JP2023176953A - 乗客コンベアシステム、及び乗客コンベア用表示装置 - Google Patents

乗客コンベアシステム、及び乗客コンベア用表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】透明な欄干を有する乗客コンベアに乗客が乗っている場合に、乗客コンベアの外側からののぞき込みを防止することができる、乗客コンベアシステム、及び乗客コンベア用表示装置を提供する。【解決手段】前後方向に走行する踏段30と、踏段30の左右両側に設けられた透明部材からなる欄干36と、欄干36に設けられた一又は複数の透明ディスプレイ74とを有する乗客コンベア10と、乗客コンベア10を撮影するカメラ80と、カメラ80で撮影した画像に基づいて乗客コンベア10の乗客を検知した場合には、透明ディスプレイ74の下部に乗客コンベア10の外側から前記乗客の一部が見えないようにするのぞき込み防止用の表示をする制御装置50とを有する、乗客コンベアシステムとする。【選択図】 図2

Description

本発明の実施形態は、乗客コンベアシステム、及び乗客コンベア用表示装置に関するものである。
エスカレータや動く歩道などの乗客コンベアの欄干にガラスなどの透明部材が適用された場合、乗客コンベアの外側、特に下方の位置からのぞき込みが発生するおそれがある。
従来は、のぞき込み防止のために、欄干に目隠し板や目隠しシートを貼り付けたりしていたが、透明な欄干の意匠性が損なわれるという問題点があった。
特開2007-223720号公報 特開2022-28526号公報
そこで本発明の実施形態は上記問題点に鑑み、透明な欄干を有する乗客コンベアに乗客が乗っている場合に、乗客コンベアの外側からのぞき込みを防止することができる、乗客コンベアシステム、及び乗客コンベア用表示装置を提供することを目的とする。
本発明の実施形態は、前後方向に走行する踏段と、前記踏段の左右両側に設けられた透明部材からなる欄干と、前記欄干に設けられた一又は複数の透明ディスプレイとを有する乗客コンベアと、前記乗客コンベアを撮影するカメラと、前記カメラで撮影した画像に基づいて前記乗客コンベアの乗客を検知した場合には、前記透明ディスプレイの下部に、前記乗客コンベアの外側から前記乗客の一部が見えないようにするのぞき込み防止用の表示をする制御装置とを有する、乗客コンベアシステムである。
本発明の一実施形態を示すエスカレータの側面から見た説明図であり、上階から下階を見た場合に、左側の構造物を省略した図。 本発明の一実施形態のエスカレータにおける制御方法1を説明する簡略図。 本発明の一実施形態のエスカレータにおける電気的構成を説明するブロック図。 本発明の一実施形態に係る制御方法1を示すエスカレータのフローチャート。 本発明の一実施形態に係る制御方法1において乗客の位置に対応する透明ディスプレイ74A~74Dを示す対応表。 本発明の一実施形態のエスカレータにおける制御方法2を説明する簡略図。 本発明の一実施形態に係る制御方法2を示すエスカレータのフローチャート。 本発明の一実施形態に係る制御方法2において乗客の進行方向前側に位置する透明ディスプレイ74A~74Dを示す対応表。
以下、本発明の一実施形態のエスカレータを図1~図8に基づいて説明する。
(1)エスカレータ10
エスカレータ10の構造について、図1~図3を参照して説明する。
図1に示すように、エスカレータ10の枠組みであるトラス12が、建屋1の上階と下階に跨がって支持アングル2,3を用いて支持されている。
トラス12の上端部にある上階側の機械室14内部には、踏段30を前後方向に走行させる駆動装置18、左右一対の駆動スプロケット24,24、左右一対のベルトスプロケット27,27が設けられている。駆動装置18は、誘導電動機(インダクションモータ)よりなるモータ20と、減速機と、この減速機の出力軸に取り付けられた出力スプロケットと、この出力スプロケットにより駆動する駆動チェーン22と、モータ20の回転を停止させ、かつ、停止状態を保持するディスクブレーキとを有している。この駆動チェーン22により駆動スプロケット24が回転する。左右一対の駆動スプロケット24,24と左右一対のベルトスプロケット27,27とは、不図示の連結ベルトにより連結されて同期して回転する。また、上階側の機械室14内部には、モータ20やディスクブレーキなどを制御する制御装置50が設けられている。
