JP2024502100A - 荷物搬送方法、倉庫管理機器、倉庫システム、媒体および製品 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロボットがスムーズに荷物を置き、スムーズに荷物を取り出せる良好な循環を形成して、ロボットの渋滞が発生することを防ぎ、輸送ラインのデッドロックを回避させる。【解決手段】荷物搬送方法は、荷物を搬送している第1のロボットを制御して、M箇所の入口のうちの第1の入口へ移動させるステップと、第1のロボットを制御して第1の入口で第1の数量の荷物を置かせるステップとを含み、第1の数量は第2の数量よりも小さいかまたは等しい。ロボットが荷物を置くプロセスにおいて、倉庫管理機器はロボットが置く荷物の数を制御でき、即ち、倉庫管理機器が第1のロボットを制御して、積まれている全部の荷物または一部の荷物を置かせるようにして、第1のロボットが異なる第1の入口で異なる数の荷物を置けるようにし、各入口に対応する輸送経路上の荷物積載量のバランスをとる。【選択図】図4

Description

本願は2020年12月31日に中国専利局に提出された、出願番号202011642137.9、出願の名称“荷物搬送方法、倉庫管理機器、倉庫システム、媒体および製品”の中国専利出願の優先権を主張し、その内容すべてを援用により本願に組み入れる。
本願はスマート倉庫の技術分野に関し、特に荷物搬送方法、倉庫管理機器、倉庫システム、媒体および製品に関する。
荷物を保管する倉庫内には、通常荷物を輸送するための輸送ラインが設けられており、荷物を運んで移動させることができ、倉庫の異なる位置にあるワークステーションで荷物を処理するのに役立っている。
従来技術においては、輸送ラインには荷物輸送方向に応じて、通常1つまたは複数の入口と、1つまたは複数の出口とが設けられ、ロボットは入口へ行って荷物を置く(ラックから取り出した荷物を輸送ライン上に載せる)か、または出口へ行って荷物を取り出す(荷物を輸送ライン上から取り出してラックへ戻す)ことができる。ロボットの移動経路は通常、入口を経由して輸送ラインエリアに入り、そして出口を経由して輸送ラインエリアから退去するよう設定されている。
従来の制御ロジックでは、ロボットが入口位置へ行き荷物を置くときは、通常搬送した荷物全部を一度に輸送ライン上に置いている。しかし、すべてのロボットが置こうとする荷物が輸送ラインに載置可能な荷物数を超えた場合、ロボットは荷物を置く動作が実行できなくなる。このとき、ロボットは他のロボットが荷物を輸送ライン上から取り出すまで待機せねばならず、新たな荷物載置位置が得られてからでないと、荷物を継続して置くことができない。待機期間中に、ロボット同士で渋滞が生じやすく、そのためロボットの荷物搬送効率が低下してしまう。
本願は、ロボットがスムーズに荷物を置き、スムーズに荷物を取り出せる良好な循環を形成して、ロボットが渋滞することを防止し、輸送ラインのデッドロックを回避することができる荷物搬送方法、倉庫管理機器、倉庫システム、媒体および製品を提供する。
第一の態様として、本願が提供する荷物搬送方法は、倉庫管理機器に適用される荷物搬送方法であって、輸送ラインはM箇所の入口およびN箇所の出口を含み、M≧1で、N≧1であり、且つMおよびNはいずれも整数であり、前記方法は、荷物を搬送している第1のロボットを制御して、前記M箇所の入口のうちの第1の入口まで移動させるステップと、前記第1のロボットを制御して前記第1の入口で第1の数量の荷物を置かせるステップと、を含み、前記第1の入口は前記M箇所の入口のうち空き状態にある入口であり、前記第1の数量は、第2の数量より小さいかまたは等しく、前記第2の数量は、前記第1のロボットが前記輸送ラインに置くべき荷物の総数である。
いくつかの実施例において、前記輸送ラインが少なくとも2つの入口を含む場合、前記方法はさらに、前記第1の数量を決定するステップを含む。
いくつかの実施例において、前記第1の数量を決定する前記ステップは、前記第1の入口がワークステーションから最も近い入口である場合、前記第1の数量を前記第2の数量と等しくなるように決定するステップと、前記第1の入口がM箇所の入口のうち前記ワークステーションから最も近い入口以外の入口である場合、第3の数量、第4の数量、および第5の数量に基づいて前記第1の数量を決定するステップと、を含み、前記第3の数量はM箇所の入口のうち第1の入口以外の第2の入口にいるロボットが置くべき荷物の数であり、前記第2の入口と前記ワークステーションとの距離は前記第1の入口と前記ワークステーションとの距離より小さく、前記第4の数量は前記輸送ライン上に現在置くことが可能な荷物の数であり、前記第5の数量はN箇所の出口にいるロボットが現在取り出し可能な荷物の総数である。
いくつかの実施例において、第3の数量、第4の数量、および第5の数量に基づいて前記第1の数量を決定する前記ステップは、計算式N1=N4+N5-N3により前記第1の数量を求めるステップを含み、ここで、N1は前記第1の数量を表し、N3は前記第3の数量を表し、N4は前記第4の数量を表し、N5は前記第5の数量を表す。
いくつかの実施例において、前記輸送ラインが1つの入口を含む場合、前記第1の数量は前記第2の数量に等しい。
いくつかの実施例において、荷物を搬送している第1のロボットを制御して、前記M箇所の入口のうち第1の入口まで移動させる前記ステップは、前記M箇所の入口が少なくとも2つの空いている入口を含む場合、前記少なくとも2つの空いている入口のうちワークステーションから最も近い空いている入口を前記第1の入口に決定するステップと、前記第1のロボットを制御して前記第1の入口まで移動させるステップと、を含む。
いくつかの実施例において、前記第1のロボットが前記輸送ラインに置くべき前記荷物を全部置き終える前に、第3の入口が存在する場合、前記第1のロボットを制御して前記第3の入口まで移動させるとともに、前記第3の入口の位置で残りの置くべき荷物を置かせるステップをさらに含み、前記第3の入口は前記M箇所の入口のうち、空き状態にある入口であり、且つ前記第3の入口とワークステーションとの距離は前記第1の入口と前記ワークステーションとの距離より小さい。
いくつかの実施例において、前記第1のロボットが前記輸送ラインに置くべき前記荷物を全部置き終えたとき、前記第1のロボットを制御して前記N箇所の出口のうちの第1の出口まで移動させるステップと、前記第1のロボットを制御して、ワークステーションでの荷物処理を完了した荷物を前記第1の出口の位置で前記輸送ライン上から取り出させるステップと、をさらに含み、前記第1の出口は前記N箇所の出口のうち空き状態にある出口である。
いくつかの実施例において、前記第1のロボットを制御して前記N箇所の出口のうち第1の出口まで移動させる前記ステップは、前記N箇所の出口が少なくとも2つの空いている出口を含む場合、前記少なくとも2つの空いている出口のうちワークステーションから最も遠い空いている出口を前記第1の出口に決定するステップと、前記第1のロボットを制御して前記第1の出口まで移動させるステップと、を含む。
いくつかの実施例において、前記第1のロボットを制御して前記N箇所の出口のうち第1の出口まで移動させる前記ステップは、前記N箇所の出口すべてに第2のロボットが存在する場合、前記第2のロボットを制御して対応する出口から退去させて前記第1の出口を取得するステップと、前記第1のロボットを制御して前記第1の出口まで移動させるステップと、を含む。
いくつかの実施例において、前記第2のロボットを制御して対応する出口から退去させて前記第1の出口を取得する前記ステップは、前記ワークステーションから最も遠い出口に位置する第2のロボットを制御して退去させて、前記第1の出口を取得するステップを含む。
いくつかの実施例において、前記第1のロボットが前記第1の出口の位置で取り出した荷物の数が前記第1のロボットの最大荷物収納数に達していないとき、第2の出口の存在する場合、前記第1のロボットを制御して前記第2の出口まで移動させるとともに、ワークステーションでの荷物処理が完了した荷物を前記第2の出口の位置で取り出させるステップをさらに含み、前記第2の出口は前記N箇所の出口のうち空き状態にある出口であり、前記第2の出口とワークステーションとの距離は前記第1の出口と前記ワークステーションとの距離より大きい。
いくつかの実施例において、前記輸送ラインが少なくとも2つの入口を含む場合、前記輸送ラインを制御して、ワークステーションから最も近い入口に位置する第1のロボットが置いた荷物を優先的に輸送させるステップをさらに、含む。
いくつかの実施例において、前記輸送ラインを制御して、ワークステーションから最も近い入口に位置する第1のロボットが置いた荷物を優先的に輸送させる前記ステップは、前記輸送ラインを制御して第1の輸送経路上の荷物を前記ワークステーションまで輸送させるステップと、前記輸送ラインを制御して第1の輸送経路上の荷物を前記ワークステーションまで輸送する過程において、前記輸送ラインを制御して、前記第1の輸送経路上に荷物が存在しなくなるか、または前記第1の輸送経路上の荷物数が前記第1の輸送経路の最大荷物輸送数より小さくなるまで、前記第2の輸送経路上の荷物の輸送を一時停止させるステップと、を含み、前記第1の輸送経路は、前記輸送ラインが、ワークステーションから最も近い入口に位置する第1のロボットが置いた荷物を、前記ワークステーションまで輸送する経路であり、前記第2の輸送経路は、前記輸送ラインが、M箇所の入口のうち前記ワークステーションから最も近い入口以外の入口に位置する第1のロボットが置いた荷物を、前記ワークステーションまで輸送する経路である。
いくつかの実施例において、前記輸送ラインを制御して、ワークステーションから最も近い入口に位置する第1のロボットが置いた荷物を優先的に輸送させる前記ステップは、前記輸送ラインを制御して、第3の輸送経路上の荷物を前記ワークステーションまで輸送させるステップと、前記輸送ラインを制御して、第4の輸送経路上の第6の数量の荷物を前記ワークステーションまで輸送させるステップと、を含み、前記第3の輸送経路は前記輸送ラインがワークステーションから最も近い入口に位置する第1のロボットが置いた荷物を出口まで輸送する経路であり、前記第4の輸送経路は前記輸送ラインがM箇所の入口のうち前記ワークステーションから最も近い入口以外の入口に位置する第1のロボットが置いた荷物を出口まで輸送する経路であり、前記第6の数量は、前記第4の輸送経路上の荷物の総数より小さく、前記第6の数量は、第7の数量、第8の数量、および第9の数量に基づいて決定され、前記第7の数量は前記第3の輸送経路上の荷物の総数であり、前記第8の数量は前記第3の輸送経路上に現在置くことが可能な荷物の数であり、前記第9の数量はN箇所の出口にいるロボットが現在取り出し可能な荷物の総数である。
