JP5371618B2 - 金属パイプ自動溝・穴明け加工装置 - Google Patents

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本発明は金型を交換するのみで金属パイプに溝加工と穴明け加工の両加工を行うことができ、而もワークの供給から加工、搬出までの全ての工程を一貫して自動的に行うことができるようになした自動溝・穴明け加工加工装置に関するものである。
従来、金属パイプに、その外周に周方向に沿った連続溝を加工する場合と、その外周に周方向に沿って所定の間隙で穴明け加工を行う場合とは、夫々別々の装置によって行っていた。
しかし、別々の装置であることから、各装置分のコストがかかると共に多くの設置スペースを必要とする。また、従来においてはワークの供給から加工、搬出までの工程を自動的に一貫して連続して行う装置はなかった。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであって、金型を交換するのみで金属パイプに溝加工と穴明け加工の両加工を行うことができると共に、ワークの供給から加工、搬出までの全ての工程を一貫して自動的に行うことができるようになした金属パイプ自動溝・穴明け加工装置を提供しようとするものである。
而して、本発明の要旨とするところは、加工テーブルを有する機台と、前記加工テーブルの中央部にワークをチャックして1個宛送り出すと共に、後記上部マンドレールと下部マンドレールが同期してワークの中心穴に入り込んだらチャックを開いて原位置に復帰するワーク搬入手段と、前記加工テーブルの上方において該加工テーブルと接離する方向に支承されると共に適宜の駆動機構をもって所定のタイミングで加工テーブルと接離する方向に移動せしめられるトップラムと、前記トップラムの下面中央部に垂設されたストリッパーと、前記加工テーブルの中央位置の上方に配設されると共に、前記ワーク搬入手段によりワークがチャックされて加工テーブルの中央部に送り出されたときに後記下部マンドレールと同期してワークの中心穴内に入り込む上部マンドレールと、前記加工テーブルの中央位置の下方に配設され、前記上部マンドレールと同期してワークの中心穴に入り込む、中空とし、周面における適宜の位置に周方向に沿って所定の間隔でポンチ嵌入穴を設けると共に下端側を打ち抜きかす排出口とし、更に外周にストリッパーを配した穴加工用下部マンドレール及び溝加工時において適宜の回動機構を介して所定のタイミングで所定の角度周方向に回動する溝加工用下部マンドレールと、前記加工テーブル上に、加工テーブルの中心位置上に供給されるワークを取り巻くように配設されると共に前記トップラムの移動運動をリンク機構を介して伝達され、夫々が一斉に加工テーブルの中心方向に進退せしめられる所要数の金型ホルダーと、前記金型ホルダーに交換して取り付ける、突条状のポンチを有する溝加工用金型及びピン状のポンチを有する穴明け加工用金型と、溝加工又は穴明け加工を終了したワークをチャックし、前記上部マンドレール及び下部マンドレールがワークの中心穴から引き抜かれたら該ワークを加工テーブル外に搬出するワーク搬出手段とからなる金属パイプ自動溝・穴明け加工装置にある。
また、上記構成において、加工テーブル外に搬出したワークの長さ寸法を測定し、加工不良品を選別する手段を備えるようにしてもよい。
また、上記構成において、ワーク搬入手段及びワーク搬出手段を、サーボモータの回転軸に連結したボールネジの回転によって進退するスライドと、該スライドに接続した、前端部に適宜のタイミングで開閉するチャックを備えたチャック部とをもって構成するようにしてもよい。
また、上記構成において、トップラムの駆動機構を、機台における加工テーブルの外周部を縦貫する複数の案内棒兼作動棒の上端部に前記トップラムを水平に固着すると共に、前記案内棒兼作動棒の下端部を、機台内の下部に水平に支承され、サーボモータをもって回転せしめられるエキセン軸に、それにおける偏心部に摺動自在に嵌合した連結杆を介して連結することをもって構成するようにしてもよい。
また、上記構成において、金型ホルダーの進退駆動手段を、台板上に形成した枠部内に摺動自在に金型ホルダーを嵌合し、該金型ホルダーの後端部と、前記台板の後端部に立設した軸承板にピンを介して各々枢支連結させた同一長さのリンクの遊端同士を、前記トップラムの下面に垂設した支承板の先端にピンを介して枢支連結させた作動杆の遊端部にピンを介して枢支連結し、トップラムの移動運動を前記作動杆及びリンクを介して金型ホルダーに伝達し、金型ホルダーを進退せしめるよう構成するようにしてもよい。
