JP2024059974A - 紫外光照射システム - Google Patents
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Abstract
【課題】経済性、汎用性及び操作性の課題を解決できる紫外光照射システムを提供することを目的とする。【解決手段】本発明に係る紫外光照射システムは、紫外光を発生させる一つの紫外光源部11と、前記紫外光をN分岐(Nは2以上の整数)する分配機能部12と、前記紫外光をN個の所望箇所にそれぞれ照射するN個の照射部13と、分配機能部12から照射部13へ前記紫外光をそれぞれ伝搬するN本の光ファイバ14と、を備えることを特徴とする。【選択図】図9
Description
本開示は、紫外光を用いて殺菌やウィルスの不活性化を行う紫外光照射システムに関する。
感染症予防などの目的から、紫外光を用いた殺菌やウィルスの不活性化を行うシステムの需要が高まっている。当該システムには、大きく3つのカテゴリの製品がある。なお、本明細書では、「殺菌等」と記載する場合、殺菌とウィルスの不活性化を意味するものとする。
(1)移動型殺菌ロボット
非特許文献1の製品は、紫外光を照射する自律移動型のロボットである。当該ロボットは、病室などの建物内の部屋の中を移動しながら紫外光を照射することで、人手を介さず、自動で広い範囲の殺菌等を実現できる。
(2)据え置き型空気清浄機
非特許文献2の製品は、天井や室内の所定の場所に設置され、室内の空気を循環しながら殺菌等する装置である。当該装置は、直接紫外光を照射せず、人体への影響がないため、安全性の高い殺菌が可能である。
(3)ポータブル型殺菌装置
非特許文献3の製品は、紫外光源を搭載したポータブル型の装置である。ユーザが当該装置を所望のエリアに持って行って紫外光を照射できる。このため、当該装置は様々な場所で使用可能である。
(1)移動型殺菌ロボット
非特許文献1の製品は、紫外光を照射する自律移動型のロボットである。当該ロボットは、病室などの建物内の部屋の中を移動しながら紫外光を照射することで、人手を介さず、自動で広い範囲の殺菌等を実現できる。
(2)据え置き型空気清浄機
非特許文献2の製品は、天井や室内の所定の場所に設置され、室内の空気を循環しながら殺菌等する装置である。当該装置は、直接紫外光を照射せず、人体への影響がないため、安全性の高い殺菌が可能である。
(3)ポータブル型殺菌装置
非特許文献3の製品は、紫外光源を搭載したポータブル型の装置である。ユーザが当該装置を所望のエリアに持って行って紫外光を照射できる。このため、当該装置は様々な場所で使用可能である。
カンタム・ウシカタ株式会社ウェブサイト(https://www.kantum.co.jp/product/sakkin_robot/sakkinn_robot/UVD_robot)、2020年6月22日検索
岩崎電気株式会社ウェブサイト(https://www.iwasaki.co.jp/optics/sterilization/air/air03.html)、2020年6月22日検索
フナコシ株式会社ウエブサイト(https://www.funakoshi.co.jp/contents/68182)、2020年6月22日検索
しかし、非特許文献に記載される装置には次のような課題がある。
(A)経済性
非特許文献1の製品は、高出力の紫外光を照射するため、装置が大掛かりとなり高価となる。このため、非特許文献1の製品には経済的なシステムの実現が困難という課題がある。
(B)汎用性
非特許文献1の製品は、紫外光照射箇所がロボットが移動/進入できる場所に限定されるため、細かい場所や奥まった場所などへの紫外光の照射が困難である。
非特許文献2の製品は、循環させた室内の空気を殺菌するため、殺菌等をしたい場所に直接紫外光を照射することができない。
非特許文献3の製品は、例えば、細い管路や人が入られないエリアについては紫外光を照射することができない。
このように、非特許文献の製品には、任意の場所に紫外光を照射できるという汎用性に課題がある。
(C)操作性
非特許文献3の製品は、可搬性であり様々な場所で紫外光の照射が可能である。しかし、対象箇所で十分な殺菌等の効果が得られるためには、ユーザにスキルや知識を要求しており、操作性に課題がある。
(A)経済性
非特許文献1の製品は、高出力の紫外光を照射するため、装置が大掛かりとなり高価となる。このため、非特許文献1の製品には経済的なシステムの実現が困難という課題がある。
(B)汎用性
非特許文献1の製品は、紫外光照射箇所がロボットが移動/進入できる場所に限定されるため、細かい場所や奥まった場所などへの紫外光の照射が困難である。
非特許文献2の製品は、循環させた室内の空気を殺菌するため、殺菌等をしたい場所に直接紫外光を照射することができない。
非特許文献3の製品は、例えば、細い管路や人が入られないエリアについては紫外光を照射することができない。
このように、非特許文献の製品には、任意の場所に紫外光を照射できるという汎用性に課題がある。
