JP2023530085A - Wee1阻害剤化合物の作製方法 - Google Patents
Wee1阻害剤化合物の作製方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2023530085A JP2023530085A JP2022576010A JP2022576010A JP2023530085A JP 2023530085 A JP2023530085 A JP 2023530085A JP 2022576010 A JP2022576010 A JP 2022576010A JP 2022576010 A JP2022576010 A JP 2022576010A JP 2023530085 A JP2023530085 A JP 2023530085A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- formula
- compound
- reaction conditions
- conditions effective
- reaction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D487/00—Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00
- C07D487/02—Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains two hetero rings
- C07D487/04—Ortho-condensed systems
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P35/00—Antineoplastic agents
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D221/00—Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one nitrogen atom as the only ring hetero atom, not provided for by groups C07D211/00 - C07D219/00
- C07D221/02—Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one nitrogen atom as the only ring hetero atom, not provided for by groups C07D211/00 - C07D219/00 condensed with carbocyclic rings or ring systems
- C07D221/04—Ortho- or peri-condensed ring systems
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07B—GENERAL METHODS OF ORGANIC CHEMISTRY; APPARATUS THEREFOR
- C07B2200/00—Indexing scheme relating to specific properties of organic compounds
- C07B2200/13—Crystalline forms, e.g. polymorphs
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Public Health (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Polymerisation Methods In General (AREA)
- Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
Abstract
癌など過剰な細胞増殖を特徴とする病態の治療に有用な式(1A)のWEE1阻害剤を作製するためのプロセスが提供される。いくつかの実施形態では、本明細書で定義される式(3)、式(5)、及び式(6)の中間体化合物を作製するためのプロセスが提供される。
Description
(任意の優先権出願を参照することによる組み込み)
本出願と共に提出される出願データシートにおいて、2020年6月11日に出願された米国特許仮出願第63/037,766号を含む、外国又は国内優先権の主張が確認される全ての出願が、37 CFR 1.57に基づき、参照により本明細書に組み込まれる。
本出願と共に提出される出願データシートにおいて、2020年6月11日に出願された米国特許仮出願第63/037,766号を含む、外国又は国内優先権の主張が確認される全ての出願が、37 CFR 1.57に基づき、参照により本明細書に組み込まれる。
(発明の分野)
本出願は、癌など過剰な細胞増殖を特徴とする病態を治療するために使用される、WEE1阻害剤である化合物を作製する方法に関する。
本出願は、癌など過剰な細胞増殖を特徴とする病態を治療するために使用される、WEE1阻害剤である化合物を作製する方法に関する。
WEE1キナーゼは、有糸分裂開始前のDNA修復のため、G2-M細胞周期チェックポイントでの停止において役割を果たしている。正常細胞は、G1停止中に損傷したDNAを修復する。癌細胞は、多くの場合、G1-Sチェックポイントを欠き、DNA修復のための機能的G2-Mチェックポイントに依存している。WEE1は、様々な癌種において過剰発現している。
国際公開第2019/173082号は、様々なWEE1阻害剤及びそれらを作製する方法を開示しており、以下のラセミ化合物(1)を作製するための図1に示す合成経路を含む。
国際公開第2019/173082号はまた、図1に示すようなSFCクロマトグラフィによってラセミ化合物(1)を分割して、以下のエナンチオマー(1A)及び(1B)を形成することを示す。
かかるエナンチオマー(1A)及び(1B)を作製するための国際公開第2019/173082号に記載の方法は、当該技術分野における相当な進歩を表す。しかしながら、実際には、この方法は規模の拡大が困難であることが判明しており、少なくとも部分的には複数の反応工程の存在及びエナンチオマーの分離のためにSFCクロマトグラフィを使用することのために、全収率は低い。例えば、化合物(1)を作製するために使用されるラセミ出発化合物(1-1)は、商業的供給源から得ることが困難である。これは、国際公開第2019/173082号において、図2に示すような多段階反応スキームによって低い全収率で調製されたと記載されている。更なる課題は、キラル生成物が高度にエナンチオピュアであることに対する要求に関する。したがって、エナンチオマー(1A)及び(1B)を作製する技術分野においては、依然として更なる進歩が必要とされている。
現在では、国際公開第2019/173082号に記載の方法と比較して規模の拡大及び製造についてはるかに実用的であるいくつかの改善が、式(1A)のWEE1阻害剤を作製する方法において開発されている。
一実施形態は、例えば図4A及び図4Bに示すように、式(1A)のWEE1阻害剤の製造において有用である式(3)の化合物を提供する。
別の実施形態は、式(3)の化合物を作製する方法を提供し、この方法は、例えば、図3A及び/又は図3Bに示すように、式(3)の化合物を形成するのに有効なウルマン(Ullman)カップリング反応条件下で、式(3-1)の化合物を式(3-2)の化合物と反応させることを含む。様々な実施形態では、式(3-1)中の変数Xは、Cl、Br、又はIである。
別の実施形態は、式(1A)の化合物を作製する方法を提供し、この方法は、例えば、図4A及び/又は図4Bに示すように、酸化中間体を形成するのに有効な反応条件下で、式(3)の化合物を酸化させることと、式(1A)の化合物を形成するのに有効なウルマン反応条件下で、酸化中間体を式(4-1)のアミン化合物と反応させることを含む。
別の実施形態は、式(5)の化合物を作製する方法を提供し、この方法は、例えば、図5A及び図5Bに示すように、式(5-2)のアセチル中間体を形成するのに有効な反応条件下で、式(5-1)の化合物を無水酢酸と反応させることと、式(5)の化合物を形成するのに有効な反応条件下で、式(5-2)のアセチル中間体を水酸化物塩基と反応させることと、を含む。様々な実施形態では、式(5-1)、式(5-2)、及び式(5)
中の変数Xは、Cl、Br、又はIである。
中の変数Xは、Cl、Br、又はIである。
別の実施形態は、式(6)の化合物を作製する方法を提供し、この方法は、例えば、図6A及び図6Bに示すように、式(6)の化合物を形成するのに有効な酸化反応条件下で、式(5)の化合物を酸化剤と反応させることを含む。種々の実施形態では、式(5)及び式(6)中の変数Xは、Cl、Br、又はIである。
これら及び他の実施形態は、以下により詳細に記載される。
一実施形態は、以下の式(3)の化合物を提供する。
式(3)の化合物は、図4A及び図4Bに示すように、式(1A)のWEE1阻害剤の製造において有用であるエナンチオマーである。様々な実施形態では、式(3)の化合物は、少なくとも約85%、90%、95%、又は97%のエナンチオマー過剰率(ee)
値によって示されるように、高度にエナンチオピュアである。
値によって示されるように、高度にエナンチオピュアである。
式(3)の化合物は、様々な方法で作製され得る。例えば、一実施形態は、式(3)の化合物を作製する方法を提供し、この方法は、式(3)の化合物を形成するのに有効なウルマンカップリング反応条件下で、以下の式(3-1)の化合物を以下の式(3-2)の化合物と反応させることを含む。
様々な実施形態では、式(3-1)中の変数Xは、Cl、Br、又はIである。例えば、一実施形態では、式(3-1)中の変数Xは、Clである。当業者は、この文脈において、用語「ウルマンカップリング反応条件」が、図3Aに示すように、式(3-1)の化合物のピリジニル環と式(3-2)の化合物の第二級アミンとの間に炭素-窒素(C-N)結合を形成する銅媒介アミノ化反応を指すことを認識する。当業者は、銅及び塩基の存在下でアミンをアリール又はアルケニル求電子試薬とカップリングさせて新しいC-N結合を形成するために銅媒介アミノ化反応を用いる様々なウルマンカップリング反応条件を認識している。当業者は、本開示によって導かれる日常の実験を使用して、化合物(3)の調製で用いるためにかかる既知のウルマンカップリング反応条件を容易に適合させることができる。
様々な実施形態では、ウルマンカップリング反応条件は、有効量の銅塩及び/又はCu(0)の存在下で、式(3-1)の化合物及び式(3-2)の化合物を一緒に反応させることを含む。好適な銅塩の例としては、CuI、CuBr、CuCl、及びそれらの組み合わせが挙げられる。好適なCu(0)源の例としては、元素銅が挙げられる。銅塩又はCu(0)は、NaI、NaBr、NaCl、KI、KBr、KCl、又はそれらの組み合わせなど無機塩と組み合わせて使用され得る。一実施形態では、ウルマンカップリング反応条件は、有効量のCuI、及び任意選択的に有効量のNaIの存在下で、式(3-1)の化合物及び式(3-2)の化合物を一緒に反応させることを含む。
様々な実施形態では、ウルマンカップリング反応条件は、有効量の極性非プロトン性溶媒の存在下で、式(3-1)の化合物及び式(3-2)の化合物を一緒に反応させることを含む。様々な極性非プロトン性溶媒が使用され得る。例えば、一実施形態では、極性非プロトン性溶媒は、ジオキサン、アニソール、1,2-ジメトキシエタン(グリム)、ジエチレングリコールジメチルエーテル(ジグリム)、ジメチルアセトアミド、1-メチルピロリジン-2-オン、又はそれらの組み合わせを含む。一実施形態では、極性非プロトン性溶媒は、アニソールからなるか、又はアニソールを含む。
様々な実施形態では、ウルマンカップリング反応条件は、有効量のキレート配位子の存在下で、式(3-1)の化合物及び式(3-2)の化合物を一緒に反応させることを含む。当業者に既知の様々なキレート配位子が使用され得る。一実施形態では、キレート配位子は、trans-N,N-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、N,N-ジメチルエタン-1,2-ジアミン、2,2’-ビピリジル(bypyridyl)、N,N’-ジベンゾイルエタン(dibenzylethane)-1,2-ジアミン、trans-1,2-ジアミノシクロヘキサン、又はそれらの組み合わせを含む。例えば、一実施形態では、キレート配位子は、trans-N,N-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミンを含む。