いくつかの実施例において、前記輸送ラインが少なくとも2つの出口を含む場合、前記輸送ラインを制御して、前記ワークステーションでの荷物処理が完了した荷物を前記ワークステーションから最も遠い出口まで優先的に輸送させるステップをさらに含む。
第2の態様として、本願が提供する倉庫管理機器は、少なくとも1つのプロセッサと、前記少なくとも1つのプロセッサと通信接続されたメモリとを含み、前記メモリには前記少なくとも1つのプロセッサで実行可能な指令が記憶され、前記指令は前記少なくとも1つのプロセッサで実行されて、前記倉庫管理機器に上記の荷物搬送方法を実行させる。
第3の態様として、本願が提供する倉庫システムは、上記の倉庫管理機器と、前記倉庫管理機器により制御されるロボットとを含み、前記ロボットは第1のロボットおよび第2のロボットを含み、前記第1のロボットは荷物を積み込んだ荷物を輸送ラインまで搬送するために用いられ、前記第2のロボットはワークステーションでの荷物処理が完了した荷物を前記輸送ライン上から取り出すために用いられる。
第4の態様として、本願が提供するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体には、コンピュータ実行指令が記憶され、コンピュータ実行指令はプロセッサによって実行されるとき、上記の荷物搬送方法を実現するために用いられる。
第5の態様として、本願が提供するコンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムを含み、当該コンピュータプログラムは当該プロセッサによって実行されるとき、上記の荷物搬送方法を実現する。
本願が提供する荷物搬送方法、倉庫管理機器、倉庫システム、媒体および製品において、荷物搬送方法は、荷物を搬送している第1のロボットを制御して、M箇所の入口のうちの第1の入口へ移動させるステップと、第1のロボットを制御して第1の入口で第1の数量の荷物を置かせるステップとを含み、第1の入口はM箇所の入口のうち空き状態にある入口であり、第1の数量は第2の数量よりも小さいかまたは等しく、第2の数量は第1のロボットが輸送ラインに置くべき荷物の総数である。ロボットが荷物を置くプロセスにおいて、倉庫管理機器はロボットが置く荷物の数を制御でき、即ち、倉庫管理機器が第1のロボットを制御して、積まれている全部の荷物または一部の荷物を置かせるようにして、第1のロボットが異なる第1の入口で異なる数の荷物を置けるようにすることで、各入口に対応する輸送経路上の荷物積載量のバランスをとる。
本発明によれば、ロボットがスムーズに荷物を置き、スムーズに荷物を取り出せる良好な循環を形成して、ロボットの渋滞が発生することを防ぎ、輸送ラインのデッドロックが回避される。
以下の図面は明細書に組み込まれて本明細書の一部を構成し、本願の好適な実施例を示すものであり、明細書と共に本願の原理を説明するために用いられる。
図1は本願実施例で提供する荷物搬送方法の応用シーンの図である。 図2Aは本願の一実施例で提供するロボットの構造模式図である。 図2Bは本願の図2Aに示す実施例における搬送装置の構造模式図である。 図2Cは本願の実施例におけるロボットおよびその搬送装置の構造模式図である。 図2Dは本願の図2Aに示す実施例における搬送装置の構造模式図である。 図2Eは本願の図2Aに示す実施例における別の搬送装置の構造模式図である。 図2Fは本願の図2Aに示す実施例における別の搬送装置の構造模式図である。 図2Gは本願の図2Aに示す実施例における別の搬送装置の構造模式図である。 図3は本願の技術案の具体的応用シーンの模式図である。 図4は本願の実施例で提供する荷物搬送方法の模式図である。 図5は本願の実施例で提供する荷物搬送方法の別の模式図である。 図6は本願の実施例で提供する倉庫管理機器の模式図である。 図7は本願の実施例で提供する倉庫システムの模式図である。
上記の図面により本願の明確な実施例を示したが、以下ではより詳細に説明する。これら図面および文字による説明は、なんら本願の構想の範囲を限定するためのものではなく、特定の実施例を参照することによって当業者に本願の概念を説明するためのものである。
ここで例示的な実施例を詳細に説明するが、その例は図面に示されている。以下の説明で図面に言及する場合、別途説明がある場合を除き、異なる図面における同一の符号は同一または類似の要素を示す。以下の例示的な実施例において説明する実施形態は、本願と一致するあらゆる実施形態を代表するものではない。むしろ、それらは「特許請求の範囲」において詳述される、本願のいくつかの形態と一致する装置および方法の例にすぎない。まず、本願の実施例の応用シーンを詳細に説明する。
図1は本願の実施例で提供する荷物搬送方法の一応用シーンの図である。図1に示すように、本願の実施例で提供する荷物搬送方法はコンピュータやサーバ等の電子機器で実行できるが、倉庫管理機器、または倉庫システムにおける他の機器により実行してもよい。スマート倉庫システム100は、ロボット110を用いてラック120上の荷物の取り出しおよび/または収納を行い、倉庫管理機器130を用いてロボット110に対するルート計画、状態監視およびスケジューリング等を行う。これによりロボット110を設定位置まで移動させて荷物の取り出しまたは収納を実行させる。倉庫管理機器130にはさらに、倉庫管理に役立つよう、ラック120の各収納場所の収納情報および荷物の基本情報が記憶されている。倉庫システム100にオーダータスクが存在する場合、オーダータスクに対応する、ラック120に位置する1つまたは複数の荷物121を、ロボット110によって輸送ラインエリア140まで搬送することで、当該オーダータスクを完了させる。
図2Aは本願の一実施例で提供するロボットの構造模式図である。図2Aに示すように、ロボット80は移動シャーシ83と、保管ラック82と、搬送装置84と、昇降ユニット81とを含む。保管ラック82、搬送装置84、昇降ユニット81は、いずれも前記移動シャーシ83に取り付けられ、保管ラック82にはいくつかの保管セルが設置されている。昇降ユニット81は搬送装置84を駆動して昇降移動させ、搬送装置84を保管ラック82上の任意の1つの保管セルに位置合わせさせるか、あるいはラックおよび/または荷物に位置合わせさせる。搬送装置84は垂直方向を軸として回転して向きを調整することにより、保管セルに位置合わせするか、あるいはラックおよび/または荷物に位置合わせすることができる。搬送装置84は荷物の積み込みまたは荷下ろしを実行するために用いられ、ラックと保管セルとの間で荷物の搬送を行う。
例示的に、保管ラック82は選択的に配置しても配置しなくてもよい。保管ラック82を配置しない場合、ロボット80の荷物搬送期間において、荷物は搬送装置84の収容空間内に収納される。
上記実施例におけるロボット80は、本願の任意の実施例で提供する荷物搬送方法のうち荷物搬送に関するステップを実行して、ラックとワークステーションとの間の荷物搬送を実現することができる。
ロボット80の荷物収納タスクの実行プロセスにおいて、ロボット80は指定された荷物収納空間の位置まで移動して、回転機構のような調節ユニットと搬送装置84とを連携させて、対象物品をロボット本体の保管セルからラックへ搬送する。
例示的に、図2Bは本開示の図2Aに示す実施例における搬送装置の構造模式図である。
例示的に、搬送装置84は回転機構85を介してブラケット86に取り付けられ、回転機構85は搬送装置84を導いて、ブラケット86に対して垂直軸線周りに回転させ、保管セルに位置合わせさせるか、あるいはラックおよび/または荷物に位置合わせさせる。搬送装置84は保管セルとラックとの間で荷物を搬送するために用いられる。搬送装置84がラックおよび/または荷物に位置合わせされていない場合、回転機構85により搬送装置84を導いてブラケット86に対して回転させることで、搬送装置84がラックおよび/または荷物に位置合わせすることを保証する。
図2Cは本願の実施例におけるロボットおよびその搬送装置の構造である。図2Aと図2Bとを組み合わせて理解されるように、実際の状況に応じて回転機構85は省略可能である。例えばロボット80が固定された軌道で移動し、ラック付近まで移動した後、搬送装置84が常にラックおよび/または荷物に位置合わせされ、荷物が搬送装置84の取り出し方向上に配置されていれば、省略してよい。
例示的に、図2Dは本願の図2Aに示す実施例における搬送装置の構造模式図である。理解しやすいよう図2Bと合わせて参照されたい。図2Dに示すように、搬送装置84はトレイ841と伸縮アームユニットを含む。トレイ841は荷物を置くために用いられ、水平に設置されたプレートでありうる。伸縮アームユニットは、トレイ841に置かれた荷物をトレイ841から押し出すか、または荷物をトレイ841に引き込むために用いられる。伸縮アームユニットは、伸縮アーム843と、固定プッシュロッド842と、可動プッシュロッド844とを含む。伸縮アーム843は左伸縮アームと右伸縮アームを含み、伸縮アーム843は水平に延出可能である。伸縮アーム843の延出方向に垂直且つトレイ841に平行な方向において、伸縮アーム843はトレイ841の一方側に位置する。伸縮アーム843は、モータによって動力が提供され、スプロケット機構によって動力が伝達される。実際の状況に応じて、スプロケット機構はベルト・プーリー機構、ボールねじ機構等の伝動機構による駆動に置き換えてもよい。固定プッシュロッド842と可動プッシュロッド844は、伸縮アーム843に取り付けられる。固定プッシュロッド842と可動プッシュロッド844は伸縮アーム843に伴って、共に延出可能である。固定プッシュロッド842とトレイ841は伸縮アーム843の同一側に位置し、前記固定プッシュロッド842は伸縮アーム843が延出するとき荷物をトレイ841から押し出すために用いられる。可動プッシュロッド844は伸縮アーム843に収納することができる。可動プッシュロッド844が伸縮アーム843に収納されていない場合、可動プッシュロッド844、固定プッシュロッド842、トレイ841の三者はいずれも伸縮アーム843の同一側に位置し、さらに可動プッシュロッド844は、伸縮アーム843に沿った固定プッシュロッド842の延出方向上に位置する。可動プッシュロッド844はモータにより直接駆動することができるが、実際の状況に応じて、歯車群やリンク機構等の伝動機構を介して動力が伝達されてもよい。可動プッシュロッド844が伸縮アームに収納されておらず、伸縮アーム843が収縮するとき、可動プッシュロッド844は荷物をトレイ841に引き込むために用いられる。
