JP2023504980A - 車両を動作させる方法、装置および車両 - Google Patents
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Abstract
車両(10)を動作させる方法が提示され、その方法では、割り当てられた権限証明要素(3)の車両内における存在が車両の動作中に監視され、割り当てられた権限証明要素が認識されないときは、車両が保安状態(21)で動作させられ、その保安状態において少なくとも一つの車両の性能パラメータが少なくとも一時的に変更される。
Description
本願は、車両を動作させる方法、装置および車両に関する。
アクセス要素を携帯することで車両ユーザがそのアクセス要素を操作しなくても車両へのアクセス権を得る所謂キーレスアクセスシステム(keyless access systems)が車両に関して利用できる。アクセス管理を上手くパスして原動機を始動させた後は、アクセス要素が車両内に無い或いはもはや存在しない場合にも車両を使用することができる。
車両の不正使用を困難にすることが課題である。
この課題は、独立請求項に係る車両を動作させる方法、装置および車両により解決される。さらに他の態様と利便性は、従属請求項の主題である。
車両、例えば自動車を動作させる方法が提示される。
本方法の少なくとも一つの実施形態によれば、割り当てられた権限証明要素の車両内における存在が車両の動作中に監視される。特に、割り当てられた権限証明要素の存在の監視が走行中、つまり原動機の始動後も行なわれる。
割り当てられた権限証明要素とは、一般に、車両ユーザ(権限証明要素はこの車両ユーザのものである。)が身に付けることができ、権限証明信号を車両側のコントロールユニットに宛てて送信できる要素のことを言う。例えば、権限証明要素は、キーフォブの一部またはキーフォブとして形成されている。別の言い方をすると、割り当てられた権限証明要素は、車両を使用するため、例えば車両および/またはトランクルームの内部にアクセスするか或いは原動機を始動するかの少なくともいずれかのための権限チェック用の“電子キー”である。一つの車両には、例えば車両の所有者によりオーソライズされた一人以上の人物に対して複数の権限証明要素が割り当てられていてもよい。
本方法の少なくとも一つの実施形態によれば、割り当てられた権限証明要素が認識されないときは、車両が保安状態で動作させられる。従って、割り当てられた権限証明要素のチェックが上手くいかない場合、車両は通常状態から保安状態へ移行させられる。別の言い方をすると、保安状態は、通常状態からの差に対応するのに用いられる動作モードである。
本方法の少なくとも一つの実施形態によれば、保安状態において少なくとも一つの車両の性能パラメータが少なくとも一時的に変更される。一般に、車両の動作能力に直接的または間接的に影響するパラメータは、性能パラメータとされる。特に、少なくとも一つの性能パラメータは、保安状態にある車両の動作能力が通常状態にある車両の動作能力と比較して低下するように変更される。従って、保安状態では、車両は、少なくとも一時的に狙い通りに車両の動作能力を下げた状態に移行させられる。例えば、性能パラメータは、車両の進行に直接的または間接的に影響する。例えば、性能パラメータは、少なくとも一時的に、最大でも元の値の70%に下げられる。例えば、保安状態を開始してから所定時間が経過した後(例えば1分後)の値は、通常状態における元の値の40%以上かつ60%以下、例えば50%である。その後、少なくとも一つの性能パラメータは、さらに、例えば最大でも20%または10%に抑制することができる。
本方法の少なくとも一つの実施形態においては、車両を動作させるために車両の動作中に割り当てられた権限証明要素の存在が監視され、割り当てられた権限証明要素が認識されないときには、車両が保安状態で動作させられる。その保安状態では、少なくとも一時的に少なくとも一つの車両の性能パラメータが変更される。
つまり、車両を始動した後も、割り当てられた権限証明要素が車両内部に存在するかどうかのチェックが実行される。割り当てられた権限証明要素を所有していない無権限者による車両の使用時には、車両が保安状態に移行することで、車両により前進することが(特に、原動機を停止しない限り原動機の動いている車両を無権限者が無制限に使用できる従来の車両セキュリティシステムを備えた車両と比較して)極めて困難になるようにできる。車両は、最悪の場合には、早々に長距離を越えて不正ユーザにとって安全な場所まで、および/または、国境を越えて走行し得る。