(C)操作性
非特許文献3の製品は、可搬性であり様々な場所で紫外光の照射が可能である。しかし、対象箇所で十分な殺菌等の効果が得られるためには、ユーザにスキルや知識を要求しており、操作性に課題がある。
本発明は、これらの課題を解決するために、汎用性を改善でき、さらには経済性と操作性も改善できる紫外光照射システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る紫外光照射システムは、紫外光源部と照射部とを光ファイバで接続することとした。
具体的には、本発明に係る第1の紫外光照射システムは、
紫外光を発生させる一つの紫外光源部と、
前記紫外光を所望箇所に照射する一つの照射部と、
前記紫外光源部から前記照射部へ前記紫外光を伝搬する光ファイバと、
を備える。
紫外光を発生させる一つの紫外光源部と、
前記紫外光を所望箇所に照射する一つの照射部と、
前記紫外光源部から前記照射部へ前記紫外光を伝搬する光ファイバと、
を備える。
本紫外光照射システムは、非常に細く、かつ、紫外光の伝送に給電を要しない光ファイバを採用する。本紫外光照射システムは、この構成により、人やロボットが入られないような細かい場所についても、光ファイバを敷設するだけで紫外光を照射することができる。このため、本紫外光照射システムは、汎用性が大きい。
また、本発明に係る第2の紫外光照射システムは、
紫外光を発生させるN個(Nは2以上の整数)の紫外光源部と、
前記紫外光をN個の所望箇所にそれぞれ照射するN個の照射部と、
前記紫外光源部から前記照射部へ前記紫外光をそれぞれ伝搬するN本の光ファイバと、
を備え、N個の前記紫外光源部が一か所に集約されていることを特徴とする。
紫外光を発生させるN個(Nは2以上の整数)の紫外光源部と、
前記紫外光をN個の所望箇所にそれぞれ照射するN個の照射部と、
前記紫外光源部から前記照射部へ前記紫外光をそれぞれ伝搬するN本の光ファイバと、
を備え、N個の前記紫外光源部が一か所に集約されていることを特徴とする。
また、本発明に係る第3の紫外光照射システムは、
紫外光を発生させる一つの紫外光源部と、
前記紫外光をN分岐(Nは2以上の整数)する分配機能部と、
前記紫外光をN個の所望箇所にそれぞれ照射するN個の照射部と、
前記分配機能部から前記照射部へ前記紫外光をそれぞれ伝搬するN本の光ファイバと、を備える。
紫外光を発生させる一つの紫外光源部と、
前記紫外光をN分岐(Nは2以上の整数)する分配機能部と、
前記紫外光をN個の所望箇所にそれぞれ照射するN個の照射部と、
前記分配機能部から前記照射部へ前記紫外光をそれぞれ伝搬するN本の光ファイバと、を備える。
本紫外光照射システムは、単一の紫外光源部と、殺菌等を行う複数の対象箇所の付近にそれぞれ設置する複数の照射部とを、分配機能部を介して光ファイバで接続するシステム構成としている。本紫外光照射システムは、この構成により、複数の対象箇所に対する殺菌等の作業において単一の紫外光源部を共用できる。このため、本紫外光照射システムは、経済的である。
上記の紫外光照射システムは、前記所望箇所に所定の紫外照射量が照射されるように前記紫外光源部のパラメータを制御する集中制御部をさらに備えることを特徴とする。特に、第3の紫外光照射システムは、前記所望箇所に所定の紫外照射量が照射されるように前記紫外光源部のパラメータと前記分配機能部のパラメータを制御する集中制御部をさらに備える。
本紫外光照射システムは、それぞれの照射部において所定の紫外光照射量が得られるように紫外光源部や分配機能部を集中制御部で制御する。本紫外光照射システムは、この構成により、ユーザにスキルや知識を求めることなく、各照射部において、人体への影響を避けつつ、殺菌等の十分な効果が得られるレベルの紫外光を照射でき、信頼性と安全性も確保できる。
従って、本発明は、汎用性を改善でき、さらには経済性と操作性も改善できる紫外光照射システムを提供することができる。
本発明に係る紫外光照射システムの前記集中制御部は、前記分配機能部と前記光ファイバでの損失に基づいて前記パラメータを制御することを特徴とする。集中制御部が、各照射部までの光ファイバ伝送損失や結合損失などの各種損失を考慮した上で制御するので、各照射部で所定の紫外照射量が得られる。
本発明に係る紫外光照射システムの前記集中制御部は、前記所望箇所への紫外照射量が偏るように前記パラメータを制御することを特徴とする。集中制御部が、紫外照射量に偏りを持たせることで、感染リスクが高いエリアの照射部に集中的に紫外光を照射できる。
本発明に係る紫外光照射システムの前記集中制御部は、前記所望箇所への紫外照射量が時間変動するように、且つトータルの紫外照射量が所定量をみたすように、前記パラメータを制御することを特徴とする。集中制御部が、人がいる時間帯は紫外光を低減させ、人がいない時間帯は紫外光を増加させて、全体的には所定の紫外照射量が得られるように制御する。これにより、人体への紫外照射というリスクを回避しつつ、殺菌等の効果を得ることができる。
