1-カルボキシレートの合成
N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカンアミドと類似の方式で調製し、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH5:1)および分取HPLCで精製して、固体としてtert-ブチル4-(11-(((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)アミノ)-11-オキソウンデシル)ピペリジン-1-カルボキシレート(13.6mg、6%)を得た。LC/MS:C458611に対する質量計算値:830.62、実測値:831.65[M+H]1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 4.21 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 4.01-4.07 (m, 2H), 3.56-3.91 (m, 10H), 2.65-2.71 (m, 2H), 2.17-2.19 (m, 2H), 1.63-1.70 (m, 6H), 1.54 (s, 9H), 1.33-1.46 (m, 41H), 1.01-1.09 (m, 2H), 0.87-0.97 (m, 3H).
N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-11-(ピペリジン-4-イル)ウンデカンアミドの合成

tert-ブチル4-(11-(((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)アミノ)-11-オキソウンデシル)ピペリジン-1-カルボキシレート(100mg、0.14mmol)のEtOAc(3mL)中混合物に、EtOAc(3mL)中2N HClを加えた。混合物を室温で1時間撹拌し、次いで減圧下で濃縮し、残渣を分取HPLCで精製して、固体としてN-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-11-(ピペリジン-4-イル)ウンデカンアミド(10.2mg、12.2%)を得た。LC/MS:C4078に対する質量計算値:730.57、実測値:731.60[M+H]1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 4.21 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 3.46-3.91 (m, 10H), 2.89-2.99 (m, 2H), 2.35-2.41 (m, 2H), 1.90-1.97 (m, 2H), 1.63-1.70 (m, 5H), 1.33-1.46 (m, 45H), 0.87-0.97 (m, 3H).
tert-ブチル3-(11-(((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)アミノ)-11-オキソウンデシル)アゼチジン-1-カルボキシレートの合成

ステップ1:11-(1-(tert-ブトキシカルボニル)アゼチジン-3-イル)ウンデカ-10-エン酸の合成
11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカ-10-エン酸と類似の方式で調製し、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc1:1)で精製して、固体として11-(1-(tert-ブトキシカルボニル)アゼチジン-3-イル)ウンデカ-10-エン酸(180mg、33%)を得た。LC/MS:C1933NOに対する質量計算値:339、実測値:338[M-H]
ステップ2:11-[1-(tert-ブトキシカルボニル)アゼチジン-3-イル]ウンデカン酸の合成
11-(1-(tert-ブトキシカルボニル)アゼチジン-3-イル)ウンデカ-10-エン酸(180mg、0.53mmol)およびPtO(40mg、0.2mmol)のEtOH(50mL)中混合物を、Hの雰囲気下(バルーン)で1時間撹拌した。混合物を、セライトのパッドを介して濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、固体として11-[1-(tert-ブトキシカルボニル)アゼチジン-3-イル]ウンデカン酸(180mg、99%)を得た。LC/MS:C1935NOに対する質量計算値:341、実測値:340[M-H]
ステップ3:tert-ブチル3-(11-(((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)アミノ)-11-オキソウンデシル)アゼチジン-1-カルボキシレートの合成
N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカンアミドと類似の方式で調製し、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH5:1)および分取HPLCで精製して、固体としてtert-ブチル3-(11-(((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)アミノ)-11-オキソウンデシル)アゼチジン-1-カルボキシレート(9.4mg、6.2%)を得た。LC/MS:C438211に対する質量計算値:802.59、実測値:803.65[M+H]1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 4.21 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 3.98-4.05 (m, 2H), 3.46-3.81 (m, 12H), 2.41-2.53 (m, 1H), 2.18-2.25 (m, 2H), 1.63-1.70 (m, 6H), 1.50 (s, 9H), 1.33-1.46 (m, 39H), 0.87-0.97 (m, 3H).
11-(アゼチジン-3-イル)-N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)ウンデカンアミドの合成

tert-ブチル3-(11-(((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)アミノ)-11-オキソウンデシル)アゼチジン-1-カルボキシレート(100mg、0.14mmol)のEtOAc(3mL)中混合物に、EtOAc(3mL)中2N HClを加えた。混合物を室温で1時間撹拌し、次いで減圧下で濃縮し、残渣を分取HPLCで精製して、固体として11-(アゼチジン-3-イル)-N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)ウンデカンアミド(7.6mg、8.6%)を得た。LC/MS:C3874に対する質量計算値:702.54、実測値:703.60[M+H]1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 4.11-4.21 (m, 2H), 3.46-3.93 (m, 10H), 2.80-2.91 (m, 2H), 2.35-2.41 (m, 1H), 2.25-2.29 (m, 1H), 1.63-1.70 (m, 5H), 1.33-1.46 (m, 42H), 0.87-0.97 (m, 3H).
N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-11-(1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)ウンデカンアミドの合成

ステップ1:11-(1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)ウンデカ-10-エン酸の合成
11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカ-10-エン酸と類似の方式で調製し、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc1:1)で精製して、固体として11-(1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)ウンデカ-10-エン酸(100mg、51%)を得た。LC/MS:C1628Sに対する質量計算値:316、実測値:315[M-H]
ステップ2:11-(1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)ウンデカン酸の合成
11-(1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)ウンデカ-10-エン酸(80mg、0.3mmol)およびPtO(20mg、0.1mmol)のEtOH(30mL)中混合物を、Hの雰囲気下(バルーン)で1時間撹拌した。混合物を、セライトのパッドを介して濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、固体として11-(1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)ウンデカン酸(80mg、80%)を得た。LC/MS:C1630Sに対する質量計算値:318、実測値:317[M-H]
ステップ3:N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-11-(1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)ウンデカンアミドの合成
N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカンアミドと類似の方式で調製し、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH5:1)および分取HPLCで精製して、固体としてN-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-11-(1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)ウンデカンアミド(20.7mg、21%)を得た。LC/MS:C4077NO11Sに対する質量計算値:779.52、実測値:780.50[M+H]1H NMR (300 MHz, DMSO- d6) δ 4.65 (s, 1H), 3.33-3.93 (m, 12H), 2.93-3.13 (m, 4H), 2.93 (d, J = 13.5 Hz, 2H), 2.04 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 1.94 (d, J = 10.3 Hz, 2H), 1.38-1.53 (m, 8H), 1.10-1.32 (m, 43H), 0.87-0.97 (m, 3H).
tert-ブチル3-(11-(((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)アミノ)-11-オキソウンデシル)ピロリジン-1-カルボキシレートの合成

ステップ1:11-(1-(tert-ブトキシカルボニル)ピロリジン-3-イル)ウンデカ-10-エン酸の合成
11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカ-10-エン酸と類似の方式で調製し、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc1:1)で精製して、固体として11-(1-(tert-ブトキシカルボニル)ピロリジン-3-イル)ウンデカ-10-エン酸(150mg、42%)を得た。LC/MS:C2035NOに対する質量計算値:353、実測値:352[M-H]
ステップ2:11-(1-(tert-ブトキシカルボニル)ピロリジン-3-イル)ウンデカン酸の合成
11-[1-(tert-ブトキシカルボニル)ピロリジン-3-イル]ウンデカ-10-エン酸(150mg、0.3mmol)およびPtO(20mg、0.1mmol)のEtOH(50mL)中混合物を、Hの雰囲気下(バルーン)で1時間撹拌した。反応混合物をセライトのパッドを介して濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、固体として11-(1-(tert-ブトキシカルボニル)ピロリジン-3-イル)ウンデカン酸(140mg、93%)を得た。LC/MS:C2037NOに対する質量計算値:355、実測値:354[M-H]
ステップ3:tert-ブチル3-(11-(((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)アミノ)-11-オキソウンデシル)ピロリジン-1-カルボキシレートの合成
N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカンアミドと類似の方式で調製し、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH5:1)および分取HPLCで精製して、固体としてtert-ブチル3-(11-(((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)アミノ)-11-オキソウンデシル)ピロリジン-1-カルボキシレート(6.1mg、3.6%)を得た。LC/MS:C448411に対する質量計算値:816.61、実測値:839.55[M+Na]1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ 4.18 (d, J = 5.9 Hz, 1H), 3.35-3.92 (m, 11H), 3.15-3.20 (m, 2H), 2.82 (s, 1H), 1.91-2.34 (m, 4H), 1.02-1.77 (m, 54H), 0.90 (t, J = 6.6 Hz, 3H).
N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-11-(ピロリジン-3-イル)ウンデカンアミドの合成

tert-ブチル3-(11-(((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)アミノ)-11-オキソウンデシル)ピロリジン-1-カルボキシレート(60mg、0.07mmol)のEtOAc(3mL)中混合物に、EtOAc(3mL)中2N HClを加えた。混合物を室温で1時間撹拌し、次いで減圧下で濃縮し、分取HPLCで精製して、油状物質としてN-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-11-(ピロリジン-3-イル)ウンデカンアミド(15.6mg、28%)を得た。LC/MS:C3976に対する質量計算値:716.56、実測値:717.50[M+H]1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ 4.21 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 3.51-3.91 (m, 14H), 3.12-3.21 (m, 4H), 2.74-2.79 (m, 1H), 2.15-2.30 (m, 3H), 1.14-1.61 (m, 42H), 0.87-0.97 (m, 3H).
N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-{2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル}ウンデカンアミドの合成

ステップ1:tert-ブチル11-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)ウンデカン酸塩の合成
2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン(200mg、2.0mmol)のDMF(10mL)中混合物に、tert-ブチル11-ブロモウンデカノエート(642mg、2.0mmol)およびKCO(552mg、4.0mmol)を加えた。混合物を100℃に加熱し、5時間撹拌し、次いでHO(20mL)で希釈し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc1:1)で精製して、固体としてtert-ブチル11-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)ウンデカノエート(339mg、50%)を得た。LC/MS:C2037NOに対する質量計算値:339、実測値:340[M+H]
ステップ2:11-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)ウンデカン酸の合成
tert-ブチル11-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)ウンデカン酸塩(220mg、0.6mmol)、DCM(4mL)およびTFA(2mL)の混合物を、室温で2時間撹拌し、次いで減圧下で濃縮して、固体として11-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)ウンデカン酸(180mg、98%)を得た。
ステップ3:N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-{2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル}ウンデカンアミドの合成
N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカンアミドと類似の方式で調製し、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH5:1)および分取HPLCで精製して、固体としてN-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-{2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル}ウンデカンアミド(8.5mg、6.8%)を得た。LC/MS:C407610に対する質量計算値:744.55、実測値:745.55[M+H]1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ 4.75 (s, 4H), 4.14-4.24 (m, 1H), 3.56-3.87 (m, 15H), 2.68-2.79 (m, 1H), 2.15-2.25 (m, 2H), 1.49-1.66 (m, 5H), 1.33-1.46 (m, 47H), 0.87-0.97 (m, 3H).
N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-11-モルホリノウンデカンアミドの合成

ステップ1:tert-ブチル11-モルホリノウンデカノエートの合成
tert-ブチル11-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)ウンデカノエートと類似の方式で調製し、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc1:1)で精製して、固体としてtert-ブチル11-モルホリノウンデカノエート(450mg、88%)を得た。LC/MS:C1937NOに対する質量計算値:327、実測値:328[M+H]
ステップ2:11-モルホリノウンデカン酸の合成
tert-ブチル11-(モルホリン-4-イル)ウンデカノエート(450mg、1.3mmol)およびEtOAc(5mL)の混合物に、EtOAc(5mL)中2N HClを加えた。混合物を室温で1時間撹拌し、次いで減圧下で濃縮して、固体として11-モルホリノウンデカン酸(300mg、77%)を得た。
ステップ3:N-((2S,3S,4R)-3,4-ビス(ベンジルオキシ)-1-(((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-6-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-11-モルホリノウンデカンアミドの合成
N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカンアミドと類似の方式で調製した。シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc2:1)で精製して、固体としてN-((2S,3S,4R)-3,4-ビス(ベンジルオキシ)-1-(((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-6-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-11-モルホリノウンデカンアミド(70mg、28%)を得た。
ステップ4:N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-11-モルホリノウンデカンアミドの合成
N-((2S,3S,4R)-3,4-ビス(ベンジルオキシ)-1-(((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-6-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-11-モルホリノウンデカンアミド(70mg、0.055mmol)およびPd(OH)/C(20mg)のDCM(5mL)およびEtOH(5mL)中混合物を、Hの雰囲気下(バルーン)で16時間撹拌した。混合物を、セライトのパッドを介して濾過し、濾液を減圧下で濃縮し、残渣を分取HPLCで精製して、固体としてN-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-11-モルホリノウンデカンアミド(9.1mg、23%)を得た。LC/MS:C397610に対する質量計算値:732.55、実測値:733.50[M+H]1H NMR (300 MHz, CD3OD) 4.21 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 4.02-4.09 (m, 2H), 3.63-3.87 (9H), 3.46-3.58 (m, 4H), 3.11-3.16 (4H), 2.22 (t, J = 7.4 Hz, 2H), 1.33-1.70 (m, 43H), 0.87-0.97 (m, 3H).
N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-11-(ピペリジン-1-イル)ウンデカンアミドの合成