例示的に、搬送装置84の固定プッシュロッド842は、可動プッシュロッド844のようなフィンガーレバー構造に設計してもよい。
例示的に、搬送装置84は、伸縮アームユニットの間隔幅が調節可能である構造に設計してもよい。荷物を出し入れするとき、荷物のサイズに応じて伸縮アームユニットの間隔幅を調節できる。
例示的に、当該搬送装置84は回転盤のような方向転換構造を含んでもよい。当該方向転換構造は、トレイ841上に置かれた荷物の向きを変えるために用いることができる。図2Eは本願の図2Aに示す実施例における別の搬送装置の構造模式図である。図2Eと図2Dを組み合わせてわかるように、搬送装置84はさらに方向転換構造、即ち図2Eにおける回転盤845を含み、トレイ841上に置かれた荷物の向きを変えることができる。
例示的に、図2Fは本願の図2Aに示す実施例における別の搬送装置の構造模式図である。図2Fに示すように、搬送装置84aは固定プッシュロッド842に配置された1つまたは複数の吸盤846を含み、固定プッシュロッド842は棒状または板状でありうる。荷物を出し入れするとき、固定プッシュロッド842は駆動されて荷物および/またはラックの方向へ向かって、往復方向に変位可能である。吸盤846による荷物の吸着と固定プッシュロッド842の変位とが連携して、荷物をラックへ搬送するか、あるいは荷物をトレイ841へ搬送する。
例示的に、図2Gは本願の図2Aに示す実施例における別の搬送装置の構造模式図である。図2Gに示すように、搬送装置84bは、固定プッシュロッド842および/または搬送装置84bの適切な位置に配置された1つまたは複数のロボットアーム847を含む。荷物を出し入れするとき、固定プッシュロッド842は駆動されて荷物および/またはラックの方向へ向かって、往復方向に変位可能である。ロボットアーム847による荷物の把持/引っ掛けと固定プッシュロッド842の変位とが連携して、荷物をラックへ搬送するか、あるいは荷物をトレイ841へ搬送する。
例示的に、搬送装置(84a、84b)はさらに図2E、図2Fにおける回転盤845のような方向転換構造を含み、トレイ841上に置かれた荷物の向きを変えてもよい。
本願に示す実施例の搬送装置の構造は、上記の例のうちの1つまたは複数の組み合わせを含みうる。
図3は本願の技術案の具体的応用シーンの模式図である。図3は図1に示すスマート倉庫システムに適用できる。図3に示すように、荷物を収納する倉庫内には、通常荷物を収納するためのラックと、荷物を輸送するための輸送ラインと、荷物を搬送するためのロボットとが設置される。ロボットは荷物をラックから輸送ラインまで搬送でき、輸送ラインは荷物を運んで移動させることができ、輸送ライン上に位置するワークステーションで荷物を処理するのに役立つ。ワークステーションで荷物の処理が完了した後、ロボットがまた荷物をラックまたは他の目的地まで搬送する。倉庫管理機器はロボットおよび輸送ラインに制御指令を送信して、ロボットおよび輸送ラインの作動状態を制御することができる。
図3のとおり、ロボットが倉庫内で輸送ラインへの荷物搬送を行う移動経路はおおまかに3つのエリア、即ち第1エリアP1、第2エリアP2、第3エリアP3に分けられる。具体的には、ロボットはラック上から荷物を取り出した後、第1エリアP1に進入する。ロボットの数が多い場合、第1エリアP1内で整列して待機してもよい。また、ロボットは第2エリアP2内で移動して、輸送ラインの異なる位置へ行くことができる。なお、第2エリアP2を輸送ラインの入口位置および出口位置に準じて設けることで、ロボットが輸送ラインの異なる位置へ移動しやくすることができる。第1エリアP1は、第2エリアP2を一部包囲するように設けることで、占有面積を小さくすることができるとともにとともに、第1エリアP1内で整列待機するロボットが、他のタスクを実行する他のロボットの移動経路に影響を与える(例えば他のロボットの移動を妨害する等)ことを回避することができる。また、ロボットは第3エリアP3から退去して(第1エリアP1に包囲されている場合、ロボットは第2エリアP2からそのまま退去することはできない)、荷物をラックまたは他の目的地へ搬送することができる。
図3を参照すると、輸送ラインの荷物輸送方向に応じて、輸送ラインには通常1つまたは複数の入口と、1つまたは複数の出口とが設けられ、ロボットは第1エリアP1を経由して入口に行き荷物を置く(ラックから取り出した荷物を輸送ライン上に置く)か、または第2エリアP2を経由して他の入口へ行き荷物を置くか、または第2エリアP2を経由して出口へ行き荷物を取り出し(荷物を輸送ライン上から取り出してラックへ戻し)、その後第3エリアP3を経由して退去することができる。例えば、図3における輸送ラインは2つの入口(入口Aと入口B)および2つの出口(出口Cと出口D)を含む。
ロボットの具体的な移動方向は、図3の点線矢印で示すとおりである。ロボットは第1エリアP1に進入後、入口Aで荷物を置くか、または第2エリアP2において他の入口(例えば入口B)へ移動して荷物を置くことができる。ロボットは、第2エリアP2において出口(例えば出口Cと出口D)へ移動して、輸送ライン上の荷物を取り出し、その後第3エリアP3から退去することもできる。
なお、本願において、ロボットの入口位置への経路、および入口位置から出口位置への経路が、いずれも一方方向の移動経路であることで、ロボットがスムーズかつ順序よく移動することが保証される。また、ロボットが異なる出口間を移動する経路は、双方向の移動経路としてもよい。例えば、出口Cと出口Dの間を双方向移動として、特殊な事情に対応できるようにしてもよい。例えば、輸送ライン上の出口Dにのみ荷物を取り出すロボットがいて、輸送ライン全体にわたり、やって来て荷物の搬送を行う後続のロボットがいない場合、即ち、出口Dのロボットが最後の1つである場合に、出口Cにまだ取り出していない荷物があれば、出口Dのロボットは出口Dで荷物を取り出し終えた後、出口Cへ戻って荷物を取り出してもよい。
また、輸送ライン上に複数の荷物載置位置(図3における輸送ライン上の円形マーク)が設けられており、各荷物載置位置に荷物を1つ載置することができる。ロボットは荷物を入口(例えば図3における入口Aと入口B)の箇所の荷物載置位置に置くことができ、その後、輸送ラインが荷物をワークステーションまで運び、荷物の処理を行う。例えば、図3に示す輸送ラインには全部で14の荷物載置位置が設けられており、当該輸送ラインは同時に14個の荷物を置くことができる。
任意選択として、ロボットは第1のロボットと第2のロボットに分けることができる。
第1のロボットは主として荷物をラックから取り出し、第1エリアP1を経由して輸送ラインへ搬送するために用いられる。即ち、第1のロボットの動作ロジックは順に、ラックから荷物を取り出すこと、第1エリアP1を経由して荷物を輸送ラインの入口へ搬送すること、入口で荷物を置くこと、第2エリアP2および第3エリアP3を経由して輸送ラインから退去すること、を含む。
第2のロボットは主にワークステーションで処理した後の荷物を輸送ライン上から取り出すとともに、ラックまたは他の目的地へ搬送するために用いられる。即ち、第1のロボットの動作ロジックは順に、第1エリアP1および第2エリアP2を経由して輸送ラインの出口へ進むこと、出口位置で荷物を取り出すこと、第3エリアP3を経由して輸送ラインから退去すること、取り出した荷物をラックまたは他の目的地へ搬送すること、を含む。
従来の制御ロジックでは、ロボットが入口位置へ進み荷物を置くときは、通常搬送した荷物全部を一度に輸送ライン上に置いている。しかし、すべてのロボットが置こうとする荷物が輸送ラインに載置可能な荷物の数を超えた場合、ロボットは荷物を置く動作が実行できなくなる。このとき、ロボットは他のロボットが荷物を輸送ライン上から取り出すまで待機せねばならず、新たな荷物載置位置が得られてからでないと、荷物を継続して置くことができない。待機期間中に、ロボット同士で渋滞する状況が生じやすく、そのためロボットの荷物搬送効率が低下してしまう。
例えば、ロボットAとロボットBが各々8個の荷物を積んでおり、ロボットAとロボットBがそれぞれ入口Aと入口Bへ進んで荷物を置く場合、ロボットAが置く荷物は1番位置に置くことができ、その後輸送ラインによって2~5番位置、7~14番位置へと運ばれる。ロボットBが置く荷物は6番位置に置くことができ、その後輸送ラインによって5~14番位置へと運ばれる。ロボットBは8個の荷物を置き終えるまで、出口Cまたは出口Dへ進んで荷物取り出し動作を行うことができない。しかし、もしロボットAが先に8個の荷物を置き終えると、輸送ライン上に残された使用可能な荷物載置位置は8個より少なくなり、ロボットBは自身に積まれた8個の荷物すべてを置くことができない。したがって、ロボットBが荷物をすべて置き終えていない場合、ロボットBは出口位置へ進むことができず、荷物を取り出すロボットがいないため、輸送ライン上の荷物を取り出すことができない。しかも2つの入口はロボットAとロボットBに占拠されているため、新しいロボットが進入できず、ロボット同士で渋滞する事態を招き、輸送ラインの「デッドロック」という状況を引き起こしてしまう。
本願が提供する荷物搬送方法、倉庫管理機器、倉庫システム、媒体および製品の主旨は、従来技術における上記の技術的課題を解決することにある。
従来技術においてロボット同士で渋滞する状況が生じる主たる原因は、輸送ライン上に同時に置ける荷物の数に限りがあり、ロボットの荷物載置ロジックが、所持する荷物すべてを輸送ライン上に置くことになっているため、入口数が多い(2つ以上である)場合、ロボットが置く荷物の数が輸送ラインの荷物載置位置の数を超過すると、ロボット同士で渋滞する状況を招くことにある。
これに基づいて、本願の主たる構想は、ロボットが荷物を置くプロセスにおいて、ロボットが置く荷物の数を倉庫管理機器により制御できるようにすること、即ち、倉庫管理機器が第1のロボットを制御して、積まれているすべての荷物または一部の荷物を置かせるようにして、第1のロボットが異なる第1の入口で異なる数の荷物を置けるようにし、各入口に対応する輸送経路上の荷物積載量のバランスをとることである。これにより、ロボットがスムーズに荷物を置き、スムーズに荷物を取り出せる良好な循環を形成し、ロボットの渋滞が発生することを防ぎ、輸送ラインのデッドロックが回避される。例えば、ロボットが荷物を置くプロセスにおいて、倉庫管理機器は輸送ラインにおける第1の入口の具体的位置と、輸送ラインの現在の荷物載置状況とを結び付けて、ロボットに積んでいる全部の荷物を置かせるか、一部の荷物を置かせるかを制御できる。
