JP2024026297A - 工具ユニット、工具ユニットを保持するプレス機、工具ユニットをプレス機のホルダ内に作動可能に配置する方法 - Google Patents

工具ユニット、工具ユニットを保持するプレス機、工具ユニットをプレス機のホルダ内に作動可能に配置する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2024026297A
JP2024026297A JP2023206465A JP2023206465A JP2024026297A JP 2024026297 A JP2024026297 A JP 2024026297A JP 2023206465 A JP2023206465 A JP 2023206465A JP 2023206465 A JP2023206465 A JP 2023206465A JP 2024026297 A JP2024026297 A JP 2024026297A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
press
tool unit
unit
ram
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2023206465A
Other languages
English (en)
Inventor
プリンツィンガー、ヘルムート
Prinzinger Helmut
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
L Schuler GmbH
Original Assignee
L Schuler GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=70470975&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2024026297(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by L Schuler GmbH filed Critical L Schuler GmbH
Publication of JP2024026297A publication Critical patent/JP2024026297A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B44DECORATIVE ARTS
    • B44BMACHINES, APPARATUS OR TOOLS FOR ARTISTIC WORK, e.g. FOR SCULPTURING, GUILLOCHING, CARVING, BRANDING, INLAYING
    • B44B5/00Machines or apparatus for embossing decorations or marks, e.g. embossing coins
    • B44B5/0052Machines or apparatus for embossing decorations or marks, e.g. embossing coins by pressing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/02Dies; Inserts therefor; Mounting thereof; Moulds
    • B30B15/028Loading or unloading of dies, platens or press rams
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21JFORGING; HAMMERING; PRESSING METAL; RIVETING; FORGE FURNACES
    • B21J13/00Details of machines for forging, pressing, or hammering
    • B21J13/02Dies or mountings therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21JFORGING; HAMMERING; PRESSING METAL; RIVETING; FORGE FURNACES
    • B21J13/00Details of machines for forging, pressing, or hammering
    • B21J13/02Dies or mountings therefor
    • B21J13/03Die mountings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21JFORGING; HAMMERING; PRESSING METAL; RIVETING; FORGE FURNACES
    • B21J13/00Details of machines for forging, pressing, or hammering
    • B21J13/08Accessories for handling work or tools
    • B21J13/085Accessories for handling work or tools handling of tools
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B44DECORATIVE ARTS
    • B44BMACHINES, APPARATUS OR TOOLS FOR ARTISTIC WORK, e.g. FOR SCULPTURING, GUILLOCHING, CARVING, BRANDING, INLAYING
    • B44B5/00Machines or apparatus for embossing decorations or marks, e.g. embossing coins
    • B44B5/0061Machines or apparatus for embossing decorations or marks, e.g. embossing coins characterised by the power drive
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D28/00Shaping by press-cutting; Perforating
    • B21D28/02Punching blanks or articles with or without obtaining scrap; Notching
    • B21D28/16Shoulder or burr prevention, e.g. fine-blanking
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D37/00Tools as parts of machines covered by this subclass
    • B21D37/04Movable or exchangeable mountings for tools
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D37/00Tools as parts of machines covered by this subclass
    • B21D37/14Particular arrangements for handling and holding in place complete dies