本発明に係る紫外光照射システムの前記集中制御部は、時間毎に前記紫外光の波長を変化させるように前記紫外光源部のパラメータを制御することを特徴とする。集中制御部が、人がいる時間帯は人体に影響が小さい波長とし、人がいない時間帯は殺菌等の効果の高い波長とするように制御する。これにより、人体への紫外照射というリスクを回避しつつ、殺菌等の効果を得ることができる。
本発明に係る紫外光照射システムは、前記紫外光照射量を検出する検出部をさらに備え、前記集中制御部は、前記検出部が検出した前記紫外光照射量に基づいて前記パラメータを制御することを特徴とする。検出部を利用して紫外光のフィードバック制御ができる。
本発明に係る紫外光照射システムは、前記所望箇所の情報を収集するセンサをさらに備え、前記集中制御部は、前記センサが収集した情報に基づいて前記パラメータを制御することを特徴とする。センサを利用して対象箇所の人存否や人口密度を検知でき、それらに基づいて紫外光の強度調整ができる。
本発明に係る紫外光照射システムの前記光ファイバは、充実コア光ファイバ、空孔アシスト光ファイバ、空孔構造光ファイバ、中空コア光ファイバ、結合コア型光ファイバ、充実コア型マルチコア光ファイバ、空孔アシスト型マルチコア光ファイバ、空孔構造型マルチコア光ファイバ、中空コア型マルチコア光ファイバ、及び結合コア型マルチコア光ファイバのいずれかであることを特徴とする。当該光ファイバにより紫外光の伝送光強度の増大や屈曲部等における漏洩損失の低減が可能である。
なお、上記各発明は、可能な限り組み合わせることができる。
本発明は、汎用性を改善でき、さらには経済性と操作性も改善できる紫外光照射システムを提供することができる。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(実施形態1)
図1は、本実施形態の紫外光照射システム301を説明する図である。紫外光照射システム301は、
紫外光を発生させる一つの紫外光源部11と、
前記紫外光をN分岐(Nは2以上の整数)する分配機能部12と、
前記紫外光を所望箇所steに照射するN個の照射部13と、
分配機能部12から照射部13へ前記紫外光を伝搬する光ファイバ14と、
所望箇所steに所定の紫外照射量が照射されるように紫外光源部11のパラメータと分配機能部12のパラメータを制御する集中制御部15と、
を備える。
図1は、本実施形態の紫外光照射システム301を説明する図である。紫外光照射システム301は、
紫外光を発生させる一つの紫外光源部11と、
前記紫外光をN分岐(Nは2以上の整数)する分配機能部12と、
前記紫外光を所望箇所steに照射するN個の照射部13と、
分配機能部12から照射部13へ前記紫外光を伝搬する光ファイバ14と、
所望箇所steに所定の紫外照射量が照射されるように紫外光源部11のパラメータと分配機能部12のパラメータを制御する集中制御部15と、
を備える。
紫外光源部11は、殺菌に有効である紫外領域の光を出力する。紫外光源部11は、出力、波長、波形(パルスなど)についてのパラメータを持ち、パラメータに応じた出力、波長、波形の紫外光を出力する。
図2は、紫外光源部11の構造を説明する図である。
図2(A)は、紫外光源部11が単一のCW(Continuous Wave:連続波)光源である構成例である。例えば、紫外光源部11は、半導体レーザ、ファイバレーザ、又はエキシマレーザである。図2(A)は、紫外光の波長が固定である場合の構成である。この構成は、図2(C)や(D)の構成に比べて簡素且つ低コストである。
図2(A)は、紫外光源部11が単一のCW(Continuous Wave:連続波)光源である構成例である。例えば、紫外光源部11は、半導体レーザ、ファイバレーザ、又はエキシマレーザである。図2(A)は、紫外光の波長が固定である場合の構成である。この構成は、図2(C)や(D)の構成に比べて簡素且つ低コストである。
図2(B)は、紫外光源部11が単一のパルス光源である構成例である。例えば、紫外光源部11は、半導体レーザ、ファイバレーザ、又はエキシマレーザである。図2(B)も、紫外光の波長が固定である場合の構成である。この構成も、図2(C)や(D)の構成に比べて簡素且つ低コストである。また、この構成は、光パルスなので、短時間に高エネルギの光を放射し、瞬間的な殺菌等ができる。
図2(C)は、紫外光源部11が単一の波長可変光源を用いる構成例である。例えば、紫外光源部11は、光源に印可する電流や、外部発振型光源における発振波長などを調整する構成である。図2(C)の構成は、例えば、人の存否に応じて、人体に影響が小さい波長や、殺菌等に効果が高い波長を切り替えて放射するなど、状況に応じて波長を切り替える運用ができる。