以下、具体的実施例により本願の技術的手段、および本願の技術手段が如何にして上記の技術的課題を解決するのかを詳細に説明する。以下の複数の具体的実施例は互いに組み合わせることができ、同一または類似する概念またはプロセスについては、いくつかの実施例では繰り返して説明しない場合がある。以下、図面と組み合わせて本願の実施例を詳細に説明する。なお、本願における荷物搬送方法の処理ステップは、図3に示す倉庫管理機器により実現される。
いくつかの実施例において、倉庫管理機器に適用される荷物搬送方法を提供する。輸送ラインはM箇所の入口およびN箇所の出口を含み、M≧1、N≧1であり、MおよびNはいずれも整数である。M箇所の入口は、輸送ラインにおけるワークステーションに対応する位置の上流に設置され、N箇所の出口は、輸送ラインにおけるワークステーションに対応する位置の下流に設置される。これにより、輸送ラインはロボットが入口位置に置いた荷物をワークステーションに運んで処理すること、およびワークステーションで処理が完了した荷物を、ロボットが取り出しやすいよう出口位置まで運ぶことができる。
図4は本願の実施例で提供する荷物搬送方法の模式図である。図4に示すように、当該方法は主として以下のステップを含む。
S110の処理は、荷物を搬送している第1のロボットを制御して、M箇所の入口のうち第1の入口まで移動させる。第1の入口はM箇所の入口のうち空き状態にある入口である。
S130の処理は、第1のロボットを制御して、第1の入口で第1の数量の荷物を置かせる。第1の数量は、第2の数量より小さいかまたは等しく、第2の数量は、第1のロボットが輸送ラインに置くべき荷物の総数である。
第1のロボットとは、荷物をラックから輸送ラインまで搬送するためのロボットを指す。荷物搬送の実行過程において、ロボットが荷物搬送操作を実行しやすいよう、荷物は例えばコンテナまたはその他の構造を用いて収納する等、具体的に特定の方式を用いて梱包または収納されていてもよい。
輸送ラインがM箇所の入口およびN箇所の出口を含むことは、具体的には、輸送ラインが1つの入口および1つの出口を含むシングルイン・シングルアウト構造であってもよいし、輸送ラインが1つの入口および複数の出口を含むシングルイン・マルチアウト構造であってもよいし、輸送ラインが複数の入口および1つの出口を含むマルチイン・シングルアウト構造であってもよいし、輸送ラインが複数の入口および複数の出口を含むマルチイン・マルチアウト構造であってもよい。
本願の各実施例では、理解しやすいよう、具体的に図3に示すダブルイン・ダブルアウト構造を例に採って本願の技術案を説明する。なお、各実施例の具体案としてシングルイン・シングルアウト構造、別のシングルイン・マルチアウト構造(例えばシングルイン・トリプルアウト等)、別のマルチイン・シングルアウト構造(例えばトリプルイン・シングルアウト等)、および別のマルチイン・マルチアウト構造(例えばトリプルイン・クワトロアウト等)に展開することも可能である。
荷物搬送を行う必要がある場合、倉庫管理機器はまず第1の入口、即ちM箇所の入口のうち現在空き状態にある入口を特定してから、荷物を搬送している第1のロボットを制御して、当該第1の入口の位置まで移動させる。第1のロボットが当該第1の入口へ到達すると、倉庫管理機器は当該第1のロボットを制御して、荷物を置く動作を実行させる。
本実施例が従来技術と異なる点は、第1のロボットが荷物を置くプロセスにおいて、置く荷物の数が第1の数量であり、当該第1の数量は第2の数量より小さいかまたは等しいこと、即ち、ロボットが置く荷物の数が、当該第1のロボットが輸送ラインに置くべき荷物の総数(当該第1のロボットに積まれた荷物の総数)より小さいかまたは等しいことである。つまり、本実施例では第1のロボットに全部の荷物を置かせるか、または一部の荷物を置かせるように制御する。
例えば、第1のロボットが輸送ラインに置くべき荷物の総数が8個の場合、倉庫管理機器は第1のロボットを制御して、第1の入口で一部の荷物、例えば2個の荷物を置かせる(残りの荷物は後続の他の時点で第1の入口に置くか、別の入口に置く)こと等もできるし、または第1のロボットを制御して、8個の荷物全部を順次第1の入口に置かせることができる。
任意選択として、倉庫管理機器は輸送ラインにおける第1の入口の具体的位置と、輸送ラインの現在の荷物載置状況とを結び付けて、第1のロボットを制御して置かせる荷物の具体数を決定してもよい。例えば、輸送ラインに現在置かれている荷物の数が多く、荷物積載量が大きい場合、倉庫管理機器は第1のロボットを制御して一部の荷物を置かせることができる。輸送ラインに現在置かれている荷物の数が少なく、荷物積載量が小さい場合、倉庫管理機器は第1のロボットを制御して全部の荷物を置かせることができる。
本実施例においては、ロボットが荷物を置くプロセスにおいて、倉庫管理機器によりロボットが置く荷物の数を制御でき、即ち、倉庫管理機器が第1のロボットを制御して、積まれている全部の荷物または一部の荷物を置かせるようにして、第1のロボットが異なる第1の入口で異なる数の荷物を置けるようにし、各入口に対応する輸送経路上の荷物積載量のバランスをとる。これにより、ロボットがスムーズに荷物を置き、スムーズに荷物を取り出せる良好な循環を形成し、ロボットの渋滞が発生することを防ぎ、輸送ラインのデッドロックが回避される。
いくつかの実施例において、輸送ラインが1つの入口を含む場合、第1の数量は第2の数量に等しい。
具体的には、輸送ラインが1つの入口のみを含む(即ちM=1)場合、荷物を積んだ第1のロボットはいずれも当該入口へ進んで荷物を置く。したがって倉庫管理機器は第1のロボットを制御して全部の荷物を輸送ライン上に置かせる。したがって、現在の第1のロボットが全部の荷物を置き終えて当該入口から退去した後、後の第1のロボットも当該入口へ進んで荷物を置くことができる。これによりすべての第1のロボットがスムーズに荷物を置くことができ、ロボットが入口の箇所で渋滞することが回避される。
図5は本願実施例で提供する荷物搬送方法の別の模式図である。図5に示すように、輸送ラインが少なくとも2つの入口を含む場合、当該方法はさらにS120を含み、S120で、第1の数量を決定する。
具体的には、第1のロボットが荷物を置く動作は倉庫管理機器により制御されるため、第1のロボットが荷物を置く動作を実行する前に、倉庫管理機器はまず第1の数量を決定する必要があり、その後で第1のロボットを制御して荷物を置く動作を実行させる。すなわち、第1のロボットを制御して、一部の荷物または全部の荷物を置かせる。
本実施例においては、倉庫管理機器は輸送ラインにおける第1の入口の具体的位置と、輸送ラインの現在の荷物載置状況とを結び付けて第1の数量の具体的数値を決定することができる。これにより第1のロボットは第1の数量の荷物を置いた後、他のロボットの正常な作業に影響を及ぼすことがない。これによりロボットが渋滞する状況を防止して、輸送ラインのデッドロックが回避される。
いくつかの実施例において、第1の数量を決定するステップは、第1の入口がワークステーションからもっとも近い入口である場合、第1の数量が第2の数量と等しくなるよう決定するステップと、第1の入口がM箇所の入口のうちワークステーションからもっとも近い入口以外の入口である場合、第3の数量、第4の数量、および第5の数量に基づいて第1の数量を決定するステップと、を含む。
第3の数量は、M箇所の入口のうち第1の入口以外の第2の入口にいるロボットが置くべき荷物の数であり、第2の入口のワークステーションとの距離は第1の入口とワークステーションとの距離より小さい。第4の数量は輸送ライン上に現在置くことが可能な荷物の数であり、第5の数量はN箇所の出口にいるロボットが現在取り出し可能な荷物の総数である。
具体的には、第1の入口がワークステーションから最も近い入口、例えば図3に示す入口Bである場合、第1のロボットは全部の荷物を輸送ライン上に置いて出口位置へ進む必要がある。したがって、倉庫管理機器は第1の数量が第2の数量と等しくなるように決定する。即ち、倉庫管理機器は第1のロボットを制御して、全部の荷物を輸送ライン上に置かせる。
第1の入口がM箇所の入口のうちワークステーションから最も近い入口以外の入口、例えば図3に示す入口Aである場合、M箇所の入口のうち第1の入口以外の第2の入口は入口Bであり、かつ第2の入口(入口B)はワークステーションから最も近い入口である。第2の入口にも他のロボットが停まっている場合、即ち、このとき図3に示す入口Bにも荷物を置く第1のロボットが存在する場合、入口Bに位置する第1のロボットは全部の荷物を輸送ライン上に置くので、倉庫管理機器は第3の数量、第4の数量、および第5の数量に基づいて、入口Aに位置する第1のロボットが置くことが可能な荷物の数を決定する。これにより入口Aに位置する第1のロボットが置いた荷物の数が多すぎるため入口Bに位置する第1のロボットが荷物を全部輸送ラインにおくことができない、という状況を防止して、ロボットが渋滞する状況が回避される。
いくつかの実施例において、第3の数量、第4の数量、および第5の数量に基づいて第1の数量を決定するステップは、計算式N1=N4+N5-N3により第1の数量を求めるステップを含み、ここで、N1は第1の数量を表し、N3は第3の数量を表し、N4は第4の数量量を表し、N5は第5の数量を表す。
図3を参照すると、第1の数量N1は具体的には入口Aに位置する第1のロボットが置く荷物の数を表し、第3の数量N3は具体的には入口Bに位置する第1のロボットが置く荷物の数を表し、第4の数量N4は具体的には輸送ライン上の現在空いている使用可能な荷物載置位置の数を表し、第5の数量N5は具体的には出口Cおよび出口Dに位置するロボットが現在取り出し可能な荷物の総数を表すことができる。
出口Cおよび出口Dに荷物を取り出すロボットが停まっていない場合、第5の数量N5の値は0であり、出口Cおよび/または出口Dに荷物を取り出すロボットが停まっている場合、第5の数量N5の値は出口Cおよび/または出口Dに停まっているロボットの荷物積載能力(例えばロボットの空いている保管ユニット数等)に基づいて特定される。