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、例えば円形ブランク材から硬貨をエンボス加工するエンボスプレス機に関する。【解決手段】金型ユニット(20)は、プレス機(21)の短いダウンタイムで迅速な金型の交換を行うように、プレス機(21)のレセプタクル(23)への挿入又は取り外しを簡単かつ迅速に行える。金型ユニットは、金型キャリア(31)の金型軸(A)に沿って配置された第1の金型(45)及び第2の金型(46)を有する。第2の金型(46)は、プレス機(21)のガイド装置とは独立して、金型ガイド(47)によりガイドされて金型キャリア(31)及び第1の金型(45)に対して移動できる。プレス機(21)の作動が別の金型ユニットとの間で進行すると同時に、このような金型ユニットをプレス機の外で準備し、セットアップできる。準備された金型ユニットは、必要に応じて使用中の金型ユニットと交換される。【選択図】図1

Description

本発明は、プレス機用の工具ユニット、そのような工具ユニットを保持するホルダを備えたプレス機、及び工具ユニットをプレス機に作動可能な状態に配置する方法に関する。この方法は、実際に使用されている工具ユニットを別の工具ユニットと交換することも含む。
特に、硬貨、メダル、円形ブランク材、又は他の板状ブランク材をエンボス加工するエンボスプレス機などの高速作動プレス機では、ブランク材、特に円形ブランク材を成形する工具の交換や工具の装着に非常に時間がかかる。特に硬貨の鍛造の際には、硬貨やメダルに施す必要のあるフィリグリー構造のために、エンボス加工工具を互いに対して向きを揃えなければならない。このため、プレス機の作動前の工具の装着にはかなりの時間がかかる。また、作動中に工具に摩耗が生じると、プレス機を停止して工具を交換し、工具の再調整を行ってから作動を再開しなければならない場合がある。そのため、従来使用されてきたエンボスプレス機のダウンタイムは比較的長かった。
鍛造プレス機は、例えばDE 26 28 855 C2から公知である。これは、雌型(第1の工具)用のホルダと、雄型(第2の工具)を支持するラムとを含む。第1の工具用のホルダには、クランプ状態で第1の工具のための中空スペースを形成する半円形のくぼみが形成されている。これら2つの工具は別々に交換可能であり、最適なエンボス加工の結果が得られるようにプレス機の始動時に互いに対して向きを揃えることが必要である。
DE 10 2015 010 489 A1には、工具キャリアを有する鍛造プレス機が
記載されている。工具キャリアには摺動面がある。交換のために、1つ又は複数の工具をガイドしてこの摺動面上に摺動可能に支持することが可能である。
公知の従来技術から始まり、本発明の目的を、プレス機の短いダウンタイムで挿入又は取り外しが可能な工具ユニット、特にエンボスプレス機用の工具ユニットを提供することである。
この目的は、請求項1の特徴を有する工具ユニット、請求項11の特徴を有するプレス、及び請求項16の特徴を有する方法によって解決される。
本発明のプレス機用の工具ユニットは、プレス機と交換可能に接続されるように構成された工具キャリアを有する。特に、工具キャリアは、プレス機のプレスフレームに設けられたホルダに配置、位置決め及び/又は向きが揃えられ、プレスフレームに着脱可能に取り付けられるよう構成される。工具ユニットは、プレス機への配置やプレス機からの取り外しのために一様に取り扱うことのできるユニットを形成する。
工具ユニットは、第1の工具及び第2の工具を有する。これら2つの工具は、共通の工具軸と位置合わせされて配置される。これら2つの工具は、工具軸Aに対して同軸に配置される。
工具ユニットは、工具ガイド装置を含み、これにより、第2の工具は工具軸に沿ってガイドされて工具キャリアに対して移動可能に支持される。これにより、第2の工具は、第1の工具に向かうストローク方向と、このストローク方向とは反対の第1の工具から離れるバックストローク方向とに移動することができる。したがって、これら2つの工具は互いに対して向きが揃えられ、工具ユニット自体によってガイドされる。工具ユニットがプレス機に挿入されると、第2の工具を結合装置によってプレス機のラムと結合することができ、これにより、ラムの動きが第2の工具に伝達され、よってストローク方向のストローク又はバックストローク方向のバックストロークを開始することができる。
これら2つの工具はすでに工具ユニット内で互いに対して移動可能にガイドされ、向きが揃えられるため、工具のプレス機への挿入及びプレス機からの取り外しが著しく簡単になる。工具ユニットは、本体内のモジュール又はユニットとして取り扱われ、これにより、プレス機内での2つの工具の互いに対する面倒な位置合わせが省略される。従来公知のプレス機、特にエンボスプレス機とは異なり、第2の工具はラムのガイド装置を使用しないが、工具ユニットは第2の工具用に別個の独自の工具ガイド装置を有する。
工具ユニットの工具はエンボスプレス機用のエンボス加工工具であり、例えば、硬貨、メダル等を板状あるいは円盤状のブランク材、又は円形のブランク材からエンボス加工するためのものであることが好ましい。ブランク材、即ち円形ブランク材は1つの部分からなるブランク材であってもよいし、コアと、コアの周りに同心円状に配置された1つ又は複数のリングで構成される、複数の部分からなるブランク材であってもよい。円形ブランク材、又は円形ブランク材の外形を例えば円形や多角形としてもよいし、他の実質的に任意の形状としてもよい。
工具ガイド装置が、工具軸を横切る第2の工具の横方向の動き、及び/又は工具軸に対する第2の工具の傾動を支持するように構成されていると好都合である。特に、第2の工具が工具軸に沿って1自由度でのみガイドされて移動可能であり、技術的に必要なクリアランスを除いた他の全ての自由度での動きが支持されるように工具ガイド装置を構成することができる。
ある実施形態では、工具ガイド装置は、工具軸に平行に対応付けられたガイドブッシュ内で移動可能に支持されたガイドコラムを有することができる。これにより、例えば、第1の工具を少なくとも1つのガイドコラムに移動可能に結合することができ、例えば、第1の工具をガイドコラムに対して移動不能に配置することができる。少なくとも1つのガイドブッシュを工具キャリアに設けることができる。
第2の工具は工具結合面を備え、これによって第2の工具が少なくともストローク方向への移動の際にプレス機のラムのラム面に当接すると好都合である。工具結合面及びラム面は工具軸に対して直交方向に広がる平面であることが好ましい。第2の工具及びラムは、工具軸に対するラムの傾動及び/又は工具軸に直交するラムの横方向の動きが第2の工具に伝達されないように、工具結合面及びラム面が互いに隣接する領域に構成される。
工具ユニットの実施形態において、第1の工具は成形位置とエジェクタ位置との間を移動可能である。エジェクタ位置では、成形又はエンボス加工後に、成形された円形ブランク材をリングから取り出すことができる。エジェクタ位置では、第1の工具はストローク方向に特に移動不能に支持され、これにより第1の工具は工具キャリア又はプレス機のいずれかで支持されることが可能になる。
この代わりに、別の実施形態では、第1の工具が工具キャリアに対して移動不能に配置されることも可能である。
好ましくは、摺動面を有する搬送部を工具キャリアに取り付けることができる。摺動面を有する搬送部は、工具ユニット内の、又は工具ユニット外への円形ブランク材の摺動搬送を可能にするように構成される。これにより、円形ブランク材を2つの工具間に供給し、続いて円形ブランク材に成形あるいはエンボス加工及び/又は打抜加工を行い、エンボス加工及び/又は打抜加工後に摺動面をわたって円形ブランク材を取り除くことができる。
さらに、移動ガイド装置が工具キャリアに設けられていると好都合である。移動ガイド装置は、プレス機のプレスフレームのフレームガイド装置と協働するように構成されている。移動ガイド装置及びフレームガイド装置によって、工具ユニットをプレス機のホルダ内、又はプレス機のホルダ外に移動させることができる。