ステップ1:tert-ブチル11-(ピペリジン-1-イル)ウンデカノエートの合成
tert-ブチル11-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)ウンデカノエートと類似の方式で調製し、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc2:1)で精製して、固体としてtert-ブチル11-(ピペリジン-1-イル)ウンデカノエート(240mg、47%)を得た。LC/MS:C2039NOに対する質量計算値:325、実測値:326[M+H]
ステップ2:11-(ピペリジン-1-イル)ウンデカン酸の合成
tert-ブチル11-(ピペリジン-1-イル)ウンデカノエート(180mg、0.5mmol)およびEtOAc(3mL)の混合物に、EtOAc(3mL)中2N HClを加えた。混合物を室温で1時間撹拌し、次いで減圧下で濃縮して、固体として11-(ピペリジン-1-イル)ウンデカン酸(140mg、94%)を得た。
ステップ3:N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-11-(ピペリジン-1-イル)ウンデカンアミドの合成
N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカンアミドと類似の方式で調製し、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH5:1)および分取HPLCで精製して、油状物質としてN-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-11-(ピペリジン-1-イル)ウンデカンアミド(32mg、26%)を得た。LC/MS:C4078に対する質量計算値:730.57、実測値:731.55[M+H]1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 4.23 (q, J = 4.9 Hz, 1H), 3.68-3.92 (m, 7H), 3.50-3.61 (m, 5H), 3.07-3.09 (m, 2H), 2.89-2.97 (m, 2H), 2.18-2.30 (m, 2H), 1.96-1.99 (m, 1H), 1.50-1.87 (m, 11H), 1.30-1.39 (m, 36H), 0.87-0.97 (m, 3H).
N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-11-(ピロリジン-1-イル)ウンデカンアミドの合成

ステップ1:tert-ブチル11-(ピロリジン-1-イル)ウンデカノエートの合成
tert-ブチル11-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)ウンデカノエートと類似の方式で調製し、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc1:1)で精製して、固体としてtert-ブチル11-(ピロリジン-1-イル)ウンデカノエート(310mg、64%)を得た。LC/MS:C1937NOに対する質量計算値:311、実測値:312[M+H]
ステップ2:11-(ピロリジン-1-イル)ウンデカン酸の合成
tert-ブチル11-(ピロリジン-1-イル)ウンデカノエート(310mg、0.99mmol)およびEtOAc(3mL)の混合物に、EtOAc(3mL)中2N HClを加えた。混合物を室温で1時間撹拌し、次いで減圧下で濃縮して、固体として11-(ピロリジン-1-イル)ウンデカン酸(240mg、94%)を得た。
ステップ3:N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-11-(ピロリジン-1-イル)ウンデカンアミドの合成
N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカンアミドと類似の方式で調製し、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH5:1)および分取HPLCで精製して、油状物質としてN-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-11-(ピロリジン-1-イル)ウンデカンアミド(15mg、12.4%)を得た。LC/MS:C3976に対する質量計算値:716.56、実測値:717.50[M+H]1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ 4.21 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 3.56-3.91 (m, 10H), 3.13-3.18 (m, 2H), 3.02-3.11 (m, 2H), 2.13-2.23 (m, 4H), 1.94-2.06 (m, 2H), 1.54-1.75 (m, 7H), 1.27-1.39 (m, 37H), 0.87-0.97 (m, 3H).
N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-11-チオモルホリノウンデカンアミドの合成

ステップ1:tert-ブチル11-チオモルホリノウンデカノエートの合成
tert-ブチル11-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)ウンデカノエートと類似の方式で調製し、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc2:1)で精製して、固体としてtert-ブチル11-チオモルホリノウンデカノエート(340mg、64%)を得た。LC/MS:C1937NOSに対する質量計算値:343、実測値:344[M+H]
ステップ2:11-チオモルホリノウンデカン酸の合成
tert-ブチル11-チオモルホリノウンデカノエート(400mg、1.2mmol)およびEtOAc(5mL)の混合物に、EtOAc(5mL)中2N HClを加えた。混合物を室温で、1時間室温で撹拌した。次いで減圧下で濃縮して、固体として11-チオモルホリノウンデカン酸(318mg、95%)を得た。
ステップ3:N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-11-チオモルホリノウンデカンアミドの合成
N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカンアミドと類似の方式で調製し、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH5:1)および分取HPLCで精製して、油状物質としてN-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-11-チオモルホリノウンデカンアミド(17.1mg、13.6%)を得た。LC/MS:C3976S:748.53、実測値:749.45[M+H]1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 4.23 (q, J = 4.9 Hz, 1H), 3.65-3.96 (m, 10H), 3.03-3.29 (m, 6H), 2.87-2.91 (m, 3H), 2.19-2.32 (m, 2H), 1.52-1.79 (m, 6H), 1.30-1.39 (m, 39 H), 0.89-0.96 (m, 3H).
N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-[(1S,5S)-6,6-ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタン-2-イル]ウンデカンアミドの合成

ステップ1:11-((1R,5S)-6,6-ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタ-2-エン-2-イル)ウンデカ-10-エン酸の合成
11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカ-10-エン酸と類似の方式で調製し、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc1:1)で精製して、固体として11-((1R,5S)-6,6-ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタ-2-エン-2-イル)ウンデカ-10-エン酸(110mg、54%)を得た。LC/MS:C2032に対する質量計算値:304、実測値:303[M-H]
ステップ2:11-((1S,5S)-6,6-ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタン-2-イル)ウンデカン酸の合成
11-((1R,5S)-6,6-ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタ-2-エン-2-イル)ウンデカ-10-エン酸(100mg、0.3mmol)およびPtO(20mg、0.1mmol)のEtOH(50mL)中混合物を、Hの雰囲気下(バルーン)で1時間撹拌した。混合物を、セライトのパッドを介して濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、固体として11-((1S,5S)-6,6-ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタン-2-イル)ウンデカン酸(80mg、79%)を得た。LC/MS:C2036に対する質量計算値:308、実測値:307[M-H]
ステップ3:N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-[(1S,5S)-6,6-ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタン-2-イル]ウンデカンアミドの合成
N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカンアミドと類似の方式で調製し、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH5:1)および分取HPLCで精製して、固体としてN-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-[(1S,5S)-6,6-ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタン-2-イル]ウンデカンアミド(14.3mg、10.7%)を得た。LC/MS:C4483NOに対する質量計算値:769.61、実測値:792.65[M+Na]1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ 4.17 (dd, J = 6.7, 4.1 Hz, 1H), 3.51-3.92 (m, 10H), 3.17-3.26 (m, 3H), 2.31-2.38 (m, 1H), 2.18-2.22 (m, 2H), 1.85-1.97 (m, 4H), 1.52-1.62 (m, 5H), 1.22-1.39 (m, 44H), 1.19 (s, 3H), 0.87-0.97 (m, 3H).
N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-11-(1,1-ジオキシドチオモルホリノ)ウンデカンアミドの合成

ステップ1:tert-ブチル11-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)ウンデカノエートの合成
tert-ブチル11-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)ウンデカノエートと類似の方式で調製して、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc1:1)で精製して、固体としてtert-ブチル11-(1,1-ジオキシドチオモルホリノ)ウンデカノエート(320mg、55%)を得た。LC/MS:C1937NOSに対する質量計算値:375、実測値:376[M+H]
ステップ2:11-(1,1-ジオキシドチオモルホリノ)ウンデカン酸の合成
tert-ブチル11-(1,1-ジオキシドチオモルホリノ)ウンデカノエート(300mg、0.79mmol)およびEtOAc(3mL)の混合物に、EtOAc(3mL)中2N HClを加えた。混合物を室温で1時間撹拌し、次いで減圧下で濃縮して、固体として11-(1,1-ジオキシドチオモルホリノ)ウンデカン酸(200mg、78%)を得た。LC/MS:C1529NOSに対する質量計算値:319、実測値:318[M-H]
ステップ3:N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-11-(1,1-ジオキシドチオモルホリノ)ウンデカンアミドの合成
N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカンアミドと類似の方式で調製して、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH5:1)および分取HPLCで精製して、固体としてN-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-11-(1,1-ジオキシドチオモルホリノ)ウンデカンアミド(17.3mg、16.2%)を得た。LC/MS:C397611Sに対する質量計算値:780.52、実測値:704.50[M+H]1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ 4.19 (q, J = 4.8 Hz, 1H), 3.93-3.51 (m, 10H), 3.08 (q, J = 4.6 Hz, 4H), 2.97 (dd, J = 6.8, 3.4 Hz, 4H), 2.56-2.45 (m, 2H), 2.22 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 1.11-1.61 (m, 42H), 0.95-0.85 (m, 3H).
N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-11-(イソプロピルスルホニル)ウンデカンアミドの合成

ステップ1:tert-ブチル11-(イソプロピルチオ)ウンデカノエートの合成
2-プロパンチオール(3.5g、46.6mmol)およびDMF(30mL)の混合物に、tert-ブチル11-ブロモウンデカノエート(1.0g、3.1mmol)およびCsCO(2.5g、7.7mmol)を加えた。混合物を室温で5時間撹拌し、次いでHO(60mL)で希釈し、EtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(60mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc2:1)で精製して、固体としてtert-ブチル11-(イソプロピルチオ)ウンデカノエート(900mg、91%)を得た。
ステップ2:tert-ブチル11-(イソプロピルスルホニル)ウンデカノエートの合成
tert-ブチル11-(イソプロピルチオ)ウンデカノエート(800mg、2.5mmol)のDCM(20mL)中混合物に、m-CPBA(870mg、5.0mmol)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌し、次いでHO(50mL)で希釈した。EtOAc(3×50mL)で抽出する。合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc2:1)で精製して、固体としてtert-ブチル11-(イソプロピルスルホニル)ウンデカノエート(600mg、68%)を得た。
ステップ3:11-(イソプロピルスルホニル)ウンデカン酸の合成
tert-ブチル11-(イソプロピルスルホニル)ウンデカノエート(300mg、0.86mmol)のDCM(4mL)およびTFA(2mL)中混合物を、室温で2時間撹拌し、次いで減圧下で濃縮して、固体として11-(イソプロピルスルホニル)ウンデカン酸(200mg、79%)を得た。LC/MS:C1428Sに対する質量計算値:292、実測値:291[M-H]
ステップ4:N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-11-(イソプロピルスルホニル)ウンデカンアミドの合成
N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカンアミドと類似の方式で調製して、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH5:1)および分取HPLCで精製して、固体としてN-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-11-(イソプロピルスルホニル)ウンデカンアミド(31.3mg、28%)を得た。LC/MS:C3875NO11Sに対する質量計算値:753.51、実測値:754.50[M+H]1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 4.89 (d, J = 3.7 Hz, 1H), 4.22 (q, J = 4.8 Hz, 1H), 3.52-3.94 (m, 10H), 3.22-3.28 (m, 1H), 3.02-3.11 (m, 2H), 2.24 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 1.88-1.75 (m, 2H), 1.30-1.66 (m, 46H), 0.96-0.88 (m, 3H).
N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-10-((1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)オキシ)デカンアミドの合成

ステップ1:メチル10-((1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)オキシ)デカノエートの合成
4-ヒドロキシテトラヒドロ-2H-チオピラン1,1-ジオキシド(200mg、1.3mmol)およびTHF(10mL)の混合物に、0℃、Nの雰囲気下で、2M NaHMDS(0.65mL、1.3mmol)を加えた。混合物を室温に温め、1時間撹拌し、次いでメチル10-ブロモデカノエート(235mg、0.9mmol)のTHF(1.5mL)中溶液を加えた。混合物を室温で終夜撹拌し、次いでHO(20mL)で希釈し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄(30mL)し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc1:1)で精製して、固体としてメチル10-((1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)オキシ)デカノエート(80mg、27%)を得た。LC/MS:C1630Sに対する質量計算値:334、実測値:335[M+H]
ステップ2:10-((1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)オキシ)デカン酸の合成
メチル10-((1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)オキシ)デカノエート(200mg、0.6mmol)のMeOH(5mL)、THF(5mL)およびHO(5mL)中混合物に、LiOH(42mg、1.8mmol)を加えた。混合物を室温で2時間撹拌し、次いで1N HClを用いて、pH約3に酸性化し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(30mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲル(DCM/MeOH10:1)上でのカラムクロマトグラフィーで精製して、固体として10-((1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)オキシ)デカン酸(66mg、53%)を得た。LC/MS:C1528Sに対する質量計算値:320、実測値:319[M-H]
ステップ3:N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-10-((1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)オキシ)デカンアミドの合成
N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカンアミドと類似の方式で調製して、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH5:1)および分取HPLCで精製して、油状物質としてN-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-10-((1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)オキシ)デカンアミド(22.2mg、14.5%)を得た。LC/MS:C3975NO12Sに対する質量計算値:781.50、実測値:782.45[M+H]1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 4.20 (dd, J = 6.4, 4.5 Hz, 1H), 3.52-3.89 (m, 10H), 3.46-3.48 (m, 2H), 3.15-3.30 (m, 2H), 2.91-2.95 (m, 2H), 2.08-2.28 (m, 5 H), 1.53-1.63 (m, 6H), 1.27-1.39 (m, 36 H), 0.94-0.86 (m, 3H).
N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-10-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)デカンアミドの合成