また、上記構成において、上部マンドレールを、機台に回転自在に取り付けたプーリの中心に設けたナットに、端部に垂直方向に摺動するスライドを接続したボールネジを螺合すると共に該スライドに該上部マンドレールを固着し、前記プーリをサーボモータをもって回転させることによって前記ボールネジを垂直方向に進退せしめ、もって上部マンドレールを垂直方向に移動せしめるようになす一方、前記下部マンドレールを、機台に回転自在に取り付けたプーリの中心に設けたナットに、垂直方向に摺動するスライドを接続したボールネジを螺合すると共に該スライドに該下部マンドレールを固着し、前記プーリをサーボモータをもって回転させることによって前記ボールネジを垂直方向に進退せしめ、もって下部マンドレールを垂直方向に移動せしめるようになし、更に前記スライドを中心部に垂直方向摺動自在に嵌合した回動環をエアシリンダをもって下部マンドレールの周方向に回動させ、もって下部マンドレールを所定のタイミングで周方向に所定の角度回動せしめるように構成するようにしてもよい。
本発明は上記の如き構成であるから、金型を交換するのみで金属パイプに溝加工と穴明け加工の両加工を行うことができるものである。したがって、従来別々の装置で行っていた加工を一台の装置で済ませることができるから、コストを大幅に軽減させることができると共に、設置スペースも縮小させることができるものである。また、ワークの供給から加工、搬出までの全ての工程を一貫して自動的に連続して行うことができるから、効率良く行うことができ、量産に最適である。
また、金型ホルダーの進退駆動手段は、トップラムと作動杆及びリンクをもって構成されるトグル機構であるから、小型の機構であって充分な加圧力を得ることができ、また音も静かで、誤動作も少ない。
本発明に係る金属パイプ自動溝・穴明け加工装置の正面図である。 同左側面図である。 同平面図である。 上部の構成部品を一部省略して示した同平面図である。 一部切欠して示した上部の左側面図である。 要部の中央縦断正面図である。 一部切欠して示した下部の左側面図である。 一部切欠して示した下部の背面図である。 一部切欠して示した下部の平面図である。 下部マンドレールの回動説明図である。 金型ホルダーの進退駆動手段の説明図である。 ワークの搬出部の正面図である。 ワークの搬出部の平面図である。 ワーク搬入手段におけるワークの突き出し装置の正面図である。 ワーク突き出し装置のシャッター板部分の平面図である。 ワーク突き出し装置の突き出し杆部分の平面図である。 溝加工の開始状態の要部の縦断正面図である。 溝加工用金型がワークを加圧した状態の平面図である。 溝加工用金型がワークを加圧した状態の要部の縦断正面図である。 穴明け加工の開始状態の要部の縦断正面図である。 穴明け用金型がワークを加圧した状態の平面図である。 穴明け用金型がワークを加圧した状態の要部の縦断正面図である。 打ち抜きかす排出管の側面図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
図中、1は金属パイプ自動溝・穴明け加工装置である。2は該パイプ自動溝・穴明け加工装置1における機台であり、加工テーブル3を有している。
4はワーク搬入手段であり、前記加工テーブル3の中央部に金属パイプであるワークWをチャックして1個宛送り出すと共に、後記上部マンドレールと下部マンドレールが同期して中心穴に入り込んだらチャックを開いて原位置に復帰するものである。
また、該ワーク搬入手段4は、機台2に固着したサーボモータ5の回転軸(図示せず。)に連結したボールネジ6の回転によって進退するスライド7と、該スライド7に接続した、前端部に適宜のタイミングで開閉するチャック8aを備えたチャック部8と、前記チャック部8の前方にワークWを供給する手段とをもって構成している。
また、前記チャック部8の前方にワークWを供給する手段は、ホッパ(図示せず。)につながるワーク搬送レール9と、該ワーク搬送レール9上に並んでいるワークWの一つを突き出してチャック部8の前方に位置せしめるワーク突き出し装置10とをもって構成している。
また、前記ワーク突き出し装置10は、エアシリンダ11によって所定のタイミングで進退し、次に突き出すワークの進出を遮断するシャッター12と、エアシリンダ13によって所定のタイミングで進退し、ワークWの一つをチャック部8の前方に突き出して位置せしめる突き出し杆14とをもって構成している。