図2(D)は、紫外光源部11が複数の光源の出力光を合波させる構成例である。例えば、紫外光源部11は、複数のCW光源11a及び光合波部11bを有する。CW光源11aは、例えば、半導体レーザ、ファイバレーザ、又はエキシマレーザであり、それぞれ出力する波長が異なる。光合波部11bは、ファイバ型又は導波路型の光カプラ、あるいはWDMカプラである。図2(D)の構成も、状況に応じて波長を切り替える運用ができる。さらに、図2(D)の構成は、複数の光源を組み合わせることで、図2(C)のように単一の波長可変光源の性能に制限されず、より幅広く、自由度の高い波長を出力することができる。
分配機能部12は、紫外光源部11からの紫外光を、複数の照射部13に分配する。分配機能部12は、分配率や伝送可否についてのパラメータを持ち、パラメータに応じて各照射部13への紫外光の分配や伝送のオン/オフを行う。分配機能部12は、例えば、ファイバ型や空間型の光スイッチである。
照射部13は、光ファイバ14で伝送された紫外光を、殺菌等を行う所定の対象箇所(所望箇所ste)に照射する。照射部13は、紫外光の波長に対して設計されたレンズなどの光学系で構成されている。
光ファイバ14は、分配機能部12で分配された紫外光をそれぞれの照射部13まで伝搬する。光ファイバなので従来技術のロボットや装置が入り込めない細かい場所などにも敷設することができる。
集中制御部15は、対象箇所に応じて紫外光源部11のパラメータと分配機能部12のパラメータを制御する。集中制御部15は、次のような制御が可能である。
(例1)集中制御部15は、各照射部13までの伝送損失や結合損失などの各種損失に基づいて、各照射部13で所定の紫外照射量が得られるパラメータを設定する。
(例2)集中制御部15は、感染リスクが高い所望箇所steの照射部13に集中的に紫外光を供給するパラメータを設定する。
(例3)集中制御部15は、人が存在/作業しており、紫外照射による影響のリスクがある時間帯では紫外光の照射を避け、人がいない時間帯には多めの紫外光を照射し、全体的には所定の紫外照射量が得られるように時間的にパラメータを変更する。
(例4)集中制御部15は、人が存在/作業しており、紫外照射による影響のリスクがある時間帯では、人体に影響が小さい波長の紫外光となるようにパラメータを設定する。
(例1)集中制御部15は、各照射部13までの伝送損失や結合損失などの各種損失に基づいて、各照射部13で所定の紫外照射量が得られるパラメータを設定する。
(例2)集中制御部15は、感染リスクが高い所望箇所steの照射部13に集中的に紫外光を供給するパラメータを設定する。
(例3)集中制御部15は、人が存在/作業しており、紫外照射による影響のリスクがある時間帯では紫外光の照射を避け、人がいない時間帯には多めの紫外光を照射し、全体的には所定の紫外照射量が得られるように時間的にパラメータを変更する。
(例4)集中制御部15は、人が存在/作業しており、紫外照射による影響のリスクがある時間帯では、人体に影響が小さい波長の紫外光となるようにパラメータを設定する。
例えば、作業者が、各照射部13における紫外照射量を手動で測定し、その測定値を基に紫外光源部11の照射強度、および分配機能部12の分配率などを決定し、集中制御部15にパラメータを設定してもよい。集中制御部15は当該パラメータで紫外光源部11と分配機能部12を制御する。なお、集中制御部15は紫外光源部11と分配機能部12のいずれか一方を制御してもよい。
(実施形態2)
図3は、本実施形態の紫外光照射システム302を説明する図である。紫外光照射システム302は、図1の紫外光照射システム301に対して前記紫外光照射量を検出する検出部16をさらに備え、集中制御部15は、検出部16が検出した前記紫外光照射量に基づいて前記パラメータを制御することを特徴とする。
図3は、本実施形態の紫外光照射システム302を説明する図である。紫外光照射システム302は、図1の紫外光照射システム301に対して前記紫外光照射量を検出する検出部16をさらに備え、集中制御部15は、検出部16が検出した前記紫外光照射量に基づいて前記パラメータを制御することを特徴とする。
紫外光照射システム302は、紫外光の照射量を測定する検出部16aを持つ。検出部16aは、照射部13の紫外光出射端付近に設置され、出射される紫外光の強度を測定する受光素子である。例えば、検出部16aは、フォトダイオードである。検出部16aは、測定した紫外光の強度を集中制御部15へ通知する。
集中制御部15は、検出部16aの測定値を基にパラメータを調整し、紫外光源部11の照射強度、および、分配機能部12の分配率などを調節する。
集中制御部15は、検出部16aの測定値を基にパラメータを調整し、紫外光源部11の照射強度、および、分配機能部12の分配率などを調節する。
紫外光照射システム302は、紫外光の照射量を測定する検出部16bを持つ。検出部16bは、反射部16b1、光サーキュレータ16b2及び反射紫外光検出部16b3を有する。反射部16b1は、照射部13に搭載されており、光ファイバ14が伝搬してきた紫外光の一部を透過して所望箇所steへ照射させ、他を反射するハーフミラーである。反射部16b1で反射された反射紫外光は光ファイバ14を分配機能部12側へ戻り光サーキュレータ16b2で反射紫外光検出部16b3に入力される。反射紫外光検出部16b3は反射紫外光の強度を測定する受光素子である。例えば、反射紫外光検出部16b3は、フォトダイオードである。反射紫外光検出部16b3は、測定した反射紫外光の強度を集中制御部15へ通知する。