ステップ1:メチル10-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)デカノエートの合成
メチル10-((1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)オキシ)デカノエートと類似の方式で調製して、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc2:1)で精製して、油状物質としてメチル10-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)デカノエート(95mg、37%)を得た。
ステップ2:10-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)デカン酸の合成
10-((1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)オキシ)デカン酸と類似の方式で調製して、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH10:1)で精製して、固体として10-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)デカン酸(65mg、80%)を得た。LC/MS:C1528に対する質量計算値:272、実測値:271[M-H]
ステップ3:N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-10-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)デカンアミドの合成
N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカンアミドと類似の方式で調製して、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH5:1)および分取HPLCで精製して、油状物質としてN-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-10-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)オキシ)デカンアミド(12mg、13%)を得た。LC/MS:C3975NO11に対する質量計算値:733.53、実測値:734.50[M+H]。1H NMR (300 MHz, CD3OD) 4.19 (q, J = 4.9 Hz, 1H), 3.66-3.90 (m, 9H), 3.37-3.51 (m, 5H), 2.22 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 1.89 (dd, J = 13.0, 3.8 Hz, 2H), 1.47-1.62 (m, 5H), 1.26-1.37 (m, 40H), 0.88-0.91 (m, 3H).
N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-9-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メトキシ)ノナンアミドの合成

ステップ1:エチル9-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メトキシ)ノナノエートの合成
メチル10-((1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)オキシ)デカノエートと類似の方式で調製して、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc2:1)で精製して、油状物質としてエチル9-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メトキシ)ノナノエート(94mg、29%)を得た。
ステップ2:9-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メトキシ)ノナン酸の合成
10-((1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)オキシ)デカン酸の酸性と類似の方式で調製して、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH10:1)で精製して、固体として9-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メトキシ)ノナン酸(57mg、70%)を得た。LC/MS:C1528に対する質量計算値:272、実測値:271[M-H]
ステップ3:N-((2S,3S,4R)-3,4-ビス(ベンジルオキシ)-1-(((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-6-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-9-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メトキシ)ノナンアミドの合成
N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカンアミドと類似の方式で調製して、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc5:1)で精製して、固体としてN-((2S,3S,4R)-3,4-ビス(ベンジルオキシ)-1-(((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-6-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-9-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メトキシ)ノナンアミドを得た。LC/MS:C81111NO11に対する質量計算値:1273.82、実測値:1274.50[M+H]
ステップ4:N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-9-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メトキシ)ノナンアミドの合成
N-((2S,3S,4R)-3,4-ビス(ベンジルオキシ)-1-(((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-6-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-9-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メトキシ)ノナンアミド(20mg、0.013mmol)およびPd(OH)(40mg)のEtOH(3mL)およびDCM(3mL)中混合物を、Hの雰囲気下(バルーン)で16時間撹拌した。混合物を、セライトのパッドを介して濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、固体としてN-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-9-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メトキシ)ノナンアミド(6.3mg、54%)を得た。LC/MS:C3975NO11に対する質量計算値:733.53、実測値:734.50[M+H]1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ 4.22 (d, J = 5.8 Hz, 1H), 3.56-3.94 (m, 10H), 3.40-3.48 (m, 3H), 3.28-3.30 (m, 3H), 2.24 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 1.54-1.69 (m, 6H), 1.29-1.35 (m, 39H), 0.97-0.87 (m, 3H).
N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-8-(2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エトキシ)オクタンアミドの合成

ステップ1:エチル8-(2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エトキシ)オクタノエートの合成
メチル10-((1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)オキシ)デカノエートと類似の方式で調製して、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc2:1)で精製して、油状物質としてエチル8-(2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エトキシ)オクタノエート(62mg、23%)を得た。
ステップ2:8-(2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エトキシ)オクタン酸の合成
10-((1,1-ジオキシドテトラヒドロ-2H-チオピラン-4-イル)オキシ)デカン酸と類似の方式で調製して、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH10:1)で精製して、固体として8-(2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エトキシ)オクタン酸(47mg、86%)を得た。LC/MS:C1528に対する質量計算値:272、実測値:271[M-H]
ステップ3:N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-8-(2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エトキシ)オクタンアミドの合成
N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカンアミドと類似の方式で調製して、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH5:1)および分取HPLCで精製して、油状物質として、N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-8-(2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エトキシ)オクタンアミド(7.4mg、8.4%)を得た。LC/MS:C3975NO11に対する質量計算値:733.53、実測値:734.45[M+H]1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ 4.56-4.60 (m, 4H), 4.17-4.23 (m, 1H), 3.66-3.92 (m, 15H), 3.39-3.57 (m, 4H), 2.22 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 1.48-1.65 (m, 5H), 1.27-1.37 (m, 33H), 0.84-0.95 (m, 3H).
N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-7-(3-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)プロポキシ)ヘプタンアミドの合成

ステップ1:7-(3-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)プロポキシ)ヘプタン酸の合成
3-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)プロパン-1-オール(1.0g、6.9mmol)およびDMSO(20mL)の混合物に、Nの雰囲気下でKOH(320mg、5.7mmol)を加えた。混合物を80℃に加熱し、1時間撹拌し、次いで7-ブロモ-ヘプタン酸(300mg、1.4mmol)を加え、混合物を80℃でさらに2時間撹拌した。冷却後、1N HClを用いて、混合物をpH約1に酸性化し、EtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブライン(30mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH10:1)で精製して、油状物質として7-(3-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)プロポキシ)ヘプタン酸(50mg、13%)を得た。LC/MS:C1528に対する質量計算値:272、実測値:271[M-H]
ステップ2:N-((2S,3S,4R)-3,4-ビス(ベンジルオキシ)-1-(((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-6-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-7-(3-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)プロポキシ)ヘプタンアミドの合成
THFを溶媒として使用することを除いて、N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカンアミドと類似の方式で調製した。シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc3:1)で精製して、固体としてN-((2S,3S,4R)-3,4-ビス(ベンジルオキシ)-1-(((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-6-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-7-(3-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)プロポキシ)ヘプタンアミド(120mg、51%)を得た。LC/MS:C81111NO11に対する質量計算値:1273.82、実測値:1274.50[M+H]
ステップ3:N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-7-(3-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)プロポキシ)ヘプタンアミドの合成
N-((2S,3S,4R)-3,4-ビス(ベンジルオキシ)-1-(((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-6-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-7-(3-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)プロポキシ)ヘプタンアミド(24mg、0.019mmol)、Pd(OH)(40mg)、EtOH(3mL)およびDCM(3mL)の混合物を、Hの雰囲気下で(バルーン)16時間撹拌した。混合物を、セライトのパッドを介して濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、固体としてN-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-7-(3-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)プロポキシ)ヘプタンアミド(7.1mg、51%)を得た。LC/MS:C3975NO11に対する質量計算値:733.53、実測値:734.50[M+H]1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 4.23 (q, J = 4.9 Hz, 1H), 3.57-3.96 (m, 10H), 3.40-3.46 (m, 5H), 2.24 (t, J = 7.8 Hz, 2H), 1.55-1.68 (m, 9H), 1.21-1.41 (m, 37H), 0.88-0.96 (m, 3H).
N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-6-(4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ブトキシ)ヘキサンアミドの合成

ステップ1:6-(4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ブトキシ)ヘキサン酸の合成
7-(3-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)プロポキシ)ヘプタン酸と類似の方式で調製して、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc2:1)で精製して、油状物質として6-(4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ブトキシ)ヘキサン酸(42mg、15%)を得た。LC/MS:C1528に対する質量計算値:272、実測値:271[M-H]
ステップ2:N-((2S,3S,4R)-3,4-ビス(ベンジルオキシ)-1-(((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-6-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-6-(4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ブトキシ)ヘキサンアミドの合成
THFを溶媒として使用することを除いて、N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカンアミドと類似の方式で調製した。シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc3:1)で精製して、固体としてN-((2S,3S,4R)-3,4-ビス(ベンジルオキシ)-1-(((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-6-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-6-(4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ブトキシ)ヘキサンアミド(20mg、10%)を得た。LC/MS:C81111NO11に対する質量計算値:1273.82、実測値:1274.50[M+H]
ステップ3:N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-6-(4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ブトキシ)ヘキサンアミドの合成
N-((2S,3S,4R)-3,4-ビス(ベンジルオキシ)-1-(((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-6-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-6-(4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ブトキシ)ヘキサンアミド(26mg、0.02mmol)、Pd(OH)(40mg)、EtOH(3mL)およびDCM(3mL)の混合物を、Hの雰囲気下(バルーン)で16時間撹拌した。混合物を、セライトのパッドを介して濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、油状物質としてN-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-6-(4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)ブトキシ)ヘキサンアミド(1.3mg、8.5%)を得た。LC/MS:C3975NO11に対する質量計算値:733.53、実測値:734.45[M+H]1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 4.23 (q, J = 5.0 Hz, 1H), 3.98-3.77 (m, 10H), 3.40-3.47 (m, 5H), 2.26 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 1.52-1.68 (m, 10H), 1.21-1.41 (m, 36H), 0.88-0.96 (m, 3H).
N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-17-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ヘプタデカンアミドの合成

ステップ1:(15-カルボキシペンタデシル)トリフェニルホスホニウムブロミドの合成
16-ブロモヘキサデカン酸(2.0g、5.9mmol)およびCHCN(30mL)の混合物に、PhP(1.56g、5.9mmol)を加えた。混合物を90℃に加熱し、2日間撹拌し、次いで濾過し、THFで洗浄して、固体として(15-カルボキシペンタデシル)トリフェニルホスホニウムブロミド(3.0g、84%)を得た。
ステップ2:17-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ヘプタデカ-16-エン酸の合成
(9-カルボキシノニル)トリフェニルホスホニウムブロミド(800mg、1.3mmol)のTHF(15mL)中混合物に、0℃、Nの雰囲気下で、2M NaHMDS(1.65mL、3.3mmol)を加えた。混合物を室温に温め、1時間撹拌し、次いでTHF(1mL)中の3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-カルボアルデヒド(152mg、1.3mmol)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌し、次いで1N HClを用いてpH約1に酸性化し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(30mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc2:1)で精製して、固体として17-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ヘプタデカ-16-エン酸(140mg、30%)を得た。LC/MS:C2237FOに対する質量計算値:352、実測値:351[M-H]
ステップ3:17-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ヘプタデカン酸の合成
17-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ヘプタデカ-16-エン酸(140mg、0.39mmol)、PtO(20mg、0.1mmol)およびEtOH(50mL)の混合物に、Hの雰囲気下(バルーン)で1時間撹拌した。混合物を、セライトのパッドを介して濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、固体として17-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ヘプタデカン酸(140mg、99%)を得た。LC/MS:C2239FOに対する質量計算値:354、実測値:353[M-H]
ステップ4:N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-17-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ヘプタデカンアミドの合成
N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカンアミドと類似の方式で調製して、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH5:1)および分取HPLCで精製して、固体としてN-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-17-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ヘプタデカンアミド(18.8mg、15.7%)を得た。LC/MS:C4686FNOに対する質量計算値:815.63、実測値:816.65[M+H]1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 4.20 (dt, J = 6.7, 4.4 Hz, 1H), 3.73-3.93 (m, 5H), 3.53-3.76 (m, 5H), 2.24 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 1.88 (d, J = 2.6 Hz, 6H), 1.58-1.66 (m, 6H), 1.30-1.36 (m, 50H), 0.96-0.88 (m, 3H); 19F NMR (376 MHz, CD3OD) δ -146.5.
N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-23-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)トリコサンアミドの合成