好適な実施形態では、少なくとも1つの位置決め凹部が工具ユニットの工具キャリアに設けられる。少なくとも1つの位置決め凹部は、プレス機の位置決め装置の位置決め部と協働するように構成されている。少なくとも1つの位置決め部を少なくとも1つの位置決め凹部に挿入することにより、工具キャリア、ひいては工具ユニットをプレス機のプレスフレームに対して位置決め又は向きを揃えることができる。少なくとも1つの位置決め凹部は、先細りの断面を含み、したがって、特に円錐状とすることができる。少なくとも1つの位置決め突起が、少なくとも1つの位置決め凹部と相補的に構成されることが好ましい。
円形ブランク材を成形する本発明のプレス機は、上述のように、交換可能な工具ユニット、特に実施形態のいずれかによる工具ユニットを保持するホルダを含む。プレス機は、少なくとも1つの位置決め部を備えた位置決め装置を有する。位置決め部をアラインメント位置に移動させることができ、ここで、位置決め部は工具ユニットの対応付けられた位置決め凹部に少なくとも部分的に突出する。少なくとも1つの位置決め部と少なくとも1つの位置決め凹部との間の協働により、プレス機に対する工具ユニットの位置決め及び/又は向きを揃えることができる。さらに、プレス機は、ホルダ内の工具ユニットをクランプするように構成されたクランプ装置を備える。クランプ装置は特に、クランプ力の生成の際、クランプ装置によって噛み合いは生じないがクランプ装置と工具ユニットとの間に圧力又は摩擦力による接続が保たれるように構成される。プレス機が、工具ユニットのクランプ後に少なくとも1つの位置決め部をアラインメント位置の外に移動させ、少なくとも1つの位置決め部と少なくとも1つの位置決め凹部との間に接触を生じないよう構成されていると特に好都合である。別の実施形態では、この代わりに、又はこれに加えて、クランプ力の生成の際に噛み合いが生じるようクランプ装置を構成することができる。
好適な実施形態では、プレス機は結合装置を有する。結合装置は第2の工具をプレス機のラムと結合するように構成されており、これにより、ラムの動きを第2の工具に伝達して第2の工具をストローク方向又はバックストローク方向に移動させることができる。
結合装置が、ラムに向かう結合力によって第2の工具をバックストローク方向に押したり引いたりするように構成されていると好ましい。位置決め及び調整が可能な停止面をプレス機に設けることができ、第2の工具が休止位置にある場合に、第2の工具が結合力によってこの停止面に対して押されたり引っ張られたりすることが好ましい。第1の工具が成形位置にある場合、休止位置にある第2の工具は第1の工具に対して最大の距離を有する。休止位置では、第2の工具はラムによって停止面から持ち上げられない。ラムは、第1の工具からバックストローク方向に離れたその戻り点の範囲内に位置し、この戻り点は下側戻り点としても示すことができる。
結合装置が、工具軸を横切るラムの横方向の動き、及び/又は工具軸に対するラムの傾動を可能にするように構成されていると好都合である。そうすることにより、ラムのこのような横方向の動き又は傾動が第2の工具に伝達されることが回避される。これにより、ラムのガイドと独立して、工具ユニットの工具ガイド装置によってガイドされる第2の工具のクランプが回避される。
工具ユニットをプレス機のホルダ内に作動可能に配置するために、特に以下のように進められる。
まず、工具ユニットをプレス機のホルダに挿入する。例えば、ホルダの移動ガイド装置及びプレスフレームのフレームガイド装置をこのために使用することができ、工具ユニットを、プレスフレームのホルダ内で工具軸に対して横方向に移動することができる。続いて、工具ユニットをプレスフレームに対して位置決め及び/又は向きを揃える。このために、少なくとも1つの位置決め部が、工具ユニットの対応付けられた少なくとも1つの位置決め凹部内に位置決め装置によって移動され、これにより、少なくとも1つの位置決め部は少なくとも1つの位置決め凹部内で工具ユニットと接触し、プレスフレームに対する工具ユニットの位置及び/又は向きが定められる。続いて、工具ユニットをクランプ装置によってプレスフレームにクランプする。クランプ後、少なくとも1つの位置決め部をそれぞれ対応付けられた位置決め凹部から再び退避させ、少なくとも1つの位置決め部と工具ユニットとの間に接触が生じないようにすることができる。
さらに、第1の工具とプレス機のラムとの間の移動結合がプレス機の結合装置によって確立されていると、特に第2の工具が結合力によりラムに対してバックストローク方向に付勢される点で好都合である。
本発明の有利な実施形態は、従属請求項、説明及び図面から得られる。以下、本発明の好適な実施形態を添付の図面に基づいて詳細に説明する。
位置決め及び/又は向きを揃える際にプレス機のホルダ内に配置される工具ユニットの概略ブロック図である。
円形ブランク材を工具ユニットに供給する際の、作動可能な状態に位置合わせした後の図1のブロック図である。
供給された円形ブランク材をエンボス加工する際の、図1及び図2の実施形態を示す図である。
エンボス加工後の円形ブランク材を取り出す際の、図1から図3の実施形態を示す図である。
エンボス加工前に円形ブランク材が不適切に位置決めされた、図1から図4の実施形態を示す図である。
工具ユニットをプレス機のホルダに挿入する前の、工具ユニットとプレス機の実施形態の斜視図である。
図6の工具ユニット及びプレス機の実施形態を示す別の斜視図である。
工具ユニットがプレス機のホルダに挿入された後の、図6及び図7の工具ユニット及びプレス機の実施形態を示す図である。
図6から図8の工具ユニットの実施形態の斜視図である。
工具ユニットがプレス機のホルダ内に配置された、図6から図9の工具ユニット及びプレス機の断面図である。 工具ユニットがプレス機のホルダ内に配置された、図6から図9の工具ユニット及びプレス機の断面図である。 工具ユニットがプレス機のホルダ内に配置された、図6から図9の工具ユニット及びプレス機の断面図である。 工具ユニットがプレス機のホルダ内に配置された、図6から図9の工具ユニット及びプレス機の断面図である。
図6から図13の工具ユニットの一実施形態の斜視断面図である。 図6から図13の工具ユニットの一実施形態の斜視断面図である。
図6及び図7には、工具ユニット20及びプレス機21の実施形態の斜視図がそれぞれ示されており、プレス機21は部分的にのみ示されている。プレス機21はエンボスプレス機、特に鍛造プレス機として構成され、1枚又は複数枚の円形ブランク材を硬貨やメダル等に形成する。
プレス機21は、工具ユニット20を保持するように構成されたホルダ23を備えたプレスフレーム22を有する。本実施形態ではフレームガイド装置24がホルダ23に設けられており、フレームガイド装置24は工具ユニット20に設けられた移動ガイド装置25と協働し、これにより、工具ユニット20をプレスフレーム22のホルダ23内でストローク方向Hとバックストローク方向Rとに直交するように移動させることができる。図8は、ホルダ23に完全に挿入された工具ユニット20を示している。
好適な実施形態では、フレームガイド装置24は、距離を隔てて向かい合って配置され、それぞれガイドレールを形成する2つのガイド突起26を含む。ガイド突起26、即ちガイドレールは、ストローク方向H及びバックストローク方向Rに直交する挿入方向に延びている。ストローク方向H及びバックストローク方向Rは向きが反対であり、円形ブランク材を形成するためにプレス機21のラム27、及び/又はラム27と結合される工具ユニット20の工具を移動させることのできる方向を定めている。ラム27の移動は、プレス機21のラム駆動装置28によって開始される。
