JP2024040624A - 樹脂成形品の製造方法及び樹脂成形品 - Google Patents

樹脂成形品の製造方法及び樹脂成形品 Download PDF

Info

Publication number
JP2024040624A
JP2024040624A JP2022145087A JP2022145087A JP2024040624A JP 2024040624 A JP2024040624 A JP 2024040624A JP 2022145087 A JP2022145087 A JP 2022145087A JP 2022145087 A JP2022145087 A JP 2022145087A JP 2024040624 A JP2024040624 A JP 2024040624A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin molded
block member
electrode terminal
mold
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022145087A
Other languages
English (en)
Inventor
俊介 坂本
Shunsuke Sakamoto
達也 濱口
Tatsuya Hamaguchi
寿文 黒▲崎▼
Hisafumi Kurosaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissha Co Ltd
Original Assignee
Nissha Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissha Co Ltd filed Critical Nissha Co Ltd
Priority to JP2022145087A priority Critical patent/JP2024040624A/ja
Priority to PCT/JP2023/029047 priority patent/WO2024057785A1/ja
Publication of JP2024040624A publication Critical patent/JP2024040624A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C33/00Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
    • B29C33/12Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor with incorporated means for positioning inserts, e.g. labels
    • B29C33/14Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor with incorporated means for positioning inserts, e.g. labels against the mould wall
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/14Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】樹脂成形品の製造方法において、インサート部材の電極端子及びその周辺の凹凸またはインサートされた電極端子の位置の成形毎の変化が大きい場合でも電極端子及びその周辺に樹脂の侵入を防止する。【解決手段】成形空間SPの内面内の第1面である第1型91の第1表面91aと内面内の第2面である第2型92の第2表面92aとでインサート部材であるフィルム10とブロック部材50を挟み込んで、第1表面91a及び第2表面92aに接する第1部分51及び第2部分52に弾性を有する高分子化合物が配置されているブロック部材50を弾性変形させる。その後、ブロック部材50の周囲を溶融樹脂で満たしてブロック部材50の周囲の樹脂を固化する。さらに、ブロック部材50を樹脂成形体20から取り除いて、電極端子15を露出させる。【選択図】図7

Description

インサート部材がインサートされている樹脂成形品及びその製造方法に関し、特に、インサート部材が電極端子を有する樹脂成形品及びその製造方法に関する。
インサート部材がインサートされている樹脂成形品において、例えばフィルムまたは基板などのインサート部材には、電極端子が形成されているものがある。電極端子は、外部からインサート部材が有する電気部品、電子部品または電気回路に電気的な接続を行うために、露出されることが必要とされる場合がある。
インサート部材に電極端子があると、金型と接続部分の間に隙間が生じて樹脂が流れ込む可能性がある。このような隙間が生じるのを抑制するために、例えば特許文献1(特許第3994683号公報)に記載されているように金型の保持ピンの先端に弾性体を設けることが行われている。
特許第3994683号公報
例えば、特許文献1に記載されている技術では、保持ピンの先端にシート状の弾性体を設けることで、端子に多少の凹凸があっても保持ピンとインサート部材との間に隙間が生じないようにする製造方法が提案されている。
しかしながら、例えばインサート部材の厚みのばらつきまたは電極端子及びその周辺の凹凸が大きくなると、特許文献1に記載の技術では、隙間が生じるのを防ぐのが難しくなる。
本発明の課題は、インサート部材の電極端子及びその周辺の凹凸またはインサートされた電極端子の位置の成形毎の変化が大きい場合でも電極端子及びその周辺に樹脂の侵入を防止することにある。
以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。これら態様は、必要に応じて任意に組み合せることができる。
本発明の一見地に係る樹脂成形品の製造方法は、一方主面を有するインサート部材を第1型と第2型の間にセットする第1ステップと、第1型と第2型を型締めしてインサート部材を収納した成形空間を形成する第2ステップと、成形空間に溶融樹脂を流し込んで、インサート部材がインサートされた樹脂成形体を成形する第3ステップと、第1型と第2型の型開きを行ってインサート部材がインサートされた樹脂成形体を取り出す第4ステップとを備える。第1ステップでは、一方主面に設けられている電気的な接続に用いられる電極端子と接触するように一方主面にブロック部材を載置する。第2ステップでは、成形空間の内面内の第1面である第1型の第1表面と内面内の第2面である第2型の第2表面とでインサート部材とブロック部材を挟み込んで、第1表面及び第2表面に接する第1部分及び第2部分に弾性を有する高分子化合物が配置されているブロック部材を弾性変形させる。第3ステップでは、ブロック部材の周囲を溶融樹脂で満たしてブロック部材の周囲の樹脂を固化する。第4ステップでは、ブロック部材を樹脂成形体から取り除いて、電極端子を露出させる。
このように構成された樹脂成形品の製造方法では、インサート部材の電極端子及びその周辺の凹凸またはインサートされた電極端子の位置の変化が大きい場合でも、第2ステップの型締めのときにブロック部材が電極端子及びその周辺に密着する。ブロック部材が電極端子及びその周辺に密着した状態で、第3ステップにおいて、ブロック部材の周囲を溶融樹脂で満たすことができる。
上述の樹脂成形品の製造方法では、高分子化合物が、シリコーン系エラストマーもしくはフッ素系エラストマーを含んでいるか、またはスポンジ状に加工されていることにより弾性を有する、ように構成することができる。このように構成された樹脂成形品の製造方法においては、極端子及びその周辺に密着し易く適度に変形するブロック部材を樹脂成形品の製造に用いることができる。