本方法の少なくとも一つの実施形態によれば、保安状態を開始してからの期間に応じて少なくとも一つの性能パラメータが抑制される。例えば、性能パラメータは、少なくとも一時的にランプ形(ランプ応答的/傾斜路的)に(傾斜を持たせて漸次)抑制される。例えば、抑制は、無段階に、或いは、少なくとも、車両に急にブレーキがかからない(カクッとならない)程度のかなり小さなステップで行なわれる。こうすることで、性能パラメータの抑制により車両または他の道路利用者に危険が生じるのを防ぐことができる。
本方法の少なくとも一つの実施形態によれば、少なくとも一つの性能パラメータは、保安状態の第一段階において、その第一段階よりも時間的に後にくる第二段階におけるよりも大きさが小さい勾配で抑制される。疑念がある場合は、指定される勾配は、それぞれ各段階における平均的な勾配を参照して決める。第一段階は、例えば、保安状態が開始すると直ぐに、つまり、割り当てられた権限証明要素が認識されなくなった時点で直ぐに開始する。
好ましくは、第一段階では、変更、特に、少なくとも一つの性能パラメータの抑制は行なわれないか或いは有意には行なわれない。つまり、第一段階は、さらなる走行が制限されていないか或いは少なくともそれほど制限されずに続けられる待機時間を意味する。データ伝送の短時間の障害のために割り当てられた権限証明要素の認識が上手く行かなかったものの、この障害が第一段階の間に解消されるときには、車両は、権限を持つ車両の運転者にとって快適な走行に制限を生じることなく、保安状態から通常状態に戻すことができる。例えば、第一段階の期間は、5秒以上かつ1分以下の長さである。保安状態は、二つよりも多い段階を有していてもよく、それらの段階同士で性能パラメータの勾配がそれぞれ変るのでもよい。
本方法の少なくとも一つの実施形態によれば、保安状態にある間、権限証明要素が認識されないというメッセージが運転者に出力される。このメッセージは、まだ保安状態の第一段階にある間に適切に通知される。すると、運転者は、権限証明要素が認識されないことについて考えられる原因をチェックし、場合によってはそれを取り除くことができる。
本方法の少なくとも一つの実施形態によれば、割り当てられた権限証明要素の存在の監視が車両の動作中に繰返し実行される。例えば、監視は、継続的に、或いは、定期的に、例えば、0.1秒以上かつ30秒以下の間隔で行なわれる。二つのチェックの間隔が短いほど、車両をより速く保安状態に移行させることができる。
本方法の少なくとも一つの実施形態によれば、割り当てられた権限証明要素の存在を監視するために、車両の権限証明コントロールユニットと割り当てられた権限証明要素との間で、特にワイヤレス接続を介したペアリングが試行される。例えば、ワイヤレス接続は、例えばkHz帯若しくはMHz帯の無線、Bluetooth、近距離無線通信(Near Field Communication,NFC)またはWLAN(Wireless Local Area Network)を介して行なわれる。
本方法の少なくとも一つの実施形態によれば、権限証明コードが時間とともに変化する。つまり、割り当てられた権限証明要素は、同じ権限証明コードを一貫して送信するのではなく、時間とともに変化する権限証明コードを送信する。これにより、無権限者にとって割り当てられた権限証明要素を偽装することが困難になる。
本方法の少なくとも一つの実施形態によれば、少なくとも一つの性能パラメータは、車両の原動機制御に影響を与えるパラメータである。例えば、性能パラメータは、車両の最大速度または最大トルクである。つまり、保安状態において、原動機の動作能力の狙い通りの電子的な抑制を行なうことができる。
例えば、最大速度は、少なくとも一時的に40km/h以上かつ80km/h以下の値、好ましくは50km/h以上かつ70km/h以下の値に抑制される。権限証明要素が正しく認識されない場合、車両の運転者は、例えば近くの駐車場などの安全な場所に赴くことができる。同時に、抑制された最大速度は非常に遅く、その結果、長距離を進むことは不可能になるか或いは少なくともかなり制限されてしまう。