工具ユニット20は工具キャリア31を有し、ここに移動ガイド装置25が構成され、又は設けられている。本実施形態において、移動ガイド装置25は、距離を隔てて向かい合って配置された2つの溝側面33、34によって制限される溝状の移動凹部32をそれぞれ備えている。本実施形態において、ストローク方向H及びバックストローク方向Rはほぼ鉛直方向とされており、工具ユニット20がホルダ23に挿入可能な位置に配置されている場合、一方の溝側面は上溝側面33を形成し、鉛直方向下方に配置された溝側面は下溝側面34となる。工具ユニット20をプレス機21のホルダ23に挿入する際、それぞれのガイド突起26が移動凹部32内にそれぞれ突出する。これにより、本実施形態ではそれぞれ対応付けられたガイド突起26の上部に上溝側面33が配置される。
図1から図5には、工具ユニット20の重要な部分及びプレス機21の要素がそれぞれある種のブロック図で示されている。図14及び図15はそれぞれ、図6から図13の工具ユニット20の特定の実施形態の斜視断面図を示している。
図1から図5のブロック図において、工具ユニット20はプレス機21のホルダ23内に配置されている。工具ユニット20がホルダ23に完全に挿入されたことは、例えばセンサ装置38によって検出される。センサ装置38は、例えば図3に示されており、分かりやすくするために図1、図2及び図4では省略されている。本実施形態において、センサ装置38は、例えばレーザー等の光送信器39と受光器40とを含む。工具ユニット20の工具キャリア31には貫通孔41が設けられており、工具ユニット20がホルダ23内に完全かつ適切に配置されると、この貫通孔41は光送信器39と受光器40との間の光路を通過させる。工具ユニット20がホルダ23内の適切な位置にない場合、工具キャリア31又はその少なくとも一部は光送信器39と受光器40との間の光路を遮るため、受光器40における信号によってホルダ23内の工具ユニット20の配置が適切であるか不適切であるかを認識することができる。
光送信器39及び受光器40の代わりに、電気的及び/又は磁気的な操作が可能な近接スイッチや接点スイッチ等の異なるセンサ技術を用いることもできる。
工具ユニット20は、共通の工具軸Aに沿って位置合わせされた第1の工具45と第2の工具46とを含む。この例によると、工具ユニット20がホルダ23内に配置されている場合、第1の工具45は第2の工具46の鉛直方向上方に配置されている。また、工具ユニット20は工具ガイド装置47も備えており、これにより、第2の工具46は第1の工具45に向かうストローク方向Hと、これとは反対の、第1の工具45から離れるバックストローク方向Rとに移動することができる。技術上必要なクリアランスを除いて、工具軸Aに対する第2の工具46の傾動、及び/又は工具軸Aに対して半径方向あるいは直交する方向への第2の工具46の横方向の動きが工具キャリア31によって支持されるように工具ガイド装置47を構成することが好ましい。このように、工具ガイド装置47は、工具軸Aに沿った第2の工具46の移動のためのリニアガイドとして構成されている。
図に示す好適な実施形態では、工具ガイド装置47は、工具軸Aから所定の距離をおいてストローク方向H又はバックストローク方向Rに互いに平行に延びる2つのガイドコラム48を備えている。各ガイドコラム48は、対応付けられたガイドブッシュ49内でストローク方向H及びバックストローク方向Rに移動可能にガイドされる。ガイドブッシュ49は、工具キャリア31又は工具キャリア31内に配置されている。このために、例えばキャビティ又は貫通孔を工具キャリア31に設け、その中に1つのガイドブッシュ49をそれぞれ配置することができる。ガイドブッシュ49は、摩擦ガイドブッシュとして、又はガイドコラム48のためのローラガイドブッシュとしても構成可能である。
図1から図5、そして特に図15の工具ユニット20の実施形態から概略的に明らかなように、2つのガイドコラム48は第2の工具46に対して移動不能に配置されている。このために、本実施形態では、2つのガイドコラム48が取り付けられた横方向支持体50、例えば板状の横方向支持体50が設けられている。さらに、第2の工具46が横方向支持体50に取り付けられている。横方向支持体50を一体成形体とすることができる。
工具ユニット20の2つの工具45、46は複数の要素で構成される工具であることが好ましく、これは図15から特に明らかである。第1の工具45は第1の押圧片51を有し、これに第1のエンボス加工スタンプ52が取り付けられている。第2の工具46は第2の押圧片53を有し、これに第2のエンボス用スタンプ54が対応して取り付けられている。しかしながら、その変形例では、第1の工具45及び第2の工具46をそれぞれ一体に構成することも可能である。
さらに、この例において板状に構成された工具キャリア31には搬送部57が取り付け
られている。搬送部57は、第1の工具45に対向する側に、一平面で工具軸Aに対してほぼ直交に延びた摺動面58を有する。摺動面58は、成形又はエンボス加工される円形ブランク材59を摺動搬送できるように構成されている。このために、それぞれの搬送装置を設けて円形ブランク材59を工具ユニット20内に搬送し、それぞれの円形ブランク材59の成形又はエンボス加工後に工具ユニット20の外に搬送することができる。例えば、回転軸を中心に段階的に回転可能であり、回転軸に対して距離を隔てて1つの円形ブランク材59をそれぞれ保持する複数の搬送ポケットを備えた回転ディスクを搬送装置として用いることができる。回転ディスクの各回転位置において、1つの搬送ポケットが工具ユニット20の工具軸Aに位置合わせされる。搬送ポケットのうちの1つに入っている円形ブランク材59が、回転ディスクの回転の際に摺動面58を摺動して2つの工具45、46の間の位置に入り、第1の工具45に対する第2の工具46のストロークによって成形又はエンボス加工されることが可能になる。
続いて、エンボス加工された円形ブランク材59を、例えばエジェクタ装置62によって押し出し、搬送ポケットに戻すことができる。エジェクタ装置62は、例えば、工具ユニット20がホルダ23内に配置されている場合に、ストローク方向H及びバックストローク方向Rに移動可能であり、第1の工具45が支持されるエジェクタ63を含むことができる(図10)。エジェクタ装置62、特にエジェクタ63によって、第1の工具45は、成形位置I(図1から図3及び図5)とエジェクタ位置II(図4)との間を移動可
能である。
エンボス加工された円形ブランク材59が重さの力により自然に落下して搬送ポケットへ容易に戻らない場合には、エジェクタ装置62が必要となる。本実施形態では、第1の工具45が成形位置Iにある場合には、リング64が第1の工具45に隣接して設けられ、このリング64は工具キャリア31に設けられ、ばね弾性によって工具キャリア31に支持されている。円形ブランク材の成形又はエンボス加工の際、円形ブランク材59はリング64の内側に位置する(図3)。リング64は、成形又はエンボス加工に際して円形ブランク材59の半径方向の膨張を制限する。成形又はエンボス加工の後、円形ブランク材59を圧力によってリング64内に保持又はクランプすることができる。リング64と第1の工具45との間の相対的な動きにより、エンボス加工された円形ブランク材59をリング64から押し出して搬送ポケットに戻すことができる。
本実施形態では、第1の工具45はこのために成形位置Iからエジェクタ位置IIに移動され、これにより、図4に模式的に示すように、第1の工具45はリング64内に少なくとも部分的に突出し、成形又はエンボス加工された円形ブランク材59を押し出す。このために、第1の工具45が支持されたエジェクタ63がバックストローク方向Rに移動される。次いで、エンボス加工された円形ブランク材59は、搬送装置によって、またこの例では回転ディスクによって工具ユニット20から押し出され、回転ディスクの隣接する搬送ポケットに位置したエンボス加工される新しい円形ブランク材59が供給可能となる。