様々な実施形態では、ウルマンカップリング反応条件は、有効量の無機塩基の存在下で、式(3-1)の化合物及び式(3-2)の化合物を一緒に反応させることを含む。当業者に既知の様々な無機塩基が使用され得る。一実施形態では、無機塩基は、K2CO3、K3PO4、Cs2CO3、Na2CO3、又はそれらの組み合わせを含む。例えば、一実施形態では、無機塩基は、K2CO3を含む。
様々な実施形態では、ウルマンカップリング反応条件は、有効量の極性非プロトン性溶媒、キレート配位子、銅塩、無機塩基、及び任意選択的にヨウ化物塩の存在下で式(3-1)の化合物及び式(3-2)の化合物を一緒に反応させることを含む。例えば、一実施形態では、ウルマンカップリング反応条件は、有効量の極性非プロトン性溶媒、キレート配位子、CuI、NaI、及び無機塩基の存在を含む。図5Bは、かかるウルマンカップリング反応条件の例を示す。
様々な実施形態では、ウルマンカップリング反応条件は、2~40時間の範囲の反応時間の間、式(3-1)の化合物及び式(3-2)の化合物を一緒に反応させることを含む。一実施形態では、ウルマンカップリング反応条件は、4~36時間の範囲の反応時間、例えば、約4、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30、32、34、若しくは36時間の反応時間、又は前述の反応時間値のいずれか2つから選択される終点によって定義される範囲内の反応時間を含む。
様々な実施形態では、ウルマンカップリング反応条件は、高反応温度で、式(3-1)の化合物及び式(3-2)の化合物を一緒に反応させることを含む。一実施形態では、ウルマンカップリング反応条件は、約70℃~約150℃の範囲の反応温度、例えば、約70℃、75℃、80℃、85℃、90℃、95℃、100℃、105℃、110℃、115℃、120℃、125℃、130℃、135℃、140℃、145℃、若しくは150℃の反応温度、又は前述の反応温度値のいずれか2つから選択される終点によって定義される範囲内の反応温度を含む。
様々な実施形態では、式(3)の化合物を作製する方法は、図3A及び/又は図3Bに示すように行われる。
いくつかの実施形態では、化合物3の固体形態は、以下から選択される、X線粉末回折パターンにおける1つ以上のピークを特徴とし得る。
いくつかの実施形態では、化合物3の固体形態は、XRPDパターンにおける1つ以上のピークを特徴とし得、この1つ以上のピークは、8.8度~約8.4度2θ、11.7度~約11.3度2θ、17.5度~約17.1度2θ、及び23.4度~約23.0度2θの範囲のピークから選択され得る。いくつかの実施形態では、化合物3の固体形態は
、X線粉末回折パターンにおける1つ以上のピークを特徴とし得、この1つ以上のピークは、約8.6度2θ±0.2度2θ、約11.5度2θ±0.2度2θ、約17.3度2θ±0.2度2θ、及び約23.2度2θ±0.2度2θから選択され得る。いくつかの実施形態では、化合物3の固体形態は、図9に示すようなX線粉末回折パターンを示し得る。
、X線粉末回折パターンにおける1つ以上のピークを特徴とし得、この1つ以上のピークは、約8.6度2θ±0.2度2θ、約11.5度2θ±0.2度2θ、約17.3度2θ±0.2度2θ、及び約23.2度2θ±0.2度2θから選択され得る。いくつかの実施形態では、化合物3の固体形態は、図9に示すようなX線粉末回折パターンを示し得る。
いくつかの実施形態では、化合物3の固体形態は、約135℃~約145℃の範囲の吸熱を特徴とし得る。いくつかの実施形態では、化合物3の固体形態は、約140℃での発熱ピークを含む、示差走査熱量測定(DSC)サーモグラムを特徴とし得る。いくつかの実施形態では、化合物3の固体形態は、図10の示差走査熱量測定(DSC)サーモグラムを有し得る。
いくつかの実施形態では、化合物3の固体形態は、約40℃から約150℃に加熱されたときに約0%~約2%の範囲内の重量減少パーセントを有し得る。いくつかの実施形態では、化合物3の固体形態は、約40℃から約150℃に加熱されたときに約0%の重量減少パーセントを有し得る。いくつかの実施形態では、化合物3の固体形態は、図11に示すTGA曲線を特徴とし得る。
別の実施形態は、式(1A)の化合物を作製する方法を提供し、この方法は、
式(3)の化合物を、酸化中間体を形成するのに有効な反応条件下で酸化させることと、
式(1A)の化合物を形成するのに有効な反応条件下で、酸化中間体を以下の式(4-1)のアミン化合物と反応させることと、を含む。
式(3)の化合物を、酸化中間体を形成するのに有効な反応条件下で酸化させることと、
式(1A)の化合物を形成するのに有効な反応条件下で、酸化中間体を以下の式(4-1)のアミン化合物と反応させることと、を含む。
様々な実施形態では、酸化中間体を形成するのに有効な反応条件は、有効量の酸化剤と反応させることによって式(3)の化合物を酸化させることを含む。酸化中間体(図4A又は図4Bには図示せず)の単離は不要であり、当業者は、反応条件の知識からその実在又は存在を推測することができる。
当業者に既知の様々な酸化剤が使用され得る。様々な実施形態では、酸化剤は、オキソン、m-クロロ過安息香酸(MCPBA)、H2O2、Na2WO4、NaOCl、シアヌル酸、NaIO4、RuCl3、O2、又はそれらの組み合わせから選択される。一実施形態では、酸化剤は、オキソン、MCPBA、又はそれらの組み合わせである。一実施形態では、酸化剤は、オキソンである。一実施形態では、酸化剤は、MCPBAである。
様々な実施形態では、酸化中間体を形成するのに有効な反応条件は、有効量の有機溶媒の存在下で、式(3)の化合物を酸化させることを含む。式(3)の化合物及び酸化剤を溶解するのに有効である様々な有機溶媒を用いることができる。一実施形態では、溶媒は
、クロロホルム又はジクロロメタン(DCM)など低沸点塩素化C1~3炭化水素である。いくつかの実施形態では、溶媒は、水、エタノール、1-メチル-2-ピロリドン、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン、アセトニトリル、ビス(2-ブトキシエチル)エーテル、ビス(2-エトキシエチル)エーテル、ビス(2-メトキシエチル)エーテル、ジオキサン、又はそれらの組み合わせを含む。
、クロロホルム又はジクロロメタン(DCM)など低沸点塩素化C1~3炭化水素である。いくつかの実施形態では、溶媒は、水、エタノール、1-メチル-2-ピロリドン、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン、アセトニトリル、ビス(2-ブトキシエチル)エーテル、ビス(2-エトキシエチル)エーテル、ビス(2-メトキシエチル)エーテル、ジオキサン、又はそれらの組み合わせを含む。
様々な実施形態では、酸化中間体を形成するのに有効な反応条件は、30分~60時間の範囲の反応時間を含む。いくつかの実施形態では、酸化中間体を形成するのに有効な反応条件は、30分~48時間の範囲の反応時間、例えば、約0.5、1、2、4、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30、32、34、36、38、40、42、44、46、若しくは48時間の反応時間、又は前述の反応時間値のいずれか2つから選択される終点によって定義される範囲内の反応時間を含む。
様々な実施形態では、酸化中間体を形成するのに有効な反応条件は、比較的低い反応温度を含む。一実施形態では、酸化中間体を形成するのに有効な反応条件は、約-25℃~約25℃の範囲の反応温度、例えば、約-25℃、-20℃、-15℃、-10℃、-5℃、0℃、5℃、10℃、15℃、20℃、若しくは25℃の反応温度、又は前述の反応温度値のいずれか2つから選択される終点によって定義される範囲内の反応温度を含む。
様々な実施形態では、酸化中間体を式(4-1)のアミン化合物と反応させて式(1A)の化合物を形成するために有効な反応条件は、有効量の塩基(例えば、有機塩基又は無機塩基)の存在を含む。当業者に既知の様々な塩基が使用され得る。一実施形態では、塩基は、無機塩基である。例えば、一実施形態では、無機塩基は、K2CO3、Na2CO3、NaHCO3、NaOAc、又はそれらの組み合わせから選択される。一実施形態では、塩基は、第三級アミンを含む有機塩基など有機塩基である。例えば、一実施形態では、有機塩基は、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(DIPEA)、トリエチルアミン(TEA)、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エン(DBU)、又はそれらの組み合わせを含む。
様々な実施形態では、式(1A)の化合物を形成するのに有効な反応条件は、2分~40時間の範囲の反応時間を含む。いくつかの実施形態では、式(1A)の化合物を形成するのに有効な反応条件は、4時間~36時間の範囲の反応時間、例えば、約4、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30、32、34、若しくは36時間の反応時間、又は前述の反応時間値のいずれか2つから選択される終点によって定義される範囲内の反応時間を含む。
様々な実施形態では、式(1A)の化合物を形成するのに有効な反応条件は、比較的中程度の反応温度を含む。一実施形態では、式(1A)の化合物を形成するのに有効な反応条件は、約0℃~約50℃の範囲の反応温度、例えば、約0℃、5℃、10℃、15℃、20℃、25℃、30℃、35℃、40℃、45℃、若しくは50℃の反応温度、又は前述の反応温度値のいずれか2つから選択される終点によって定義される範囲内の反応温度を含む。
様々な実施形態では、式(1A)の化合物を作製する方法は、図4A及び/又は図4Bに示すように行われる。
他の実施形態は、式(3-1)の化合物を作製するのに有用な方法及び化合物を提供する。例えば、一実施形態は、以下の式(5)の化合物を作製する方法を提供し、この方法は、
以下の式(5-2)のアセチル中間体を形成するのに有効な反応条件下で、以下の式(
5-1)の化合物を無水酢酸と反応させることと、
式(5)の化合物を形成するのに有効な反応条件下で、式(5-2)のアセチル中間体を水酸化物塩基と反応させることと、を含む。
以下の式(5-2)のアセチル中間体を形成するのに有効な反応条件下で、以下の式(
5-1)の化合物を無水酢酸と反応させることと、
式(5)の化合物を形成するのに有効な反応条件下で、式(5-2)のアセチル中間体を水酸化物塩基と反応させることと、を含む。
様々な実施形態では、式(5-1)、式(5-2)、及び式(5)中の変数Xは、Cl、Br、又はIである。一実施形態では、XはClである。式(5-2)のアセチル中間体の単離は不要であり、当業者は反応条件の知識からその実在又は存在を推測することができる。
様々な実施形態では、式(5-2)のアセチル中間体を形成するのに有効な反応条件は、有効量の有機溶媒の存在下で、式(5-1)の化合物を無水酢酸と反応させることを含む。式(5-1)の化合物及び無水酢酸を溶解するのに有効である様々な有機溶媒を用いることができる。様々な実施形態では、有機溶媒は、アセトニトリル(CH3CN)、ジオキサン、トルエン、テトラヒドロフラン(THF)、2-メチルテトラヒドロフラン(2-MeTHF)、DCM、1,2-ジクロロエタン(1,2-DCE)、C1~6アルコール(例えば、メタノール、エタノール)、又はそれらの組み合わせを含む。一実施形態では、式(5)の化合物を形成するのに有効な反応条件は、アセトニトリル、C1~6アルコール、又はそれらの組み合わせを含む有機溶媒の存在下で、式(5-1)の化合物を無水酢酸と反応させることを含む。例えば、一実施形態では、有機溶媒は、エタノールなどC1~6アルコールを含む。別の実施形態では、有機溶媒はアセトニトリルを含む。他の実施形態では、無水酢酸反応物は、単独で又は有機溶媒と組み合わせて溶媒として機能する過剰量で使用される。
様々な実施形態では、式(5-2)のアセチル中間体を形成するのに有効な反応条件は、30分~12時間の範囲の反応時間を含む。いくつかの実施形態では、式(5-2)のアセチル中間体を形成するのに有効な反応条件は、30分~10時間の範囲の反応時間、例えば、約1、2、3、4、5、6、7、8、9,若しくは10時間の反応時間、又は前述の反応時間値のいずれか2つから選択される終点によって定義される範囲内の反応時間を含む。
様々な実施形態では、式(5-2)のアセチル中間体を形成するのに有効な反応条件は、比較的中程度の反応温度を含む。一実施形態では、式(5-2)のアセチル中間体を形成するのに有効な反応条件は、約60℃~約130℃の範囲の反応温度、例えば、約60℃、65℃、70℃、75℃、80℃、85℃、90℃、95℃、100℃、105℃、110℃、115℃、120℃、125℃、若しくは130℃の反応温度、又は前述の反応温度値のいずれか2つから選択される終点によって定義される範囲内の反応温度を含む。