集中制御部15は、反射紫外光の強度値から伝送損失や結合損失などの各種損失を推定する。そして、集中制御部15は、この推定値を基にパラメータを調整し、紫外光源部11の照射強度、および、分配機能部12の分配率などを調節する。
集中制御部15は、反射紫外光の強度値から伝送損失や結合損失などの各種損失を推定する。そして、集中制御部15は、この推定値を基にパラメータを調整し、紫外光源部11の照射強度、および、分配機能部12の分配率などを調節する。
(実施形態3)
図4は、本実施形態の紫外光照射システム303を説明する図である。紫外光照射システム303は、図1の紫外光照射システム301に対して前記所望箇所の情報を収集するセンサ16cをさらに備え、集中制御部15は、センサ16cが収集した情報に基づいて前記パラメータを制御することを特徴とする。
図4は、本実施形態の紫外光照射システム303を説明する図である。紫外光照射システム303は、図1の紫外光照射システム301に対して前記所望箇所の情報を収集するセンサ16cをさらに備え、集中制御部15は、センサ16cが収集した情報に基づいて前記パラメータを制御することを特徴とする。
紫外光照射システム303は、所望箇所steの各種情報を取得するセンサ16cを持つ。センサ16cは、情報として映像を取得するカメラ、温度を検出する赤外線センサ、あるいは音声を収音するマイクである。各センサ16cで取得した情報は集中制御部15に集約される。センサ16cと集中制御部15とは、各種の有線通信方式(Ethernet(登録商標)など)、無線通信方式(無線LANなど)で接続されている。
集中制御部15は、各センサからの情報を基に、実施形態1で説明した例3及び例4の制御を行う。つまり、集中制御部15は、カメラの映像情報を基に、所望箇所steに人がいる箇所/時間帯を把握し、その箇所/時間帯について紫外光の照射をOffとする。また、集中制御部15は、マイク/赤外センサからの温度情報/音声情報を基に、人の密集度を割り出し、この箇所を感染リスクが高いとみなして、当該所望箇所steに集中的に紫外照射する。
(実施形態4)
図5は、本実施形態の紫外光照射システム304を説明する図である。紫外光照射システム304は、光ファイバ14aが空孔構造を有することを特徴とする。光ファイバ14aは、例えば、フォトニック結晶ファイバ(PCF:Photonic Crystal Fiber)、もしくはホールアシストファイバ(HAF:Hole Assisted Fiber)である。PCFは、屈折率が均一なOH基含有石英ガラスの内部に複数の空孔が伝搬方向に形成されており、空孔で囲まれた領域で紫外光を導波する。また、HAFは、OH基含有石英ガラスのコア領域と、コア領域よりも屈折率が低いガラスのクラッド領域を有し、前記クラッド領域内に前記コア領域を取り囲む複数の空孔を有する構成である。
図5は、本実施形態の紫外光照射システム304を説明する図である。紫外光照射システム304は、光ファイバ14aが空孔構造を有することを特徴とする。光ファイバ14aは、例えば、フォトニック結晶ファイバ(PCF:Photonic Crystal Fiber)、もしくはホールアシストファイバ(HAF:Hole Assisted Fiber)である。PCFは、屈折率が均一なOH基含有石英ガラスの内部に複数の空孔が伝搬方向に形成されており、空孔で囲まれた領域で紫外光を導波する。また、HAFは、OH基含有石英ガラスのコア領域と、コア領域よりも屈折率が低いガラスのクラッド領域を有し、前記クラッド領域内に前記コア領域を取り囲む複数の空孔を有する構成である。
分配機能部12と照射部13とを光ファイバ14aで接続することで、強度の大きい紫外光を伝搬でき、短時間での殺菌等が可能となる。
また、光ファイバ14aは、充実コア光ファイバ、空孔アシスト光ファイバ、空孔構造光ファイバ、中空コア光ファイバ、結合コア型光ファイバ、充実コア型マルチコア光ファイバ、空孔アシスト型マルチコア光ファイバ、空孔構造型マルチコア光ファイバ、中空コア型マルチコア光ファイバ、及び結合コア型マルチコア光ファイバのいずれかであってもよい。
図6は、光ファイバ14aの断面構造を説明する図である。
(1)充実コア光ファイバ
この光ファイバは、クラッド60の中にクラッド60より高屈折率である1つの充実コア52を有する。「充実」とは「空洞ではない」という意味である。尚、充実コアは、クラッド内に円環状の低屈折率領域を形成することでも実現できる。
(2)空孔アシスト光ファイバ