プレス機21のラム27と第2の工具46との移動結合のために、プレス機21は結合装置68を備えている。結合装置68は、プレス機21のラム27に向かって第2の工具46をバックストローク方向Rに付勢する結合力を第2の工具46に加えるように構成されている。本実施形態では、結合状態において、結合装置68は第2の工具46に対してバックストローク方向Rに引張力を加える(図2から図5)。第2の工具46の休止位置(図2)において、第2の工具46の工具結合面69はプレス機21の停止面70又はプレスフレーム22に当接している。この実施形態では、停止面70は、ラム27と同軸に配置されたリング面として構成されている。工具結合面69は、ラム27のラム面71に対向している。図2に示す休止位置では、ラム面71を工具結合面69に対して距離を置
いて配置することができる。
この例によると、工具結合面69は工具軸Aに対して直交方向に広がっている。例として示されているように、ラム面71は、ストローク方向H又はバックストローク方向Rに対して直交方向に広がっている。ラム面71は少なくとも、ラム27の1つ以上の位置において、工具結合面69に対する理想の平行な向きから逸脱する場合があり、又は、ストローク方向Hあるいはバックストローク方向Rの動きの際、同様にストローク方向Hあるいはバックストローク方向Rに対して直交する方向に移動する場合がある。結合装置68は、ラム27と第2の工具46との間にこれらの自由度での移動結合を確立しないため、このような望ましくないラムの向き、即ちラムの横方向の動きが第2の工具46に伝達されることが結合装置68によって回避される。ストローク方向H又はバックストローク方向Rの移動結合のみが結合装置68によって確立されることが好ましい。
この例によると、結合装置68は、適切なてこ装置又は別の結合部によってアクチュエータユニット73に結合された結合部72を有する。結合部72は、付勢装置74、例えばばね装置によって付勢されており、よってプレスフレーム22に対してバックストローク方向Rに付勢されている。アクチュエータユニット73は、付勢装置74のストローク方向Hの力に抗して結合部72を位置決め又は移動させるように構成されている。これにより、アクチュエータユニット73は止め具として機能し、付勢装置74の付勢力による結合部72のバックストローク方向Rの移動を抑えることができる(図1)。付勢装置74によって結合部72をバックストローク方向Rに自由に移動できる状態又は位置にアクチュエータユニット73が移動されると、結合部72を、第2の工具46に結合された対向結合部75と当接させることができる。この例によると、対向結合部75は第2の工具46に対して移動不能に配置されており、これを横方向支持体50に設けることができ、又は横方向支持体50の一部によって形成することができる。
一実施形態において図10及び図12から特に明らかなように、特にボールシェル表面部分に相当する結合面76が結合部72に設けられている。結合面76に対して相補的であり、この例ではボールシェル表面部分にも相当する対向結合面77が、対向結合部75に設けられている。本実施形態では、結合面76は凸状であり、対向結合面77は凹状である。また、図示する実施形態の代わりとして、その逆の構成も可能である。これらの表面は、ラム27と第2の工具46との間の結合が確立されている場合には摺動可能に当接している(図2から図5)。また、結合面76及び対向結合面77は、図10及び図12に示された凹状又は凸状のボールシェル表面部分を有する形以外の他の外形を有することもできる。
結合面76及び対向結合面77は互いに対して摺動可能に当接しているため、結合装置68はプレス機21のラム27の工具軸Aに対する傾動及び/又は工具軸Aに直交する横方向の動きを可能にし、このような動きを第2の工具46に伝達しないか、又は無視できる程度にしか伝達しないことが達成される。
結合装置68は、工具ユニット20の1つの対向結合部75とそれぞれ協働する複数の結合部72を含むことができる。共通の、又はそれぞれ1つの付勢装置74によって結合部72に付勢力を加えることができ、共通の、又はそれぞれ1つのアクチュエータユニット73を含むことができる。図6から図15の実施形態では、プレス機21は、それぞれ付勢装置74及びアクチュエータユニット73を有する2つの結合部72を備えている。
ラム27がストローク方向Hに移動してラム面71が工具結合面69に当接する(図3)と、プレス機21の結合装置68によって第2の工具46がストローク方向Hに移動することができる。そうすることで、円形ブランク材59が摺動面58から持ち上げられて
リング64内に移動され、工具45、46の間のリング64の内側で円形ブランク材59を成形又はエンボス加工することができる。
工具結合面69は、第2の工具46の休止位置で停止面70に当接する。第2の工具46は、ラム27のストローク運動の一部のみを行うことができる。プレス機21のラム27のストローク方向Hのストロークを、第2の工具46によって行われるストローク方向Hの運動よりも長くすることができる。
また、プレス機21は、少なくとも1つ、この例では2つの位置決め部83を備えた位置決め装置82を有する。位置決め部83は、それぞれ位置決め駆動装置84によってストローク方向H及びバックストローク方向Rに移動可能である。位置決め駆動装置84は、シリンダによって実現することができる。
位置決め部83は、その自由端に向かってバックストローク方向Rに先細りになっており、この例では円錐状に形成されている。各位置決め部83は、工具ユニット20、この例では工具キャリア31に設けられた位置決め凹部85に対応付けられている。位置決め凹部85は、本実施形態ではストローク方向Hに開口している。これらはバックストローク方向Rに内側に向かって細くなっており、それぞれ対応付けられた位置決め部83に類似して特に円錐状に形成されている。
位置決め駆動装置84により、位置決め部83はアラインメント位置III(図1)に
移動することができ、この位置では、位置決め部83がそれぞれ対応付けられた位置決め凹部85内に突出し、位置決め凹部85の内側で工具キャリア31に当接する。位置決め部83及び位置決め用の凹部85は先細り、特にバックストローク方向Rに円錐状の先細りに形成されているため、工具ユニット20はプレスフレーム22に対して向きが揃えられている。フレームガイド装置24と移動ガイド装置25にはそれぞれクリアランスが設けられている。したがって、プレスフレーム22のホルダ23は、工具ユニット20とプレスフレーム22との間の相対移動が可能となるように形成されている。
さらに、プレス機21はクランプ装置90を有する。クランプ装置90は、工具キャリア31とプレスフレーム22との間、この例では移動ガイド装置25とフレームガイド装置24との間にクランプ力をもたらすように構成されている。そうすることにより、工具ユニット20はプレスフレーム22のホルダ23にクランプ固定される。本実施形態では、クランプ装置90は多数、この例では4つのクランプ体91をこのために有し、これらはそれぞれ対応付けられたクランプ駆動装置92によってクランプ位置IV(図2から図
5)に移動可能である。本実施形態では、クランプ体91は、それぞれ対応付けられたクランプ駆動装置92によってバックストローク方向R又はストローク方向Hに移動される。クランプ駆動装置92は、例えばシリンダ、特に油圧シリンダによって実現することができる。クランプ位置IVにおいて、クランプ体91は、クランプ駆動装置92によって工具キャリア31に対してバックストローク方向Rに押圧される。本実施態様では、これにより、上溝側面33が、それぞれ隣接するガイド突起26に対してクランプ力で押圧される。工具ユニット20のホルダ23への圧力よる取付が達成される。クランプ体91は工具キャリア31に対して圧力よってのみ当接し、噛み合いによる接続を確立しない。そうすることにより、位置決め装置82によって調整される工具ユニット20とプレスフレーム22との間の相対的な位置及び相対的な向きはクランプ装置90によって影響されないことが保証される。
図11はクランプ装置90の一実施形態を示しており、このクランプ装置90において、クランプ駆動装置92はそれぞれ、1つのばね積層体、特にシリンダ95のピストン94に支持された1つの皿ばね積層体を備えている。対応付けられたクランプ体91はそれ