15はトップラムであり、前記加工テーブル3の上方において該加工テーブル3と接離する方向、即ち、垂直方向移動可能に支承されると共に、適宜の駆動機構をもって所定のタイミングで加工テーブル3と接離する方向、即ち、垂直方向に移動せしめられるものである。
また、該トップラム15の駆動機構は、機台2における加工テーブル3の外周部を縦貫する複数の案内棒兼作動棒16、16、16、16の上端部に該トップラム15を水平に固着すると共に、前記案内棒兼作動棒16、16、16、16の下端部を、機台2内の下部に水平に支承され、サーボモータ17をもって回転せしめられるエキセン軸18に、それにおける偏心部18Aに摺動自在に嵌合した連結杆19を介して連結することをもって構成している。尚、20は前記エキセン軸18の機台2から突出している部分に固着したプーリ、21は該プーリ20と前記サーボモータ17の回転軸に固着したプーリ17aとの間に捲装したベルトである。以上により、トップラム15はサーボモータ17の作動によってエキセン軸18が回転すると、加工テーブル3と接離する方向、即ち、垂直方向に移動するものである。
22は前記トップラム15の下面中央部に垂設されたストリッパーであり、ワークWの上端を押さえて後記上部マンドレールのワークWの中心穴からの引き抜きをサポートするものである。
23は上部マンドレールである。また、該上部マンドレール23は、前記加工テーブル3の中央位置の上方に配設されており、前記ワーク搬入手段4によりワークWがチャックされて加工テーブル3の中央部に送り出されたときに降下して下部マンドレールと同期してワークWの中心穴に入り込み、また、ワークWに対する加工が終了したとき上昇してワークWの中心穴から引き抜かれるものである。
また、該上部マンドレール23は、機台2に回転自在に取り付けたプーリ24の中心に設けたナット25に、端部に垂直方向に摺動するスライド26を接続したボールネジ27を螺合すると共に該スライド26に該上部マンドレール23を固着し、前記プーリ24を機台2に固着したサーボモータ28をもって回転させることによって前記ボールネジ27を垂直方向に進退せしめ、もって上部マンドレール23を垂直方向に移動せしめるようになしている。また、29は前記サーボモータ28の回転軸に固着したプーリ、30は前記プーリ24と29との間に捲装したベルトである。
31は溝加工用下部マンドレールである。31′は中空とし、周面における適宜の位置に周方向に沿って所定の間隔でポンチ嵌入穴31a′、31a′、31a′31a′を設けると共に下端側を打ち抜きかす排出口とし、更に外周にストリッパー32を配した穴明け加工用下部マンドレールである。また、該下部マンドレールル31、31′は、前記加工テーブル3の中央位置の上方に配設され、前記ワーク搬入手段4によりワークWがチャックされて加工テーブル3の中央部に送り出されたときに上昇して上部マンドレールと同期してワークWの中心穴に入り込み、また、ワークWに対する加工が終了したとき降下してワークWの中心穴から引き抜かれるものである。そしてまた、溝加工時には、適宜の回動機構を介して所定のタイミングで所定の角度周方向に回動せしめられるものである。
また、該下部マンドレール31、31′は、機台2に回転自在に取り付けたプーリ33の中心に設けたナット34に、端部に垂直方向に摺動するスライド35を接続したボールネジ36を螺合すると共に該スライド35に該下部マンドレール31、31′を固着し、前記プーリ33を機台2に固着したサーボモータ37をもって回転させることによって前記ボールネジ36を垂直方向に進退せしめ、もって下部マンドレール31、31′を垂直方向に移動せしめるようになしている。また、38は前記サーボモータ37の回転軸に固着したプーリ、39は前記プーリ33と38との間に捲装したベルトである。
また、該下部マンドレール31の溝加工時における所定のタイミング(ポンチによる1回目の加圧と2回目の加圧との間)での周方向への所定角度(本実施形態では15度)の回動は、機台2に固着したエアシリンダ41によって前記スライド35を中心部に垂直方向摺動自在に嵌合した回動環40を下部マンドレール31の周方向に回動させることによって行う。40Aは回動環40に垂直方向に設けたキー溝、35Aはスライド35に設けたキーである。また、40aは該回動環40から延設したアームであり、41aはエアシリンダ41と該アーム40aとの連結部材である。また、前記スライド35とボールネジ36は、その中心部に前記下部マンドレール31′の打ち抜きかす排出口と連通する穴を設けており、ボールネジ36の下端部には吸引装置(図示せず。)に接続された排出管42を接続している。