この光ファイバは、クラッド60の中に充実コア52とその外周に配置された複数の空孔53を有する。空孔53の媒質は空気であり、空気の屈折率は石英系ガラスに比べ十分小さい。このため、空孔アシスト光ファイバは、曲げなどでコア52から漏れた光を再びコア52に戻す機能があり、曲げ損失が小さいという特徴がある。
(3)空孔構造光ファイバ
この光ファイバは、クラッド60の中に複数の空孔53の空孔群53aを有し、ホスト材料(ガラス等)よりも実効的に屈折率が低い。本構造は、フォトニック結晶ファイバと呼ばれる。本構造には、屈折率を変化させた高屈折率コアが存在しない構造をとることができ、空孔53に取り囲まれた領域52aを実効的なコア領域として、光を閉じ込めることができる。充実コアを有する光ファイバに比べ、フォトニック結晶ファイバは、コアの添加剤による吸収や散乱損失の影響を低減することができるとともに、曲げ損失の低減や非線形効果の制御等、充実型光ファイバでは実現し得ない光学特性を実現できる。
(4)中空コア光ファイバ
この光ファイバは、コア領域が空気で形成される。クラッド領域に複数の空孔によるフォトニックバンドギャップ構造もしくはガラス細線によるアンチレゾナント構造をとることによって光をコア領域に閉じ込めることができる。この光ファイバは、非線形効果が小さく、高出力または高エネルギーレーザ供給が可能である。
(5)結合コア型光ファイバ
この光ファイバは、クラッド60の中に複数の高屈折率である充実コア52が近接して配置される。この光ファイバは、充実コア52間で光波結合で光を導波する。結合コア型光ファイバは、コア数分だけ光を分散して送れるので、その分ハイパワー化して効率的な殺菌ができる、また、結合コア型光ファイバは、紫外線によるファイバ劣化を緩和し長寿命化できるというメリットがある。
(6)充実コア型マルチコア光ファイバ
この光ファイバは、クラッド60の中に複数の高屈折率である充実コア52が離れて配置される。この光ファイバは、充実コア52間で光波結合を十分小さくして光波結合の影響が無視できる状態で光を導波する。このため、充実コア型マルチコア光ファイバは、各コアを独立な導波路として扱えるというメリットがある。
(7)空孔アシスト型マルチコア光ファイバ
この光ファイバは、クラッド60の中に上記(2)の空孔構造およびコア領域が複数配置された構造である。
(8)空孔構造型マルチコア光ファイバ
この光ファイバは、クラッド60の中に上記(3)の空孔構造が複数配置された構造である。
(9)中空コア型マルチコア光ファイバ
この光ファイバは、クラッド60の中に上記(4)の空孔構造が複数配置された構造である。
(10)結合コア型マルチコア光ファイバ
この光ファイバは、クラッド60の中に上記(5)の結合コア構造が複数配置された構造である。
(1)充実コア光ファイバ
この光ファイバは、クラッド60の中にクラッド60より高屈折率である1つの充実コア52を有する。「充実」とは「空洞ではない」という意味である。尚、充実コアは、クラッド内に円環状の低屈折率領域を形成することでも実現できる。
(2)空孔アシスト光ファイバ
この光ファイバは、クラッド60の中に充実コア52とその外周に配置された複数の空孔53を有する。空孔53の媒質は空気であり、空気の屈折率は石英系ガラスに比べ十分小さい。このため、空孔アシスト光ファイバは、曲げなどでコア52から漏れた光を再びコア52に戻す機能があり、曲げ損失が小さいという特徴がある。
(3)空孔構造光ファイバ
この光ファイバは、クラッド60の中に複数の空孔53の空孔群53aを有し、ホスト材料(ガラス等)よりも実効的に屈折率が低い。本構造は、フォトニック結晶ファイバと呼ばれる。本構造には、屈折率を変化させた高屈折率コアが存在しない構造をとることができ、空孔53に取り囲まれた領域52aを実効的なコア領域として、光を閉じ込めることができる。充実コアを有する光ファイバに比べ、フォトニック結晶ファイバは、コアの添加剤による吸収や散乱損失の影響を低減することができるとともに、曲げ損失の低減や非線形効果の制御等、充実型光ファイバでは実現し得ない光学特性を実現できる。
(4)中空コア光ファイバ
この光ファイバは、コア領域が空気で形成される。クラッド領域に複数の空孔によるフォトニックバンドギャップ構造もしくはガラス細線によるアンチレゾナント構造をとることによって光をコア領域に閉じ込めることができる。この光ファイバは、非線形効果が小さく、高出力または高エネルギーレーザ供給が可能である。
(5)結合コア型光ファイバ
この光ファイバは、クラッド60の中に複数の高屈折率である充実コア52が近接して配置される。この光ファイバは、充実コア52間で光波結合で光を導波する。結合コア型光ファイバは、コア数分だけ光を分散して送れるので、その分ハイパワー化して効率的な殺菌ができる、また、結合コア型光ファイバは、紫外線によるファイバ劣化を緩和し長寿命化できるというメリットがある。
(6)充実コア型マルチコア光ファイバ
この光ファイバは、クラッド60の中に複数の高屈折率である充実コア52が離れて配置される。この光ファイバは、充実コア52間で光波結合を十分小さくして光波結合の影響が無視できる状態で光を導波する。このため、充実コア型マルチコア光ファイバは、各コアを独立な導波路として扱えるというメリットがある。