ステップ1:(21-カルボキシヘンイコシル)トリフェニルホスホニウムブロミドの合成
22-ブロモドコサン酸(1.4g、3.4mmol)およびCHCN(30mL)の混合物に、Nの雰囲気下で、PhP(0.91g、3.4mmol)を加えた。混合物を90℃に加熱し、2日間撹拌し、次いで減圧下で濃縮して、固体として(21-カルボキシヘンイコシル)トリフェニルホスホニウムブロミド(1.6g、68%)を得た。
ステップ2:23-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)トリコサ-22-エン酸の合成
(21-カルボキシヘンイコシル)トリフェニルホスホニウムブロミド(300mg、0.4mmol)の1,4-ジオキサン(10mL)中混合物に、Nの雰囲気下、室温で4Aモレキュラーシーブ(0.5g)、KCO(245mg、1.7mmol)および3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-カルボアルデヒド(75mg、0.7mmol)を加えた。混合物を100℃に加熱し、16時間撹拌し、次いでHOで希釈し、2N HClを用いて、混合物をpH4~5に調整し、EtOAcで抽出した。合わせた有機層を減圧下で濃縮して、残渣を、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc2:1)で精製して、固体として23-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)トリコサ-22-エン酸(50mg、26%)を得た。LC/MS:C2849FOに対する質量計算値:436、実測値:435[M-H]
ステップ3:23-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)トリコサン酸の合成
23-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)トリコサ-22-エン酸(50mg、0.11mmol)およびPtO(5mg)のEtOH(20mL)中混合物を、室温で、Hの雰囲気下(1atm)で1時間撹拌した。混合物を、セライトのパッドを介して濾過し、フィルターケーキEtOHで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、固体として23-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)トリコサン酸(45mg、90%)を得た。LC/MS:C2851FOに対する質量計算値:438、実測値:437[M-H]
ステップ4:N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-23-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)トリコサンアミドの合成
DMF/THFを溶媒として使用したことを除いて、N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカンアミドと類似の方式で調製した。シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH)で精製し、CHCNで洗浄して、固体としてN-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-23-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)トリコサンアミド(5.2mg、5.2%)を得た。LC/MS:C5298FNOに対する質量計算値:899.72、実測値:922.65[M+H]1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ 4.13-4.25 (m, 1H), 3.56-3.93 (m, 10H), 2.24 (t, J = 7.4 Hz, 2H), 1.88 (d, J = 2.6 Hz, 6H), 1.55-1.68 (m, 5H), 1.26-1.42 (m, 63H), 0.92 (t, J = 6.7 Hz, 3H); 19F NMR (282 MHz, CD3OD) δ -146.5.
N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-21-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ヘンイコサンアミドの合成

ステップ1:21-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ヘンイコサ-20-エン酸の合成
23-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)トリコサ-22-エン酸と類似の方式で調製して、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc1:1)で精製して、固体として21-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ヘンイコサ-20-エン酸(65mg、35%)を得た。LC/MS:C2645FOに対する質量計算値:408、実測値:407[M-H]
ステップ2:21-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ヘンイコサン酸の合成
23-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)トリコサン酸と類似の方式で調製して、固体として21-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ヘンイコサン酸(60mg、92%)を得た。LC/MS:C2647FOに対する質量計算値:41、実測値:409[M-H]
ステップ3:N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-21-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ヘンイコサンアミドの合成
DMF/THFを溶媒として使用したことを除いて、N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカンアミドと類似の方式で調製した。シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH9:1)で精製し、CHCNで洗浄して、固体としてN-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-21-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ヘンイコサンアミド(4.7mg、3.9%)を得た。LC/MS:C5094FNOに対する質量計算値:871.69、実測値:872.70[M+H]および894.65[M+Na]1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ 4.16-4.23 (m, 1H), 3.56-3.89 (m, 10H), 2.24 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 1.88 (d, J = 2.6 Hz, 6H), 1.52-1.69 (m, 6H), 1.23-1.39 (m, 58 H), 0.92 (t, J = 6.4 Hz, 3H); 19F NMR (282 MHz, CD3OD) δ -146.6.
N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-22-{3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル}ドコサンアミドの合成

ステップ1:21-(ブロモトリフェニル-ラムダ5-ホスファニル)ヘンイコサン酸の合成
21-ブロモヘンイコサン酸(1.16g、2.86mmol)およびCHCN(20mL)の混合物に、PhP(0.75g、2.86mmol)を加えた。混合物を90℃に加熱し、2日間撹拌し、次いで減圧下で濃縮した。残渣を、C18逆相HPLC(HO、5%HCl)/CHOH 5%~100%)で精製して、固体として、21-(ブロモトリフェニル-ラムダ5-ホスファニル)ヘンイコサン酸(1.27g、66%)を得た。
ステップ2:(E)-22-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ドコサ-21-エン酸の合成
23-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)トリコサ-22-エン酸と類似の方式で調製して、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc1:1)で精製して、固体として(E)-22-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ドコサ-21-エン酸(44mg、35%)を得た。LC/MS:C2747FOに対する質量計算値:422.36、実測値:421.15[M-H]
ステップ3:22-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ドコサン酸の合成
23-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)トリコサン酸と類似の方式で調製して、固体として22-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ドコサン酸(40mg、99%)を得た。LC/MS:C2749FOに対する質量計算値:424.37、実測値:423.15[M-H]
ステップ4:N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-22-{3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル}ドコサンアミドの合成
DMF/THFを溶媒として使用したことを除いて、N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカンアミドと類似の方式で調製した。シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH9:1)で精製し、CHCNで洗浄して、固体としてN-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-22-{3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル}ドコサンアミド(22.5mg、18%)を得た。LC/MS:C5196FNOに対する質量計算値:885.71、実測値:886.75[M+H]1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 4.85-4.87 (m, 1 H), 4.20 (d, J = 6.6 Hz, 1H), 3.89-3.90 (m, 3H), 3.70-3.85 (m, 5H), 3.63-3.67 (m, 1H), 3.55-3.60 (m, 1H), 2.24 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 1.88 (d, J = 2.6 Hz, 6H), 1.56-1.66 (m, 4H), 1.30-1.46 (m, 62H), 0.92 (t, J = 6.8 Hz, 3H); 19F NMR (376 MHz, CD3OD) δ -146.6.
N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-24-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)テトラコサンアミドの合成

ステップ1:8-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)オクタ-7-エン酸の合成
17-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ヘプタデカ-16-エン酸と類似の方式で調製して、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc1:1)で精製して、固体として8-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)オクタ-7-エン酸(500mg、50%)を得た。LC/MS:C1319FOに対する質量計算値:226、実測値:225[M-H]
ステップ2:8-{3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル}オクタン酸の合成
8-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)オクタ-7-エン酸(500mg、2.21mmol)およびPtO(30mg)のEtOH(100mL)中混合物を、Hの雰囲気下(バルーン)で1時間撹拌した。混合物を、セライトのパッドを介して濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、固体として8-{3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル}オクタン酸(500mg、99%)を得た。LC/MS:C1321FOに対する質量計算値:228、実測値:227[M-H]
ステップ3:8-{3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル}オクタン-1-オールの合成
8-{3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル}オクタン酸(500mg、2.19mmol)およびTHF(10mL)の混合物に、0℃でNの雰囲気下で、LiAlH(332mg、8.76mmol)を加えた。混合物を0℃で3時間撹拌し、次いで水性Na2SO4で希釈し、濾過した。濾液をEtOAcで洗浄し、有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc1:1)で精製して、固体として8-{3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル}オクタン-1-オール(320mg、68%)を得た。
ステップ4:8-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)オクタナールの合成
塩化オキサリル(284mg、2.24mmol)およびDCM(10mL)の混合物に、-78℃、Nの雰囲気下で、DMSO(349mg、4.47mmol)を滴下添加した。混合物を-78℃で15分間撹拌し、次いでDCM(2mL)中の8-{3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル}オクタン-1-オール(320mg、1.49mmol)を滴下添加した。混合物を-78℃で50分間撹拌し、次いでEtN(3mL)を加えた。撹拌を-78℃で5分間継続し、次いで混合物を室温に温め、HO(10mL)で希釈し、DCM(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層をHO(20mL)、ブライン(20mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過した。濾液を減圧下で濃縮して、油状物質として8-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)オクタナール(300mg、95%)を得た。これをさらなる精製なしで使用した。R=0.4(PE/EtOAc=1:2)。
ステップ5:24-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)テトラコサ-16-エン酸の合成
(15-カルボキシペンタデシル)トリフェニルホスホニウムブロミド(844mg、1.41mmol)およびTHF(20mL)の混合物に、0℃でNの雰囲気下でNaHMDS(1.5mL、9.6mmol)を加えた。混合物を室温に温め、1時間撹拌し、次いで8-{3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル}オクタナール(300mg、1.41mmol)を加え、混合物を室温で終夜撹拌した。1N HClを用いて、混合物をpH約5に酸性化し、EtOAc(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc1:1)で精製して、固体として24-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)テトラコサ-16-エン酸(400mg、63%)を得た。LC/MS:C2951FOに対する質量計算値:450、実測値:449[M-H]
ステップ6:24-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)テトラコサン酸の合成
23-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)トリコサン酸と類似の方式で調製して、固体として24-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)テトラコサン酸(180mg、90%)を得た。LC/MS:C2953FOに対する質量計算値:452、実測値:451[M-H]
ステップ7:N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-24-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)テトラコサンアミドの合成
DMF/THFを溶媒として使用したことを除いて、N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカンアミドと類似の方式で調製した。シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH9:1)で精製し、CHCNで洗浄して、N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-24-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)テトラコサンアミド(12.0mg、9.4%)を得た。LC/MS:C53100FNOに対する質量計算値:913.74、実測値:936.80[M+Na]1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 4.20 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 3.53-3.93 (m, 10H), 2.09-2.36 (m, 2H), 1.88 (d, J = 2.7 Hz, 6H), 1.56-1.67 (m, 6H), 0.92 (t, J = 6.6 Hz, 4H); 19F NMR (376 MHz, CD3OD) δ -146.5.
N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-25-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ペンタコサンアミドの合成

ステップ1:9-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ノナ-8-エン酸の合成
17-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ヘプタデカ-16-エン酸と類似の方式で調製して、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc1:1)で精製して、固体として9-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ノナ-8-エン酸(650mg、62%)を得た。LC/MS:C1421FOに対する質量計算値:240、実測値:239[M-H]
ステップ2:9-{3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル}ノナン酸の合成
8-{3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル}オクタン酸と類似の方式で調製して、固体として9-{3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル}ノナン酸(650mg、99%)を得た。LC/MS:C1423FOに対する質量計算値:242、実測値:240[M-H]
ステップ3:9-{3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル}ノナン-1-オールの合成
8-{3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル}オクタン-1-オールと類似の方式で調製して、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc1:1)で精製して、固体として9-{3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル}ノナン-1-オール(400mg、65%)を得た。
ステップ4:9-{3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル}ノナナールの合成
8-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)オクタナールと類似の方式で調製して、9-{3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル}ノナナール(280mg、94%)を得た。R=0.4、PE/EA=1:3。
ステップ5:25-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ペンタコサ-16-エン酸の合成
24-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)テトラコサ-16-エン酸と類似の方式で調製して、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc1:1)で精製して、固体として25-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ペンタコサ-16-エン酸(200mg、35%)を得た。LC/MS:C3053FOに対する質量計算値:464、実測値:463[M-H]
ステップ6:25-{3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル}ペンタコサン酸の合成
25-{3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル}ペンタコサ-16-エン酸(200mg、0.43mmol)およびPtO(30mg)のEtOH(100mL)中混合物を、Hの雰囲気下(バルーン)で1時間撹拌した。反応混合物を、セライトのパッドを介して濾過し、減圧下で濃縮して、白色の固体として、25-{3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル}ペンタコサン酸(200mg、99.6%)を得た。LC/MS:C3055FOに対する質量計算値:466、実測値:465[M-H]
ステップ7:N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-25-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ペンタコサンアミドの合成
DMF/THFを溶媒として使用したことを除いて、N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカンアミドと類似の方式で調製した。シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH5:1)および分取HPLCで精製して、N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-25-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ペンタコサンアミド(8.8mg、7.7%)を得た。LC/MS:C54102FNOに対する質量計算値:927.75、実測値:950.85[M+Na]1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ 4.20 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 3.54-3.93 (m, 10H), 2.24 (t, J = 7.4 Hz, 2H), 1.88 (d, J = 2.7 Hz, 6H), 1.54-1.69 (m, 6H), 1.25-1.42 (m, 66H), 0.91 (t, J = 8.6, 7.4 Hz, 3H); 19F NMR (282 MHz, CD3OD) δ - 146.6.
N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-11-(3-トリデシルビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ウンデカンアミドの合成