上述の樹脂成形品の製造方法では、ブロック部材を第1表面と第2表面で挟み込むことによる弾性変形前の第1部分の表面と第2部分の表面の第1距離が、弾性変形後の第1部分の表面と第2部分の表面の第2距離の1.2倍から3倍の範囲内である、ように構成することができる。このように構成された樹脂成形品の製造方法においては、ブロック部材の損傷を防ぎつつ電極端子及びその周辺にブロック部材を十分に密着させることができる。
上述の樹脂成形品の製造方法では、ブロック部材が、ショアA20以上ショアA70以下の硬度を有する、ように構成することができる。このように構成された樹脂成形品の製造方法では、適度な硬さのブロック部材を電極端子及びその周辺に強固に密着させることができる。
上述の樹脂成形品の製造方法のブロック部材では、全体積の50%以上を前記高分子化合物が占める、ように構成することができる。このように構成された樹脂成形品の製造方法では、極端子及びその周辺に密着し易く適度に変形するブロック部材を樹脂成形品の製造に用いることができる。
本発明の一見地に係る樹脂成形品は、所定の形状に成形された樹脂成形体と、樹脂成形体にインサートされ、電気的な接続に用いられる電極端子を一方主面に有しているインサート部材と、を備える。樹脂成形体は、電極端子の一部を露出させる開口部を有する。開口部の壁面が凹状に湾曲している。
このように構成された樹脂成形品は、凹状に湾曲している開口部の壁面により、例えば封止材を開口部に充填した場合には封止材を強固に固定することができる。
上述の樹脂成形品は、電極端子が、凹凸状または曲面状である、ように構成することができる。このように構成された樹脂成形品は、電極端子を用途に合わせた形状としつつ電極端子及びその周辺に樹脂の侵入のない品質の良い樹脂成形品を提供できる。
上述の樹脂成形品は、インサート部材が、電極端子を複数有し、複数の電極端子が、インサート部材の曲面領域に配置され、またはインサート部材の第1平面領域と第2平面領域に配置されている。このように構成された樹脂成形品は、複数の電極端子をインサート部材の形状に合わせつつ複数の電極端子及びその周辺に樹脂の侵入のない品質の良い樹脂成形品を提供できる。
本発明に係る樹脂成形品の製造方法は、インサート部材の電極端子及びその周辺の凹凸またはインサートされた電極端子の位置の成形毎の変化が大きい場合でも樹脂の侵入を防止することができる。本発明に係る樹脂成形品は、インサート部材の電極端子及びその周辺の凹凸に樹脂の侵入がなく電極端子の電気的接続を良好に行い易くなる。
本発明に係る樹脂成形品の一例を示す平面図である。 図1の樹脂成形品のI-I線で切断した断面を示す断面図である。 フィルムがインサートされた樹脂成形体の構成の一例を示す斜視図である。 本発明に係る樹脂成形品の製造方法のフローの一例を示すフローチャートである。 樹脂成形品の製造方法に用いられるフィルムの一例を示す断面図である。 フィルムとブロック部材が第1型と第2型の間にセットされた状態を示す断面図である。 型締めされた第1型と第2型の間のフィルムとブロック部材の状態を示す断面図である。 型締めされた第1型と第2型の成形空間に溶融樹脂が注入された状態を示す断面図である。 第1型と第2型から取り出されたフィルムと樹脂成形体とブロック部材の状態を示す断面図である。 図9の状態の樹脂成形体からブロック部材を取り除いている状態を示す断面図である。 変形例1Aに係る樹脂成形品の他の例を示す断面図である。 変形例1Bに係る規制部を有するフィルムの一例を示す断面図である。 変形例1Cに係る抑止部を有する第1型と第2型の一例を示す断面図である。 変形例1Dに係る第1型と第2型とフィルムの一例を示す断面図である。 変形例1Eに係るフィルムの一例を示す断面図である。 図15のフィルムのII-II線で切断した断面を示す断面図である。 変形例1Fに係るフィルムの一例を示す断面図である。 変形例1Gに係る電極端子の例を示す断面図である。 変形例1Gに係る電極端子の例を示す断面図である。 変形例1Gに係る電極端子の例を示す断面図である。 変形例1Gに係る電極端子の例を示す断面図である。 変形例1Gに係る電極端子の例を示す断面図である。 変形例1Hに係る電極端子とブロック部材の射出成形前の状態を示す平面図である。 図23の電極端子とブロック部材のIII-III線に対応する箇所で切断した断面を示す断面図である。 図23の電極端子とブロック部材のIV-IV線に対応する箇所で切断した断面を示す断面図である。 図23の電極端子とブロック部材のV-V線に対応する箇所で切断した断面を示す断面図である。 図23の電極端子とブロック部材のVI-VI線に対応する箇所で切断した断面を示す断面図である。 第2実施形態に係る樹脂成形品の一例を示す断面図である。 第2実施形態に係る樹脂成形品の他の例を示す断面図である。
<第1実施形態>
(1)樹脂成形品の概要
本発明の第1実施形態による樹脂成形品の製造方法で製造される樹脂成形品の一例が図1及び図2に示されている。図1及び図2に示されている樹脂成形品1は、インサート部材であるフィルム10とフィルム10がインサートされている樹脂成形体20とを備えている。図1には、樹脂成形品1の平面形状が示されている。図2には、樹脂成形品1を、図1のI-I線で切断したときの断面が示されている。フィルム10は、フィルム状デバイスと言い換えることができる。
ここで示されている樹脂成形品1は、ヒータである。フィルム10は、一方主面10aに、発熱する銅配線16を有する。また、フィルム10は、一方主面10aに、銅配線16の電気的な接続に用いられる電極端子15を有する。銅配線16は、電極端子15を介して、電力を銅配線16に供給するために電極端子15に接続されている。
この樹脂成形品1では、一方主面10aに樹脂成形体20が形成され、他方主面10bには樹脂成形体20が形成されていない。言い換えると、フィルム10の他方主面10bは樹脂成形品1の外に対して露出している。
ここでは、他方主面10bが樹脂成形品1の外に対して露出している場合について説明するが、本発明は、他方主面10bが樹脂成形品1の外に対して露出していない樹脂成形品、例えば他方主面10bも樹脂成形体で覆われている樹脂成形品にも適用できる。
樹脂成形体20は、図3に示されているように、8角形の板の形状を呈する。樹脂成形体20には、平面視において、電極端子15の一部と重なる位置に、開口部21が形成されている。ここでは、開口部21が平面視において電極端子15の一部と重なる位置に形成されているが、開口部21は、平面視において、電極端子15の全体と重なる位置に形成されてもよい。開口部21は、樹脂成形体20を貫通する直方体状の穴である。この樹脂成形体20では、開口部21が平面視において、電極端子15と重なる位置に配置されているので、開口部21の底には、電極端子15の一部が露出している。
樹脂成形品1は、電極端子15に電気的に接続されている接続ピン30を備えている。接続ピン30は、樹脂成形品1の外部の電気機器、電気回路または電気デバイスに接続される。電気機器としては、例えば、ヒータに電力を供給する電源装置がある。電気回路としては、例えば、ヒータに電力を供給する電源回路がある。電気デバイスとしては、例えば、ヒータに電力を供給する発電素子がある。なお、ここでは、樹脂成形品1がヒータの機能を有している場合について説明しているため、外部の電気機器、電気回路または電気デバイスとして、電源装置、電源回路または発電素子を例に挙げた。しかし、樹脂成形品1が備える電気的な機能がヒータには限られないため、外部の電気機器、電気回路または電気デバイスは、樹脂成形品1が備える電気的な機能に合わせて種々のものが選択され得る。電極端子15と接続ピン30は、例えばハンダまたは導電性ペーストで接合されている。