いくつかの実施形態では、式(5-2)のアセチル中間体は、単離されないが、代わりに、式(5)の化合物を形成するのに有効な反応条件下で、水酸化物塩基とその場で反応させられる。当業者に既知の様々な水酸化物塩基が使用され得る。様々な実施形態では、
水酸化物塩基は、LiOH、NaOH、KOH、Mg(OH)2、Ca(OH)2、及びそれらの組み合わせから選択される。例えば、一実施形態では、水酸化物塩基はLiOHを含む。
水酸化物塩基は、LiOH、NaOH、KOH、Mg(OH)2、Ca(OH)2、及びそれらの組み合わせから選択される。例えば、一実施形態では、水酸化物塩基はLiOHを含む。
様々な実施形態では、式(5)の化合物を形成するのに有効な反応条件は、アセトニトリル(CH3CN)、C1~6アルコール(例えば、メタノール、エタノール又はイソプロパノール)、又はそれらの組み合わせを含む水性溶媒の存在下で、式(5-2)のアセチル中間体を水酸化物塩基と反応させることを含む。例えば、一実施形態では、水性溶媒は、水性エタノールなど水性C1~6アルコールを含む。
様々な実施形態では、式(5)の化合物を形成するのに有効な反応条件は、1~30時間の範囲の反応時間を含む。いくつかの実施形態では、式(5)の化合物を形成するのに有効な反応条件は、2時間~24時間の範囲の反応時間、例えば、約2、4、6、8、10、12、14、16、18、20、22、若しくは24時間の反応時間、又は前述の反応時間値のいずれか2つから選択される終点によって定義される範囲内の反応時間を含む。
様々な実施形態では、式(5)の化合物を形成するのに有効な反応条件は、比較的中程度の反応温度を含む。一実施形態では、式(5)の化合物を形成するのに有効な反応条件は、約0℃~約50℃の範囲の反応温度、例えば、約0℃、5℃、10℃、15℃、20℃、25℃、30℃、35℃、40℃、45℃、若しくは50℃の反応温度、又は前述の反応温度値のいずれか2つから選択される終点によって定義される範囲内の反応温度を含む。
様々な実施形態では、式(5)の化合物を作製する方法は、図5A及び/又は図5Bに示すように行われる。
様々な実施形態では、式(5)の化合物は、式(6)の別の中間体化合物を作製するのに有用な中間体である。例えば、一実施形態は、式(6)の化合物を作製する方法を提供し、この方法は、式(6)の化合物を形成するのに有効な酸化反応条件下で、以下の式(5)の化合物を酸化剤と反応させることを含む。
種々の実施形態では、式(5)及び式(6)中の変数Xは、Cl、Br、又はIである。例えば、一実施形態では、変数XはClである。
式(6)の化合物を形成するために、様々な酸化剤が使用され得る。様々な実施形態では、式(6)の化合物を形成するのに有効な酸化反応条件は、式(5)の化合物を、NaOCl、NaOBr、KOCl、KOBr、Ca(OCl)2、及びそれらの組み合わせから選択される有効量の酸化剤で酸化することを含む。
様々な実施形態では、式(6)の化合物を形成するのに有効な酸化反応条件は、式(5)の化合物及び酸化剤を溶媒中で一緒に混合することを含む。式(5)の化合物及び酸化剤を溶解するのに有効である様々な有機溶媒を用いることができる。一実施形態では、溶媒は、クロロホルム又はジクロロメタン(DCM)など低沸点塩素化C1~3炭化水素である。他の実施形態では、溶媒は水である。いくつかの実施形態では、溶媒は、水、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、アセトニトリル、トルエン、メチルtert-ブチルエーテル、2-メチルテトラヒドロフラン、又はそれらの組み合わせを含む。
様々な実施形態では、式(6)の化合物を形成するのに有効な酸化反応条件は、有効量の無機塩基の存在下で、式(5)の化合物及び酸化剤を一緒に混合することを含む。当業者に既知の様々な無機塩基が使用され得る。好適な無機塩基の例としては、K2CO3、Na2CO3及びNaHCO3が挙げられる。一実施形態では、無機塩基は、NaHCO3を含む。
式(6)の化合物を形成するのに有効な酸化反応条件はまた、反応を促進するのに有効な量の1つ以上の他の添加剤の存在を含み得る。様々な実施形態では、式(6)の化合物を形成するのに有効な酸化反応条件は、有効量の(2,2,6,6-テトラメチルピペリジン-1-イル)オキシダニル(TEMPO)の存在下で、式(5)の化合物及び酸化剤を一緒に混合することを含む。いくつかの実施形態では、式(6)の化合物を形成するのに有効な酸化反応条件は、有効量の無機塩の存在下で、式(5)の化合物及び酸化剤を一緒に混合することを含む。好適な無機塩の例としては、LiCl、LiBr、NaCl、NaBr、KCl、KBr、及びそれらの組み合わせが挙げられる。いくつかの実施形態では、無機塩はNaBrを含む。
様々な実施形態では、式(6)の化合物を形成するのに有効な酸化反応条件は、1分~6時間の範囲の反応時間を含む。いくつかの実施形態では、式(6)の化合物を形成するのに有効な酸化反応条件は、2分~4時間の範囲の反応時間、例えば、約2分、5分、10分、30分、1時間、1.5時間、2時間、2.5時間、3時間、3.5時間、若しくは4時間の反応時間、又は前述の反応時間値のいずれか2つから選択される終点によって定義される範囲内の反応時間を含む。
様々な実施形態では、式(6)の化合物を形成するのに有効な酸化反応条件は、比較的低い反応温度を含む。一実施形態では、式(6)の化合物を形成するのに有効な酸化反応条件は、約-25℃~約25℃の範囲の反応温度、例えば、約-25℃、-20℃、-15℃、-10℃、-5℃、0℃、5℃、10℃、15℃、20℃、若しくは25℃の反応温度、又は前述の反応温度値のいずれか2つから選択される終点によって定義される範囲内の反応温度を含む。
様々な実施形態では、式(6)の化合物を作製する方法は、図6A及び/又は図6Bに示すように行われる。
式(6)の化合物を作製するために使用される式(5)の化合物は、図7A及び/又は図7Bに示すように作製され得る。当業者は、図7A及び図7Bにおいて、式(7-7)の化合物は、XがClである式(5)の化合物の例であることを認識するであろう。式(6)の化合物は、図8A及び図8Bに示すように、XがClである化合物(8-1)など式(3-1)の化合物を作製するのに有用である。当業者は、図7A、図7B、図8A、及び図8Bが、式(1A)の化合物を作製する方法及び式(3)の化合物を作製する方法の例示的な反応条件及び実施形態を含む、本開示の他の態様を示すことを理解するであろう。
特に指定がない限り、本明細書で使用される「結晶性」という用語及び関連用語は、物質、構成要素、生成物、又は形態を記載するために使用される場合、物質、構成要素、生
成物、又は形態が、例えば、X線回折によって決定されるように、実質的に結晶性であることを意味する。(例えば、Remington’s Pharmaceutical Sciences,20thed.,Lippincott Williams&Wilkins,Philadelphia Pa.,173(2000);The United States Pharmacopeia,37thed.,503-509(2014)を参照されたい)。
成物、又は形態が、例えば、X線回折によって決定されるように、実質的に結晶性であることを意味する。(例えば、Remington’s Pharmaceutical Sciences,20thed.,Lippincott Williams&Wilkins,Philadelphia Pa.,173(2000);The United States Pharmacopeia,37thed.,503-509(2014)を参照されたい)。
本明細書で使用される場合、特に指定がない限り、「約」及び「およそ」という用語は、特定の固体形態を特徴付けるために提供される数値又は値の範囲、例えば、特定の温度若しくは温度範囲(例えば、溶融、脱水、脱溶媒、又はガラス転移温度を記載するもの)、質量変化(例えば、温度又は湿度の関数としての質量変化)、溶媒若しくは水含有量(例えば、質量又はパーセンテージ)、又はピーク位置(例えば、IR又はラマン分光法又はXRPDによる分析において)に関連して使用されるときに、固体形状を依然として説明しながら、当業者にとって合理的と思われる範囲まで、値又は値の範囲を逸脱してもよいことを示す。結晶形態及び非晶形態を特徴付けるための技術としては、熱重量分析(thermal gravimetric analysis、TGA)、示差走査熱量測定(differential scanning calorimetry、DSC)、X線粉末回折法(XRPD)、単結晶X線回折法、振動分光法(例えば、赤外分光法(infrared、IR)、ラマン分光法)、固体状態・溶液核磁気共鳴(nuclear magnetic resonance、NMR)分光法、光学顕微鏡法、ホットステージ光学顕微鏡法、走査電子顕微鏡法(scanning electron microscopy、SEM)、電子結晶学及び定量分析、粒子径分析(particle size analysis、PSA)、表面積分析、溶解度試験、溶解試験が挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、「約」及び「およそ」という用語は、この文脈で使用される場合、数値又は値の範囲が、列挙された値又は値の範囲の30%、20%、15%、10%、9%、8%、7%、6%、5%、4%、3%、2%、1.5%、1%、0.5%、又は0.25%以内で変動し得ることを示す。モル比の文脈では、「約」及び「およそ」は、数値又は値の範囲が、列挙された値又は値の範囲の20%、15%、10%、9%、8%、7%、6%、5%、4%、3%、2%、1.5%、1%、0.5%、又は0.25%以内で変動し得ることを示す。X線粉末回折パターンのピークの数値は、機械ごとに、又は試料ごとで変動し得るので、引用された数値は、絶対的なものとして解釈されるべきではなく、±0.2度2シータ(°20)以上などの許容される変動性があると理解されたい。例えば、いくつかの実施形態では、XRPDピーク位置の値は、特定のXRPDピークを依然として記載しながら、最大±0.2度2θだけ変動し得る。
特許請求の範囲を決して限定するものではない、更なる実施形態が、以下の実施例において更に詳細に開示される。
(R)-2-クロロ-7-エチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[b]ピリジン-7-オール(化合物8-1):(R)-N-(3-メチル-1-(ピロリジン-1-イル)ブタン-2-イル)-P,P-ジフェニルホスフィンアミド(1276.7g、3.580mol)を、100Lガラス容器中、N2下で、n-ヘプタン(10L、5V)に懸濁させた。懸濁液を、-65℃の内部温度に冷却した。n-ヘプタン(47.76L、47.76mol)中の1.0Mジエチル亜鉛)を、蠕動ポンプを介して、0.47L/分の平均速度で加えた。総添加時間は、-52±5℃の目標内部温度で100分であった。次いで、溶液を、-65℃で45分間撹拌した。BF3・OEt2(169.5g、1.19mol)を、-67.5±2.5℃の目標内部温度で10分間かけて加えた。混合物を-65℃で60分間撹拌し、反応物がスラリーになった。DCM(20L、10V)中の2-クロロ-5,6-ジヒドロ-7H-シクロペンタ[b]ピリジン-7-オン(化合物7、2000g、11.94mol)を、蠕動ポンプを介して、0.24L/分の速度で加えた。総添加時間は90分であり、内部温度を-65+5-℃に維持した。溶液を、-65℃で4時間撹拌した。17時間かけて20℃まで温度をゆっくりと上昇させ、HPLCによって反応の完了を判定した。反応混合物を、-5℃に初期冷却された飽和NH4Cl(100L、5V)を含む別の容器に移した。クエンチの内部温度を、10~25℃に維持した。混合物を濾過し、残渣を4LのDCMで洗浄した。水相を分離し、有機層を水(10L、5V)で洗浄した。合わせた水相を、MTBE(10L、5V)で抽出した。合わせた有機層を、濃縮して乾燥させた。2LのMTBEを加え、蒸発させてDCMを除去した。暗色の油をMTBE(5L、2.5V)に取り込み、シリカプラグ(10kg、5wt)に通し、(10:1、33L)、(7.5:1、34L)、(5:1、54L)、(3:1、40L)、(2:1、45L)の量のn-ヘプタン/MTBEで洗浄した。溶離液を真空下で濃縮して、2.1kgの化合物8-1を油として得た。化合物をn-ヘプタン(2L、1V)で希釈し、全ての固体が溶解するまで60℃に加熱した。混合物を、30℃までゆっくりと冷却し、種結晶(1重量%)を加えた。次いで、スラリーを10℃に冷却し、1時間撹拌した。固体を濾過し、N2流下で16時間乾燥させて、