ぞれのクランプ駆動装置92のピストン94に配置され、シリンダ95から突出している。皿ばね積層体93は、クランプ力を生じるために、クランプ位置IVの工具キャリア31に抗するように、ピストン94をクランプ体91と共にバックストローク方向Rに付勢している。シリンダ95内のチャンバは流体圧力、例えば油圧を受けることができ、これにより、ピストン94をクランプ体91と共にストローク方向Hに移動させ、皿ばね積層体93の力に抗するクランプ位置IVから出て、ホルダ23内の工具ユニット20のクランプを無効にすることができる。ばね積層体、特に皿ばね積層体93によるクランプ力の生成により、外部から利用可能なエネルギー、特に流体圧力から独立したクランプ効果が保証される。
プレス機21における工具ユニット20の配置は、この例では以下のように実行される。
工具ユニット20をホルダ23に挿入する前に、位置決め装置82、クランプ装置90及び結合装置68は、工具ユニット20のホルダ23への挿入又は摺動が可能な位置に移動される。続いて、例えば移動ガイド装置25及びフレームガイド装置24を用いることによって工具ユニット20がホルダ23内に移動され、工具ユニット20がホルダ23内に完全かつ正しく配置される。これはセンサ装置38(図3)によって検出される。工具ユニット20がホルダ23に正しく挿入されるとすぐに、工具ユニット20及びプレス機21の位置決め、向きを揃え、取付及び結合が行われる。これは、センサ装置38によって認識される、工具ユニット20のホルダ23内への正しい配置の後に完全に自動的に行われるか、又はそれぞれの命令の開始後に操作者によって行われることが可能である。
まず、位置決め装置82が起動され、位置決め部83がそれぞれのアラインメント位置IIIに移動される。そうすることにより、位置決め部83はそれぞれ対応付けられた位置決め凹部85に突出し、工具ユニット20をプレスフレーム22に対して位置合わせする。この状態は図1に概略的に示されている。
次に、クランプ装置90及び結合装置68が同時に、又は続いて起動される。まずクランプ装置90のクランプ体91がそれぞれのクランプ位置IVに移動され、これによりプレスフレーム22のホルダ23への工具ユニット20のクランプによる取付が行われることが好ましい。この取付の後、位置決め装置82の位置決め部83は、位置決め部83と工具ユニット20又は工具キャリア31との接触を生じないようにアラインメント位置IIIから移動される(図2)。さらに、結合装置68又はアクチュエータユニット73は、付勢装置74の付勢力によって第2の工具46が停止面70に抗する休止位置に付勢されるように作動される(図2)。これでプレス機21の作動が可能になる。
ここで、エンボス加工のために円形ブランク材59を2つの工具45、46の間に供給することができる。ラム27がラム駆動装置28によってストローク方向Hに移動され、ラム面71が工具結合面69に当接する。ラム27のストローク方向Hへのストロークが続くと、第2の工具46がラム27と共にストローク方向Hに移動される。これにより、供給された円形ブランク材59が、第2の工具46によって、成形位置Iにある第1の工具45に向かって工具軸Aに沿って移動され、2つの工具45、46間で成形される(図3)。第1の工具45はエジェクタ装置62において成形位置Iに支持され、ストローク方向Hに移動しない。成形の間、円形ブランク材59は、円形ブランク材59の半径方向の膨張を制限するリング64の内側に位置する。
成形後、円形ブランク材59はリング64の内径に対応する外径を有する。ラム27のバックストローク方向Rのバックストローク運動によって第2の工具46が第1の工具45から離れるように移動すると、工具結合面69が停止面70に当接する休止位置(図4
)に第2の工具46が入るまで、成形又はエンボス加工された円形ブランク材59は圧力によってリング64内に保持される。成形又はエンボス加工された円形ブランク材59をリング64から押し出すために、エジェクタ装置62は、少なくとも一時的に同時に、又は第2の工具46のバックストローク運動後に、第1の工具45をバックストローク方向Rに移動させてリング64内に入れ、成形又はエンボス加工された円形ブランク材59を押圧してリング64から押し出す(図4)。これにより、第1の工具45はエジェクタ位置IIにある。続いて、第1の工具45は再び成形位置Iに戻され、一方で成形又はエンボス加工された円形ブランク材59は工具ユニット20から押し出され、成形又はエンボス加工される新しい円形ブランク材が供給される。この成形又はエンボス加工プロセスは周期的に繰り返される。
本実施形態において、センサ装置38は成形又はエンボス加工を監視するという付加的な機能を有しており、これは図5に概略的に示される。リング64の内部と工具軸Aに沿って位置合わせされた状態で配置されていない円形ブランク材59が第2の工具46によって持ち上げられると、円形ブランク材59はリング64の内部に到達しない。むしろ、リング64は、円形ブランク材59との接触により、そのばね支持体に対してずれて光路に入ってしまい、光送信器39と受光器40との間の光路を遮ってしまう。これにより、円形ブランク材59の成形又はエンボス加工の際のエラーを認識することができる。
本発明は、工具ユニット20及びプレス機21、特にエンボスプレス機に関するものである。プレス機21の短いダウンタイムで迅速な工具交換を行うために、プレス機21のホルダ23内への工具ユニット20の配置、又はホルダ23からの取り外しを簡単かつ迅速に行うことができる。このために、工具ユニット20は、工具軸Aに沿って工具キャリア31に配置された第1の工具45及び第2の工具46を含む。第2の工具46は、プレス機21のガイド装置とは独立して、工具ガイド装置47によりガイドされて工具キャリア31及び第1の工具45に対して移動可能に支持される。したがって、プレス機21の作動中に工具ユニット20を準備し、セットアップすることができる。準備された工具ユニット20は、必要に応じて目下使用中の工具ユニット20と交換される。
20 工具ユニット
21 プレス機
22 プレスフレーム
23 ホルダ
24 フレームガイド装置
25 移動ガイド装置
26 ガイド突起
27 ラム
28 ラム駆動装置
31 工具キャリア
32 移動凹部
33 上溝側面
34 下溝側面
38 センサ装置
39 光送信器
40 受光器
41 貫通孔
45 第1の工具
46 第2の工具
47 工具ガイド装置
48 ガイドコラム
49 ガイドブッシュ
50 横方向支持体
51 第1の押圧片
52 第1のエンボス加工スタンプ
53 第2の押圧片
54 第2のエンボス加工スタンプ
57 搬送部
58 摺動面
59 円形ブランク材
62 エジェクタ装置
63 エジェクタ
64 リング
68 結合装置
69 工具結合面
70 停止面
71 ラム面
72 結合部
73 アクチュエータユニット
74 付勢装置
75 対向結合部
76 結合面
77 対向結合面
82 位置決め装置
83 位置決め部
84 位置決め駆動装置
85 位置決め凹部
90 クランプ装置
91 クランプ体
92 クランプ駆動装置
93 皿ばね積層体
94 ピストン
95 シリンダ
I 成形位置
II エジェクタ位置
III アライメント位置
IV クランプ位置
A 工具軸
H ストローク方向
R バックストローク方向


Claims (7)

  1. 円形ブランク材(59)を成形するプレス機(21)であって、
    第1の工具(45)と、前記第1の工具(45)に向かうストローク方向(H)及び前記第1の工具(45)から離れるバックストローク方向(R)に移動可能に支持される第2の工具(46)とを備えた交換可能な工具ユニット(20)を内部に保持するホルダ(23)を有し、
    前記プレス機(21)に対して前記工具ユニット(20)の位置決め及び/又は位置合わせを行うために、前記工具ユニット(20)に対応付けられた1つの位置決め凹部(85)とそれぞれ協働する少なくとも1つの位置決め部(83)を備えた位置決め装置(82)を有し、