本方法の少なくとも一つの実施形態によれば、保安状態において車両の二つ以上の性能パラメータが変更、特に抑制される。例えば、最大速度と最大トルクの抑制が行なわれる。この場合、性能パラメータの変更は、保安状態の様々な期間にわたって、および/または、様々な勾配によって、実行することができる。
本方法の少なくとも一つの実施形態によれば、割り当てられた権限証明要素が再認識されると、車両の保安状態から通常状態への切り換えが行なわれる。つまり、権限を持つ運転者は、車両を再び元の完全な動作能力で使用できる。
さらに、上記の方法を実行するように構成された装置が提示される。例えば、本方法がコンピュータプログラムとして実装され、そのコンピュータプログラムをこの装置により実行することで、車両、特にこの装置が、本方法を実行するように指示を行なう。この装置は、適切に車両の権限証明コントロールユニットにデータ接続された状態にある。
装置の少なくとも一つの実施形態によれば、この装置は、車両の原動機制御ユニットとされているか或いは車両の原動機制御ユニットにデータ接続された状態にある。これにより、特に車両の動作能力、特に原動機の動作能力への直接的な介入を行なうことができる。これにより、車両の使用は、無権限者にとってさらに困難になる。
さらに、上記の装置を備えた車両が提示される。
車両の実施形態によれば、割り当てられた権限証明要素は、運転者が無操作で車両にアクセスできるように、特に車両動作を可能とするように設けられている。無操作とは、ここでの文脈では、車両を使えるようにするのに、運転者が割り当てられた権限証明要素を身に付けてさえいればよいという意味である。つまり、運転者は、車両の使用に際してとても快適なアクセスが使える状態にあると同時に、盗難後の無権限者の車両の使用、特に前進はかなり困難である。
さらなる態様と利便性は、図に関連した実施例の以下の説明から明らかになる。
これらの図は、いずれも概略的な図であるため、縮尺どおりではない。むしろ、見やすくしたり、および/または、分かりやすくしたりするために、個々の要素を誇張して大きく示している。
図1には、説明した方法の例示的な進み方が示されており、信号値が1または0の論理信号S、単位をkm/hとした最大速度VMAXおよび単位をNmとした最大トルクMMAXが、それぞれ単位を秒とした時間tの関数として記されている。
このとき、この信号Sは、割り当てられた権限証明要素の存在をチェックした結果を表し、例えば、チェックが上手く行けば信号値1、チェックが上手く行かなければ信号値0の状態になる。
割り当てられた権限証明要素が時刻(時点)t=0で認識される。それに対応して通常状態20になっている。第一の時点(時刻)201で割り当てられた権限証明要素が認識されなくなる。信号Sは、最初の信号値1から0に低下する。
第一の時点201で保安状態21への切り換えが行なわれる。保安状態21の第一段階211において、車両の運転者は、例えば、割り当てられた権限証明要素が認識されなくなったというメッセージを受け取る。しかしながら、第一段階211にあるうちは、車両の性能パラメータへの介入はまだ行なわれないので、運転者は、しばらく(図示された例では10秒間)は制限なしに運転し続けることができる。特に、割り当てられた権限証明要素が障害のために短期間正しく認識されなかった場合、そして、この障害が第一段階211の期間中に解消すれば、運転者は快適さに何ら制限を受けないであろう。
保安状態21の第二段階212において、最大速度VMAXおよび最大トルクMMAXのいずれもがランプ形に(傾斜路的に漸次)低減される。最大速度VMAXをランプ形に低下させることにより、車両の急ブレーキとそれに伴う運転者や道路利用者への潜在的なリスクとが回避される。例えば、最大速度は60km/hまで下げられる。
最大トルクMMAXは、一例としてランプ形に二段階で下がるが、最大トルクは、第一のランプ(傾斜路)を経た後は、例えば時刻t=30sにおいて、運転者が加速により危険な状況から脱することができるのに十分な大きさであるゼロとは異なる下の閾値213(一例として100Nm程度)で横ばいとなる。第二のランプ(傾斜路)にある間(一例としてt=90sからt=100sの間)に、最大トルクMMAXは、連続的に0まで下がり、その結果、車両の原動機は、それ以降加速を全く行なえなくなる。
