JP2024067708A - クッションカバー - Google Patents
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Abstract
【課題】玉縁の端末部の見栄え悪化を防ぐことが可能なクッションカバーを提供すること。【解決手段】クッションカバー2は、内蔵物3を覆うカバー本体21と、カバー本体21の縫い目Sに沿って取り付けられる玉縁22と、を備える。クッションカバー2は、玉縁22の縫い目Sに沿って延びた先のカバー本体21から露出する端末部22Cを包むようにカバー本体21の縫い目Sに沿って取り付けられる面状の表示タグ23を更に備える。この面状の表示タグ23により、玉縁22の端末部22Cが外部に露出しないように覆い隠される。【選択図】図1
Description
本発明は、クッションカバーに関する。詳しくは、内蔵物を覆うカバー本体と、カバー本体の縫い目に沿って取り付けられる玉縁と、を備えるクッションカバーに関する。
特許文献1には、車両用シートにおいて、シートカバーの縫い目に沿って装飾用の玉縁が取り付けられた構成が開示されている。玉縁は、シートカバーの縫い目に沿って延びるひも状の部材から成る。玉縁の各側の端末部は、例えば、一方を他方に入れ込んで繋ぎ合わせるように処理されている。
上記のように玉縁の各端末部を処理する方法では、玉縁のどちらかの端末部の切断面が外部に露出するため、見栄えが損なわれるおそれがある。そこで、本発明は、玉縁の端末部の見栄え悪化を防ぐことが可能なクッションカバーを提供する。
上記課題を解決する手段として、本発明のクッションカバーは、次の手段をとる。
すなわち、本発明の第1の発明は、内蔵物を覆うカバー本体と、該カバー本体の縫い目に沿って取り付けられる玉縁と、を備えるクッションカバーであって、前記玉縁の前記縫い目に沿って延びた先の前記カバー本体から露出する端末部を包むように前記カバー本体の前記縫い目に沿って取り付けられる面状の覆い部を更に備えるクッションカバーである。
第1の発明によれば、カバー本体の縫い目に沿って取り付けられる面状の覆い部により、玉縁の端末部を切断面が外部に露出しないように適切に覆い隠すことができる。それにより、玉縁の端末部の見栄え悪化を防ぐことができる。
本発明の第2の発明は、上記第1の発明において、前記覆い部が、前記縫い目に沿って外部に山折り状に張り出すように縫い付けられる表示タグとされ、前記玉縁の前記端末部が、前記表示タグの間に挟み込み状に配置されることで前記表示タグにより包まれるクッションカバーである。
第2の発明によれば、カバー本体に縫い付けられる表示タグを用いて、玉縁の端末部を合理的に覆い隠すことができる。
本発明の第3の発明は、上記第1又は第2の発明において、前記玉縁の前記縫い目に沿って延びた先の各前記端末部が、前記縫い目に沿って互いに向かい合わせ状に配置され、前記覆い部が、各前記端末部を包むように設けられるクッションカバーである。
第3の発明によれば、覆い部により、玉縁の各端末部をひとまとめに覆い隠すことができる。したがって、玉縁の各端末部を互いに繋ぎ合わせ状に嵌め合わせたりカバー本体内に消し込んだりする処理を施すことなく、単に接近させて配置するのみで、これらを覆い部により適切に覆い隠すことができる。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
《第1の実施形態》
(クッションカバー2の概略構成)
始めに、本発明の第1の実施形態に係るクッションカバー2の構成について、図1~図4を用いて説明する。以下の説明において、具体的な参照図を示さない場合、或いは参照図に該当する符号がない場合には、図1~図4のいずれかの図を適宜参照するものとする。
(クッションカバー2の概略構成)
始めに、本発明の第1の実施形態に係るクッションカバー2の構成について、図1~図4を用いて説明する。以下の説明において、具体的な参照図を示さない場合、或いは参照図に該当する符号がない場合には、図1~図4のいずれかの図を適宜参照するものとする。
図1に示すように、本実施形態に係るクッションカバー2は、ソファーの上に置かれて使用される調度品としてのクッション1のカバーとして構成される。クッション1は、布製の四角い袋状のクッションカバー2の内部に、ウールや羽毛等の柔らかい素材から成る内蔵物3が詰められた構成とされる。
クッションカバー2は、袋状に縫製されたカバー本体21と、カバー本体21の周縁の縫い目Sに沿って取り付けられた装飾用の玉縁22と、を有する。また、クッションカバー2は、カバー本体21の周縁の縫い目Sに沿った1箇所の位置に、山折りされて取り付けられた布製の表示タグ23を更に有する。ここで、表示タグ23が、本発明の「覆い部」に相当する。