トラス12の下端部にある下階側の機械室16内部には、従動スプロケット26が設けられている。上階側の駆動スプロケット24と下階側の従動スプロケット26との間には、左右一対の無端の踏段チェーン28,28が掛け渡されている。すなわち、左右一対の踏段チェーン28,28には、複数の踏段30の車輪301が等間隔で取り付けられている。踏段30の車輪301はトラス12に固定された不図示の案内レールに沿って走行するとともに、駆動スプロケット24の外周部にある凹部と従動スプロケット26の外周部にある凹部に係合して上下に反転する。また、車輪302はトラス12に固定された案内レール25を走行する。
トラス12の左右両側には、左右一対のスカートガード44,44と左右一対の欄干36,36が立設されている。欄干36の上部に手摺りレール39が設けられ、この手摺りレール39に沿って手摺りベルト38が移動する。欄干36の上階側の正面下部には上階側の正面スカートガード40が設けられ、下階側の正面下部には下階側の正面スカートガード42が設けられ、正面スカートガード40,42から手摺りベルト38の出入口であるインレット部46,48がそれぞれ突出している。スカートガード44は、欄干36の側面下部に設けられ、左右一対のスカートガード44,44の間を踏段30が走行する。上下階のスカートガード44の内側面には、操作盤52,56、スピーカ54,58がそれぞれ設けられている。
欄干36はガラスやアクリルなどの透明部材からなり、図2に示すように、その内部には後述する表示装置70を構成する透明ディスプレイ74A~74Dが設けられ、透明ディスプレイ74A~74Dがあっても欄干36の背後にある物体が透けて見える程度に欄干36全体が透明無色である。図3に示すように、表示装置70は、制御装置50からの信号を受信する受信部72と、透明ディスプレイ74とを有している。透明ディスプレイは、透明なパネルと画像表示制御部を含み、透明なパネルとは、例えば有機ELや有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode:OLED)で構成された画像表示パネルである。また、透明ディスプレイは、スカートガード44内に設けた投射部から透明なパネルに画像を投射するものであってもよい。
図1に示すように、手摺りベルト38は、上階側のインレット部46から正面スカートガード40内に侵入し、案内ローラ群64を介してベルトスプロケット27に掛け渡され、その後、案内ローラ群66を介してスカートガード44内を移動し、下階側のインレット部48から正面スカートガード42外に表れる。そして、手摺りベルト38は、ベルトスプロケット27が駆動スプロケット24と共に回転することにより踏段30と同期して移動する。また、手摺りベルト38は回転するベルトスプロケット27に押圧部材68により押圧されることにより走行する。
上階側の機械室14の天井面にある乗降口には、上階側の乗降板32が水平に設けられ、下階側の機械室16の天井面にある乗降口には、下階側の乗降板34が水平に設けられている。乗降板32の先端には櫛歯状のコム60が設けられ、このコム60から踏段30が進出、又は、侵入する。また、乗降板34にも櫛歯状のコム62が設けられている。
図2に示すように、建屋1の天井面には、エスカレータ10の上階側から下階側までの状況を撮影することができるカメラ80が設けられている。カメラ80は、広角の画像で高解像度の撮影画像を取得できる機種であることが好ましく、エスカレータ10の全体を把握できるようにカメラ80の設置場所を決定するものとする。なお、複数台のカメラ80を用いて撮影するものであってもよい。
(2)エスカレータ10の電気的構成
エスカレータ10の電気的構成について、図3を参照して説明する。
制御装置50は信号を送信する送信部51を有している。表示装置70は、制御装置50からの信号を受信する受信部72と、透明ディスプレイ74とを有している。制御装置50と表示装置70とは、送信部51と受信部72とを介して接続されている。また、制御装置50には、駆動装置18、操作盤52,56、スピーカ54,58、カメラ80も接続されている。
(3)表示装置70の制御方法1
上記実施形態において、エスカレータ10の制御方法1について図2~図5を参照して説明する。この制御方法1は、例えば、図2に示すようにエスカレータ10の踏段30が下降しているときに、乗客に対するのぞき込みを防止するための制御方法である。