    前記ホルダ(23)内に配置された前記工具ユニット(20)をクランプするように構成されたクランプ装置(90)を有するプレス機(21)。
  2. 前記第2の工具(46)を前記プレス機(21)のラム(27)と結合することで、少なくとも前記ラム(27)の移動領域において前記ラム(27)の動きが前記第2の工具(46)に伝達されるように構成された結合装置(68)が設けられている、
    請求項1に記載のプレス機(21)。
  3. 前記結合装置(68)は、前記ラム(27)に向かう結合力によって前記第2の工具(46)を前記バックストローク方向(R)に付勢するように構成されていることを特徴とする、請求項2に記載のプレス機。
  4. 停止面(70)が設けられており、前記第2の工具(46)が休止位置にある場合に、前記第2の工具(46)は前記クランプ装置(90)のクランプ力によって前記停止面(70)に付勢されている、
    請求項3に記載のプレス機。
  5. 前記結合装置(68)は、工具軸(A)を横切る前記ラム(27)の横方向の動き、及び/又は前記工具軸(A)に対する前記ラム(27)の傾動を可能にするように構成されている、
    請求項2~請求項4の何れか1項に記載のプレス機。
  6. プレス機(21)のプレスフレーム(22)のホルダ(23)内に工具ユニット(20)を作動可能に配置する方法であって、
    前記工具ユニット(20)を前記プレス機(21)の前記ホルダ(23)に挿入する工程と、
    位置決め装置(82)によって前記工具ユニット(20)を前記プレスフレーム(22)に対して位置決め及び/又は位置合わせする工程であって、前記位置決め装置(82)の少なくとも1つの位置決め部(83)が前記工具ユニット(20)に対応付けられた位置決め凹部(85)内に突出する前記工程と、
    前記工具ユニット(20)をクランプ装置(90)によって前記プレスフレーム(22)にクランプする工程と、
    前記少なくとも1つの位置決め部(83)を前記工具ユニット(20)の前記位置決め凹部(85)から退避させる工程と、
    を含む方法。
  7. 前記工具ユニット(20)は第1の工具(45)と第2の工具(46)とを含み、前記第2の工具(46)は、前記工具ユニット(20)を前記プレスフレーム(22)に対して位置決め及び/又は位置合わせした後に、結合装置(68)によって前記プレス機(21)のラム(27)と移動可能に結合される、
    請求項6に記載の方法。

JP2023206465A 2019-04-12 2023-12-06 工具ユニット、工具ユニットを保持するプレス機、工具ユニットをプレス機のホルダ内に作動可能に配置する方法 Pending JP2024026297A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102019109700.2 2019-04-12
DE102019109700.2A DE102019109700B4 (de) 2019-04-12 2019-04-12 Presse zur Aufnahme einer Werkzeugeinheit und Verfahren zum betriebsbereiten Anordnen der Werkzeugeinheit in der Aufnahme der Presse
JP2021559309A JP2022528424A (ja) 2019-04-12 2020-04-06 工具ユニット、工具ユニットを保持するプレス機、工具ユニットをプレス機のホルダ内に作動可能に配置する方法
PCT/EP2020/059730 WO2020207954A1 (de) 2019-04-12 2020-04-06 Werkzeugeinheit, presse zur aufnahme einer solchen werkzeugeinheit und verfahren zum betriebsbereiten anordnen der werkzeugeinheit in der aufnahme der presse

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021559309A Division JP2022528424A (ja) 2019-04-12 2020-04-06 工具ユニット、工具ユニットを保持するプレス機、工具ユニットをプレス機のホルダ内に作動可能に配置する方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024026297A true JP2024026297A (ja) 2024-02-28

Family

ID=70470975

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021559309A Pending JP2022528424A (ja) 2019-04-12 2020-04-06 工具ユニット、工具ユニットを保持するプレス機、工具ユニットをプレス機のホルダ内に作動可能に配置する方法
JP2023206465A Pending JP2024026297A (ja) 2019-04-12 2023-12-06 工具ユニット、工具ユニットを保持するプレス機、工具ユニットをプレス機のホルダ内に作動可能に配置する方法

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021559309A Pending JP2022528424A (ja) 2019-04-12 2020-04-06 工具ユニット、工具ユニットを保持するプレス機、工具ユニットをプレス機のホルダ内に作動可能に配置する方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20220024245A1 (ja)
EP (1) EP3953165A1 (ja)
JP (2) JP2022528424A (ja)
CN (1) CN113727836A (ja)
DE (1) DE102019109700B4 (ja)
WO (1) WO2020207954A1 (ja)

Family Cites Families (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4044592A (en) * 1976-05-19 1977-08-30 Gulf & Western Manufacturing Company Coining die assembly
DE2628855C2 (de) * 1976-06-26 1986-11-20 L. Schuler GmbH, 7320 Göppingen Liegende Münzprägepresse
JPS5367852U (ja) * 1976-11-10 1978-06-07
JPS53133853U (ja) * 1977-03-31 1978-10-23
SU795703A1 (ru) * 1978-09-13 1981-01-15 Предприятие П/Я Р-6816 Штамп дл штамповки деталей
JPS56100229U (ja) * 1979-12-26 1981-08-07
DE3516296C2 (de) * 1985-05-07 1995-01-19 Schuler Gmbh L Einrichtung zur Überwachung des Einbauzustandes von Werkzeugen in einer Presse bei Werkzeugwechsel
US5458057A (en) * 1992-12-21 1995-10-17 Arens; Cornelius G. Apparatus for facilitating the installation of a dieset in a reciprocating press