樹脂成形品1では、樹脂成形体20の開口部21に封止材40が充填されている。封止材40は、樹脂成形体20の露出面と面一になるように充填されている。封止材40は、電極端子15及び電極端子15と接続ピン30の接合部に水分が侵入しないように封止する部材である。封止材40には、例えば、エポキシ樹脂、アクリル系のUV硬化樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ウレタン樹脂ポリイミド樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂がある。
(2)樹脂成形品の製造方法
図4には、樹脂成形品1の製造方法のフローの一部が示されている。図4に示されている3つのサイクルC1,C2,C3で3個の樹脂成形品1を製造するためのインサート部材がインサートされた樹脂成形体が製造される場合について説明する。ここでは、説明を行い易くするため製造工程のサイクルC1,C2,C3のそれぞれで樹脂成形体が1個製造されるが、サイクルC1,C2,C3のそれぞれで樹脂成形体が複数個ずつ製造されるように構成することもできる。製造工程のサイクルC2の前に、製造工程のサイクルC1で樹脂成形体が一つ製造され、製造工程のサイクルC2の後に、製造工程のサイクルC3で樹脂成形体が一つ製造される。
図5から図10には、樹脂成形品1の製造方法の工程順にフィルム10またはフィルム10のインサートされた樹脂成形体20の断面が示されている。フィルム10と樹脂成形体20とを備える樹脂成形品1の断面は、既に説明した図2に示されている。樹脂成形品1を製造するために、図5に示されているフィルム10が複数準備されている。インサート部材であるフィルム10は、フィルム基材11を備えている。フィルム10の一方主面10aには、銅配線16と銅配線16に電気的に接続されている電極端子15が形成されている。フィルム10は、例えば、プレス加工によって樹脂成形品1に適した形状に加工されている。ここでは、フィルム10が8角形の樹脂成形品1よりも小さい円形の平面形状を持つように加工されている。銅配線16が配置されている円形のフィルム10は、平面視において、樹脂成形体20の中央部に配置されている。
第1ステップS1では、図6に示されているように、インサート部材であるフィルム10を、第1型91と第2型92の間にセットする。フィルム10は、一方主面10aが、成形空間SP(図7参照)が形成される方に向くように配置される。
第2ステップS2では、第1型91と第2型92を型締めして、フィルム10を収納した成形空間SPを形成する(図7参照)。
第3ステップS3では、溶融樹脂MRを成形空間SPに流し込んで、フィルム10がインサートされている樹脂成形体20を成形する(図8参照)。言い換えると、第3ステップS3では、成形空間SPへの溶融樹脂MRの射出と、溶融樹脂を固化するための冷却が行われる。
第4ステップS4では、第1型91と92第2型の型開きを行って、フィルム10がインサートされた樹脂成形体20を取り出す。図9には、取り出された樹脂成形体20が示されている。
第5ステップS5では、接続ピン30を電極端子15に例えばハンダで接続し、開口部21に封止材40を充填する。接続ピン30が接続されて封止材40が充填されることにより、図1及び図2に示されている樹脂成形品1の製造が完了する。ブロック部材50により形成される樹脂成形体20の開口部21の壁面21a(図10参照)は凹状に湾曲している。このように凹状に湾曲しているため、封止材40は、樹脂成形体20に、アンカー効果によって強固に固定される。金型で壁面21aのように湾曲した面を形成するのは、金属製の型が抜けなくなるので難しい。しかし、ブロック部材50は、弾性変形する材料で構成されているので、型締めのときにブロック部材50に加わっていた力が型開きのときに無くなって元の形状に戻ることから樹脂成形体20から引き抜き易い。
上述の第1ステップS1では、フィルム10の一方主面10aに設けられている電極端子15と接触するように一方主面10aにブロック部材50を載置する(図6参照)。電極端子15は、銅配線16の電気的な接続に用いられる。
上述の第2ステップS2では、第1型91の第1表面91aと第2型92の第2表面92aとでフィルム10とブロック部材50を挟み込んで、ブロック部材50を弾性変形させる(図7参照)。
第1型91の第1表面91aは、成形空間SPの内面内の第1面であり、第2型92の第2表面92aは、成形空間SPの内面内の第2面である。成形空間SPは、第1表面91aと第2表面92aのみで囲まれていてもよい。言い換えると、成形空間SPの内面が第1部分(第1表面91a)と第2部分(第2表面92a)のみからなっていてもよい。また、成形空間SPは、第1表面91aと第2表面92aとそれら以外の第3表面で囲まれていてもよい。言い換えると、成形空間SPの内面が、第1部分(第1表面91a)と第2部分(第2表面92a)とそれら以外の第3表面からなっていてもよい。第3表面は、例えば、第1型91及び第2型92と組み合わせられる第3型の表面、または型に設けられる可動ピンを第1型91及び第2型92以外のものとみなした場合の成形空間SPの中の可動ピンの表面である。
ブロック部材50では、少なくとも、第1表面91aと第2表面92aに接する第1部分51及び第2部分52に弾性を有する高分子化合物が配置されている。図7に示されているブロック部材50は、全体が弾性を有する高分子化合物からなるので、必然的に、第1表面91aと第2表面92aに接する第1部分51及び第2部分52に弾性を有する高分子化合物が配置されたものとなる。
上述の第3ステップS3では、ブロック部材50の周囲を溶融樹脂MRで満たしてブロック部材50の周囲の樹脂を冷却して固化する(図8参照)。このときブロック部材50が配置されている部分には溶融樹脂MRは侵入しない。図8に示されているように、電極端子15は、銅配線16の厚さによって段差(凹凸の一例)を有するものとなっている。しかし、ブロック部材50が大きく変形するため、ブロック部材50と電極端子15との間には、溶融樹脂MRが侵入する隙間が生じない。
上述の第4ステップS4では、樹脂成形体20を第1型91及び第2型92から取り出し(図9参照)、ブロック部材50を樹脂成形体20から取り除いて(図10参照)、開口部21により電極端子15を露出させる。
図9に示されているように、ブロック部材50は、第1型91と第2型92による挟み込みがなくなると、弾性変形が解除されて元の形状に戻る。元の形状に戻ったブロック部材50は、樹脂成形体20から突出するので、ブロック部材50の樹脂成形体20からの突出部分を、例えばロボットアームで把持されて樹脂成形体20から取り除かれる。このブロック部材50の突出部分は、ブロック部材50を持ちやすくする把持部として機能する。例えば、前回のサイクルC1の第4ステップS4で取り除かれたブロック部材50を、例えばロボットアームにより、次のサイクルC2の第1ステップS1で第1型91と第2型92にセットされたフィルム10に載置してもよい。また、サイクルC2の第4ステップS4で取り除かれるブロック部材50を、次のサイクルC3の第1ステップS1で第1型91と第2型92にセットされるフィルム10に載置してもよい。このようにブロック部材50を複数のサイクルC1,C2,C3で用いることにより、ブロック部材50の消費を抑えることができる。
(3)樹脂成形品の製造に用いられる材料
(3-1)インサート部材