ステップ1:tert-ブチルジフェニル((3-(トリデカ-1-エン-1-イル)ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)メトキシ)シランの合成
ドデシルトリフェニルホスホニウムブロミド(2.1g、4.1mmol)およびTHF(20mL)の混合物に、-78℃、Nの雰囲気下で、n-BuLi(1.8mL、4.5mmol)を加えた。混合物を-78℃で20分間撹拌し、0℃に温め、20分間撹拌し、次いで3-(((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)メチル)ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-カルボアルデヒド[CAS No:1678528-05-6](1.5g、4.1mmol)のTHF(5mL)中溶液。混合物を室温に温め、終夜撹拌し、次いでHO(30mL)で希釈し、EtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc4:1)で精製して、固体としてtert-ブチルジフェニル((3-(トリデカ-1-エン-1-イル)ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)メトキシ)シラン(1.3g、61%)を得た。
ステップ2:tert-ブチルジフェニル((3-トリデシルビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)メトキシ)シランの合成
tert-ブチルジフェニル((3-(トリデカ-1-エン-1-イル)ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)メトキシ)シラン(1.3g、2.5mmol)、PtO(100mg)およびEtOH(100mL)の混合物を、室温でHの雰囲気下(1atm)、1時間撹拌した。混合物を、セライトのパッドを介して濾過し、フィルターケーキをEtOHで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、固体としてtert-ブチルジフェニル((3-トリデシルビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)メトキシ)シラン(1.1g、84%)を得た。
ステップ3:(3-トリデシルビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)メタノールの合成
tert-ブチルジフェニル((3-トリデシルビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)メトキシ)シラン(1.1g、2.1mmol)およびTHF(30mL)の混合物に、室温で、TBAF(1.66g、6.4mmol)を加えた。混合物を室温で3時間撹拌し、次いでEtOAc(3×20mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc1:1)で精製して、固体として(3-トリデシルビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)メタノール(500mg、84%)を得た。
ステップ4:3-トリデシルビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-カルボアルデヒドの合成
DMSO(267mg、3.4mmol)を、塩化オキサリル(217mg、1.7mmol)の混合物に、-78℃、Nの雰囲気下で滴下添加した。混合物を15分間-78℃で撹拌し、次いで、DCM(2mL)中3-トリデシルビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)メタノール(320mg、1.2mmol)を滴下添加し、混合物を-78℃で50分間撹拌した。EtN(3mL)を-78℃で加え、撹拌をさらに5分間継続し、次いで、混合物を室温に温め、HO(10mL)で希釈し、DCM(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層をHO(20mL)、ブライン(20mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、油状物質として3-トリデシルビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-カルボアルデヒド(300mg、94%)を得た。生成物を、さらに精製せずに使用した。
ステップ5:11-(3-トリデシルビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ウンデカ-10-エン酸の合成
10-(ブロモトリフェニル-ラムダ5-ホスファニル)デカン酸(553mg、1.0mmol)およびTHF(20mL)の混合物に、0℃で、Nの雰囲気下、NaHMDS(1.2mL、2.4mmol)を加えた。混合物を室温に温め、1時間撹拌し、次いで3-トリデシルビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-カルボアルデヒド(300mg、1.0mmol)のTHF(2mL)中混合物を加え、混合物を室温で終夜撹拌した。1N HClを用いて混合物をpH約5に酸性化し、EtOAc(3×30mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(30mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残渣を、溶出シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc1:1)で精製して、固体として11-(3-トリデシルビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ウンデカ-10-エン酸(160mg、34%)を得た。
ステップ6:11-(3-トリデシルビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ウンデカン酸の合成
11-{3-トリデシルビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル}ウンデカ-10-エン酸(160mg、0.43mmol)、PtO(25mg)およびEtOH(50mL)の混合物を、室温でHの雰囲気下(1atm)、1時間撹拌した。混合物をセライトのパッドを介して濾過し、フィルターケーキをEtOHで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、固体として11-(3-トリデシルビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ウンデカン酸(150mg、93%)を得た。
ステップ7:N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-11-(3-トリデシルビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ウンデカンアミドの合成
11-{3-トリデシルビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル}ウンデカン酸(45mg、0.10mmol)および(2S,3R,4S,5R,6R)-2-(((2S,3S,4R)-2-アミノ-3,4-ジヒドロキシオクタデシル)オキシ)-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-トリオール(49mg、0.10mmol)のDMF(3mL)およびTHF(3mL)中混合物に、室温でNの雰囲気下、HBTU(118mg、0.31mmol)、EtN(0.1mL)およびNMM(0.1mL)を加えた。混合物を室温で16時間撹拌し、次いでHO(10mL)で希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブライン(30mL×2)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH)で精製し、CHCNで洗浄して、N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-11-(3-トリデシルビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ウンデカンアミド(15.3mg、15.7%)を得た。LC/MS:C53101NOに対する質量計算値:895.75、実測値:918.75[M+Na]1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 4.17 (d, J = 6.8, 4.2 Hz, 1H), 3.50-3.90 (m, 10H), 2.22 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 1.64-1.57 (m, 6H), 1.43 (s, 6H), 1.29-1.41 (m, 62H), 0.88-0.91 (m, 6H).
N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-17-(オキセタン-3-イル)ヘプタデカンアミドの合成

ステップ1:(E)-22-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ドコサ-21-エン酸の合成
17-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ヘプタデカ-16-エン酸(enoic)と類似の方式で調製して、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc1:1)で精製して、固体として17-(オキセタン-3-イル)ヘプタデカ-16-エン酸(60mg、37%)を得た。LC/MS:C2036に対する質量計算値:324、実測値:323[M-H]
ステップ2:22-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ドコサン酸の合成
17-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ヘプタデカン酸と類似の方式で調製して、固体として17-(オキセタン-3-イル)ヘプタデカン酸(60mg、99%)を得た。LC/MS:C2038に対する質量計算値:326、実測値:325[M-H]
ステップ3:N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-22-{3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル}ドコサンアミドの合成
DMF/THFを溶媒として使用したことを除いて、N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカンアミドと類似の方式で調製した。シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH)で精製し、CHCNで洗浄して、固体としてN-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-17-(オキセタン-3-イル)ヘプタデカンアミド(17.5mg、15%)を得た。LC/MS:C4485NO10に対する質量計算値:787.62、実測値:810.55[M+Na]1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 4.81 (dd, J = 7.8, 5.8 Hz, 2H), 4.39 (t, J = 6.1 Hz, 2H), 4.20 (q, J = 4.6 Hz, 1H), 3.93-3.81 (m, 3H), 3.85-3.60 (m, 6H), 3.57 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 3.07-2.95 (m, 1H), 2.24 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 1.58-1.74 (m, 6H), 1.26-1.40 (m, 50H), 0.92 (t, J = 6.7 Hz, 3H).
N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-21-(オキセタン-3-イル)ヘンイコサンアミドの合成

ステップ1:21-(オキセタン-3-イル)ヘンイコサ-20-エン酸の合成
23-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)トリコサ-22-エン酸と類似の方式で調製して、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc2:1)で精製して、固体として21-(オキセタン-3-イル)ヘンイコサ-20-エン酸(50mg、29%)を得た。LC/MS:C2444に対する質量計算値:380.33、実測値:379[M-H]
ステップ2:21-(オキセタン-3-イル)ヘンイコサン酸の合成
23-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)トリコサン酸と類似の方式で調製して、固体として21-(オキセタン-3-イル)ヘンイコサン酸(50mg、90%)を得た。LC/MS:C2446に対する質量計算値:382.34、実測値:381[M-H]-。
ステップ3:N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-21-(オキセタン-3-イル)ヘンイコサンアミドの合成
DMF/THFを溶媒として使用したことを除いて、N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカンアミドと類似の方式で調製した。シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH)で精製し、CHCNで洗浄して、固体としてN-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-21-(オキセタン-3-イル)ヘンイコサンアミド(5mg、4.4%)を得た。LC/MS:C4893NO10に対する質量計算値:843.68、実測値:866.65[M+Na]1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ 4.81 (dd, J = 7.8, 5.8 Hz, 2H), 4.39 (t, J = 6.1 Hz, 2H), 4.20 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 3.60-3.93 (m, 9H), 2.24 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 1.57-1.79 (m, 6H), 1.13-1.38 (m, 60H), 0.87-0.93 (m, 3H).
N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-23-(オキセタン-3-イル)トリコサンアミドの合成

ステップ1:23-(オキセタン-3-イル)トリコサ-22-エン酸の合成
23-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)トリコサ-22-エン酸と類似の方式で調製して、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc2:1)で精製して、固体として23-(オキセタン-3-イル)トリコサ-22-エン酸(60mg、33%)を得た。LC/MS:C2648に対する質量計算値:408.36:408、実測値:407[M-H]
ステップ2:23-(オキセタン-3-イル)トリコサン酸の合成
23-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)トリコサン酸と類似の方式で調製して、固体として23-(オキセタン-3-イル)トリコサン酸(55mg、91%)を得た。LC/MS:C2650に対する質量計算値:410、実測値:409[M-H]
ステップ3:N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-23-(オキセタン-3-イル)トリコサンアミドの合成
DMF/THFを溶媒として使用したことを除いて、N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカンアミドと類似の方式で調製した。シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH)で精製し、CHCNで洗浄して、固体としてN-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-23-(オキセタン-3-イル)トリコサンアミド(5.2mg、4.3%)を得た。LC/MS:C5097NO10に対する質量計算値:871.71、実測値:894.60[M+Na]1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 4.81 (dd, J = 7.8, 5.8 Hz, 2H), 4.39 (t, J = 6.1 Hz, 2H), 4.20 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 3.56-3.87 (m, 10H), 2.24 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 1.54-1.71 (m, 6H), 1.24-1.38 (m, 64H), 0.85-0.96 (m, 3H).
N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-22-(オキセタン-3-イル)ドコサンアミドの合成

ステップ1:22-(オキセタン-3-イリデン)ドコサン酸の合成
23-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)トリコサ-22-エン酸と類似の方式で調製して、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc2:1)で精製して、固体として22-(オキセタン-3-イリデン)ドコサン酸(60mg、35%)を得た。LC/MS:C2546に対する質量計算値:394、実測値:393[M-H]
ステップ2:22-(オキセタン-3-イル)ドコサン酸の合成
23-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)トリコサン酸と類似の方式で調製して、固体として22-(オキセタン-3-イル)ドコサン酸(55mg、91%)を得た。LC/MS:C2548に対する質量計算値:396.36、実測値:395[M-H]
ステップ3:N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-22-(オキセタン-3-イル)ドコサンアミドの合成
DMF/THFを溶媒として使用したことを除いて、N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカンアミドと類似の方式で調製した。シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH)で精製し、CHCNで洗浄して、固体としてN-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-22-(オキセタン-3-イル)ドコサンアミド(6.5mg、5.2%)を得た。LC/MS:C4995NO10に対する質量計算値:857.70、実測値:880.65[M+Na]1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 4.80-4.84 (m, 2H), 4.81 (dd, J = 7.8, 5.9 Hz, 2H), 4.16-4.22 (m, 1H), 3.54-3.96 (m, 10H), 4.14-4.28 (m, 1H), 1.54-1.73 (m, 6H), 1.28-1.41 (m, 61H), 0.86-0.99 (m, 3H).
N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-24-(オキセタン-3-イル)テトラコサンアミドの合成

ステップ1:(23-カルボキシトリコシル)トリフェニルホスホニウムブロミドの合成
24-ブロモテトラコサン酸(0.6g、1.3mmol)のCHCN(10mL)中混合物に、Nの雰囲気下で、トリフェニルホスフィン(0.34g、1.3mmol、1.0当量)を加えた。混合物を90℃に加熱し、2日間撹拌し、次いで減圧下で濃縮し、残渣を分取HPLC(HO 5%HCl/CHOH5%~100%)で精製して、固体として(23-カルボキシトリコシル)トリフェニルホスホニウムブロミド(0.6g、70%)を得た。
ステップ2:24-(オキセタン-3-イリデン)テトラコサン酸の合成
23-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)トリコサ-22-エン酸と類似の方式で調製して、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc2:1)で精製して、固体として24-(オキセタン-3-イリデン)テトラコサン酸(50mg、42%)を得た。LC/MS:C2750に対する質量計算値:422、実測値:421[M-H]
ステップ3:24-(オキセタン-3-イル)テトラコサン酸の合成
23-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)トリコサン酸と類似の方式で調製して、固体として24-(オキセタン-3-イル)テトラコサン酸(50mg、100%)を得た。LC/MS:C2752に対する質量計算値:424、実測値:423[M-H]
ステップ4:N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-24-(オキセタン-3-イル)テトラコサンアミドの合成
DMF/THFを溶媒として使用したことを除いて、N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカンアミドと類似の方式で調製した。シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH)で精製し、CHCNで洗浄して、固体としてN-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-24-(オキセタン-3-イル)テトラコサンアミド(7mg、6.7%)を得た。LC/MS:C5199NO10に対する質量計算値:885.73、実測値:908.70[M+Na]1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 4.79-4.83 (m, 2H), 4.37-4.42 (m, 2H), 4.17-4.21 (m, 1H), 3.56-3.91 (m, 10H), 2.21-2.28 (m, 2H), 1.54-1.74 (m, 6H), 1.30-1.38 (m, 65H), 0.90-0.93 (m, 3H).
N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-25-(オキセタン-3-イル)ペンタコサンアミドの合成