例えば、図3を参照すると、入口Aで荷物を置くロボットAに8個の荷物が積まれており、入口Bで荷物を置くロボットBに9個の荷物が積まれており、出口Cにはロボットが停まっておらず、出口Dで荷物を取り出すロボットDが現在積載可能な荷物の総数は2個であり、輸送ライン上に現在置くことが可能な荷物の数は14個であると仮定すると、第3の数量N3=9、第4の数量N4=14、第5の数量N5=2なので、第1の数量N1=N4+N5-N3=14+2-9=7となり、入口Aに位置するロボットAは現在7個の荷物しか置くことができず、ロボットAが全部の荷物(8個)を輸送ライン上に置くことはできず、さもないとロボットの渋滞を招く可能性があることを示している。
いくつかの実施例において、荷物を搬送している第1のロボットを制御して、M箇所の入口のうち第1の入口まで移動させるステップは、M箇所の入口が少なくとも2つの空いている入口を含む場合、少なくとも2つの空いている入口のうちワークステーションから最も近い空いている入口を第1の入口に決定するステップと、第1のロボットを制御して第1の入口まで移動させるステップと、を含む。
具体的には、現在少なくとも2つの空いている入口が存在している場合、倉庫管理機器は第1のロボットを制御してワークステーションから最も近い空いている入口へ進ませることができる。これにより、一方では後続の輸送ラインの位置まで移動した他の第1のロボットがスムーズに他の入口へ行って荷物を置くことが保証され、もう一方で、第1のロボットが荷物を置き終えた後、そのまま出口位置へ進むことができ、他の第1のロボットを妨害することがない。
例えば、図3を参照すると、現在入口Aおよび入口Bがいずれも空いている入口である場合、入口Bがワークステーションから最も近いので、倉庫管理機器が現在の第1のロボットを制御して入口Bへ進んで荷物を置かせることで、後続の他の第1のロボットは入口Aへ進んで荷物を置くことができ、現在の第1のロボットに妨害されることがない。しかも、現在の第1のロボットは荷物を置き終えた後、そのまま出口Cまたは出口Dへ進むことができる。
いくつかの実施例において、さらに、第1のロボットが輸送ラインに置くべき荷物を全部置き終える前に、第3の入口が存在する場合、第1のロボットを制御して第3の入口まで移動させるとともに、第3の入口位置で残りの置くべき荷物を置かせるステップを含む。第3の入口はM箇所の入口のうち、空き状態にある入口であり、且つ第3の入口とワークステーションとの距離は第1の入口とワークステーションとの距離より小さい。
具体的には、現在荷物を置いている第1のロボットが後続のロボットを妨害しないことを保証するために、倉庫管理機器は輸送ラインの各入口の状態に基づいて、荷物を置いている第1のロボットが荷物を置く入口をリアルタイムで更新することができる。
例えば、図3を参照すると、第1のロボットR1が入口Aで荷物を置き、第1のロボットR2が入口Bで荷物を置く場合、第1のロボットR2の荷物が全部置かれた後、第1のロボットR2はそのまま出口Cまたは出口Dへ進み、入口Bは空いている入口に変わる。このとき、第1のロボットR3が荷物を置く必要があり、第1のロボットR1が依然として入口Aで荷物を置いていれば、第1のロボットR1に妨害されて第1のロボットR3は直接入口Bへ進むことができず、ロボットの渋滞を招く。
上記の状況に対し、本実施例においては、倉庫管理機器が、入口Bが空いている入口に変わったことを特定し、且つ入口Bとワークステーションとの距離が入口Aとワークステーションとの距離より小さい場合、入口Bを、このとき条件を満たす第3の入口に決定することができる。したがって、倉庫管理機器は第1のロボットR1を制御して、入口Bまで移動させるとともに、入口Bで残りの置くべき荷物を置かせることができる。したがって、第1のロボットR3が荷物を置く必要がある場合、第1のロボットR3はスムーズに入口Aへ進むことができ、第1のロボットR1に妨害されることがない。
本実施例において、倉庫管理機器は輸送ラインの各入口の状態に基づいて、荷物を置いている第1のロボットが荷物を置く入口をリアルタイムで更新することにより、現在荷物を置いている第1のロボットが後続のロボットを妨害しないことを保証して、ロボットが渋滞することを回避する。
いくつかの実施例において、当該方法はさらに、第1のロボットが輸送ラインに置くべき荷物を全部置き終えたとき、第1のロボットを制御してN箇所の出口のうちの第1の出口まで移動させるステップと、第1のロボットを制御して、ワークステーションでの荷物処理が完了した荷物を第1の出口の位置で輸送ライン上から取り出させるステップと、を含み、第1の出口はN箇所の出口のうち空き状態にある出口である。
具体的には、第1のロボットがすべての荷物を置き終えた後、第1のロボットがまだ輸送ラインから退去していないとき、出口位置に荷物を取り出す第2のロボットがいない場合、一般的に、従来技術の方法では倉庫管理機器はまず第1のロボットが輸送ラインから退去するよう制御し、そのあとで第2のロボットが出口位置に行き荷物を取り出すよう制御する必要がある。
しかしながら、実際の場面では、以下のような状況が生じる可能性がある。即ち、図3を参照すると、第1のロボットR1が入口Aで荷物を置き、第1のロボットR2が入口Bで荷物を置く場合、第1のロボットR1が荷物を置き終えた後、輸送ライン上に使用可能な空いている荷物載置位置がなくなり、且つ第1のロボットR2の荷物がまだ置き終わっていないとき、第1のロボットR2に妨害されて、第2のロボットが直接出口Cまたは出口Dに進んで荷物の取り出しを行うことができず、これによりロボットの渋滞を招く。
上記の状況に対して、本実施例においては、第1のロボットR1が荷物を置き終えた後、倉庫管理機器は第1のロボットR1を制御して出口Cまたは出口Dに進んで荷物取り出し操作を実行させ、これにより輸送ライン上に新たな空き荷物載置位置を生じさせて、第1のロボットR2が継続して荷物を置けるようにすることができる。第1のロボットR2が荷物を置き終えた後、倉庫管理機器は第1のロボットR2を制御して出口Cまたは出口Dに進んで荷物取り出し操作を実行させ、これにより輸送ライン上に続けて新たな空き荷物載置位置を生じさせて、後続の第1のロボットが続いて荷物を置けるようにしてもよい。これにより、倉庫管理機器は第1のロボットを制御して荷物取り出し操作を実行させることで、ロボットが渋滞する状況を回避することができる。
いくつかの実施例において、第1のロボットを制御してN箇所の出口のうち第1の出口まで移動させるステップは、N箇所の出口が少なくとも2つの空いている出口を含む場合、少なくとも2つの空いている出口のうちワークステーションから最も遠い空いている出口を第1の出口に決定するステップと、第1のロボットを制御して第1の出口まで移動させるステップと、を含む。
具体的には、現在少なくとも2つの空いている出口が存在する場合、倉庫管理機器は現在の第1のロボットを制御してワークステーションから最も遠い空いている出口へ行かせることで、一方では後続の出口位置まで移動する他の第1のロボットが、スムーズに他の出口へ進んで荷物取り出し操作が実行でき、現在の第1のロボットに妨害されることがないことが保証される。もう一方で、現在の第1のロボットが荷物取り出し完了後に、そのまま出口位置から退去することができ、他の第1のロボットを妨害することがない。
例えば、図3を参照すると、現在出口Cおよび出口Dがいずれも空いている出口である場合、出口Dがワークステーションから最も遠いので、第1のロボットR1が荷物を置き終えた後、倉庫管理機器は現在の第1のロボットR1を制御して出口Dへ進んで荷物取り出し操作を行わせる。続いて第1のロボットR2は荷物を置き終えた後、スムーズに出口Cへ進んで荷物取り出し操作を実行することができ、第1のロボットR1に妨害されることがない。しかも、第1のロボットR1は荷物取り出し完了後、そのまま出口Dを経由して退去することができる。
いくつかの実施例において、第1のロボットを制御してN箇所の出口のうち第1の出口まで移動させるステップは、N箇所の出口すべてに第2のロボットが存在する場合、第2のロボットを制御して対応する出口から退去させて第1の出口を取得するステップと、第1のロボットを制御して第1の出口まで移動させるステップと、を含む。
具体的には、第1のロボットが入口位置で荷物を置き終えた後、このときすべての出口に荷物取り出し操作を実行する第2のロボットが存在する場合、倉庫管理機器は第2のロボットを強制的に退去させて第1の出口を取得するとともに、荷物を置き終えた第1のロボットを制御して第1の出口へ進んで荷物取り出し操作を実行させて、ロボットが渋滞する状況を回避することができる。
いくつかの実施例において、出口の数が1つ(即ちN=1)である場合、倉庫管理機器は直接当該出口の第2のロボットを制御して退去させることで、当該唯一の出口を第1の出口とし、第1のロボットが当該第1の出口で荷物が取り出しやすいようにする。
いくつかの実施例において、第2のロボットを制御して対応する出口から退去させて第1の出口を取得するステップは、ワークステーションから最も遠い出口に位置する第2のロボットを制御して退去させて、第1の出口を取得するステップを含む。
具体的には、出口の数が複数である場合、ワークステーションから最も遠い出口の第2のロボットはそのまま輸送ラインエリアから退去することができるので、倉庫管理機器はワークステーションから最も遠い出口に位置する第2のロボットを制御してそのまま退去させることができる。このとき、ワークステーションから最も遠い出口が空き状態に変わる。このとき、N箇所の出口のうちワークステーションから最も遠い出口以外の他の出口すべてに他のロボットが存在している状況では、他のロボットに妨害されて、荷物を置き終えた第1のロボットがそのままワークステーションから最も遠い出口へ進むことはできない。したがって倉庫管理機器はさらに他のロボットが位置をずらすよう制御する処理を含む。具体的には、各出口位置に位置する他のロボットを、順次ワークステーションからより遠い方向の出口位置に一つずらして、ワークステーションから最も近い出口を空いている出口に変える。
例えば、図3を参照すると、第1のロボットR1が入口Bで荷物を置き、第2のロボットR2が出口Cで荷物を取り出し、第2のロボットR3が出口Dで荷物を取り出すと仮定した場合、第1のロボットR1は荷物を置く処理を完了した後、出口位置に進んで荷物を取り出す必要があるが、このとき出口Cおよび出口Dにいずれも第2のロボットが存在するため、ロボットの渋滞を招く。