化合物8-1(1.7kg、純度99.8%、92.9%ee)をベージュ色の固体として、収率72%で得た。1H NMR(400MHz、CDCl3)δ7.50(d、J=7.9Hz、1H)、7.17(d、J=8.1Hz、1H)、2.99-2.90(m、1H)、2.82-2.71(m、1H)、2.33(ddd、J=4.3、8.7、13.4Hz、1H)、2.19(ddd、J=6.8、9.0、13.5Hz、1H)、2.04-1.89(m、1H)、1.81(qd、J=7.3、14.1Hz、1H)、0.94(t、J=7.5Hz、3H)、13C NMR(101MHz,CDCl3)δ=166.90,150.07,135.67,134.94,123.10,81.98,36.03,32.37,26.47,8.13;LCMS(APCI)198.1[M+H]+;92.9% ee;キラル分析を、Lux Cellulose-4カラム(4.6×150mm)で、CH3CN/水0.1%ギ酸によって、1.2mL/分で溶出されるLCMSによって行った。これらの条件下では、化合物8-1は、ピーク1(t1=8.16分)として溶出し、エナンチオマーは、ピーク2(t1=8.54分)として溶出した。
化合物8-1(1.7kg、純度99.8%、92.9%ee)をベージュ色の固体として、収率72%で得た。1H NMR(400MHz、CDCl3)δ7.50(d、J=7.9Hz、1H)、7.17(d、J=8.1Hz、1H)、2.99-2.90(m、1H)、2.82-2.71(m、1H)、2.33(ddd、J=4.3、8.7、13.4Hz、1H)、2.19(ddd、J=6.8、9.0、13.5Hz、1H)、2.04-1.89(m、1H)、1.81(qd、J=7.3、14.1Hz、1H)、0.94(t、J=7.5Hz、3H)、13C NMR(101MHz,CDCl3)δ=166.90,150.07,135.67,134.94,123.10,81.98,36.03,32.37,26.47,8.13;LCMS(APCI)198.1[M+H]+;92.9% ee;キラル分析を、Lux Cellulose-4カラム(4.6×150mm)で、CH3CN/水0.1%ギ酸によって、1.2mL/分で溶出されるLCMSによって行った。これらの条件下では、化合物8-1は、ピーク1(t1=8.16分)として溶出し、エナンチオマーは、ピーク2(t1=8.54分)として溶出した。
(R)-2-アリル-1-(7-エチル-7-ヒドロキシ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[b]ピリジン-2-イル)-6-(メチルチオ)-1,2-ジヒドロ-3H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-3-オン(化合物3):20L反応器に、化合物8-1(800g、4.05mol)、CuI(153.9g、0.81mol)、NaI(1215.2g、8.11mol)、K2CO3(1397.5g、10.13mol)、及び2-アリル-6-(メチルチオ)-1,2-ジヒドロ-3H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-3-オン(化合物(3-2)、899.2g、4.05mol)、及びアニソール(13.6L、17V)を入れた。反応器をN2で30分間フラッシュした。反応器にtrans-N,N’-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン(230.1g、1.62mol)を入れた。反応物を130℃で20時間撹拌し、HPLCによって完了を判定した。反応物を25℃に2時間冷却し、濾過した。濾過ケーキをアニソール(1600mL、2V)及びMTBE(2400mL、3V)で洗浄した。合わせた濾液を36Lの濃縮NH3中の7.2KgのNaClの混合物で洗浄した(12L×3)。有機層を4Vに濃縮した。粗溶液を、MTBE(2400mL、3V)及びn-ヘプタン(21.6L、27V)の撹拌溶液に25℃でゆっくり移した。粗溶液を含むフラスコを800mLのアニソールですすいだ。化合物3(5重量%の種結晶)を加えた。混合物を25℃で1時間撹拌し、次いで、撹拌しながら0℃に1時間冷却した。固体を濾過し、n-ヘプタン(5V)で洗浄し、真空オーブン中45℃で16時間乾燥させて、生成物である化合物3(1300g、純度96.6%、93.5% ee)を80.8%の収率で得た。
化合物3(900g)をiPrOH(9L、10V)中に溶解し、70℃で1時間撹拌した。溶液を、30分ごとに10℃の速度で冷却した。35℃でラセミ化合物3(0.45g、0.05重量%)を加えた。溶液を35℃で16時間撹拌した。溶液を濾過し、母液を2.7L(3V)に濃縮した。固体が溶解するまで混合物を70℃で撹拌し、次いで45℃に冷却し、化合物3(9g、1重量%)を加えた。懸濁液を35℃に冷却し、水を滴下添加した(9L、10V)。スラリーを25℃で1時間撹拌し、次いで濾過した。真空オーブン中45℃で固体を乾燥させて、濃縮化合物3(502g、純度99.1%、97.1% ee)を55.8%の収率で得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 9.01(s,1H),7.90(d,J=8.1Hz,1H),7.69(d,J=8.1Hz,1H),5.73-5.63(m,1H),5.07(s,1H),5.02-4.97(m,1H),4.88-4.79(m,2H),4.64(dd,J=6.1,16.1Hz,1H),3.01-2.92(m,1H),2.82-2.71(m,1H),2.54(s,3H),2.27-2.15(m,1H),2.02(m,1H),1.93-1.83(m,1H),1.77-1.64(m,1H),
0.87(t,J=7.5Hz,3H);13C NMR(101MHz,DMSO-d6)δ 175.6,166.2,159.3,157.9,154.4,146.6,135.4,135.1,131.9,118.4,117.9,103.9,80.7,45.9,36.5,31.4,26.2,13.9,8.3;LCMS(APCI)384.0[M+H]+。キラル分析を、Chiralpak IDカラム(4.6×250mm)で、0.1% DEAヘキサン:エタノール(45:55)によって、1.0mL/分で溶出されるHPLCによって行った。これらの条件下では、エナンチオマーは、ピーク1(t1=5.62分)として溶出し、生成物である化合物3は、ピーク2(t1=9.96分)として溶出した。
0.87(t,J=7.5Hz,3H);13C NMR(101MHz,DMSO-d6)δ 175.6,166.2,159.3,157.9,154.4,146.6,135.4,135.1,131.9,118.4,117.9,103.9,80.7,45.9,36.5,31.4,26.2,13.9,8.3;LCMS(APCI)384.0[M+H]+。キラル分析を、Chiralpak IDカラム(4.6×250mm)で、0.1% DEAヘキサン:エタノール(45:55)によって、1.0mL/分で溶出されるHPLCによって行った。これらの条件下では、エナンチオマーは、ピーク1(t1=5.62分)として溶出し、生成物である化合物3は、ピーク2(t1=9.96分)として溶出した。
(R)-2-アリル-1-(7-エチル-7-ヒドロキシ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[b]ピリジン-2-イル)-6-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-1,2-ジヒドロ-3H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-3-オン(化合物1A):20L反応器に、化合物3(750g、1.96mol、96.8% ee)及びDCM(7.5L、10V)を加えた。ヘッドスペースをN2でパージした。懸濁液を-5℃に冷却し、反応物に85% mCPBA(595.3g、2.93mol)を6回に分けて15分ごとに投入した。反応物を-5℃で1時間撹拌し、HPLCによって最初の反応の完了を判定した。反応物にDIPEA(1011.1g、2.82mol)を30分かけて投入した。次いで、4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリン(化合物4-1)(329.8g、2.05mol)を45分かけて加えた。反応物を10~15℃で7時間撹拌し、HPLCによって完了を判定した。反応混合物に飽和Na2SO3(3750mL、5V)を投入した。温度を、10~15℃に維持した。層を分離し、水層を、DCMで抽出した(3.75L×3、5V×3)。合わせた有機層を20% K3PO4(3.75L、5V)及び水(3.75L、5V)で洗浄した。有機層を4~5Vに濃縮し、iPrOH(1500mL、2.5V)を加えた。これを2回繰り返して、DCMを除去した。iPrOH(1500mL、2.5V)を加えて、5.6L(7.5V)の総体積を得た。全ての固体が溶解するまで、懸濁液を70℃で加熱した。次いで、混合物を40℃に1時間かけて冷却した。混合物に、化合物1Aの種結晶(3.75g、0.5重量%)を40℃で投入した。次いで、混合物を25℃に1時間かけて冷却し、25℃で16時間撹拌した。濾過によって固体を除去し、n-ヘプタン(7.5L、10V)で洗浄した。25℃、N2フラッシュ下で固体を16時間乾燥させて、化合物1A(740g、純度99.3%、97.1% ee)を収率62%で得た。
2-クロロ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[b]ピリジン(化合物7-4):1500L反応器に、N2下でベンジルアミン(化合物7-1)(125.0kg、1167mol)、シクロペンタノン(97.50kg、1159mol)、硫酸マグネシウム(140.0kg、1163mol)、及びトルエン(600kg、5.5V)を入れた。混合物を25~30℃で18時間撹拌した。ベンジルアミンは、HPLCによって90%超消費された。反応物を濾過し、濾過ケーキをトルエン(200kg、1.8V)ですすいだ。濾液を撹拌しながら0~10℃に冷却した。トリエチルアミン(120.0kg、1186mol)を0~10℃で撹拌しながら反応器に加えた。次いで、温度を0~10℃に維持しながら、蠕動ポンプを介して無水酢酸(121.2kg、1187mol)を反応器に入れた。反応物を20~25℃で16時間撹拌した。イミン中間体(化合物7-2)は、HPLCによって>95%消費された。混合物を5000L反応器に移した。有機層を、水で洗浄した(500L×2)。トルエンを、55~60℃、真空下で蒸
留によって除去した。200Lのトルエンを加え、蒸留によって除去した。DMF(500kg)を反応器に加え、温度を-10~0℃に調整した。温度を5~15℃に維持しながら、蠕動ポンプを介してPOCl3(446.3kg、2910mol)を反応器に加えた。反応物を25℃で1時間撹拌し、次いで、105℃に12時間加熱した。混合物を25℃に冷却し、水(500kg)を25℃の混合物に滴下した。30% NaOH溶液(875kg)を反応器に加えることによって、pHを5に調整した。MTBE(1500kg)を反応器に加え、混合物を30分間撹拌した。層を分離し、有機層をセライト(20kg)で濾過した。濾過ケーキをMTBE(300kg)ですすいだ。濾液を水で洗浄し(500kg×2)、50℃、真空下で溶媒を除去した。水(500kg)を加え、36% HCl(250kg)の添加時に温度を20~30℃に維持した。反応混合物を30分間撹拌し、n-ヘプタンで抽出した(500kg×2)。温度を20~30℃に維持しながら、30% NaOH溶液を加えることによって、pHを10~12に調整した。固体を濾過により回収し、水(300kg)で洗浄した。このプロセスを125kgのベンジルアミンから出発して4回繰り返し、345kgの粗2-クロロ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[b]ピリジンを得た。165kgの粗2-クロロ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[b]ピリジンをn-ヘプタン(1500kg)に溶解し、脱色炭(10kg)で2時間、110℃で加熱した。混合物を50℃に冷却し、濾過し、50℃、真空下で乾燥させた。次いで、固体をエタノール(150kg)及び水(650kg)中、20~25℃で30分間スラリー化した。固体を濾過によって除去し、45℃で24時間乾燥させて、2-クロロ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[b]ピリジン(125kg、純度99.4%)を黄色固体として得た。180kgの粗2-クロロ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[b]ピリジンを、165kgバッチと同じ様式で処理して、総じて2-クロロ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[b]ピリジン(化合物7-4)(260kg、純度99.3%)を黄色固体として、全収率28%で得た。1H NMR(CDCl3,400MHz)δ 7.45(d,J=7.8Hz,1H),7.0-7.2(m,1H),3.00(t,J=7.8Hz,2H,),2.91(t,J=7.5Hz,2H,),2.15(quin,J=7.6Hz,2H);13C NMR(CDCl3,101MHz)δ 166.5,149.1,135.7,134.5,121.1,34.0,30.0,23.2;LCMS(APCI)154.0[M+H]+。