インサート部材として、第1実施形態では、フィルム10を例に挙げて説明した。フィルム10のフィルム基材11は、銅配線16の間を絶縁することが必要である。そのため、フィルム基材11は、絶縁性であることが好ましい。絶縁性のフィルム基材11には、例えば、樹脂フィルム、エラストマーフィルムを用いることができる。樹脂フィルムの材料には、例えば、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂がある。樹脂フィルムの材料には、例えば、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、シクロオレフィンがある。
インサート部材は、フィルム状の部材には限られず、例えば、三次元形状を有する部材であってもよい。インサート部材は、例えば、MID(Molded Interconnect Device)であってもよい。インサート部材は、例えば、三次元形状を有する部材の表面にLDS(Laser Direct Structuring)により配線を形成したものであってもよい。
(3-2)樹脂成形体の材料
溶融樹脂MRの材料となる熱可塑性樹脂には、例えば、ポリエステル樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂、トリアセチルセルロース樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエチレンナフタレート(PEN)樹脂、液晶ポリマー(LCP)樹脂、シクロオレフィンポリマー(COP)、スチレン樹脂、ABS樹脂がある。
(3-3)電極端子及び銅配線
電極端子15の材料は、例えば、金(Au)、ニッケル(Ni)、錫(Sn)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)もしくは白金(Pt)のような金属またはそれらを含む合金である。電極端子15は、例えば、メッキ、蒸着により形成される。電極端子15の厚さは、例えば、50μm~500μmである。電極端子15の平面形状は、例えば、長方形の場合には長辺と短辺が1mm~50mmの範囲で形成される。銅配線16の厚さは、例えば、10μm~500μmである。図2に示されている銅配線16は、例えばレーザー加工または超音波加工により、銅線の一部をフィルム基材11に埋め込んで形成する。ただし、銅配線16は、フィルム基材11に銅線を埋め込まないように配線することもでき、図5から図10には、フィルム基材11に銅線が埋め込まれていない場合が示されている。銅線をフィルム基材11に埋め込まない場合には、例えば、接着剤で銅線をフィルム基材11に固定して銅配線16を形成する。銅配線16の幅は、例えば、0.01mm~0.5mmの範囲で形成される。
銅配線は、例えばスクリーン印刷法またはフォトリソグラフィー法で形成することもできる。このような方法で形成される銅配線の厚さは、例えば、0.1μm~20μmである。このような銅配線16の幅は、例えば、0.05mm~5mmの範囲である。ここでは、ヒータに適した銅配線16を用いる場合について説明したが、電極端子15に接続される配線は、銅配線16には限られず、例えば、ニッケル(Ni)、アルミニウム(Al)、金(Au)または銀(Ag)のような金属で形成されてもよく、合金であってもよい。
(3-4)ブロック部材
ブロック部材50は、既に説明したように、第1型91の第1表面91aと第2型92の第2表面92aに接する第1部分51及び第2部分52に弾性を有する高分子化合物が配置されている。第1実施形態では、ブロック部材50の全体が、弾性を有する高分子化合物からなる。ブロック部材50の高分子化合物は、シリコーン系エラストマーもしくはフッ素系エラストマーを含んでいるか、またはスポンジ状に加工されていることにより弾性を有する。例えば、ブロック部材50の全体が、シリコーン系エラストマーもしくはフッ素系エラストマーからなる。スポンジ状に加工されていることにより弾性を有するブロック部材50の材料としては、例えば、発泡ポリエチレンがある。ブロック部材50にスポンジ状の部材を用いる場合でも、ブロック部材50を開口部21から取り除き易くするために、表面には凹凸がないように加工されていることが好ましい。
ブロック部材50は、第1表面91aと第2表面92aで挟み込まれることによる弾性変形前の第1部分51の表面と第2部分52の表面の第1距離が、弾性変形後の第1部分51の表面と第2部分52の表面の第2距離の1.2倍から3倍の範囲内であることが好ましい。(第1距離/第2距離)が、1.2よりも小さい時には、ブロック部材50が電極端子15及びその周辺に密着し難くなり、隙間ができ易くなる。(第1距離/第2距離)が、3よりも大きい時には、ブロック部材50の弾性変形が設計された範囲に収まり難くなり、製造時の開口部21の形状のばらつきが大きくなる。
ブロック部材50は、ショアA20以上ショアA70以下の硬度を有することが好ましい。ショアA20よりも硬度が小さい場合(柔らかい場合)には、溶融樹脂MRによるブロック部材50の変形が大きくなるので、溶融樹脂MRがブロック部材50と電極端子15との間に入り込み易くなる。ショアA70よりも硬度が大きい場合(固い場合)には、第1型91の第1表面91aと第2型92の第2表面92aの間で弾性変形させるときに、ブロック部材50が破損し易くなったり、電極端子15の形状に追従できなくなって隙間を生じ易くなったりする。
(3-5)封止材
封止材40の材料としては、例えば、樹脂接着剤、無機接着剤を挙げることができる。樹脂接着剤には、例えば、アクリレート系のUV硬化樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、フッ素樹脂またはシリコーン樹脂を用いることができる。無機接着剤には、例えば、ガラスフリット、セラミックスを用いることができる。
(4)変形例
(4-1)変形例1A
第1実施形態では、開口部21に封止材40を充填する場合について説明した。しかし、樹脂成形品1は、開口部21に封止材40を充填しないものであってもよい。開口部21に封止材40を充填しない樹脂成形品1の例を図11に示す。
図11に示されている樹脂成形品1では、開口部21には封止材40が充填されておらず、開口部21において、フィルム10の一方主面10aが露出している。また、開口部21を通して電極端子15も露出している。この露出した電極端子15には、例えば、接続ピン30が接合され、接続ピン30にコネクタ35が接続されている。
(4-2)変形例1B
第1実施形態では、フィルム10の上にブロック部材50を載置しただけで、特にブロック部材50の移動を規制するような部材を設けていない。ブロック部材50の移動を規制するような部材を設けなくても、ブロック部材50が例えばシリコーン系エラストマーもしくはフッ素系エラストマーからなる場合には、ブロック部材50がフィルム10の一方主面10aに密着して載置された場所から移動し難くなる。
しかし、ブロック部材50には、溶融樹脂MRが射出されるときに溶融樹脂MRから力を受けるので、ブロック部材50の移動の規制を強化するための規制部をフィルム10、つまりインサート部材に設けてもよい。例えば、図12に示されているように、フィルム10は、規制部として、突起17を有するように構成されてもよい。突起17は、ブロック部材50が一方主面10aの面内方向で移動するのを規制することができる。突起17は、例えば、電極端子15を形成する方法と同じ方法で形成される。突起17は、電極端子15の周囲に複数設けられることが好ましい。ここでは、突起17を規制部として示したが、規制部は、突起17には限られない。例えば、フィルム基材11に開口を設けてブロック部材50の一部がフィルム基材11の開口に嵌るように構成してもよい。