ステップ1:9-(オキセタン-3-イル)ノン-8-エン酸の合成
17-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ヘプタデカ-16-エン酸と類似の方式で調製し、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc1:1)で精製して、固体として9-(オキセタン-3-イル)ノン-8-エン酸(1.4g、58%)を得た。LC/MS:C1220に対する質量計算値:212、実測値:211[M+H]
ステップ2:9-(オキセタン-3-イル)ノナン酸の合成
17-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)ヘプタデカン酸と類似の方式で調製し、固体として9-(オキセタン-3-イル)ノナン酸(1.2g、100%)を得た。LC/MS:C1222に対する質量計算値:214、実測値:213[M+H]
ステップ3:9-(オキセタン-3-イル)ノナン-1-オールの合成
8-{3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル}オクタン-1-オールと類似の方式で調製し、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc2:1)で精製して、油状物質として9-(オキセタン-3-イル)ノナン-1-オール(500mg、76%)を得た。
ステップ4:9-(オキセタン-3-イル)ノナナールの合成
8-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)オクタナールと類似の方式で調製して、油状物質として9-(オキセタン-3-イル)ノナナール(300mg、61%)を得、これを、さらに精製せずに次のステップでそのまま使用した。
ステップ5:25-(オキセタン-3-イル)ペンタコサ-16-エン酸の合成
24-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)テトラコサ-16-エン酸と類似の方式で調製し、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc1:1)で精製して、固体として25-(オキセタン-3-イル)ペンタコサ-16-エン酸(230mg、35%)を得た。LC/MS:C2852に対する質量計算値:436、実測値:435[M+H]
ステップ6:25-(オキセタン-3-イル)ペンタコサン酸の合成
23-(3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)トリコサン酸と類似の方式で調製して、固体として25-(オキセタン-3-イル)ペンタコサン酸(230mg、100%)を得た。LC/MS:C2854に対する質量計算値:438、実測値:437[M+H]
ステップ7:N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-25-(オキセタン-3-イル)ペンタコサンアミドの合成
DMF/THFを溶媒として使用したことを除いて、N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカンアミドと類似の方式で調製した。シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH9:1)で精製し、CHCNで洗浄して、N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-25-(オキセタン-3-イル)ペンタコサンアミド(28.4mg、13%)を得た。LC/MS:C52101NO10に対する質量計算値:899.74、実測値:922.80[M+Na]1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 4.79 (dd, J = 7.8, 5.8 Hz, 2H), 4.36 (t, J = 6.1 Hz, 2H), 4.08-4.24 (m, 1H), 3.54-3.87 (m, 10H), 2.22 (t, J = 7.4 Hz, 2H), 1.53-1.72 (m, 5H), 1.27-1.37 (m, 68H), 0.88-0.92 (m, 3H).
N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-7-(ジメチル(オクタデシル)シリル)ヘプタンアミドの合成

ステップ1:(7-(ベンジルオキシ)ヘプタ-1-イン-1-イル)ジメチル(オクタデシル)シランの合成
((ヘプタ-6-イン-1-イルオキシ)メチル)ベンゼン(1.0g、4.9mmol)のTHF(20mL)中混合物に、-78℃、Nの雰囲気下で、n-BuLi、ヘキサン中2.5M(2.2mL、5.4mmol)を加えた。混合物を-78℃で0.5時間撹拌し、次いでクロロジメチル(オクタデシル)シラン(1.7g、4.9mmol)を加え、混合物を室温に温め、終夜撹拌した。HO(30mL)を加え、混合物をEtOAc(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブライン(30mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc3:1)で精製して、油状物質として(7-(ベンジルオキシ)ヘプタ-1-イン-1-イル)ジメチル(オクタデシル)シラン(1.0g、39%)を得た。
ステップ2:7-(ジメチル(オクタデシル)シリル)ヘプタン-1-オールの合成
[7-(ベンジルオキシ)ヘプタ-1-イン-1-イル]ジメチルオクタデシルシラン(1.0g、1.95mmol)、Pd/C(100mg)、MeOH(6mL)およびEtOAc(18mL)の混合物を、室温で、Hの雰囲気下(1atm)、16時間撹拌した。混合物を、セライトのパッドを介して濾過し、フィルターケーキをMeOHで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して、固体として7-(ジメチル(オクタデシル)シリル)ヘプタン-1-オール(300mg、36%)を得た。
ステップ3:7-[ジメチル(オクタデシル)シリル]ヘプタン酸の酸性の合成
CrO(281mg、2.8mmol)、HSO(1mL)およびHO(2mL)の混合物を、Nの雰囲気下で、室温で10分間撹拌し、次いで7-[ジメチル(オクタデシル)シリル]ヘプタン-1-オール(300mg、0.7mmol)、アセトン(24mL)およびDCM(8mL)を加え、混合物を室温で終夜撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、HO(30mL)を加え、混合物をDCM(50mL×4)で抽出した。合わせた有機層をブライン(30×3mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc1:1)で精製して、固体として7-[ジメチル(オクタデシル)シリル]ヘプタン酸の酸性(160mg、52%)を得た。
ステップ4:N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-7-(ジメチル(オクタデシル)シリル)ヘプタンアミドの合成
N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカンアミドと類似の方式で調製した。シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH9:1)で精製して、CHCNで洗浄して、N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-7-(ジメチル(オクタデシル)シリル)ヘプタンアミド(9mg、9%)を得た。LC/MS:C51103NOSiに対する質量計算値:901.74、実測値:924.75[M+Na]1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ 4.20 (d, J = 6.2 Hz, 1H), 3.56-3.93 (m, 10H), 2.24 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 1.53-1.70 (m, 5H), 1.19-1.41 (m, 61H), 0.90-0.94 (m, 6H), 0.49-0.55 (m, 4H), 0.01 (s, 6H).。
N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-8-(ヘプタデシルジメチルシリル)オクタンアミドの合成

ステップ1:[8-(ベンジルオキシ)オクタ-1-イン-1-イル](ヘプタデシル)ジメチルシランの合成
(7-(ベンジルオキシ)ヘプタ-1-イン-1-イル)ジメチル(オクタデシル)シランと類似の方式で調製し、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc3:1)で精製して、油状物質として[8-(ベンジルオキシ)オクタ-1-イン-1-イル](ヘプタデシル)ジメチルシラン(800mg、38%)を得た。
ステップ2:8-(ヘプタデシルジメチルシリル)オクタン-1-オールの合成
7-(ジメチル(オクタデシル)シリル)ヘプタン-1-オールと類似の方式で調製して、固体として8-(ヘプタデシルジメチルシリル)オクタン-1-オール(150mg、36%)を得た。
ステップ3:8-(ヘプタデシルジメチルシリル)オクタン酸の合成
7-[ジメチル(オクタデシル)シリル]ヘプタン酸と類似の方式で調製した。シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc1:1)で精製して、固体として8-(ヘプタデシルジメチルシリル)オクタン酸(80mg、52%)を得た。
ステップ4:N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-8-(ヘプタデシルジメチルシリル)オクタンアミドの合成
N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカンアミドと類似の方式で調製した。シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH9:1)で精製して、CHCNで洗浄して、N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-8-(ヘプタデシルジメチルシリル)オクタンアミド(11.9mg、9.0%)を得た。LC/MS:C51103NOSiに対する質量計算値:901.74、実測値:924.85[M+Na]1H NMR (400 MHz, CD3OD) δ 4.19 (dt, J = 6.9, 4.4 Hz, 1H), 3.53-3.93 (m, 10H), 2.24 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 1.56-1.68 (m, 5H), 1.28-1.44 (m, 61H), 0.90-0.94 (m, 6H), 0.51-0.55 (m, 4H), 0.01 (s, 6H).
N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-24-(トリメチルシリル)テトラコサンアミドの合成

ステップ1:8-(トリメチルシリル)オクタナールの合成
8-(トリメチルシリル)オクタン-1-オール[CASNo:473844-91-6](600mg、2.96mmol)およびピリジン(467mg、5.93mmol)のDCM(20mL)中混合物に、デス-マーチンペルヨージナン(1.88g、4.44mmol)を加えた。混合物を室温で3時間撹拌し、次いでシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc5:1)でそのまま精製し、油状物質として8-(トリメチルシリル)オクタナール(450mg、76%)を得た。
ステップ2:24-(トリメチルシリル)テトラコサ-16-エン酸の合成
(15-カルボキシペンタデシル)トリフェニルホスホニウムブロミド(995mg、2.24mmol)、THF(10mL)の混合物に、0℃で、Nの雰囲気下、2M NaHMDS(2.48mL、4.94mmol)を加えた。混合物を室温に温め、1時間撹拌し、次いで8-(トリメチルシリル)オクタナール(450mg、2.24mmol)を加え、混合物を室温で終夜撹拌し、次いで1N HClを用いて、pH約6に酸性化した。混合物をEtOAc(3×20mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残渣を、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc1:1)で精製して、固体として24-(トリメチルシリル)テトラコサ-16-エン酸(100mg、10%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 5.33-5.43 (m, 2H), 2.37 (t, J = 7.5 Hz, 2H), 2.04 (q, J = 6.4 Hz, 4H), 1.65 (q, J = 7.3 Hz, 2H), 1.29 (d, J = 10.0 Hz, 32H), 1.24 (s, 2H), 0.53-0.45 (m, 2H), 0.09 (s, 9H).
ステップ3:24-(トリメチルシリル)テトラコサン酸の合成
24-(トリメチルシリル)テトラコサ-16-エン酸(100mg、0.22mmol)、PtO(25mg)およびEtOH(30mL)の混合物を、Hの雰囲気下(バルーン)で1時間撹拌し、次いでセライトのパッドを介して濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、固体として24-(トリメチルシリル)テトラコサン酸(100mg、100%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 2.23-2.36 (m, 2H), 1.55-1.60 (m, 2H), 1.27-1.32 (m, 40H), 0.48-0.51 (m, 2H), 0.01 (s, 9H).
ステップ4:N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-24-(トリメチルシリル)テトラコサンアミドの合成
DMF/THFを溶媒として使用したことを除いて、N-[(2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-{[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)オキサン-2-イル]オキシ}オクタデカン-2-イル]-11-(3-メチルオキセタン-3-イル)ウンデカンアミドと類似の方式で調製した。シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH)で精製し、CHCNで洗浄して、N-((2S,3S,4R)-3,4-ジヒドロキシ-1-(((2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-24-(トリメチルシリル)テトラコサンアミド(4.1mg、2.7%)を得た。LC/MS:C51103NOSiに対する質量計算値:901.74、実測値:924.80[M+Na]1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ 4.17 (d, J = 6.2 Hz, 1H), 3.54-3.93 (m, 10H), 2.22 (t, J = 7.4 Hz, 2H), 1.50-1.69 (m, 6H), 1.26-1.39 (m, 62H), 0.88 (t, J = 8.8, 7.2 Hz, 3H), 0.45-0.53 (m, 2H), 0.01 (s, 9H).
1-アリル-4-((2S,3S,4R)-3,4-ビス(ベンジルオキシ)-1-(((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-6-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-1,4-ジヒドロ-5H-テトラゾール-5-オンの合成