43、43、43、43は金型ホルダーである。また、該金型ホルダー43、43、43、43は、前記加工テーブル3上に、該加工テーブル3の中心位置上に供給されるワークWを取り巻くように配設されると共に前記トップラム15の移動運動をリンク機構を介して伝達され、夫々が一斉に加工テーブルの中心方向に進退せしめられるものである。また、本実施形態においては、ワークWに対して溝加工時においては各金型が円の4分の1宛を加工するようにしており、また穴明け加工時にはワークの外周90度毎に同時に4個の穴を明けるようにしている。
また、該金型ホルダー43、43、43、43の進退駆動手段は、台板44上に形成した枠部45内に摺動自在に該金型ホルダー43を嵌合し、該金型ホルダー43の後端部43aと、前記台板44の後端部に立設した軸承板46にピン47、48を介して各々枢支連結させた同一長さのリンク49、50の遊端同士を、前記トップラム15の下面に垂設した支承板51の先端にピン52を介して枢支連結させた作動杆53の遊端部にピン54を介して枢支連結し、トップラム15の移動運動を前記作動杆53及びリンク49、50を介して金型ホルダー43に伝達し、該金型ホルダー43を進退せしめるよう構成している。
55、55、55、55は水平方向の突条状のポンチ55aを有する溝加工用金型、56、56、56、56はピン状のポンチ56aを有する穴明け加工用金型であり、これらは前記金型ホルダー43、43、43、43に、その用途によって交換して取り付けられる。
57はワーク搬出手段であり、溝加工又は穴明け加工を終了したワークWをチャックし、前記上部マンドレール23及び下部マンドレール31、31′がワークWの中心穴から引き抜かれたら該ワークWを加工テーブル外に搬出するものである。
また、該ワーク搬出手段57は、機台2に固着したサーボモータ58の回転軸(図示せず。)に連結したボールネジ59の回転によって進退するスライド60と、該スライド60に接続した、前端部に適宜のタイミングで開閉するチャック61aを備えたチャック部61と、搬出したワークWの収容手段とをもって構成している。
また、前記搬出したワークWの収容手段は、機台2に前記サーボモータ58と直交するよう固着したサーボモータ62の回転軸(図示せず。)に連結したボールネジ63の回転によって進退するスライド64に接続した、前端部に適宜のタイミングで開閉するチャック65aを備えたチャック部65と、該チャック部65の移動径路上に設けた、ワークの長さ寸法を測定し、加工不良品を選別する手段66と、該加工不良品を選別する手段66の下方に設けた不良品排出シュート67と、該シュート67に隣接して設けた規格品排出シュート68とをもって構成している。
次に、上記実施形態の作用について説明する。
まず、ワーク搬入手段4によるワークの搬入が行われる。これは先ずホッパ(図示せず。)につながる搬送レール9上に並んでいるワークWの一つを、ワーク突き出し装置10による突き出しによってチャック部8の前方に位置させる。尚、ワーク突き出し装置10は、ワークWを突き出した後は元の状態に復帰する。そして、チャック部8のチャック8aがワークWを挟んで前進する。該チャック部8の前進は、サーボモータ5の作動によりボールネジ6が回転し、スライド7が前進することによって行われる。尚、チャック部8の前進は二段階に行うようにしている。チャック部8のチャック8aが加工テーブル3の中央部に進出してワークWを挟んでいる間に上部マンドレール23と下部マンドレール31、31′が同期してワークWの中心穴内に入り込む。
その後チャック8aが開いて原位置に戻り始めると、トップラム15が降下を開始する。このトップラム15の降下に伴い、ワークWを取り巻くように設けられた4基の金型ホルダー43、43、43、43が作動杆53とリンク49、50を介して一斉に加工テーブル3の中心部に向けて前進する。そしてトップラム15の下面に垂設したストリッパー22がワークWの上端を押さえた状態で、該金型ホルダー43、43、43、43の前端にセットした溝加工用金型55又は穴明け加工用金型56がワークWの側面をプレスし、その突条状のポンチ55aによって溝加工を行うか、ピン状のポンチ56aによって穴明け加工を行う。尚、穴明け加工を行う場合には、下部マンドレールとして、穴明け加工用下部マンドレール31′を用いる。これにより、穴明け加工の場合には、ワークWに対して同時に4個の穴明けを行うことができる。そしてまた、その抜きかすは、穴明け加工用下部マンドレール31′からスライド35、ボールネジ36の中心部の穴を通って排出管42から排出される。