上記の状況に対して、本実施例においては、倉庫管理機器が出口Dに位置する第2のロボットR3を強制的に退去させて出口Dを空き状態に変え、その後倉庫管理機器は第2のロボットR2を制御して出口Dまで移動させて出口Cを空き状態に変えることができる。これにより第1のロボットR1は出口Cに進んで荷物取り出しを行うことができ、ロボットの渋滞問題が解決される。
いくつかの実施例において、さらに、第1のロボットが第1の出口の位置で取り出した荷物の数が第1のロボットの最大荷物収納数に達していないとき、第2の出口の存在する場合、第1のロボットを制御して第2の出口まで移動させるとともに、ワークステーションでの荷物処理が完了した荷物を第2の出口の位置で取り出させるステップを含む。第2の出口はN箇所の出口のうち空き状態にある出口であり、第2の出口とワークステーションとの距離は第1の出口とワークステーションとの距離より大きい。
具体的には、現在荷物を取り出している第1のロボットが後続のロボットを妨害しないことを保証するため、倉庫管理機器輸送ラインの各出口の状態に基づいて、荷物を取り出している第1のロボットの荷物取り出し出口位置をリアルタイムで更新することができる。
例えば、図3を参照すると、第1のロボットR1が出口Cで荷物を取り出し、第1のロボットR2が出口Dで荷物を取り出す場合、第1のロボットR2は荷物取り出し完了条件を満たした(例えば荷物を満載した)後、出口Dから退去し、出口Dが空いている出口に変わる。このとき、第1のロボットR3が荷物を取り出す必要がある場合、第1のロボットR1が依然として出口Cで荷物を取り出していると、第1のロボットR1の妨害により、第1のロボットR3は直接出口Dに進むことができず、ロボットの渋滞を招く。
上記の状況に対して、本実施例においては、倉庫管理機器が、出口Dが空いている出口に変わり、且つ出口Dとワークステーションとの距離が出口Cとワークステーションとの距離より大きいことを特定した場合、出口Dをこのとき条件を満たす第2の出口として決定することができる。したがって倉庫管理機器は第1のロボットR1を制御して出口Dまで移動させるとともに、出口Dで継続して荷物を取り出させることができる。これにより、第1のロボットR3が荷物を取り出す必要がある場合、第1のロボットR3はスムーズに出口Cへ行くことができ、第1のロボットR1に妨害されることがない。
本実施例において、倉庫管理機器は輸送ラインの各出口の状態に基づいて、荷物を取り出している第1のロボットの荷物を取り出す出口をリアルタイムで更新して、現在荷物を取り出している第1のロボットが後続のロボットを妨害しないことを保証して、ロボットが渋滞する状況を回避することができる。
いくつかの実施例において、輸送ラインが少なくとも2つの入口を含む場合、さらに、輸送ラインを制御して、ワークステーションから最も近い入口に位置する第1のロボットが置いた荷物を優先的に輸送させるステップを含む。
具体的には、倉庫管理機器はロボットを制御して荷物を搬送させるとき、輸送ラインの作動状態、即ち輸送ラインの荷物輸送状態を制御することもできる。
例えば、図3を参照し、荷物載置位置の番号で荷物の輸送経路を示すと、ロボットが入口Aで置いた荷物の輸送ライン上の輸送経路は1-2-3-4-5-7-8-9-10、または1-2-3-4-5-7-8-9-11-12-13-14である。ロボットが入口Bで置いた荷物の輸送ライン上の輸送経路は6-5-7-8-9-10、または6-5-7-8-9-11-12-13-14である。
入口Bのロボットができるだけ早くすべての荷物を置き終えて出口位置へ進むことができる(退去または荷物を取り出す)ことを保証するために、倉庫管理機器は輸送ラインを制御して入口B(即ち6番位置)の荷物を優先的に6-5-7-8の輸送経路でワークステーションへ輸送して荷物処理を行わせることができる。ワークステーションから最も近い入口(入口B)に位置する第1のロボットがすべての荷物を置くことが保証されることを前提として、さらに他の入口(入口A)の第1のロボットが置いた荷物を輸送する。これにより、入口Bの第1のロボットが荷物を置き終えた後、出口Cまたは出口Dへ進んで荷物の取り出しを行うことができるようになり、ロボットが渋滞する状況が回避される。
いくつかの実施例において、輸送ラインを制御して、ワークステーションから最も近い入口に位置する第1のロボットが置いた荷物を優先的に輸送させるステップは、輸送ラインを制御して第1の輸送経路上の荷物をワークステーションまで輸送させるステップと、輸送ラインを制御して第1の輸送経路上の荷物をワークステーションまで輸送する過程において、輸送ラインを制御して、第1の輸送経路上に荷物が存在しなくなるか、または第1の輸送経路上の荷物数が第1の輸送経路の最大荷物輸送数より小さくなるまで、第2の輸送経路上の荷物の輸送を一時停止させるステップと、を含む。
第1の輸送経路とは、輸送ラインが、ワークステーションから最も近い入口に位置する第1のロボットが置いた荷物を輸送する経路である。第2の輸送経路とは、輸送ラインが、M箇所の入口のうちワークステーションから最も近い入口以外の入口の第1のロボットが置いた荷物を輸送する経路である。第1の輸送経路および第2の輸送経路は、具体的には荷物をワークステーションまで輸送する経路である。
具体的には、倉庫管理機器は、輸送ラインを制御して第1の輸送経路上の荷物を優先的にワークステーションまで輸送させる過程において、輸送ラインを制御して第2の輸送経路上の荷物の輸送を一時停止させることができる。即ち、輸送ラインを制御してワークステーションから最も近い入口の第1のロボットが置いた荷物だけを輸送させることで、優先輸送という目的を果たす。
第1の輸送経路上に荷物が存在しなくなるか、または第1の輸送経路上の荷物数が第1の輸送経路の最大荷物輸送数より小さくなった場合、ワークステーションから最も近い入口の第1のロボットが置いた荷物がすでに全部輸送完了したこと、または置き終えたことを示している。このときワークステーションから最も近くに位置する入口からは、しばらくの間、新しい荷物が輸送ラインに入ることはない。したがって倉庫管理機器は輸送ラインを制御して、ワークステーションから最も近い入口以外の他の入口の第1のロボットが置いた荷物の輸送を開始させることができる。
例えば、図3を参照すると、図における第1の輸送経路は具体的には6-5-7-8であり、第2の輸送経路は具体的には1-2-3-4-5-7-8である。入口Aおよび入口Bにいずれも第1のロボットが存在して荷物を置いている状況において、倉庫管理機器が輸送ラインを制御して第2の輸送経路上の荷物の輸送を一時停止させた場合、1~4番の荷物載置位置の荷物は移動しないよう保持され、第1のロボットは入口Aで最大4個の荷物を置くことができる。このとき、倉庫管理機器は輸送ラインを制御して6-5-7-8の輸送経路で第1のロボットが入口Bで置いた荷物を優先的にワークステーションまで輸送させ、第1の輸送経路上に荷物が存在しなくなったか、または第1の輸送経路上の荷物数が第1の輸送経路の最大荷物輸送数より小さくなったことを特定した後、1-2-3-4-5-7-8の輸送経路で入口Aの第1のロボットが置いた荷物の輸送を再開させる。これにより入口Bで荷物を置いたロボットが速やかに出口位置へ行くことが保証され、ロボットの渋滞が回避される。
いくつかの実施例において、輸送ラインを制御して、ワークステーションから最も近い入口に位置する第1のロボットが置いた荷物を優先的に輸送させるステップは、輸送ラインを制御して第3の輸送経路上の荷物をワークステーションまで輸送させるステップと、輸送ラインを制御して第4の輸送経路上の第6の数量の荷物を輸送させるステップとを含む。第6の数量は第4の輸送経路上の荷物の総数であり、第6の数量は第7の数量、第8の数量、および第9の数量に基づいて決定される。
第3の輸送経路とは、輸送ラインが、ワークステーションから最も近い入口に位置する第1のロボットが置いた荷物を輸送する経路である。第4の輸送経路とは、輸送ラインが、M箇所の入口のうちワークステーションから最も近い入口以外の入口に位置する第1のロボットが置いた荷物を輸送する経路である。第3の輸送経路および第4の輸送経路は具体的には荷物を出口まで輸送する経路である。
また、第7の数量は第3の輸送経路上の荷物の総数であり、第8の数量は輸送ライン上に現在置くことが可能な荷物の数であり、第9の数量はN箇所の出口にいるロボットが現在取り出し可能な荷物の総数である。
具体的には、倉庫管理機器は輸送ラインの作動状態を制御する場合、ワークステーションから最も近い入口に位置する第1のロボットが全部の荷物を輸送ラインに置くことが保証されることを前提として、荷物放出メカニズム設定して、第4の輸送経路を通過してワークステーションまで輸送される荷物の数を制御することができる。
例えば、図3を参照すると、第3の輸送経路は6-5-7-8-9-10および6-5-7-8-9-11-12-13-14を含み、第4の輸送経路は1-2-3-4-5-7-8-9-10および1-2-3-4-5-7-8-9-11-12-13-14を含む。4番の荷物載置位置を放出位置として設定した場合、第6の数量N6は具体的には、入口Aに位置する第1のロボットに対応する第4の輸送経路上の荷物の、4番の荷物載置位置の下流まで放出される数を表し、第7の数量N7は具体的には入口Bに位置する第1のロボットに対応する第3の輸送経路の荷物の数を表し、第8の数量N8は具体的には第3の輸送経路上の、現在空いている使用可能な荷物載置位置の数を表し、第9の数量N9は具体的には出口Cおよび出口Dに位置するロボットが現在取り出し可能な荷物の総数を表すことができる。
出口Cおよび出口Dに荷物を取り出すロボットが停まっていない場合、第9の数量N9の値は0であり、出口Cおよび/または出口Dに荷物を取り出すロボットが停まっている場合、第9の数量N9の値は出口Cおよび/または出口Dに停まっているロボットの荷物積載能力(例えばロボットの空いている保管ユニット数等)に基づいて特定される。
本実施例において、第6の数量N6は具体的には計算式N6=N8+N9-N7により計算することができる。
例えば、次のように仮定する。入口Aで荷物を置く第1のロボットR1には10個の荷物が積まれている。4番が放出位置なので、荷物の放出が実行されていない場合、第1のロボットR1は現在4個の荷物のみを置くことができる。入口Bで荷物を置く第1のロボットR2には6個の荷物が積まれている。出口Cにはロボットが停まっていない。出口Dで荷物を取り出すロボットR3が現在取り出し可能な荷物の総数は5個である。輸送ライン上に現在置くことが可能な荷物の数は3個である。即ち、第7の数量N7=6、第8の数量N8=3、第9の数量N9=5である。そうすると、第6の数量N6=N8+N9-N7=3+5-6=2であり、入口Aの第1のロボットR1は4個の荷物を置くことができるが、放出位置からは2個の荷物しか放出しない(荷物の放出が実行された後、第1のロボットR1はさらに2個の荷物を置くことができ、即ち第1のロボットR1は合計6個の荷物を置くことができる)。これにより第1のロボットR2が入口Bですべての荷物を輸送ライン上に置けることが保証され、入口Bで荷物を置いた第1のロボットR2は速やかに出口位置へ行くことができ、ロボットの渋滞が回避される。