こうして、保安状態21では、特に第一段階211を経た後、車両の動作能力が著しく制限される。無権限者が車両へのアクセス権を得て、原動機を始動することに成功したとしても、割り当てられた権限証明要素の存在を走行中に繰返し監視することにより保安状態への切り換えが行なわれ、盗難場所から車両で逃走することは、かなり制限された状態でしかできないことが保証される。
同時に、権限を持つ運転者が、割り当てられた自身の権限証明要素が障害のせいで認識されなくなった場合に、車両の動作能力が制限されるにもかかわらず依然として安全な場所まで車両を動かせることが保証される。
さらに、図1には、割り当てられた権限証明要素が再び認識される場合が具体的に示されている。
第二の時点202において、割り当てられた権限証明要素を認識するチェックが成功し、それに合わせて信号Sが対応する元の信号値1まで上昇する。保安状態21から通常状態20への切り換えが行なわれる。最大速度VMAXと最大トルクMMAXは、再び元のレベルまで増加させることができる。これは、運転者による意図しない突然の加速或いは車両の速度の急激な上昇が起きないように適切に行なわれる。例えば、最大速度VMAXと最大トルクMMAXは、ランプ形に(傾斜路的に漸次)増加させられる。この場合、その傾きは、通常状態20から保安状態21への切り換えのときよりも大きさが大きくてもよい。
もちろん、一例としての推移は、本願の基本的な考え方から逸脱することなく様々に変えることができる。例えば、性能パラメータを一つだけ、例えば最大速度だけ、或いは最大トルクだけ、または他の性能パラメータを一つだけ変更することもできる。
保安状態21における一つまたは複数の性能パラメータの大きさ及び一つ又は複数の性能パラメータの傾きは、値に幅があってもよい。例えば、傾きは一定ではなく、少なくとも一時的に時間に応じて変化してもよい。
さらに、一つ又は複数の性能パラメータの変更は、保安状態21の第一段階211において既に実行されてもよい。しかしながら、適切には、第一段階211における性能パラメータの傾きは、大きさとして後に続く第二段階212におけるものよりも小さい。
第一段階211の期間は、変化させることもでき、例えば5秒以上かつ1分以下の大きさとすることができる。さらに、第一段階211を省略することも考えられる。
図2には、保安状態における性能パラメータとして最大速度が変更される動作ロジックが具体的に示されている。
この動作ロジックは、変数入力として権限認証31のステータスと保安状態を開始してからの時間32を取得する。保安状態を開始してからの時間32は、マッピング部51に送られる。権限認証31のステータスは、ステータスチェック部52に送られる。さらに、動作ロジックは、通常状態41における最大速度に関するパラメータ、正の勾配係数43および負の勾配係数44を取得する。
出力として最大速度61が出力される。権限認証31のステータスが肯定的である場合、最大速度61は、通常状態41における最大速度に相当する。
そうでない場合、つまり、保安状態では、最大速度は、保安状態を開始してからの時間32に応じて、最大値形成部51と勾配形成部53により変更される。
図3では、保安状態における性能パラメータとして最大トルクが変更される対応する動作ロジックが示されている。
この動作ロジックは、基本的に、図2との関連で説明した動作ロジックに対応する。それとの違いにおいて、動作ロジックは、追加の変数入力として原動機回転数33を取得する。
さらに、最大速度の代わりに、通常状態における最大トルク42がパラメータとして予め与えられる。動作ロジックは、割り当てられた権限証明要素の認識のステータスに応じて通常状態における最大トルクであるか或いは低下させた最大トルクである最大トルク62を出力として供給する。
図4には、装置1を備えた車両10に関する実施例が示されており、この装置は、上述の方法を実施するように構成されている。例えば、装置1は、車両10の原動機制御ユニットであるか、或いは装置は、車両の原動機制御ユニットにデータ接続された状態にある。
この装置1は、権限証明コントロールユニット101とデータ接続された状態にあり、車両10の室内における割り当てられた権限証明要素3の存在を監視し、対応する信号を装置に供給する。このような権限チェックシステムは、キーレスゴーまたはコンフォートアクセスとも呼ばれる。
車両の動作中に割り当てられた権限証明要素3が認識されない場合、車両の運転者は、そのことについて、例えば、運転者の視界内の表示装置102上の然るべきメッセージを通じて通知してもらうことができる。