ステップ1:(2R,3S,4S,5R,6S)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-2-((ベンジルオキシ)メチル)-6-(((2S,3S,4R)-3,4-ビス(ベンジルオキシ)-2-イソシアナトオクタデシル)オキシ)テトラヒドロ-2H-ピランの合成
(2S,3S,4R)-3,4-ビス(ベンジルオキシ)-1-(((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-6-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-アミン(700mg、0.68mmol)およびEtN(84mg、0.83mmol)のDCM(20mL)中混合物に、0℃で、トリホスゲン(224mg、0.75mmol)を加えた。混合物を0℃で1時間撹拌し、次いでHO(20mL)で希釈し、DCM(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層を無水NaSOで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、固体として(2R,3S,4S,5R,6S)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-2-((ベンジルオキシ)メチル)-6-(((2S,3S,4R)-3,4-ビス(ベンジルオキシ)-2-イソシアナトオクタデシル)オキシ)テトラヒドロ-2H-ピラン(700mg、98%)を得た。LC/MS:C6783NOに対する質量計算値:1045.61、実測値:1068.50[M+Na]
ステップ2:1-((2S,3S,4R)-3,4-ビス(ベンジルオキシ)-1-(((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-6-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-1,4-ジヒドロ-5H-テトラゾール-5-オンの合成
(2R,3S,4S,5R,6S)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-2-((ベンジルオキシ)メチル)-6-(((2S,3S,4R)-3,4-ビス(ベンジルオキシ)-2-イソシアナトオクタデシル)オキシ)テトラヒドロ-2H-ピラン(700mg、0.67mmol)およびTMSN(20mL)の混合物を、100℃に加熱し、終夜撹拌した。冷却後、混合物を減圧下で濃縮し、残渣を、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(PE/EtOAc2:1)で精製して、固体として1-((2S,3S,4R)-3,4-ビス(ベンジルオキシ)-1-(((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-6-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-1,4-ジヒドロ-5H-テトラゾール-5-オン(400mg、55%)を得た。LC/MS:C6784に対する質量計算値:1088.62、実測値:1111.50[M+Na]
ステップ3:1-アリル-4-((2S,3S,4R)-3,4-ビス(ベンジルオキシ)-1-(((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-6-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-1,4-ジヒドロ-5H-テトラゾール-5-オンの合成
1-((2S,3S,4R)-3,4-ビス(ベンジルオキシ)-1-(((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-6-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-1,4-ジヒドロ-5H-テトラゾール-5-オン(50mg、0.05mmol)、KCO(26mg、0.19mmol)およびDMA(3mL)の混合物に、DMA(0.1mL)中の3-ヨードプロパ-1-エン(12mg、0.071mmol)を加えた。混合物を60℃に加熱し、4時間撹拌し、次いでEtOAc(60mL)で希釈し、混合物をHO(4×15mL)、ブライン(2×15mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、固体として1-アリル-4-((2S,3S,4R)-3,4-ビス(ベンジルオキシ)-1-(((2S,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリス(ベンジルオキシ)-6-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)オキシ)オクタデカン-2-イル)-1,4-ジヒドロ-5H-テトラゾール-5-オン(30mg、58%)を得た。LC/MS:C7088に対する質量計算値:1128.66、実測値:1151.55[M+Na]
(実施例2)
Jurkatレポーター細胞系を介したヒトiTCRのin vitro活性化
本明細書に記載の化合物で誘発させるヒトiTCR活性化能力を決定するために、jurkat細胞系(JiNKT)に、ヒトiTCR、およびGFPを、NFkBプロモーター(Medical University of Viennaで認可された細胞系)下で形質移入した。BWS147細胞系(BWSTIM)にはまた、抗原提示細胞として作用するCD80およびCD1dを形質移入した。
方法
DCD分子またはα-GalCerは両方とも、5mg/mLのDMSO原液に溶解した。u底96ウェルディッシュ内の200μLの培地中、細胞20k個/ウェルの濃度で、4時間、37℃で、DCD分子またはα-GalCerを異なる濃度でBWSTIM細胞に添加した。BWSTIM細胞を培地で2回洗浄し、次いで、u底96ウェルディッシュ内、細胞80k個/ウェルの濃度でJiNKT細胞と共にインキュベートした。細胞を18~24時間共培養した。高レベルのGFPを発現する細胞のパーセンテージを、フローサイトメトリー(mCD45+BWSTIM細胞からのゲーティング後)を介して測定した。
結果
図1Aは、Jurkatレポーター細胞系によるヒトiTCRの活性化の実験からの結果を表している。図1Aは、異なる濃度の化合物DCD-101、DCD-102、DCD-103、DCD-104、DCD-105、DCD-106、DCD-108、DCD-112、DCD-113、DCD-114、DCD115、およびDCD-116、DCD118、DCD-119、DCD-120、DCD-121、DCD-122、DCD-123、DCD-124、DCD-125、DCD-126、DCD-127、DCD-128、DCD-129、DCD-130、DCD-131、DCD-132、DCD-133、DCD-134、DCD-135、DCD-136、DCD-137、DCD-138、DCD-139、DCD-140、DCD-141、DCD-142、DCD-143、DCD-144、DCD-145、DCD-146、DCD-147、DCD-148、DCD-149、DCD-150、DCD-151、DCD-152、DCD-153、DCD-154、DCD-155、DCD-156、DCD-157、DCD-158、およびDCD-159における細胞のGFP+パーセンテージを表している。アルファ-ガラクトシルセラミド(α-GalCer)もまた比較のために試験した。
図1Bは、DCD-127、DCD-141、DCD-143、DCD-144、DCD-136、DCD-133、DCD-122、DCD-155、DCD-118、DCD-121、DCD-101、DCD-138、DCD-153、DCD-119、DCD-149、DCD-150、DCD-139、DCD-125、DCD-148、DCD-103、DCD-113、DCD-106、DCD-114、DCD-151、DCD-137、DCD-128、DCD156、DCD-104、DCD-130、DCD-140、DCD-157がすべてα-GalCerと比較してより低いEC50を有したことを示している。
結論
化合物DCD-127は、最も低い濃度において最も高い%GFP+を実証した。
(実施例3)
DN3-a4 1.2iNKTハイブリドーマ細胞系を介したマウスiTCRのin vitro活性化
本明細書に記載の化合物で誘発させたマウスiTCR活性化能力を決定するために、La Jolla Institute for Allergy and Immunologyから入手したマウスiNKTハイブリドーマ細胞系(DN3.2)を、iNKTとして使用した。CD80およびCD1dを有するBWS147細胞系(BWSTIM)を抗原提示細胞として作用させた。
方法
DCD分子またはα-GalCerは両方とも、5mg/mLのDMSO原液に溶解した。u底96ウェルディッシュ内、200μLの培地中、細胞20k個/ウェルの濃度で、37℃で4時間、異なる濃度のDCD分子またはα-GalCerをBWSTIM細胞に添加した。BWSTIM細胞を培地で2回洗浄し、次いでu底96ウェルディッシュ内、細胞80k個/ウェルの濃度で、DN3.2細胞と共にインキュベートした。細胞を48時間共培養した。培地を収集し、CisBioHTRF ELISA検出キットを使用して、IL-2を測定した。
結果
図2Aは、DN3.2レポーター細胞系によるマウスiTCRの活性化の活性化実験の結果を表している。DCD-101、DCD-102、DCD-104、DCD105、DCD-106およびα-GalCerとのインキュベーションに応答したIL-2分泌の量が示されている。薬物負荷なしの場合も試験した。これも図2Aに示されている。図2Aは、薬物が0.01μg/mLの濃度で添加された場合、DCD-101、DCD-102およびDCD-106のそれぞれは、α-GalCerよりも多くのIL-2分泌を示したことを示している。
結論
化合物DCD101は、最も低い濃度で最も高いIL-2分泌を示した。
(実施例4)
初代ヒトiNKT細胞のサイトカイン分泌
本明細書に記載の化合物で誘発させた活性化プロファイルを決定するために、初代ヒトiNKT細胞を薬物添加したBWSTIM細胞と共培養した。
方法
0日目:STEMCELL TECHNOLOGIES(商標)SepMate(商標)PBMC単離システムを使用して、PBMCをヒト血液から単離した。次いで、Miltenyi NKT磁気細胞分離キットを使用して、iNKT細胞を選択した。
2日目:DCD分子またはα-GalCerは両方とも、5mg/mLのDMSO原液に溶解した。BWSTIM細胞をマイトマイシンCで固定し、次いで、u底96ウェルディッシュ内の200μLの培地中、細胞20k個/ウェルの濃度で、37℃で4時間、10μg/mLのDCD分子またはα-GalCerを添加した。細胞を初代ヒトiNKT細胞から選択された80k 6B11+と共培養した。
D4:培地を収集した。iQue3サイトメーター上のSatorious 4Plexキットを使用して、サイトカインを測定した。
結果
図3Aは、化合物DCD-101、DCD-104、DCD-106およびα-GalCerによる活性化に応答したサイトカインインターフェロンガンマ(IFNγ)の分泌を表している。図3Bは、化合物DCD-101、DCD-104、DCD-106およびα-GalCerによる活性化に応答したサイトカインインターロイキン-6(IL-6)の分泌を表している。図3Cは、化合物DCD-101、DCD-104、DCD-106およびα-GalCerによる活性化に応答したサイトカイン腫瘍壊死因子アルファ(TNFα)の分泌を表している。
結論
DCD-101、DCD-104、およびDCD-106はすべて、化合物なしの対照と比較して、有意により高いレベルのIFNγ、IL6、およびTNFαを誘発している。(**p<.01;*p<.05)
(実施例5)
C57BL/6Jマウスにおけるin vivoでのIFNγ活性化およびiNKT細胞増大
本明細書に記載の分子により誘発させた増大を決定するために、分子をC57BL/6Jマウスに注射した。血清IFNγレベルおよび脾臓細胞内iNKT細胞の増大をIP注射から4日後に測定した。
方法
8週齢のC57BL/6Jマウスに、2μgのα-GalCerまたはDCD分子を注射した(I.P.)。分子は、5mg/mLのDMSO原液に溶解するか、または薄膜の再水和、次いで200nmフィルターを介した押出しを介して、リポソームへと製剤化した。ダイズホスファチジルコリン、コレステロール、およびDCDまたはα-GalCerを、2:1:0.15比で使用して、リポソームベースの製剤を構築した。注射から20時間後、血液を尾から採取し、Biolegend製のELISAキットを使用して、血清IFNγのレベルを測定した。注射から4日後、マウスを屠殺し、脾臓細胞を単離した。フローサイトメトリーを使用して、生細胞およびマウスCD1d-α-GalCerテトラマー+細胞に対する選択を行い、脾臓内のiNKT細胞のパーセンテージを測定した。
結果
図4Aは、注射から20時間後、ELISAを使用して、化合物DCD-101、DCD-119、DCD-123、DCD125、DCD127、DCD-128、DCD-134、DCD-142、DCD-145、DCD-146、DCD-147、DCD-148、DCD-149、DCD-150、DCD-151、DCD-152、DCD-153、DCD-154、DCD-155、DCD-156、DCD-157、DCD-158、およびDCD-159の注射に応答した血清IFNγの量を測定した場合の、α-GalCerと比較した、免疫細胞の活性化を表している。
図4Bは、化合物DCD-101、DCD-104、DCD-106、DCD-119、DCD-142、DCD-145、DCD-146、DCD-147、DCD-148、DCD-149、DCD-150、DCD-151、DCD-152、DCD-153、DCD-154、DCD-155、DCD-156、DCD-157、DCD-158、およびDCD-159の注射に応答した、マウス脾臓内のiNKT細胞の増大を、α-GalCerと比較して表している。
結論
DCD-152、DCD-153、DCD-154、DCD-155、DCD-156、およびDCD-157において採取された平均血清IFNγは、α-GalCerで処置したC57BL/6Jマウスの平均血清IFNγよりもすべて高い。
DCD-153またはDCD-154で処置したC57BL/6Jマウスの脾臓から単離した平均iNKT細胞は両方とも、α-GalCerで処置したマウスよりも高い。
(実施例6)
食餌誘発性肥満(HFD)マウスモデル実験
老化は、肥満個体の前駆脂肪細胞の特徴である。脂肪における老化の低減における本明細書に記載の分子の有効性を実験するために、食餌誘発性の肥満高脂肪食餌(HFD)マウスモデルを使用した。22週齢のHFDマウスに、α-GalCerを対照として注射し、本開示の化合物と比較した。血液および脾臓(または脂肪組織)を採取して、iNKTの活性化および増大をそれぞれ測定した。eWAT(脂肪組織)中の細胞も採取し、%老化細胞に対して測定した。HFDマウスを非HFD(通常の食餌)マウスと比較した。
方法
固形飼料または高脂肪食(HFD)を与えている、22週齢のC57BL/6Jマウスに、2μgのα-GalCer、化合物DCD-101または化合物DCD-154を注射した(I.P)。分子は、5mg/mLのDMSO原液に溶解するか、または薄膜を再水和し、次いで200nmフィルターを介した押出しを介してリポソームへと製剤化した。ダイズホスファチジルコリン、コレステロール、およびDCDまたはα-GalCerを2:1:0.15比で使用して、リポソームベースの製剤を構築した。注射から2時間または20時間後、血液を尾から採取し、ELISAを使用して、IFNγのレベルを測定した。注射から4日後、マウスを屠殺して、eWATまたは脾臓を採取した。脾臓は、iNKT細胞の数を測定するために使用し、eWATは、フローサイトメトリーを使用して、iNKT細胞および老化細胞の数を測定するために使用した。生細胞およびマウスCD1d-α-GalCerテトラマー+細胞のゲーティングにより、分解した脂肪組織中のiNKT細胞を特定した。mCD45-細胞、およびC12FDGHIGH細胞を選択することにより、処理脂肪組織内の老化細胞を測定した。
結果
図5Aは、1)通常の食餌を与えているマウス;2)希釈剤を注射した、高脂肪食餌を与えているマウス;3)α-GalCerを注射した、高脂肪食餌を与えているマウス、および4)化合物DCD-101を注射した、高脂肪食餌を与えているマウスの脾臓内の免疫細胞の増大を表している。α-GalCerと化合物DCD-101の両方とも、注射から4日後、HFDマウス脾臓における免疫細胞の増大を引き起こした。
図5Bは、1)通常の食餌を与えているマウス;2)希釈剤を注射した、高脂肪食餌を与えているマウス;3)α-GalCerを注射した、高脂肪食餌を与えているマウス、および4)化合物DCD-154を注射した、高脂肪食餌を与えているマウスのeWAT中の免疫細胞の増大を表している。マウスeWAT中の生細胞のiNKT細胞のパーセントをフローサイトメトリーで測定した場合、α-GalCerと化合物DCD-154は両方とも、HFDマウスeWAT中の免疫細胞の増大を引き起こしていた。
図5Cは、ELISAを使用して、血清IFNγのレベルにより測定した場合の免疫細胞の活性化を表している。注射から2時間後、α-GalCerとDCD-101は両方とも、HFDモデルにおいてIFNγのレベルを有意に増加させた。
図5Dは、ELISAを使用して、IFNγの分泌により測定した場合の免疫細胞の活性化を表している。注射から20時間後、HFDモデルにおいて、α-GalCerとDCD-154は両方とも、IFNγのレベルを有意に増加させた。
フローサイトメトリーを介して、eWATから非免疫C12FDG+細胞を特定した。C12FDG陽性細胞の数の低減は、eWATにおける老化細胞の数の低減を示す。DCD-101、DCD-154およびα-GalCerで処置したHFDマウスは、eWAT中の老化細胞の蓄積を低減させるのに有効であった。(図5E)。(****p<.0001;***P<.001、**p<.01)
結論
HFDマウスモデルにおいて、処置から4日後、DCD-101およびDCD-154は、脾臓または脂肪組織中のiNKT細胞をそれぞれ拡大している。DCD-101とDCD-154の両方とも、処置後2~20時間の間にIFNγの分泌を誘発する。脂肪組織内の老化細胞の減少が、DCD-101とDCD-154との両方において観察されている。
(実施例7)
JurkatレポーターおよびDN3-a41.2iNKTハイブリドーマ細胞系における、ヒトおよびマウスiTCRを用いたin vitro実験での化合物の不活性
jurkat細胞系(JiNKT)を、NFkBプロモーターの下で、ヒトiTCR、およびGFPに形質移入した。BWS147細胞系(BWSTIM)にもCD80およびCD1dを形質移入して、抗原提示細胞として作用させた。マウスiNKTハイブリドーマ細胞系(DN3.2)もまたiNKTとして使用した。CD80およびCD1dを用いて、BWS147細胞系(BWSTIM)を抗原提示細胞として作用させた。
試験した化合物:
GFP発現実験
方法
GVK分子またはα-GalCerは両方とも、5mg/mLのDMSO原液に溶解した。u底96ウェルディッシュ内の200μLの培地中、細胞20k個/ウェルの濃度で、37℃で4時間、化合物をBWSTIM細胞に添加した。BWSTIM細胞を、培地で2回洗浄し、次いで、u底96ウェルディッシュ内で、細胞80k個/ウェルの濃度でJiNKT細胞と共にインキュベートした。細胞を24時間共培養した。高レベルのGFPを発現する細胞のパーセンテージを、フローサイトメトリーを介して測定した。1μg/mLの分子GVK1a、GVK1b、GVK1c、またはGVK1fを、BWSTIM+JiNKTと共にインキュベートし、α-GalCerと比較した。
結果
図6Aに示されている通り、化合物GVK1a、GVK1b、GVK1c、およびGVK1fは、陰性対照より高いGFP発現を誘発しなかった。その一方で、α-GalCerによる誘発は高いままであった。(****p<.0001)
IL-2発現実験
方法
GVK分子またはα-GalCerは両方とも、5mg/mLのDMSO原液に溶解した。u底96ウェルディッシュ内の200μLの培地中、細胞20k個/ウェルの濃度で、37℃で4時間、BWSTIM細胞に化合物を添加した。BWSTIM細胞を培地で2回洗浄し、次いで、u底96ウェルディッシュ内で、細胞80k個/ウェルの濃度でDN3.2細胞をインキュベートした。細胞を48時間共培養した。培地を採取し、CisBio HTRF ELISA検出キットを使用して、IL-2を測定した。
結果
図6Bは、BWSTIM CD1d上に添加した場合の、DN3.2細胞系中の化合物GVK1a、GVK1bおよびGVK1fによるIL-2発現を表している。図6Bに示されている通り、それぞれの化合物GVK1b、GVK1dおよびGVK1fは、IL-2の発現を誘発しなかった。(****p<.0001)
サイトカイン分泌実験
本明細書に記載の化合物により誘発させた活性化プロファイルを決定するために、初代ヒトiNKT細胞を薬物添加したBWSTIM細胞と共培養した。
方法
GVK分子またはα-GalCerは両方とも、5mg/mLのDMSO原液に溶解した。u底96ウェルディッシュ内の200μLの培地中、細胞20k個/ウェルの濃度で、37℃で4時間、化合物をBWSTIM細胞に添加した。細胞を、100k 6B11+選択された初代ヒトiNKT細胞と共培養した。2日後、培地を採取した。iQue3サイトメーターで、Satorious 4Plex キットを使用して、サイトカインを測定した。
結果
図6Cは、化合物GVK1a、GVK1b、GVK1cおよびGVK1fおよびα-GalCerとのインキュベーションに応答した、サイトカインインターフェロンガンマ(IFNγ)、腫瘍壊死因子アルファ(TNFα)、インターロイキン-4(IL-4)およびインターロイキン-6(IL-6)の分泌を表している。この分泌を、陰性対照として、薬剤が添加されてない細胞による分泌と比較した。図8Fに示されている通り、化合物GVK1a、GVK1b、GVK1cおよびGVK1fのそれぞれの添加は、薬剤が添加されてない細胞と比較して、IFNγ、TNFα、IL-4またはIL-6の分泌を増加させなかった。α-GalCerの添加は、GVK1a、GVK1b、GVK1cおよびGVK1fと比較して、IFNγ、TNFα、IL-4またはIL-6のそれぞれの分泌における有意により多くの増加を示した。(****p<.0001;*p<.05)
(実施例8)
iNKT細胞の活性化によるin vitroでの老化細胞の選択的死滅
in vitro試料中のiNKT媒介性死滅による、老化細胞の存在の選択的減少を、α-GalCerを使用して実証した。ヒトiNKT細胞を単離し、α-GalCerとのインキュベーションで活性化させた。活性化したiNKT細胞を、健康な細胞および老化細胞を含有する試料と合わせた。図7Aに示されている通り、活性化したiNKT細胞との老化細胞のインキュベーションにより、時間の経過と共に、非老化細胞は維持されたのに対して、老化細胞の存在の減少をもたらした。図7Bは、8時間および18時間後に評価した場合、老化細胞が選択的に死滅したのに対して、非老化細胞は、活性化したiNKT細胞の存在下で維持されたことを実証している。
前述の発明は、明瞭な理解のため、例示および実施例としていくらか詳細に記載されているが、本発明の教示を考慮して、添付の特許請求の範囲の趣旨または範囲から逸脱することなく、ある特定の変更および修正がこれに対してなされてもよいことが当業者には容易に明らかである。
したがって、前の記載は本発明の原理を単に例示するものである。本明細書で明示的に記載または示されていないが、本発明の原理を具体化し、その趣旨および範囲内に含まれる様々な準備を考案することができることを当業者であれば認識している。さらに、本明細書で列挙されたすべての例および条件付き言語は、技術を前進させるために、本発明者により提供された本発明の原理および概念を読者が理解するのを助けることを主に意図し、このような具体的に列挙された例および条件に限定されないと解釈されるものとする。さらに、本発明の原理、態様、および実施形態ならびにその具体例を列挙している本明細書のすべての記述は、その構造的等価物と機能的等価物の両方を包含することを意図する。さらに、このような等価物は、現在公知の等価物と、将来開発される等価物、すなわち、構造に関わらず、同じ機能を実施する、開発されたあらゆる要素の両方を含むことが意図される。さらに、本明細書中に開示されている内容は、このような開示が特許請求の範囲において明示的に列挙されているかどうかに関わらず、公衆への開放を意味するものではない。
したがって、本発明の範囲は、本明細書に示され、記載されている例示的な実施形態に限定されることを意図するものではない。むしろ、本発明の範囲および趣旨は、添付の特許請求の範囲により実施形態化される。請求項において、35U.S.C.§112(f)または35U.S.C.§112(6)は、「~のための手段」という正確な句または「~のためのステップ」という正確な句が、請求項においてこのような特徴の冒頭に列挙されている場合のみ、請求項の特徴として行使されると明示的に定義されている。このような正確な句が請求項の特徴において使用されていない場合、35U.S.C.§112(f)または35U.S.C.§112(6)は行使されない。