留によって除去した。200Lのトルエンを加え、蒸留によって除去した。DMF(500kg)を反応器に加え、温度を-10~0℃に調整した。温度を5~15℃に維持しながら、蠕動ポンプを介してPOCl3(446.3kg、2910mol)を反応器に加えた。反応物を25℃で1時間撹拌し、次いで、105℃に12時間加熱した。混合物を25℃に冷却し、水(500kg)を25℃の混合物に滴下した。30% NaOH溶液(875kg)を反応器に加えることによって、pHを5に調整した。MTBE(1500kg)を反応器に加え、混合物を30分間撹拌した。層を分離し、有機層をセライト(20kg)で濾過した。濾過ケーキをMTBE(300kg)ですすいだ。濾液を水で洗浄し(500kg×2)、50℃、真空下で溶媒を除去した。水(500kg)を加え、36% HCl(250kg)の添加時に温度を20~30℃に維持した。反応混合物を30分間撹拌し、n-ヘプタンで抽出した(500kg×2)。温度を20~30℃に維持しながら、30% NaOH溶液を加えることによって、pHを10~12に調整した。固体を濾過により回収し、水(300kg)で洗浄した。このプロセスを125kgのベンジルアミンから出発して4回繰り返し、345kgの粗2-クロロ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[b]ピリジンを得た。165kgの粗2-クロロ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[b]ピリジンをn-ヘプタン(1500kg)に溶解し、脱色炭(10kg)で2時間、110℃で加熱した。混合物を50℃に冷却し、濾過し、50℃、真空下で乾燥させた。次いで、固体をエタノール(150kg)及び水(650kg)中、20~25℃で30分間スラリー化した。固体を濾過によって除去し、45℃で24時間乾燥させて、2-クロロ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[b]ピリジン(125kg、純度99.4%)を黄色固体として得た。180kgの粗2-クロロ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[b]ピリジンを、165kgバッチと同じ様式で処理して、総じて2-クロロ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[b]ピリジン(化合物7-4)(260kg、純度99.3%)を黄色固体として、全収率28%で得た。1H NMR(CDCl3,400MHz)δ 7.45(d,J=7.8Hz,1H),7.0-7.2(m,1H),3.00(t,J=7.8Hz,2H,),2.91(t,J=7.5Hz,2H,),2.15(quin,J=7.6Hz,2H);13C NMR(CDCl3,101MHz)δ 166.5,149.1,135.7,134.5,121.1,34.0,30.0,23.2;LCMS(APCI)154.0[M+H]+。
2-クロロ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[b]ピリジン-7-オール(化合物7-7):3000L反応器に、2-クロロ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[b]ピリジン(化合物7-4)(125.0kg、817.0mol)、DCM(576kg)、及び無水フタル酸(242.5、1637mol)を25℃で、撹拌しながら投入した。30% 過酸化水素(302.5kg、2696mol)を反応器に加えた。反応物を40℃に加温し、18時間撹拌し、HPLCによって反応の完了を判定した。50% Na2SO3溶液(500kg)を25℃で反応混合物に加え、3時間撹拌した。次いで、12% Na2CO3溶液(2500kg)を加えて、pHを8~10に調整した。層を分離し、水層をDCMで抽出した(750kg×3)。合わせた有機層を、40℃、真空下で濃縮した。MTBE(375kg)を加え、濃縮してDCMを除去した。粗残留物を、MTBE(143.7kg)及びn-ヘプタン(350kg)を用いて25℃で3時間スラリー化した。固体を濾過によって除去し、30℃、真空下で18時間乾燥させて、2-クロロ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[b]ピリジン1-オキシド(125kg、純度99.8%)をオフホワイトの固体として得た。このプロセスを135gバッチの2-クロロ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[b]ピリジンに対して繰り返して、総じて2-クロロ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[b]ピリジン1-オキシド(化合物7-5)(258kg、純度99.8%)をオフホワイトの固体として収率93%で得た。
無水酢酸(387kg、760.6mol)を3000L反応器に25~30℃で加え、次いで、撹拌しながら80~95℃に加温した。2-クロロ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[b]ピリジン1-オキシド(化合物7-5)(129kg、760.6mol)を、1000L反応器中のCH3CN(516kg)に溶解した。次いで、この溶液を、80~95℃の温度で3000Lの反応器に4時間かけて加えた。反応物を80~95℃で3時間撹拌し、HPLCによって完了を判定した。CH3CNを蒸留により除去し、残渣をDCM(1238kg)、続いて13% Na2CO3溶液(1935kg)に溶解して、pHを8~9に調整した。層を分離し、水層をDCMで抽出した(774kg)。組み合わされた有機層を、濃縮した。
エタノール(412.8kg)、水(322.5kg)、及びLiOH(45.15kg、1075mol)を、撹拌しながら25℃で粗残渣に加えた。反応物を25℃で8時間撹拌し、HPLCによって完了を判定した。3N HCl溶液(312.4kg)をこの溶液に加えて、pHを1に調整した。混合物を濾過し、残渣をエタノール(103.3kg)及び水(129kg)で洗浄した。30% NaOH溶液(154.8kg)を混合物に加えて、pHを9に調整した。DCM(774kg)を加え、混合物を30分間撹拌した。層を分離し、水層をDCM(774kg及び387kg)で抽出した。合わせた有機層を脱色炭(26kg)と共に40℃で1時間撹拌した。混合物を冷却し、濾過し、DCMを除去した。MTBE(290kg)を加え、次いで濃縮してDCMを除去した。粗残渣をMTBE(50kg)に溶解し、20~30℃で2時間撹拌した。生成物を、0~5℃で1時間撹拌することにより沈殿させた。固体を濾過により除去し、MTBE(50kg)ですすぎ、20~30℃、真空下で12時間乾燥させて、2-クロロ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[b]ピリジン-7-オール(45kg、純度98%)をオフホワイトの固体として得た。2-クロロ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[b]ピリジン1-オキシドの第2の129kgバッチで化学反応を繰り返して、総じて2-クロロ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[b]ピリジン-7-オール(化合物7-7)(147kg、純度98%)をオフホワイトの固体として収率58%で得た。1H NMR(CDCl3,400MHz)δ 7.5-7.6(m,1H),7.20(d,J=7.9Hz,1H,),5.20(t,J=6.7Hz,1H),2.9-3.1(m,2H),2.7-2.9(m,1H),2.5-2.6(m,1H),2.0-2.2(m,1H);13C NMR(CDCl3,101MHz)δ 165.4,150.1,135.8,135.2,123.2,74.3,32.8,26.9;LCMS(APCI)170.0[M+H]+。
2-クロロ-5,6-ジヒドロ-7H-シクロペンタ[b]ピリジン-7-オン(化合物7):3000L反応器に、2-クロロ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[b]ピリジン-7-オール(化合物7-7)(73.5kg、434.9mol)、NaHCO3(75.5kg、874.9mol)、NaBr(7.35kg、714.3mol)、TEMPO(0.36kg、2.3mol)、及びDCM(955.5kg)を25~30℃で撹拌しながら加えた。反応混合物を撹拌しながら-15~0℃に冷却し、反応物に10% NaOC(326.7kg、438.5mol)を滴下投入した。添加中、温度を-10~5℃に維持した。反応物を-10~5℃で30分撹拌し、HPLCによって完了を判定した。5% Na2SO3溶液(385.9kg)を反応物に、撹拌しながら25~30℃で加えた。反応物を30分間撹拌し、混合物を濾過した。DCM(147kg)で濾過ケーキを洗浄した。層を分離し、水層をDCM(488.7kg)で抽出した。合わせた有機層を、40℃、真空下で濃縮した。イソプロパノール(146kg)を混合物に加え、濃縮して残留DCMを除去した。粗残渣を50~55℃で2時間、MTBE(183.95kg)及びイソプロパノール(117.6kg)でスラリー化し、次いで、10~20℃に冷却した。固体を濾過により除去し、MTBE(110.25kg)で洗浄して、2-クロロ-5,6-ジヒドロ-7H-シクロペンタ[b]ピリジン-7
-オン(71.5kg、湿潤)を薄緑色の固体として得た。2-クロロ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[b]ピリジン-7-オールの第2の73.5kgバッチを用いて化学反応を繰り返して、第2のバッチの2-クロロ-5,6-ジヒドロ-7H-シクロペンタ[b]ピリジン-7-オン(70kg、湿潤)を薄緑色の固体として得た。71.5kgバッチ及び70kgバッチの2-クロロ-5,6-ジヒドロ-7H-シクロペンタ[b]ピリジン-7-オンを合わせ、MTBE(600kg)を用いて20~30℃で2.5時間粉砕した。物質を濾過し、50~55℃、真空下で乾燥させて、2-クロロ-5,6-ジヒドロ-7H-シクロペンタ[b]ピリジン-7-オン(化合物7)(121kg、純度99.6%)をオフホワイトの固体として、収率82%で得た。1H NMR(CDCl3,400MHz)δ 7.86(td,J=0.8,8.2Hz,1H),7.49(d,J=8.1Hz,1H),3.1-3.2(m,2H),2.7-2.9(m,2H);13C NMR(CDCl3,101MHz)δ 203.3,154.2,153.0,148.4,137.8,128.5,35.1,23.0;LCMS(APCI)168.0[M+H]+。
-オン(71.5kg、湿潤)を薄緑色の固体として得た。2-クロロ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[b]ピリジン-7-オールの第2の73.5kgバッチを用いて化学反応を繰り返して、第2のバッチの2-クロロ-5,6-ジヒドロ-7H-シクロペンタ[b]ピリジン-7-オン(70kg、湿潤)を薄緑色の固体として得た。71.5kgバッチ及び70kgバッチの2-クロロ-5,6-ジヒドロ-7H-シクロペンタ[b]ピリジン-7-オンを合わせ、MTBE(600kg)を用いて20~30℃で2.5時間粉砕した。物質を濾過し、50~55℃、真空下で乾燥させて、2-クロロ-5,6-ジヒドロ-7H-シクロペンタ[b]ピリジン-7-オン(化合物7)(121kg、純度99.6%)をオフホワイトの固体として、収率82%で得た。1H NMR(CDCl3,400MHz)δ 7.86(td,J=0.8,8.2Hz,1H),7.49(d,J=8.1Hz,1H),3.1-3.2(m,2H),2.7-2.9(m,2H);13C NMR(CDCl3,101MHz)δ 203.3,154.2,153.0,148.4,137.8,128.5,35.1,23.0;LCMS(APCI)168.0[M+H]+。