(4-3)変形例1C
第1実施形態では、フィルム10の上に載置されたブロック部材50を平面形状の第1表面91aと第2表面92aで挟み込んで弾性変形させている。このとき、第1型91と第2型92には、ブロック部材50の移動を抑止するような部分を設けていない。例えば、図13に示されているように、第1型91は、抑止部として、第1表面91aに凹部93を有するように構成されてもよい。第1型91と第2型92を型締めしたときに、ブロック部材50の一部が凹部93に嵌る。ブロック部材50の一部が凹部93に嵌ることで、第1表面91aの面内方向にブロック部材50が移動することが抑止される。抑止部は、第1型91及び第2型92のうちの少なくとも一方に設けることができる。
(4-4)変形例1D
第1実施形態では、電極端子15が樹脂成形体20の平面状の箇所(平面部20a(図2参照))に配置されている場合について説明した。しかし、電極端子15は、樹脂成形体20の曲面状部分に配置されてもよい。その場合には、図14に示されているように、電極端子15が曲面状の第2表面92aにセットされる。図14に示されている場合には、電極端子15及びその周囲も曲面形状になるが、型締め時には、ブロック部材50が曲面形状に合うように変形する。そのため、射出成形時、電極端子15及びその周囲に溶融樹脂MRが侵入する隙間が生じするのをブロック部材50により十分に防止できる。
(4-5)変形例1E
第1実施形態では、フィルム10が樹脂からなる単層のフィルム基材11に電極端子15及び銅配線16が形成されている場合について説明した。しかし、フィルム10は、多層構造であってもよい。図15及び図16に示されているように、樹脂成形品の外面側を加飾する外面側意匠層12と、樹脂成形品の内面側を加飾する内面側意匠層13と、銅配線16を保護するオーバーコート層14とを、フィルム10が備えていてもよい。図16には、図15のII-II線で切断したフィルム10の断面が示されている。外面側意匠層12は、例えば、銅配線16が外から見えないように隠蔽するため、または樹脂成形品1の装飾のために設けられる。内面側意匠層13は、例えば、樹脂成形体20が透明または半透明の場合に、銅配線16が外から見えないように隠蔽するため、または樹脂成形品1の装飾のために設けられる。
(4-6)変形例1F
第1実施形態では、銅配線16がフィルム10の一方主面10aにだけ設けられる場合を説明した。しかし、フィルム10において、電極端子15及び銅配線16のうちの少なくとも一方が、複数の面に設けられてもよい。インサート部材においては、インサート部材の複数の面に、配線を設けてもよく、電極端子及び配線を設けてもよい。図17には、銅配線16が一方主面10aと他方主面10bの両方に設けられている場合が示されている。銅配線16は、フィルム基材11に形成されている開口11aを通って、一方主面10aと他方主面10bに配置されている。第1実施形態と同様に、図17に示されているフィルム10の一方主面10aに樹脂成形体20が形成されて、樹脂成形品1が製造される。
また、フィルム基材11を複数重ねて設け、電極端子15及び銅配線16を複数のフィルム基材11のそれぞれに設けてもよい。
(4-7)変形例1G
第1実施形態では、電極端子15が同じ厚みである場合について説明した。第1実施形態では、電極端子15が、フィルム基材11に接している部分から銅配線16に接している部分でステップ状に変形している(図5参照)。また、変形例1Dでは、電極端子25が凹状に変形している例を説明した(図14参照)。しかし、電極端子15の形状は、前述の形状には限られない。
図18には、断面形状がL字形状である電極端子15が示されている
図19には、断面形状が踏み段形状である電極端子15が示されている。図19には、1段だけ高くなった踏み段形状の電極端子15が示されているが、複数のステップを持つ踏み段形状であってもよい。
図20には、傾斜部分15aがある電極端子15が示されている。図20の電極端子15は、傾斜部分15aが1個所だけ設けられている。しかし、傾斜部分15aは、1つの電極端子15に対して複数カ所設けられてもよい。
図21には、表面が円弧状である電極端子15が示されている。電極端子15の表面は、円弧以外の曲面であってもよい。
図22には、フィルム基材11の反対側に向かって凸に湾曲した電極端子15が示されている。
図18、図19、図20、図21、図22の電極端子15の平面形状は、どのような形状であってもよいが、例えば、長方形、正方形、長円形または円形である。
図18、図19、図20、図21、図22に示されているように、露出する面が平面ではない電極端子15であっても、ブロック部材50が十分に変形するので、隙間が生じるのを防止することができる。
(4-8)変形例1H
第1実施形態では、複数の電極端子15に対して一つのブロック部材50を適用する場合について説明した。しかし、図23、図24、図25、図26及び図27を用いて説明するように、1つの電極端子15に対して1つのブロック部材50を適用してもよい。図23には、直方体状の電極端子15と直方体状のブロック部材50との関係として、3つのケースが示されている。図23には、平面形状が長方形状である電極端子15とブロック部材50を平面視した状態が示されている。図23の電極端子15とブロック部材50の長方形状の面に対して、第1型91と第2型92の第1表面91aと第2表面92aが例えば平行に配置される。図23は、ブロック部材50をフィルム10に載置した射出成形前の状態を示している。
第1のケースは、平面視において、ブロック部材50が電極端子15の全体を覆っている場合である。第1のケースによって成形されたフィルム10と樹脂成形体20のIII-III線で切断した断面が図24に示されている。
第2のケースは、平面視において、ブロック部材50が電極端子15の短手方向の一部を覆っていない場合である。第2のケースによって成形されたフィルム10と樹脂成形体20のVI-VI線で切断した断面が図25に示されている。
第3のケースは、平面視において、ブロック部材50が電極端子15の短手方向の一部と長手方向の一部を覆っていない場合である。第3のケースによって成形されたフィルム10と樹脂成形体20のV-V線で切断した断面が図26に示されている。
また、第1、第2及び第3のケースによって成形されたフィルム10と樹脂成形体20のVI-VI線で切断した断面が図27に示されている。
ブロック部材50により形成される樹脂成形体20の開口部21の壁面21aが凹状に湾曲している。これは、ブロック部材50が第1表面91aと第2表面92aによって弾性変形するときに、第1表面91aと第2表面92aから離れた部位が大きく変形するためである。
また、平面視したブロック部材50の長方形の四辺のうち、電極端子15と重なっておらず且つ電極端子15から最も遠い辺は、溶融樹脂MRの圧力によって変形し易い。電極端子15と重なる部分のブロック部材50は、電極端子15の厚みに起因して内部の圧力が高くなる。それに比べて、電極端子15と重なる部分のブロック部材50は、電極端子15と重なっていないために内部の圧力が低くなる。このように電極端子15から遠い辺が変形し易くなる。このような状況を避けるには、例えば、圧し潰される距離が同じになるようにブロック部材50の厚みを変えることが考えられる。このような対策をする場合には、ブロック部材50は、第1型91と第2型92が型締めされていない状態で、電極端子15と重なる部分が薄く、電極端子15と重ならない部分が厚くなる形状にすればよい。
第1表面91aと第2表面92aが、平面には限られず、また互いに平行に配置されるとも限られないので、ブロック部材50の形状は、直方体には限られず、種々の形状の中から第1表面91aと第2表面92aの形状や配置関係に合わせて選択することが好ましい。