また、溝加工を行う場合には、各溝加工用金型55による加圧を2回行うようにし、且つ1回目の加圧と2回目の加圧との間にワークWを所定の角度、例えば15度回すことにより、各金型のつなぎ目の部分を目立たないようにすることができる。そして、このワークWの所定角度の回動は、溝加工用の下部マンドレール31を回動させることよって行う。
次に、ワーク搬出手段57により加工済みのワークWの搬出が行われる。チャック部61が前進してそのチャック61aがワークWを挟持する。尚、該チャック部61の前進は二段階で行われ、第一段階は上部マンドレール23が降下し、同期して下部マンドレール31、31′が上昇したときに、ワークWの近くまで前進して待機し、第二段階は2回目のプレスが完了したときに前進してワークWを挟持するようにしている。そして、チャック61aがワークWを挟持したときに上部マンドレール23と下部マンドレール31、31′をワークWの中心穴から引き抜く。またこのとき、一方では前記の通りの順序でワークの搬入が行われる。そしてチャック部61が後退を開始すると、これと同時にワーク搬入手段4におけるチャック部8が二段階目の前進を行い、前記の通りの加工作業が行われる。
チャック部61はそのチャック61aによって加工済みワークWを挟持したまま原位置まで戻り、そこでチャック61aを開く。また、このときまでにワークの収容手段におけるチャック部65が前進してきて、そのチャック65aで落下したワークWを挟持する。その後該チャック部65は原位置方向に水平に移動するが、加工不良品選別手段66の位置で一旦停止する。ここで当該ワークWが加工不良品であると判定された場合には、チャック65aを開いて当該ワークWを不良品排出シュート67に落下させる。また、規格品であると判定された場合には再度原位置方向に移動し、規格品排出シュート68の位置にて一旦停止し、チャック65aを開いて当該ワークWを落下させるものである。以上をもって全工程が完了する。
本実施形態は、以上の通りであるから、溝加工用と穴明け加工用の金型55、56を交換するのみでワークである金属パイプに溝加工と穴明け加工の両加工を行うことができるものである。したがって、従来別々の装置で行っていた加工を一台の装置で済ませることができるから、コストを大幅に軽減させることができると共に、設置スペースも縮小させることができるものである。また、ワークWの供給から加工、搬出までの全ての工程を一貫して自動的に行うことができるから、効率良く行うことができ、量産に最適である。
また、金型ホルダー43、43、43、43の進退駆動手段は、トップラム15と作動杆53及びリンク49、50をもって構成されるトグル機構であるから、小型の機構であって充分な加圧力を得ることができ、また音も静かで、誤動作も少ない。
1 金属パイプ自動溝・穴明け加工装置
2 機台
3 加工テーブル
4 ワーク搬入手段
5 サーボモータ
6 ボールネジ
7 スライド
8 チャック部
8a チャック
10 ワーク突き出し装置
15 トップラム
16、16 案内棒兼作動棒
17 サーボモータ
18 エキセン軸
18A 偏心部
19 連結杆
22 ストリッパー
23 上部マンドレール
24 プーリ
25 ナット
26 スライド
27 ボールネジ
28 サーボモータ
31 溝加工用下部マンドレール
31′ 穴明け加工用下部マンドレール
33 プーリ
34 ナット
35 スライド
36 ボールネジ
37 サーボモータ
40 回動環
41 エアシリンダ
42 打ち抜きかす排出管
43、43 金型ホルダー
44 台板
45 枠部
46 軸承板
47、48 ピン
49、50 リンク
53 作動杆
54 ピン
55、55 溝加工用金型
56、56 穴明け加工用金型
57 ワーク搬出手段
58 サーボモータ
59 ボールネジ
60 スライド
61 チャック部
61a チャック
62 サーボモータ
63 ボールネジ
64 スライド
65 チャック部
65a チャック
66 不良品選別手段
67 不良品排出シュート
68 規格品排出シュート

Claims (6)