いくつかの実施例において、輸送ラインが少なくとも2つの出口を含む場合、輸送ラインを制御して、ワークステーションでの荷物処理を完了した荷物をワークステーションから最も遠い出口まで優先的に輸送させるステップをさらに含む。
例えば、図3を参照すると、ワークステーションが8番の位置で荷物処理を完了した後、9~14番の荷物載置位置がいずれも空き状態であれば、倉庫管理機器は輸送ラインを制御して処理後の荷物を、優先的に出口D(14番の位置)まで輸送させる。荷物を置き終えたロボットも、優先的に出口Dへ進んで荷物の取り出しを行うので、出口Dへ進んだロボットが直ちに荷物を取り出せることが保証される。
任意選択として、倉庫管理機器は、現在11~14番の荷物載置位置すべてに処理後の荷物が置かれていると特定した場合、輸送ラインを制御して荷物を出口C(10番位置)まで輸送させて、各出口すべてに取り出すべき荷物があることを保証して、各出口位置のロボットがすべて荷物取り出し操作を実行できるようにし、輸送ライン上に新たな空き荷物載置位置を生じさせて、輸送ラインの正常な荷物輸送に役立てることができる。
なお、上記実施例におけるフローチャートの各ステップは、矢印が示す順序で表示しているが、これらのステップは必ずしも矢印が示す順序どおりに実行しなくてもよい。本文中に明確な説明がない限り、これらのステップの実行には厳格な順序の限定はなく、他の順序で実行することもできる。また、図中の少なくとも一部のステップは、複数のサブステップまたは複数の段階を含むとともに、これらサブステップまたは段階は必ずしも同一のタイミングでなされるのではなく、異なるタイミングで実行されうる。実行順序も、必ずしも決まった順序で実行するのではなく、他のステップ、または他のステップのサブステップ、または段階の少なくとも一部とローテーションで、または交互に実行してもよい。
いくつかの実施例において、倉庫管理機器を提供する。図6は本願の実施例で提供する倉庫管理機器の模式図である。図6に示すように、実施例の当該倉庫管理機器60は、少なくとも1つのプロセッサ61と、少なくとも1つのプロセッサと通信接続されたメモリ62とを含む。メモリ62は少なくとも1つのプロセッサ61で実行可能な指令を記憶し、指令は少なくとも1つのプロセッサ61で実行されて、倉庫管理機器60に前記実施例の荷物搬送方法を実行させる。
メモリとプロセッサは直接または間接的に電気的に接続されて、データの伝送またはインタラクションを実現する。例えば、これらのデバイス相互間は、一本または複数本の通信バスまたは信号線で電気的に接続することができ、例えばバスによって接続されてもよい。メモリにはデータアクセス制御方法を実現するコンピュータ実行指令が記憶されており、ソフトウェアまたはファームウェアの形式でメモリに記憶される少なくとも1つのソフトウェア機能モジュールが含まれる。プロセッサはメモリに記憶されたソフトウェアプログラムおよびモジュールを実行することにより、各種の機能アプリケーションおよびデータ処理を実行する。
メモリはRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、PROM(Programmable Read-Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read-Only Memory)、EEPROM(Electric Erasable Programmable Read-Only Memory)等でありうるが、これらに限定されない。メモリはプログラムを記憶するために用いられ、プロセッサは実行指令を受信すると、プロブラムを実行する。さらに、上記メモリ内のソフトウェアプログラムおよびモジュールは、システムのタスク(例えば内部メモリの管理、記憶装置の制御、電源管理等)を管理するための各種ソフトウェアコンポーネントおよび/またはドライバを含むオペレーションシステムを含み、各種ハードウェアまたはソフトウェアコンポーネントとの相互通信が可能であり、他のソフトウェアコンポーネントにオペレーション環境を提供することができる。
プロセッサは、信号処理能力を備える集積回路チップであってもよい。上記のプロセッサは、CPU(Central Processing Unit)、NP(Network Processor)等を含む汎用プロセッサであってもよい。本願実施例に記載の各方法、ステップ、ロジックブロック図を実現または実行可能である。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサでもよいし、または当該プロセッサはいずれかの通常のプロセッサ等でもよい。
いくつかの実施例において、倉庫システムを提供する。図7は本願の実施例で提供する倉庫システムの模式図である。図7に示すように、当該倉庫システム70は、上記実施例の倉庫管理機器71と、倉庫管理機器によって制御されるロボット72とを含み、ロボット72は第1のロボットと第2のロボットを含み、第1のロボットは、荷物を積み込んだ荷物を輸送ラインまで搬送するために用いられ、第2のロボットは、ワークステーションでの荷物処理を完了した荷物を輸送ライン上から取り出すために用いられる。
いくつかの実施例において、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体にはコンピュータ実行指令が記憶され、コンピュータ実行指令はプロセッサによって実行されるとき、上記実施例の荷物搬送方法を実現するために用いられる。
いくつかの実施例において、コンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品はコンピュータプログラムを含み、当該コンピュータプログラムは当該プロセッサによって実行されるとき、上記実施例の荷物搬送方法を実現する。
当業者であれば、上記実施例の方法の全てまたは一部のフローは、コンピュータプログラムによって関連ハードウェアに指令を出すことによりの実現可能であることが理解されよう。コンピュータプログラムは不揮発性のコンピュータ読み取り可能記憶媒体に記憶され、当該コンピュータプログラムは実行されるとき、上記各方法の実施例のフローを含みうる。なお、本願で提供する各実施例において使用されるメモリ、記憶装置、データベース、またはその他の媒体に対するすべての引用は、いずれも不揮発性および/または揮発性メモリを含みうる。不揮発性メモリは、ROM、PROM、EPROM、EEPROM、またはフラッシュメモリを含みうる。揮発性メモリは、RAMまたは外部高速バッファメモリを含みうる。限定する意図のない説明として、RAMはスタティックRAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、同期DRAM(SDRAM)、ダブルデータレートSDRAM(DDRSDRAM)、拡張型SDRAM(ESDRAM)、Synchlink RAM(SLDRAM)、Rambus(登録商標) ダイレクト RAM(RDRAM)、ダイレクト Rambus DRAM(DRDRAM)、およびRambus ダイナミック RAM(RDRAM)等の各種形式で得られる。
当業者であれば、明細書を検討し、ここに開示された出願を実践することで、本願の他の実施案を容易に想到できよう。本願は、本願の一般の原理に則るとともに本願では開示されていない本技術分野における公知の常識または慣用的技術手段を含んでなされた、本願のすべての変形や用途の変更、または適応的な変更を包含することを意図している。明細書および実施例は単に例示的なものとみなされ、本願の真の範囲および主旨は「特許請求の範囲」に示される。
本願は上記の説明や図面に示した精確な構造に限定されず、本願の範囲を逸脱せずにさまざまな修正・変更が可能であることは理解されよう。本願の範囲は「特許請求の範囲」のみによって限定される。
第3の態様として、本願が提供する倉庫システムは、上記の倉庫管理機器と、前記倉庫管理機器により制御されるロボットとを含み、前記ロボットは第1のロボットおよび第2のロボットを含み、前記第1のロボットは積み込んだ荷物を輸送ラインまで搬送するために用いられ、前記第2のロボットはワークステーションでの荷物処理が完了した荷物を前記輸送ライン上から取り出すために用いられる。
第2のロボットは主にワークステーションで処理した後の荷物を輸送ライン上から取り出すとともに、ラックまたは他の目的地へ搬送するために用いられる。即ち、第2のロボットの動作ロジックは順に、第1エリアP1および第2エリアP2を経由して輸送ラインの出口へ進むこと、出口位置で荷物を取り出すこと、第3エリアP3を経由して輸送ラインから退去すること、取り出した荷物をラックまたは他の目的地へ搬送すること、を含む。
例えば、図3を参照すると、現在入口Aおよび入口Bがいずれも空いている入口である場合、入口Bがワークステーションから最も近いので、倉庫管理機器が現在の第1のロボットを制御して入口Bへ進んで荷物を置かせることで、後続の他の第1のロボットは入口Aへ進んで荷物を置くことができ、現在の第1のロボットに妨害されることがない。しかも、現在の第1のロボットは荷物を置き終えた後、そのまま出口Cまたは出口Dへ進むことができる。なお、明細書において「R1」、「R2」、「R3」を用いて異なるロボットを区別するが、これらは図面における符号ではない。
いくつかの実施例において、倉庫システムを提供する。図7は本願の実施例で提供する倉庫システムの模式図である。図7に示すように、当該倉庫システム70は、上記実施例の倉庫管理機器71と、倉庫管理機器によって制御されるロボット72とを含み、ロボット72は第1のロボットと第2のロボットを含み、第1のロボットは、積み込んだ荷物を輸送ラインまで搬送するために用いられ、第2のロボットは、ワークステーションでの荷物処理を完了した荷物を輸送ライン上から取り出すために用いられる。

Claims (20)

  1. 倉庫管理機器に適用される荷物搬送方法であって、
    輸送ラインはM箇所の入口およびN箇所の出口を含み、M≧1で、N≧1であり、且つMおよびNはいずれも整数であり、前記方法は、