図4は本実施形態に係るエスカレータの制御方法1についてのフローチャートである。ステップS1において、制御装置50は、カメラ80を制御してエスカレータ10の乗り口から降り口までを含む所定の撮影領域を撮影する。次いで、ステップS2に進む。
ステップS2において、制御装置50は、ステップS1で取得した画像の解析を行う。この画像解析では、エスカレータ10の乗客の位置、移動方向、乗客の手荷物の有無、乗客の体勢などを把握するための情報を取得する。なお、この制御方法1では、プライバシー保護の観点から乗客の性別や服装は解析しない。次いで、ステップS3に進む。
ステップS3において、制御装置50は、ステップS2で取得した情報に基づいて、乗客の有無を判断する。乗客がいる場合はステップS4に進み(YES)、乗客がいない場合はステップS1に戻る(NO)。
ステップS4において、制御装置50は、ステップS2で取得した情報に基づいて、乗客100の位置を特定する。次いで、ステップS5に進む。
ステップS5において、制御装置50は、ステップS4で特定した乗客100の位置情報を知らせる信号を送信し、これを受信した表示装置70は、図5の対応表に従い、乗客100の位置情報に対応した透明ディスプレイ74の下部に、エスカレータ10の外側から乗客100の一部(例えば、下半身)が見えないようにする、のぞき込み防止用の表示をする。ここで「のぞき込み防止用の表示」としては、例えば、透明ディスプレイ74の下部の領域のみ、黒色、灰色、銀色などの単色の画像や意味のない図形などの画像を表示したり、また、広告の画像を表示したりする。この広告の画像は、乗客100がいる内側でなく、エスカレータ10の外側から欄干36を見て、内容がわかるように表示をすれば広告効果も得られる。次いで、ステップS6に進む。図2では、乗客100の位置が乗り口から2~3m地点(図2のX点)であり、これに対応する透明ディスプレイ74Cにのぞき込み防止用の表示をし、それ以外の透明ディスプレイ74A、74B、74Dは非表示にしている。図5の対応表はエスカレータ10の設置環境に応じて設定すればよい。なお、透明ディスプレイ74ののぞき込み防止用の表示は、少なくとも透明ディスプレイ74の下部(すなわち、高さ方向中央よりも下側の領域)に表示されていればよく、高さ方向中央よりも上側にものぞき込み防止用の表示をすることを排除するものではない。
ステップS6において、制御装置50は、撮影と画像解析を繰り返し行うことで乗客100の位置を追跡し、乗客100の位置情報を表示装置70へと随時送信することで、透明ディスプレイ74の表示もその位置情報に対応させて更新する。次いで、ステップS7に進む。
ステップS7において、制御装置50は、ステップS6で取得した位置情報から、乗客100がエスカレータ10から降りたかどうか判断する。降りた場合はステップS8に進み(YES)、降りていない場合はステップS6に戻る(NO)。
ステップS8において、制御装置50は透明ディスプレイ74を非表示にし、のぞき込み防止の表示を終了する。そして、ステップS1に戻る。
(4)制御方法1の効果
本実施形態によれば、乗客がいる場合に、欄干36の透明ディスプレイ74の下部に表示をすることでのぞき込みを防止することができる。また、乗客がいない場合には、透明ディスプレイ74を非表示にすることができ、意匠性を損なうこともない。さらに、透明ディスプレイ74に広告や、運転方向表示、運転状況(省電力運転や停止中、点検中、エラーコードなど)を表示させることもできる。
(5)制御方法1の変更例
上記実施形態では、乗客コンベアがエスカレータである例について説明したが、乗客コンベアが動く歩道である場合に、上記と同様に制御方法1を行ってもよい。
上記実施形態では、乗客100の位置を特定し、乗客100の位置に対応する透明ディスプレイ74にのぞき込み防止用の表示をする例について説明したが、乗客100が乗っている間、表示装置70(透明ディスプレイ74A~74D)全体にのぞき込み防止用の表示をするものであってもよい。
また、乗客100の性別や服装などに応じて、上記制御を行うかどうか判断するものであってもよい。すなわち、乗客100が女性である場合にのみ、のぞき込み防止の表示をするものであってもよい。このようなのぞき込みは、スカートをはいた女性を対象とした事例がほとんどであるため、プライバシー保護の観点よりも女性を保護する観点を重視する場合はこれにより高い効果が得られるためである。しかし、乗客が女性か否かの判断を画像解析から確実に行うのは難しいため、例えば、乗客100の脚が露出している場合にのみ、スカートをはいた女性と判断してのぞき込み防止の表示をしてもよい。