カバー本体21は、袋の表裏各面の形に合わせてカットされた2枚の各カバーピース21A,21Bの対応する各縁辺同士が縫合されることで、1枚の四角い袋形状に縫製されている。玉縁22は、長尺帯状に成形された1本の樹脂部材から成る。玉縁22は、長手方向に一様な断面を持つ帯形状に形成されている。
具体的には、図2に示すように、玉縁22は、長手方向に丸棒状に延びる頭部22Aと、頭部22Aから短手方向に張り出すように長手方向に平板状に延びる脚部22Bと、を有する形状とされる。玉縁22は、各カバーピース21A,21Bのインステッチにより縫合される縁部間に脚部22Bが挟まれるようにセットされて縫合されている。
詳しくは、玉縁22は、その脚部22Bの頭部22Aに近い基端部分が、各カバーピース21A,21Bの縁部同士を縫合するインステッチの縫合により、各縁部と長手方向に沿って縫合されている。それにより、図3に示すように、玉縁22は、その頭部22Aが各カバーピース21A,21Bの縁部の間から外部に露出した状態として、各カバーピース21A,21Bの間の縫い目Sに沿って全周に亘って延びるように設けられている。
図4に示すように、玉縁22は、その縫い目Sに沿って延びた先の各端末部22Cが、表示タグ23の設けられる箇所において、互いに向かい合わせ状に接近した状態に設けられている。なお、玉縁22の各端末部22Cは、互いに繋ぎ合わせ状に嵌め合わされたりカバー本体21内に消し込まれたりするように仕上げられる構成であっても良い。
図3~図4に示すように、表示タグ23は、玉縁22の縫い目Sに沿って延びた先の各端末部22Cを外部に対して覆い隠すように設けられている。具体的には、表示タグ23は、玉縁22の互いに接近した状態に設けられる各端末部22Cを間に挟み込むように山折りされて、その先の各端末が、各カバーピース21A,21Bの縁部間にセットされている。
そして、図2に示すように、表示タグ23は、その各カバーピース21A,21Bの縁部間にセットされた各端末が、各カバーピース21A,21Bの縁部同士を縫合するインステッチの縫合により、玉縁22の脚部22Bと共に各縁部と縫合されている(縫い目S)。それにより、表示タグ23は、その山折りされた面部と面部との間に玉縁22の各端末部22Cを挟み込むように包んだ状態として、これらを外部に対して覆い隠した状態に設けられる。
表示タグ23は、その山折りの折り目に折りぐせが付けられている。それにより、表示タグ23は、その山折りされた面部と面部との間に、互いの間を狭めた状態に保持する保持力が掛けられた状態とされる。この保持力により、表示タグ23は、その山折りされた面部と面部との間に挟み込んだ玉縁22の各端末部22Cが外部から見えにくい状態を維持できるようになっている。
以上をまとめると、本実施形態に係るクッションカバー2は、次のような構成とされている。なお、以下において括弧書きで付す符号は、上記実施形態で示した各構成に対応する符号である。
すなわち、クッションカバー(2)は、内蔵物(3)を覆うカバー本体(21)と、カバー本体(21)の縫い目(S)に沿って取り付けられる玉縁(22)と、を備える。クッションカバー(2)は、玉縁(22)の縫い目(S)に沿って延びた先のカバー本体(21)から露出する端末部(22C)を包むようにカバー本体(21)の縫い目(S)に沿って取り付けられる面状の覆い部(23)を更に備える。
上記構成によれば、カバー本体(21)の縫い目(S)に沿って取り付けられる面状の覆い部(23)により、玉縁(22)の端末部(22C)を切断面が外部に露出しないように適切に覆い隠すことができる。それにより、玉縁(22)の端末部(22C)の見栄え悪化を防ぐことができる。
また、覆い部(23)が、縫い目(S)に沿って外部に山折り状に張り出すように縫い付けられる表示タグ(23)とされる。玉縁(22)の端末部(22C)が、表示タグ(23)の間に挟み込み状に配置されることで表示タグ(23)により包まれる。上記構成によれば、カバー本体(21)に縫い付けられる表示タグ(23)を用いて、玉縁(22)の端末部(22C)を合理的に覆い隠すことができる。
また、玉縁(22)の縫い目(S)に沿って延びた先の各端末部(22C)が、縫い目(S)に沿って互いに向かい合わせ状に配置される。覆い部(23)が、各端末部(22C)を包むように設けられる。上記構成によれば、覆い部(23)により、玉縁(22)の各端末部(22C)をひとまとめに覆い隠すことができる。したがって、玉縁(22)の各端末部(22C)を互いに繋ぎ合わせ状に嵌め合わせたりカバー本体(21)内に消し込んだりする処理を施すことなく、単に接近させて配置するのみで、これらを覆い部(23)により適切に覆い隠すことができる。