(4-9)変形例1I
第1実施形態では、電極端子15が一方主面10aに設けられ、ブロック部材50が一方主面10aに載置される場合について説明した。しかし、電極端子15が、他方主面10bにも設けられ、ブロック部材50が他方主面10bにも載置されるように構成することもできる。例えば、フィルム基材11を鉛直方向に立てて配置し、フィルム基材11の一方主面10aの側と他方主面10bの側に、それぞれのブロック部材50を貼り付けることでブロック部材50を載置することができる。
(4-10)変形例1J
第1実施形態では、ブロック部材50の全体が1種類の高分子化合物で構成されている場合について説明した。しかし、ブロック部材50は、複数種類の高分子化合物で構成されてもよい。例えば、ブロック部材50の第1部分51と第2部分52に、同じシリコーン系エラストマーでショアA硬度が異なる高分子化合物を用いることができる。あるいは、ブロック部材50の第1部分51と第2部分52に、シリコーン系エラストマーとフッ素系エラストマーを用いることができる。
また、ブロック部材50は、第1部分51と第2部分52以外の部分に高分子化合物以外の材料を用いてもよい。例えば、第1部分51と第2部分52にシリコーン系エラストマーを用い、第1部分51と第2部分52の間に金属板またはセラミックの板を挟んでもよい。この場合のブロック部材50は、シリコーン系エラストマー/金属板またはセラミックの板/シリコーン系エラストマーの三層構造になる。このように、ブロック部材50に高分子化合物以外の材料を用いるときには、全体積の50%以上を高分子化合物が占めるようにブロック部材50を構成することが好ましい。全体積の50%以上を高分子化合物が占めることで、ブロック部材は、十分な弾性変形が可能になる。
<第2実施形態>
(5)樹脂成形品の概要
第1実施形態では、複数の電極端子15が同一平面に配置される場合について説明した。しかし、複数の電極端子は、異なる平面に配置されたり、湾曲する曲面に配置されたりしてもよい。
第2実施形態に係る樹脂成形品1の一例が図28に示され、他の例が図29に示されている。
図28には、曲面を持つ立体的なインサート部材60を備える樹脂成形品1が示されている。インサート部材60は、例えば、熱硬化性樹脂からなる立体的なベース部材62に、フィルム基材11が貼り付けられ、フィルム基材11に銅配線16と複数の電極端子15が形成されている部材である。ベース部材62の曲面領域61に、複数の電極端子15が配置されている。樹脂成形体20の開口部21も、曲面領域61に形成されている。第2実施形態においても、開口部21の壁面21aが凹状に湾曲している。
インサート部材60の一方主面60aに、複数の電極端子15が設けられている。インサート部材60の一方主面60aに、樹脂成形体20が形成されている。
開口部21を形成するためのブロック部材50は、直方体に類似した形状をしている。ブロック部材50のうちの曲面領域61に当接する当接面53は、曲面領域61に一致するような曲面である。当接面53に対向する対向面54は、型締めしたときに、樹脂成形体20の表面に一致し易いような曲面である。
図29には、少なくとも2つの平面領域(第1平面領域71と第2平面領域72)を持つ立体的なインサート部材70を備える樹脂成形品1が示されている。インサート部材70は、例えば、熱硬化性樹脂からなる立体的なベース部材73に、フィルム基材11が貼り付けられ、フィルム基材11に銅配線16と複数の電極端子15が形成されている部材である。ベース部材73の第1平面領域71にも第2平面領域72にも、電極端子15がそれぞれ配置されている。樹脂成形体20の開口部21は、第1平面領域71にも第2平面領域72に跨ってそれらの境界部分に形成されている。第2実施形態においても、開口部21の壁面21aが凹状に湾曲している。
インサート部材70の一方主面70aに、複数の電極端子15が設けられている。インサート部材70の一方主面70aに、樹脂成形体20が形成されている。
開口部21を形成するためのブロック部材50は、2つの直方体をΛ形に組み合わせた形状をしている。ブロック部材50のうちの第1平面領域71に当接する第1当接面55は、第1平面領域71に一致するような平面である。第2平面領域72に当接する第2当接面56は、第2平面領域72に一致するような平面である。第1当接面55及び第2当接面56に対向する第1対向面57及び第2対向面58は、型締めしたときに、樹脂成形体20の表面に一致し易いような2つの平面である。
(6)樹脂成形品の製造方法
第2実施形態の図28及び図29に示されている樹脂成形品1の製造方法は、インサート部材60,70の形状が第1実施形態のフィルム10と異なり、それに伴い、ブロック部材50の形状が異なる。しかし、第2実施形態の樹脂成形品1の製造方法のフローは、図4のフローチャートに示されているフローと同様である。従って、第2実施形態の樹脂成形品1は、第1実施形態の「(2)樹脂成形品の製造方法」で説明したのと同じ製造方法で製造することができる。
(7)変形例
(7-1)変形例2A
第2実施形態では、開口部21に封止材が充填されていない樹脂成形品1について説明した(図28及び図29参照)。しかし、第2実施形態の樹脂成形品1でも、第1実施形態の樹脂成形品1と同様に、開口部21に封止材を充填してもよい。また、第2実施形態において、封止材を充填しない場合に、露出した電極端子15に、図11を用いて説明したように、接続ピン30を接合し、接続ピン30にコネクタ35を接続するように構成することもできる。
(7-2)変形例2B
第2実施形態の樹脂成形品1の製造方法でも、第1実施形態の変形例1Bで説明したように、インサート部材60,70に、ブロック部材50の移動を規制する規制部を設けることができる。インサート部材60,70に設ける規制部には、例えば、図12に示した突起17、またはフィルム基材11の開口を用いることができる。
(7-3)変形例2C
第2実施形態の樹脂成形品1の製造方法でも、第1実施形態の変形例1Cで説明したように、ブロック部材50の移動を抑止する抑止部を、第1型91及び第2型92のうちの少なくとも一方に設けることができる。第1型91及び第2型92のうちの少なくとも一方に設ける抑止部には、例えば、図13に示した凹部93を用いることができる。抑止部は、第1型91及び第2型92のうちの少なくとも一方に設けることができる。
(7-4)変形例2D
第2実施形形態では、複数の電極端子15がインサート部材60の曲面領域61または異なる第1平面領域71と第2平面領域72に配置される場合について説明した。しかし、複数の電極端子15が配置される領域は、それだけに限られず、例えば、異なる複数の曲面領域に配置されてもよく、曲面領域と平面領域に配置されてもよい。
(7-5)変形例2E
第2実施形態では、意匠層が設けられていない樹脂成形品1について説明した。しかし、第2実施形態の樹脂成形品1に、第1実施形態の外面側意匠層12及び内面側意匠層13のうちの少なくとも一方と同様の機能を有する意匠層を設けてもよい。また、第2実施形態の樹脂成形品1に、第1実施形態のオーバーコート層14と同様の機能を有するオーバーコート層を設けてもよい。
(7-6)変形例2F
第2実施形態では、電極端子15及び銅配線16が1つのフィルム基材11に設けられる場合について説明した。しかし、フィルム基材11を複数重ねて設け、電極端子15及び銅配線16を複数のフィルム基材11のそれぞれに設けてもよい。
(7-7)変形例2G
第2実施形態では、電極端子15が同じ厚みである場合について説明した。しかし、第2実施形態の電極端子15の形状には、第1実施形態の変形例1D,1Gで説明したような種々の形状を用いることができる。