さらに、上記実施形態では、乗客100の位置に対応する透明ディスプレイ74の下部全体にのぞき込み防止用の表示をする例について説明したが、透明ディスプレイ74における乗客100の位置に対応する所定領域に脚を隠すようにのぞき込み防止用の表示をするものであってもよい。
(6)表示装置70の制御方法2
上記実施形態において、エスカレータ10の制御方法2について図6~図8を参照して説明する。この制御方法2は、上記制御方法1に加えて行うことができるものであり、例えば、図6に示すようにエスカレータ10の踏段30が下降しているときに、危険行為をする乗客に対して注意喚起をするための制御方法である。
図7は本実施形態に係るエスカレータの制御方法2についてのフローチャートである。ステップS21において、制御装置50は、カメラ80を制御してエスカレータ10の乗り口から降り口までを含む所定の撮影領域を撮影する。次いで、ステップS22に進む。
ステップS22において、制御装置50は、ステップS21で取得した画像の解析を行う。この画像解析では、エスカレータ10の乗客の位置、移動方向、乗客の手荷物の有無、乗客の体勢などを把握するための情報を取得する。次いで、ステップS23に進む。
ステップS23において、制御装置50は、ステップS22で取得した情報に基づいて、乗客の有無を判断する。乗客がいる場合はステップS24に進み(YES)、乗客がいない場合はステップS21に戻る(NO)。
ステップS24において、制御装置50は、撮影と画像解析を繰り返し行うことにより乗客102の行動を追跡する。次いで、ステップS25に進む。
ステップS25において、制御装置50は、ステップS24で取得した情報に基づいて、乗客102が危険行為をしているかどうか画像を解析して判断する。危険行為をしている場合はステップS26に進み(YES)、危険行為をしていない場合はステップS30に進み、乗客102が降りるまでの間、ステップS24,S25を繰り返す(NO)。ここで、危険行為とは、例えば、乗客の走行、乗客の逆走、乗客の跳びはね、又は欄干から外側への乗り出し行為などである。
ステップS26において、制御装置50は、ステップS24で取得した情報に基づいて、乗客102の位置を特定する。次いで、ステップS27に進む。
ステップS27において、制御装置50は、危険行為を知らせる信号を送信し、これを受信した表示装置70は、図8の対応表に従い、乗客102の位置の進行方向前側に位置する透明ディスプレイ74の上部(すなわち、高さ方向中央よりも上側の領域)に、例えば「キケン!」などの、乗客102に対して危険行為をやめるように警告する注意喚起用の表示をする。この「注意喚起用の表示」は、のぞき込み防止用の表示とは異なり、踏段30に乗っている乗客102から見て判別できるように表示する。次いで、ステップS28に進む。図6では、乗客102の位置が乗り口から1~2m地点(図6のY点)であり、乗客102の進行方向前側に位置する透明ディスプレイ74Cに注意喚起の表示をしている。図8の対応表はエスカレータ10の設置環境に応じて設定すればよい。
ステップS28において、制御装置50は、撮影と画像解析を繰り返すことで危険行為の有無を追跡し、危険行為を中止したかどうか判断する。乗客102が危険行為を中止した場合はステップS29に進み(YES)、中止していない場合はステップS26に戻る(NO)。
ステップS29において、制御装置50は透明ディスプレイ74を非表示にし、注意喚起の表示を終了する。次いで、ステップS30に進む。
ステップS30において、制御装置50は、撮影と画像解析を繰り返すことで乗客102の位置を追跡し、取得した位置情報から、乗客102がエスカレータ10から降りたかどうか判断する。降りた場合はステップS21に戻り、降りていない場合はステップS24に戻る(NO)。
(7)制御方法2の効果
本実施形態によれば、乗客が危険行為をしている場合に、欄干36の透明ディスプレイ74の上部に注意喚起の表示をすることができる。制御方法1では透明ディスプレイ74の下部を利用してのぞき込み防止を行い、制御方法2では透明ディスプレイ74の上部を利用して危険行為に対する注意喚起を行うことで、透明ディスプレイ74において2つの機能を両立させることができる。また、乗客がいない場合には、透明ディスプレイ74を非表示にすることができ意匠性を損なうこともない。
(8)制御方法2の変更例