tert-ブチル(1,3-ジオキソイソインドリン-2-イル)カルバメート:tert-ブチルヒドラジンカルボキシレート(100kg、756.6mol)を、3000L反応器中の乾燥トルエン(1040kg)に溶解した。反応器に無水フタル酸(106.5kg、719mol)を入れ、懸濁液を得た。次いで、Dean-Stark装置を用いて水を除去しながら、反応物を100~115℃で6時間撹拌した。無水フタル酸の消費に基づいて、HPLCによって反応の完了を判定した。反応物を20~30℃で12時間撹拌し、白色沈殿物を形成した。沈殿物を濾過により除去し、n-ヘキサンで洗浄した(75kg×2)。化合物を25~35℃、真空下で乾燥させて、tert-ブチル(1,3-ジオキソイソインドリン-2-イル)カルバメート(170kg、純度98.3%)を白色固体として、収率86%で得た。1H NMR(DMSO-d6,300MHz)δ 9.85(s,1H),7.98-7.90(m,4H),1.44(s,9H);MS(ESI)207.1[M+H]+。
tert-ブチルアリル(1,3-ジオキソイソインドリン-2-イル)カルバメート:tert-ブチル(1,3-ジオキソイソインドリン-2-イル)カルバメート(149.5kg、572mol)を、15~25℃で3000L反応器中のCH3CN(1500kg)に懸濁させた。次いで、K2CO3(317kg、2,294mol)及びMe3N+BnCl-(10.6kg、57.2mol)を反応器に加えて、黄色の懸濁液を得た。臭化アリル(103.6kg、858mol)を反応物に加えた。混合物を撹拌しながら50~55℃に6時間加熱した。反応中、混合物は白色の懸濁液になった。6時間後、tert-ブチル(1,3-ジオキソイソインドリン-2-イル)カルバメートがHPLCによって消費された。反応物を25~30℃に冷却し、濾過した。濾過ケーキを、EtOAc(100L)で洗浄した。濾液を濃縮し、粗物質をEtOAc(600L)及び水(600L)に取り込んだ。層を分離し、水層をEtOAc(300L)で抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(Na2SO4)、100Lに濃縮した。ヘキサン(500L)を加え、混合物を濃縮した。これを繰り返してEtOAcを除去した。次いで、残渣をヘキサン(300L)で粉砕した。固体を濾過により回収し、25℃、真空下で乾燥させて、tert-ブチル(1,3-ジオキソイソインドリン-2-イル)カルバメート(150kg、純度99%)を白色固体として収率87%で得た。1H NMR(DMSO-d6,300MHz)δ 8.02-7.93(m,4H),5.93-5.78(m,1H),5.26(dd,J=17.1,0.9Hz,1H),5.17-5.10(m,1H),4.18(d,J=6.6Hz,2H),1.46&1.25(s,9H);MS(ESI)247.2[M+H]+。
tert-ブチル1-アリルヒドラジン-1-カルボキシレート:tert-ブチルアリル(1,3-ジオキソイソインドリン-2-イル)カルバメート(179.5kg、594mol)を、15~25℃で3000L反応器中のIPA(900L)に懸濁させた。エタン-1,2-ジアミン(250kg、4167mol)を10~25℃で反応器に滴下添加し、反応物を15~25℃で16時間撹拌し、HPLCによって完了を判定した。混合物を450Lに濃縮し、水(1,200L)を加えた。混合物をMTBEで抽出し(600L×4)、合わせた有機層を乾燥させ(Na2SO4)、溶媒を除去して、tert-ブチル1-アリルヒドラジン-1-カルボキシレート(94kg、純度99%)を薄茶色の油として収率92%で得た。1H NMR(DMSO-d6,300MHz)δ 5.86-5.74(m,1H),5.11(brs,1H),5.09-5.06(m,1H),4.47(brs,2H),3.89-3.81(m,2H),1.40(s,9H)。
2-アリル-6-(メチルチオ)-1,2-ジヒドロ-3H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-3-オン:エチル4-クロロ-2-(メチルチオ)ピリミジン-5-カルボキシレート(121.8kg、524.7mol)を、3000L反応器中でTHF(6
15kg)に溶解した。tert-ブチル1-アリルヒドラジン-1-カルボキシレート(99kg、574.2mol)及びDIPEA(168.3kg、1312mol)を加えて、透明溶液を得た。反応物を70~75℃で16時間撹拌し、反応溶液が黄色になった。HPLCによって完了を判定し、反応物を25℃に冷却した。反応物を水(8V)で希釈し、EtOAcで抽出した(5V×2)。合わせた有機層を、1N HClで洗浄した(5V×6)。有機層を乾燥させ(Na2SO4)、濃縮して、エチル4-(2-アリル-2-(tert-ブトキシカルボニル)ヒドラジニル(hydrazineyl))-2-(メチルチオ)ピリミジン-5-カルボキシレート(190kg、純度98.6%)を茶色の油として得た。
15kg)に溶解した。tert-ブチル1-アリルヒドラジン-1-カルボキシレート(99kg、574.2mol)及びDIPEA(168.3kg、1312mol)を加えて、透明溶液を得た。反応物を70~75℃で16時間撹拌し、反応溶液が黄色になった。HPLCによって完了を判定し、反応物を25℃に冷却した。反応物を水(8V)で希釈し、EtOAcで抽出した(5V×2)。合わせた有機層を、1N HClで洗浄した(5V×6)。有機層を乾燥させ(Na2SO4)、濃縮して、エチル4-(2-アリル-2-(tert-ブトキシカルボニル)ヒドラジニル(hydrazineyl))-2-(メチルチオ)ピリミジン-5-カルボキシレート(190kg、純度98.6%)を茶色の油として得た。
エチル4-(2-アリル-2-(tert-ブトキシカルボニル)ヒドラジニル)-2-(メチルチオ)ピリミジン-5-カルボキシレート(190kg、516mol)を、20℃で3000L反応器中のDCM(380L)に溶解した。反応物を-5℃に冷却し、TFA(588kg、5160mol)を混合物に約-5~0℃で滴下添加した。次いで、混合物を25℃で1時間、次いで45~50℃で1時間撹拌した。HPLCによって反応の完了を判定した。次いで、反応物を0~5℃に冷却し、温度を0~15℃に維持しながら、40% NaOH溶液(4V)を反応物に6時間かけて滴下添加した。pH>11において、反応物はスラリーになった。MeOH(5V)を加え、反応物を25℃で5時間撹拌し、HPLCによって反応の完了を判定した。反応混合物を濃縮して、MeOH及びDCMを除去した。3N HCl(12V)を0~10℃で残渣に加えて、pH<1に調整した。溶液は黄色になり、固体が形成された。固体を濾過により回収し、水(2V)で洗浄した。粗固体を水(4V)に懸濁させ、65~70℃で2時間加熱した。混合物を35℃に冷却し、濾過した。温水洗浄を3回繰り返した。物質を50~55℃、真空下で48時間乾燥させて、2-アリル-6-(メチルチオ)-1,2-ジヒドロ-3H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-3-オン(化合物3-2)(100kg、純度99%)を黄色固体として収率88%で得た。1H NMR(DMSO-d6,400MHz)δ 12.72(br s,1H),8.66(s,1H),5.8-6.0(m,1H),5.0-5.2(m,2H),4.38(td,J=1.4,5.3Hz,2H,),2.5-2.5(m,3H);MS(ESI)223.1[M+H]+。
(R)-2-アミノ-3-メチル-1-(ピロリジン-1-イル)ブタン-1-オン塩酸塩:D-バリン(78kg、665.8mol)、NaHCO3(111.92kg、1332.2mol)、及びBOC2O(145.17kg、665.8mol)を、THF(830kg)及び水(935kg)を含む3000L反応器に加えた。混合物を14時間撹拌しながら、60~65℃に加熱した。HPLCによって反応の完了を判定した。混合物を、45℃、真空下で濃縮した。残渣をDCM(933kg)に溶解し、5℃に冷却した。20% NaHSO4水溶液(896kg)を混合物に加えて、pHを3に調整した。混合物を30分撹拌し、層を分離した。水層をDCM(930kg)で抽出した。合わせた有機層を水(468kg)で洗浄し、次の工程で使用した。
DCM(1863kg)中の(tert-ブトキシカルボニル)-D-バリン(665.8mol)の溶液を3000L反応器に加え、20℃で撹拌した。HOBT(98.96kg、732.4mol)及びEDCI(153.2kg、799.2mol)を1時間かけて加え、混合物を0℃に冷却した。温度を0~11℃に維持しながら、ピロリジン(118.4kg、1664.8mol)を3時間かけて加えた。反応物を11℃で16時間撹拌し、HPLCによって反応の完了を判定した。10%クエン酸(500kg)を加え、混合物を30分間撹拌した。層を分離し、有機層を0.5N NaOH(490kg)、水(480kg)で洗浄し、乾燥させた(MgSO4)。次の工程では、DCM層を直接使用した。
DCM(1863kg)中のtert-ブチル(R)-(3-メチル-1-オキソ-1-(ピロリジン-1-イル)ブタン-2-イル)カルバメート(665.8)の溶液を3000L反応器に加え、5℃に冷却した。ジオキサン(945kg、3600mol)中の4M HClを反応混合物に加えた。反応物を15℃で12時間撹拌し、HPLCによ
って反応の完了を判定した。反応混合物を、45℃、真空下で濃縮した。THF(180kg)を加え、次いで真空下で濃縮して除去して、残留DCMを除去した。THF(450kg)を加え、残渣を25℃で17時間撹拌した。混合物を遠心分離して、(R)-2-アミノ-3-メチル-1-(ピロリジン-1-イル)ブタン-1-オン塩酸塩(115.8kg、純度98%)を白色固体として収率81%で得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 8.43(s,3H),4.19(s,1H),3.86-3.82(m,1H),3.64-3.57(m,1H),3.43-3.38(m,2H),2.34-2.30(m,1H),2.03-1.82(m,4H),1.16-1.14(m,6H)。MS(ESI)171.2[M+H]+。
って反応の完了を判定した。反応混合物を、45℃、真空下で濃縮した。THF(180kg)を加え、次いで真空下で濃縮して除去して、残留DCMを除去した。THF(450kg)を加え、残渣を25℃で17時間撹拌した。混合物を遠心分離して、(R)-2-アミノ-3-メチル-1-(ピロリジン-1-イル)ブタン-1-オン塩酸塩(115.8kg、純度98%)を白色固体として収率81%で得た。1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 8.43(s,3H),4.19(s,1H),3.86-3.82(m,1H),3.64-3.57(m,1H),3.43-3.38(m,2H),2.34-2.30(m,1H),2.03-1.82(m,4H),1.16-1.14(m,6H)。MS(ESI)171.2[M+H]+。
(R)-N-(3-メチル-1-(ピロリジン-1-イル)ブタン-2-イル)-P,P-ジフェニルホスフィン酸アミド:N2下で、(R)-2-アミノ-3-メチル-1-(ピロリジン-1-イル)ブタン-1-オン塩酸塩(46kg、222.53mol)を、THF(409kg)を含む2000L反応器に加えた。THF(382.8kg、445.12mol)中の1M BH3を反応物に加えた。添加中に温度が38℃に上昇した。反応物を65℃で16時間撹拌し、HPLCによって反応の完了を判定した。反応物を30℃に冷却し、MeOH(91.2kg)を2時間かけて溶液に加えた。混合物を、45℃、真空下で濃縮した。DCM(184kg)及び水(138kg)を残渣に加え、続いて2M NaOH(162.89kg)を加えてpHを10に調整した。層を分離し、水層をDCM(184kg)で抽出した。合わせた有機層を乾燥させた(MgSO4)。DCM層を濾過し、次の工程で直接使用した。