例えば、キーフォブまたはモバイル電子デバイスの形態の割り当てられた権限証明要素3は、特に、権限を持つ車両10の運転者が、無操作で、つまり携帯するだけで、車両10の室内にアクセスし、原動機を始動することを可能にするように構成されている。そのために例えば、割り当てられた権限証明要素3と権限証明コントロールユニットとの間のペアリングが行なわれる。権限証明コントロールユニット101の側で受け付けられる権限証明コードは、権限チェックのセキュリティを高めるために時間とともに変化してもよい。
全体として、説明した方法およびそのような装置を用いて、権限を持つ運転者の操作の快適さを制限することなく、無権限者による車両の使用をかなり困難にすることができる。
1 装置
10 車両
101 権限証明コントロールユニット
102 表示装置
20 通常状態
201 第一の時点
202 第二の時点
21 保安状態
211 第一段階
212 第二段階
213 下の閾値
31 権限認証のステータス
32 保安状態を開始してからの時間
33 原動機回転数
41 通常状態における最大速度
42 通常状態における最大トルク
43 正の勾配係数
44 負の勾配係数
51 マッピング部
52 ステータスチェック部
53 勾配形成部
61 最大速度
62 最大トルク
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213 下の閾値
31 権限認証のステータス
32 保安状態を開始してからの時間
33 原動機回転数
41 通常状態における最大速度
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44 負の勾配係数
51 マッピング部
52 ステータスチェック部
53 勾配形成部
61 最大速度
62 最大トルク
Claims (15)
- 車両(10)を動作させる方法であって、割り当てられた権限証明要素(3)の車両内における存在が車両の動作中に監視され、割り当てられた権限証明要素が認識されないときは、車両が保安状態(21)で動作させられ、その保安状態において少なくとも一つの車両の性能パラメータが少なくとも一時的に変更される
方法。 - 保安状態を開始してからの期間に応じて少なくとも一つの性能パラメータが抑制される
請求項1に記載の方法。 - 保安状態の第一段階(211)では、その第一段階よりも時間的に後にくる第二段階(212)におけるよりも大きさが小さい勾配で少なくとも一つの性能パラメータが抑制される
請求項1または2に記載の方法。 - 保安状態にある間、権限証明要素が認識されないというメッセージが車両の運転者に出力される
請求項1から3のいずれかに記載の方法。 - 割り当てられた権限証明要素の存在の監視が車両の動作中に繰返し実行される
請求項1から4のいずれかに記載の方法。 - 割り当てられた権限証明要素の存在を監視するために、割り当てられた権限証明要素と車両の権限証明コントロールユニットとの間で、ワイヤレス接続を介したペアリングが試行される
請求項1から5のいずれかに記載の方法。 - 権限証明コードが時間とともに変化する
請求項1から6のいずれかに記載の方法。 - 性能パラメータは、車両の最大速度または最大トルクである
請求項1から7のいずれかに記載の方法。 - 保安状態において車両の二つ以上の性能パラメータが抑制される
請求項1から8のいずれかに記載の方法。 - 保安状態を開始してから所定の期間まで、性能パラメータがせいぜい下の閾値(213)までしか抑制されない
請求項1から9のいずれかに記載の方法。 - 割り当てられた権限証明要素が再認識されると、車両の保安状態から通常状態への切り換えが行なわれる
請求項1から10のいずれかに記載の方法。 - 請求項1から11のいずれかに記載の方法を実行するように構成された装置。
- 車両の原動機制御ユニットとされているか或いは車両の原動機制御ユニットにデータ接続された状態にある請求項12に記載の装置。
- 請求項12または13に記載の装置を備えた車両。
- 権限証明要素は、運転者が無操作で車両にアクセスできるように、特に車両動作が可能となるように設けられている
請求項14に記載の車両。
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