上記実施形態では、乗客102の位置を特定し、乗客102の位置の進行方向前側に位置する透明ディスプレイ74の上部に注意喚起の表示をする例について説明したが、透明ディスプレイ74A~74D全体の上部に注意喚起の表示をするものであってもよい。
上記実施形態では、表示装置70を用いて注意喚起を行う例について説明したが、これに加えてスピーカ54,58から音声による注意喚起を行うものであってもよい。上記実施形態では、透明ディスプレイ74について複数の透明ディスプレイ74A~74Dを用いたが、1つの透明ディスプレイで構成されていてもよく、また、少なくとも1つの透明ディスプレイを用いていてもよい。
上記では本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の主旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1・・・建屋、10・・・エスカレータ、12・・・トラス、30・・・踏段、36・・・欄干、38・・・手摺りベルト、39・・・手摺りレール、50・・・制御装置、51・・・送信部、70・・・表示装置、72・・・受信部、74(74A~74D)・・・透明ディスプレイ、80・・・カメラ
本発明の実施形態は、前後方向に走行する踏段と、前記踏段の左右両側に設けられた透明部材からなる欄干と、前記欄干に設けられた一又は複数の透明ディスプレイとを有する乗客コンベアと、前記乗客コンベアを撮影するカメラと、前記カメラで撮影した画像に基づいて前記乗客コンベアの乗客を検知した場合には、前記透明ディスプレイの下部に、前記乗客コンベアの外側から前記乗客の一部が見えないようにするのぞき込み防止用の表示をする制御装置とを有し、前記制御装置が、前記乗客の位置を追跡し、前記乗客の位置情報に応じて前記透明ディスプレイの表示を更新して前記乗客の位置に対応する前記透明ディスプレイに前記のぞき込み防止用の表示をする、乗客コンベアシステムである。

Claims (10)

  1. 前後方向に走行する踏段と、前記踏段の左右両側に設けられた透明部材からなる欄干と、前記欄干に設けられた一又は複数の透明ディスプレイとを有する乗客コンベアと、
    前記乗客コンベアを撮影するカメラと、
    前記カメラで撮影した画像に基づいて前記乗客コンベアの乗客を検知した場合には、前記透明ディスプレイの下部に、前記乗客コンベアの外側から前記乗客の一部が見えないようにするのぞき込み防止用の表示をする制御装置と
    を有する、乗客コンベアシステム。
  2. 前記制御装置が、前記乗客の位置を追跡し、前記乗客の位置に対応する前記透明ディスプレイに前記のぞき込み防止用の表示をする、請求項1に記載の乗客コンベアシステム。
  3. 前記制御装置が、前記乗客の位置を追跡し、前記透明ディスプレイにおける前記乗客の位置に対応する所定領域に前記のぞき込み防止用の表示をする、請求項1に記載の乗客コンベアシステム。
  4. 前記制御装置が、前記乗客の危険行為を検知した場合には、前記透明ディスプレイの上部に、前記乗客に対し危険行為をやめるように警告する注意喚起用の表示をする、請求項1に記載の乗客コンベアシステム。
  5. 前記制御装置が、前記乗客の位置を追跡し、前記乗客の進行方向前側に位置する前記透明ディスプレイに前記注意喚起用の表示をする、請求項4に記載の乗客コンベアシステム。
  6. 前記危険行為が、乗客の走行、乗客の逆走、乗客の跳びはね、又は欄干から外側への乗り出し行為である、請求項4に記載の乗客コンベアシステム。
  7. 前記乗客コンベアが上階と下階とを接続するエスカレータである、請求項1に記載の乗客コンベアシステム。
  8. 乗客コンベアの透明部材からなる欄干に設けられた、透明ディスプレイと、
    前記乗客コンベアの制御装置から乗客の存在を知らせる信号を受信する受信部とを有し、
    前記受信部が前記信号を受信した場合に、前記透明ディスプレイの下部にのぞき込み防止用の表示をする、乗客コンベア用表示装置。
  9. 前記受信部が、前記制御装置から乗客の危険行為を知らせる信号を受信した場合に、前記透明ディスプレイの上部に、前記乗客に対し危険行為をやめるように警告する注意喚起用の表示をする、請求項8に記載の乗客コンベア用表示装置。
  10. 前記危険行為が、乗客の走行、乗客の逆走、乗客の跳びはね、又は欄干から外側への乗り出し行為である、請求項9に記載の乗客コンベア用表示装置。
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