DCM(368kg)中の(R)-3-メチル-1-(ピロリジン-1-イル)ブタン-2-アミン(222.53mol)の溶液を、N2下で1000L反応器に加え、続いてTEA(52.04kg、514.28mol)を加えた。溶液を0℃に冷却し、ジフェニルホスフィン酸クロリド(60.1kg、253.98mol)を2.5時間かけて加えた。反応物を1時間撹拌し、HPLCによって完了を判定した。10% NaHCO3(120L)を1時間かけて加え、反応混合物を30分間撹拌した。有機層を分離し、10% NaHCO3(120L)及びブライン(120L)で洗浄した。有機層を、30℃、真空下で濃縮した。n-ヘプタン(52L)を残渣に加え、真空下で除去して、残留DCMを除去した。n-ヘプタン(89L)を加え、混合物を1時間撹拌した。混合物を遠心分離して白色固体を得、次いでこれをMTBE(67kg)に懸濁させ、1時間撹拌した。固体を遠心分離によって除去した。この時点で、物質を、46kgの(R)-2-アミノ-3-メチル-1-(ピロリジン-1-イル)ブタン-1-オン塩酸塩から合成した(R)-N-(3-メチル-1-(ピロリジン-1-イル)ブタン-2-イル)-P,P-ジフェニルホスフィン酸アミドの別の第2のバッチと合わせた。合わせたバッチをMTBE(20L)及びn-ヘプタン(200L)に加え、2時間撹拌した。混合物を遠心分離して、生成物である(R)-N-(3-メチル-1-(ピロリジン-1-イル)ブタン-2-イル)-P,P-ジフェニルホスフィン酸アミド(94.3kg、純度99.2%、キラル純度99.9%)を白色固体として収率59%で得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6):δ 7.86-7.75(m,4H),7.53-7.45(m,6H),4.85-4.80(m,1H),2.96-2.90(m,1H),2.50-2.41(m,2H),2.29(s,4H),1.89-1.82(m,1H),1.58(s,4H),0.85(d,J=7.20Hz,3H),0.81(d,J=6.80Hz,3H);MS(ESI)357.3[M+H];[α]D
20=+10.6(c 1.00,THF);l-異性体[α]D
20=-9.2(c1.00,THF)について報告した。
(R)-2-アリル-1-(7-エチル-7-ヒドロキシ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[b]ピリジン-2-イル)-6-((4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-1,2-ジヒドロ-3H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-3-オン化合物1A:500L反応器に、化合物3(7.00kg、18.25mol、96.8%ee)及びイソプロパノール(70.0L、10V)を加えた。ヘッドスペースをN2でパージし、溶液を-10~0℃に冷却した。反応温度を-10~0℃に維持しながら、水(70.0L、10V)に溶解したオキソン(9.52kg、15.52mol)を、5時間かけて混合物にゆっくり加えた。完全に加えた後、混合物を同じ温度で更に2.5時間撹拌し、HPLCによって完了を判定した。混合物にNaHCO3水溶液(水(56.0L、8V)に溶解した、6.30kg、7.49mol)を、-5±5℃の温度で2時間かけて、pHが7~8になるまで加えた。同じ温度を維持しながら、DCM(78.0kg、8.4V)を加え、混合物を1時間撹拌した。水相のpHが7~8であることを確認し、Na2S2O3水溶液(水(35.0L、5V)に溶解した、4.55kgのNa2S2O3・H2O(18.31mol))を、-5±5℃の温度で4時間かけて加えた。水層をKIデンプン紙で試験して、全ての酸化剤のクエンチを確認した。二相混合物を濾過し、濾過ケーキをDCM(19.0kg、2V)で洗浄した。相を分割し、有機層を珪藻土(10.0kg、1.4×)に通して濾過した。珪藻土をDCM(19.0kg、2V)で洗浄し、4-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリン(化合物4-1)(3.25kg、17.30mol)を加えた。有機層を8~10Vに濃縮し、iPrOH(35.0L、5V)を加えた。この混合物を、≦70℃の減圧下で10Vに濃縮した。混合物を80±5℃に加熱し、少なくとも12時間撹拌し、HPLCによって完了を判定した。混合物を25±5℃に冷却し、K2CO3水溶液(水(21L、3V)に溶解した、0.63kg、0.46mol)を加えた。pHを8~10に調整した。DCM(70.0L、10V)を加え、混合物を30分間撹拌し、次いで1時間放置した。相を分離し、水を有機層に加えた。混合物を30分間撹拌し、次いで1時間放置した
。DCM(14.0L、2V)を加えた。相を分離し、有機層を微孔フィルタ(micropouous filter)に通して濾過し、これをDCM(7.0L、1V)でフラッシュした。合わせた有機層を減圧下で4~5Vに濃縮した。IPA(35.0L、5V)を加え、混合物を減圧下で4~5Vに濃縮した(3回)。IPA(17.5L、2.5V)を加え、完全に溶解するまで混合物を70±5℃に加熱した。反応器温度を40±5℃に3時間かけて冷却し、化合物1Aの種結晶(35.0g、0.5重量%)を加えた。スラリーをその温度で更に1時間撹拌した後、4時間かけて0±5℃に冷却した。混合物を0±5℃で16時間撹拌した。固体を濾過により単離し、IPA(17.5L、2.5V)で洗浄し、n-ヘプタン(70.0L、10V)で洗浄し、45±5℃に制御された真空オーブン内で少量の窒素流を用いて少なくとも8時間(4~5時間ごとに回転)乾燥させた。試料LODが15%未満になったときに乾燥を停止して、化合物1A(7.23kg、純度99.3%、97.1% ee)を収率62%で得た。
。DCM(14.0L、2V)を加えた。相を分離し、有機層を微孔フィルタ(micropouous filter)に通して濾過し、これをDCM(7.0L、1V)でフラッシュした。合わせた有機層を減圧下で4~5Vに濃縮した。IPA(35.0L、5V)を加え、混合物を減圧下で4~5Vに濃縮した(3回)。IPA(17.5L、2.5V)を加え、完全に溶解するまで混合物を70±5℃に加熱した。反応器温度を40±5℃に3時間かけて冷却し、化合物1Aの種結晶(35.0g、0.5重量%)を加えた。スラリーをその温度で更に1時間撹拌した後、4時間かけて0±5℃に冷却した。混合物を0±5℃で16時間撹拌した。固体を濾過により単離し、IPA(17.5L、2.5V)で洗浄し、n-ヘプタン(70.0L、10V)で洗浄し、45±5℃に制御された真空オーブン内で少量の窒素流を用いて少なくとも8時間(4~5時間ごとに回転)乾燥させた。試料LODが15%未満になったときに乾燥を停止して、化合物1A(7.23kg、純度99.3%、97.1% ee)を収率62%で得た。
乾燥ケーキの重量に基づいて再結晶化を行った。アセトン(23.17L、3.2V)、化合物1A(7.24kg、1.0当量)、及び精製水(5.80L、0.8V)を300L反応器に加え、固体が完全に溶解するまで50℃に加温した。溶液を微孔インラインフィルタに通して清浄な300L反応器に移し、反応器及びフィルターユニットをアセトン:精製水(v:v=4:1、7.24L、1V)ですすいだ。溶液を30分間撹拌し、次いで1時間かけて33℃に冷却した。化合物1Aの種結晶(65.0g、(1-LOD)×1重量%、LOD=12%)を33℃で一度に加えた。混合物を33℃で5.5時間撹拌した。精製水(21.7L、3V)を5.5時間かけて反応器にゆっくり加え、続いて追加の精製水(43.4L、6V)を2.1時間かけて反応器に加えた。スラリーを2時間かけて4℃に冷却し、次いで8.5時間撹拌した。生成物を濾過し、アセトン:精製水(v:v=4/10、14.5L、2V)ですすいだ。濾過ケーキを、20℃に制御された真空オーブンに入れ、真空下でN2をわずかに掃引しながら16時間、次いで40℃で16時間置いて、化合物1A(5.98kg、純度100.00%、キラル純度99.6%、収率62.2%)を黄色固体として得た。
特性評価方法
XRPDパラメータ
XRPD分析では、PANalytical Empyrean X線粉末回折計を使用した。
XRPDパラメータ
XRPD分析では、PANalytical Empyrean X線粉末回折計を使用した。
更に、上文は、明確さ及び理解のために、図及び実施例としてある程度詳細に記述されているが、本開示の趣旨を逸脱することなく数多くの様々な修正がなされ得ることが、当業者によって理解される。したがって、本明細書に開示される形態は例示にすぎず、本開示の範囲を限定することは意図されていないが、それどころか本発明の真の範囲及び趣旨に沿った全ての修正及び代替形態を包含することも明確に理解するべきである。
Claims (53)
- 少なくとも85%のeeを有する、請求項1に記載の化合物。
- 少なくとも90%のeeを有する、請求項1に記載の化合物。
- 少なくとも95%のeeを有する、請求項1に記載の化合物。
- 少なくとも97%のeeを有する、請求項1に記載の化合物。
- 式(3)は結晶性固体である、請求項1に記載の化合物。
- 前記結晶性固体は、X線粉末回折パターンにおける1つ以上のピークを特徴とし、前記1つ以上のピークは、約8.6度2θ±0.2度2θ、約11.5度2θ±0.2度2θ、約17.3度2θ±0.2度2θ、及び約23.2度2θ±0.2度2θから選択される、請求項6に記載の化合物。
- 前記ウルマンカップリング反応条件は、有効量の極性非プロトン性溶媒、キレート配位子、CuI、NaI、及び無機塩基の存在下で、式(3-1)の前記化合物及び式(3-2)の前記化合物を一緒に反応させることを含む、請求項8に記載の方法。
- 前記キレート配位子は、trans-N,N-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミン、N,N-ジメチルエタン-1,2-ジアミン、2,2’-ビピリジル、N,N’-ジベンゾイルエタン-1,2-ジアミン、trans-1,2-ジアミノシクロヘキサン
、又はそれらの組み合わせを含む、請求項9に記載の方法。 - 前記キレート配位子は、trans-N,N-ジメチルシクロヘキサン-1,2-ジアミンを含む、請求項9又は10に記載の方法。
- 前記極性非プロトン性溶媒は、ジオキサン、アニソール、1,2-ジメトキシエタン(グリム)、ジエチレングリコールジメチルエーテル(ジグリム)、ジメチルアセトアミド、1-メチルピロリジン-2-オン、又はそれらの混合物を含む、請求項9~11のいずれか一項に記載の方法。
- 前記極性非プロトン性溶媒はアニソールを含む、請求項9~12のいずれか一項に記載の方法。
- 前記無機塩基は、K2CO3、K3PO4、Cs2CO3、Na2CO3、又はそれらの組み合わせを含む、請求項9~13のいずれか一項に記載の方法。
- 前記無機塩基は、K2CO3を含む、請求項9~14のいずれか一項に記載の方法。
- 前記ウルマンカップリング反応条件は、4~36時間の範囲の反応時間を含む、請求項8~15のいずれか一項に記載の方法。
- 前記ウルマンカップリング反応条件は、約70℃~約150℃の範囲の反応温度を含む、請求項8~15のいずれか一項に記載の方法。
- 前記酸化中間体を形成するのに有効な前記反応条件は、オキソン、m-クロロ過安息香酸(MCPBA)、H2O2、Na2WO4、NaOCl、シアヌル酸、NaIO4、RuCl3、O2、又はそれらの組み合わせから選択される有効量の酸化剤と反応させることによって式(3)の前記化合物を酸化させることを含む、請求項18に記載の方法。
- 前記酸化剤は、オキソン、MCPBA、又はそれらの組み合わせである、請求項19に記載の方法。
- 前記酸化中間体を形成するのに有効な前記反応条件は、有効量の有機溶媒の存在下で、式(3)の前記化合物を酸化させることを含む、請求項18~20のいずれか一項に記載の方法。
- 前記酸化中間体を形成するのに有効な前記反応条件は、約-25℃~約25℃の範囲の反応温度を含む、請求項18~21のいずれか一項に記載の方法。
- 前記酸化中間体を形成するのに有効な前記反応条件は、30分~48時間の範囲の反応時間を含む、請求項18~22のいずれか一項に記載の方法。
- 式(1A)の前記化合物を形成するのに有効な前記反応条件は、約0℃~約50℃の範囲の反応温度を含む、請求項18~23のいずれか一項に記載の方法。
- 式(1A)の前記化合物を形成するのに有効な前記反応条件は、4~36時間の範囲の反応時間を含む、請求項18~24のいずれか一項に記載の方法。
- 式(1A)の前記化合物を形成するのに有効な前記反応条件は、有効量の塩基の存在を含む、請求項18~25のいずれか一項に記載の方法。
- 前記塩基は無機塩基を含む、請求項26に記載の方法。
- 前記無機塩基は、K2CO3、Na2CO3、NaHCO3、NaOAc、又はそれらの組み合わせから選択される、請求項27に記載の方法。
- 前記塩基は有機塩基を含む、請求項26に記載の方法。
- 前記有機塩基は第三級アミンを含む、請求項29に記載の方法。