《その他の実施形態について》
以上、本発明の実施形態を1つの実施形態を用いて説明したが、本発明は上記実施形態の他、各種の形態で実施することができるものである。
以上、本発明の実施形態を1つの実施形態を用いて説明したが、本発明は上記実施形態の他、各種の形態で実施することができるものである。
1.本発明のクッションカバーは、調度品としてのクッションのカバーの他、ソファーや座布団のカバーとしても適用することができるものである。また、クッションカバーは、自動車や鉄道等の車両や航空機を含む乗物に搭載されるシートのカバー、或いは非乗物用のシートのカバーとしても適用することができるものである。
2.クッションカバーは、ファブリックの他、皮革材から成るものであっても良い。クッションカバーは、そのカバー本体の縫い目に沿って玉縁が取り付けられる構成とされるものであれば良く、必ずしも袋状を成すものでなくても良い。
3.玉縁は、特開平11-221131号公報等の文献に開示されるように、丸棒状の玉芯の外周部に玉縁表皮を巻き付けた構成から成るものであっても良い。玉縁は、必ずしもカバー本体の縫い目に沿った全域に亘って端末部同士が接近するようにループ状に設けられるものでなくても良く、一部域にのみ設けられるものであっても良い。
4.覆い部は、布製の他、皮革製の面状部材から成るものであっても良い。また、覆い部は、表示タグ以外の面状部材から成るものであっても良い。例えば、覆い部は、玉縁の端末部の外周部に巻き付けられるものであっても良い。覆い部のカバー本体への取り付けは、玉縁の各カバーピースの縁部間への縫合とは別の縫合により行うものであっても良い。また、覆い部は、玉縁に接着されることで、玉縁を介してカバー本体に間接的に取り付けられるものであっても良い。
1 クッション
2 クッションカバー
3 内蔵物
21 カバー本体
21A カバーピース
21B カバーピース
22 玉縁
22A 頭部
22B 脚部
22C 端末部
23 表示タグ(覆い部)
S 縫い目
2 クッションカバー
3 内蔵物
21 カバー本体
21A カバーピース
21B カバーピース
22 玉縁
22A 頭部
22B 脚部
22C 端末部
23 表示タグ(覆い部)
S 縫い目
Claims (3)
- 内蔵物を覆うカバー本体と、該カバー本体の縫い目に沿って取り付けられる玉縁と、を備えるクッションカバーであって、
前記玉縁の前記縫い目に沿って延びた先の前記カバー本体から露出する端末部を包むように前記カバー本体の前記縫い目に沿って取り付けられる面状の覆い部を更に備えるクッションカバー。 - 請求項1に記載のクッションカバーであって、
前記覆い部が、前記縫い目に沿って外部に山折り状に張り出すように縫い付けられる表示タグとされ、前記玉縁の前記端末部が、前記表示タグの間に挟み込み状に配置されることで前記表示タグにより包まれるクッションカバー。 - 請求項1又は請求項2に記載のクッションカバーであって、
前記玉縁の前記縫い目に沿って延びた先の各前記端末部が、前記縫い目に沿って互いに向かい合わせ状に配置され、前記覆い部が、各前記端末部を包むように設けられるクッションカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022177978A JP2024067708A (ja) | 2022-11-07 | 2022-11-07 | クッションカバー |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2022177978A JP2024067708A (ja) | 2022-11-07 | 2022-11-07 | クッションカバー |
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JP2022177978A Pending JP2024067708A (ja) | 2022-11-07 | 2022-11-07 | クッションカバー |
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2022
- 2022-11-07 JP JP2022177978A patent/JP2024067708A/ja active Pending
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