(7-8)変形例2H
第2実施形態では、複数の電極端子15に対して一つのブロック部材50を適用する場合について説明した。しかし、第2実施形態の複数の電極端子15に対して複数のブロック部材50を適用してもよい。
(7-9)変形例2I
第2実施形態では、複数の電極端子15が一方主面60a,70aに設けられ、ブロック部材50が一方主面60a,70aに載置される場合について説明した。しかし、複数の電極端子15が、他方主面にも設けられ、ブロック部材50が他方主面にも載置されるように構成することもできる。
(7-10)変形例2J
第2実施形態では、ブロック部材50の全体が1種類の高分子化合物で構成されている場合について説明した。しかし、ブロック部材50は、第1実施形態の変形例1Jで説明したように、複数種類の高分子化合物で構成されてもよく、また第1部分51と第2部分52以外の部分に高分子化合物以外の材料を用いてもよい。ブロック部材50に高分子化合物以外の材料を用いるときには、全体積の50%以上を高分子化合物が占めるようにブロック部材50を構成することが好ましい。
(8)特徴
(8-1)
第1実施形態及び第2実施形態の樹脂成形品1の製造方法は、一方主面10a,60a,70aを有するインサート部材60,70またはインサート部材であるフィルム10を第1型91と第2型92の間にセットする第1ステップS1と、第1型91と第2型92を型締めしてインサート部材60,70またはインサート部材であるフィルム10を収納した成形空間SPを形成する第2ステップS2と、成形空間SPに溶融樹脂MRを流し込んで、インサート部材60,70またはインサート部材であるフィルム10がインサートされた樹脂成形体20を成形する第3ステップS3と、第1型91と第2型92の型開きを行ってインサート部材60,70またはインサート部材であるフィルム10がインサートされた樹脂成形体20を取り出す第4ステップS4とを備える。
第1ステップS1では、一方主面10a,60a,70aに設けられている電気的な接続に用いられる電極端子15と接触するように一方主面10a,60a,70aにブロック部材50を載置する。
第2ステップS2では、成形空間SPの内面内の第1面である第1型91の第1表面91aと内面内の第2面である第2型92の第2表面92aとでインサート部材60,70またはインサート部材であるフィルム10とブロック部材50とを挟み込んで、第1表面91aと第2表面92aに接する第1部分51及び第2部分52に弾性を有する高分子化合物が配置されているブロック部材50を弾性変形させる。
第3ステップS3では、ブロック部材50の周囲を溶融樹脂MRで満たしてブロック部材50の周囲の樹脂を固化する。
第4ステップS4では、ブロック部材50を樹脂成形体20から取り除いて、電極端子15を露出させる。
第1実施形態及び第2実施形態またはそれらの変形例の樹脂成形品の製造方法では、インサート部材60,70またはインサート部材であるフィルム10の電極端子15及びその周辺の凹凸またはインサートされた電極端子15の位置の変化が大きい場合でも、第2ステップS2の型締めのときにブロック部材50が電極端子15及びその周辺に密着する。ブロック部材50が電極端子15及びその周辺に密着した状態で、第3ステップS3において、ブロック部材50の周囲を溶融樹脂MRで満たすことができる。
(8-2)
第1実施形態及び第2実施形態またはそれらの変形例の樹脂成形品1の製造方法では、高分子化合物が、例えば、シリコーン系エラストマーもしくはフッ素系エラストマーを含んでいるか、またはスポンジ状に加工されていることにより弾性を有する。その結果、電極端子15及びその周辺に密着し易く適度に変形するブロック部材50を樹脂成形品1の製造に用いることができる。
(8-3)
第1実施形態及び第2実施形態またはそれら変形例の樹脂成形品1の製造方法では、ブロック部材50を第1表面91aと第2表面92aで挟み込むことによる弾性変形前の第1部分51の表面と第2部分52の表面の第1距離が、弾性変形後の第1部分51の表面と第2部分52の表面の第2距離の1.2倍から3倍の範囲内となるように構成する。その結果、ブロック部材50の損傷を防ぎつつ電極端子15及びその周辺に、ブロック部材50を十分に密着させることができる。
(8-4)
第1実施形態及び第2実施形態またはそれらの変形例の樹脂成形品1の製造方法では、ブロック部材50が、ショアA20以上ショアA70以下の硬度を有する構成になっている。その結果、適度な硬さのブロック部材50を電極端子15及びその周辺に強固に密着させることができる。
(8-5)
第1実施形態及び第2実施形態またはそれらの変形例の樹脂成形品1の製造方法のブロック部材50は、全体積の50%以上を前記高分子化合物が占める構成になっている。その結果、電極端子15及びその周辺に密着し易く適度に変形するブロック部材50を樹脂成形品1の製造に用いることができる。
(8-6)
第1実施形態及び第2実施形態またはそれらの変形例の樹脂成形品1は、所定の形状に成形された樹脂成形体20と、インサート部材であるフィルム10またはインサート部材60,70とを備える。インサート部材であるフィルム10またはインサート部材60,70は、樹脂成形体20にインサートされ、電気的な接続に用いられる電極端子15を一方主面10a,60a,70aに有している。樹脂成形体20は、電極端子15の一部を露出させる開口部21を有する。そして、開口部21の壁面が凹状に湾曲している。
このような樹脂成形品1は、凹状に湾曲している開口部21の壁面により、例えば封止材40を開口部21に充填した場合には封止材40を強固に固定することができる。
(8-7)
第1実施形態及び第2実施形態またはそれらの変形例の樹脂成形品1では、電極端子15を、凹凸状または曲面状にできる。そして、電極端子15を用途に合わせた形状としつつ電極端子15及びその周辺に樹脂の侵入のない品質の良い樹脂成形品1を提供できる。
(8-8)
第2実施形態またはその変形例の樹脂成形品1は、インサート部材60,70が、電極端子15を複数有し、複数の電極端子15が、インサート部材60の曲面領域61に配置され、またはインサート部材70の第1平面領域71と第2平面領域72に配置されている。このように、複数の電極端子15をインサート部材60,70の形状に合わせつつ複数の電極端子15及びその周辺に樹脂の侵入のない品質の良い樹脂成形品1を提供できる。
以上、本発明の第1実施形態及び第2実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組み合せ可能である。
1 樹脂成形品
10 フィルム(インサート部材の例)
10a 一方主面
15 電極端子
20 樹脂成形体
21 開口部
40 封止材
50 ブロック部材
51 第1部分
52 第2部分
60,70 インサート部材
60a,70a 一方主面
61 曲面領域
71 第1平面領域
72 第2平面領域
91 第1型
91a 第1表面
92 第2型
92a 第2表面
MR 溶融樹脂
SP 成形空間

Claims (8)

  1. 一方主面を有するインサート部材を第1型と第2型の間にセットする第1ステップと、
    前記第1型と前記第2型を型締めして前記インサート部材を収納した成形空間を形成する第2ステップと、
    前記成形空間に溶融樹脂を流し込んで、前記インサート部材がインサートされた樹脂成形体を成形する第3ステップと、
    前記第1型と前記第2型の型開きを行って前記インサート部材がインサートされた前記樹脂成形体を取り出す第4ステップと
    を備える、樹脂成形品の製造方法であって、