Claims (15)

  1. 式DCD-(I)の化合物:

    [式中、
    Zは、

    から選択され、

    は、Z-O結合を示し、
    Xは、-NHCO-または酸素であり、
    、R、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから選択され、
    およびXは、それぞれ独立して、-C、-NR、-O、-SR、-Siから選択され、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、アルキルまたは置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから選択され、
    は、水素、酸素、フッ素、-CFから選択されるか、またはXと一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルを形成し、

    は、二重結合または単結合を示し、
    nは2~25の整数であり、
    Yは、炭素、窒素またはケイ素から選択され、
    、RおよびRは、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから独立して選択され、Yが窒素の場合、Rは存在しないか、またはRおよびRは、Yと一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリールもしくは置換ヘテロアリール基を形成し、
    は、アルキルまたは置換アルキルである]、
    またはその塩、溶媒和物もしくは水和物。
  2. が-NHである、請求項1に記載の化合物。
  3. 1)RがOであり、
    がCであり、

    がカルボニルである、または
    2)RがOであり、
    が-SRであり、Rがメチルであり、

    が硫黄酸化物である、または
    3)RがCFであり、
    がCである、または
    4)RがFであり、
    がCであり、
    がCであり、

    が二重結合である、請求項2に記載の化合物。
  4. が、Xと一緒になって、オキサシクロブタンを形成する、請求項3に記載の化合物。
  5. がC8~C20アルキルまたは置換C8~C20アルキルである、請求項1から4のいずれか一項に記載の化合物。
  6. が、C5~C25アルキルであるか、またはシクロアルキル基、置換シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、置換ヘテロシクロアルキル基、アリール基、置換アリール基、アリールアルキル基、置換アリールアルキル基、ヘテロアリール基、置換ヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキル基、または置換ヘテロアリールアルキル基で置換されているC5~C25アルキルであり、
    が、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチルおよび

    からなる群から選択され、

    が、Yへの結合を示し、Rが、水素、アルキルであるか、またはシクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルで置換されているアルキルであり、場合によっては、Rは、アルキル、例えば、C1~C16アルキルまたはC1~C16置換アルキルであり、
    がC1~C10アルキルである、請求項1から5のいずれか一項に記載の化合物。
  7. からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
  8. 式DCD-(II)の化合物:

    [式中、
    Zは、

    から選択され、

    は、Z-O結合を示し、
    Xは、-NHCO-または酸素であり、
    、R、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから選択され、
    、X、X、XおよびXは、それぞれ独立して、炭素、窒素、酸素または硫黄から選択され、
    は、必要に応じて存在しないか、または存在する場合、水素もしくは酸素から選択され、

    は、二重結合または単結合を示し、
    nは2~25の整数であり;
    Yは、炭素、窒素またはケイ素から選択され、
    、RおよびRは、水素、アルキル、置換アルキル、ヘテロアルキル、置換ヘテロアルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルから独立して選択され、Yが窒素の場合、Rは存在しないか、またはRおよびRは、Yと一緒になって、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリールもしくは置換ヘテロアリール基を形成し、
    は、アルキルまたは置換アルキルである]、
    またはその塩、溶媒和物もしくは水和物。
  9. 、X、X、XおよびXが一緒になって、ピラゾールを形成するか、またはX、X、X、XおよびXが一緒になって、イミダゾールを形成するか、または
    、X、X、XおよびXが一緒になって、テトラゾールを形成する、請求項8に記載の化合物。
  10. が、C8~C20アルキルまたは置換C8~C20アルキルであり、
    が、C5~C25アルキルであるか、またはシクロアルキル基、置換シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、置換ヘテロシクロアルキル基、アリール基、置換アリール基、アリールアルキル基、置換アリールアルキル基、ヘテロアリール基、置換ヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキル基、または置換ヘテロアリールアルキル基で置換されているC5~C25アルキルであり、
    が、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチルおよび

    からなる群から選択され、

    が、Yへの結合を示し、Rが、水素、アルキルであるか、またはシクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、および置換ヘテロアリールアルキルで置換されているアルキルであり、場合によっては、Rは、アルキル、例えば、C1~C16アルキルまたはC1~C16置換アルキルであり、
    がC1~C10アルキルである、請求項8から9のいずれか一項に記載の化合物。
  11. 化合物DCD-104およびDCD-105:


    から選択される、請求項8に記載の化合物。
  12. 対象において、老化細胞の存在を選択的に減少させるまたは老化細胞を排除するための医薬組成物であって、前記組成物が、
    請求項1から11のいずれか一項に記載の化合物、および
    薬学的に許容される担体
    を含む、医薬組成物。
  13. インバリアントナチュラルキラーT(iNKT)細胞を、請求項1から11のいずれか一項に記載の化合物または請求項12に記載の組成物と接触させることを含む、方法。
  14. 請求項1から11のいずれか一項に記載の化合物または請求項12に記載の組成物を、それを必要とする対象に投与することを含む、方法。
  15. 対象において、老化細胞の存在を選択的に減少させるまたは老化細胞を排除するための方法であって、請求項1から11のいずれか一項に記載の化合物または請求項12に記載の組成物を、それを必要とする対象に投与することを含む、方法。
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