    荷物を搬送している第1のロボットを制御して、前記M箇所の入口のうちの第1の入口まで移動させるステップと、
    前記第1のロボットを制御して前記第1の入口で第1の数量の荷物を置かせるステップと、を含み、
    前記第1の入口は前記M箇所の入口のうち空き状態にある入口であり、
    前記第1の数量は、第2の数量より小さいかまたは等しく、前記第2の数量は、前記第1のロボットが前記輸送ラインに置くべき荷物の総数である、
    荷物搬送方法。
  2. 前記輸送ラインが少なくとも2つの入口を含む場合、前記方法はさらに、前記第1の数量を決定するステップを含む、
    請求項1に記載の荷物搬送方法。
  3. 前記第1の数量を決定する前記ステップは、
    前記第1の入口がワークステーションから最も近い入口である場合、前記第1の数量を前記第2の数量と等しくなるように決定するステップと、
    前記第1の入口がM箇所の入口のうち前記ワークステーションから最も近い入口以外の入口である場合、第3の数量、第4の数量、および第5の数量に基づいて前記第1の数量を決定するステップと、を含み、
    前記第3の数量はM箇所の入口のうち第1の入口以外の第2の入口にいるロボットが置くべき荷物の数であり、前記第2の入口と前記ワークステーションとの距離は前記第1の入口と前記ワークステーションとの距離より小さく、
    前記第4の数量は前記輸送ライン上に現在置くことが可能な荷物の数であり、前記第5の数量はN箇所の出口にいるロボットが現在取り出し可能な荷物の総数である、
    請求項2に記載の荷物搬送方法。
  4. 第3の数量、第4の数量、および第5の数量に基づいて前記第1の数量を決定する前記ステップは、計算式N1=N4+N5-N3により前記第1の数量を求めるステップを含み、
    ここで、N1は前記第1の数量を表し、N3は前記第3の数量を表し、N4は前記第4の数量を表し、N5は前記第5の数量を表す、
    請求項3に記載の荷物搬送方法。
  5. 前記輸送ラインが1つの入口を含む場合、前記第1の数量は前記第2の数量に等しい、
    請求項1に記載の荷物搬送方法。
  6. 荷物を搬送している第1のロボットを制御して、前記M箇所の入口のうちの第1の入口まで移動させる前記ステップは、
    前記M箇所の入口が少なくとも2つの空いている入口を含む場合、前記少なくとも2つの空いている入口のうちワークステーションから最も近い空いている入口を前記第1の入口に決定するステップと、
    前記第1のロボットを制御して前記第1の入口まで移動させるステップと、を含む、
    請求項1~4のいずれか一項に記載の荷物搬送方法。
  7. 前記第1のロボットが前記輸送ラインに置くべき前記荷物を全部置き終える前に、第3の入口が存在する場合、前記第1のロボットを制御して前記第3の入口まで移動させるとともに、前記第3の入口の位置で残りの置くべき荷物を置かせるステップをさらに含み、
    前記第3の入口は前記M箇所の入口のうち空き状態にある入口であり、且つ前記第3の入口とワークステーションとの距離は前記第1の入口と前記ワークステーションとの距離より小さい、
    請求項1~4のいずれか一項に記載の荷物搬送方法。
  8. 前記第1のロボットが前記輸送ラインに置くべき前記荷物を全部置き終えたとき、前記第1のロボットを制御して前記N箇所の出口のうちの第1の出口まで移動させるステップと、
    前記第1のロボットを制御して、ワークステーションでの荷物処理が完了した荷物を前記第1の出口の位置で前記輸送ライン上から取り出させるステップと、をさらに含み、
    前記第1の出口は前記N箇所の出口のうち空き状態にある出口である、
    請求項1~4のいずれか一項に記載の荷物搬送方法。
  9. 前記第1のロボットを制御して前記N箇所の出口のうち第1の出口まで移動させる前記ステップは、
    前記N箇所の出口が少なくとも2つの空いている出口を含む場合、前記少なくとも2つの空いている出口のうちワークステーションから最も遠い空いている出口を前記第1の出口に決定するステップと、
    前記第1のロボットを制御して前記第1の出口まで移動させるステップと、を含む、
    請求項8に記載の荷物搬送方法。
  10. 前記第1のロボットを制御して前記N箇所の出口のうち第1の出口まで移動させる前記ステップは、
    前記N箇所の出口すべてに第2のロボットが存在する場合、前記第2のロボットを制御して対応する出口から退去させて前記第1の出口を取得するステップと、
    前記第1のロボットを制御して前記第1の出口まで移動させるステップと、を含む、
    請求項8に記載の荷物搬送方法。
  11. 前記第2のロボットを制御して対応する出口から退去させて前記第1の出口を取得する前記ステップは、
    前記ワークステーションから最も遠い出口に位置する第2のロボットを制御して退去させて、前記第1の出口を取得するステップを含む、
    請求項10に記載の荷物搬送方法。
  12. 前記第1のロボットが前記第1の出口の位置で取り出した荷物の数が前記第1のロボットの最大荷物収納数に達していないとき、第2の出口の存在する場合、前記第1のロボットを制御して前記第2の出口まで移動させるとともに、ワークステーションでの荷物処理が完了した荷物を前記第2の出口の位置で取り出させるステップをさらに含み、
    前記第2の出口は前記N箇所の出口のうち空き状態にある出口であり、前記第2の出口とワークステーションとの距離は前記第1の出口と前記ワークステーションとの距離より大きい、
    請求項8に記載の荷物搬送方法。
  13. 前記輸送ラインが少なくとも2つの入口を含む場合、
    前記輸送ラインを制御して、ワークステーションから最も近い入口に位置する第1のロボットが置いた荷物を優先的に輸送させるステップをさらに含む、
    請求項1に記載の荷物搬送方法。
  14. 前記輸送ラインを制御して、ワークステーションから最も近い入口に位置する第1のロボットが置いた荷物を優先的に輸送させる前記ステップは、
    前記輸送ラインを制御して第1の輸送経路上の荷物を前記ワークステーションまで輸送させるステップと、
    前記輸送ラインを制御して第1の輸送経路上の荷物を前記ワークステーションまで輸送する過程において、前記輸送ラインを制御して、前記第1の輸送経路上に荷物が存在しなくなるか、または前記第1の輸送経路上の荷物数が前記第1の輸送経路の最大荷物輸送数より小さくなるまで、前記第2の輸送経路上の荷物の輸送を一時停止させるステップと、を含み、
    前記第1の輸送経路は、前記輸送ラインが、ワークステーションから最も近い入口に位置する第1のロボットが置いた荷物を、前記ワークステーションまで輸送する経路であり、
    前記第2の輸送経路は、前記輸送ラインが、M箇所の入口のうち前記ワークステーションから最も近い入口以外の入口に位置する第1のロボットが置いた荷物を、前記ワークステーションまで輸送する経路である、
    請求項13に記載の荷物搬送方法。
  15. 前記輸送ラインを制御して、ワークステーションから最も近い入口に位置する第1のロボットが置いた荷物を優先的に輸送させる前記ステップは、
    前記輸送ラインを制御して、第3の輸送経路上の荷物を前記ワークステーションまで輸送させるステップと、
    前記輸送ラインを制御して、第4の輸送経路上の第6の数量の荷物を前記ワークステーションまで輸送させるステップと、を含み、
    前記第3の輸送経路は前記輸送ラインがワークステーションから最も近い入口に位置する第1のロボットが置いた荷物を出口まで輸送する経路であり、
    前記第4の輸送経路は前記輸送ラインがM箇所の入口のうち前記ワークステーションから最も近い入口以外の入口に位置する第1のロボットが置いた荷物を出口まで輸送する経路であり、
    前記第6の数量は、前記第4の輸送経路上の荷物の総数より小さく、前記第6の数量は、第7の数量、第8の数量、および第9の数量に基づいて決定され、
    前記第7の数量は前記第3の輸送経路上の荷物の総数であり、
    前記第8の数量は前記第3の輸送経路上に現在置くことが可能な荷物の数であり、
    前記第9の数量はN箇所の出口にいるロボットが現在取り出し可能な荷物の総数である、
    請求項13に記載の荷物搬送方法。
  16. 前記輸送ラインが少なくとも2つの出口を含む場合、
    前記輸送ラインを制御して、前記ワークステーションでの荷物処理が完了した荷物を前記ワークステーションから最も遠い出口まで優先的に輸送させるステップをさらに含む、
    請求項8に記載の荷物搬送方法。
  17. 少なくとも1つのプロセッサと、
    前記少なくとも1つのプロセッサと通信接続されたメモリとを含み、
    前記メモリには前記少なくとも1つのプロセッサで実行可能な指令が記憶され、前記指令は前記少なくとも1つのプロセッサで実行されて、前記倉庫管理機器に請求項1~16のいずれか一項に記載の荷物搬送方法を実行させる、
    倉庫管理機器。
  18. 請求項17に記載の倉庫管理機器と、前記倉庫管理機器により制御されるロボットとを含み、
    前記ロボットは第1のロボットおよび第2のロボットを含み、
    前記第1のロボットは荷物を積んだ荷物を輸送ラインまで搬送するために用いられ、
    前記第2のロボットはワークステーションでの荷物処理が完了した荷物を前記輸送ライン上から取り出すために用いられる、
    倉庫システム。
  19. コンピュータ実行指令が記憶されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記コンピュータ実行指令がプロセッサによって実行されるとき、請求項1~16のいずれか一項に記載の荷物搬送方法を実現する、
    コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  20. コンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品であって、当該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、請求項1~16のいずれか一項に記載の荷物搬送方法が実現される、
    コンピュータプログラム製品。
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