  1. 加工テーブルを有する機台と、前記加工テーブルの中央部にワークをチャックして1個宛送り出すと共に、後記上部マンドレールと下部マンドレールが同期してワークの中心穴に入り込んだらチャックを開いて原位置に復帰するワーク搬入手段と、前記加工テーブルの上方において該加工テーブルと接離する方向に支承されると共に適宜の駆動機構をもって所定のタイミングで加工テーブルと接離する方向に移動せしめられるトップラムと、前記トップラムの下面中央部に垂設されたストリッパーと、前記加工テーブルの中央位置の上方に配設されると共に、前記ワーク搬入手段によりワークがチャックされて加工テーブルの中央部に送り出されたときに後記下部マンドレールと同期してワークの中心穴内に入り込む上部マンドレールと、前記加工テーブルの中央位置の下方に配設され、前記上部マンドレールと同期してワークの中心穴に入り込む、中空とし、周面における適宜の位置に周方向に沿って所定の間隔でポンチ嵌入穴を設けると共に下端側を打ち抜きかす排出口とし、更に外周にストリッパーを配した穴加工用下部マンドレール及び溝加工時において適宜の回動機構を介して所定のタイミングで所定の角度周方向に回動する溝加工用下部マンドレールと、前記加工テーブル上に、加工テーブルの中心位置上に供給されるワークを取り巻くように配設されると共に前記トップラムの移動運動をリンク機構を介して伝達され、夫々が一斉に加工テーブルの中心方向に進退せしめられる所要数の金型ホルダーと、前記金型ホルダーに交換して取り付ける、突条状のポンチを有する溝加工用金型及びピン状のポンチを有する穴明け加工用金型と、溝加工又は穴明け加工を終了したワークをチャックし、前記上部マンドレール及び下部マンドレールがワークの中心穴から引き抜かれたら該ワークを加工テーブル外に搬出するワーク搬出手段とからなる金属パイプ自動溝・穴明け加工装置。
  2. 加工テーブル外に搬出したワークの長さ寸法を測定し、加工不良品を選別する手段を備えてなる請求項1記載の金属パイプ自動溝・穴明け加工装置。
  3. 前記ワーク搬入手段及びワーク搬出手段を、サーボモータの回転軸に連結したボールネジの回転によって進退するスライドと、該スライドに接続した、前端部に適宜のタイミングで開閉するチャックを備えたチャック部とをもって構成してなる請求項1又は2記載の金属パイプ自動溝・穴明け加工装置。
  4. 前記トップラムの駆動機構を、機台における加工テーブルの外周部を縦貫する複数の案内棒兼作動棒の上端部に前記トップラムを水平に固着すると共に、前記案内棒兼作動棒の下端部を、機台内の下部に水平に支承され、サーボモータをもって回転せしめられるエキセン軸に、それにおける偏心部に摺動自在に嵌合した連結杆を介して連結することをもって構成してなる請求項1、2又は3記載の金属パイプ自動溝・穴明け加工装置。
  5. 前記金型ホルダーの進退駆動手段を、台板上に形成した枠部内に摺動自在に金型ホルダーを嵌合し、該金型ホルダーの後端部と、前記台板の後端部に立設した軸承板にピンを介して各々枢支連結させた同一長さのリンクの遊端同士を、前記トップラムの下面に垂設した支承板の先端にピンを介して枢支連結させた作動杆の遊端部にピンを介して枢支連結し、トップラムの移動運動を前記作動杆及びリンクを介して金型ホルダーに伝達し、金型ホルダーを進退せしめるよう構成してなる請求項1、2、3又は4記載の金属パイプ自動溝・穴明け加工装置。
  6. 前記上部マンドレールを、機台に回転自在に取り付けたプーリの中心に設けたナットに、端部に垂直方向に摺動するスライドを接続したボールネジを螺合すると共に該スライドに該上部マンドレールを固着し、前記プーリをサーボモータをもって回転させることによって前記ボールネジを垂直方向に進退せしめ、もって上部マンドレールを垂直方向に移動せしめるようになす一方、前記下部マンドレールを、機台に回転自在に取り付けたプーリの中心に設けたナットに、垂直方向に摺動するスライドを接続したボールネジを螺合すると共に該スライドに該下部マンドレールを固着し、前記プーリをサーボモータをもって回転させることによって前記ボールネジを垂直方向に進退せしめ、もって下部マンドレールを垂直方向に移動せしめるようになし、更に前記スライドを中心部に垂直方向摺動自在に嵌合した回動環をエアシリンダをもって下部マンドレールの周方向に回動させ、もって下部マンドレールを所定のタイミングで周方向に所定の角度回動せしめるように構成してなる請求項1、2、3、4又は5記載の金属パイプ自動溝・穴明け加工装置。
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