(7)空孔アシスト型マルチコア光ファイバ
この光ファイバは、クラッド60の中に上記(2)の空孔構造およびコア領域が複数配置された構造である。
(8)空孔構造型マルチコア光ファイバ
この光ファイバは、クラッド60の中に上記(3)の空孔構造が複数配置された構造である。
(9)中空コア型マルチコア光ファイバ
この光ファイバは、クラッド60の中に上記(4)の空孔構造が複数配置された構造である。
(10)結合コア型マルチコア光ファイバ
この光ファイバは、クラッド60の中に上記(5)の結合コア構造が複数配置された構造である。
(実施形態5)
図7は、本実施形態の紫外光照射システム305を説明する図である。紫外光照射システム305は、紫外光を発生させる一つの紫外光源部11と、紫外光UVを所望箇所steに照射する一つの照射部13と、紫外光源部11から照射部13へ前記紫外光を伝搬する光ファイバ14と、を備える。
図7は、本実施形態の紫外光照射システム305を説明する図である。紫外光照射システム305は、紫外光を発生させる一つの紫外光源部11と、紫外光UVを所望箇所steに照射する一つの照射部13と、紫外光源部11から照射部13へ前記紫外光を伝搬する光ファイバ14と、を備える。
紫外光照射システム305は、非常に細く、かつ、紫外光の伝送に給電を要しない光ファイバ14を採用する。紫外光照射システム305は、この構成により、人やロボットが入られないような細かい場所についても、光ファイバ14を敷設して照射部13を配置でき、紫外光UVを照射することができる。このため、紫外光照射システム305は、汎用性が大きい。
また、紫外光照射システム305は、所望箇所steに所定の紫外照射量が照射されるように紫外光源部11のパラメータを制御する集中制御部15をさらに備えてもよい。集中制御部15は、照射部13において所定の紫外光照射量が得られるように紫外光源部11を制御する。紫外光照射システム305は、この構成により、ユーザにスキルや知識を求めることなく、照射部13において、人体への影響を避けつつ、殺菌等の十分な効果が得られるレベルの紫外光を照射でき、信頼性と安全性も確保できる。
(実施形態6)
図8は、本実施形態の紫外光照射システム306を説明する図である。紫外光照射システム306は、紫外光を発生させるN個(Nは2以上の整数)の紫外光源部11と、前記紫外光をN個の所望箇所steにそれぞれ照射するN個の照射部13と、紫外光源部11から照射部13へ前記紫外光をそれぞれ伝搬するN本の光ファイバ14と、を備え、N個の紫外光源部11が一か所の集約型光源部10に集約されていることを特徴とする。
図8は、本実施形態の紫外光照射システム306を説明する図である。紫外光照射システム306は、紫外光を発生させるN個(Nは2以上の整数)の紫外光源部11と、前記紫外光をN個の所望箇所steにそれぞれ照射するN個の照射部13と、紫外光源部11から照射部13へ前記紫外光をそれぞれ伝搬するN本の光ファイバ14と、を備え、N個の紫外光源部11が一か所の集約型光源部10に集約されていることを特徴とする。
紫外光照射システム306は、図7で説明した紫外光照射システム305をN個を並べ、N個の紫外光源部11を1つの筐体(集約型光源部10)に集約させたものである。このため、紫外光照射システム305で説明した汎用性の他に、紫外光源部11が1か所に集まっているので、管理が容易というメリットもある。
また、紫外光照射システム306も、それぞれの所望箇所steに所定の紫外照射量が照射されるように各紫外光源部11のパラメータを制御する集中制御部15をさらに備えてもよい。集中制御部15は、照射部13において所定の紫外光照射量が得られるように各紫外光源部11を制御する。このため、紫外光照射システム306は、紫外光照射システム305で説明した信頼性と安全性も確保できる。
(実施形態7)
図9は、本実施形態の紫外光照射システム307を説明する図である。紫外光照射システム307は、図1の紫外光照射システム301に対して、分配機能部12が紫外光源部11からの入力光をパワー分岐して複数の光ファイバ14に出力するファイバ型やPLC(Planar Lightwave Circuit)型の光スプリッタであること、及び集中制御部15が無いことが相違する。紫外光照射システム307は、紫外光照射システム301のようにそれぞれの所望箇所steに所定の紫外照射量が照射されるように紫外光源部11や分配機能部12のパラメータを制御することはできないが、光ファイバ14を備えることで、人やロボットが入られないような細かい場所についても照射部13を配置でき、紫外光UVを照射することができる。このため、紫外光照射システム307は、汎用性が大きいというメリットがある。