    前記第1ステップでは、前記一方主面に設けられている電気的な接続に用いられる電極端子と接触するように前記一方主面にブロック部材を載置し、
    前記第2ステップでは、前記成形空間の内面内の第1面である前記第1型の第1表面と前記内面内の第2面である前記第2型の第2表面とで前記インサート部材と前記ブロック部材を挟み込んで、前記第1表面及び前記第2表面に接する第1部分及び第2部分に弾性を有する高分子化合物が配置されている前記ブロック部材を弾性変形させ、
    前記第3ステップでは、前記ブロック部材の周囲を前記溶融樹脂で満たして前記ブロック部材の周囲の樹脂を固化し、
    前記第4ステップでは、前記ブロック部材を前記樹脂成形体から取り除いて、前記電極端子を露出させる、樹脂成形品の製造方法。
  2. 前記高分子化合物は、シリコーン系エラストマーもしくはフッ素系エラストマーを含んでいるか、またはスポンジ状に加工されていることにより弾性を有する、
    請求項1に記載の樹脂成形品の製造方法。
  3. 前記ブロック部材を前記第1表面と前記第2表面で挟み込むことによる弾性変形前の前記第1部分の表面と前記第2部分の表面の第1距離が、弾性変形後の前記第1部分の表面と前記第2部分の表面の第2距離の1.2倍から3倍の範囲内である、
    請求項1または請求項2に記載の樹脂成形品の製造方法。
  4. 前記ブロック部材は、ショアA20以上ショアA70以下の硬度を有する、
    請求項1または請求項2に記載の樹脂成形品の製造方法。
  5. 前記ブロック部材は、全体積の50%以上を前記高分子化合物が占める、
    請求項1または請求項2に記載の樹脂成形品の製造方法。
  6. 所定の形状に成形された樹脂成形体と、
    前記樹脂成形体にインサートされ、電気的な接続に用いられる電極端子を一方主面に有しているインサート部材と、
    を備え、
    前記樹脂成形体は、前記電極端子の一部を露出させる開口部を有し、
    前記開口部の壁面が凹状に湾曲している、樹脂成形品。
  7. 前記電極端子は、凹凸状または曲面状である、
    請求項6に記載の樹脂成形品。
  8. 前記インサート部材は、前記電極端子を複数有し、
    複数の前記電極端子は、前記インサート部材の曲面領域に配置され、または前記インサート部材の第1平面領域と第2平面領域に配置されている、
    請求項6または請求項7に記載の樹脂成形品。
JP2022145087A 2022-09-13 2022-09-13 樹脂成形品の製造方法及び樹脂成形品 Pending JP2024040624A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022145087A JP2024040624A (ja) 2022-09-13 2022-09-13 樹脂成形品の製造方法及び樹脂成形品
PCT/JP2023/029047 WO2024057785A1 (ja) 2022-09-13 2023-08-09 樹脂成形品の製造方法及び樹脂成形品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022145087A JP2024040624A (ja) 2022-09-13 2022-09-13 樹脂成形品の製造方法及び樹脂成形品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024040624A true JP2024040624A (ja) 2024-03-26

Family

ID=90274776

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022145087A Pending JP2024040624A (ja) 2022-09-13 2022-09-13 樹脂成形品の製造方法及び樹脂成形品

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2024040624A (ja)
WO (1) WO2024057785A1 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3972889B2 (ja) * 2002-12-09 2007-09-05 日亜化学工業株式会社 発光装置およびそれを用いた面状光源
JP7380548B2 (ja) * 2018-04-04 2023-11-15 株式会社ジェイテクト ステアリング装置
JP2020092155A (ja) * 2018-12-05 2020-06-11 株式会社ダイセル 光半導体装置
JP7142067B2 (ja) * 2020-09-30 2022-09-26 Nissha株式会社 成形品及び成形品の製造方法
JP2022065238A (ja) * 2020-10-15 2022-04-27 富士電機株式会社 半導体装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2024057785A1 (ja) 2024-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103579128B (zh) 芯片封装基板、芯片封装结构及其制作方法
JP2008306128A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP4378387B2 (ja) 半導体パッケージ及びその製造方法
JP5096094B2 (ja) 回路装置
JPWO2020129195A1 (ja) 半導体装置、及び、半導体装置の製造方法
JPS63188964A (ja) 集積回路パツケ−ジ
TW201401459A (zh) 半導體裝置之製造方法及半導體裝置
WO2024057785A1 (ja) 樹脂成形品の製造方法及び樹脂成形品
JP5749066B2 (ja) インダクタ一体型リードフレーム、並びに、電子回路モジュール及びその製造方法
CN104659005A (zh) 封装、包括该封装的封装堆叠结构及其制造方法
JP3994683B2 (ja) メモリーカードの製造方法
JP2000048162A (ja) Icカード用モジュール、icカード用モジュールの製造方法、混成集積回路モジュールおよびその製造方法
JPWO2003018285A1 (ja) モジュール電子部品の成形方法及び成形装置並びにモジュール電子部品
JP4049167B2 (ja) 蓋体フレーム、半導体装置、及びその製造方法
JPWO2013073541A1 (ja) 電子モジュールおよび電子モジュールの製造方法
JP5359344B2 (ja) インサート樹脂成形部品の製造方法とそれに用いられる樹脂成形金型および圧力センサ
JP6869602B2 (ja) 半導体装置
TWI656007B (zh) 殼件模組的製法與其模具以及其製品
JP5047937B2 (ja) 回路基板への端子板接続構造および接続方法
JP2008060160A (ja) 樹脂封止型半導体装置の製造方法
JP2005328009A (ja) チップパッケージ、該チップパッケージの製造方法およびチップ実装基板
JP2020006521A (ja) 樹脂成形品及び射出成形用金型
TW201037802A (en) Package structure, encapsulating module for molding the same and encapsulating mold for molding the same
JP4086534B2 (ja) メモリーカードとその成形方法
JP3212527B2 (ja) 光照射窓を有するbga型中空半導体パッケージ