JPH081555U (ja) * 1992-12-24 1996-11-05 愛知製鋼株式会社 金型交換装置
DE4337902C2 (de) * 1993-11-08 1997-01-16 Kammann Spezialmaschinen Und S Stanze für Bahnmaterial
JPH07241644A (ja) * 1994-03-04 1995-09-19 Toyota Motor Corp 押出装置
JP3031848B2 (ja) * 1995-11-22 2000-04-10 本田技研工業株式会社 傘歯車の鍛造成形方法およびその装置
JPH09262628A (ja) * 1996-03-28 1997-10-07 Komatsu Ltd プレス機械の金型交換装置
JP3438491B2 (ja) * 1996-11-08 2003-08-18 Jfeスチール株式会社 管端アップセッタ金型交換装置
DE19904888C1 (de) * 1999-02-06 2000-08-03 Thyssenkrupp Ind Ag Vorrichtung zum Umformen von Blechen
DE29910927U1 (de) * 1999-06-22 1999-09-02 Connectool Gmbh & Co Werkzeugmodul
KR100732712B1 (ko) * 2006-08-25 2007-06-28 박재열 욕실방수판금형
DE102007015631A1 (de) * 2007-03-31 2008-10-16 Volkswagen Ag Schneidwerkzeug sowie Schneidpresse zur Bearbeitung eines Werkstücks
WO2011127928A1 (de) * 2010-04-16 2011-10-20 Kobra Formen Gmbh Vorrichtung und verfahren zur herstellung von betonformsteinen sowie form hierfür
CA2760923C (en) * 2011-12-06 2014-03-11 Ray Arbesman Apparatus for texturing the surface of a brake plate
EP2813345B1 (de) * 2013-06-12 2015-04-08 Magna Steyr Fuel Systems GesmbH Verfahren zum Werkzeugwechsel
CN106573393A (zh) * 2014-05-28 2017-04-19 斯蒂-B及T集团股份公司 用于移除或插入用于陶瓷产品的压力机的模具的设备
CN104875419B (zh) * 2015-06-10 2019-02-26 宁波钜智自动化装备有限公司 一种模具的快速拆装结构及方法
DE102015010489A1 (de) * 2015-08-17 2017-02-23 Schuler Pressen Gmbh Schmiedepresse
DE102015119174A1 (de) * 2015-11-06 2017-05-11 Schuler Pressen Gmbh Umformvorrichtung sowie Verfahren zum Umformen eines Innenrandes eines Rondenrings
DE102015119101B4 (de) * 2015-11-06 2017-12-21 Schuler Pressen Gmbh Schmiedehammer und Verfahren zur Verfolgung einer Bewegung eines Hammerbären eines Schmiedehammers
DE202016106336U1 (de) * 2016-10-20 2016-12-08 Fibro Gmbh Führungssäule mit Käfighalter eines Säulenführungsgestells
CN207481298U (zh) * 2017-06-23 2018-06-12 上海福帝包装机械有限公司 一种便捷更换模具的结构
CN109433993B (zh) * 2018-12-25 2024-02-13 浙江正昌锻造股份有限公司 一种浮动闭塞成型装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20220024245A1 (en) 2022-01-27
JP2022528424A (ja) 2022-06-10
CN113727836A (zh) 2021-11-30
DE102019109700B4 (de) 2021-09-23
DE102019109700A1 (de) 2020-10-15
WO2020207954A1 (de) 2020-10-15
EP3953165A1 (de) 2022-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5215973B2 (ja) Oリングチェーン自動製造装置
KR101484645B1 (ko) 금속 분말 성형체 제조용 분말 프레스
US20110079066A1 (en) Method for producing an internally or externally toothed cup-shaped sheet material component and corresponding device
US6883410B2 (en) Method and apparatus for manufacturing a press-formed object
KR20020044089A (ko) 분말 압착 성형 장치 및 분말 압착 성형 방법
JP5371618B2 (ja) 金属パイプ自動溝・穴明け加工装置
CN111468615B (zh) 一种带半冲小内齿圈的精冲零件的成形模具
JPH0999400A (ja) タレットパンチプレスのダイ昇降機構
KR20000034882A (ko) 프레스장치
JP2014138945A (ja) パイプのバーリング加工及びこれの反対側への穿孔を同時に施す装置
JP2024026297A (ja) 工具ユニット、工具ユニットを保持するプレス機、工具ユニットをプレス機のホルダ内に作動可能に配置する方法
JPH08323432A (ja) 被加工物成形用加工機械
JP4390374B2 (ja) 複合プレス加工装置
US5347896A (en) Automated collet loading for the manufacture of contact lenses
CN212822121U (zh) 一种双工位侧冲孔模具
KR101788480B1 (ko) 파이프 절단장치의 받침코어 고정장치
CN213378754U (zh) 自动多冲头冲孔机
KR100661294B1 (ko) 가구용 연결볼트 성형방법
US3863534A (en) Press for punching memory cores
JP4239885B2 (ja) プレス型及びプレス加工装置
TW544350B (en) Forging press with setting device on the die side
WO2021086261A1 (en) Workpiece ejecting system for use in stamping machine
KR100219427B1 (ko) 다이 부시의 나선홈 가공장치
KR102479571B1 (ko) 프로그레시브 금형장치
JP4289484B2 (ja) パンチプレスにおけるダイ装着装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20231206