図9は、本実施形態の紫外光照射システム307を説明する図である。紫外光照射システム307は、図1の紫外光照射システム301に対して、分配機能部12が紫外光源部11からの入力光をパワー分岐して複数の光ファイバ14に出力するファイバ型やPLC(Planar Lightwave Circuit)型の光スプリッタであること、及び集中制御部15が無いことが相違する。紫外光照射システム307は、紫外光照射システム301のようにそれぞれの所望箇所steに所定の紫外照射量が照射されるように紫外光源部11や分配機能部12のパラメータを制御することはできないが、光ファイバ14を備えることで、人やロボットが入られないような細かい場所についても照射部13を配置でき、紫外光UVを照射することができる。このため、紫外光照射システム307は、汎用性が大きいというメリットがある。
(発明の効果)
本発明は、紫外光を用いた光照射システムにおいて、光ファイバ、および、照射用の集中制御を活用することで、従来技術における課題を解決して、経済的で信頼性且つ安全性を確保しつつ所望箇所の殺菌等を行うシステムを実現できる。
本発明は、紫外光を用いた光照射システムにおいて、光ファイバ、および、照射用の集中制御を活用することで、従来技術における課題を解決して、経済的で信頼性且つ安全性を確保しつつ所望箇所の殺菌等を行うシステムを実現できる。
10:集約型光源部
11:紫外光源部
11a:CW光源
11b:光合波部
12:分配機能部
13:照射部
14、14a:光ファイバ
15:集中制御部
16:検出部
16a:紫外光照射量検出部
16b:紫外光反射部
16b2:光サーキュレータ
16b3:反射紫外光検出部
16c:センサ
52:充実コア
52a:領域
53:空孔
53a:空孔群
60:クラッド
301~307:紫外光照射システム
ste:所望箇所(紫外光を照射しようとする領域)
11:紫外光源部
11a:CW光源
11b:光合波部
12:分配機能部
13:照射部
14、14a:光ファイバ
15:集中制御部
16:検出部
16a:紫外光照射量検出部
16b:紫外光反射部
16b2:光サーキュレータ
16b3:反射紫外光検出部
16c:センサ
52:充実コア
52a:領域
53:空孔
53a:空孔群
60:クラッド
301~307:紫外光照射システム
ste:所望箇所(紫外光を照射しようとする領域)
Claims (10)
- 紫外光を発生させる一つの紫外光源部と、
前記紫外光をN分岐(Nは2以上の整数)する分配機能部と、
前記紫外光をN個の所望箇所にそれぞれ照射するN個の照射部と、
前記分配機能部から前記照射部へ前記紫外光をそれぞれ伝搬するN本の光ファイバと、を備える紫外光照射システム。 - 前記所望箇所に所定の紫外照射量が照射されるように前記紫外光源部のパラメータを制御する集中制御部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の紫外光照射システム。
- 前記所望箇所に所定の紫外照射量が照射されるように前記紫外光源部のパラメータと前記分配機能部のパラメータを制御する集中制御部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の紫外光照射システム。
- 前記集中制御部は、前記分配機能部と前記光ファイバでの損失に基づいて前記パラメータを制御することを特徴とする請求項2又は3に記載の紫外光照射システム。
- 前記集中制御部は、前記所望箇所への紫外照射量が偏るように前記パラメータを制御することを特徴とする請求項2又は3に記載の紫外光照射システム。
- 前記集中制御部は、
前記所望箇所への紫外照射量が時間変動するように、且つトータルの紫外照射量が所定量をみたすように、前記パラメータを制御することを特徴とする請求項2又は3に記載の紫外光照射システム。 - 前記集中制御部は、時間毎に前記紫外光の波長を変化させるように前記紫外光源部のパラメータを制御することを特徴とする請求項2又は3に記載の紫外光照射システム。
- 前記紫外照射量を検出する検出部をさらに備え、
前記集中制御部は、前記検出部が検出した前記紫外照射量に基づいて前記パラメータを制御することを特徴とする請求項2又は3に記載の紫外光照射システム。 - 前記所望箇所の情報を収集するセンサをさらに備え、
前記集中制御部は、前記センサが収集した情報に基づいて前記パラメータを制御することを特徴とする請求項2又は3に記載の紫外光照射システム。 - 前記光ファイバは、充実コア光ファイバ、空孔アシスト光ファイバ、空孔構造光ファイバ、中空コア光ファイバ、結合コア型光ファイバ、充実コア型マルチコア光ファイバ、空孔アシスト型マルチコア光ファイバ、空孔構造型マルチコア光ファイバ、中空コア型マルチコア光ファイバ、及び結合コア型マルチコア光ファイバのいずれかであることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の紫外光照射システム。
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