- 前記有機塩基は、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(DIPEA)、トリエチルアミン(TEA)、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エン(DBU)、又はそれらの組み合わせを含む、請求項30に記載の方法。
- 前記水酸化物塩基はLiOHを含む、請求項32に記載の方法。
- XはClである、請求項32又は33に記載の方法。
- 式(5-2)の前記アセチル中間体を形成するのに有効な前記反応条件は、有効量の有機溶媒の存在下で、式(5-1)の前記化合物を無水酢酸と反応させることを含む、請求項32~34のいずれか一項に記載の方法。
- 式(5-2)の前記アセチル中間体を形成するのに有効な前記反応条件は、約60℃~約130℃の範囲の反応温度を含む、請求項32~35のいずれか一項に記載の方法。
- 式(5-2)の前記アセチル中間体を形成するのに有効な前記反応条件は、30分~10時間の範囲の反応時間を含む、請求項32~36のいずれか一項に記載の方法。
- 式(5)の前記化合物を形成するのに有効な前記反応条件は、C1~6アルコールを含む水性溶媒の存在下で、式(5-2)の前記アセチル中間体を前記水酸化物塩基と反応させることを含む、請求項32~37のいずれか一項に記載の方法。
- 前記水性溶媒は水性エタノールを含む、請求項38に記載の方法。
- 式(5)の前記化合物を形成するのに有効な前記反応条件は、約0℃~約50℃の範囲の反応温度を含む、請求項32~39のいずれか一項に記載の方法。
- 式(5)の前記化合物を形成するのに有効な前記反応条件は、2~24時間の範囲の反応時間を含む、請求項32~40のいずれか一項に記載の方法。
- XはClである、請求項42に記載の方法。
- 式(6)の前記化合物を形成するのに有効な前記酸化反応条件は、式(5)の前記化合物を、NaOCl、NaOBr、KOCl、KOBr、Ca(OCl)2、及びそれらの混合物から選択される有効量の酸化剤で酸化させることを含む、請求項42又は43に記載の方法。
- 式(6)の前記化合物を形成するのに有効な前記酸化反応条件は、式(5)の前記化合物及び前記酸化剤を溶媒中で一緒に混合することを含む、請求項42~44のいずれか一項に記載の方法。
- 前記溶媒は有機溶媒を含む、請求項45に記載の方法。
- 式(6)の前記化合物を形成するのに有効な前記酸化反応条件は、有効量の(2,2,6,6-テトラメチルピペリジン-1-イル)オキシダニル(TEMPO)の存在下で、式(5)の前記化合物及び前記酸化剤を一緒に混合することを含む、請求項42~46のいずれか一項に記載の方法。
- 式(6)の前記化合物を形成するのに有効な前記酸化反応条件は、有効量の無機塩基の存在下で、式(5)の前記化合物及び前記酸化剤を一緒に混合することを含む、請求項42~47のいずれか一項に記載の方法。
- 前記無機塩基はNaHCO3を含む、請求項48に記載の方法。
- 式(6)の前記化合物を形成するのに有効な前記酸化反応条件は、LiCl、LiBr、NaCl、NaBr、KCl、KBr、及びそれらの混合物から選択される有効量の無機塩の存在下で、式(5)の前記化合物及び前記酸化剤を一緒に混合することを含む、請求項42~49のいずれか一項に記載の方法。
- 前記無機塩はNaBrを含む、請求項50に記載の方法。
- 式(6)の前記化合物を形成するのに有効な前記酸化反応条件は、約-25℃~約25℃の範囲の反応温度を含む、請求項42~51のいずれか一項に記載の方法。
- 式(6)の前記化合物を形成するのに有効な前記酸化反応条件は、2分~4時間の範囲の反応時間を含む、請求項42~52のいずれか一項に記載の方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US202063037766P | 2020-06-11 | 2020-06-11 | |
US63/037,766 | 2020-06-11 | ||
PCT/US2021/036665 WO2021252667A1 (en) | 2020-06-11 | 2021-06-09 | Methods of making wee1 inhibitor compounds |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023530085A true JP2023530085A (ja) | 2023-07-13 |
Family
ID=78846556
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022576010A Pending JP2023530085A (ja) | 2020-06-11 | 2021-06-09 | Wee1阻害剤化合物の作製方法 |
Country Status (11)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20230234956A1 (ja) |
EP (1) | EP4153591A4 (ja) |
JP (1) | JP2023530085A (ja) |
KR (1) | KR20230038202A (ja) |
CN (1) | CN116056708A (ja) |
AU (1) | AU2021287910A1 (ja) |
CA (1) | CA3186632A1 (ja) |
IL (1) | IL298971A (ja) |
MX (1) | MX2022015646A (ja) |
TW (1) | TW202214638A (ja) |
WO (1) | WO2021252667A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116462687A (zh) * | 2022-01-18 | 2023-07-21 | 江苏天士力帝益药业有限公司 | Wee1抑制剂及其制备和用途 |
WO2024031048A1 (en) * | 2022-08-05 | 2024-02-08 | Recurium Ip Holdings, Llc | Wee1 compound for treating uterine serous carcinoma |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ITPI20150036A1 (it) * | 2015-05-08 | 2016-11-08 | Mac Design S R L | Capsula per contenere una polvere alimentare e dispositivo per preparare una bevanda a partire da detta polvere alimentare contenuta in detta capsula |
CN110300590A (zh) * | 2016-10-21 | 2019-10-01 | 林伯士拉克许米公司 | Tyk2抑制剂及其用途 |
IL276802B2 (en) * | 2018-03-09 | 2023-09-01 | Recurium Ip Holdings Llc | Transduced 2,1-dihydro-3h-pyrazolo[4,3-d]pyrimidine-3-ones |
-
2021
- 2021-06-09 EP EP21821961.6A patent/EP4153591A4/en active Pending
- 2021-06-09 KR KR1020237001260A patent/KR20230038202A/ko unknown
- 2021-06-09 JP JP2022576010A patent/JP2023530085A/ja active Pending
- 2021-06-09 CA CA3186632A patent/CA3186632A1/en active Pending
- 2021-06-09 MX MX2022015646A patent/MX2022015646A/es unknown
- 2021-06-09 AU AU2021287910A patent/AU2021287910A1/en active Pending
- 2021-06-09 US US18/001,234 patent/US20230234956A1/en active Pending
- 2021-06-09 IL IL298971A patent/IL298971A/en unknown
- 2021-06-09 CN CN202180058014.7A patent/CN116056708A/zh active Pending
- 2021-06-09 WO PCT/US2021/036665 patent/WO2021252667A1/en active Application Filing
- 2021-06-11 TW TW110121419A patent/TW202214638A/zh unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
MX2022015646A (es) | 2023-02-27 |
KR20230038202A (ko) | 2023-03-17 |
EP4153591A4 (en) | 2024-01-24 |
US20230234956A1 (en) | 2023-07-27 |
CN116056708A (zh) | 2023-05-02 |
CA3186632A1 (en) | 2021-12-16 |
TW202214638A (zh) | 2022-04-16 |
AU2021287910A1 (en) | 2023-02-02 |
EP4153591A1 (en) | 2023-03-29 |
WO2021252667A1 (en) | 2021-12-16 |
IL298971A (en) | 2023-02-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2023530085A (ja) | Wee1阻害剤化合物の作製方法 | |
US10882864B2 (en) | Process for preparing BTK inhibitors | |
PH12015501494B1 (en) | Method for producing substituted 5-fluoro-1h-pyrazolopyrimidines | |
KR20170039121A (ko) | 3-(3-클로로-1h-피라졸-1-일)피리딘의 제조 방법 | |
CN108884100B (zh) | 吡咯并六元杂芳环类衍生物的制备方法及中间体 | |
KR20150041650A (ko) | (s)-3-(4-((4-(모르폴리노메틸)벤질)옥시)-1-옥소이소인돌린-2-일)피페리딘-2,6-디온 및 이의 약학적으로 허용가능한 형태의 제조를 위한 공정 | |
CN109641891B (zh) | 新化合物和方法 | |
US20090076287A1 (en) | Method of obtaining derivatives of 4-(n-alkylamine)-5,6-dihydro-4h-thieno-[2,3-b]-thiopyran | |
TWI785660B (zh) | 嘧啶基-3,8-二氮雜雙環[3.2.1]辛烷基甲酮衍生物及其鹽之製備 | |
TW202031638A (zh) | 1,4-二氮雜環辛烷化合物或其鹽 | |
JP2023553051A (ja) | (9S)-N-[3-(6-メチルピリミジン-4-イル)-3-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル]-9-(2,3,4-トリフルオロフェニル)-6,7,8,9-テトラヒドロ-5H-[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]アゼピン-2-アミンの調製のための方法、および、その固体形態 | |
CN113105436B (zh) | 吡唑类化合物的制备方法及其中间体 | |
CN108864113B (zh) | 一种mdm2-hdac双靶点抑制剂、药物组合物及其制备和用途 | |
TW202237613A (zh) | 製備4-(3,5-二氟苯基)-N-[3-(6-甲基嘧啶-4-基)-3-氮雜雙環[3.2.1]辛-8-基]-6,7-二氫-5H-[1,2,4]三唑并[1,5-a]嘧啶-2-胺之方法 | |
CN115974870A (zh) | 一种帕利哌酮的制备方法 | |
KR20060070566A (ko) | 디페닐 에테르 화합물의 신규 제조방법 |